ペルソナ5

登録日:2016/10/07 Thu 23:56:00
更新日:2024/02/05 Mon 09:26:13
所要時間:約 62 分で読めます








TAKE YOuR hEaRT


立て逃げ主観的項目乱立繰り返
虚栄心満たす虚飾の人、

Wiki殿

 我々お前自分口からその告白させ事にした。 
んだする




                より


























???「なぁ、これもいわゆる立て逃げってやつじゃねぇの……?」

???「だいじょーぶ!ターゲットの目に触れたらすぐ別の項目に書き換える!」






















-認知を操作して項目が変更された!-



さぁ、始めるぞ!







ペルソナ5

登録日:2016/10/07 Thu 23:56:00
更新日:2024/02/05 Mon 09:26:13
所要時間:約 62 分で読めます



ペルソナ5』(Persona 5)とは、2016年9月15日にアトラスから発売されたプレイステーション3・4専用ソフトで、同社の『ペルソナ』シリーズの5作目である。
イメージカラーは『』。
2019年、完全版とも言える『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(Persona 5 Royal)が発売された。それに伴い版権元のアトラスは、ゲーム中の12月24日以降~エンディング終了までのネタバレ自粛を要請している。
つまりここに書いて良い内容は12月になる前だけってことだ!
当然ネット配信も制限………されていたが、2023年6月14日、ガイドライン変更により12月24日以降~エンディング終了までの配信が解禁された。
もちろん未プレイの方の為に、ネタバレには十分注意すること。


概要


シリーズのイメージを一新して制作された3ポップで明るい雰囲気を打ち出し、ライトユーザーの取り込みに成功した4を経て8年越しに発売されたシリーズ最新作。
今作のジャンルは、従来通りのジュブナイル物に加え、社会的には爪弾きにされた人間が生きるために闘うという物語ジャンルの一つ「ピカレスク・ロマン」を悪魔合体させた代物。
主人公達には悪人によって心に何かしらの傷を負わされたり、そのせいで世間から疎まれたりした経験があり、そんな腐った大人の欲望を盗み出して改心させる「怪盗団」として、正体を伏せながらも民衆の支持を得て活動していくのだ。

また、ストーリー中で行われる悪事が生々しいことも特徴として挙げられる。
今までのシリーズはメガテンも含めて悪魔や異界の力を借りたスケールの大きなものが大半だったが、今回現実で起こっていることは完全に人間の犯罪行為である。
しかも、性的暴行やら盗作やら薬物やら詐欺やら、近年問題になった何処かで見覚えのあるような事柄をモデルにしているため、現実的で非常にえげつない。

このように、メガテンお得意のダークな要素と、3~4以降のペルソナシリーズで培ったポップでスタイリッシュな要素を改めて混ぜ合わせたような作品となっている。

本作品の制作発表が成されたのは2013年冬であり、本来の発売予定は2014年冬であったのだが、路線変更やアトラス存続の危機などの諸問題から延期が続き、結局発売は3年後と相当な難産であった模様。
しかし、過去作の評判の良さやしっかりしたプロモーション、そしてその分期待に答えようとしっかりと作り込んだのが評価されたのか、発売後1週間でシリーズ過去最高初週売上・出荷数を記録した。
その間をGやら格ゲーやらダンスやらで過労死寸前まで繋いだ番長はマジでお疲れ様です。

2019年にはアッパーパージョン、あるいは完全版たる「ペルソナ5ザ・ロイヤル」が発売された。
新キャラや三学期などの追加シナリオに加え、追加要素も大幅に増加している。細かい要素もかなり使いやすく改善された。

ちなみに本作もシリーズの例に違わず、とてつもない大ボリューム。とくにコンプリートなどを目標にせずとも本編クリアまでに80~100時間、三学期までプレーした場合100~120時間程度は見ておくこと。



ストーリー


20XX年、4月──ある理不尽な理由から、家を離れて1年間東京で暮らすことになった主人公。
下宿先に着いた夜、彼は奇妙な夢を見た。
一面真っ青な牢獄の中で囚われの身の自分、管理者らしき長い鼻の男、青い厨二ロリ看守2人。
その牢獄「ベルベットルーム」の主だと名乗る男、イゴールは主人公を滅びの運命にある「運命の囚われ人」であると言い、「世界の歪みへと挑むことで、自由への『更生』を果たせ」と諭すのであった……。



主な登場人物/コープアルカナ


今作のコープキャラの殆どは、名前に元ネタがある。また、元ネタのほとんどは何らかの意味で『反逆者』であるのも特徴。

主人公(デフォルト名無し)/ジョーカー(怪盗時のコードネーム)

CV.福山潤
高校2年生。
理不尽な理由から保護観察処分を受けてしまい、一年間の保護観察期間を東京で送るため、蒼山一丁目にある「秀尽学園高校」に転入する羽目になる。
転入早々そのことが学校中にばれ、尾ひれがついてとんでもない不良扱いされており、校内や近所ではあまり話を聞いてもらえないという絶望的なスタートを切る。

詳細はこちらで

THE SHOW'S OVER! -ショーは終わりだ!-

坂本竜司/スカル/戦車

CV.宮野真守
主人公と同じく秀尽学園高校に通う高校2年生。
粗暴な言動が目立つ問題児として学校では煙たがられているが、猪突猛進気味ではあるものの、ほぼ初対面の人間であっても親身になることのできる情に厚い性格。やさぐれ気味で、喧嘩腰な姿勢が多いのが難点。
彼が問題児扱いされるようになったのには、過去のとある事件が関係しているようだが…。

+ ...
FREAKin'BoRiNG -クソつまんねぇ!-

初期ペルソナは「キャプテン・キッド」
モチーフは略奪行為を繰り返したとされる、手をフックに換えた海賊ウィリアム・キッド──通称『キャプテン・キッド』
体の一部に重大なダメージを抱え、世間の荒波にフラフラしている姿と重なると言える。
武器は鈍器系の長物とショットガン。殴る蹴るのヤンキースタイルだが、今作では「上には上」がいた。

PVなどでは相棒キャラチックだったため、対応アルカナは魔術師かと思われていたがまさかの戦車。
どちらかと言うと3、4における運動部コミュ的な位置にいるようだ。
ただ、今作の仲間がこぞって有能揃いなせいで、何かしら厄介事をやらかすのは大体彼の役割になっている。メタ的な貧乏くじである。ヤンキーキャラと相まってそこを嫌われることも*1
チーム内では近い立ち位置にいる杏が、自分の間違いや非礼を自覚すると人目の前でもハッキリと謝罪できる性格なのも彼の問題点を浮き彫りにしていると言える。
ただし「P5R」では大筋のテキストこそそのままではあるものの、追加イベントで出番が増えたり、上記のやらかした点について自分の自惚れを自覚し反省、謝罪するシーンが追加されたりとかなりのフォローを受けている。アニメでも言動が修正されていたためスタッフも気にしていたものと思われる。特に三学期などでの動向は必見。

もう一つ、彼のコープランク7で得られるアビリティ「瞬殺」は低レベルの敵とのチャンスエンカウント成功時にそのまま戦闘終了させてしまうというものである。
この時、資金と経験値が入手できないので、それが煩わしいというのでも否定的に捉えられている。もっとも問題が出るのはやり込み段階であり、通常プレイではそこまで変わらないのと発動時に必ずペルソナを入手できるという利点もあるため一長一短と言えるだろう。
終盤では非常に簡単に経験値を稼ぐ方法があるので、その頃なら習得してしまっても枷になりにくい。ただし、その方法は機会が限られるので注意。
「P5R」ではこの点が改善され経験値とお金が入手可能になった。発動もダッシュ中限定になったため勝手に発動してしまうこともない。
追加要素のジョゼによる認知変更での取得経験値増加と組み合わせると、メメントスで格下シャドウを瞬殺しまくるだけで楽々レベル上げが出来てしまう。上述の楽な稼ぎ方はスケジュールの調整の必要があり時間もかかったが、こちらは走り回るだけでアイテム・スタンプ集めもついでに出来るためより効率が良くなった。これによりプレイを楽にしたいなら最優先で上げるべきコープとなっている。

とはいえ彼自身には悪意はなくバカで騒がしくてバカでうるさいけどお前がバカでよかったと思える愛すべきバカである。ただ、血気盛んな行動は自重しろ。
スキルの傾向は全体多段ヒット型を含む物理攻撃と電撃。タルカジャ担当でチャージも覚えるためパーティでも得に火力を出せる。SHOWTIMEの相方は祐介と真。

モルガナ/モナ/魔術師

CV.大谷育江
本作のマスコット枠で、主人公達がパレスで助け出した猫のような何か。
電気ネズミでも青っ鼻のトナカイでもないが、猫でもないらしい。
ついでに性別も不明だが、一応本人的には男(雄?)だとか。
異世界に不慣れな怪盗団をサポートし、人間の認知の影響を使ってワゴンカーに変身しダンジョン内の移動もこなす頼れる先導者。

現実世界ではリアル猫の姿で主人公と寝食を共にし、台詞のない彼の代わりに様々な行動にコメントしてくれる。
認知世界で一度でもモルガナの声を聞けば、『モルガナは人間の言葉を喋れる』という認知の変化が発生するため、怪盗団は現実でもモルガナと会話出来るが、それ以外の人間には普通の猫の鳴き声にしか聞き取れない
授業中も一緒にいる(机の中に隠れている)。たとえそれが定期テストだろうと例外ではない。そして、平然とテスト中に相談する。通常の選択問題はギリギリアウトくらいだが、文章問題は完全にアウトな領域。
外出中も常に主人公のカバンに入って同行している。
まさかの今作における人外枠兼相棒だった。

+ ...
MISSION ACCOMPLISHED -お掃除完了!-

初期ペルソナは「ゾロ」
モチーフは最強の紳士、最強の盗賊として知られる『怪傑ゾロ』
気取ったポーズをとる屈強な上半身に不釣り合いな貧弱な下半身は、異世界慣れしている一方で自身の存在に不安を抱える姿と重なる。
……もう一度言うが、あのトナカイではない。なので、ゾロとか言っても三刀流は使わない。
武器は大刀と……パチンコ?だからあの一味とは関係無ぇんだって。

彼とのコープは自動進行。ランクアップすると怪盗道具のレシピを入手できる。
スキルの傾向は回復魔法を筆頭にクリティカル攻撃、疾風属性となかなか多芸……ただしかなり打たれ弱い。スクンダ担当。性能といいポジションといい、陽介クマを混ぜたような感じ。
SHOWTIMEの相方は杏と春。
怪我の治療は得意だが、やはりあのトナカイとは関係ない。
疾風属性だから、あのネズミとは対になっている・・・以前に関係無ぇから。

