デジェル(聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話)

登録日:2016/11/18 Thu 08:58:20
更新日:2023/02/12 Sun 07:24:57
所要時間:約 8 分で読めます




デジェルとは漫画「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」の登場人物。


■プロフィール
年齢:22歳
誕生日:2月5日
血液型:O型
身長:184cm
体重:76kg

■人物
LCにおける水瓶座の黄金聖闘士。
長い長髪と聖闘士にしては珍しいメガネが特徴だが、これはファッション眼鏡ではなくとある事件で弱視となった為。
髪の色はアニメ版カミュと同じ緑。
普段はクールで落ち着いているが身内の事となると直ぐに熱くなって冷静さを失う氷使いの宿命を背負っている。
この悪癖は戦友のカルディアや師匠のクレストにも散々指摘されてる。
黄金聖闘士の中でも知恵者と言われ、教皇の星見の助手を務める等、アスプロスからは教皇に近い聖闘士の一人として警戒されていた。

デジェルの名の由来は「雪解け」を意味する。


■技

●ダイヤモンドダスト
凍気の小宇宙を相手に放つ技。

●オーロラエクスキューション
両腕を水瓶の形に組み合わせ、拳の先端(水瓶の口にあたる)から無限大の凍気を撃ち出す。よく水瓶座のスタンドが背後に映る。

●カリツォー
氷の結晶の輪で敵の動きを封じる。

●ダイヤモンドダスト・レイ
「外伝」で使用。空気中の水分で作った氷の壁にダイヤモンドダストを反射させた冷気と光線の複合技。
この光線は視覚を焼き、更に物理攻撃すら弾き返せる。(なんと師のクレストは光線でライトニングプラズマを相殺している)

●グランカリツォー
「外伝」で使用。カリツォーの強化版で氷の輪で超低温と高圧力を生み出し敵の身体を瞬間凍結させる。

●フリージングシールド
LCにおける水瓶座の最大奥義。絶対零度の氷の壁で敵の攻撃を防ぎ、攻撃に転じる事で相手を氷の中に閉じ込めて動きを封じる。
フリージングコフィンはこれの発展形。


■本編のデジェル

・知の聖闘士
まだクールな印象だった頃。
ハーデス城での決戦を逸る童虎に冥王の結界の事を解説し、セージの代わりに教皇を演じて聖闘士を鼓舞したハクレイの演説を聞き、来るべき時=結界解除と推測し、存命の黄金聖闘士が待機中にハーデス城に結界解除に動いた者が居ると推理。星見の助手などで教皇と接する時間が長かった故か、手段の強引さからハクレイが単騎突入した事を見抜いていた。
ロストキャンバス出現後はアテナ軍の撤退により聖域に帰還。童虎を失い(死んだとは言っていない)、天秤宮で自分の無力さにうなだれるテンマの前に現れ、「強くなりたいならカノン島の鬼を訪ねろ」と言った。

その後、アテナの勅命でアテナ、ハーデスと並ぶ海皇・ポセイドンの助力を得る為に氷の大地・ブルーグラードへ向かう任務を与えられる。
蠍座のカルディアに同伴を頼み、かつての修業地・ブルーグラードへと向かう。


・海皇の眠る地
ブルーグラードを訪れたデジェルとカルディア。しかし、ブルーグラードには既に冥王軍の手が伸びており、廃墟と化していた。
厳戒態勢となっていた氷闘士(ブルーウォリアー)と一触即発になるが、ブルーグラード領主の息子・ユニティはデジェルが聖域からの使者だと知り、中心部へと通す。
ユニティの案内で中心部のさらに奥にあるアテナの護符が張り巡らされた場所へとたどり着く二人。
ユニティがアテナの護符を剝がすと凄まじい光と共に周りは石造りの神殿、天井に水の張った場所へと移動していた。そこはブルーグラードの民が守る海皇ポセイドンの都海底都市アトランティス
デジェルはユニティにブルーグラードへと戻るように言うが、ユニティは世界の危機の今こそデジェルの力になりたいと言い、アトランティスの案内役を申し出る。かつての友との約束を果たす為に…

