堂島菜々子

登録日:2009/09/19(土) 12:53:35
更新日:2024/03/02 Sat 20:41:51
所要時間:約 8 分で読めます





ペルソナ4における「正義」コミュの担い手。 小学一年生。

主人公の叔父である堂島遼太郎の娘であり、主人公とは従兄妹の関係にある。母親を早くに亡くし、多忙な父に代わって家事を担う。
ジュネスが大好きで、よくジュネスのCMソングを歌っている。

やや内気で人見知りをすることもあるが、純粋で優しい性格。当初は主人公とも距離があったが、同居するうちに家族として打ち解けてゆき、
主人公に遊びに連れ出してもらった際、一緒に遊んでくれた主人公の友人の一人、里中千枝の「お兄ちゃん」発言を受けて主人公を「お兄ちゃん」と呼び始める。
「お兄ちゃん」と呼び始めてからは更に家族として仲を深め、甘えたり、手をつないだりといった行動を自然に行うほどになった。

彼女、及び遼太郎のコミュでは母親を失い、一度はすれ違っていた「家族」が再び形を取り戻すまでの過程を描いており、非常に重いテーマゆえに高い伝達力が必須。
しかしそれゆえに見ごたえがあるコミュでもあり、特にクライマックスは感動必至。

が、その直後に11/5を迎えるとちょっとヘコむ。
12/3には別の意味で涙腺崩壊する。彼女を想うあまり、間違った選択肢と分かっていてもそれを実行するプレイヤーが後を絶たなかった。


小学一年生にもかかわらず、作中ではかなり空気の読める人物で、りせの作った激辛オムライス、雪子の作った不毛な味のオムライス、
千枝の作った普通にマズいオムライスの地獄のオムライスラッシュに顔をしかめつつも「おいしい」と発言する等、大人。

寛容さオカン級の番長にも出来ないコトを平然とやってのける!そこに痺れる!憧れるゥ!
全国のプレイヤーが菜々子にまともなオムライスを食べさせている事を切に願う。

主人公を通じて花村陽介ら自称特別捜査隊メンバーとも仲良くなり、彼らからは妹のように可愛がられている。
その中でもクマとは仲が良く、自分の居場所に悩むクマを「また遊ぶ」約束で「ここにいてもいい」と励ましたことも。

前述の通り、主人公を「お兄ちゃん」と呼び慕う。物語終盤で「お兄ちゃんのお嫁さんになる」と発言し、多くのプレイヤーを身悶えさせた。しかも父親公認である。
グッジョブ!お義父さん!
その魅力はシスコンでもロリコンでも無く『ナナコン』と呼ばれる言葉が生み出されるほどであり、その影響は老若男女を問わない。
プレイヤーの大半が発症していると思われる。

仲間のコミュには必ず登場する=主人公をストーキングしている?ということにより、ヤンデレ疑惑が持たれている。
まあ狭い田舎町なので偶然でも済ませられる範囲である。


なお、上記以外のコミュ外イベントに『テストで学年一位のご褒美』がある。
これはテスト結果が張り出された後に菜々子に話しかけると、
お祝いとして『似顔絵付きメダル』や『紙粘土の腕輪』(テストの時期によって物が違う)等をプレゼントされる…というほのぼのとしたものだが、
実はこれらは装備可能なアクセサリであり、その性能もそれぞれ『力+5』『全パラメータ+5』というスグレモノ。
また類似のイベントで貰える『書きかけの表彰状』は、『一回死んでもHP1で復帰』という効果がある。
彼女の秘められた才能がうかがえる一コマである。

ナナコンはジャスティス!




以下ネタバレ



























11/5に連続誘拐事件の犯人にテレビの中に入れられる。
本人が6歳という幼い年齢の為、自身のシャドウは顕現しなかったが、却ってテレビの中の世界の影響を受け、救出後も意識不明の重体が続く。
犯人を追った遼太郎もこの際大怪我を負う為、この日以降、家に帰った主人公を迎えてくれる人物が居なくなる。……切ない。
気を紛らわす為に冷蔵庫を開けてみると、「冷蔵庫の中身は変わることはない……」と表示されてさらに切なくなるので注意。
BGMも変化してしまう。


