グラマン(鋼の錬金術師)

登録日:2016/10/30 (日) 21:09:30
更新日:2024/01/28 Sun 11:31:11
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CV:納谷六朗

鋼の錬金術師』の登場人物。
東方司令部司令官で階級は中将。一見したところ女好きで憎めない気さくな老人だが、頭の切れる野心家。
女好きや野心家など様々な面でウマが合うロイ・マスタングには、「うちの孫を未来のファーストレディにもらってくれんか」と言ったり、餞別に愛用のチェス盤を贈るなど、好意と期待を寄せている。
また、マスタングの謀略における師で、チェス仲間でもある。その腕前は中央赴任まで、マスタングが一度も勝てなかったほど。

女装の達人でもあり、老婦人に変装した時には、彼をよく知るマスタングですら一瞬見抜けず、メイ・チャンからは普通に感じのいいおばあさんだと思われていた。

軟派かつ野心家というくえない人物ではあるが、ホムンクルスたちと繋がっているレイブン中将から「不死に興味はないか」と持ちかけられた時、「くだらん」と一蹴。その結果、東方司令部に左遷されたという、気骨のある一面もある。

一方、秩序と規律を重視し、マスタングを敵視するハクロ少将が東方司令部に赴任することを知った時には、「やだなあ。あいつ、お固いんだもん」と発言している。実際ハクロもあまり好感を抱いていなかった。

名前の元ネタはアメリカの航空機メーカー「グラマン(現ノースロップ・グラマン)社」。

+ 以下ネタバレ
『パーフェクトガイドブック2』ではリザ・ホークアイの母方の祖父と記述されており、孫とはリザのこと。
チェス盤の駒の一つは中にグラマンの極秘回線を記したメモが仕込まれており、いざという時マスタングが連絡を取れるようにしてあった。

マスタングに呼び出されて「わしの引退まで平穏無事でいてほしい」と嘆いて見せたが、「イシュヴァールを経験した屈強な東方兵を持つ貴方ともあろう者が、平穏に収まっている気などないでしょう」と焚き付けると、覇気に満ちた不敵な微笑を見せる。

これ以後、彼もオリヴィエ少将ともども、ホムンクルスと戦う重要なキーパーソンの一人として活躍することになる。

グラマン自身は戦闘力はないものの、チャーリーを始めとする彼の部下たちはマスタングの手足としてブラッドレイの乗った列車爆破、中央での戦闘などに働きを見せていく。
列車爆破の際には、北方軍のマイルズに対して「奴の死体をこの目で見るまでは安心できん」と隙のない武人としての面を見せ、「もしもマスタングやオリヴィエが決起に失敗したら、彼らを悪役として自分が漁夫の利をさらってやろう」と考えるなど、狡猾な一面も見せた。*1

「約束の日」が終わり、お父様やブラッドレイが倒れた後は、北方へ戻るオリヴィエ、東方でイシュヴァール政策に従事するマスタングにかわって、大総統の座につく

そして未亡人となったブラッドレイ夫人のよき茶のみ友達となり、記憶を失って普通の子供として育てられるセリムを見て、
異変が起きた時にはわかっていますな」と釘を刺すものの、はたして人間とホムンクルスが心を通わせるのかとその可能性に期待するなど、年齢に似ない柔軟さを見せ続けた。





  • 名言

「はっはっは。わしもまだまだ捨てたもんじゃなかろう?
この枯れた年寄りにご指名だよ」

「これだけの情報を集められたのはたいしたものだね。
けど君ちょっと焦りすぎ。
信用できる部下がいなくなっちゃ元も子もないでしょ」

「やれやれ……中央が面白い事になってきたおかげで……
この枯れたじじいの中で消えかかっていた野望の火種がまた燃え上がって来たわい」

「ほぉ、閣下の乗った列車が。うわー、大変。
イシュヴァールのテロだろうねぇ。あー、こわいこわい」

「やれやれ……始まってしまったのか……
仕方ないのう……あとは野となれ……だ……」

「新たな可能性というやつはいくつになってもわくわくするねぇ」



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最終更新:2024年01月28日 11:31

*1 この場面はマイルズが「とでも考えているのだろうな」と推測しているだけであり、本当のグラマンの考えは不明。少なくともすべてが終わった後は、彼はマスタングやオリヴィエを粛清したり冷遇しようとした形跡はない。