マックスビクトリーロボ

登録日:2016/11/07 (月) 07:08:41
更新日:2024/04/18 Thu 21:56:54
所要時間:約 9 分で読めます







3、5、6、V


マックスフォーメーション!!


概要

マックスビクトリーロボとは『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場する巨大ロボ。
1号ロボのビクトリーロボとサポートロボットのライナーボーイがマックスフォーメーションで一つになった姿であり、今作のいわゆるスーパー合体ロボに該当する。

全高:60m
全幅:45m
重量:11500t
出力:6500万馬力

テーマソング:「FASTEST & GREATEST」(歌:石原慎一)

第22話「冥王、最後の決戦」にて初登場。
巨大化したジルフィーザグランドライナーが撃破され、続いて出撃したビクトリーロボも追い詰められていく中でモンド博士の指示で初合体した。

合体方法はビクトリーロボがマックスシャトルに掴まり、Vモードブレスに「3、5、6、V」のコードを打ち込むことで空中で合体開始。
マックスシャトルが分離したパーツをビクトリーロボが装着することで合体が完了する。

近接戦闘は合体前と違いほとんどせず、噴射によるホバー移動で射撃戦を行う。

最大の特徴は全身のエネルギーパネルから敵の攻撃や爆発エネルギー、太陽光などを吸収して自分のエネルギーにする能力。
爆発のエネルギー吸収にはVモードブレスに「940-V」を入力する。

グランドライナーに迫る高出力のロボットだが、
ビクトリーロボ同様に暗黒サイマゾーン内では性能が低下するため、その場合はビクトリーマーズが使用される。


装備

●マキシマムキャノン
腰にあるライナーボーイの両腕が変化したイオンバズーカ砲。
劇中では基本的にマックスノバとして使うため、マキシマムキャノンとして使用したのは『DX特急武装ライナーボーイ』のCMくらい。

●マックスキャノン
ライナーボーイのパーツで強化されたラダーキャノン。左右の腕によって効果音が異なる。
味方ロボとの合体技ではマックスノバではなくこちらを使う場合が多い。

●インパクトガン
グリーンホバーとビクトリーロボの装備。そのまま使用可能。


必殺技

●マックスノバ
全身のパネルで吸収し自身のエネルギーに変換した敵の攻撃などによる爆発のエネルギーを使い、
展開したマキシマムキャノンと全身の火器をともに一斉砲撃するマックスビクトリーロボの必殺技。

太陽光をエネルギーとして発射することも可能だが、そのエネルギーチャージ時間は爆発エネルギーを使用した際より長い。
射程距離は非常に長く、地上にいる状態から宇宙空間に存在する暗黒小惑星グランデを狙い撃てる程。
ただしあまりにも強力なエネルギーは完全に吸収出来ずハレルヤンの攻撃や最終回での特殊ガスの爆発は吸収しきれなかった。

第48話では大魔女グランディーヌ相手にエネルギー吸収の描写無しでマックスノバを連発していた。
ビクトリーロボが戦っている間にマックスシャトルに必要分のエネルギーをチャージさせていたのだろうか…?



最終決戦

グランディーヌとの最終決戦ではゴーレッドの単独操縦の下、
ゴーブルー操作するグランドライナーとゴーグリーン操作するビクトリーマーズに加勢して戦うが、
特殊ガスの爆発から避難中の人々の盾になって大破した……。




























Max Victory Robot

B-Version


Σ Project








父さんが……私たち兄妹の生体ウェーブに合わせて作ったシステム……


これが……最後の希望……!


















そうか、父さんも…きっと俺たちを信じて…! だから、このロボットを……!


そうだよ! だから今度は、俺たちが信じる番なんだ!


父さんのロボットを!


家族の絆を!


人の命が作る、地球の未来を!



そして…俺たち自身を……!




信じあう力こそ…俺たちの絆だ!!





