スリラーバーク

登録日:2016/10/01 Sat 19:23:04
更新日:2024/02/02 Fri 11:13:42
所要時間:約 15 分で読めます





ここは死者達の魔境…


「スリラーバーク」


悪い夢を

見ていくがいい!!!




概要

スリラーバークとは、漫画『ONE PIECE』に登場する(元)王下七武海ゲッコー・モリアの旗艦及び海賊団の名称。

モリアが偉大なる航路(グランドライン)に突入する以前に溜まり場としていた「西の海(ウェストブルー)」の島を丸ごと移設した巨大な人工島。
島ごと海に浮かべ、偉大なる航路の「魔の三角地帯(フロリアントライアングル)」を彷徨っていた。
その性質上、ログが貯まることはない。
なお、モリア含む四怪人及び彼の指揮するゾンビたちの団体も作中では「スリラーバーク」と称される。
いわば一海賊団を超えた、一個の独立国家といえるかもしれない。

船及び島

スリラーバークは「世界一巨大な海賊船」であり、人工島中心には巨大な帆と舵が備え付けられている。
※間違えられがちだが、「ーク(park:公園、庭園)」ではなく、「ーク(Bark:帆船の一種)」である
四怪人の居城やゾンビたちの暮らす中心街のある島とは別に、それをぐるりと囲む巨大な城壁がプカプカと浮いており、
迷い込んだ船を逃がさない口を模した城門も存在する。
土地は磁場を持たない西の海の土がベースなため、記録指針(ログポース)にログが溜まることは無い。

組織

モリアとその仲間であるホグバック、アブサロム、ペローナの3人以外は全員がゾンビ。そのうちゾンビの総数は 1000体を軽く超える。
このゾンビはモリアが「カゲカゲの実」の力で死体に人間の影を取り込んで作り出したもの(詳細はモリアの項目を参照)。
生身の戦闘員が2人(ホグバックはこれといって戦闘力が無い)しかいないのは、
モリアがルーキー時代に新世界にて同志を全て失った事から。


主な行動

基本的に「赤い土の大陸(レッドライン)」の手前に存在する魔の三角海域を縄張りとして停泊し、そこから出ることは無い。
これは、カゲカゲの実の特性上の難点として
  • 影と分断された「本体」は日光に当たると消滅する
  • 「本体」が死ぬと同時に影は雲散霧消してしまう(つまりゾンビも機能停止する)
  • そもそも影を切り離した本体がモリアの言うことを聞いてくれるわけがない
という事項が挙げられるため、影を切り離した相手をスリラーバークの中に閉じ込めておかなければ、
いくらゾンビを作っても作った端から消えていくという事態になりかねない。

兵站に関しては、魔の三角地帯に入り込む海賊をカモとして「夜討ち」を行い、財宝や食料を略奪することで得ている。
そのためモリア達は付近の海域に閃光弾を放つ仕掛けを仕込んだ海神宝前樽を流し、それを御供え物と勘違いした海賊をマークして
襲うことで効率的に影や食料、武器などを奪い取っている。


メンバー

スリラーバーク四怪人

スリラーバークを支配する4人の海賊。

王下七武海の一人。
元3億2千万の賞金首で、一時期「百獣のカイドウ」とも渡り合ったという程の大海賊。
スリラーバークの支配者であり、カゲカゲの実の能力者。元は野心に溢れるルーキーだったが、新世界の航海後は怠慢かつ強欲な性格になっている。

ルフィたちに敗れた後に頂上戦争に招聘され、白ひげ海賊団と戦う。
オーズJr.を仕留め、白ひげ海賊団十番隊隊長クリエルとも交戦したりと活躍を見せるが、
その一方で同じ七武海のジンベエに敗れてしまうなどの失態も目立ち、
世界政府から七武海の称号を剥奪され、ドンキホーテ・ドフラミンゴとパシフィスタの部隊によって秘密裏で暗殺されかけてしまう。
しかしアブサロムの手引きにより難を逃れ、現在は身を隠している。
詳細は個別項目を参照。


