登録日:2016/09/23 Fri 01:46:09
更新日:2024/03/09 Sat 15:25:52
所要時間:約 6 分で読めます
私たちの生活になくてはならない用品、インターネット。
その数多あるサイトの中にひとつ、多くのアニヲタが訪れるコミュニティサイトがありました。
それがこちら、アニヲタWiki。実に多くのWiki籠りが編集に訪れていますね。
しかし、こうした不特定多数の項目の中にも、ほんの少しだけ落とし穴があるのです。
そう、あなたが今まさに見ているこの項目のように…。
今宵ご紹介するのは、そんな落とし穴に落ちた先…奇妙な世界のお話。
『世にも奇妙な物語』とは、1990年から現在に至るまで放送している、フジテレビ制作のテレビドラマである。
概要
「日常に潜んでいる奇妙な出来事」をテーマに、様々な俳優やタレントを主役にし、10分~20分の短編ドラマをオムニバス形式で放送する。
当初は木曜20時から放送される連続ドラマで、
- 90年4月~9月:第1シーズン
- 91年1月~12月:第2シーズン
- 92年4月~12月:第3シーズン
と3シーズン放送された。
1993年夏以降はスペシャルドラマとして年2~3回のペースで放送されており、サブタイトルとして「○(季節名等)の特別編」が付けられている。
その題材は非常に幅広く、幽霊が主役のホラー、人間の怖さを主題にしたサスペンス、ある日突然世界が変わる不条理劇、シュールレアリズムの世界が可笑しいコメディ、さらには奇妙の末に人情を見せる感動ドラマなど様々。
ドラマの前身は、89年にJOCX-TV
2枠で放映されていた深夜ドラマ『奇妙な出来事』であり、アメリカで話題となったオムニバスホラードラマ『ミステリー・ゾーン(トワイライト・ゾーン)』や円谷プロの『
ウルトラQ』『恐怖劇場アンバランス』をモデルに作られていた。
当時は有名俳優を呼べるほどの予算もなかったが、深夜番組としては異例の好評を得て予算を拡大しゴールデンに進出した。
2000年秋には映画化もされているが、予算が多いだけで内容自体はテレビドラマ版とは変わらない新作4本である。
連ドラ時代は東映、東宝、
大映テレビなど数多くの制作会社が参加しており、TBSのホームドラマを数多く手がけた久世光彦やシュールギャグでおなじみ
浦沢義雄、「白い巨塔」(78年版)や「浅見光彦シリーズ」を担当した小林俊一、「
牙狼-GARO-」でおなじみ雨宮慶太など、名だたる面々が手掛けた作品も存在する。
2000年代以降はフジテレビのグループ会社でもある共同テレビ制作に一本化された。
原作付きの作品も多く、古くは
星新一のショートショートから、近年では読み切り漫画や電撃文庫の短編まで幅広く取り入れており、2010年春にはフジテレビの人気番組とのコラボ特別編を放送した。
特に最近はスペシャルのうち半分以上が原作付きである。
蓜島邦明による、不安を煽るOPテーマソング、ストーリーテラーの曲があまりにも有名。
OPテーマは通称『
ガラモン・ソング』と呼ばれ、不協和音が一定間隔で入り、良い子のトラウマになっていること請け合いだろう。
なお、『
トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』では「ドラマ『世にも奇妙な物語』のテーマ曲は手拍子しながら聴くと怖くない。」というトリビアが紹介されている。
出演者
ストーリーテラーとクレジットされる、奇妙な世界の案内人の黒衣の男。
各回のオープニングとエンディング、そして各話の幕間に登場し、あらすじの紹介とテーマについてのうんちくを披露する。
黒のスーツにサングラスをかけ、常に意味深な笑みを絶やさない謎めいた人物。その正体は「黒猫」だったり「無数の蝶」なのではとされているが、人ならざる者であることは間違いなかろう。
奇妙な世界の住人の運命を嘲笑っているように見えるが、幕間では彼らと同じ運命を辿ってオチ要員になることも多い。
また、初期では普通に作品の中に出演していたこともある。
余談だが、深夜時代は斉木しげるがストーリーテラーを担っていた。
作品