12/3に容態が急変。
主人公の必死の呼び掛けも叶わず、主人公に手を握られたまま、静かに息を引き取る
この後、悲嘆に暮れる仲間達と共に事件の犯人を、(有り体に言ってしまえば)殺すか殺さないかの選択を迫られる。
選択によってストーリーは分岐するものの、菜々子自身はクマの必死の呼び掛けで心肺停止の状態から蘇生、一命を取り留める。
その後、バッドエンドなら主人公が八十稲羽を去るまで入院したままだが、ノーマル、トゥルーエンドだと無事退院する。
なので、真のナナコンならどんなに憎くても犯人を殺すのは止めよう。
もし、犯人を殺してしまうような選択をしてしまったら、菜々子は…


Persona4 The GOLDENにて永劫コミュMAX状態で出現する追加ダンジョンをクリアすることで見ることができる後日談(夏休み)では、なんとロングヘアーにイメチェンしている。
亡き母と同じくピアノに興味を持ち、ならいごととしてピアノを始めたらしい。なお、幼かった頃に母親にピアノを弾いてもらったことを覚えているそうだ。
最近はローカルテレビ局のお天気キャスター、久須美鞠子の『が~んばってねっと』がお気に入りで、よく真似しているとか。


菜々子の心を映したダンジョン、天上楽土のボーカルBGM「Heaven」は全文英詞であるが、和訳すると

あの思い出が頭から離れずにいる

から始まるひたすら遠い日を想う歌詞になっている。
ストーリー中にも言及されている通りいつもは気丈に振る舞っていながらも、
母親の死を受け入れ切れずにいる菜々子の気持ちを表しているこの曲は歌詞・曲・ナナコン魂が相まって、
曲の評価が高いペルソナ4の中でもかなり人気の曲となっている。

余談だが、彼女のくれるご褒美に、魔法回避率を上げる「ビーズの腕輪」というものがあるが、この自動スキルの名前が「大天使の加護」。
菜々子は公式で天使だった。

前述の通り、彼女のご褒美はどれも優れもの。自分のことのように喜んでくれる天使の姿を拝みたい人は頑張って生き字引を目指そう。


P4の格闘ゲーム『P4U』でも戦いはしないがシナリオなどでは登場。番長が『鋼のシスコン番長』呼ばわりを「悪くない」と言う気持ちがわかる、相変わらずの天使。
もともと家事をしていたが、それまではあまりしていなかった調理に関しても挑戦し始めたようで、久しぶりに手料理を振舞おうとする番長を張り切って手伝っていた。
ナビではほとんどのセリフがひらがなではあるが、一生懸命にこちらを鼓舞してくれる。
「ぶいっ!」「菜々子、バリアはったもん!」などのセリフでやる気を出さないプレイヤーがいるものか。

P4U2ではシナリオでの天使っぷり、ナビボイスに加えて、今回追加されたロビーモードでのアバターの一人に採用され(有料DLCだが)、ラウンドコールも収録された。
「誰か俺を止めてくれ!」などの立木ボイスでは燃えるコールも、菜々子ボイスでは癒しコールに早変わり。
しかしこの声で『キャプテン・ルサンチマン』とか言われるキャラクターの心境は複雑だろう。

P4D(ペルソナ4ダンシングオールナイト)でも登場。
原作の後遺症は全く感じられず元気いっぱいに踊る菜々子を愛でることができる。
とある事からイベントにバックダンサーとして参加することになった番長らに会いに堂島とともにタクラプロを訪れた。
そこでダンスのインストラクターから才能を見出され、なし崩し的に真下かなみとコンビを組み参加することとなる。
かなみが習得に2週間かかったというステップをほぼ数十分の体験レッスンでこなしてしまうなど、
ピアノを教えていたという亡き母のリズム感・音楽センスを受け継いでいるのだと思われる。
なお、好きな人を聞かれ「菜々子、お兄ちゃんのお嫁さんになる!」と断言している。番長爆ぜろ。

ちなみに、舌足らずながら嬉しそうにジュネスのCMソングを歌う菜々子の姿はP4A、P4GA両方で採用されるほど人気が高いが、担当声優の神田氏いわく、音程を取るのが難しいらしい。


菜々子が真ヒロインだと信じてやまない方は追記・修正よろしくお願いします。

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最終更新:2024年03月02日 20:41