強制イベントの際、主人公を「今日はもう寝ようぜ」という台詞と共に自由行動を許さず異様にベッドに誘ってくるため、夜行動を逃して泣いたジョーカーが星の数ほどいるとかいないとか。
前述通り、特訓に出したペルソナを回収せずに放置すると最終的にロストしてしまうので、これのせいで主力ペルソナが消えたら笑えない。
条件を満たせばその頻度を減らすこともできるが、それすら許さず誘ってくることもそれなりにある。
「P5R」ではコープが3つ(うち1つはある事情からランク5でMAX)増えその他のイベントもちょいちょい増えてるためか、寝かせてくる頻度が大幅に減った。街には出られないがルブラン内での行動(読書やコーヒー淹れなど)なら出来るパターンもあるので本やゲームを用意しておくべし。

名前の由来はアーサー王の姉であり、敵対者でもある魔女「モーガン」。擬人化したら女の子になると期待してたのは筆者だけじゃないはず

高巻杏/パンサー/恋愛

CV.水樹奈々
主人公のクラスメイトで前の席にいるアメリカ系クォーターの美少女。
少々天然気味の素直な性格なのだが、金髪色白という目立つ容姿はいらぬ噂を助長してしまい、クラスなどでは浮いてしまっている。
そんな彼女にも唯一の親友がおり、気兼ね無く本音で付き合える彼女をとても大切に思っている。
ファッション関係の仕事についている両親の影響でアマチュアモデルをしているが、特にスタイルの維持などに気を使ってはいない。

+ ...
omg!! We are so awesome -わぉ!ウチら超最高じゃない!?-

初期ペルソナは「カルメン」
モチーフは小説や歌劇に登場する自由奔放で情熱的な女性『カルメン』
外聞を気にしないかのように男を虐げる姿は、男性恐怖と過度に奔放な杏の性格を想起させる。
武器はまさかの&マシンガン。女王様全開である。
ペルソナデザインも相当ヤバく、強いて言うならシャドウ千枝をベクトルそのままにペルソナにしてしまったような有様。カリストがドMならこちらはドS。
ついでにダウン時の格好はかなり恥ずかしい。いいぞ、もっとやれ。

スキル傾向はコンセントレイト持ちの火炎特化で単体のみだが回復もできる。デカジャ・タルンダ担当と、ボスではなかなか重宝しそうな構成となっている。テンタラフー女子。
「P5R」だと祐介のように独特なもの以外の多くの仲間が固有のコープアビリティを獲得した中では若干地味。ただし最初にSHOWTIMEを取得するため、モルガナとセットで編成していた人も多いのでは?
SHOWTIMEの相方はモルガナと祐介。

今作の残念エセ外人枠かと思われたが、謎広東語金髪美青年などに比べると天然気味な以外はそこまで個性爆発ではなく可愛い女の子である。君は喜んでもいいし、個性が足りないと残念がってもいい。
ちなみに、英語以外の勉強は苦手で英語も文法は駄目。クォーターだからね。

喜多川祐介/フォックス/皇帝

CV.杉田智和
主人公達とは別の高校に在籍している高校2年生。
容姿端麗の画家の卵で、恩を忘れない非常に義理堅い性格なのだが、独特な感性と杏殿を軽く超えていく天然ボケの持ち主のため、浮世離れした印象を持たれている。
画才を見込まれ、日本画の大家である師匠の下で修行している。

+ ...
IT WAS FUN WHILE IT LASTED,GOODBYE -楽しかったよ、じゃあな-

初期ペルソナは「ゴエモン」
モチーフは日本の江戸時代に伝説の大泥棒として名を馳せた『石川五右衛門』
他者から施された化粧を纏う傾奇者という姿は、表面的な関係性に縛られた彼に相応しい。天然だし。
武器は日本刀とアサルトライフル。

キャラデザ発表当初はクールな印象を持たれていたが、蓋を開けてみるとなんと前作の若女将的ボケ倒しキャラであった。
クール面を崩さぬまま一般女子高生にヌードモデルを要求したり、宝箱を発見して異様にテンションを上げたり、みんなで集まるとなぜか大体じゃがりこ食ってたり、海水浴に来てモデル用に伊勢海老を2匹買って両手に持ってたりと、かなり良い空気吸ってる模様。
行動が伴う分若干あちらより危ないかもしれない。また、若女将は料理イベントでボケるタイプだが、彼は芸術が絡むと高確率でボケに走る。
しかし芸術の腕は本物なので、怪盗団の予告状デザインがよりそれらしくなったのは間違いなく彼の手腕である。*2
ちなみに、じゃがりこは口に運ぶまでがゆっくりで、食べる時は異様に早いという謎挙動である。じゃーがーりーこ、じゃーがーりーこ。
後先考えずに金を使うためよく金欠に喘いでいる。文字通り一文無しになることも。

コープアビリティによりに任意のスキルカードを複製できる。ランクアップすると複製できるカードの種類が増えていく。〆はうどんだ。
「P5R」ではカードのランクが廃止され、代わりに複製済みなら予備がなくても作成可能になったり、その場でカードを作ってくれるようになる。
スキルの傾向は単体多段ヒット型・バトンタッチ強化型の物理攻撃と氷結。スクカジャ担当。SHOWTIMEの相方は竜司と杏。

新島真/クイーン/女教皇

CV.佐藤利奈
秀尽学園高校の生徒会長。
頭脳明晰で品行方正、冷静沈着で責任感が強く行動力もあるという超絶優等生であるのだが、生真面目で妥協ができない性格のため、貧乏くじを引きやすい。
アルカナは女教皇だが、前任と違い料理もうまい・・・というかP3以降の女子では彼女が家事スキルが最も高い。
合気道を習っており、チンピラが絡んだ際はチンピラの方が心配されるほど。サンドバッグにも興味があるようだが、止められている。
どうやらその性格から来る悩みがあるようだ。
怪盗団加入後は、ブレーンとしてメンバーを助ける。

+ ...
JUSTICE HAS PREVAILED -正・義・執・行!-

初期ペルソナは「ヨハンナ」
モチーフは性別を隠し女性の身で教皇の座に就いたとされる伝説の女性『女教皇ヨハンナ』
ちなみに、作中でも話が出るが、ヨハンナとはアルカナにおける女教皇のモチーフそのもの。
シリーズ初のバイク型ペルソナで搭乗・運転まで可能。召喚時は横から走ってくる。
超覚醒時は驚愕も納得もできる姿に……ともかく、特定の道しか走れないバイクという在り様は、周囲の思惑に振り回されて決まった道を進むしか考えられない彼女と重なっている。

武器はナックルとリボルバー……つか「鉄・拳・制・裁!」。コスチュームも黒いレザー風で随所にスパイクが仕込まれた超リアルファイトスタイル。
激情的な素顔やビジュアルからくる強烈な存在感もあり、コードネームがあまりにハマり過ぎて「なにもいえねぇ(メンバー談)」になるくらいにマッチしている。
おまけにカットインの時の瞳が明らかに覇気と殺意に満ちていることもあり、誰が呼んだかファンから付けられたあだ名は世紀末覇者先輩。というか作中でも竜司がそう呼んでいる。
挙句の果てに「P5R」ではSHOWTIMEで完全に世紀末覇者となってしまいビーチバレーでは銃声が轟いた。
そして得意属性は復活枠の核熱。やはりここでも世紀末である。

戦闘スタイルこそ苛烈の一言だが、パーティメンバーでは1~2を争う常識人かつ超有能と評判。
そしてなにより女教皇コープ担当なのにメシマズじゃない。キタローと番長は泣いていい。
学力優秀・生徒会長・腕っぷしが強い・料理ができる・アナライズ担当・あざとい・ついでにある意味スパイ要員、と驚くべきてんこ盛り
スキルの傾向は前述の核熱に加え、全体回復も使える。デクンダ・ラクカジャ担当と、杏と同じくボス戦ではお世話になりそうな構成。
コープアビリティは「P5R」でもトーク以外に変化はない。SHOWTIMEの相方は竜司と春。

佐倉双葉/ナビ/隠者

CV.悠木碧
人間離れした計算能力と天才的なプログラミングスキルを持つが、超コミュ障なことに加え、ある出来事がきっかけで現在絶賛引きこもり中の少女。
高校に通っていないため、出会うこともないはずの彼女が怪盗団と関わることになるきっかけとは……。

初期ペルソナは「ネクロノミコン」。秘術を封じた書物の名を持つUFOたるそれは、ハッキング技術を磨くも世間を拒んで部屋にこもる彼女と同等と言える。
ドーム→アンテナというナビ系ペルソナの系譜から次は何かと思ったらなんとUFOであった。シリーズでも珍しく、固有ペルソナの出典がクトゥルー神話かつ書物である。
なーんか声も性格も似たようなゲーマーをどっかで見たような……。
詳細はこちら


Git Gud -素 人 乙-

サラダバー

奥村春/ノワール/女帝

CV.戸松遥
秀尽学園高校の三年生。
大手ハンバーガーチェーン「オクムラフーズ」の社長令嬢。
おっとりとした少女であるが他人を観察することに長け、波風を立たせないような生き方をしている。
一方でそんな流されるままの人間関係に価値を見出せずにいて、あまり他人と関わろうとしない。
+ ...
Adieu -ごきげんよう!-

初期ペルソナは「ミラディ」
モチーフは三銃士に登場する女傑『ミレディー・ド・ウインター』
貴婦人にそぐわない大量の武器を隠し持つ姿は、社長令嬢として見られながらも内にはらしくない趣味や感情を抱える彼女を表現している。
何とは言わないが、怪盗服が中世の騎士風衣装なせいか強調されてかなり大きい。そして揺れる。いや、何とは言わないが。
そんな世間知らずな箱入り娘こと「美少女怪盗」が武器に使うのは、戦斧とグレネードランチャーである。
ちなみに、条件を満たすと戦闘開始時に発生するラッシュではランチャーを物凄い動きで連射する
おまけにペルソナのスカートの中からは武器弾薬がごっちゃり飛び出す。
……世紀末覇者先輩といいなんか今作の先輩方エグくない?
ちなみに得意属性は念動で、こちらも復活属性。

