クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃

登録日:2016/11/03 Thu 08:09:55
更新日:2024/01/31 Wed 07:36:32
所要時間:約 16 分で読めます







ありがとうカスカベ。さようならカスカベ。


2015年に公開された映画クレヨンしんちゃんシリーズ第23作目の作品。
前作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
次作『爆睡!ユメミーワールド大突撃
興行収入は最終的に22億9000万に上り、現在歴代1位を記録している。


シリーズ初の「モンスターパニック物」。
ブリブリ王国の秘宝』『ブタのヒヅメ大作戦』『黄金のスパイ大作戦』4度目の海外を舞台としており、実在する国を舞台としたのは初めて。
ひろしの転勤によりメキシコに引っ越した野原一家とそこで起きる事件が物語の軸になっている。
舞台にメキシコが選ばれた理由は監督曰く「ほとんどの人が名前を知っているが実際に行った事のある人はあまりいない*1という微妙なさじ加減が良かった」との事。
また、製作にあたって現地取材も行われ、作中の街並みやゲストキャラクターなどに活かされている。実はインドを舞台にする案もあったらしい。
上映時間は104分と、第20作『嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』(2012年)以来3年ぶりに100分を越しており、歴代で3番目の長さである。

序盤だけとはいえテレビシリーズに登場するキャラクターが多く登場しており、実は本田ケイコ(おケイさん)と小山むさえは本作が劇場版初登場。

メインのゲスト声優は芸人コンビの日本エレキテル連合とHKT48の指原莉乃。また、組長園長先生こと高倉文太及びレギュラー放送のナレーションを務め、2014年11月に逝去した納谷六朗氏は、生前のライブラリ音声を使用した形での出演となり、本作が最後の劇場版登場となっている。



【あらすじ】

ひろしは、メキシコの町に生息するサボテンの実を集める為に双葉商事の部長から派遣社員として選ばれる。
転勤と同時にマダクエルヨバカ支部の部長昇進を命じらた。
はじめは単身赴任を考えていたものの、みさえから「家族はいつも一緒!」との一言により一家総出でメキシコへ引っ越しすることに。
野原一家慣れ親しんだローン32年の我が家と春日部の住人達に涙の別れを告げることになった。

引っ越し先の町・マダクエルヨバカにて個性的なご近所さん達に囲まれ不安だらけの新生活が始まるが、そこでしんのすけ達を待ち受けていたのは人間を捕食する歩くサボテン・人喰いキラーサボテンだった。

果たして野原一家は、メキシコのご近所さん達と共にこのピンチを乗り越えることができるのか!?



【登場人物】

【野原一家】

メキシコに嵐を起こす5歳児。
メキシコでも相変わらずやる事は変わっていない。ノリが似ているのか現地人ともすぐ仲良くなっていた。
今回、マラカスを持っているが、振っても救いのヒーローは出てこない。残念。

我が家と引き換えに念願の昇進を果たした元係長。
片付いた事で再認識した我が家の広さにそれまでの思い出を馳せる。
メキシコでは町長に厄介者扱いされたり、唯一の社員が頼りなかったりと苦労している。

10年ごしに部長夫人になる事が叶った主婦。
ひろし同様に片付いて広くなった家に思い出を馳せる。
メキシコでも相変わらず自転車でしんのすけの送り迎え。
今回は単身赴任を考えていたひろしに迷わずついて行くといい、前年に続いて家族思いな部分を見せる。

今回も空気で下手するとシロより出番ない。

  • シロ(声:真柴摩利)
犬小屋から石囲いに住処が変わった。
現地の野良犬に餌を横取りされるが、その犬たちが危機に陥った際には迷わず助ける漢。
今回は珍しく留守番では無いにも関わらず終盤まで一家とは別行動を取っていた。


【日本サイド】

しんのすけの引っ越しの件でしんのすけと風間くんの間に亀裂が入るが、無事仲直りしてより結束が強まった。
引っ越しの際に離れていても一緒だという友情の証に手作りの「かすかべ防衛隊バッジ」をしんのすけに渡すが、これが後に……

  • カスカベの人々
双葉幼稚園の教師陣、かすかべ防衛隊の保護者一同、ヨシリン&ミッチー、隣の北本さん、おケイさん、むさえ、ななこお姉さんと見知ったキャラが勢揃い。
何だかんだあったがやはり野原一家とのお別れは寂しかったらしい。

