マブラヴ オルタネイティヴ ストライク・フロンティア

登録日:2016/10/23 Sun 22:33:53
更新日:2023/09/24 Sun 16:43:19
所要時間:約 7 分で読めます




マブラヴ オルタネイティヴ ストライク・フロンティアとは、マブラヴシリーズを原作としたDMM.comで提供されたのブラウザ&スマホアプリゲームである。

【ゲームについて】
前述のとおりマブラヴシリーズを原作としたゲーム。
2016年の現代日本から、BETAという宇宙生物と戦争状態にある並行世界の2001年のマブラヴ オルタネイティヴ(オルタ)の世界に迷い込んだ主人公達が
元の世界に帰るため、その可能性のある研究をしている香月夕呼の指示で彼女が開発したゲーム・・・つまり今作をプレイするという体裁になっている。
SD調にデフォルメされた人型ロボット「戦術機」とBETAが3Dマップ上でバトルする(いちおう)アクションゲーム。
全年齢版とR18版(R)があり、原作18禁のオルタのみならず、本来全年齢のトータル・イクリプス(TE)やシュヴァルツェスマーケンなどのキャラも参戦。

原作にエロが無かったあんなキャラやこんなキャラにも待望の(?)エロ実装となる。
ただ一方で元々全年齢の作品にまでエロ実装をした代償か、キャラゲーなのにボイスは未実装という残念なことになってしまっている。
当たり前だが全年齢版ではエロシーンなどの18禁要素は省かれており、代わりに各キャラのサイドストーリーが見られる形になっている。
ぶっちゃけこっちのサイドストーリーのが見応えあるともっぱらの評判。

そのエロシーンはというと、サービス開始前は「ソシャゲ主人公に既存キャラたちが食い荒らされるのでは」とこの手のゲームにありがちな不安を煽る声もあったが、蓋を開けてみると既存キャラは基本的に原作主人公が相手、そうでない場合は同性間の過激なスキンシップ、夢or妄想オチなどと割と穏便な形になっている(稀にそれで終わらない時もあるが)。
無論、基本的にオリジナルキャラクター(C分隊の転移組)は主人公とである。



しかしホーム画面に表示されるキャラは主人公を意識しているかのようなセリフを言ってくれる(とあるキャラに至っては「まるで夫婦・・・」と口走る)ので、今作でシリーズに初めて触れる人の中には「武(ユウヤ)に寝取られた」と言い出す者も出現しているとか。

この度2018年にネタにしたと公言した進撃の巨人とのコラボが始まり、主人公や武達が進撃の巨人の世界へ転移した話となり、進撃の世界にいる自分達に意識が乗り移った感じ。
だが、このコラボは18禁版ではプレイできない。

2017年末に配信された第30章を以て、メインストーリー第1部が完結。
第2部の展開も予定されており、シナリオテキストや新キャラクターのデザインも制作されていたのだが
諸般の事情により実現することなく2018年7月5日でサービスは終了した。

終了後に販売された資料集『exogularity 02』によると、
構想上は原作「オルタナティブ」と異なる結末を迎えたことで、遂に平穏だったもう一つの世界にBETAの脅威が迫る…
所謂「『ダンバイン』の新宿」とか怪獣映画的な展開が描かれるはずだったとのこと。
公式からの明言はないが、後のアクションRPGアプリ『マブラヴ:ディメンションズ』の設定はこの構想のリブートと思しきものになっている。

【バトルなど】

○基本
CP1人、衛士5人と各人が乗る戦術機5機の小隊、そして出撃前に選択する友軍機(他ユーザーがメインで使用している戦術機と衛士の組み合わせ)で戦う。
基本的には自軍1:友軍1の2機が戦闘を行い、他の自軍4機は控えとして戦闘を行っているメンバーが戦闘不能になるか自分で交代させると出撃する。ただし、友軍機と自軍との入れ替えは不可能なので、友軍機が倒れると単独での戦闘を強いられることになる。
また一部ステージ…というかほとんどのイベントステージでは小隊全機が一斉に出動する。この場合も操作する機体を自軍5機の間で切り替え可能。

戦闘は3各ステージに設定された条件を満たすことでクリアとなり、自機の全滅、制限時間オーバー、防衛対象が破壊されるなどすると敗北となる。
戦闘中は自機はセミオートになっており、任意でオート操作と切り替え可能。セミオート時は画面をタッチすることで移動して、攻撃は基本的にオートで近くにいる敵に殴りかかる仕様になっている。COMは完全にオートで、自機にくっついて動き回る。