前述のように作品の趣向は様々で、「奇妙」な話なら如何なるジャンルも問わない。特に近年では原作ものも増え、ファンタジー要素のあるコメディものも多くなった。
(そのため、「不思議な話」なだけでドラマ化し、「全然奇妙じゃない!」と視聴者から厳しい意見を得ることも)
作品は2016年9月現在500話を越えており、一つ一つ紹介するのはあまりにも膨大である。よって本項目では各ジャンルとその代表作を記載する。
アバンストーリー
連ドラ版では、OP前のアバンとして1分程度のショート映像が放映されていた。
いずれも1分程度ながら、視聴者の背筋を凍らせるドッキリが仕掛けられている。その後第2シーズンからは偉人の名言シリーズに変更、第3シリーズからは主に「特別編」で流されていた、しかし1995年以降から流れなくなり事実上の「廃止」となった。
その後「15周年の特別編」、「'06秋の特別編」で過去のリメイクと、新作が作られて復活した。
ホラー系
主に幽霊、妖怪、悪魔等、主人公が超常現象的なものに襲われる類。
短編によくあるように、欲を出した主人公が破滅する、あるいは理不尽に死ぬバッドエンドが多い。
サスペンス系
恐怖の対象が「生きている人間」である場合。嫉妬や憎悪など、生々しい悪意が原因であるためホラーよりも怖いとの意見あり。
不条理系
いずれとも該当しない、正体不明、あるいは理由なき恐怖。世界そのものが一変し、日常が侵される恐怖を描く。
シュール、コメディ系
奇妙な世界観をネタにそれを笑いに変えるタイプのストーリー。中にはブラックなオチも多い。
感動、恋愛系
ホラーやSF,ファンタジーを題材にしつつも、人間ドラマにより最後は感動を与える物語。SPドラマには必ず1話はこれに該当する。
私たちの見ているインターネットの中にも、思いがけないところで奇妙な世界の入り口はあなたを待っているのです。
どうやら、この項目はあなたが追記・修正しなければならないみたいです。
…もう一人、奇妙な世界の住人が増えたみたいだな…。
- 個別エピソードは大量にあったけど、番組自体をまとめたのはなかったな。・・・いずれリンク先表示されるようになるかな? -- 名無しさん (2016-09-23 01:58:41)
- ホラーだけ無しとかしてくれないかな(わがまま) 通しで見たいのにいつ幽霊物が来るかと思うと怖い -- 名無しさん (2016-09-23 02:07:44)
- 無かったのか・・・(困惑) -- (2016-09-23 05:50:04)
- ホラーは面白い -- 名無しさん (2016-09-23 10:01:28)
- しんちゃんといい、最近何故か立ってなかった項目が充実してきたな -- 名無しさん (2016-09-23 13:05:12)
- トワイライト・ゾーンを基にして始まった作品が、片や宇宙規模のヒーロー作品、片や多種多様なオムニバス作品に発展していったのは面白いな あとやっぱり「ガラモン・ソング」のガラモンってあのガラモンだったんだ… -- 名無しさん (2016-09-23 15:38:31)
- サルベージされ損ねたのかね? -- 名無しさん (2016-09-23 16:09:38)
- 未来ドロボウは終わった後に実況が大混乱に陥ってたな -- 名無しさん (2016-09-23 18:06:58)
- 感動系では自販機男なんかが好きだったな -- 名無しさん (2016-09-23 20:15:38)
- 世にも奇妙な冒険 と昔某漫画と混同した間違い方してたな… -- 名無しさん (2016-09-24 06:38:32)
- ガラモン・ソングは手拍子しながら聞くと怖くないってトリビアで昔やってたけど、みんなで手拍子しながらガラモン・ソング聴いてる光景のほうが恐ろしく不気味だったなぁw -- 名無しさん (2016-09-25 14:46:06)
- 感動系は子供持ってるお母さんが赤ちゃんの話してることがわかる薬をもらって...ってやつがすき タイトルわかる人教えてくれええええ! -- 名無しさん (2016-09-25 14:53:53)
