レクス・ゴドウィン

登録日:2016/11/05(日) 15:17:24
更新日:2024/04/04 Thu 10:36:03
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決着をつけよう…この因縁に 我ら兄弟の絆で



レクス・ゴドウィンとは遊戯王5D'sの登場人物。
アニメ版と漫画版どちらにも登場するため、本項目では両者ともに記述していく。


●目次


概要

【アニメ版】

ネオ童美野シティの治安を守る治安維持局の現長官。CVは小手伸也。
視聴者からのあだ名は「超官」(後述)。ツイッターによると、このあだ名は中の人も周知らしい。

一人称は「私」。
兄はルドガー・ゴドウィン

人物

穏やかな物腰だが、その言葉の節々には厳格な一面が見て取れ、またある種の選民思想の持ち主でもある。
赤き竜シグナー、星の民の真実を知る人物であるが、その真意を理解している人間はほとんどいない。

世間ではシティとサテライトを分断した男とされているが、実はサテライトの出身。*1

来歴

過去

本編の17年前の時点では、兄・ルドガーと共に不動遊星の父の助手を務め、モーメントの研究に励んでいた。

しかし、兄ルドガーは、その体に赤き竜の力「ドラゴンヘッドの痣を持つ左腕」と、
モーメントを通じて冥界の王に選ばれ「ダークシグナーのクモの痣をもつ右腕」を宿してしまう。
ダークシグナーの力に蝕まれ支配されたルドガーは、最終的に不動博士を裏切りゼロ・リバースを起こすことを選ぶ。

そしてルドガーに裏切られ傷を負った不動博士からゼロ・リバースの直前にモーメントの制御装置となる
スターダスト・ドラゴン」「レッド・デーモンズ・ドラゴン」「ブラック・ローズ・ドラゴン」の三枚のシグナーの竜をレクスは託されていた。

さらに兄ルドガーは、最後に残った人間としての意識をもって自らの左腕を切断、「竜の頭」の痣が刻まれた左腕という希望をレクスに託した。

その直後にゼロ・リバースが発生し、ネオ童美野シティの半島部分が孤立し、サテライトとなったが、これによりレクスはシティへの脱出に失敗。その後、いかなる経緯でか囚われの身となり、外に出た時に彼を待っていたのはシティによるサテライトの孤立政策と差別意識の蔓延する社会だった。
その現状を憂いたレクスはサテライトとシティをつなぐ橋の建設を一人始める。
当初は周囲から不可能だとあざ笑われていたが、彼の熱意を見た人々は次第にレクスに協力し、二つの街をつなぐ希望の橋の建設は少しずつながらも進んでいった。

しかし、セキュリティがそれを黙ってみているわけもなく、ある日レクスはセキュリティに拘束されそうになってしまう。
レクスが選んだ道は拘束されることではなく、自由を貫き一人作りかけの橋から飛び立つこと。
自由を貫いた男は「伝説のDホイーラー」、橋は「ダイダロスブリッジ」と呼ばれるようになり、サテライトの伝説となった。

だが、レクスはからくも生き残るものの、まるで運命のように左腕を失う重傷を負った。
失った左腕には代わりにデュエルディスクの機能を内蔵した機械製の義手を装着。

シグナーとダークシグナーの戦いに翻弄される兄の姿を見たことと、ダイダロスブリッジでの失敗がきっかけで、運命を変えるには人を超えて神にでもならなければ不可能であると考えるようになり、
5000年を経て繰り返され続けてきた冥界の邪神と赤き竜の戦いを収めて疲弊したこの運命を変えるべく、自ら新たな神となって新たな世界を創造することを決断した。

その後、いきさつは不明ながら治安維持局長官に就任。サテライトへの差別政策をあえて維持し、行動を起こす時を待ち続けた。

フォーチュンカップ篇・ダークシグナー篇

イリアステル第360代星護主となった彼は、表向きネオ童美野シティ治安維持局長官として、シティの治世を行いながら、
裏で「シグナーの竜」のカードを世に解き放ち、更にシグナーの力を持つ者たちに接触して、フォーチュンカップを開催することでその力の覚醒を促した。

そしてアルカディアムーブメントが壊滅した後に再び遊星たちの前に現れ、神の戦いとシティに迫っている危機のことを説明。
思惑通り遊星たちはダークシグナーを打倒しシティを救うべく、本格的にダークシグナーとの戦いに参戦。