CPは戦術機に乗り込まないサポート専用キャラであり、戦闘中のアナウンスをするほか部隊全体に効果のあるスキルを使用してくれる。
衛士は戦術機に乗り込むパイロットであり、ステータスが戦術機のステータスに加算されるほか、ステータスアップや直接攻撃など様々なスキルを持つ。

戦術機は衛士が乗りこむロボットで、ソードタイプ、ガードタイプ、マシンガンタイプ、ライフルタイプ、ミサイルタイプといった5種類の武装に加えパワー(P)、スピード(S)、テクニック(T)といった3種類の属性に分けられる。それぞれの武装は得意とする種類のBETAが異なり、また属性はパワー→スピード→テクニック→パワーの3すくみとなっている。
後に原作にも登場したOS「XM3」によって戦術機の更なる強化が可能となった。

原作シナリオの都合上、敵としても登場する。ボス補正や行動パターンの嫌らしさゆえにBETA以上の強敵になることもしばしば。

なお2017年8月に行われた調整によりキャラクターにもP・S・Tの属性が付けられることになり、プレイヤーは編成の大幅な見直しが要求されることになった。

イベント戦術機はコスプレや衣装着てるゲテモノがわりと多いが性能が高いのもチラホラいる。


BETA
人類の敵。種族としての細かいとこは項目参照。
基本的にボスレベルのBETA以外は鍛えていれば単体ではそこまでの脅威ではない(まあ原作からして物量が最大の武器ではあるが)
しかし光線級と重光線級の2種は桁違いに攻撃力が高く、他のBETAの攻撃で全くダメージを受けなくてもこいつらの攻撃だけは別。
サービス開始直後は即死級の威力を誇っており、さすがに強力すぎると判断されたのか後に下方修正された。また、射線上にいても確率でオート回避が発生するようになった。
幸いこの2種は攻撃と方向転換以外の動作はできず、攻撃前にも兆候があるので回避は可能・・・自機の動きにつられた友軍が射線に飛び込んだりすることもあるが。
またみんなのトラウマ製造機兵士級は他のBETAと比べて小さすぎるせいか、ステージ上では登場しない。
だが何故かホーム画面の左下隅に居座っているうえ、人語を話し、プレイヤーを応援してくれる。
時々「バリ…クチャ…」とか言ってるけど気にするな。ところでまりもちゃんはどこ行った?


【オリジナル登場人物】

○主人公
読んで字のごとく主人公。2016年から飛ばされてきた少年。
シナリオなどでは登録して遊んでいるユーザー名が記載される。
例にもれず鈍感であり、幼馴染の美乃莉からの恋愛感情には気が付いていない。とはいえ彼自身彼女のことは妹のような存在でとても大切に思ってはいる。ちなみに本編やサイドストーリーを見た感じではC分隊メンバーにも概ね好意を持たれており、何気ない一言でその気と思われる時も。後、どっかのお兄ちゃんよろしくやたらと自分の部屋にメンバーが集まる事が多い。
兵士としての技能は美乃莉の後塵を拝するが、発想力には長けている描写になっており、分隊の司令塔となっている。技能もシュミレーターではあるが歴代の猛者との戦い見ても決して悪くはない。
武と違ってオルタの世界に思い入れも何もないので、何事もなく仲間達とさっさと帰れることを願っていた。
しかし徐々にオルタ世界に入れ込んでいき、佐渡島の激戦を安全圏から遠隔操作で戦っていたことやその戦いの最中に遠隔操作が不調になったことをきっかけに、自分達も戦場に出なくてはいけないと主張し出す。
進撃の世界ではエレン・イェーガーと同期だったらしい。画面越しではなく生で挑む巨人に恐怖する場面もある。


○白川美乃莉
主人公の幼馴染。長期のバカンスで家を空けている主人公の両親に代わって彼の面倒を見ている。でも気持ちに気づいてもらえない。哀れ。
元の世界では周囲にはクールビューティーキャラと思われていたが、単に人見知りなだけ。
男子からの人気も高いが本人にその自覚は無く、主人公以外の男子とは普通に話せない。

