アックマン(ドラゴンボール)

登録日:2016/11/16 Wed 16:31:31
更新日:2024/02/22 Thu 23:39:35
所要時間:約 5 分で読めます





こぞう
オレさまの故郷につれてってやろうか!?

地獄にな!!


アックマンとは、漫画『ドラゴンボール』の登場人物。

CV:池水通洋

●目次

人物

その名が示すとおり、地獄生まれの悪魔族。言っておくが、「魔族」とは何の関係もない。
見た目もまんま悪魔であり、背中の翼で自在に空を飛ぶ事が可能。

占いババに仕える闘士の1人。天下一武道会への出場経験もあり、過去に二度の優勝を果たしている。
タンバリンが彼を標的にしていれば無事で済んだのかは定かではない(後述)
かなりの実力者であるため、占いババの宮殿で開かれる試合では最後の5人目を務めている。
戦闘スタイルは基本肉弾戦だが、状況に応じて三つ又の槍を召喚して戦闘する事がある。
趣味は意外にもショッピングで、嫌いなものは天使*1。マージョンという姉がいる。

とある「とっておきの切り札」を持っている事から、オールドファンの間では知られた存在であり、
過去には「ドラゴンボール世界最強はコイツなんじゃないか?」と噂された事もある(その理由は後述)。

ちなみに、同じ作者の漫画である『GO!GO!ACKMAN』の主人公「アックマン」は無関係。




  • アクマイト光線
アックマンの代名詞的な技で、彼の切り札でもある。
誰もが持っている悪の心を膨らませ、相手を大爆発させる危険な光線。
こめかみに指先を当てて気を集中し、その指先を相手に向けて渦状の光線を放つ。
この技を受けた相手は身体が光に包まれ、アックマンが「ドカン!!」と言うと、身体が木っ端微塵となってしまう。
しかし、純真な心を持つ相手(悟空)にこの技を浴びせても、膨らませる邪心がないため何の効果もない。
無論これは当時の悟空だったから何もなかったわけで、現在の打算を覚えた大人悟空が浴びたらどうなるかは不明。


  • 物質出現魔術
自分が必要とするものを瞬時に出現させる術。
後に登場するピッコロ界王界王神などもこの術を使用している。
アックマンの場合は三つ又の槍を出現させ、それで悟空を攻撃した。



活躍

・占いババ編

最後のドラゴンボールの場所を占ってもらおうと、占いババの闘士5人抜きに挑戦していた孫悟空チームの前に、4人目の選手として立ちはだかる。
本来なら5人目となるはずだったが、この日はあの世から来た“ある人物”が5人目の戦士となっていたので、今回だけは4人目を任せられていた。
試合会場となった「悪魔の便所」で、対戦相手の悟空の前に現れる。

自分の力に自信を持っていたので最初は悟空を見くびっていたが、
その悟空から「あまり強そうじゃないね」と言いきられ、手も足も出ずにやられ続け危うく猛毒沼に落ちそうになる。
空を飛んで何とか戻ったものの、悟空がこの試合を手加減しながら戦っていた事を知ると、悟空に対抗するために“ある技”を繰り出す事を決断する。
秘技「アクマイト光線」を発射して悟空に浴びせ、本気で悟空を殺そうとしたが、
光線の性質上(後述)清らかな心を持つ悟空には全く通じず、唖然としてしまう。
(アニメでは一度通じなかった後、「悪魔にも失敗はある」と行って再度使用するも、やっぱり通じず、「アークマった(あー困った)」などという洒落を言って観客のブルマ達をズッコケさせた)

これで後がなくなるといきなり三つ又の槍を召喚し、それを武器に悟空を倒そうとするのだが、この行為によって悟空を怒らせ本気モードにしてしまう。
そして本気になった悟空の目にも止まらぬキックを食らい、壁に上半身がめり込むほど激しく吹っ飛ばされ敗北してしまった。