シグナーの目が地上を向いているスキを突いてモーメント最深部へ侵入したレクスは、待ち構えていたルドガーと対峙するも敗北。
しかし、この敗北は計画の一つであり、生死をかけた戦いに敗北することで死亡。
その間際に「神となって運命を変える!」と強く念じたことで冥界の王に選ばれ、自ら「コンドル」の痣を持つダークシグナーと化す。

さらに、左腕の義手を自ら破壊し、ルドガーのドラゴンヘッドの痣を持つ左腕を移植することにより、赤き竜と冥界の王、双方の神の力を持つ存在となった。
ちなみにこの時、なぜか服がはじけ飛ぶと同時に体が大きくパンプアップしており、これがために視聴者からは「超官」と呼ばれている。

レクスの最終目的は、冥界の王の力で今の世界を破壊し、赤き竜の力で新たな世界を創造することによって、神の戦いで傷つく世界を自らが導くことにあった。
赤き竜の導きで集結した遊星たちに現行世界の終焉を宣告すると、冥界の王を迎える儀式として、
遊星・クロウジャックを相手に3対1でのライディングデュエルを開始した。

両極の力を得て超官となったレクスは、
彼にとってのシグナーの竜と言うべき「太陽竜インティ」、そのさかしまに当たるダークシグナーの力「月影竜クイラ」、
さらに冥界の王の力として「地縛神 Wiraqocha Rasca」を駆使し、圧倒的な力で遊星たちを追い詰める。
地縛神の召喚のため、攻撃阻止と地縛神のサーチとリリース用のトークンを確保する罠「栄誉の贄」を発動した際、
クロウからは「やることが汚ぇぞ!」と言われたが、「当たり前ではないか。我は全てをこの身に刻み持つ最強の神なのだから!」と正面から言い返した。

絆や結束の無力さを説いて人は皆孤独なのだと遊星を諭し、だからこそ自分が唯一無二の神となり、争いの続く悲しき世界を滅ぼしてよりよき世界を創造すると述べるが、
逆に遊星からそれらが虚勢でしかなく、レクス自身、兄ルドガーの思いを継ぎ、ルドガーと共に運命と戦っているのだと真意を見抜かれ、喝破される。
この結果、左腕にあったドラゴン・ヘッドの痣が遊星に、遊星が持っていたドラゴン・テイルの痣がクロウに移動したことで、赤き竜の力を失い形勢が逆転。

最終的には降臨したセイヴァー・スター・ドラゴンに地縛神と冥界の王を粉砕され敗北。
死したダークシグナー達を現世へ導くと、兄の魂と共に、繰り返されてきた赤き竜と邪神の戦いに終止符をうつべく光の向こうへ消えていった。余談だが本来はダークシグナー編で終わっていたはずだったので、当初の想定ではこれが恒例の「光の中に完結する物語」を担当していたと思われる。

かくしてダークシグナーとの戦いは終結し、半年を経てダイダロスブリッジも完成。
サテライトとシティの差別もなくなり、ついに遊星達の悲願とかつてゴドウィンが望んだ伝説は現実のものとなった。


【使用デッキ】

アニメ版では「太陽龍インティ」「月影龍クイラ」の無限蘇生コンボと、「地縛神 Wiraqocha Rasca」のトンデモバーンによる攻守万能の戦術を駆使。
トークンを積極的にリリースやシンクロ素材に使用するなど、OCGでも通用する戦法を使う。

またダークシグナーになる前のルドガーとのデュエルでは「神の宣告」「聖なるバリア −ミラーフォース−」「天罰」の三枚がデッキに組み込まれていたが、
ダークシグナーの力を得るためにわざと使用せずルドガーに敗北した。そのためダークシグナーの力を得る前のデッキ内容は不明(5D'sのリアルタイム放送当時における、かなりガチ構成の【パーミッション】だと思われる)。



【フィール版】

こちらでも治安維持局長官。また五体満足。
フィール版のストーリーがダグナー編を下敷きにしている関係で今回はラスボス。

「前世」というべきこの世界では人間関係が大きく様変わりしているが、彼も例にもれず、こちらでは何とジャックが養子に収まっている。

といっても、ジャックからは親としては見られておらず、レクス自身もジャックのことは実験動物ぐらいにしか思っていないなど、情はないに等しい。

ひたすら運命にあらがい、闇の道を選んだアニメ版とは異なり、物腰は変わらないながらも冷酷な面が目立っていた。
また、こちらもアニメとは別人28号の龍亞龍可をコマとして使っており、本作のキーワードである「決闘竜」の適合者の捜索を行っていた。