弓道を習っており、2016年時点の壬姫の教え子にあたる。もともと壬姫のことを深く尊敬しているためか、2001年時点でのロリ体型の壬姫に大興奮し文字通りネコかわいがりしている。
公式4コマでは主人公が出てこないので実質的に彼女が主人公扱い。
BETAのことは気持ち悪いと思っており(当たり前だが)、特に戦車級は虫っぽくて苦手な様子。


○大空寺いよ
君が望む永遠のヒロイン、大空寺あゆの姪。
あゆのことをリスペクトしており、言動もまねている。もちろん、彼女を象徴する迷言も継承済み。
美乃莉とは友人。琳華とも幼馴染であり、大空寺と御剣という両財閥の縁者という関係だが本人たちは「仲良く喧嘩する間柄」らしい。

○大沢琳華
いよの幼馴染。両親はマブラヴに登場する御剣財閥で働いており、彼女自身もけっこうなお嬢様育ちである。
御剣に対する忠誠心は高く、若き日の冥夜を目の当たりにした時には我を忘れて大興奮して冥夜に戸惑われている。お前もか。

なおオルタ世界の冥夜の素性はトップシークレットであるため、公式4コマでは近衛の方々に危険人物扱いされている。
ついでに水着イベでは冥夜の水着姿を激写し近衛の方々に追い回されていた。
色々と危ないやつである。

○高森ミサキ
美乃利たちの友人。中学時代は千鶴の教え子だった。
チームワークを重んじ、明るくポジティブな性格。
中学時代はクラスの皆を巻き込み色々やらかして教師の千鶴に迷惑をかけていた模様。

○鬼灯あかる
美乃利たちの友人。重度のネットゲーマーでありオタク、学校はサボりがち。
親父臭いところがあり、金髪ボインのピアティフがお気に入り。
元の世界の凄腕ゲーマー「KEI」を神と崇めている。

○片桐由奈
2017年より登場の新ヒロイン。
本編では17章から登場。主人公達とは異なり2014年からオルタの世界にやってきた。
元の世界では夕呼の世話になっており、この世界でも彼女に懐いている。
幼い頃に遭遇した事件が原因で嗅覚が異常に鋭敏になっており、心から安らげる状態でなければそれを抑えることができない。
元の世界では実家のカフェのコーヒーの香りによってその嗅覚を抑えることができたが、オルタ世界ではそもそも本物のコーヒー豆が貴重品と化しているため
この世界で食されている合成食材(プランクトンなどを原料にそれっぽく再現した食材)によるコーヒー作りに励んでいる。
ついでに夕呼の計らいで横浜基地内にカフェを開いている。

○キャロライン・シールズ
2017年より登場の新ヒロイン。本編では19章から登場。
こちらは主人公達と同じ時代からやってきているが、オルタの世界に転移して来たのは主人公よりも早く、先に米軍に拾われていた経緯がある。
元の世界ではアメリカから主人公達の学校にやってきた留学生であり、美乃莉とは仲が良い一方で彼女の想いに気づかない主人公には厳しい態度をとっていた。
が、アメリカに帰った後に主人公が幼いころに結婚を誓った人物だったことを知り、オルタ世界で再会してからは逆に積極的な「ダーリン」と呼びアタックをしかけている。
本人も忘れていたがかなり本来の世界で波乱万丈かつ複雑な家庭事情で実は日本人であり、本名は「鎧衣美歌」という。

○小峰楓
2017年より登場の新ヒロイン。本編では19章から登場。
この世界の人間だが、時折別の世界にいる自分と意識が入れ替わってしまっている。
元々は戦術機の部品工場に勤めていたが、そのことを夕呼が聞きつけたためか軍に入ることに。
新キャラ達の中では唯一CPとして設定されている。