- 前に好きな作品のランキングを集計・上位をリメイクしてたけど、正直リメイクせずにそのまま流してほしかったなぁ -- 名無しさん (2016-09-25 15:00:18)
- そろそろ世にもの季節だな。 -- 名無しさん (2016-09-25 19:47:19)
- ↑3 『ベビートークA錠』 ちなみに世にも奇妙な物語作品データベースに全部あらすじが載ってるから気になる人はそこで検索してみるといいよ -- 名無しさん (2016-09-25 19:56:54)
- ↑6 ゲーメストはまさしくその誤植をやらかした -- 名無しさん (2016-09-26 03:27:13)
- 「さよなら6年2組」は至高の作品、異論は認める -- 名無しさん (2017-01-18 10:34:49)
- 『覆面』とかはどこに分類したらいいのか -- 名無しさん (2017-01-18 11:06:45)
- 堀北真希が主演だった、本の栞を通して出会えるはずのないことなる時代の男女が交流するのが好きだった…タイトルわからん… -- 名無しさん (2017-04-30 21:03:49)
- ↑2010年に放送された『栞の恋』ですよ。 -- 名無しさん (2017-04-30 22:56:53)
- 佐野史郎主演の『地獄のタクシー』が観たい -- 名無しさん (2017-06-26 03:13:13)
- ↑「地獄のタクシー」はOPが好き。“Shiro sano in hell cub”がカッコよすぎる -- 名無しさん (2017-09-27 01:25:18)
- ネズミの話みたいに急にホラーに持っていくのやめて -- 名無しさん (2018-05-12 08:46:48)
- 個人的には人間電子レンジや空想少女のようなコメディ系が好き 特にスタイリッシュ母ちゃんは結構笑えた -- 名無しさん (2018-05-12 10:13:04)
- 何てタイトルだったか忘れたけど、その人の未来を99%の確率で的中させるというシミュレーターを使った役者志望の青年が10年後の自分(脇役中の脇役に選ばれた程度でイキってる)、20年後の自分(寂れた遊園地でウサギの着ぐるみアルバイト)、40年後の自分(河川敷に住むホームレス)という転落人生を見せられ消沈。40年後の自分に「役者なんて諦めてまっとうに生きてくれ。」と懇願されるも、青年は涙を滲ませながらも「未来の的中率は99%なんだろ⁉だったら、俺はその当たらない1%になってやるよ!」と未来の自分に啖呵をきり、装置を破壊。そして40年後、シミュレーターで見せられた未来の自分そのものの姿で項垂れ、木箱に腰掛ける元青年の姿が。しかし、ゆっくり立ち上がるのと同時に元青年に眩いばかりのライトと溢れんばかりの拍手が送られる。青年は役者として大成功を収めたことを示すポスターが劇場に張られているのを映してEND。 -- 名無しさん (2019-09-17 16:09:02)
- 感動系だと時の女神と相席の恋人が泣かせに来てたな。コメディは部長OLのオチで爆笑した記憶がある。 -- 名無しさん (2019-11-11 18:11:26)
- 都市伝説を作ってる部署の話って無かったっけ?綿毛男がどうたらっての あの話個人的に好きなんだけど何てタイトルだっけ? -- 名無しさん (2019-12-13 11:46:32)
- 美女缶は恋愛系ではあっても感動系じゃねぇだろ ホラー、サスペンス、不条理、シュール、コメディ、感動どれとも違う切ない系 -- 名無しさん (2020-03-22 01:23:02)
- ↑2「ワタ毛男」。「団地ともお」の作者が描いた短編が原作のやつ -- 名無しさん (2020-06-17 21:49:41)
- 「大根侍」が面白くて好き -- 名無しさん (2021-07-19 19:28:58)
- こんな事言っちゃ悪いかもしれんだけど、自分はコメディ系が好きなんだよな。人間電子レンジと空想少女の話が好きだったけど、前者は結構酷評されたっぽくてしょんぼりした -- 名無しさん (2021-07-19 19:47:20)
- ↑人間電子レンジは確かに好き。 -- 名無しさん (2021-08-19 20:04:51)
