2主人公(幻想水滸伝)

登録日:2011/06/05(日) 00:13:47
更新日:2023/04/16 Sun 19:18:59
所要時間:約 5 分で読めます




2主人公とは、幻想水滸伝2の主人公、それを元としたGBA版幻想水滸伝カードストーリーズ、及び幻想水滸外伝に登場するキャラクターである。

CV.小田久史(ドラマCD版)

デフォルトネームは無いが、小説とドラマCDではリオウ、漫画版ではタオとなっている。
ファンからの愛称は2主。


◇外見
外見年齢は16歳前後ほどの少年。
子犬のような小猿のような丸っこい目と、額の孫悟空のような金のわっかが特徴。今までのシリーズの主人公の中では、デザインは比較的おとなしめ。イメージカラーは前作主人公と同じ赤。
武器は木製のトンファーを使用している。


◇性格
幻水シリーズほぼ恒例の無個性なキャラクターである為、性格はプレイヤーによって様々。
ただし、前作より喋る機会が多く、外伝でも多少喋る為か、年相応ながら穏やかで心優しく、気の強い姉に振り回されつつも芯のしっかりした少年として描かれる場合が多い。


◇来歴

孤児であり、幼い頃に後の義姉であるナナミと共に、かつての都市同盟の英雄・ゲンカクに引き取られ、ハイランド王国の国境付近の田舎町キャロで暮らしていた。
裏切り者のゲンカクの家のものだと、幼い頃からいじめられていたが、明るい性格のナナミ、そして唯一無二の親友、ジョウイと一緒だったので、貧しいながらも幸せに暮らしていた。

ゲンカクの没後はジョウイと共にユニコーン少年隊に入隊。
ゲーム本編は、しばらく争っていた都市同盟とハイランドが休戦調停を結び、明日いよいよナナミが待つ家に帰れるというところから始まる…。

駐屯地で明日の帰宅を楽しみにしながら眠りにつく中、都市同盟の急襲を受ける。
その混乱の中、目撃したのは狂皇子ルカ・ブライトが仲間の兵達を殺す姿だった…
休戦をよしとしなかったルカは都市同盟がユニコーン少年隊を全滅させたと見せかけ、戦争を再開させようとしていたのだった。
殺されそうになったのをなんとか逃げ切り、たどり着いたのが敵地である都市同盟のとある砦。

しばらく捕虜として雑用をこなしながらも隙を見て脱出。ジョウイらと共にキャロを目指すが、都市同盟のスパイとしてナナミも一緒に捕まってしまう。
死刑になる直前、砦で世話になったビクトール、フリックらに助けられ、砦に戻る。
そして様々な場所を転々とし、仲間や想いを守る為、新同盟軍のリーダーとなり、祖国と戦うことになる……。
続きは追記を待つかプレイして下さい。


◇性能
主人公という事もあり、全体的に能力は高め。物語の途中で宿す輝く盾の紋章は右手に固定となり、主に回復等の補助がメインとなる為、他の場所には攻撃主体の紋章を宿すとバランスは良くなる。
破魔の紋章等と相性が良い。

協力攻撃は幼なじみ攻撃・姉弟攻撃・ニセモノ攻撃・Wリーダー攻撃の4種類。幼なじみ攻撃はストーリーの途中で使えなくなるが、終盤で一度使える機会がある。その際グラフィックが微妙に違う。
また、姉弟攻撃では息の合った攻撃を見せてくれるが、8分の1の確率でナナミがサボる。頑張れ弟。


◇エピソード

額にあるわっかは、開発終盤まではバンダナだったが、スタッフのふとした遊び心から孫悟空のわっかをつけてみたところ、想像以上に似合っていた為今のデザインとなった。
ゲーム上では、幼い頃にゲンカクにお祭りで買ってもらったという設定になっている(ナナミは食べ物を買ってもらった)
また、肩に巻いている黄色い布は、ゲンカクの形見でもある。

孤児である為か、シリーズ共通で具体的な年齢設定がない。
ナナミとは一度どっちがお兄ちゃん(お姉ちゃん)かで喧嘩したらしいのだが、結局ナナミの押しに負けてしまったとか。

余談だが、前述した台詞以外にも『2』はキャラのグラフィックが大幅に増えた為、主人公のアクションもかなり増えた。

走る、登る、戦うはもちろんのこと、眠る、踊る、床を磨く、押す、食べる、調理する、ガッツポーズ、ナナミに突き飛ばされて土壁にめり込む(めり込んだ跡も、ゲーム終盤になっても残っている)等、画面内をちょこまか動く主人公はかなり可愛い。
ドット可愛いよドット。
無論他のキャラもアクションはかなり多いが、やはり主人公のアクションの数はダントツ。


◇紋章

前述してあるように、右手に『輝く盾の紋章』を宿している。

ジョウイの宿す『黒き刃の紋章』と2つで1つの『始まりの紋章』と言う紋章である。
他の真なる紋章の例に違わず、強力な紋章であるが、「2つに分かれた紋章を宿す者同士は立場を違え、争う」ことを宿命付けられる。

この呪いにも似た宿命に抗うには、やはり星のもとに導かれた者を一同に集わせなければならないのだった。


以下、ネタバレ注意



















迎えるEDによっては彼のその後が大きく変わる。

  • ノーマル(BAD)ED
108星が集まらない、または集まったがナナミが死んでしまった場合は、新都市同盟の国王になる。
その際のジョウイの決闘はすっぽかすこともできる(その場合は約束の場所で待ち続けるジョウイの一枚絵で終わる)

  • 逃走ED
あるルートでナナミと全てを捨てて逃げるとこのED。
森小屋の一枚絵で終わり、その後歴史がどうなったかは語られない。

  • ベストED
108星を全て仲間にし、とあるシーンでナナミを生かすある選択肢を選ぶとこのED。

最後の決闘後、和解した幼なじみ3人で旅に出る。

外伝Vol.2はベストEDが採用され、データのコンバートをすれば裏ルートで無名諸国へと旅する3人のほのぼのとした様子が見れる。主人公の荷物ェ…。
因みに見る為にはLPを限界まで貯めないといけない。

本来はノーマルEDが正史とされていたが、開発終盤になり「1にもあったし、108星揃えたED作ろうよ」ということでベストEDが作られた。
正史でも、主人公は戦争終結後に姿を消し、新都市同盟のリーダーはテレーズということになっている。
コナミ側はベストEDが正史、ディレクターの村山吉隆はノーマルEDを正史と主張している。




エミリア「主人公さん、追記、修正お願いしますね。」

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最終更新:2023年04月16日 19:18