スキル傾向は他に射撃やカーン系・アムリタ系。念動だけでなく射撃の威力強化も覚える上、悪天候時に回避率が二倍になるというスキルまで覚える。ヒートライザ担当。スキルの取捨選択が最も悩ましいキャラ。
もっとも、今回のカーン系は金でどうとでもなるところもあるので、そちらはあまり気にしなくてもいいかも。
コープアビリティではSPを回復できる野菜を育てることができ、ランクが上がると育成期間が短くなり収穫量が増える。具体的にはSP回復のみであるが4Gの家庭菜園のようなもの。
ただし終盤以降のコープであるため効果は4のトマトとは比べ物にならない。最終盤であるためニンジンが超おすすめ。

コープ開始時期が10月30日以降、しかも器用MAXが開始条件という鬼畜仕様なため、パーティメンバーにもかかわらずコープ進行を諦めたプレイヤーも多いとか。ロイヤルでは若干緩和されている。
SHOWTIMEの相方はモルガナと真。

明智吾郎/正義

CV.保志総一朗
探偵王子の再来」と言われている高校生探偵。
絵に書いたようなさわやかイケメンなそのルックスと頭脳はマスコミや捜査機関からも引っ張りだこ。彼の解決した事件は、当局の人間の倍以上なのだとか。
彗星のごとく現れた「心の怪盗団」にも関心を持っているらしい。
ただし、彼の言動は彼の正義に基づくものなので、怪盗団に完全に共感しているわけでもないようだ。
とある出来事から主人公と知り合い、彼を怪盗団のリーダーとは知らずも親交を深めていくことになる。
無印版では彼のコープはストーリー進行で自動的に進むが、ロイヤルでは自由行動で進める必要があるので注意。

彼の名の由来は、江戸川乱歩の作品に登場する怪盗・二十面相と渡り合う、チート名探偵「明智小五郎」。

想像つくだろうけど、作品の根幹に触れる重要キャラ。
伊達に紹介画面でカットインは出されてない

「……興味深いな、本当に」

佐倉惣治郎/法王

CV.中田譲治
主人公の両親の知人であり、下宿先である場末のコーヒーショップ「ルブラン」のマスター。
1年間の保護観察期間の保護者役として、地元から追い出された主人公を預かった。預かった理由は、客の友人だった彼の親に頼み込まれたから。
モルガナを除けばほぼ毎日主人公と顔を合わす人物。
あまりガラのいい感じではなくちょいワルおやじといった風貌で、口数も少ない上に棘があるものの、
裁判所の提言で親元から離れざるを得なかった主人公をわざわざ預かったりするその言動に見え隠れする本性とは……。
言葉の節々からかつては相当なプレイボーイだった模様。
似たような声のグラサンロン毛が前にもいたかもしれないが、きっと別人だろう。

コープを進めることでSP回復アイテムを作成できるようになる(ただし、時間は経過する)。SPの管理が重要な本作では、可能な限り進めたいところ。ただし、双葉が参戦するまで前半で止まる。
コーヒーを作ると、「説明しよう!」のボイスとともに主人公が使用した豆の説明が表示される。
名前の由来は、江戸時代の藩主で、飢饉であえぐ農民を助けるために直訴を行い処刑された「佐倉惣五郎」。

「面倒起こすんじゃぁねぇぞ」

イゴール/愚者

CV.津嘉山正種
お馴染みベルベットルームの主。
主人公が「客人」ではなく「囚人」という立場だからか、口調が前作までとは異なり厳しい。中の人が亡くなったためか声が渋くなりよく喋るようになった。
しかし口癖やその役割は変わっておらず、時代の変革者「トリックスター」の資質を主人公に見出し、彼が「更生」し、牢獄から自由を得るための手助けを行う。

今回のペルソナ合体システムは、自分の意識の一側面であるペルソナを「処刑」することにより、新たな自己へと変化させるという方式を取るため、
ギロチン、絞首刑、電気椅子とかなり過激な光景で合体やアイテム変換を行うこととなるが、
「これはこれは……」やら、
「少々、刺激が強いかな……?」やら、
なんだかかなり喜々として行っているような気がする。怖い。

今作は彼とのコープが存在し、彼の信頼を得るごとにランクが上がる。また過去作品では主人公たちのチームのアルカナであった愚者を始めて個人で担当している。
余談であるが、タロットカードの中でも囚人がモチーフのカードである「刑死者」は、死んでその先に向かうための儀式を表しているとされる(そのため、刑死者も前向きに刑に臨んでいる)。
まさに、本作のベルベットルームにふさわしい様相といえる。まあ、彼の担当は刑死者ではないが

なお、ランクが上がるとストックできるペルソナの数が増えるのだが、本作では諸事情で周回してもストックが増えたままにならないので注意。
ちなみに、従来に比べると話をするためだけに呼び出すことが多々ある。流石に数日飛ぶようなことはないが、ストックが増えるかもと期待させられてがっかりするプレイヤーはおそらく多数。

「ようこそ……私のベルベットルームへ……」

カロリーヌ&ジュスティーヌ/剛毅

CV.豊崎愛生
今作のベルベットルームの住人である、厨二服が似合う双子の少女。その容姿は鏡合わせのように瓜二つ。
今回の役割は「看守」であるためか主同様主人公には厳しいが、その心中には主人公になにかしら期待している面もあるようだ。
主人公を激しく罵倒するお団子髪がカロリーヌ、主人公を静かに罵倒する三つ編みがジュスティーヌ。……ご褒美かな?
ついでにカロリーヌは現実からベルベットルームに入るたびにご褒美キックを見舞ってくる。

いつもの「所望の技を覚えたペルソナ」を見せてランクを上げるコープや、エレベーターガール秘書でお馴染み「アレ」もあるので、厨二ロリと戯れたい方は頑張ってみては如何だろう。
アビリティは耐性スキルを習得させられる他、最終的にはすさまじい恩恵が得られるため、必死に頑張ろう。そして、それで作ったペルソナは絶対に上書きするな

ロイヤルではコープとは別にお守り特別刑務として、双子とあちこちにお出かけできるようになった。
報酬としてスキルカードを受け取れ、後半になると「テトラカーン」「ヒートライザ」など有用なものもあるが、最大12回の行動消費と釣り合うかは微妙なところ。
東京を満喫してはしゃぐ可愛らしい姿を拝めるので、彼女らが好きならやって損はないだろう。

名前のモデルは、ベルベットルームの住人のお約束で『フランケンシュタインの怪物』の登場人物から。

「黙って聞け!囚人!」/「……無礼な男ですね」

御船千早/運命

CV.松来未祐(ゲーム無印) / 照井春佳(アニメ、ロイヤル)
新宿で最近話題の岩塩売り……もとい美少女占い師。
ほぼ100%の的中率を誇る一方で、「運命」は確実に存在しそれを変えることはできないと諦観している。
不幸な目に遭うはずだった客の運命を主人公が言葉だけであっさりと変えたことに納得できず、その絡繰りを看破するため検証を行うことを持ちかけてくる。

コープを解禁するには10万円を払ってホーリーストーン岩塩を買う必要があるが、コープを進めることで様々な効果を得る占いを有料で行ってくれるようになる。曜日や日夜を問わず会えるが、露天なので雨の時は問答無用で会えない。
そしてこの占いこそ本作屈指のぶっ壊れコープ。人間パラメーター上昇量が1.5倍になったり、もう少しで次のランクに上がるのはわかっているが1日潰すには勿体ない!
というような微妙な他コープの好感度上昇量が増やせるといった有益な効果を時間消費無しでもたらしてくれるので、全コープMAXを狙うに当たっては必須要素。そうでなくとも最優先でランクを上げよう。
彼女に湯水のように金を使うことになるが、「総攻撃で戦闘を終えると獲得金額が2倍になる」という占いもあるため、パレス潜入前に会っておけば多少ペイできる。

もう一つの有益コープ「節制」と比べると頻度は多いのだが、こちらは開始するまでが大変。
4度の夜行動・10万もの大金・メメントスでミッションクリアを経てようやく開始という、3のたなか社長を圧倒的に凌駕する悪魔のごときコープ

名前の由来は、明治時代に本物の超能力者と噂された「御船千鶴子」。こちらは透視能力を持っていたとされる。

なお本作の収録後、発売を待たずして声優の松来未祐氏が病により早逝したため、その後のアニメでは照井春佳が声優を担当している。
完全版である『ロイヤル』には追加ボイスが存在する都合から、既存シーンも含めてすべて新声優による再録となった。
本作が松来未祐氏の逝去後、最後に発表された作品となった。

岩井宗久/刑死者

CV:江川央生
渋谷でミリタリーショップを経営している強面の男。主人公がメメントスから持ち出した怪しげなガラクタを買い取ってくれるナイスガイ。
本物と見紛うほどのモデルガンを扱っていることを知った主人公が取引を持ち掛け、店でバイトをすることと引き換えに了承。

コープを進めることで一部の銃のカスタムを行ってくれるようになる。ペルソナから精製した銃はモデルガンではないためか対象外。
名前の由来は、戦国時代の商人であり茶人でもあった「今井宗久」。

武見妙/死神

CV:斉藤佑圭
四軒茶屋で町医者をやっているパンクファッションの女医。
あやしい薬を処方しているという噂を聞きつけた主人公が怪盗活動に必要な体力回復薬を求めて取引を持ち掛け、新薬の治験を行うことと引き換えに了承。

コープを進めると取り扱う薬品が増える他、アクセサリも販売してくれるようになる。
彼女のコープを進めることででお金はかかるもののメディラマ・サマリカーム・アムリタ・デカジャ・デクンダ・果てはカーン2種などの有用な魔法が全員実質使い放題、という恐ろしい状態になる。
というか、魔法に当てはめるならマハサマリカームとかいう名前になるであろうアイテムも売り出してくれる。そして下手なモデルガンとかが傅くほど高額。
そして、何より行動のたびにSPを7回復という公式チートじみたアクセサリー「貼る大気功」が序盤から最終盤まで大活躍してくれるだろう。というか本作はダンジョンと中ボスの多さに対してSPの回復手段に乏しいため、これがあるとないとではパレス攻略の難易度に大きな差が出る。
パレスを最短日数で攻略したいのなら装備を買うのを我慢してでも確保しておきたい所。

病院に常駐しているため進行タイミングが特殊で、ランクが上がってから数日待つと交流やランクアップイベントが発生するようになる。
名前の由来は、日本と世界の医師会会長であり、弱きを助け強きを挫くを地で行った名医師「武見太郎」。

川上貞代/節制

CV:渕上舞
秀尽学園の教師で主人公と杏のクラスの担任。
教師としてはいい加減な面が目立ち、主人公に対しても厄介者として辛辣な対応を取る。
実はある理由から夜の仕事もしており、偶然その秘密を知った主人公と取引を行うことになる。
なお、仕事中の彼女との交流であるため、その夜の店に彼女の派遣を頼むことで話が進む。未成年なので、アレなサービスは当然なし。あったら発売できない。

