リーリエ(ポケモン)

登録日:2016/12/07 (水) 23:32:53
更新日:2023/09/23 Sat 04:32:07
所要時間:約 5 分で読めます





はい! わたしも全力を出すのです。


出典:ポケットモンスター サン&ムーン、1話『アローラ!はじめての島、はじめてのポケモンたち!!』、
16年11月17日~19年11月3日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

リーリエとは、ゲーム『ポケットモンスター サン・ムーン』のキャラクター。
名前の由来は英語の百合(Lily)もしくはドイツ語の百合(Lillie)からと思われる。

CV:真堂圭(アニポケ)、内田真礼(ポケマス)、茅野愛衣(Evolutions)


◆概要


物語の重大な鍵を握るとされる謎の少女。
本編開始の三ヶ月前に浜辺で倒れていた所をバーネット博士に保護され、そのまま彼女の夫であるククイ博士の助手として住み込みで働くことになった。
宝物はくたびれたピッピ人形。
かなりの方向音痴で、自称「裁縫は苦手」。

薄い金色の長髪に翡翠色の瞳、雪のように白い肌をした美少女で、南国であるアローラ地方の雰囲気とは少し異なる気品ある佇まいをしている。
服装も、白いノースリーブワンピースに白のつば広帽子という格好。
また、その姿には少々ミスマッチな印象の大きなドラムバッグを肩から提げており、 この中には何か動くものが入っている。
中身についてはかなり用心深く、信頼に値する人間にしか明かさない。

性格的には穏やかで心優しく、控えめで大人しいがやや気弱で臆病な面が見受けられ、
オニスズメの群れに怯えて橋を渡れなかったり、困難には主人公に頼ってしまう面が見受けられる。
ポケモントレーナーではなく、 ポケモンを戦わせることは好きではないが、主人公の勝負を応援してくれて、回復もお手の物。
ストーリー中ではこの自動回復にかなりお世話になる。
リーリエによれば大量のげんきのかけら、すごいキズぐすりピーピーエイドを持ち歩いてそれを使って回復してるとのこと。

ただし、手持ちポケモンがいないのにゴールドスプレーを多数持ち歩いて遭遇を回避したり(持ち運んでるポケモンが影響していると仮定すればいちおう説明はつくが…)、
途方もない超重量級のポケモンを軽々と持ち運ぶ(浮いているポケモンなので本人にかかる重量は少ないのかもしれないが)など、
「実は彼女自身のレベルが凄まじく高いのでは?」と指摘されたりもする。
(ついでに言うと、それらのアイテムを常に備蓄しておけるあたり経済力も相当のものである。)

そんな彼女だが……






ポケモン史上稀に見る超正統派ヒロインである














◆余談

  • 彼女が使っている大きなバッグは「リーリエが持っているドラムバッグ」として商品化されており、ポケモンセンターオンラインで販売された。
    …が、人気が殺到して瞬く間に完売してしまった。

  • ポケモンセンター限定販売のリーリエイラストのスリーブはキャラ人気と転売ヤーウルトラビーストが殺到したこともあり、大混乱になるほど人気が集中。
    酷い争いにフラダリと化すファンが続出した。また同日販売の「ポケモンカードゲーム サン・ムーン」のSR版リーリエも、
    そのイラストの可愛さもあって7500~1万円代に値段が高騰。かのデュエマ版ニコル・ボーラスを連想させる値段の高騰を見せたため、
    1リーリエ=1ニコルという単位が生まれるまでになり、デュエマ公式絵師の風太郎氏にもネタにされた。1リーリエ=163ゴッドファーザー
    なおその後スリーブの受注販売が発表されたため、入手は遅れるが転売されたものを購入する必要はなくなった。

  • なぜか数多くのベッドに寝ることができ、ベッドソムリエの主人公が一言コメントを残していくことでも知られるサン・ムーンだが、
    ククイ博士の研究所にあるリーリエのソファベッドにも当然寝ることができる
    「…… …… …… …… …… …… リーリエが 使っている ソファベッド……」(ベッドに寝ながら)
    なお、リーリエ本人はソファベッドのあるロフトを覗かれることを嫌がっている描写がある。
    にもかかわらずリーリエの部屋を覗くばかりかベッドにまで突撃する主人公ェ…。男主人公を選んでいた場合、完全に変態である。

