マーシャル・ロウ(鉄拳)

登録日:2016/11/21 (月曜日) 17:06:00
更新日:2024/02/10 Sat 17:13:00
所要時間:約 9 分で読めます






その鼻っ柱、へし折ってやるぜ!



鉄拳シリーズの登場人物。(厳密には違うが)一応シリーズ皆勤。


◆プロフィール

国籍:アメリカ(中国系アメリカ人)
年齢:25(初代)、27(2)、46(3)、48(4以降)
身長:179cm
体重:69kg
血液型:B
スタイル:マーシャルアーツ
キャッチコピー:帰ってきた伝説の龍、伝説の龍再び(鉄拳)、情熱の炎(ストクロ)


◆人物概要

マーシャルアーツの達人であり料理人でもある。
借金やら何やらでいつも金欠に喘いでいる。
服装は上半身裸で黒ズボン&カンフーシューズという、いかにもカンフーファイターといえるスタイル。ズボンのカラーは黒だったり黄色だったりと、たまに変わっている。
3以降は髭を生やしていたが、6以降ではまた髭なしに戻った。

ポールとは初代以前から付き合いのあるトレーニング仲間。

4以降は店を再建したものの、チンピラの客から受けたクレームから乱闘騒ぎになり、そのせいで店がまた閉店してしまう等、短慮で気の荒い面が目立つようになった。
しかし、熱しやすく冷めやすいのか、5のストーリーモードではポールに対して「クッソ頭にきた!二度とチャーハンも食えないように叩きのめしてやる!!!」とキレたものの、
試合終了後には「すまんねポール、終わったら水餃子でも御馳走してやるよ」と落ち着きを取り戻している。


◆ストーリー

○1

自分の道場と中華料理店を建てるための資金目当てでThe King of Ironfist Tornamentへ参加する。

○2

1では結局優勝できなかったが、大会終了後吉光率いる卍党がバラ撒いた金で念願の道場と中華料理店マーシャルチャイナを建てることができた。
ある日、ロウの留守中に道場が白頭山(ペク・トーサン)によって道場破りに遭い弟子たちが負傷させられてしまう。
それによって指導者としての名誉を失ってしまったロウは名誉挽回のためThe King of Ironfist Tornament2に参加を決める。

○3

息子のフォレストが参加しているのでプレイアブルとしては登場せず、ムービーのみの登場となる。
大会後、(ポールに誘拐同然に連れられた、とはいえ)自分の許可なく大会に参加したフォレストに対して1年間の他流試合禁止を命じる。

○4

フォレストが自分に反発して家出してしまったことに消沈する中、同業者の出した店によってマーシャルチャイナは経営破綻に追い込まれてしまう。
さらに道場まで潰れてしまうという、まさに泣きっ面に蜂・弱り目に祟り目・踏んだり蹴ったりとでもいう事態になってしまう。
そして酒浸りの日々を送っている時、The King of Ironfist Tornament4の開催を知り、再起を賭けるべく弛んだ体を鍛え直して大会に参加する。

○5

再起を賭けた4でも結局優勝は出来なかった。
さらに帰国するための資金も無いので、そのまま日本の中華料理店で働くことになった。
ある日、妻からフォレストがポールのバイクを勝手に乗り回して事故を起こし、相手から多額の損害賠償と治療費の請求をされたことを知らされる。
一瞬にして莫大な金が必要になってしまったロウは、藁にも縋る思いで開催が発表されたThe King of Ironfist Tornament5に臨む…

○6

5の途中で日本での不法就労がバレてアメリカへ強制送還されてしまう。
アメリカに戻れたのはいいのだが、事故の賠償金支払い期限が間近に迫りつつあった。
そんな状況で途方に暮れていたところに、ポールから「チームを組んでThe King of Ironfist Tornament6に参加しないか」と提案される。
賞金獲得がより確実になると考えたロウはその提案を受け、ついでにスティーブも誘うことにした。