◆マックスビクトリーロボ ブラックバージョン

最終回『燃える救急魂』にて、
すべてのロボット兵器を二大破壊神「ジルフィーザⅡ」と「サラマンデスドラゴン」との戦いで破壊されたゴーゴーファイブに、
巽世界博士が残したマックスビクトリーロボの同型の黒い巨大ロボ。
地球を救う最後の希望に託された――救急戦隊ゴーゴーファイブ最後のロボットである。

ビクトリーロボのコクピットそのままのマックスビクトリーロボと違い、すでに合体形態のため集合コクピットが存在する。

巽世界博士が巽兄弟の生体ウェーブに合わせたシステムが備わっており、
集合形式のコクピット内に下がるコードを首に接続して伝達した彼らの精神波で操ることができ、
操縦者であるゴーゴーファイブが諦めない限り無限の力を発揮する

マックスビクトリーロボのように敵の攻撃による爆発エネルギーだけではなく、
搭乗者の精神波を動力に変換する究極のマックスシステムを目指し、モンドが極秘に開発していたもので巽兄弟にも、その存在は伏せられていた。
ベイエリア55がグランディーヌによって壊滅する寸前にモンドがそのデータファイルを速瀬京子に託し、
彼女が巽防災研究所に戻ってきたダイモンとマツリにそれを渡したことでゴーゴーファイブの手に渡った。

武装はマックスビクトリーロボの物に加え、ビクトリーロボのブレイバーソードの色違い(エンブレムの色が青ではなく赤)も使用できる。
尚、劇中では、最初の牽制時のマックスキャノン(もしくはインパクトガン)とブレイバーソードのみの使用となった。


●マックスビクトリープロミネンス
「剣よ、光を呼べ」の掛け声の後に、ブレイバーソードですれ違い様に斬り付け、最後にX字を描くように斬り裂くブラックバージョンの必殺技。
二大破壊神をこれで倒すと同時にこの2体を依り代としていたグランディーヌにまでダメージを与え完全に消滅させた。


【余談】

劇中におけるマックスビクトリーロボの合体シーンはCGを活用。
スーパーライブロボの頃から始まったスーパー合体の蓄積と技術の進歩を感じさせる。

マックスビクトリーロボ ブラックバージョンは、ゴーゴーファイブの巨大ロボでは唯一破壊されずに残ったが、『未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ』には未登場。
危険なシステムでもあったため最終決戦後にモンド博士により破棄された、もしくはあの一戦が活動限界だったとの見方もある。
ゴーカイジャー時空では最終リミッターを解除したネオパラレルエンジンのシステムに流用されている…のかもしれない。

ちなみに超合金ブラックバージョンは『勇者ライディーン』の主役ロボ・ライディーン玩具が最初で、スーパー戦隊ロボット玩具では1992年の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の大獣神以来たびたび発売されているが、
劇中に登場したのはこのマックスビクトリーロボ ブラックバージョンが初めて。
その上、最終回に新型ロボが登場したこともあり、視聴者にはかなり衝撃を与えたとされている。
東映の日笠淳プロデューサーも「最後の盛り上がり考えてるギリギリで、急に思いついた」ためか、バンダイ側から「こんなの最後に出すなら早く言っといてよ!!!」とかなり叱られたとか……。

そんな日笠プロデューサーは、後にスーパーミニプラ「マックスビクトリーロボ ブラックバージョン」発売が発表された2020年9月8日に自身のtwitterでこんな裏話をツイートしている。
黒バージョン発売と聞いた時点では「Bさん好きねぇ売れるといいね」程度で、そんなイレギュラーアイテムの為のロボやミニチュアの新調も、原状復帰時に惨事が起きそうな黒塗りも、考慮の外の外だったけど。
最後の逆転の一手どうしよ…あ、黒塗り版どうよ?ミニチュアいじらずロボだけなら!最終回だから原状復帰必要ないし!商品先行してる分、唐突でも受け入れて貰い易いかも!よしやっちゃえっ!…的な流れw
ただまあBの人にしてみれば、番組に登場で人気高騰、はまあいいとしても、逆にそれは供給が少なすぎたとも言える訳で。
「登場が判っていれば限定ユルめて3倍の数作って一般でも売れたし」「パッケージや宣伝も登場前提で押せたし」「プロップと玩具の色味のスリ合わせとかちゃんと出来たかもだし」「逆に限定流通の小売りさんだけ凄く贔屓しちゃった感じで睨まれてそうだし」等々、色々あったんでしょうね。(と他人事のようにw)



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最終更新:2024年04月18日 21:56