ブルーグラードでの幼い頃の思い出を振り返るデジェル。
本と極寒の大地しかなく、ポセイドンを監視する地・ブルーグラード。聖域の出身でありながらそんな閉ざされた場所を好きだと言うデジェルをユニティは白鳥座に例え、聖域とブルーグラードを繋ぐ橋だと称した。
そして、自分も大人になったら父の後を継いで立派なブルーグラードの領主となり、聖闘士になったデジェルは聖域を自分はブルーグラードを守ると白鳥座(ノーザンクロス)の下で約束する。

ユニティの案内の元、中央神殿へと辿り着いたデジェルとカルディア。デジェルはユニティに礼を言い中へと向かうが、直後にユニティは冥界三巨頭・天猛星ワイバーンのラダマンティスの凶拳に貫かれて斃れる。
親友を目の前で殺され、静かなる氷の聖闘士は激しい怒りと闘志を剥き出す。

・信じがたき真実

怒りに身を任せ、「オーロラエクスキューション」を放つデジェル。しかし、怒りで我を失った一撃はまるで効いておらず、ラダマンティスの咆哮でカルディア共々吹き飛ばされる。
だが、それで終わるはずもなく、直ぐに戦線復帰。怒りのままに応戦するが、劣勢を強いられ好戦的なカルディアに冷静になれと言われてしまう。
ラダマンティスの相手は自分1人でするというカルディアの勝手な行動に呆れながらも、ユニティが守り続けた海皇の遺産をパンドラに奪われるわけにもいかず、スカーレットニードルで出来た隙を突いてラダマンティスの横を抜け、海皇の間へと急ぐ。

カルディアVSラダマンティスはカルディアの項目を参照。

ラダマンティスに続きカルディアの小宇宙が消えた事で戦いの顛末を察知したデジェルは使命を果たす為に海皇の間に辿り着く。
そこには先行していたパンドラが倒れており、場にはポセイドンの小宇宙が満ちていた。遂に海皇の遺産に辿り着いたデジェルが見たものは


巨大な水玉の中で全裸で眠る銀髪の女性だった。


その女性はデジェルにとっても馴染み深い人物であり、親友ユニティの姉・セラフィナだった。極寒のブルーグラードで彼女はその明るさと笑顔から民にも慕われており、デジェルも彼女を敬い、永久氷結の地を照らす太陽の様な存在だと言う。
事情はどうあれ、親友の姉を助けようとするデジェルを謎の珊瑚の群れが遮る。現れたのはポセイドンに使える海闘士の幹部・七将軍の一人、海龍(シードラゴン)だった。
だが、海龍に戦う意思は無く、ポセイドンの遺産を渡す代わりにアテナに封じられたポセイドンの魂を復活させる手助けを申し出る。セラフィナの身体を依り代にポセイドンを完全復活させ、地上を支配する為に。
当然そんな要求を受け入れられず、デジェルは海龍のマスクを飛ばす


君はそれをしなければならない 約束だからな


海龍の正体はラダマンティスに殺されたはずのユニティだった。
殺されたはずの親友が突如海闘士となって現れた事に困惑するデジェル。更には慕っていた姉を使ってポセイドンを蘇らせようとする行動に激怒する。
幼き頃の約束を今果たそうと珊瑚の中からポセイドンの魂が封じられた壺を取り出し、デジェルに封印を解かせようとするユニティ。そして封印解除の代わりにポセイドンの力注ぎ込まれたオリハルコンを渡すと言う。
デジェルは友としても聖闘士としてもそんな頼みは効けないと拒否する。ユニティはそれを見越し、珊瑚でデジェルを拘束する。海龍の珊瑚は人間の神経と同化し、身体を意のままに操る力を持ち、それでデジェルを操る。
操られる中、珊瑚を通してユニティの記憶が頭の中に流れ込んでくる。
ブルーグラードを救う為に動いても得られない成果、陽の下で暮らす人々への嫉妬、自分達にこんな過酷を課す神への批判、そんな絶望に嘆くユニティ。そんなユニティを呼ぶかのように光る海皇の紋章。
ユニティは海龍の鱗衣を纏い、海闘士の力に取りつかれてしまった。ブルーグラードをアトランティスに匹敵する大国にし、世界を支配すべくポセイドンの封印を解こうとする。それを見た父・ガルシアは自分達の使命とポセイドンの危険性を説くが、絶望に打ちひしがれ力を手にしたユニティに殺害される。
ユニティの記憶から姉と父を犠牲にしてまでポセイドン復活を企むユニティにデジェルは涙を流して憤慨、珊瑚を凍結させて拘束を解き、変わり果てた友に拳を放つ。

