発令!第十一号作戦(艦隊これくしょん)

登録日:2016/11/14 (月) 03:17:05
更新日:2024/02/12 Mon 23:33:52
所要時間:約 31 分で読めます








シズメ 沈ム シズメ

深ク フカク 深ク

シズメ 海ノ 底ヘ


モウ二度ト


ト ド カ ナ イ






ゲーム艦隊これくしょん -艦これ-の2015年春に開催された期間限定イベント。
期間は4/28から5/18まで。


イベントの内容は西方海域へと進撃し、ヨーロッパ諸国との連絡を図る海上打通作戦。
まずはリランカ島を攻略し、島を拠点*1として確保するのが主作戦(E-4まで)、その後の拡張作戦にて海上打通連絡作戦の完遂を目指す。
そのためか報酬やドロップ艦にも、ドイツ艦や新登場のイタリア艦が含まれている。

名前の元となった十一号作戦も、史実ではセイロン沖海戦後のさらなるインド洋攻略作戦だったようだが、
計画のみで実施されなかった。
なおその後代わりに遂行されたのは、あのミッドウェーである……。



能動分岐


今イベントで実装された新要素。
マップ上の一部の分岐点で、プレイヤーが進行方向を任意で選択できる
今までランダムにせよ編成固定にせよ、羅針盤に委ねなければならなかったのが、ついに自分で決められるようになった。
画期的なことみたいに見えるがこれが本来の羅針盤の使い方である

もちろん全ての分岐が能動分岐というわけではなく、
他の戦闘マスやルートを前提とした編成をするのは変わらないが。
能動分岐マス自体は戦闘がなく、進行上では特に問題ないものの
後に基地航空隊システムが導入された際には、戦闘行動半径が長くなるという弊害も。

なお4コマでは
+ 以下公式4コマネタバレ
提督がどちらの分岐を選ぶか悩んだ末に、結局「鉛筆の倒れた方に進む」という本末転倒なオチになっていた。結局運じゃないか!


出撃制限と難易度


前回イベントで導入された甲乙丙の難易度制と、お札による出撃制限が今回同時に実行され、
その調整がされた。

出撃制限を受けた艦は、原則他の出撃制限海域に出すことができなくなるのだが、
丙難易度に限り、その制限を無視することが可能。
具体的には、丙難易度で出撃する海域に、すでに別海域の札がついた艦を編成できる。
まだお札がついていない艦の場合、丙でも一度出撃させてしまうと、その札がつくので注意。
戦力を使い果たしてしまった場合でも、丙なら攻略が可能となり、
育成艦が少ない初心者・無課金提督にも多少敷居が下がった、かも。

だが逆に、丙難易度で海域突破した場合、
その次のマップで甲作戦が選択不可になるというデメリットも追加された。
特に甲種勲章など甲作戦限定報酬が欲しい場合、その前の海域も乙作戦以上で攻略しなければならない。

ちなみに、今回から攻略完了後にボス艦隊に再度挑んでも、
最終編成にはならず削り段階編成で出てくるように。
そのため掘りがしやすくなり、わざわざゲージ回復させる必要も薄くなった。*2




出撃制限


  • E-1・E-2:制限なし
  • E-3:通商破壊
  • E-4:攻略作戦
  • E-5:泊地攻撃
  • E-6:制限なし

丙難易度を除けば、E-3~E-5の3海域をそれぞれ別々の艦隊で攻略する。
うちE-4は連合艦隊、E-3とE-5が通常艦隊。
序盤のE-2までと最終海域のE-6は制限がなく、全力出撃可能。



新規実装艦娘



前述の通り、待望のイタリア艦であるV・ヴェネト級戦艦が実装。*3
だが、そのうちRomaは最終海域E-6でのドロップ限定
新規艦が最終海域ドロップ限定というのは、あの13秋E-5の矢矧*4以来。
高波はE-3・E-4ドロップ。葛城、Littorio、秋津洲は海域突破報酬だった。