  • Dr.ホグバック(CV:岩崎ひろし)
天才外科医。ゾンビの修復作業に携わる、四怪人の中で唯一の非戦闘員。
世間では死者をも蘇らせる大天才と言われてはいるが、性根は命を弄ぶ下劣なマッドサイエンティストであり、「金の為に診たくもねえ患者を診て手術をしていた」と恥ずかしげもなく吐き捨てている始末。そしてドジ。
とはいえ技術自体は本物で、失われたオーズの右腕を完璧に再生している。
10年前、下記のシンドリーを復活させる事を条件にモリアの部下となった経緯があり、その恩義もあってモリアへの忠誠心は高い。
ルフィたちに敗れ、オーズに踏みつぶされて重傷を負うも健在。アブサロムとモリアを回収してスリラーバークを脱出した。
ちなみに四怪人の中では一番の新参者である。*1


兵士ゾンビ及び将軍ゾンビの司令官。スケスケの実を食った透明人間
ライオンの顎、ゾウの分厚い皮膚、熊・ゴリラの凝縮された300㎏の筋肉をホグバックに移植された改造人間。
ナミに一方的に惚れて結婚を目論もうとした変態野郎で、極めて好色なため部下のゾンビからも「エロリーダー」呼ばわりされている。
サンジにボコられた挙句ナミに感電させられ気を失っていたが、ホグバックにより回収されスリラーバークを後にした。
透明能力でドフラミンゴに襲われていたモリアを助け出し、現在は「フリーライター・アブサ」を名乗り新聞記者をやっていたが……
詳細は項目参照。


  • 「ゴーストプリンセス」ペローナ(CV:西原久美子)
びっくりゾンビ及び動物ゾンビの司令官。ホロホロの実を食った霊体少女。
自称可愛い物好きだがあまり趣味は良くなく、幼い頃からモリアに引き取られ娘のように育てられてきたからか言動も粗暴。
ウソップに気絶させられた後に目を覚まし、オーズの暴走を見て我先にスリラーバークを脱出しようと目論むも、港で七武海バーソロミュー・くまに遭遇。
くまに「旅行するならどこに行きたい?」と聞かれてつい「怨念うずまく古城のほとり」と答えてしまった結果、くまの能力で律儀にも遥か遠方、怨念うずまく古城があるクライガナ島(くまの“同僚”ジュラキュール・ミホークの拠点。そこにミホークへの遠慮はない)まで吹っ飛ばされてしまった。

結果、帰還した島の主であるミホークと、同じく飛ばされてきたゾロが一緒に棲むことになる。
2年後には魚人島に向けて出港する麦わらの一味を支援した。
現在はクライガナに棲む物真似ヒヒ「ヒューマンドリル」を従え、クライガナの開拓に勤しんでいる様子。
詳細は個別項目を参照。


ゾンビ

モリアによって生み出された「動く死体」。
映画やゲームなどに登場するそれとは異なり「噛まれても対象はゾンビにならない」「普通に人語を解する」などの特性を有する。、
そのため一般的にイメージできる「呻きながらよろよろ動く」ゾンビと違い、 びっくりするぐらいアグレッシブ、かつ非常にアクティブな動きを見せる。
ゾンビには後述する通りの通し番号が振ってあるが、影の主が死んだり浄化されたりするたびにゾンビは機能停止するため、後述の「夜討ち」で捕まえた影を入れてリブートすることは日常茶飯事とのこと。
ゾンビの通し番号は0〜900まで。番号範囲で立場が分けられている。