・親友(とも)のために

友の為に拳を向けるデジェル。
それに対しユニティはオリハルコンの力を使ってポセイドンの神像を操り、攻撃をかき消す。
友にも明かさなかった狭き世界での孤独と絶望を語り、デジェルを追い詰める。
ユニティの胸中を知ったデジェルは幼い頃にその苦悩を理解できなかった事を悔やみ、だからこそ今の親友を救う為に語り掛ける。
切り離された世界であるブルーグラードと聖域を繋ぐ架け橋になろうと白鳥座(ノーザンクロス)の下で誓い合った幼き日。
あの頃のユニティは幼くともブルーグラードと世界の共存を望む立派な領主だったと語るデジェル。
その事を思い出させる為に、全力を持ってユニティと相打つ。

オーロラエクスキューションを放つが、それはポセイドンの神像によって遮られる。しかし、それは計算のうちであり、本当の狙いは天井の海面を凍らせる事。
雪崩の如く崩れ落ちる氷塊で神像は崩れ落ち、ユニティも瓦礫に飲まれた。
戦いを制したデジェルはセラフィナの元に近づくが、そこでセラフィナが既に死人である事を知る。憑き物が落ちたような顔に変わったユニティは病に倒れ、厳しい環境による悪化でこの世を去った姉の事を語った。過酷な環境で自分を支えてくれたデジェルやセラフィナが居なくなったブルーグラードで自分を見失ったのだった。
デジェルに敗れた事で正気を取り戻し、ユニティは地上の命運をアテナに託す為にデジェルにオリハルコンを渡そうとする。しかし、目覚めたパンドラが横からオリハルコンを強奪するのだった。

・荒ぶる力! 海皇ポセイドンの暴威!

アテナに渡すくらいならと奪ったオリハルコンを傷つけるパンドラ。
しかし、力の結晶を傷つけられたポセイドンはオリハルコンの力が注がれていたセラフィナの身体を通じて暴走する。
圧倒的な小宇宙を放つ姉の前に立ち伏すユニティ。これが海龍として自分が望んだ結果だ歳を受け入れようとするが、デジェルの抵抗によって難を逃れる。
打開策を訪ねるデジェルだが、暴走したポセイドンは荒れ狂う海そのものでたとえ海闘士でも止められず、ただ収まるのを待つのみだと言う。
それを聞いたデジェルはユニティにオリハルコンを託す。任務を遂行する為に、ラダマンティスとの戦いで散ったカルディアの為にも。デジェルの決意を聞いたユニティは自身の恥を忍んで地上へ向かって走る。
怒涛の波を凍らせながら海皇と化したセラフィナに近寄り、語り掛けるデジェル。その言葉に無表情に力を振るうだけだった死人のセラフィナに微笑みが戻り、デジェルはアトランティス全てを覆うほどの氷に包まれるのだった。


私には見える 氷原を一羽の白鳥が突っ切っていくのを 地上と平和を繋ぐ一羽が


・約束の白鳥座(ノーザンクロス)
現状を引き起こした自分を活かそうとするデジェルの為にも必死に地上へ向かうユニティ。
崩れゆく神殿の瓦礫で傷を負いながらも恥も厭わずに這いずって進むが、伏してしまう。冷たい海面に伏すユニティだが、そこに異常な熱が入り込んでくる。
その熱の正体はラダマンティスとの戦いで散ったはずのカルディアだった。消えたはずの心臓の熱を再び燃やしてユニティを担ぎ上げる。
目を覚ましたユニティは吹雪吹き荒れる地上にいた。懐にはそんな寒さすら跳ね除けるほどの熱を宿した深紅の爪が残されていた。



…デジェル 姉さま… カルディア…


見えるよ白鳥座(ノーザンクロス) どんなに吹雪いてももう見失うものか…!!

君らのいない未来でも生きる 絶対だ…!!