◆人物関係

○フォレスト・ロウ

息子。
本来なら彼がロウの後継キャラとなるはずだったが、結局3、TAGのみになってしまい、再登場はTAG2まで待つことになった。
そうなった理由は別にフォレストが不人気だったわけではなく、開発スタッフがオヤジキャラ好きだったためだという。
ストーリーの項に記述した通り、一応3終了後1年間の他流試合禁止を命じられた父に反発して家出したという理由はあるが…

○ポール・フェニックス

長年のトレーニング仲間。
二人合わせてギャグキャラとして扱われていることが多い。
ポールと共に同社ゲーのアーバンレインにも参戦している。

○白頭山(ペク・トーサン)

ロウの道場を襲撃した犯人。後のファランの師匠。
しかし、本来はそんなことをする人物ではなく、過去に自身が起こした父親殺しを知る者から脅迫を受けて仕方なく…という事情があった。
しかし5家庭用のペクのストーリーモードでロウが固定キャラとして登場するものの、道場破りについては触れられなかった。な ぜ だ

○スティーブ・フォックス

若き天才ボクサー。
6にてメジャーな試合が尽く中止になって不貞腐れていたところに舞い込んできたロウの誘いに乗って共にトレーニングをすることとなった。
本来ならロウ達と絡むようなキャラではないのだが、自身の出生等に関する因縁が5で一応の決着を見たため、少しずつではあるがギャグ方面へ引きずり込まれつつある。


◆キャラ性能

カウンターや確反や捌きなどの守備的立ち回りが得意なキャラ。
中距離があまり得意ではないので、RKカウンターや右アッパーを狙える位置をキープしたい。

5までは一部キャラのみが該当するジャブの発生が8Fの通称8Fパンチャーの一人で、通常では割り込めない連携を割ることができる。
壁強になる技を多く持っていることから、壁を背負わせるとかなりのプレッシャーを与えられる。
特殊動作のチャージドラゴンを使いこなせればコンボダメージが飛躍的に上がるが、後述する通りにレバテクを要する。

チャージドラゴンとキャンセルが慣れないと難しいが、出来なくてもそれなりに立ち回ることは出来るので、総合的には中・上級者向けというべきか。
スタンダードキャラっぽく見えるからか、使用率は意外と高め。


◆代表的な技

左連拳(LPLPLPLPLP)

されんけん、ひだりれんけんではない。
左ジャブ五連発。
4段目までにRPを入力するとワンツーパンチに移行できる。
また、2段目までは連続ヒットし、そのままワンツーに移行すれば3段ともフルヒットするため10F確反として優秀。
先述の通り、5まではジャブの発生が8Fであったため、10Fどころか8F確反ということになる。
極稀にこればっかり連発するプレイヤーを見かけるが、攻撃段は全て上段なのでしゃがみに注意。

ドラゴンハンマー(6WP)

相手の頭上から拳を打ちつける。
ガードされても有利フレームを取れ、TAG2まではバウンド誘発効果もある。
カウンターヒットすると浮くのでコンボを叩き込める。

ドラゴンストライクコンボ(66RPLPLK)

右ボディブロー→左パンチ→左ハイキックの連携。
主にコンボの締めとして使っていく。大抵はフルヒットするが刻みが多いと2~3段目が当たらないことも。
2段目をLKにすると素早い左ハイキックを繰り出すドラゴンダガーになる。段数は減るが刻みが多すぎても締めやすい。

ドラゴンテイル(1RK)

下段足払いを繰り出す。
しゃがみステータスを持ち、モーション中はかなり姿勢が低くなるので相手の技によっては中段だろうとスカすことも。
ヒット時にもう一度RKを入力すると追加のサマーソルトキックをお見舞いする。
ただし、ガードされた時の不利フレームがなんと-37Fもあり、ガー不以外の技ならなんでも入ってしまうほど。

レイジドライブに対応しており、1RKWKと入力すると初段ヒット後に間髪入れず後述のドラゴンライドを繰り出す。

ナックルバックブロー(4RPLP)

7からの新技。
右肘からの左裏拳。2段目にスクリュー誘発効果あり。
1段止め×nで運んでから2段目まで当てるという使い方もある。
ただし、2段目は上段なのでしゃがみに注意すべし。

ドラゴンラッシュ(4RPLKRK)