コープを進めることで授業中意図的にサボれるよう根回ししてくれたり、夜中にできる行動の一部を代行してくれるようになる。
主人公の作成レベルに合わせるため、マスターを超えたと自負するレベルのコーヒーやカレー、挙句に永久キーピック・予備弾薬まで作成できるなど、地味に家事スキルがやたら高い。家事……?
恋人になった彼女に家事を代行させてる横で他の女性と自宅デートもできる

川上先生をいかにコキ使うかが本作の攻略の肝の一つ。それほど有用なキャラなためか、基本的に金曜と土曜しか会話するタイミングがない。しかも、MAXになるまで毎回5000円かかるという、「運命」に次ぐ財布ダメージ持ち。
名前の由来は戦前の一流女優であり、後に女優の養成学校を創設した「川上貞奴」。

大宅一子/悪魔

CV:内山夕実
とある新聞社のジャーナリスト。
ある事件の情報を主人公に提供する見返りに、怪盗団のネタを提供することを取引として持ちかけてくる。
新宿の酒場「にゅぅカマー」でいつも酒を飲んでおり、そこの店主であるエスカルゴ・ララと仲が良い。

コープを進めることでパレス攻略時の警戒率がかなり上がりにくくなる。
基本的に敵の背後をいかにして押さえるかが重要な本作においては、あまり優先度は高いとは言えない。最後までコープを進めると最終的にほとんど警戒度が上がらなくなるが、これには若干のデメリットも存在する。
他の夜間組に比べると登場頻度が多いので、他に相手がいない時にでも。
しかしコープを進めることで魅力が大幅に上昇するためそちらを主目的と考えればかなり有用なキャラ。後述の吉田先生でも上がるものの、彼は日曜にしか会えないので上げやすさに関してはこちらの方が楽だろう。
名前の由来は、ジャーナリストであり、風俗時評・人物批評で一世を風靡した「大宅壮一」。

織田信也/塔

CV:金田アキ
秋葉原のゲームセンターで「キング」と呼ばれる天才小学生ゲーマー。GET SMOKEDと書かれた赤いキャップと、NOOBS(初心者)と書かれたジャケットがトレードマーク。
『ガンナバウト』というガンアクションゲームで無類の強さを誇り、その腕はなんとチートアーマーすらぶち抜いてダメージを与えることができるほど。
(初登場時点で)絶賛大人気の怪盗団のファンでもある。
その銃の腕を教授してもらおうと主人公が取引を持ち掛け、怪盗団にメッセージを伝えることと引き換えに了承。
解禁時期が遅い上に条件もやや特殊なので注意。

コープを進めることで通常銃撃に関する様々な能力を取得できる。最終的には主人公の通常射撃に貫通特性(4F仕様)が付与されるチート性能に。
ちなみに、ランクアップすると優しさが大幅にアップする。

今回、射撃はパッシブが他の属性に比べて豊富なので、特化したペルソナがいると便利である。
特にクリティカルアップ系をつけておくと弱点がなくなる終盤の宝魔が倒しやすくなる(特化すると通常射撃でさえ9割オーバーのクリティカル率になる)。
名前の由来は、日本で知らぬ者はいないであろう「織田信長」。日本史上、初めて鉄砲を戦略的に使用したと言われる。

ちなみにキャップに書かれたGET SMOKEDという言葉は、出し抜かれる、打ち負かされると言ったスラングでもあるが、直訳すると喫煙の意味。
ただでさえ小学生に似つかわしくない上アレな方の煙を連想させるため、そのシュールさから一部でネットミーム化した。
GET SMOKEDでググると、色んなキャラクターが彼とお揃いのキャップを被ったコラ画像が見られる。

東郷一二三/星

CV:磯村知美
「美しすぎる棋士」として話題の女子高生。祐介の同級生だが交流はない模様。普段は神田の教会で一人将棋をしている。
将棋の腕は確かなのだが、対局中は人が変わり厨二発言を連発するためネットでは「頭おかしい」とネタにされている。
戦術について教授してもらおうと主人公が取引を持ち掛け、新手の研究相手になることと引き換えに了承。

コープを進めることで戦闘中のメンバー交代や、逃走に関する能力を取得できるが、早く上げ過ぎると聞けない双葉ボイスがある。所詮数個であるが。可能なら先に聞いておこう。

名前の由来は、独特の言動ながらも、発売当時に現役最高齢かつ最古参の名人経験者として名を馳せていた棋士、ひふみんこと「加藤一二三」。
ちなみに初期案では怪盗団にもう一人軍師的なキャラクターが仲間になる予定であったが、ただでさえ長いストーリーがさらに長くなるということで没になり、キャラクターデザインだけ彼女に流用された。

三島由輝/月

CV:阪口大助
主人公の同級生でバレー部員。
最初の事件が解決した際、怪盗の正体が主人公であると感づいてサポートサイト「怪盗チャンネル」を開設する。
怪盗チャンネルに書き込まれる依頼を元に怪盗団はメメントスでの改心を行うことになる。

ランクを上げるには三島のメメントスミッションを一定数クリアする必要がある。コープを進めることで戦闘勝利時の経験値の増加と待機中の仲間の経験値取得量が増加する。
最初の時点では待機中の仲間は経験値を獲得できないので、なるべく上げておきたいコープの一人。

ペルソナ4の死神コミュと本作の死神コープを足して2で割ったような特殊パターンのコープで、夜の特定の街に常にいるが、リクエストをクリアしていくと確実にランクアップできる(間に数日が必要)。
名前の由来は、狂的に自分の思想を貫いた「狂信者」であり、最後には自分の思想に則り割腹自殺した作家「三島由紀夫」。

吉田寅之助/太陽

CV:野田圭一
渋谷の駅前広場で演説をしている落選続きの落ちぶれた政治家。過去の不祥事から「ダメ寅」と呼ばれている。
その弁舌技術を教授してもらおうと主人公が取引を持ち掛け、休日限定で演説の手伝いをすることと引き換えに了承。
本作屈指の人格者であり、彼のコープイベントは人気が高い。

コープを進めることで交渉に関する能力を取得できる。また、魅力が大きくアップする。
とくにコープランク3で入手できる金銭を何度も要求できるようになる能力は、序盤から中盤にかけての攻略に必要不可欠。
10月下旬になると、選挙期間のためそれ以降はランクを上げられなくなってしまう。
ちなみに、追加要求を習得すると、追加要求中でも総攻撃が可能となる。まさかの「誰が言うことを聞いたら助けると言った?」をやる主人公の誕生。
ただし、命乞いの場合はいずれにせよ総攻撃は使えない。

ペルソナ4の死神コミュ同様、日曜にしかコープ進行できず、時間を過ごせば確実にランクアップする(ただし、日曜日以外でもたまに登場する)。
コープの中では身近な人物の改心や怪盗の手がかりを目にすることなく、主人公の正体を見破った唯一の人物。

名前の由来は、存命中5度も獄中に入れられ、それでも自分の主張を曲げることはなかった江戸時代の思想家「吉田松陰」。

新島冴/審判

CV:甲斐田裕子
真の姉で敏腕美人検察官。
前例のない若さで地検特捜部で働いているエリートで、以前から多発している精神暴走事件と怪盗団の改心を関連づけて捉え、怪盗団の行方を追っている。
その美貌から「美しすぎる女検事」として名を馳せたこともあるようだが、本人は真摯に仕事に取り組み出世を目指すスタイルであり、あまり好ましくは思っていない様子。

本作は冒頭で主人公が警察に捕まり、尋問室で冴に取り調べを受けながら逮捕に至るまでの日々を回想していくというのが終盤までの流れであり、ストーリーの区切りや新コープ発生時に必ず冴の取り調べシーンが挿入される。通称どうなのおばさん
連続でコープを発生させると、その度に詰め寄られまくるので若干シュールなことになる上、
後半になると主人公を信頼して態度も軟化してくるのだが、コープの話に移ると途端に豹変する忙しい人になってしまう。時期的に解禁されるのがどうしても物語後半になってしまう春のコープが顕著。*3

愚者のイゴールと同じくシリーズを通して初めて審判アルカナを個人で担当する。
性質上、コープは自動進行型で特典は特にない。
厄介なことにペルソナ合体時の経験値ボーナス「アルカナバースト」ですら終盤までは得られないため、審判ペルソナ合体時は要注意(得られたら得られたでおかしいので仕方ないが)。

「…それが私の流儀よ。」

芳澤かすみ/信念

CV:雨宮天
ロイヤルで追加された新コープ。後輩の新体操特待生。
ふとしたきっかけで知り合った秀尽高校の後輩で、新体操の特待生だが最近はスランプだという。
礼儀正しく優しい性格で、学校でも居候先でも問題児扱いされていた主人公に最初から友好な態度で接するが、自身も学校に過度に期待されて特別扱いされてるので他の生徒に疎まれて孤立しがち。
自分を見つめ直せというコーチのアドバイスを実践するため、主人公と行動を共にする。代わりに、特訓によって新体操の体捌きを教えてくれる。
コープの進行により、ピンチエンカウント回避(確率で逆にチャンスエンカウント)と遠くからエンカウントしてバステを付加するシェネワイヤーを習得できる。また、特訓によって最大HPが少し上昇する。
当初はランク5でMAXとなるが、条件を満たすとアルカナの再生によってデザインが変化、10まで上げられるようになる。

+ アルカナ「信念」について
信念はヴィスコンティ・スフォルツァ版という最古のタロットに登場するアルカナの「信仰」で、細かい寓意は不明。一説ではウェイト版、マルセイユ版の法王というのが有力。
法衣を着た骸骨が、2体の悪魔らしき存在に首をロープで引っ張られる、というカードデザインとなっている。
他のタロットと違い、カードの周りが黒いが、デザイン変更後はカードの周りが白になる。



丸喜拓人/顧問官

CV:日野聡
ロイヤルで追加された新コープ。臨時で赴任してきたイケメンカウンセラー。
秀尽学園が生徒のメンタルケアのために招いた。主人公たち学園在籍の怪盗団メンバーは全員が各事件の当事者として彼のカウンセリングを受けることになる。
かなりドジだが超が付くほどのお人好し。カウンセラーとしての腕前は確かで、乗り気でなかった面々も何だかんだでほだされた。よくお菓子を用意しており、主人公に度々お土産として渡してくる。
その後は、主人公を自身の論文の相談相手と見込んで、メンタルケアの伝授と引き換えに取引することになる。
コープを進めると毎ターンのSP回復と確率で状態異常を解除する能力を得られる(どちらも主人公限定)。
コープを任意に勧められるのは9までで、MAXには自動で移行する。赴任期間が11月終盤までのため、それまでに完了しないといけない他、ランク5で一旦停止するようになっている。

+ アルカナ「顧問官」について
数字で1と振られており、エッティラ版タロットの1番目のカード、「CONSULTANT(男の質問者)」が元ネタ。ウェイト版、マルセイユ版で言えば法王。
正位置は「理想・IDÉAL」、逆位置は「知恵・SAGESSE」。
しかし、そのデザインは髭面の太陽とそれを崇める3人と頭上から転落する3人、という男の質問者とは似ても似つかないもの。



なお本作でもシリーズの例に漏れず、女性キャラのコープを進め特定の選択をすることで交際が可能。
そしてこちらも恒例であるが、プレイヤーの意思次第で複数人と同時に交際可能。もちろんゲーム上のデメリットはないのでご安心を。
コープのコンプリートの過程で誰かに一途になるか、奔放なプレイボーイとなるかはあなた次第。



【狙われし罪人達】

作中で怪盗団の前に立ち塞がる強大な「敵」にして改心のターゲット。基本的に、それぞれが大罪とそれにまつわる悪魔の名を冠する。おそらく元ネタは七つの大罪+八枢要罪*4だろうか?