その後、D1GP2回戦の場であるサテライトへ向かう船上で遊星に対し、決闘竜を巡る骸骨騎士とのパワーゲームのことを語り、決闘竜を従えることを要請する。
遊星は自らの目的のためこれに乗り、どちらにとっても思惑通り「閃光竜スターダスト*2」を従えることに成功。
レクス自身はいずこかのモニタールームで大会の状況を見守っていたが、後に最終目的が「究極神」の力を手に入れることだと判明。

それに先んじ、ファーストステージにて満足さんこと鬼柳京介に敗れた十六夜アキに接触、
「月華竜ブラック・ローズ」を渡すことで彼女の前世である決闘巫女の記憶と人格を読み込ませ、骸骨騎士側の伊集院セクトと共に役者を揃えた。

究極神の復活のためには、まずサテライトの一角に存在する「最古島」の最奥部に存在する陰陽の祭壇にて、
決闘神官と決闘巫女がライディングデュエルを行う「陰陽祭」を開催、そこで神官が勝利する必要がある。
それによって究極神の眠る地獄の天空城・セイバルへの道が開かれ、神官は「地錠覇王」となる。

さらにセイバルの南北に存在する「南天回廊」「北天回廊」にてそれぞれを守護する神官と挑戦者が対戦。
それぞれの勝者が究極神の眠る「天錠台」にて対戦、その勝者たる「天錠覇王」が「地錠覇王」と戦う。
この最後の戦いの勝利者が「解錠覇王」となり、究極神の力であらゆる願いをかなえる権利を手に入れることになる。

陰陽祭で神官役のセクトが勝利したことで準備が整い、レクス自身は南天回廊にてジャックと激突。
自身の決闘竜である「天穹覇龍ドラゴアセンション」でジャックを追い込む*3も、土壇場でデッキから発動された罠カードでフィール勝負に持ち込まれ、
Dホイールを粉砕されたことで走行時間の差で敗北。そのまま回廊から落下し、生死不明となった。



が、遊星がセクトに勝利し、解錠覇王となったタイミングで神殿に出現。
究極神を自らの身に宿し、さらに遊星以外の全てのデュエリストからカードと生命力を奪い取り超官と化す。

最後に、神の力が通じなかった遊星のカードと力を手に入れ復活の儀式を完遂するべく、
セイバルからなぜか現行ルール完全対応のDホイールを引っ張り出して決闘疾走を開始。

満を持して召喚されたフィール版赤き竜こと「究極神アルティマヤ・ツィオルキン」の力で決闘竜を次々に呼び出し、遊星を敗北寸前まで追い詰める。
だが、壁だった決闘竜達をチューナーだったスターダスト共々罠カードでチューニングされたことで守りを失い、
聖珖神竜 スターダスト・シフルの効果で究極神を粉砕されてしまった。

そして、骸骨騎士こと兄・ルドガーが遊星に語った過去、そして流れて来たレクス自身の記憶により、この世界における彼の来歴が明らかとなった。



元々は兄共々、5000年以上前の世界で生きていた名もなき孤児であり、
当時の決闘巫女である「イシュ・キック・ゴドウィン」に拾われ、現在の名を授かった。
その縁から、保護者であるイシュを母とも姉とも慕っていたが、陰陽祭に参加したイシュが儀式の犠牲となったことを神官団に告げられる。

神官団は二人をゴミと蔑み罵倒したが、生前のイシュの要請により二人を決闘神官として育成することを決定。
これに乗ったレクスはルドガーと共に、究極神の力を手に入れイシュを蘇生させることを決意した。

修行に修行を重ね、ついに南天・北天の大神官まで出世したゴドウィン兄弟は、アキの前世に当たる当時の決闘巫女を丸め込んでセイバルへ到達。
一足先に機械神殿にやって来たレクスは、迎撃に現れた謎の存在を相手に決闘疾走を開始*4