組長園長先生。
当然の如く、野原一家とのお別れに登場するが、担当声優の納谷さんは映画公開の前年に死去しており、「園長先生のセリフは、納谷六朗さんの生前の声を使用したもの。
春日部のみんなに野原一家が別れを告げるという場面を描く時、そこに園長先生がいないというのはあり得ない」という制作サイドの計らいである。
その為、園長先生が野原一家に別れを告げるシーンは逆の捉え方もでき、キャッチコピーの「ありがとうカスカベ。さようならカスカベ。」は作中の野原一家だけでなく園長先生にも言える事ではないかという声も。


【メキシコサイド】

本名はドゥヤッガオ・エラインデス。野原一家の引っ越し先であるメキシコの町「マダクエルヨバカ」の町長。
マダクエルヨバカ出身であるためにテレビも無く、ラジオも無く、車もそれほど走ってない寂れた街を仲間と共に復興させようとするが、次々に仲間が去って行ったためにキラーサボテンによる町おこしに拘るようになる。
結果、キラーサボテンの果実で町おこしに成功した為、それが目的でメキシコに来たひろしを厄介者扱いしている。
キラーサボテンが食人植物である事が判明した後も「キラーサボテンとの共生」を唱えており、周りとの確執も益々広がっていった。
頑固者故に和を乱すような行動が目立つモンスターパニックものにおける身勝手なエゴイスト枠と言えるが、私利私欲ではなく本心から町の繁栄を目指してのことであり、単純な悪役ではない。
野原一家への排他的な態度も郷土愛への裏返しとも言える。
当初はその身勝手さが目立つがしんのすけ相手に町長権限で立ち小便を許したり、自身の過去を話すなど徐々に変化が起こる。

因みに、マダクエルヨバカは架空の地名だが、クエルナバカという都市がメキシコシティの南に実在する。

  • 保安官(声:勝杏里)
マダクエルヨバカの保安官。常に町長に従っており、町長の言葉をオウム返ししている。
ただし、町長のイエスマンという訳ではない。
身体能力は高く、アクロバットのような動きをしながら正確にキラーサボテンを撃ち抜いたり、弾丸の装填も素早く、キラーサボテンによる背後からの攻撃を避ける等、かなりの実力者。
キラーサボテンが人々を襲い始めた際に二丁拳銃で退治し、女王サボテンのつぼみを撃ち落そうとするも町長に止められ、直後に復活したキラーサボテンにより捕食される。

ひろしの転勤に合わせて設立された双葉商事・マダクエルヨバカ支部で唯一の社員。「ゼンゼン! ダイジョーブ!」が口癖。
オート三輪で特攻して野原一家のピンチを救うも油断から捕食されてしまう。

  • ネネ・ロドリゲス/レインボー仮面(声:堀内賢雄
「誇り高き荒鷲・レインボー仮面」を名乗る覆面レスラー。
ガタイと威勢は良いが、臆病な性格のために「膝を痛めた」と嘘をついてはリングに上がれずにいる。
バスに乗り遅れたひろしを引っ張り上げる等、一応腕力や身体能力は高い。しかし、キラーサボテンに立ち向かうことに怯えて逃げ回ったり、みさえから同行を求められた際も嘘をついた。

メキシコ人の男性。
ギターを片手に美しいもののために愛の歌を歌うと綺麗に語っているが、しんのすけからは「無職のおじさん」と馬鹿にされている。
勝手にみさえの自転車の荷台に乗って弾き語りをしたりなど図々しい部分もある。

しんのすけが通うことになったマダクエルヨバカ幼稚園の幼稚園教諭。
明るい性格かつナイスバディで踊りが得意。サボテンフェスティバルの際にはしんのすけをダンスの相手にしようとする等、カロリーナ自身もしんのすけの事は気に入っている様子。
キラーサボテンに襲われた際には率先して立ち向かったりと肝っ玉も座っている。

野原家の新しい家の近所に住むメキシコ人の少女。
思春期故に口が悪く、人見知りで不機嫌である。スマートフォンを大事に持ち歩いていることを知ったしんのすけにこのあだ名を付けられ、それ以降は野原一家からも「スマホちゃん」と呼ばれている。
戦闘能力は皆無だがスマホで地理情報や状況を把握する等、頭脳面で貢献している。

  • ルチャドール(声:北村譲次)
メキシカンスタイルのプロレスルチャリブレの男性選手。
臆病なネネに高圧的な態度で接し、パシリに使っている。
リングに上がったキラーサボテンと対峙するもプロレス技が通用せずに捕食される。