「アスモデウス」

思想を奪う色欲の王。
罪人の名は鴨志田卓。
パレスは洋風な古城で場所は自身が教鞭を執る秀尽学園高校。
シャドウから怪物に変身するが、本作ではこういう完全に人間体でなくなるケースはむしろ少数だったりする。
栄光の盃に満たされた中身を口に含むことで、HPを回復することができる。
外見もそうだがアクションもキモい、というか色欲の名を冠するだけあって下品。
ロイヤルではさらに内面がうかがえそうな攻撃パターンが増えた。

「アザゼル」

調和を奪う虚飾の殿。
罪人の名は斑目一龍斎。
パレスは絢爛な美術館で場所は自宅兼アトリエのあばら家。
自身の顔のパーツが描かれた4つの絵をすべて倒すと本人(未変身状態)が出てくる。
この間に本体のHPを0にしないと勝利にはならず、中盤からはパーツ全滅前でも蘇生が始まるため地味に難易度が高い。
敵のHPと弱点属性を把握して戦うことの重要さを最後に叩き込んでくる序盤の難敵。
ロイヤルではより本人らしい攻撃パターンが増えたが、何回も使わせると…?

「バエル」

節制を奪う暴食の長。
罪人の名は金城潤矢。
パレスは銀行で場所はなんと渋谷区全域という広さを誇る。銀行に至っては警察ですら足を掴めてないという本人の認識から空を飛んでいるというトンデモなパレスその1。
外見がぶっちゃけキモい。しかも何故かラッパー口調。
戦っていると金庫と一体である貯金箱豚型ロボット「ブタトロン」を呼び出して攻撃してくる。金目のものに弱い。
ロイヤルでは金に物を言わせて護衛を呼び出すパターンと金の雨を振らせて大ダメージを与える攻撃をしてくるがその攻撃後の護衛達の反応は必見。

???

美徳を奪う憤怒の獣。
パレスは広大な砂漠やそこに点在する無人の廃墟、そして巨大なピラミッド。
ただし、少々特殊な敵のため、大罪の悪魔名を冠していない。
空を自由に飛び回り、戦場から姿を消して遥か上空から襲撃してくるという厄介な攻撃を持つ。
HPが膨大な代わりに物理攻撃が効きやすいと思いきや、空を飛んでる間は魔法攻撃しか当たらなくなる難敵。
ロイヤルではセリフが増えているが自身でプレイして確認してみて欲しい。


「マモン」

感動を奪う強欲の総統。
罪人の名は怪盗団メンバー奥村春の実の父、奥村邦和。
パレスは宇宙基地で1部エリアでは実際に宇宙遊泳をする事になるトンデモなパレスその2。場所は自身が社長を勤める企業のビル
変身を全くしないシャドウその1。部下を呼び出して戦闘に参加させてくる、という戦い方もまた異色。
時間制限付きという異色のボス戦で時間切れになると強制ゲームオーバーになる。一番難易度が高いという意見も多い。
ロイヤルでは本人の内面が冷徹になっていることが強くうかがえる新手が追加されている。

「レビアタン」

寛容を奪う嫉妬の支配人。
罪人の名は怪盗団メンバー新島真の実の姉、新島冴。
パレスはカジノで場所はなんと裁判所。
3のフォーチュンよろしく様々なペナルティ付きのギャンブルを仕掛けてくるのだが、当然のごとくイカサマ仕込み。
見破ることで、相手に不利な効果も押し付けられる。

「サマエル」

見識を奪う傲慢の船長。
罪人の名は作中で起こる過去も含めた一連の事件の黒幕、獅童正義。
正義という自身の名とは正反対の大悪党でジョーカーに罪を擦り付けた張本人。
パレスは沈没している日本を周遊する巨大な豪華客船で場所は国会議事堂という正に傲慢そのものと言えるものというトンデモなパレスその3。
怪物化しないシャドウその2。
縋りついているような人間が寄り集まった黄金の獅子「人柱の王獣」を従えている。
2段階の戦闘があるのだが、1回目でも結構苛烈。
ちなみに、人柱の獣に搭乗し、倒すと本人が赤くなる。声と言いヘルメットと言い、自重しろスタッフ。副島氏によると「似てるのは全くの偶然。」らしい。
特別な立ち位置ゆえに、ロイヤルではまさかの特殊パートが最後に追加されている。

??????

反抗を奪う怠惰の聖杯。パレスはここでは伏せる。
上記の連中と違い、名前がないのではなく単純にネタバレ隠し。
今までのシリーズでもほぼその名を見たことがない珍しい存在で、それに関連してか天使を従えている。
段階としては1段階しかないが、初遭遇時と決戦時とがある。初遭遇時の絶望感は相当なレベル。
決戦時は、メカメカしい外見で7つの腕からそれぞれ厄介な状態異常を引き起こす上、残った腕の数に比例してダメージが増大する攻撃を持つ。勿論腕は時間経過で回復する。
最後の展開は何というかメガテン4Fの某方々の扱いを反転させたような感じ。気になるなら両方やるんだ。

?????

成長を奪う悲嘆の異神。同じくパレスは伏せる。
ロイヤルで追加された新ボス。
うねうねとした触手に加えて配下がペルソナ2罰でちらほら見かけた連中と、目にするまでもなく出典がうかがえる。でもあいつじゃない。絡んでいたらもっとえげつない事態になっていただろうし。
更には某53万みたいな特性を持つ、脅威的な力を持つ異世界の支配者。
途中、陥没乳首っぽい場所が攻撃対象になっていることは気にしてはいけない。

用語


  • 認知世界
過去作の「影時間」「マヨナカテレビ」のようなその領域全体に対する名称は作中あまり使われず、もっぱら「イセカイ」と呼ばれるが、中盤以降判明する詳細から「認知世界」と呼ぶのが正確と思われ、アニメ版でも用いられている。
場所の種類として個人の歪んだ欲望によって見える領域「パレス」と大衆のパレス「メメントス」がある。
主観と客観の狭間にある領域であり、主観(認知)が多大な影響を与える。
どれくらい与えるかというと、敵シャドウがこちらが装備しているものを見て想像した通りの威力が実際に発生するくらい
そのような性質があるため、本作の武器は実際の危険物である必要はなく、武器は全てがモデルガンや包丁より切れないレプリカといった模造品となっている。

  • パレス
悪意に歪んだ欲望の認知によって歪んで映る、その人間にとって「その場所」が「どう見えているか」を投影した異空間。
例を挙げると最初のダンジョンである『カモシダパレス』は、鴨志田が秀尽学園高校を『自分の好き勝手に出来る城』と見ていたため、学校は監獄のような城に変貌しており、鴨志田のシャドウはそこを統べる下劣な王として君臨していた。
対象の人間の認知次第で歪みの範囲は異なっており、メインとなる建造物だけが変容している場合もあれば周囲一帯丸ごと歪む場合もある。
土地面積などの現実の物理法則は完全に無視されており、街中にある何の変哲もない小さな建造物が非常に豪華絢爛で巨大な施設になることはザラ。
パレスに存在する物体はあくまで認知上の存在であり、生身で突入している怪盗団や歪みの主以外はあくまでどのように見えているかを投影しただけであり、消えようが壊れようが実世界への影響はない。
現実にも存在する登場人物が居た場合、パレスの主がその人物を『どう見ているか』ということが如実に判明してしまう。
前述のカモシダパレスでは認知の杏が登場したが、鴨志田に甘えて媚びまくる女という実際の杏とは全く違う人物にされてしまっている。
一方、精神への介入であるためその歪みの主が感じたストレスや不安などは実世界のその人物に一部フィードバックされる。(記憶は引き継がれない)
最奥部にある欲望の根源たる「オタカラ」によって存在が維持されており、これが奪われることで歪んだ欲望が封じられて瓦解してしまう。

  • シャドウ
P3から用いられている用語であり、本作でも登場する敵の総称として使われている。
パレス内部ではその正体を奪われ防衛機構として使役されたシャドウが徘徊しており、
主人公たちと敵対する際にはP1及びP2における「悪魔」の姿に変化する。
一方でパレス内のシャドウは顔についた仮面を引き剥がすことで一方的に正体を暴いて隙を突くことができる。
敵として登場する際は、歪みの主に囚われている状態であり、正式名称ではなく外見的特徴などによる呼称が用いられる。
彼らと交渉を行い仲間にすると、本来の自我や自身の立ち位置を思い出し主人公のペルソナになり、以降は正式名称が表示される。

また、「歪みの主」の歪んだ認知によるその者のシャドウも登場する。

  • オタカラ
歪みの主にとって、悪意の拠り所ともいえる何か。
心の歪みを支えるこれを奪うことで、悪意を維持できずに良心の呵責に耐え切れなくなってしまう。
通常は靄のようになっていて触れることはできないが、「心を奪われる」ということを強く意識させることで実体化する。怪盗として予告状を出すのはこのため。
しかしそのインパクトも長続きしないため何度も出してしまえば効力はなくなってしまう。故に怪盗団はオタカラを頂戴する時だけ、ぶっつけ本番の一発勝負を挑む必要がある。
この直後からダンジョンの警戒度は最高に達し、どれだけ見つかっても失敗することはなくなり、同時に本作屈指の人気曲『Life Will Change』が流れると共にダンジョンの主に挑む権利が与えられる。
オタカラの実態は実世界にある何かであり、それがどう見えているのかによってオタカラの形状も異なる。
異世界から持ち出すことでオリジナルと全く同じ物体に変化するが、あくまで認知上の存在であるため、現実にあるオリジナルには何も影響はない。