その後、オリハルコンは無事聖域に届けられる。
ユニティは自身の気の迷いでデジェルとカルディアを犠牲にしてしまった罰を求めるが、2人が最後まで全力だった事を聞いたサーシャは2人の事を忘れずに残されたブルーグラードの民と共に後の人生を歩む事が役目だと諭すのだった。

・死後
聖戦の最後で完全復活したハーデスに対し、他の黄金聖闘士と共に魂の姿でシオンと童虎に助成、「夢のため」にその力を発揮した。



■外伝におけるデジェル

・第3章 水瓶座
水瓶座のデジェルに、危険で甘美な誘惑が迫る!
永遠の若さ、美貌、美声をあわせもち君臨する者・ガーネット婦人とは何者!?
そして、500年を生きる伝説の聖闘士・クレストの行方は?
悠久の果ての真実をかけてぶつかり合う
師と弟子の悲しくも美しき激闘が導く真理とは!?

時系列は本編の5年前でカルディア編の後。マニゴルド編、シオン編との前後関係は不明。
1年前にフランスのある場所で消息を絶ったデジェルの師匠・クレストから「助けてくれ」という一筆の手紙を受けた聖域はデジェルを派遣。デジェルは社交界にも繋がりのあるセラフィナの助力でその場所に赴く。
そこはガーネットと呼ばれる美声と美貌で土地を収める領主の収める土地。ガーネットの屋敷で行われたパーティに紛れたデジェルはそこで知り合ったメイド・フローライトの話と実際目にしたガーネットの異質さからクレストがこの屋敷にいることを確信する。

確信を得たデジェルはセラフィナとガーネットに反旗を翻して失敗した客人・フライユ夫人を見送った後、ガーネットの誘いに乗り、彼女の屋敷へと戻る。そこではガーネットの護衛・宝石児(ジュエルズ)の火打石(フリント)が待ち構えていた。偶々、デジェルの後をつけていたフローライトを人質に取るなどをするフリントを物ともせずに撃破するデジェル。フリントは敗れると石になるのだった。

デジェルはクレストを探す為に場内の探索に出る。フローライトには仕事に戻るように言うが、彼女も行方不明になった父の行方を追ってガーネットに近付いた事と彼女の熱意を買って案内役を頼む。
フローライトの案内の元にシロの地下に忍び込み、立ち入り禁止の部屋に踏む入ったデジェルとフローライト。そこは書斎であり、その本の並び方にクレストの面影を見る。そこに人の気配を感じ、追った先には見送ったはずのフライユ夫人が捕まっていた。更に後ろからはクレストの気配を感じる。しかし、背後にいたのは宝石児(ジュエルズ)の光の山(コー・イー・ヌール)だった。敵と知って攻撃を仕掛けるデジェルだが、それに相対した冷気はデジェルのよく知るものであり、コー・イー・ヌールは己をクレストと名乗った。

全盛期の姿のクレストに戸惑うデジェルだったが、クレストの猛攻に倒れる。
クレストはデジェルに自身が生きた五百数十年の間に、ハーデス、ポセイドン、アレスなどの神々の聖戦を繰り返す中で「真の平和に必要なのは死なぬ人間」という結論に辿り着いたと語る。
そして、50年前にその力を持ったガーネットと出会ったことでその考えは確信に変わりそれから50年の思考の末、彼女のために戦うと決めたのだった。
問答する2人に次なる刺客として玉髄(カルセドニー)と電気石(トルマリン)が立ちはだかる。デジェルの相手を2人に任せ、クレストは一旦身を引く。それでも身内に本気になれるデジェルを煽る為にセラフィナを拉致した事を示唆する。悠久の時を生きた自身の出した答えに弟子がどう答えるかを期待して。
クレストに代わり幻影と雷撃のコンビネーションでデジェルを攻撃する2人だが、黄金聖闘士のデジェルは地の利を生かして攻撃を無効化、新技「ダイヤモンドダスト・レイ」で2人を撃破する。

一方、フローライトは書斎で偶然見つけた隠し扉から白のさらに地下へ向かっていた。そこには干からびた人間が琥珀に閉じ込められている空間が広がっており、そこで変わり果てた父を見つける。
琥珀を割ろうと手を血まみれにするフローライトだが、デジェルに止められる。戻らぬ父に泣きじゃくるフローライトだが、デジェルの励ましを受けて立ち直る。
ガーネットの秘密を知ったデジェルはクレストの考えは間違っていると言い、かつての師に拳で答える。