  • イケガミーノ(声:田村健亮)
サボテンフェスティバルに招待されたサボテン研究家。
疑問を問いかけられると「いい質問ですねえ」と返す癖がある。
またしんのすけ達に食虫植物のことについて教えたが、後にバスまで逃げる際にはキラーサボテンに追いつかれて捕食されてしまう。
モデルは言うまでもなく池上彰。

  • パブのオーナー(声:宮澤正)
白髪頭の年配の男性。
生存者を自身の店に匿い、更には疲労困憊した野原一家にコーラを振る舞った。
その後、店内に侵入してきたキラーサボテンにショットガンで応戦するがあっけなく捕食される。

  • 肉屋の店長(声:木村雅史)
パブに逃げ込んだ生存者の一人。
電波が生きているかを携帯電話を確かめるも繋がっておらず、更にはバスまで逃げる際に肉切り包丁でキラーサボテンに応戦したところをあっけなく捕食される。

  • バス運転手
都市部とマダクエルヨバカを結ぶバスの運転手。
人気のないバス停でルチャリブレの雑誌を読んでいたところを騒動に巻き込まれ、そのまま生存者を乗せたバスを運転するが直後にバス内に侵入してきたキラーサボテンに捕食される。
運転する際にラテン系の音楽を流しており、これがキラーサボテンの習性が判明する鍵にもなった影の功労者。

  • ウガ・アーナ(声:宇賀なつみ)
メキシコテレビ局のレポーター。
サボテンフェスティバルを中継するためにヘリコプターでマダクエルヨバカに向かうも騒音で集まり、合体した巨大キラーサボテンにヘリコプターごと捕食される。
捕食されヘリの残骸が吐きだされるシーンはトラウマ物である。

  • チワワ(声:佐藤奏美)
シロが出会ったチワワの3兄弟。
当初はシロの餌を奪うなどしていたが、後にキラーサボテンに襲われた際にはシロに助けられたのを機に舎弟になる。
漫画版と小説版ではウノ、ドス、トレスと名前が付けられている。

  • 日本エレキテル連合・細貝さん(声:中野聡子)
  • 日本エレキテル連合・朱実ちゃん(声:橋本小雪)
マダクエルヨバカに来ていた観光客の女性とそのロボット。
マダクエルヨバカがキラーサボテンに襲撃された時は偶然にもその猛威から逃れていたらしく*2
街のカフェであけみちゃん相手に言い寄っていたところをシロに目撃されるが、その直後に2人(正確には1人と1体)ともキラーサボテンに捕食されてしまう。
しかし、朱美ちゃんはロボットであるためにすぐに吐き出された。


【キラーサボテン】

本作における悪役というか敵役。
街の中心部にある巨大な女王サボテンから枝葉のようにキラーサボテンが生え、実を作る。
ドラゴンフルーツに似た美味しい実を付けるとして町の人々から大切にされていたが、正体は人を喰う食虫植物ならぬ食人植物。
女王サボテンの花が開いたのを機に枝葉のキラーサボテンが一斉に動き出し、次々と住民達を捕食し始める。
生命力も強く、拳銃やショットガンによる銃撃やダイナマイトで爆破されるなどして大きく損傷しても、接ぎ木を利用して欠片を集合させて復活してしまう。
更に小型サボテンや中型サボテンが接ぎ木によって合体していき巨大な形態になる事も可能。
見た目はクレしんらしいコミカルでシンプルだが根をくねらせて自動車にも追いつくスピードで追跡し、舌で人を捕食したり丸呑みするのはもはやホラー領域、更には肉弾戦もできる等、従来ならモブ兵士・隊員のようなポジションなのに恐るべき戦闘力を誇る。
当然だが視覚はなく、聴覚で獲物を認識して捕食している。しかし、臭気の強い物やヘリコプターや岩などの硬い物・消化できない物はすぐ吐き出してしまう。
習性の元ネタは映画『トレマーズ』に登場する巨大地底生物「グラボイズ」と思われる。


【主題歌『OLA!!』】

歌:ゆず
様々なチャートで上位を取るなどそれなりに人気だった模様。
iTunes、レコチョクの配信チャートでは毎週『クレヨンしんちゃん』が放送された金曜日から週末にかけて急激に順位を上げる推移を繰り返した。
曲名はしんちゃんの一人称「オラ」と映画の舞台であるメキシコの公用語・スペイン語で「こんにちは」という意味の「Hola」をかけたものである。
なお曲名は「OLA」の後に「!」が二つだが、歌詞中の「OLA」と「OLE」は「!」がひとつである。