  • メメントス
地下鉄内に形成される大衆のパレス。所々に血管のようなものが走っている。
人間全ての深層意識が繋がっているとされる、いわゆる集合的無意識領域。*5
大衆とは言うが、どれほどの範囲の人間を指しているのかは不明。
多数の人間によって形成されているため、その形状はフロアに突入するたびに変化する。
シリーズでお馴染みFOE枠の「刈り取る者」(P5では「刈り取るもの」表記)もここにいる。
固有のパレスほど安定しておらず、後述する怪盗チャンネルで名指ししてやるだけで対象のシャドウに守られる形でオタカラが出現する。
内部には大衆のシャドウが地下鉄に乗っていずこかへと移動している様子が見られるが、どこに向かっているかは不明。
大衆の意識が反映されるという設定があり、現実世界で流行している花粉症やインフルエンザといった疾患がシャドウにも状態異常として反映されてしまう。
おかげで倒すのも苦労するはずの「刈り取るもの」がインフルエンザで『絶望』の状態異常(『行動不可』『毎ターンSP減少』『3ターン後に戦闘不能』)にかかってあっさり即死するというクッソ情けない姿を晒してしまい、経験値稼ぎのカモにされるという可哀想な扱いを受けてしまった。
ロイヤルでは絶望の状態異常にかからなくなったので正攻法で倒す必要がある。

  • イセカイナビ
イゴールが用意した、異世界へ行くことができるアプリ。
消しても消しても復活するウィルスの如きしつこさを誇る。消せても困るけど。
異世界に行くためにその対象を限定する必要があり、基本的に名前・場所・歪みの3つを音声入力することで見つけてくれる。
パレスの有無を確認するだけなら名前1つでも有効。また、有効なキーワードであれば都度「候補が見つかりました」とアナウンスしてくれる。
場所はその人間所縁の場所なので容易に見つかるが、歪みは本人から見てその場所がどう見えるかを推測しなければならないので毎度頭を悩ませることになる。
ちょっと口に出しただけでも聞き取る地獄耳機能付きなうえに、キーワードがヒットさえすればOKなので、何気なく口にした会話から正解を引き当てることもある。
検索に成功すると、適性の有無とかガン無視で周囲数mの範囲内にいる人間を異世界に引きずり込む
ちなみに、イゴールの粋な計らいで仲間になった人のスマホに勝手にダウンロードされる。

  • ペルソナ
外の事象に触れた心が鎧う仮面。その心を反映した神格や姿となる。
今までは外的負荷に対して直接表面に出る側面をベースとしていたが、本作では逆に奥に引っ込めていた不満や本音といった側面をベースとしている。
つまり、2や4で「シャドウ」と呼ばれていたものをブレイクスルーせずに直接ペルソナ化したようなもの
そのためか、覚醒時は瞳がシャドウ同様金色に輝く。
建前や良識をかなぐり捨てるという表現として、覚醒時に装着する仮面を引き剝がすという動作を行う。
なお仮面は顔と癒着しているのか、剥ぎ取ってすぐの状態は顔面血塗れである。
覚醒するとその本人にとっての「反逆」のイメージを体現したコスチュームと仮面を身に纏うようになる。
これは歪みの主から向けられる警戒や敵意に対する抵抗反応であり、この姿でなければシャドウに抗えず、敵意が向けられていなければこの姿にはならない。
また今作では3や4と違ってペルソナ使いに覚醒すれば身体能力が常人離れと言っても良い程に強化され、シャドウとも生身で互角に戦える戦闘力を得られる(公式もこの設定を認めている。また怪盗服の有無は関係なく、覚醒した時点で身体能力が強化される。なお本編で描写は省かれてるが、身体能力が低い双葉もアニメーション等では常人離れした跳躍力を発揮している)。
作中では瞬間移動のように見えるスピード、かなりの高所へ跳べるジャンプ力、同じく高所の落下も反動もなく余裕で耐えるフィジカル(覚醒前だと善吉はそこそこの高さから慎重に落下しただけでもダメージを受けている。また祐介も覚醒前に高所から落下した時にダメージを受けている。ただ善吉よりも高い所かつ杏も抱えている条件も重なりながらも一応ほんの少しは堪えた)、人間よりも大きいシャドウの大剣を振り回し、コンクリートの地面を割る等のパワーを発揮している。
外伝作品の『PQ2』ではその設定により生身の戦闘力では他のシリーズのペルソナ使い達とは大きく一線を画すので、足並を揃える為に物語の中で特殊な環境及び舞台の影響によって大幅な弱体化補正を掛けられた(それでもジョーカーは近接戦闘でナイフを使わずに弾のでないモデルガンを使って4の主人公と互角に渡り合っている)。

  • 怪盗チャンネル
同級生の三島が立ち上げた心の怪盗団の応援サイト。略称は「怪チャン」。
日をまたぐ際にどの程度、どのように怪盗が認知されているかを確認できる。
また、小悪党を改心させるにあたってここで名前を告げることで意識させ、オタカラとシャドウを出現させるのにも用いられる。

新要素


今作ではハードの能力向上により、4等身だったキャラクターグラフィックが8頭身となった。
そして『キャサリン』で培ったモデリング技術によって、副島デザインがほぼ原画のままキャラごとに表情を持ってヌルヌル動くようになった。
ただドアを開ける動作や戦闘リザルトまで無駄にスタイリッシュになっている。
あと戦闘中やアイテム使用時何かと揺れるように。8等身万歳……!

ちなみに、複雑化の反動なのか、刈り取る者がちょっとアホになった
別の要素と合わせて、今作の彼(?)は何だか不憫である。「P5R]では面目を取り戻したが、後述の理由でより効率の良いレベル上げ手段が登場しアワード目的以外では見向きもされなくなったためやっぱり不憫かも。