- クイズのおっさん好きな人いる? -- 名無しさん (2021-08-19 20:05:21)
- いいことをし続けないと人生がリスタートするって話あった気がするんだけどタイトル思い出せないんだよな。あれ好き -- 名無しさん (2021-09-06 17:58:26)
- ↑さっきよりも良い人 -- 名無しさん (2021-10-18 00:50:59)
- 何か2018年頃から大根侍のような短編を除くとアホなコメディストーリーが少なくなってきた気がする。最後にやったコメディストーリーって「フリースタイル母ちゃん」かな? -- 名無しさん (2021-10-30 19:21:12)
- 昨日のやつは珍しく全てバッドエンドだった -- 名無しさん (2021-11-07 22:39:01)
- 安易なハッピーエンドは叩かれやすいけどハッピーエンドが1つも無いのもそれはそれで後味悪いなあ…と思った21秋の特別編 -- 名無しさん (2021-11-08 17:11:40)
- あけろーあけろーとびらをあけろー -- (手拍子) (2021-12-18 14:35:10)
- どなたか「時間よ止まれ」の項目を作ってくれませんか? -- (2022-03-21 00:51:37)
- 「これ…見て」に出てくるビデオカメラを主人公(実はとあるカップルに横恋慕するストーカー)に見せてくる子供は結局何だったんだ -- 名無しさん (2022-03-21 09:20:26)
- ↑5 優等生 -- 名無しさん (2022-04-06 21:06:24)
- ↑ミスった。「優等生」はある意味最悪のどんでん返しだと思ったわ…コメディ系かと思ったら、まさかの人類滅亡(?)エンドという -- 名無しさん (2022-04-06 21:08:01)
- 多分ここの作品だったと思うけど、登場人物達が作中の物(コーヒーの缶等)に書かれた台詞しか言わない世界で、主人公だけがそのことに違和感を持ってる話があったはず・・・ -- 名無しさん (2023-01-03 10:10:01)
- 連ドラ枠でやってた頃は、才能ある若手の登竜門って言われてたんだっけか。 -- 名無しさん (2023-03-19 23:42:46)
- 各エピソードの項目が見れない……?何やらログインもしくは登録しないと閲覧できない仕様になっている……?(たとえばクリスマスの怪物) -- 名無しさん (2023-09-06 07:04:48)
- ↑トップページを読め -- 名無しさん (2023-09-06 08:01:43)
- ↑どういうわけか、ほとんどのエピソード項目が何故か削除されているのですが……何かあったんですか? -- 名無しさん (2023-09-06 22:43:06)
- エピソード項目好きだったのに…… -- 名無しさん (2023-09-07 01:20:06)
- エピソード項目消えとる…どゆこと? -- 名無しさん (2023-09-07 19:25:06)
- エピソード項目についてはトップページで確認してくれ。 -- 名無しさん (2023-09-12 19:36:17)
- 「優等生」もそうだが、序盤~中盤までギャグ、後半から良い話、って感じの流れはバッドエンドを疑うべきなのだろうか。「小林家ワンダーランド」の結末は背筋凍る程怖かったし… -- 名無しさん (2023-09-20 20:33:16)
- 20年以上も続けているといい加減ホラー色薄れるよね。というか過去の名作見てもホラー以外の方が打率高い気がする。確かに昔はもっと話の雰囲気がブラックで冷笑的だったけど...。 -- 名無しさん (2023-10-28 19:27:21)
- ↑2追記 更に言えばこの2つはどちらも2番目のエピソードという共通点があって、そういう位置だったらバッドエンドの可能性が高いのかな?終始ギャグ演出しかなかった「トランジスタ技術の圧縮」は4番目だったし -- 名無しさん (2024-01-17 20:37:03)
最終更新:2024年03月09日 15:25