○結城優子
2017年より登場の新ヒロイン。。
この世界の人間。
登場前まで危険行動により横浜基地内に幽閉されていた。



【原作からの登場人物】

○香月夕呼
マブラヴおよびオルタに登場する科学者。
何を考えているのかは不明だが、美乃莉のスマホから得た情報を基に今作(作中では戦術機シミュレーター。当初は携帯ゲーム機だったが後にモノホンに転向させる)を作り上げて主人公たちにひたすらプレイさせるという奇妙な行動をとる。スマホから情報解析したとはいえ現代でも実用化されている遠隔操縦をほぼ実用化してしまうと言う本編並みの天才ぶりを発揮する(作中では従来操作との違いやまだ試作段階の為、C分隊が使用している)。
TEのオルソン大尉とは特別広報関係でのビジネスパートナーらしく彼に大変信頼されている。
美乃莉の主人公への好意には早々に気づいている。
武には主人公達の素性が知られないようにと釘をさしてたが、後に説明している。
主人公達のいた世界では柊学園の副学園長となっている。
幾度もの鬱回避の反動のごとく、桜花作戦の始動が間近に控えたある日。赤毛の指導者の率いる組織に洗脳されていたキャロラインにより射殺される。だが、脳は健在であったため00ユニットに脳を移植して辛くも生存。桜花作戦では原作と異なり残存した凄乃皇・弐型を主人公と共に駆って自ら戦場に赴くが、それが思わぬ展開をもたらすことになる。

白銀武
マブラヴシリーズ初代主人公。
UNLIMITED編の経験を活かし、強くて2周目モード中。
訓練が上手くいかない主人公に昔の自分を思いだして気にかけている。
主人公が思わず口をすべらせた「元の世界」というワードにいぶかしんでいたが、後に主人公たちが自分と同じような境遇だと教えられる。
自分の時代よりさらに未来から「スマートフォン」という最先端の情報機器を持って訪れた主人公たちの存在によって自分の特別性が薄れたうえに
夕呼の関心が向こうに移ってしまい、さらに原作でも起きたとある事件にて主人公たちが活躍したために完全に自信を失ってしまう。その反面本来死ぬはずである仲間が生き延びてる為、追い込まれていく本編よりも余裕を持っている。主人公自体には先輩として慕われている。
公式4コマでは「ボイン」という表現を新キャラたちが「昭和かよ」と話しているのを耳にはさんでショックを受けていた。
主人公と同じく進撃の世界に転移しており、流石に慣れっこだからかすぐ馴染んでいる。


御剣冥夜
原作ヒロイン。
2016年では実家の御剣を姉妹で継いでいる模様。
オルタ世界でもそれなりの名家の人間なのではと察した主人公に古風な口調などを理由に探りを入れられた際に苦しい言い訳をする。
進撃の世界ではその手の事が未経験な故か夢だと思っている。

○榊千鶴
原作ヒロイン。
文字通り別世界の住人である主人公たちの毛色の違いを感じとる。
2016年では中学の教師になっている。

○珠瀬壬姫
ナイスロリ体型な原作ヒロイン。
2016年時点ではすっかり大人の女性になっており(よくあそこから一気に背がのびたな)道場の師範代になっている。なお、ブーメランは失われている。
美乃莉からの猛烈なスキンシップに当初はワケがわからず戸惑う。公式4コマでは完全に猫扱い。

○彩峰慧
焼きそばパンをこよなく愛する原作ヒロイン。
2016年には伝説のネットゲーマーとして名をはせており、あかるから崇められている。
多分2016年の彼女も来たら頼れる存在だろう。

○鎧衣美琴
原作ヒロイン。相変わらずのマイペース。
人工呼吸の訓練で主人公と美乃莉にペアを組ませようとする。

○神宮司まりも
某ワンシーンで有名なお人。主人公たちを武たちと一緒に訓練することになる。
チュートリアル後には彼女の高レアカードがもらえる。
彼女の身に降りかかる悲劇を回避することはできるのだろうか・・・?
できました。
美乃莉の狙撃によって彼女を襲おうとした兵士級が倒されたために死の運命を回避できたが、その際にBETAの残骸の下敷きになり体液をモロに浴びたので検査と治療に回されることとなった。回復後の桜花作戦では前線に復帰する。
他の3人と同じく進撃の世界に転移しており、冥夜と同じく未体験の出来事で夢と感じているが2週間も過ごしている為、現実とも受け止めている。

○指導者
ご存知シリーズで暗躍しているあの主人公と瓜二つな赤毛のテロリスト。
この世界でも裏で色々とやっている。




追記・修正お願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • age
  • マブラヴ
  • 戦術機
  • DMM
  • スマホアプリ
  • ブラウザゲーム
  • マブラヴオルタネイティヴ
  • パラレルワールド
  • タイムスリップ
  • BETA
  • 君が望む永遠
  • サービス終了
  • ゲーム

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年09月24日 16:43