3、4で好評だったシステムはブラッシュアップされ、より快適にプレイできるようになった他、大きな変更が加えられている点も存在。

+ 新要素一覧
  • 属性に念動核熱銃撃が追加。武器にも近接武器と分けて「銃」が追加され、戦闘時はどちらかを使い分けるようになった。
    ただし、弾丸は脱出するか貴重なアイテムを使わないと補充できないので、使いどころを考えないといけない。
    「P5R」では戦闘が終了する事にリロードされ、次の戦闘時には弾丸が補充されるようになった。*6
    銃にはそれぞれ一度の射撃行動で撃てる回数が決まっており、その間であればターゲットを変えて攻撃することもできる(全体攻撃系は除く)。
    射撃が有限攻撃になった影響か、本作では銃撃用自動効果スキルが追加された代わりに攻撃スキルの数が大幅に削られている。
    ちなみに、銃撃属性の耐性スキルは一切存在しないので、素の耐性に頼るしかない。
  • ダンジョンが今までのランダム生成ダンジョンから「パレス」と呼ばれる固定ダンジョンに変更(ランダムダンジョン「メメントス」も存在)。
    セーブポイントがダンジョン各所に存在するようになり比較的安心してイゴれるように。
    ストーリーイベントはパレス、クエストやフリーダンジョンはメメントス、という形になっており、パレスは一度クリアすると消滅する。宝箱などはきっちり回収しておきたい。
    パレスの完全なクリアには最低2~3日必要とし、その日は夜行動もほとんどできないため、スケジューリングには注意が必要。
    また、サブのミッションはすべてメメントスに挑む必要があり、それはそれで夜行動が封じられてしまう。こちらは受注さえしてしまえば達成期限はないので、都合がつくタイミングで一気にやったほうが得(一部受注には期限あり)。
  • 『怪盗』らしく、ダンジョン内でのカバーアクションから敵への奇襲を狙うなど、ステルスアクション的要素が追加。発見されると探索が困難になっていくので、今まで以上に背後からの攻撃が重要。
    一方、パレス内で敵に発見されたり逃げたりすると警戒度というパラメーターが上昇していく。
    これが増えると敵にプラス補正が加わったり徐々に不利になっていき、最終的にはパレスから強制退去させられる(予告後なら退去はない)。
    上がった警戒度は発見されずに敵を倒すかアイテムを使うか日を改めるかすると少しずつ下がっていく。
    なお、警戒度が0%の場合は常時先制攻撃が可能となる。
  • 怪盗道具の作成が可能。鍵のついた宝箱を開ける「キーピック」やシャドウに発見されなくなる「煙幕」、8種ある属性攻撃アイテムなど、「とりあえず持っておけばいざという時に便利」というアイテムが色々作れる。ただし、作成には時間の経過を必要とするため、安易に作ればいいというわけでもない。
    作成できる数は器用さに比例し、作成すると器用さが上がる。
    稀に「なかなか筋がいい」とモルガナに褒められると、作成数が+1される上に器用さの上昇量もアップする。
  • 前作までのリア充満喫絆構築システム「コミュニティ」が「コープ(Cooperation)」へと発展。
    パーティメンバーやその他の名有りキャラと友好を深め「協力関係」となることで、店での売り物増加、戦闘中のアクティブ・控えのメンバー交代など、ゲームプレイ時に有利な効果を得られるように。
    また、ランク上昇時に人間パラメータが上がることも多い。
    そのため前作までよりも各コープのランク上げの重要度が跳ね上がり、より考えて効率的にコープを上げる必要性が出てきた。
    プレイスタイルは人によるため細かいことは言わないがあえて言及するなら死神・節制・運命・太陽を最優先で上げろ。これで多分難易度が結構変わる。戦車はランク7で覚えるアビリティが危険なためコープ進行を躊躇する人が多かったが、「P5R」では一転して仲間内でも最優のコープと化している。
    なお、仲間以外のコープの多くは途中で発生するクエストをクリアしないと進めないようになっている。
  • 戦闘時、相手をダウンさせた場合に、ある程度コープランクが上がっている仲間に自分の行動権を移す「バトンタッチ」ができるようになった。
    一度の連携で各キャラ一度だけしかバトンタッチはできないが、元々の行動順は据え置きな上にダメージ量・回復量がアップする。ちなみに、「行動」扱いであるため大気功などの効力は有効。「P5R」では吉祥寺のダーツをプレイするとバトンタッチの効果量が上がる。
    なおこのバトンタッチ、コープランク2のアビリティのため仲間になったそのダンジョンでは使えないという欠点があった。P5Rでは改善され、どの仲間も最初からバトンタッチ出来るようになっている。
    というかボス戦はこの仕様を前提とした内容に変更されているため、誰でも使えるようにしておかないと詰みかねない。
  • 7割程度の確率でクリティカルが出る、バトンタッチされてから使うと威力が上がる、悪天候時にバステ付与率アップするなど、スキルの特性が幾分多彩になった。
  • 施設の種類や機能がかなり増えた。単純に店が色々ある他、細かい所では植木鉢に栄養剤を与えると優しさが上がるなどもある。イベントポイントを看破できる「サードアイ」を使って、どんな施設があるのかチェックしていくべきである。
    釣り以外にもミニゲームが追加され、バッティングセンターやTVゲームといったものもプレイできる(TVゲームといってもそこまでガチな奴ではない)。これらもやればパラメータアップなどが発生する。
  • 敵の姿がメガテンお馴染みの悪魔の姿に戻り、ペルソナシリーズでは2以来の交渉が復活。
    また、一度もペルソナにしていない悪魔はその外見的特徴から名前が設定されるようになった。
    銃を突きつけて「金品巻き上げ」「ペルソナになって恭順」「ぶっ殺す」を選べるぞ!……交渉ってなんだっけ。
    まぁ前の人らは同性に愛を叫んだり冤罪をでっち上げたりしてたし、多少はね?
    強いて言うなら、「拳で語るスペシャル」一択ということである。
    交渉は一度ペルソナにしているとスキップすることも可能。本作ではペルソナを失う経緯が破棄or処刑なので、この場合は恨み節を呟かれ、交渉をスキップした場合はさらに不満感を露にされる。
    なお、今回交渉に移るために相手を全員ダウンさせないといけないという制約がついたため、ペルソナ入手のためにもSP消耗はいつもより多くなっている。
    ちなみに、交渉成功には2回の質問で興味を引く必要がある。しくじると包囲状態が解除されてしまう一方、無理そうだと思ったら選択肢を選ぶところで総攻撃することも可能。何この暴君。
  • ダンジョン内の回復施設が完全にオミットされた。なのでSPのやりくりが非常に大事(特に序盤)。
    それを踏まえてか、SPを回復できるジュースが毎週何本か買えたりコープを進めることでSPを回復するアクセサリを買えたりなど、ある程度フォローが入っている。
    だが、同じくらい金も結構シビアだったりする。狙って稼がない限り、装備品を新調する余裕などあまりない。
    ……もっとも前述したコープアビリティを駆使した場合話は別。とあるコープを進めると入手可能になる装備によってSP消費をほとんど気にせずスキルをぶっ放せるようになり、またとあるコープを進めると無限にカツアゲ金品要求が可能になる。
  • 3、4で現れたレアシャドウに相当するカテゴリ「宝魔」が初登場。パレス内のオブジェクト破壊もしくはメメントス内でランダムで出現する。
    パレス内では警戒度に比例して出現率がアップする(特定の場所での出現率が高確率に設定されている)。
    1、2個の弱点を除いて全て無効という極端な耐性・倒すと金だけでなく経験値も大量にゲット・話しかけると交渉抜きでペルソナ化・「精霊」同様のランクアップ特性・生贄に捧げると大量経験値・スキル構成が特定の方向性に偏っている・ペルソナなのに装着不可、と変わった特性が目白押し。
  • 仲間が習得するスキルの取捨選択をプレイヤーが決められるようになった。元々仲間が習得スキルは8つの枠にそれぞれ決まった方向が割り当てられていたが、この変更に合わせて方向性が8つの枠に収まらないほど多彩にスキルを習得するようになった。
    このため、各キャラの方向性をどのようにするかの楽しみが生まれた一方、後々どんなスキルを習得するか分からないためにどれを消すべきか悩ましくもなった。
    なお、捨ててしまったスキルはストーリーを進めることで解禁される「教会」の「懺悔室」で再習得可能。
  • 行動エリアは東京の数区であり、イベントやコープの進行・読書によって立ち寄れる駅が増え、コープ仲間との仲を進める際に利用できるようになった。
    ついでに定期区間から外れると運賃がかかるという世知辛いリアルさもある。無駄に何度も移動すると地味に金が減っていくので、稼ぎ手段の乏しい物語前半は金欠に注意。ちなみに、呼び出しメールに応じてコープ相手のもとに赴く際は運賃がかからない。
    「四」軒茶屋や「蒼」山一丁目など、主人公達の活動拠点などは微妙に地名が違ったりするが、わりと忠実に東京が再現されている。
    そして、今作ではついにダンジョンと化していないデスティニーランドにデートに行けるようになった。
    また、行動エリア内で実行できるどのコープがランクアップするかなどは□ボタンを押すことで容易に確認可能になった。
  • ベルベットルームの機能に「アイテム化」が追加された。2の魔晶化のように、任意のペルソナを消滅させて装備品やスキルカードへと変換する。
    本作ではペルソナごとに武器・防具・装飾品・スキルカードのどれに変化するかが固定であり、黒い○○という素材アイテムを必要とする。
    スキルカードの入手先が装備品と兼用になった影響で、シャドウの交渉によるレアドロップでしか入手できないスキルなども結構ある。
    アドバイスなどは持っている相手が序盤の雑魚なので、交渉に移ろうにも殺してしまいやすく意外と貴重。
  • 同じくベルベットルームの新機能として、「特訓」が追加された。ペルソナを数日預けることでそのペルソナの「通常」以下の属性・バステの耐性を習得できる。
    単純に耐性スキルを入手したい場合以外にも、合体させたいけど継承数を増やすために空き枠を埋めたい場合などにも使える。
    特訓が完了するまでの期間はそのアルカナのコープランクに反比例する。
    多少なら預けっぱなしにしても大丈夫だが、長く預けていると消滅してしまう。消滅してしまう日にはちゃんと連絡が来るので、しっかり回収に行こう。

このように、前作までをやり込んだプレイヤーも新鮮にプレイできるようになっている。


また、「P5R」では新要素がさらに追加。

+ 追加要素一覧
  • 新しい仲間「芳澤かすみ」が登場。ただし本格的に使用出来るのは3学期シナリオからとなっている。
    また「明智吾郎」もクローズアップされた。PVが彼のネタバレ全開なので未プレイの人は注意。
  • 新コープ「顧問官」「信念」が追加。それぞれ新キャラの「丸喜拓人」「芳澤かすみ」が担当する。
    信念コープはなぜかランク5がMAXとなっているようだが……?
    また無印ではシナリオ進行だった明智吾郎の「正義」が他キャラと同じように交流で進行させるようになった。
  • ベルベットルームの双子の看守、カロリーヌ&ジュスティーヌとデートが出来るようになった。
    というか彼女らの要求で東京の各地に連れ回される形である。
    連れて行くには彼女らが行きたい場所に合致するエリアを知っている必要があり、達成するとスキルカードが貰える。
    全ての要求を達成すると3学期にちょっとしたご褒美が?
  • 人間を勉強しようとする不思議な新キャラ「ジョゼ」がメメントス内に出現。
    内部に落ちている花を集めたり、各地に置かれているスタンプ台でスタンプを回収することでアイテムと交換したり、認知変化で経験値・お金・アイテムの獲得率を上昇して貰える。
    竜司の瞬殺と経験値増加が今作の最効率レベル上げ。
  • 新しいエリア「吉祥寺」「中野」が追加。特に吉祥寺は新施設が多く登場する、無印の渋谷と新宿に次ぐ活動エリアとなっている。バトンタッチやテクニカルのランクを上げるダーツ&ビリヤード、仲間がランダマイザなど本来覚えないスキルを取得出来るジャズバーなどで楽しめる。ちなみに、ダーツはミニゲームをクリアする必要アリ。
  • 新システム「SHOW TIME」が追加。
    ジョーカーがピンチになったり敵を追い詰めるなどの条件下でランダム発動し独特の演出と共に大ダメージを与えてくれる仲間同士のコンビネーション技。
    仲間ごとに2種類ある(つまり1人につき2人タッグ相手が存在する)。ちなみにジョーカー自身も覚えることは出来るが、その相手は……
  • ボスの行動パターン変化や特殊な性質を持つ凶魔という敵の実装など、既存部分にも手が入っている。
  • ペルソナに「特性」というパッシブ効果が用意された。『○○属性スキル使用時のSP消費量が半分』『全体対象の魔法スキルの攻撃力20%上昇』などがペルソナごとに設定されている他、継承によって引き継いでいける。また、特定のペルソナ固有の特性もあり、これらは非常に強力だが基本的に引き継ぎ不可なものが多い。
    よほど変な制限プレイでもしない限りデメリットは一切ないので適当に設定するだけでもOKだが、可能なら自分の戦闘スタイルに合わせた特性を選択していこう。
  • 仲間のペルソナの第3段階が用意された。4同様、消費は重いが強力なスキルを習得するほか、特性も進化する。外見は初期形態を踏襲した形だが、これは初心に帰ることをモットーにしていると思われる。


DLC

ペルソナQで実装されたDLCが本作にも採用された。多くは有料だが、様々な恩恵を得られる。

  • コスチュームセット
歴代ペルソナシリーズとその他アトラスゲーの登場人物が着用していた衣装に着替えることができるセットと、その作品に深く関わりのあるアイテムをアクセサリーとして入手できる。1セット800円。
値段は少々高めだが、どの衣装も原作を忠実に再現しており、さらに主人公がその衣装を着用すると通常戦闘曲とバトルジングルがその作品のものになるという非常に嬉しいファンサービスがあるため買って損はない。
おまけで貰えるアクセサリーは非常に強力な性能を持っているため、それ目当てで衣装を買う人もいるとか。

+ 購入できるコスチューム&アクセサリー一覧
  • ペルソナ:聖エルミン学園制服(聖エルミン学園校章) ※11/2無料配信
  • ペルソナ2:七姉妹学園制服(セブンスエンブレム)
  • ペルソナ3:月光館学園制服(特別課外活動部の腕章)
  • ペルソナ4:八十神高校制服(自称特別捜査隊メガネ)
  • デビルサマナー葛葉ライドウ:(葛葉の封魔管)
  • 真・女神転生Ⅳ:サムライ衆衣装(儀式のガントレット)
  • 真・女神転生If...:軽子坂高校制服衣装(ハンドヘルドCPU)
  • ペルソナ4 ジ・アルティマットマックス:シャドウワーカー衣装(携帯用・召喚銃)
  • ペルソナ4 ダンシング・オールナイト:ダンサー衣装(マヨナカのバンダナ)
  • キャサリン:迷える大人の衣装(子羊達の枕)