ナックルバックブローからの連携パターンの一つ。
左ローキックからの右蹴り上げを繰り出す。
コンボの中継が主な用途になるが、3段目がCDキャンセル可能。
TAG2までは3段目CD~クラウドゲート(CD中RP)でバウンドまで持っていけた。

3段目を2RKにすると蹴り上げの代わりにドラゴンテイルを繰り出すドラゴンラッシュハイドになる。
こちらも3段目がガードされると-37Fなので危険。

ギアエッジキック(66RKLK)

TAG2から新登場。
右蹴り後に左蹴りで叩き付ける。
2段目にバウンド誘発効果があり、共通システムとしてのバウンドが廃止されたREV以降でも始動で当てればバウンドさせられる。

スライディング(しゃがみ中323RK)

ある意味でロウを代表する技の一つ。しゃがみからスライディングキックを繰り出し、技後は自分もダウン状態になる。
ボタン入力からの発生が早く出始めを見てから反応するのは少々困難。自分もダウンするといっても、ヒットすれば相手よりは早く動ける。
しかしガードされると当然ながら反確。加えてモーション中は空中判定なのでトゥースマ等のすくい上げる系統の技で浮かされてコンボを叩き込まれてしまうので乱用は禁物。
しゃがんでジリジリと前進するだけでも相手を警戒させられるので、コマンドだけ仕込んでおいてスラを出さずドラゴンアッパーカット(立ち途中RP)やフロントキック(立ち途中RK)等を出して狙いを絞らせないようにしたい。
アッパーならヒット時に大きく浮くのでリターンも大きい。ガードされた時のリスクも大きいが。

ドラゴンスラッシュ(666LK)

多くのキャラが持つスラッシュキック系の一つ。
中段で発生はあまり早くないものの判定が強くガードされても有利フレームを取れるという優秀な技。
ガードさせられれば相手は動きづらくなるので積極的に使っていくのもいい。
ただし横移動には注意。

チャージドラゴン(2WPor特定の技後に46)

CDと略される。
その場で構えをとる1と数歩後ずさってから構えをとる2の2種類がある。
ワンツーパンチやスピンキックコンボ等、一部の技後に構えへ移行することもでき、技後の構え以降はCDキャンセルとも言われる。
2WP版は1で、技後にレバー46の方はキャンセル元が手技なら1、足技なら2に移行する。
2の後ずさり中にレバー46で後ずさりをキャンセルすることも可能。
使いこなせればコンボの幅が広がるが、キャンセル元の技によっては4646と入力しなければならないためある程度のレバテクを要する。
練習あるのみ!

ドラゴンライド(CD中6RK)

凄ぇ勢いの跳び蹴り。
ガードされても有利フレームを取れ、単発威力もかなり高い。
CDキャンセルから出せばコンボの締めとして優秀。要練習だが。
そうは見えないが上段判定。

ドラゴンキャノン(66LKorCD中6LK)

踏み込んで左サイドキックを繰り出す。
スピンキックコンボ2段目でCDキャンセルすれば壁コンにも使える。
7ではパワークラッシュになり、潰されにくくなった。


◆余談

○見ての通り、デザインモチーフはブルース・リー。
そのためか、モーションはマーシャルアーツというよりもジークンドーに近い。
当初はリーとのコンパチとなっていたが、シリーズを追うごとに差別化が図られ、現在では共通する技がサマーソルトやスライディングくらいしかない。

○開発当初のの名前はロウ・ザ・ドラゴンであった。当時の基盤の音声やサントラにその名残があるという。
なお、初期にロウの声をあてていたのはなんと原田Pだそうな。(原田Pのツイッターより)

○登場キャラの中でメディアへの露出が最も早いことでも知られている。鉄拳が開発途中だった最初期の雑誌記事にはドラゴンという名で紹介されていたそうだ。

○ドラマCD版にはジョンという息子が登場している。しかし、このジョンはフォレストの兄弟なのか、はたまた後のフォレストなのかははっきりしていない。
ちなみに、ドラマCD版のロウはCV:ひろしらしい。


追記・修正は格闘家と料理人の二足草鞋を履いている方がお願いします。


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最終更新:2024年02月10日 17:13