だが、その謎の存在の正体は、肉体から引きはがされ怨念に取り込まれたイシュの精神体であった。

イシュは儀式の犠牲となったのではなく、神官団によって外道の封印術の人柱とされ、その無念を究極神に取り込まれ暴走していたのだった。
この事実を前に完全にブチキレたレクスだったが、その心の隙を究極神に乗っ取られ、闇に落ちたまま自身も暴走。
この時後から到着したルドガーは、イシュとレクスが戦っているのを見て思わず飛び込んでしまい、致命傷を受けて死亡。
後の世では骸骨の姿になってしまっていた。

この一連の経緯により、究極神の儀式は天錠覇王が決まる前に地錠覇王との戦いが始まってしまい、さらに決着がつかず水入りになったことで大失敗。
日食が終わらず、飢饉に襲われた国は滅亡してしまった。この国のなれの果てが現在のサテライト・最古島である。

その後、レクスの精神は究極神の抱く人間への失望や憎しみと入り混じったものとなり、
両者の自我が混在する不明瞭な状態となる(ゆえに、超官と化した際に「究極神の復活」ではなく「我の復活」と述べている)。

遊星に敗北した後、完全に究極神に乗っ取られ、そのまま戦いを続行。最後の切り札たる究極幻神を召喚するも、決闘疾走者の結束の前に敗北する。
敗れてなお復讐に突き動かされていたが、迎えに現れたイシュによって闇を払われ、ルドガーと共に手を引かれながらこの世を去って行った。

【使用デッキ】

「天穹覇龍ドラゴアセンション」をエースとする【天輪】を使用。
ローレベルシンクロからドラゴアセンションの召喚に繋げつつ、「天輪鐘楼」で手札を補充し続け火力を維持する。

超官化した後は「アルティマヤ・ツィオルキン」の召喚に特化した【邪神官】に変更。

このデッキはサポートが特化している都合上、究極神を召喚してようやくまともに回るデッキであり、
「究極神」「究極幻神」「天穹覇龍ドラゴアセンション」「炎魔竜レッド・デーモン」「月華竜ブラック・ローズ」「玄翼竜ブラックフェザー」「機械竜パワー・ツール」「妖精竜エンシェント」「冥界濁龍ドラゴキュートス」「魔王超龍ベエルゼウス」と(出てこなかったが恐らくベエルゼ・ドラゴネクロも入っているだろうことを踏まえれば)タクシー用のドラゴンだけでエクストラデッキがほぼ埋まっている。

一応、エクストラカードを最大まで使ったデュエリストは他に漫画版ZEXALアストラルも存在している。
ただ、向こうは最大15枚を越えてなおエクストラデッキのカードを使おうとした描写があるため、
ひょっとすると漫画・アニメ次元にはエクストラデッキの限界は未だないのかもしれない。



【タッグフォースシリーズ】

タッグフォース4発売時はダグナー編の途中だったこともあり、作中大会の挨拶役でのみ登場でデュエルはしない。
タッグフォース5は話の主軸がイリアステルに移ったので登場すらしない。

このまま忘れ去られていくのか……と、思いきや5D's完結後に発売されたタッグフォース6にて
他の多くのダグナーたちと共に遂にパートナーキャラとして復活。
ただし、常時上半身裸の超官状態というド級のインパクトも引っ下げてきたが。

他のダグナーたちが皆、共通シナリオ扱いのD2キャラな中、唯一個別シナリオが与えられたD1キャラとなかなかの厚待遇。
見た目が常に超官なので絵面のインパクトは強烈だが、ダグナー編終了後なため中身は綺麗な長官である。
が、デュエル中の言動はどう聞いてもラストデュエルの際の悪役そのものな物ばかりなのがどうにもちぐはぐ。
……後述のシナリオの中身を考えるに、自身の内に残った地縛神の意志が活性化でもしてるんだろうか?