動物(ワイルド)ゾンビ

通しナンバーは0から199まで。
ペローナの好きなぬいぐるみなどをモチーフにした、変わった動物の姿をしたゾンビたち。

  • クマシー(CV:ホグバック)
動物ゾンビ隊長。巨大な熊のぬいぐるみをベースにしたゾンビで、一件可愛らしい外見だが、声がものすごく低い。
そのため、ペローナからは「しゃべんじゃねぇ!」などと邪険に扱われている(アブサロム曰く「クマシーにキビシーな。キマシーな」)。
口は乱杭歯であり、いつもマスクで隠している。恐らくはペローナに命じられているのだろう。
腕力は本物のクマをも凌駕し、一撃でウソップを撃沈するほど。
しかし腕が短いため背中のチャックには手が届かず、ウソップナミチョッパーの3人が入っても抵抗できなかった。
ペローナに命じられてウソップをボコり倒すも、一瞬のスキを突かれ口の中に塩を入れられて浄化される。

動物ゾンビ副隊長のカバ型ゾンビ。巨大な2本の剣を振り回して戦う。
ウソップの「衝撃貝」(ペローナの作った「衝撃ホロウ」の爆発を吸収した)を顎に受けて吹っ飛ばされ、
気を失っているうちにモリアのシャドーズアスガルドで影を抜かれ機能停止する。
元々の縫いぐるみはワポルの「トイショップワポール」で売られていたもの。

蝙蝠型ゾンビ。通し番号は21。ホグバックの執事を務めている。語尾に「でし」を付けるのが特徴。
侵入者をゾンビに襲わせるために策を弄するも、麦わらの一味を呼んだせいで結果的にスリラーバークを滅ぼすことになってしまう。
最後はモリアに影を抜かれ機能停止。

  • リスキー兄弟(CV:沼田祐介、西脇保)
リス型ゾンビ。可愛い外見だが、中身はローリング海賊団のちっとも可愛くない兄弟2人が入っている。
ナミに簡単にやられるほど弱く、最後は(ry

  • ペンギンゾンビ
人面ペンギン型ゾンビ。後姿はナミがときめくほどかわいいが顔は気色悪い。

サンジの影を入れられた新型のペンギンゾンビ(顔は犬)。
完成した当初はサンジの記憶が微かに残っていたため、仲間にも平気で牙を剥き、ローラに対しては「死んでも女は蹴らん」と言っていた
(これに関してはウソップとチョッパーからも「アレを女と認めた!」「勇者だ!」と違う意味でサンジもとい賛辞を贈られていた)が、
やがて記憶を失い、ロビンを平気で蹴飛ばしチョッパーに「仲間呼ばわりすんじゃねえ、オロすぞ」と吐き捨てるモリアの奴隷になった。
当初はペローナの指揮下にいたが、戦闘能力が高いため、モリアによって指揮権がアブサロムに移行された。
しかしサンジとゾロの仲が悪いように犬ッペとジゴロウの相性は悪く、しょっちゅう喧嘩をする場面が見られる。
ホグバックに命じられ、ジゴロウと共にロビンとチョッパーを攻撃するも、あまりに愚直すぎる性質を見抜かれ、
ロビンのある作戦に嵌って窓から身を投げる。
中庭で気を失っている間に、ジゴロウ共々影を抜かれて機能停止した。

スリラーバークの番犬。巨躯を誇る三つ首の怪物だが、なぜか右端だけ狐の首になっており、指摘されると怒る。
迷い込んできたナミ・ウソップ・チョッパーを追いかけ回したが、遅れてやって来たルフィに一撃で倒され、従わされる羽目になる。
兵士ゾンビの襲撃の際に脱走していたようだが、最終的にシャドーズアスガルドで影を抜かれ機能停止。