以下、物語の結末と各人の活躍に関する記述。
無問題な人は下にスクロールしちゃってください。




















【人間たちの反撃】

ダイナマイトの爆発でも倒せず、逆に唯一の脱出口である鉄橋も破壊されてしまい、とうとう八方塞がりになってしまった生存組。
しかし、行方不明になっていたしんのすけが偶々、キラーサボテンに小便をかけたら復活せずに枯れてしまう事を知り、キラーサボテンの弱点が水分である事が分かり、突破口が見え始めた。
しかし、今のマダクエルヨバカ町は乾期で雨など期待できない。貯水タンクに水が溜められているものの、それを女王サボテンにかける方法など到底ない。
またもや八方塞がりかと思われたが、それまで反発していた町長が「フェスティバル用の巨大バルーンに水を詰め込み、それを女王サボテンにぶつけて水を浴びせる」という提案をする。
しかし、そんな事を無音で為せるはずもなく、貯水タンクへの道もキラーサボテンがうろついていて到底通れない。
その為には誰かが囮役になって他のキラーサボテンを引きつけておく必要がある。
そんな時、それまで逃げ回っていたレインボー仮面が自ら囮役を買って出る、更にそれまで行方不明だったマリアッチも自らのギターでキラーサボテンを引きつける囮役を買って出る。スマホは得意の情報網で貯水タンクへの近道を調べ、徐々に計画が進んでいく。
マリアッチとレインボー仮面は囮としてキラーサボテンを引きつける。
その隙にみさえとひろし、町長は台に乗せたバルーンを蛇口に持っていき、水の溜まったバルーンを女王サボテン目掛けて発射させる。
しんのすけ、スマホ、カロリーナは裏道を通って封鎖されている鍵を破壊し、蛇口を回す。それぞれの役割を決め、ついに生存組は反撃に出る。

  • 野原しんのすけ
偶然からキラーサボテンが水(水分全般)に弱い事を突き止め、それが突破口になる。
最終決戦ではスマホ、カロリーナと共に貯水タンクへ向かう。途中でキラーサボテンに捕食されそうになったカロリーナを庇って捕食されるが、得意のオナラで脱出する。
水の溜まったサボちゃんバルーンを女王サボテンにぶつけて枯らす最終作戦で、女王サボテンの接触部分に棘が無くバルーンが不発に終わるかと思われた時にバルーンと一緒に崖を下って爽快と登場。
女王サボテンに上空にほうり飛ばされるも落下しながらカスカベを去る際に友情の証として貰った「かすかべ防衛隊バッジ」に付いていた安全ピンの針を使い、落下の勢いをつけた一刺しでバルーンに穴を開けて破裂させ、女王サボテンに大量の水を被せた。

  • 野原ひろし
実らなかったがダイナマイトとキラーサボテンの習性を利用した作戦を立案したり、意固地な町長に叱咤する等、知恵者や勇敢な部分を見せる。今回も案の定、靴下が武器となり捕食を免れた。

  • 野原みさえ
しんのすけ捜索の為にレインボー仮面に同行を求めるが、まだ言い訳する彼に叱咤し、一人で行こうとする。(直後にしんのすけは町長と一緒に帰還する)
しかし、この叱咤がレインボー仮面を奮い立たせた。

  • マダクエルヨバカ町長
自身の意固地過ぎた言動をひろしや両親をキラーサボテンに補食されたスマホに真っ向から否定された事をきっかけに反省するようになり、キラーサボテンに対抗しようとするひろし達にその対策を提案した。
最終決戦では町を守る為に自らが囮となって女王サボテンを誘導した。その後のエンディングではひろしと和解し、更には自身が建設した「サボテンランド」による町おこしを行う。
また、決め手となった「かすかべ防衛隊バッジ」を特産品として販売していた。

  • ネネ・ロドリゲス/レインボー仮面
キラーサボテンに立ち向かうことに怯えて逃げ回ったり、みさえから同行を求められた際も嘘をついたが、みさえからの叱咤で憶病な自分に嫌気がさし自ら立ち向かうことを決心する。
最終決戦ではマリアッチと共に囮となってキラーサボテンに果敢に挑み、複数相手にも返り討ちにしたり、最後まで捕食されずに戦い続ける等、高い戦闘力を見せた。
事件解決後はルチャドールとの試合に勝利するなどの大きな成長を見せる。