シナリオの内容の方はというと復活したダグナーたちが暴れだす前に贖罪の意味も込めて、
コナミ君と共に討伐していくというシンプルながらもなかなかシリアスなもの。
この際、チーム5D'sの面々には「彼らには他にやるべきことがある以上、今更ダークシグナー復活のことなど知らせる必要はない」とし、
極力姿を見せないようにするといった態度を取っている。

ダークシグナーの討伐が目的のため当然兄のルドガーとのデュエルも避けられず、そして最後のターゲットとなるのは……
こういった流れやシナリオラストのビデオレターの演出などもあり、TF6のシナリオの中でも特に人気が高いものとなっている。

【デュエルリンクス】

タッグフォース同様ダークシグナーバージョンで実装。
スキルの説明文の「自分」がこの人だけ「我」に変わっている。

漫画版で使ったカードやドラゴネクロにも台詞が用意されているが、ドラゴネクロはアンデットを要求する融合モンスターなので専用ギミックが必要、究極幻神はレベル8チューナーが必要になるため出しづらい。邪神官チラム・サバクを使うのがベター。

【カード化】

そしてついに2019年6月8日発売のデュエリストパックにて超官自らがカード化してしまった。小手さんも自身のツイッターで大いに反応している。

  • 《地縛超神官》
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2900/守2900
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):Sモンスターが自分のフィールド・墓地の両方に存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキ・墓地から「地縛神」モンスター1体を選んで手札に加える。
(3):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、「地縛神」モンスターが召喚された場合に発動できる。相手のLPは3000になる。

インティクイラを意識した自己SS、地縛神のノーコストサーチ&サルベージ、地縛神の召喚をトリガーとした相手ライフの減少という三つの効果を持つ。いずれも遊星ら三人との対戦を意識した効果になっているのがミソ。
超官の地縛神であるウィラコさんとはあんまり相性が良くないが、満足神やUruならダイレクトを通すだけで勝利できる。

またAslla piscuとブラック・ガーデンを絡めたコンボならば、理論上先攻1キルが可能。ガーデン・ローズ・メイデンが存在するため割と狙いやすい。


【余談】

  • 初期案
和希画集では初期デザのゴドウィンが掲載されており、黒い短髪でマーカーのようなものが側頭部までついているという全く別人のようなデザインである。
また、この初期案の時点で腕は機械化されているものの、
カプセルに入った左腕には単にゴドウィンの腕としか記載されていないことから、もしかすると最初から双子設定はなくデザインとシナリオを作る途中で双子設定が生まれ
ルドガーとシナリオ上の役割を分かつことになったのかもしれない。

  • 遊星たちとレクスのライディングデュエルについて

ルールはライディングデュエル=スピード・ワールド採用
超官は神殿の頂上で立ったままテーブルデュエル状態、
遊星たちは周囲に展開されたコンドルの地上絵のコースを走り回る

というツッコミどころ満載の構図であり、レクスに至っては「走れないD・ホイーラーにターンは回ってこない」とか言いつつ自身は頂上で不動、
にも拘わらずターンごとにきっちりスピードカウンターが加算される、とライディングデュエルって何だっけ? と言いたくなるような戦いであった。*5
まあ、後発作品のARC-Vでも初登場時のユーゴ戦が似たような状況だったが。

  • 演者
演じた小手氏は当時は舞台を中心に活動しており、ボスキャラ役でアニメに出演したことはかなり印象に残ったのか放送終了後にも5D'sに関する発言をしたり、共演者とも会っているようである。
再放送決定時には5D'sの面々(と鬼柳)よりも早く喜びのツイートをするほどで、再放送時には時折実況もしてくれていた。

その後名刺配りをして地道に営業したりバラを持ってゲーム会社の社長をやったりなど濃ゆい演技のバイプレイヤーとして活躍していたが、ドラマ『コンフィデンスマンJP』での演技がヒットしてテレビなどの出演も急増した人気俳優となった。
そんな今もゴドウィンを含めた過去に演じたキャラクターは余さず大事にしており、デュエルリンクスにも出演。
公式Twitterのバナーはこれまで自身が演じたキャラクターの格ゲーセレクト画面風になっており、ゴドウィンたちもしっかり乗っている。


追記・修正は絆を持って破滅の運命にあらがおうとする者になってからお願いします。

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最終更新:2024年04月04日 10:36

*1 ゼロ・リバースより前に生まれているため、厳密には「現在サテライトと呼ばれている区域の出身」である。

*2 「こう」が常用漢字でないため代用。正しくは王へんに光。

*3 地味に後の作品を含めても最多タイとなる「5体シンクロ」を披露。

*4 この時使用したのは、アニメ版でZ-ONEが乗っていた「モーメント・コア・フライホイール」の色違いである

*5 そのせいか、最初にライディングデュエルだと明言されたにもかかわらず、開始時のコールはスタンディング同様の「デュエル!」であった。