アニメ版

・ドラゴンボールZ

魔人ブウ編に登場。
魔人ブウ(純粋)を倒すための悟空の元気玉に協力するシーンで、同僚のミイラくんと共に一瞬だけ登場した。


ゲーム版

ドラゴンボールZ Sparking! METEOR

プレイアブルキャラとして使用可能。
しかもこのゲームには、彼を主人公としたIFストーリーまで用意されている。
その内容は「悟空に復讐するために地球に襲来したフリーザ軍を、通りすがりの正義に目覚めたアックマンが未来トランクスの代わりに倒す」というもの。
このシナリオのアックマンはフリーザ軍の雑兵ぐらいなら互角に渡り合える猛者となっており、イベントでフリーザ親子にアクマイト光線を浴びせると、どんなにHPが残っていても一撃で倒せてしまう。
原作では2話しか登場していないチョイ役なのにすさまじい優遇振りである。
このシナリオの中で悟空を「邪気を持たない化け物」と例えており、フリーザ軍を倒した後は「ちょっと歴史を変えてしまった気がする」と思わず呟いていた。
ちなみに戦闘中には「俺のこの目が真っ赤に光るぅ…」「貴様を倒せと怪しくささやくぅ…」「いーんしつ……」と、某ロボットアニメ主人公意識したような台詞を言っていた。

ちなみに、対戦モードでは魔王ダーブラや地獄出身の戦士超17号とも専用の会話が発生する。

余談

アクマイト光線最強?説

誰もが持っている悪の心を膨らませて相手を大爆発させるアクマイト光線。
この技を使えば、(悟空以外なら)どんな相手でも確実に倒せるように見える。

が、この技で相手を倒すには当然だがまず“命中”させなければならない。
つまり当たらなければどうという事はない技なので、素早い動きで避けられてしまえばそれまでである。

もちろん、使用する前に瞬殺されてもそれまで。『METEOR!』だと自信満々に解説した直後、コルド大王から「ならばそのふざけた技を使う前に、殺すまでだあっ!!!」といわれて青ざめることになった。
だが相手がアックマンをなめきり、アクマイト光線を「くだらん技だ…」と言って攻撃を避けようとしなかった場合は、アックマンにも勝機はあるかもしれない。
タンバリンがこのタイプなので、うっかりアックマンを狙っていたらアクマイト光線で大爆発していた可能性が高い
とはいえ相手を消滅させるような効果は(多分)ないので、魔人ブウのように体が粉々になっても復活するような奴は倒せない可能性もある。セルの場合、運よく核が残る可能性も否めない。特にブウについてはそれ以前に悪の心がそもそも存在するのかすらも怪しいという見方もある。その行動原理に一切の理性のないブウの思考は占いババの言葉を借りれば「赤子や動物のような心」と見なすこともでき、悪の心を掌握できるはずのバビディを以てしてもダーブラやベジータのように洗脳することが不可能だった点もこの根拠として挙げることができる。
この辺りは同じく相手の悪意に反応する技であり、ホーミング性も持っている元気玉が巨大な気をぶつける技であるのとは対照的といえる。

原作者の鳥山明先生はこのアクマイト光線についての読者の質問に対し、
「たぶん相手に当たらないし、もうそんなレベルの闘いじゃないんだと思います」と答えている。
この事に関して、アックマン自身は『ドラゴンボールSD』において「時代が時代なら最強キャラになれた」と豪語していた(そのイメージとして、フリーザやセルが吹っ飛ぶシーンが使われている)。

ちなみに前述の『Sparking! METEOR』では相手の邪心の強さによってダメージが変化する特殊な技となっており、
ピッコロ大魔王などの純粋悪には大ダメージを与えられるが、悟空やアラレちゃんのような心が清らかな相手だとノーダメージで終わってしまう。
この仕様を再現するためだけに、全てのキャラクターに「邪悪度」なる隠しステータスが設定されている。細けえ!
通常悟空には効かないけど超サイヤ人悟空にはちょっと効いたりする。*2




「あ、あれごときでこのアックマンさまが追記・修正されるわけはないぜ!!」


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最終更新:2024年02月22日 23:39

*1 ウイス達のことかは不明だが、仮にそうだとすれば意外にも格の高い存在なのかも知れない。

*2 超サイヤ人になると悪の気が混じるという設定があるのでこれは原作通りと言える。