  • マリアッチ
パブからの脱走の後、暫く姿を見せていなかったがボロボロになりながらも生存組と合流する…が逃亡劇の末にキザからオネエになるという驚くべき変貌を遂げてしまうひろし「サボテンにナニされたんだよ」
最終決戦ではギターを手にレインボー仮面と共に囮となってキラーサボテンに挑んだ。この時、弾き語りしながらキラーサボテンの攻撃を回避・反撃する等、一般人でありながら高い戦闘能力を見せた。

  • カロリーナ
キラーサボテン達と互角に渡り合う程の実力を持っており、勇敢な行動力で野原一家の心強い味方。
最終決戦ではしんのすけ、スマホと共に貯水タンクの栓を開けに向かう。
タンクの鍵をとっさの判断で破壊したり、キラーサボテンの足止めをしたりと子供たちを守る為に奮闘する。
事件解決後は「サボテンフェスティバル」でしんのすけとダンスを踊る。

  • スマホ
本名フランシスカ。
被害が広がっても意固地な町長にキレて両親をキラーサボテンに捕食された事を暴露し、自身はキラーサボテンに立ち向かう意思を示す。
最終決戦ではしんのすけ、カロリーナと共に貯水タンクの栓を開けに行き、その際に所持していたスマートフォンを犠牲にしながらも貯水タンクの栓を開けることに成功した。
事件解決後は両親と再会し、事件を通じてしんのすけとも打ち解けており、元気よくしんのすけに挨拶する姿や彼と仲良く遊ぶ姿などが見られた。

  • シロ&チワワ3兄弟
別行動を取っていたがチワワ3兄弟をキラーサボテンから助けて舎弟にする。
終盤ではバルーンの破裂で吹っ飛ばされたしんのすけを4匹の連携プレーで受け止めた。

  • 町の人々
キラーサボテンが捕食しても獲物を消化するまで時間が掛かるという特徴があった為、キラーサボテンの全滅によって無事生還する。
劇場版「しんちゃん」で一般人を死なせるわけにはいかないし。

  • キラーサボテン
砂漠に極端に適応した結果、普通のサボテンとは比べ物にならないほど水に弱く、しんのすけによって水(水分)を浴びると復活することなく一瞬で完全に枯れてしまうという弱点が偶然にも見つかる。こいつら雨季はいったいどうしてたんだ?
最終決戦では全個体が女王サボテンと合体した。最終的には母体である女王サボテンが倒された事によってすべて枯れる。

  • 女王サボテン
本作の元凶でありラスボス
最終決戦では合体して超巨大化するが、最期は水の入ったサボちゃんバルーンにしんのすけが別れの際に受け取ったカスカベ防衛隊のバッジに付いていた安全ピンで穴を開けられたことで出てきた大量の水を浴びて枯死した。
騒乱から数日後にキラーサボテンが全滅した事で、ひろしが双葉商事の部長から命じられた「メキシコの町に生息するサボテンの実の収集」が不可能となったため、野原一家は再び日本の春日部に引っ越し(厳密には「帰国」)することとなった。
これで次回からクレヨンしんちゃんの舞台がメキシコから始まる事はことはなくなった。
歴代ラスボスの中でも初の人語を話さず意思や思想も持たない純粋な怪物

  • 風間トオル
ある意味本作のヒロイン。
引っ越しに浮かれるしんのすけとの間に亀裂が入ったが、無事仲直りした。
映画の最後にメキシコからのしんのすけの手紙を見て、野原一家の帰国を喜ぶ。

  • かすかべ防衛隊バッジ
防衛隊からしんのすけに友情の証として渡された今回のキーアイテム。
序盤に登場したこれがラスボス撃破の鍵となった事に感心した視聴者も多いのではないだろうか。
エンディングでは町長によって町の特産品として販売されるようになった。





追記、修正はメキシコに引っ越ししてからお願いします。

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最終更新:2024年01月31日 07:36

*1 というか、メキシコの項目を見ればわかるが、メキシコは現在「いま訪れてはならない国第1位」と呼ばれるほど治安が最悪。2010年には出張に行った日本人男性が撃たれるという被害が出ている程。

*2 そもそも騒動があったこと自体気づいていない様子