  • ライオンゾンビ
けつあご。このアゴはアブサロムの元々のものだと推測されている。

  • ユニガロ&モクドナルド
ユニコーンとおっさんの木のゾンビ。墓場で酒盛りをやっていた所をルフィとフランキーに捕まり、仲間に勧誘されるがサンジに止められる。

  • その他
蛇、ゾウ、兎、カンガルー、猫、猿など多数いたが、シャドーズアスガルドで全滅。


びっくりゾンビ

ホグバックの屋敷内にトラップとして配置された、像や剥製、絵画型のゾンビ。通しナンバーは200から399まで。

  • ブヒチャック(CV:リトルオーズJr)
ブタの壁掛け剥製を模したゾンビ。びっくりゾンビ部長だが見かけ通りの戦闘力しかない。

  • 敷グマ(CV:ドレーク)
巨大な熊の敷き皮をベースにしたゾンビ。ルフィのゴムゴムのバズーカで壁のオブジェにされる。

  • カベゾンビ
人面カベ。将軍ゾンビから逃げようとした麦わらの一味を通せんぼした。

  • その他
肖像画やびっくり箱などを模した連中だが、麦わらの一味の敵ではなかった。


兵士(ソルジャー)ゾンビ

最も数が多い、いわゆる一般的な「生ける屍」。普段は土の中で眠っている。通しナンバーは400から799まで。
精神は生身の人間の影がベースなためやたらハキハキしているが、持久力は無い。また、火をものすごく怖がる。
「腐れ○○」(ものすごく○○)が口癖。
使用例:腐れヤベー!!、腐れコエー!!

ベースとなった没人形は舞台女優「ビクトリア・シンドリー」(CV:進藤尚美)。12年前に舞台から落ちて急逝を遂げた。
彼女の一方的なファンだったホグバックはその死を悼み、彼女が「永遠に死ぬことも年を取ることもなく命令になんでも従う」部下になってくれればという邪な考えでモリアに頼みゾンビとして生き返らせた。
入れられた影は使用人の女性「マルガリータ」で、主人の皿を割ったせいで顔にハナクソを擦り付けられて追い出されたらしい。
その意識がまだ残っているせいか大の皿嫌いで、戦闘の際には角が尖った皿を手裏剣の様に投げつける始末。
普段からホグバックやアブサロムに対し毒を吐きまくっているが、兵士ゾンビのためホグバックの出した命令には絶対に逆らえない。
…はいそこ、サンジ的発想はやめましょう。体はツギハギだらけだしね。
身体は戦闘用に改造されているため、巨漢のチョッパー(獣人型)の拘束を振りほどくほどの怪力を有している。
しかし、戦いの最中にチョッパーに命の尊さとそれを弄ぶホグバックの愚劣な行為を説かれたことで徐々に失っていた人間性を取り戻していき、
枯れたはずの涙腺から涙を流し、ホグバックの命令すらも聞くことなくそのまま立ちすくむ。
オーズが壁をぶち壊して部屋を襲撃した際に主人たるホグバックは瓦礫の中に閉じ込められ、彼女に助けるよう懇願するも、
シンドリーの顔には笑顔が浮かんだだけだった…。
最後はシャドーズアスガルドを受けて2度目の死を遂げるが、きっと安らかに眠ることだろう。
なお、影が戻って来たマルガリータは無事に復職できた。
元ネタは『番町皿屋敷』のお菊と落語『厩火事』の髪結い・お咲か。なお、初登場の46巻は劇中で初めてワノ国出身の人物(リューマ)が登場した巻でもある。

  • ギョロ、ニン、バオ
まあたぶん兵士ゾンビだろう。非常に小柄な3人組ゾンビで、モリアの小間使いをやらされているパシリ。
最後はシャドーズアスガルドに巻き込まれ死亡。

  • その他
外の墓場で眠っているゾンビ達で、上述の特徴は主にコイツらのもの。
ボケもツッコミもこなし夜討ちの際にはミラーボールを持ち出して踊ったりするなど、どこかお笑い要員な面が強い。(一応ちゃんと戦闘はできる)
先に迷い込んだナミ達を襲うも屋敷に逃げ込まれ、後から来たルフィ達にはボコボコにされた。そしてナミ達を襲ったことをゲロったために『犬神家の一族』よろしく逆さ状態で埋め直された。
その後も何度か登場するも弱点を知った麦わらの一味に次々浄化され、残った連中もジャドーズアスガルドに巻き込まれて死亡した。