  • 冒頭で述べたように、名前の由来はユリ科ユリ属の多年草「百合」のドイツ語読みである「Lilie」だと思われ、
    その花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」
    なんと別作品のある人物と同じである。(ただし、あちらは地方のモデルとなったフランスの象徴的な意匠である「フルールドリス」が元ネタのため、全く同じかというと微妙)
    ちなみに、彼女をはじめエーテル財団に関連する人物の名前の由来の植物は、全てドイツ語読みで統一されている。



アニメ版


出典:ポケットモンスター サン&ムーン、14話『勇気の結晶、リーリエとロコン!』、
16年11月17日~19年11月3日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

サトシが転入したポケモンスクールの生徒として登場し、クラスメイトになった。
服装については、スカートのデザインがゲームと若干異なり、フリル部分の半透明な部分が水色になっている。
一人称もこちらは「わたくし」に変更されており、性格も王道なヒロインキャラという印象の強いゲーム版と比べると真面目な優等生キャラっぽくなっている。

また、アニメ版の設定として、何故かポケモンに触れることができなくなっており
そればかりかポケモンが近づいただけで条件反射で避け、時には顔芸まで披露するほどポケモンと接触することを恐れている。
釣りの授業に至っては、ライドポケモンと釣り上げるポケモンとの接触に備えて全身を潜水服のようなスーツで完璧に防護するほど。

なお、ゲームでリーリエが寝泊まりしていたククイ博士のロフトはサトシが使っているため「じゃあリーリエはどこに住んでいるのか?」という疑問があったが、
7話で広い屋敷に住んでいることが判明。*2 そして同話にて幼い頃に母親・兄と一緒に撮った写真も登場した。
ゲームとは異なり母親と仲違いしてはいないようだが、が現在どうしているのかはリーリエも詳しく知らないとのこと。
さらにリーリエによれば、ポケモンが触れないのは過去に自分の身に「何か」があったことが原因なのだが、本人も何があったかよく覚えていないらしい。
その「何か」があったのは別のお屋敷で、母親は今もそのお屋敷で仕事をしているというが……?

リーリエ本人は自分の弱点を強く自覚しており、前述のような態度とは裏腹にきっかけさえあれば克服には割と積極的。
後に特別授業がきっかけでポケモンのタマゴを触ることに成功し、
加えてそのタマゴから誕生したアローラロコン(NN:シロン)もロケット団から庇おうと必死になった結果、触れるようになった。
30話では一時的にサトシのピカチュウと一緒にいることになり、サトシとピカチュウみたいに少しでも絆を深めたいという思いから、ジェイムズとバトルをし勝利、ピカチュウにも触れられるようになる。
その後もこれまでの経験を基に、徐々に他のポケモンとも触れ合うようになってきている。

ちなみに担当声優の真堂氏は前作『XY&Z』でセレナのライバル・ミルフィ(二代目)を担当していた。
次回作『ポケットモンスター』でもゴウの(幼少期)、ガラル地方ジョーイコハルイーブイ等を担当している。




ポケットモンスターSPECIAL


第14章で初登場。ゲームと同等の経緯でククイ博士の研究所に住み込んでいる。一人称はアニメと同じく「わたくし」。
「ゼンリョク祭り」のメインイベントである「ゼンリョクバトル」に、手違いでエントリーしたことをきっかけにムーンと出会う。
手持ちはほしぐもちゃんのみなゆえ、他者からの視線を異常に恐れていてバトルなど到底できる状態ではなく、結局バトル出場はムーンに代わってもらった。

ゲーム版と比べて、その心に負った傷の深さが強調されている。
どうやらルザミーネから精神的虐待を受けてきたようで、自分の容姿や服装に言及される(肯定されていても)とふさぎ込み、酷いときは震えだして失神してしまう。
そしてその苦しみに呼応してほしぐもちゃんが空間に穴を開ける様を目撃したバーネット博士は、
事件に密接にかかわることが分かったリーリエを「しまめぐり」に合流させることにした。
しかしウラウラ島に船で移動中のサンたちと落ち合った直後、野生のハギギシリの力でサンとリーリエは海に投げ出されてしまう。

漂着しアセロラに救われた二人は、そのままスーパーめがやす跡地での試練に挑んだ。
サンはミミッキュの執拗な攻撃に苦戦するが、そのコンプレックスに気付いたリーリエの言葉がきっかけで和解し手持ちとすることができた。



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最終更新:2023年09月23日 04:32

*1 ただし実際にカイロスにまとわりつかれたナッシー達が暴れていたため確かに危険な状況ではあった

*2 そもそもゲームのように財団から逃げ出してきたという背景がないので、普通に自宅で暮らしているのは当然と言えば当然。