放ったオーロラエクスキューションはクレストの奥義・フリージングシールドによって跳ね返された。単なる楯としてだけでなく敵を動きを奪う攻撃に転じるフリージングシールドは黄金聖衣すら凍結させる絶対零度の威力を持ち、デジェルは完全に凍結する。
いずれ散りゆく弟子の命を氷の棺(フリージングコフィン)に閉じ込めて振り返るクレスト。しかし、デジェルの動きは完全に止まっていなかった。
極限の中で水瓶座の真髄に到達したデジェルはフリージングコフィンの中で動き、再び決意を乗せた拳を向ける。クレストとは真逆にごく一時の時間を生きる者として。
それを聞いたガーネットはデジェルを称えるが、もう止まれない自分達の行動の全てをクエストに委ねる。デジェルはそこで初めてクレストが同じく永き時を生きたガーネットに仕える気になった理由を察する。
そして一時と悠久、二つの相反する凍気がぶつかり合う。

デジェルを覆っていた氷は砕け、逆にクレストとガーネットは氷の棺の中にいた。そして、2人を庇う様にウィーブルの宝石が砕け散った。
デジェルの答えを受け取ったガーネットは自身の過去と、ウィーブルの宝石の力で200年も前から生き続けてきたことを話した。夫を失った悲しみから逃れ、一人孤独に生きてきたガーネットを理解してくれたのは同じく同氏を失いながらも永き時を生きたクレストだった。
しかし、クレストは現在でも聖闘士としての気概を失っておらず、自分達の目指す道が正しいかどうかを同じ聖闘士である弟子のデジェルに委ねることにし、今回の一件を仕組んだのだった。
石の力を失ったガーネットは年老いた姿へと戻り、クレストはデジェルにセラフィナを連れて戻るように言う。一時の流れを生きる為に。そして、止まった時を永く過ごした2人は永久氷結の棺の中で永遠の眠りにつくのだった。
全てが終わった後、デジェルはセラフィナを連れ、先に脱出していたフローライトとフライユ夫人と合流する。クレストとの戦いで視力に影響を受けていたデジェルはフローライトから彼女の父の形見である眼鏡を貰い受け、今回の出会いを心に刻んだ。

聖域に帰還したデジェルは熱にうなされるカルディアの治療のついでに尋ねるのだった。もし、病が治り永遠に生きられるとなったどうするかを。それに対してカルディアは長かろうが短かろうがそんな限界(リミット)の無い命はいらないというシンプルな答えに笑みを浮かべた。

・第11章 双子座
教皇の命令で巫女(ビューティア)殺害の容疑がかけられたデフテロスの元に派遣され彼と交戦。しかし、彼が兄を庇う為に嘘をついている事を見抜いて手を引く。
その後、アスプロスの策略でデフテロスと共に異次元の闘技場に閉じ込められ、封印の解かれた狂闘士を討つ為にデフテロスと共闘する。
戦いの最中で水瓶座の黄金聖衣との共鳴で異次元を突っ切ってデフテロスを助けに来た双子座の黄金聖衣を見てデフテロスに双子座の聖闘士の資格があると見る。
デフテロスがコカロを撃破した後は彼の頼みでアスプロスに聖衣を返却した。

・第12章 双子座
デフテロス編の直後で、セージとシジフォスにデフテロスの存在とアスプロスの脅威を報告しており、時期教皇から外すように進言している。


  • 余談
本編、外伝含め黄金聖闘士の中でもメインの話に女性が絡む事が多く、同時に女性関連で大変なめに遭っている為(本編ではパンドラの愚行、外伝ではガーネットの一計)、女難の相があるのでは?とスレでささやかれた事もある。
また、2chでは原作での水瓶座の最大の奥義であるオーロラエクスキューション(AE)が不遇である事も有名。外伝含めて作中で使用した5回中、全て効かないか何らかの原因で防がれたり、弾かれたりしている。
また、5回中4回(ラダマンティス戦、ユニティ戦、クレスト戦×2回)は見開きでぶっ放すという構図で、そのすべてが弾かれているか防がれている(一応ユニティ戦とクレスト戦の2回目は間接的には決め手になっている)。その為、水瓶座外伝連載時のクレスト戦で最初にAEを撃ったシーンで終わった回を見た読者の中には「来週見開きブッパAEだからまた効かないんじゃ」と予想する者もおり、予想通り効かなかった
また、デジェル、カルディアがメインを張るブルーグラード編は無印聖矢でポセイドンの言った「前聖戦で僅かだが目覚めた」という発言を手代木女史が活用して作った話である。


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最終更新:2023年02月12日 07:24