将軍(ジェネラル)ゾンビ

通しナンバーは800から899まで。
モリアとホグバックが世界中の陵墓を荒らし回り入手した英雄・豪傑・犯罪者の没人形に、強力な影を入れたエリートゾンビ。
腕を無数に生やしたり、ケンタウロス型になっていたりして生前以上の戦闘力にされている個体もある。
普段は吸血鬼のように棺桶ベッドの中で寝ている。
一体一体が麦わらの一味に匹敵するほどの強さを有し、おまけに死なず、火を浴びてもすぐにバケツの水を被るなど知恵も回る強敵。
しかし、オーズを止めようとして逆にボコボコにやられてしまった。

  • キャプテン・ジョン(CV:オイモ)
後に四皇と呼ばれるようになる若き日のリンリンカイドウニューゲート、更には金獅子のシキも所属していたロックス海賊団に所属していた経験もある伝説の海賊。
生前は強欲な海賊船長として知られており、宝を独り占めしようとして部下にめった刺しにされて命を落とした。
その財宝はバギーも狙っており、その隠し場所を示すトレジャーマークは元々スリラーバークに隠されていたが、
スリラーバーク陥落後にルフィが入手したものをバギーに譲渡したため、最終的にバギーがそれを手にすることとなる。*2
ゾンビになってからはアル中の怠け者になっており、アブサロムからは「生前の悪名が泣くぜ」と言われている。

イボイノシシ型ゾンビだが戦闘力を買われたのか将軍ゾンビの任についている女ゾンビ。
中身の影は「四皇ビッグ・マムの娘の一人であるローリング海賊団船長・求婚のローラ。
なぜかアブサロムをいたく気に入っており、影の主同様熱烈すぎるアタックを繰り広げているが、アブサロムからは血の気が引くほど嫌われている。
ナミを恋敵だと認識し襲いかかるも「私実は男なんだぜ!!」というバレバレの嘘を信じて襲撃を辞め、
彼女から(結果的に)恋を応援されたことで友達になる。
ナミをアブサロムから逃がし(あわよくば婿にするために)求婚するも、逆上したアブサロムの砲撃を受けて丸焦げにされ、
そのことがナミの怒りを買いアブサロムは倒される。
彼女が女性であることはとっくに気付いていたが、それでもナミゾウと呼ぶことはやめなかった。
感電して黒こげになっていたアブサロムに迫ろうとするもシャドーズアスガルドに巻き込まれて機能停止。
また、この時の経験が影の持ち主にフィードバックされたのか、その持ち主であるローラ本人は
ナミと対面した際無意識に「ナミゾウ」と口走り、既視感を覚えていた。
詳細は個別項目を参照。

  • タララン(CV:マンボシ)
猿とタランチュラの合体ゾンビ。配下である500匹の「スパイダーマウス」を従え、標的を粘着する糸で捕獲しモリアに引き渡していた。
外見は猿っぽいが影は人間なので、デカい耳はただの飾りでしかない。
順調にサンジ、ゾロ、ルフィを攫い影を盗むも、正面から相対したフランキーとロビンには手玉に取られボコり倒された挙句、
空から降って来たブルックに真っ二つに斬り裂かれ、塩を食わされて浄化されるという散々な末路を遂げる。

  • 風のジゴロウ(CV:ゾロ
マゲにTシャツにまわしに下駄という凄まじい外見のガンコオヤジ。家族を守るために7000人の海賊を斬ったとのこと。享年57歳。
ロロノア・ゾロの影を入れられたため言い回しや技はゾロに瓜二つで、ルフィからは「似てる」と言われていた(外見のことではないと信じたい)。
犬ッペと共にホグバックの命を受けてロビンとチョッパーを襲うも、愚直すぎる性質を見抜かれて窓から転落し犬ッペと運命を共にする。
余談だが、コイツとゾロを悪魔合体させたイラストがウソップギャラリー海賊団(単行本に掲載されるファンアートコーナー)で紹介されたことがある。
掲載されたイラストには(投稿者の手腕もあってか)「違和感なし!」というコメントが添えられていた。