・ペルソナセット
過去作の主人公orライバルが使用していたペルソナと、「もしも5主人公がこのペルソナを召喚したら?」というIFの姿である「賊神(ピカロ)仕様」のペルソナを入手したり合成可能になる。
1セット300円だが、どのペルソナも高性能&強力な固有スキルを持つため値段に見合った活躍をしてくれるだろう。当然のことながら、固有スキルは継承不可。
ちなみにレベルアップ時に主人公が元ネタに応じたセリフを喋るほか、アリアドネーとアステリオス、ツキヨミはペルソナ自身が持ち主と同じ口調で喋る。

トリックスターの仮面を宿した賊神仕様は色々な意味でインパクトがあり、黒白の衣装に赤く光る目と口が元の姿とは逆の不気味さを持つマガツイザナギ・賊神赤と黒の衣装を纏いまるでパンクロッカーのような姿になったタナトス・賊神など、元のデザインとは全く違う姿を拝むことができる。

ちなみに、アイテム化にも使えるようにと素材もついてくる他、一度入手するまでは全書から無料で召喚できる。作成・召還するとその時点で有料となる。
アイテム化の際は、オリジナルがアクセサリ、賊神がスキルカードとなる。

1週目から主人公のレベルを無視して召喚可能なので下手に使うと難易度的にあれだが、アイテム化目的で一度呼んでおくといい。
オリジナル・賊神合わせた簡単なスキル構成や特徴を記載するので、購入時の参考にどうぞ。
ロイヤルではすべて継承不可の固有特性を持ち、新規以外の追加ペルソナは10円で買える。

+ 簡単な特徴・レベル順
  • カグヤ:メディラマと神々の加護を使えるので序盤に便利(メディラマに至っては初期スキル)。更にミニ八艘飛びまで使える。耐性もそこそこで、宝魔で強化しまくってやればけっこう優良。ロイヤルではカウンタと反射のダメージが3倍になるという恐ろしい固有特性を持つ。
  • イザナギ:レベルに見合わずマハジオンガや物理無効を習得。ハイグロウも覚えられるので最後までお世話になることもできる。P4Uに倣ってか、十文字斬りが必殺技。ロイヤルでは仲間の特性が発生しやすくなる特性を持つ。杏とセットで使いたい。
  • オルフェウス:単品でカデンツァ発動可能(効果据え置き)。賊神はレベル30台でアギダインまで使う。ロイヤルでは後述のFともども4回食いしばりが発動する特性を持つ。事実上の廉価版オルフェウス(F)。元祖なのに。
  • アリアドネ:原典と打って変わってミラクルパンチ(高確率クリティカル物理攻撃)&アドバイスやえぐい物理固有技など結構パワフル。ミラクル、アドバイスや先制時にSPが回復するスキルは継承していくと便利。ロイヤルではバトンタッチ時にアイテムを消費せずに使える特性を持つ。
  • マガツイザナギ:物理・電撃・疾風・呪殺・万能の「敵全体に大ダメージ」が使えるなど、元の持ち主に似ずにそつがない。が、他に比べると若干地味。ロイヤルでは状態異常の敵の数に応じて攻撃力が40%上昇する特性を持つ。ボスにはほぼ使えないのでやはり地味。
  • ツキヨミ:呪殺特大ダメージや空間殺法が使える上、「素養」を両方習得できる。しかも、賊神はアイテム化すると魔術の素養になる。ロイヤルでは1MORE時に攻撃力が50%上昇する特性を持つ。
  • アステリオス:火炎と物理の強力な全体攻撃が使える。また、アイテム化させると火炎属性の威力を強化できるという杏好き垂涎のアクセサリになる。ロイヤルではHPが少なくなると攻撃力が増す特性を持つ。
  • タナトス:即死付き万能属性ダメージに加え、マハムドオン・マハエイガオンと各ブースタを習得する絶対呪い殺すマン。ロイヤルではバトンタッチ時に全SPの消費が半減する特性を持つ。
  • メサイア:物理・銃撃・呪殺を除いた全てに耐性を持ち、デクンダ付きメディアラハン・物理吸収・自動回復系・仁王立ち・不屈の闘志まで覚える絶対生きるマンなのに、元の持ち主は……。ロイヤルでは自動回復効果が倍になる特性を持つ。

ここからロイヤル新規
  • オルフェウス(F):ハム子のペルソナ。Fは便宜上のもので、実際は記載されない。全員5割回復+マハヒートライザで消費SP据え置き・ゴロキチとオルフェウス(M)即死のネオ・カデンツァを持つ。難点は初期レベルの低さとネオ・カデンツァ使用時にカマっぽくなるところ。
  • アテナ:全体に高クリティカルの物理特大ダメージを1,2回与える技を持つ。また、1MORE時には全てのスキルの消費が0になる特性を持つ。他の新規組が尖りまくりなのでちょっと地味。
  • ラウール:アルセーヌの第2形態。生まれつきのトリックスターなので賊神はない。ファントム・ショーで敵を眠りに誘い、固有特性により仲間からの援護率が高い。眠るほど退屈なショーなのかとか無料で実装してくれよとかの突っ込み禁止。
  • 伊邪那岐大神:ザ・ニュー世界。万能大ダメージ・全体攻撃・3回ヒットの「幾万の真言」と全書登録数に応じて与ダメ増・被ダメ減の特性「国産みが如き業」を持つ。全書からの0円召喚でも活躍できる問答無用のバランスブレイカー。初期スキルに勝利の雄たけびもあるのでギロチンで継承させるのにも便利。


派生作品


  • PERSONA5 THE ANIMATION THE DAY BREAKERS
発売前にテレビ放映されたアニメ作品。
本編のサブクエストの1つをリメイクしたストーリーとなっている。

  • PERSONA5 THE ANIMATION
本編ストーリーのアニメ作品。
主人公の名前は「雨宮蓮(あまみやれん)」となっている。
余談ではあるがこのアニメが放送されていた時期(2018年春季)には
あのアルセーヌのモチーフの孫の最新アニメシリーズだったり
一足早く2月からではあるが実は向こうの制作陣も意識していたという警察特殊部隊VS快盗団を描いたスーパー戦隊シリーズが放送されていた

  • コミカライズ
マンガワンと裏サンデーで連載。主人公の名前は「来栖暁(くるすあきら)」となっている。

  • PERSONA5 Dancing Star Night
P4にあった音ゲーのP5バージョン。P3版と同時発売。


  • ペルソナ5 ザ・ロイヤル
通称P5R。2019年10月に発売されたいわゆる完全版。二人の新コープキャラクター、新規BGM、ギャラリーが閲覧できる「マイパレス」、無印にはなかった三学期といった追加要素のほか、システム面の改良も多数。
……が、3Fesのアペンドディスクのような既プレイヤー向けの割引がなく、また4Goldenのようなハードを跨いだ半リメイクではないにもかかわらずフルプライスでの販売、さらに追加でDLCが多数販売されていたことから、主に無印プレイヤーから完全版商法としてバッシングを受けた。
もっともこれはあくまで商法への批判であり、無印で出来ることは全てロイヤルで出来るので、今から遊びたい人にはまずこちらをオススメする。
これまでペルソナシリーズのメインシリーズが発売されていなかったNintendo Switchでも2022年10月21日に発売されている。

通称P5S。2020年2月発売、コーエーテクモゲームスが開発した、ペルソナシリーズ初のアクションRPG。対応ハードはPS4、Switch、PC。
無印版5本編の後日談を描いた正統続編
無双開発陣が手掛けたためよく誤解されるが、「ペルソナ無双」ではない。ゼルダ無双やワンピース無双のような無双コラボではなく、キャラゲー無双アクションとは方向性が異なる。
本編同様アドベンチャーパートの比重が大きめ(といっても本編のスケジュール要素は思いっきり緩和されたが)、戦闘面はペルソナの特徴であるWEAK、Technical、バトンタッチ、総攻撃といったシステムをアクションに落とし込んだ「アクションRPG版ペルソナ」というべき内容に仕上がっている。

夏休みに再会した怪盗団一行が、ひょんなことからキャンピングカーで日本中を駆け回り、世直しの旅をするロードムービーのようなストーリー。オリジナルキャラクターを絡めた見事なシナリオや、北は北海道から南は沖縄までの観光要素も好評で、ペルソナシリーズの外伝としては初の全世界ミリオンセラーを達成した。

現状、PCやSwitchではこの作品しか発売されていないのだが、「ソシャゲやスマブラでペルソナに興味湧いたけどPS4持ってない」という人はアニメ視聴後のプレイを推奨する。
ガッツリ続編なうえ本編の説明もほぼ無いので、初見でいきなり本作を手に取るのはわりと非推奨
特に本編の皇帝(祐介)コープをプレイしていると、一部シナリオの味わいが変わってくる事間違いなし。
残念ながらロイヤルの追加キャラクターである芳澤は本作には登場しない。

  • 歴代作品との関わり
劇中のいくつかの場面(主にテレビやポスター)で歴代キャラクターの様子をうかがえるので探してみよう。
特にアイドル2人*7は序盤からポスターで姿を確認できる。



・「明日に備えて追記・修正でもしようか……」
モルガナ「疲れただろ?ネタバレ書いちまわない内に、今日はもう寝ようぜ」
・「…………」

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最終更新:2024年02月05日 09:26

*1 直接的な理由を挙げると、感情や気分にまかせた言動で余計な事態が発生すること多数・それに関してろくに謝らず言い訳を真っ先に口にする・以前のミスから学習した様子が見られない・自分は言い訳ばかりなくせダブルスタンダードな大人にはよく噛みつく、といった点。同じくやらかす時もある杏より印象が悪くなりやすい。そして基本的に他のメンツはやらかさないので目立つ一方となってしまう訳である。

*2 杏曰く、最初に竜二が作ったのは「バカな子が背伸びしてる感」

*3 尤もこれはゲームシステム上の問題であり、実際は信用する前にコープの話をまとめてしてると思われる。

*4 七つの大罪の原型。嫉妬の代わりに虚飾と憂鬱(悲嘆)が入る。

*5 まだ交流がなかった時代から世界各地に同じような逸話(イザナギ・イザナミとオルフェウスなど)が作られるのは、人の心がこうした根っこの部分で繋がっているからとされる概念のこと

*6 これは、敵の「襲う前に万全の準備をするはずだから、銃弾も当然全弾装填されている」という認知の影響。威力はともかく残弾は所有者の認知の方が優先される気もするけど。

*7 久慈川りせと真下かなみ