BGM


  • 第三十駆逐隊、抜錨準備!:E-1~E-4マップ画面
  • 睦月型駆逐艦の戦い:E-1~E-4道中
  • 連合艦隊、西へ:E-1~E-4ボス
  • 敵地侵入:E-5・E-6マップ画面
  • 深海への誘い:E-5・E-6道中
  • モドレナイノ:E-5・E-6ボス

前半海域は明るい曲調なのに対し、後半海域では鬱々とした曲になり、雰囲気がガラリと変わる。
後半海域ボス戦は、MI作戦ボス同様にシズメシズメのフレーズが使われたコーラスつきの曲。
その後判明した曲名のモドレナイノの通り、深海棲艦となってしまったことへの怨念を表している。



海域解説


事前告知では比較的大規模な多段階作戦と予告されていた。
蓋を開けてみれば海域数は6海域
あの地獄のMI作戦と数だけなら同数である。

もっとも、マップの難易度自体はトラウマになるほど突出して難しいものはあまりなく、
後に7海域まである地獄の大規模イベントも出ていることも考えると、
甲作戦をとったとしても総合的な難易度はそこまででもなかった。掘りを除けば



E-1 カレー洋

発動準備、第十一号作戦!




E-2 カレー洋リランカ島沖

第二次カレー洋作戦




E-3 ベーグル湾

ベーグル湾通商破壊戦




E-4 カレー洋リランカ島沖

決戦!リランカ島攻略作戦




E-5 アンズ環礁沖

アンズ環礁泊地攻撃作戦




E-6 ステビア海

打通作戦!ステビア海を越えて




その後

このイベントが終了した後、
一ヶ月後の6/12には、この作戦後という設定で通常海域4-5が解放。
西方海域では定期的に深海棲艦の動きが活発になって集結するとのことで、
こちらも定期的に撃退しにいくことになる。

4-5以外にも、その後2回に渡って、
主作戦と別に西方へ牽制に出撃するイベント海域があった。
何度も殴りこまれる港湾棲姫や泊地水鬼の心境やいかに。







イツカ イツカ

アノ

ソラノ

シ タ ヘ





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最終更新:2024年02月12日 23:33

*1 ただし「補給等の問題があるため一時的に確保するだけの拠点である」と明言されている

*2 高難易度で突破したいが丙で掘りたいとかの場合は別

*3 直前期のランカー報酬でイタリア製の戦艦主砲が配布されたので、予想していた提督は割と多かった。

*4 とはいえイベント途中追加ではなく、道中マスでも出る

*5 公式4コマ第94話での一幕

*6 厳密には艦の外側に設置するバルジではなく、主に内側で衝撃吸収とダメージコントロールをするための方式だったとか

*7 だが本来の目的の輸送作戦が完遂できなかった点などは評価が分かれている

*8 Littorioとは古代ローマでファスケスという武器を持って要人警護を担当した、リクトルという官職に由来する名前……なのだがこのファスケスがファシスト党の名前の元ネタだったりする、全体主義色の強いネーミングであった為

*9 陸上型のはずの彼女だが、もう飛べないというセリフや、撃破時の空や翼への憧れから、かつては自由に空を飛べていたと思われる。考えられる説としては、セイロン沖海戦で撃沈された英空母ハーミーズか、インド洋で消息不明となった航空機のキ77との関係など

*10 飛行艇は他の水上機よりかなり巨大。そもそも秋津洲は厳密には潜水母艦のように補給や整備程度を担当する飛行艇母艦で、本来二式大艇の発艦能力すらない

*11 二式水戦は改修でしか入手できず、Ro.44水戦は改修及び通常入手不可能なPola改からの入手である

*12 イタリア艦が敵戦力にわたることを恐れたドイツ軍が、空襲に用いた誘導爆弾。この時Italiaも船体右舷に命中したフリッツXが上部甲板と補助装甲を貫通するという大きな損傷を受けたが、彼女の方は大量の浸水に見舞われながらも沈まず持ちこたえた。ついでに、2016年夏イベントでやってきたWarspiteもこれを食らって沈没寸前になったことがある。