  • 侍・リューマ/霜月リューマ(CV:ブルック)
読切漫画『MONSTERS』の主人公「リューマ・ド・キング」の死体に、ブルックの影が入ったゾンビ。
空飛ぶ竜を斬ったとされる、ワノ国の英雄「刀神」として誰もが知る剣豪であったが、23年前(スリラーバーク壊滅の21年前)にモリアにより掘り返され、
愛刀「秋水」(国宝にして大業物21工の一角)と共にスリラーバークに保管されていた。
その際にはワノ国中が涙にくれたという。

性格や技はブルックそのものであるが、元がゾロに近い押せ押せ型の豪剣使いだったため、筋力はブルックの比ではないほど高い。
ブルックの俊敏さと前述の怪力を合わせた剣技は将軍ゾンビの中でも最強クラスであり、一太刀で塔をぶった切るほど。
既に記憶が消滅しているため、本来の主であるブルックに対しても暴言を吐いたり、
彼が仲間との再会のために残しておいた毛髪を切り落とすと嘯くなど、命以外の殆どをぞんざいに扱っている。
ゾロとの激戦に敗れ「一刀流 飛龍火炎」で死体が焼け落ちたため、そのまま浄化された。
秋水はゾロの手に渡るも、前述の理由からワノ国の錦えもんはゾロを墓泥棒と勘違いし追い回すこととなる。

ちなみにモリアはカイドウに完敗を喫したことがスリラーバークという「悪夢」に捕らわれたきっかけであるが、
そのカイドウの能力は「空飛ぶ巨大な龍」への変身であり、竜殺しの伝説を持つリューマを蘇らせようとしたことも一種のゲン担ぎとも取れる。
なお、本名は「BIBLE CARD」にて判明した。
霜月家はワノ国「白舞」の大名・康イエの一族であり、ある海には似たような名前の村もある。


特別(スペシャル)ゾンビ

通しナンバーは900。最強の戦力として作り上げた1体だけの役職。詳しくは該当項目参照。

500年前、島を丸ごと引っこ抜き、悪党の国を作り上げたとされる「魔人」の死体にルフィの影を入れた最強の兵士。
巨人族の中でも、通常個体の倍はある超巨体を有し、角や牙、赤い肌はまさしく鬼の如し。
ルフィの影を入れられたことで冷凍庫の壁を破壊して脱走、好き勝手に冒険の旅に出るも、やがて記憶が消えてモリアの忠実な奴隷になる。
巨体と怪力に加え、ルフィの戦闘力を有しているために非常に俊敏であり、砲弾やウソップのパチンコもまるで当たらない。
更に途中でモリアが腹に乗り込み、オーズの影を支配したことで、体が変幻自在になり更なる戦闘力を得る。
一時期は麦わらの一味を壊滅寸前まで追い込むものの、ルフィが100体の影を取り込み強化された「ナイトメアルフィ」には手も足も出ず、
モリアが気を失ってもなお暴れ続けたが、痛覚を持たないことがあだとなって麦わらの一味の連携の前に敗れ去り、背骨を粉砕されて動けなくなってしまう。
最後はモリアのシャドーズアスガルドで影を抜かれ機能停止した。

『ワンピースパーティ』では桃太郎の鬼役で登場し、桃太郎ルフィを追い詰めるも、ある助っ人の参戦により破れる。
詳細は個別項目を参照。








モリアが麦わらの一味に敗れた後は、オーズが出鱈目に舵を切ったため魔の三角海域を出てしまい、更にモリアの自滅によって全ての影は解放された。
主を失ったスリラーバークは偉大なる航路に浮かび続け、ブルックの仲間たちの亡骸とゾロの愛刀「雪走」を載せ、今日も海を漂い続けている。







バオ「モリア様~!! こんな雑な記事では削除されてしまいますよぉ~!!」
モリア「キシシ、じゃあてめえが追記・修正しな」

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最終更新:2024年02月02日 11:13

*1 モリアにスカウトされた時の回想にて、アブサロムとペローナがモリア側に立っている。

*2 2年後、バギーは海賊派遣業の最大手として大儲けしていたが、ジョンの財宝を入手できたのかは明かされていない。