フェンサー(世界樹の迷宮Ⅴ)

登録日:2016/09/11 Sun 22:42:55
更新日:2023/11/26 Sun 12:51:39
所要時間:約 10 分で読めます




フェンサーとは『世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て』に登場する職業。
剣と小型の盾を使う軽戦士。
素早い動きによる回避タンクとしても、突剣による連撃を使うアタッカーとしても戦える。

初期種族はアースラン。
二つ名は、AGIを中心に伸びてより回避と敵のヘイト誘導を行う『幻影の剣士』
STRを中心に伸び、チェインなどの攻撃スキルが成長する『迅雷の剣士』




グラフィックはこれまで通り四種(+服装のアナザーカラーで八種)


♂1はキリッとした表情の青年。
おでこが出ており、生真面目そうなオーラが漂っている。

♀1は前髪ぱっつんで明るそうな少女。
にっこりとした笑顔がとてもまぶしい、Ⅴのパッケージ正面を飾る本作の顔。
♀2もそうだが、全身タイツっぽいインナーと薄い軽鎧から見える体のラインが非常にエロい。
予約特典のマンガでは、ししょーが引き連れてきた古参勢軍団と戦いを繰り広げた。

♂2は温和な微笑みを浮かべた青年。
鎧の雰囲気と合わせて、良いとこの気の良いお坊ちゃんっぽい。

♀2は髪を後ろで纏めた少女。
表情は戦闘中なのかちょっと険しめ。でも可愛い。




ソードマンウォリアーと経て、新たに回避系のスキルを備えて誕生した世界樹剣使いの筆頭職。
今作では毎度おなじみのチェインによる属性攻撃と、敵のヘイトを集めて回避する回避盾という新しい役割を担っている。
そのため見た目はオーソドックスな剣士っぽいが、今まであったような単純な物理アタッカーの面はあまりなく、
テクニカルな運用が求められる技巧派の面が強くなった。

毎度おなじみチェイススキルは『チェイン』に名前を変え、属性攻撃だけでなく突攻撃にでも反応するようになった。
これにより後衛がよく装備している弓でも着火させることができるようになり、使い勝手が向上している。
また二つ名取得前からチェイン強化のスキルも習得でき、逆に単純な物理攻撃スキルはバッサリと無くなった。
そのためこれまでと比べて、属性アタッカーとしての顔がとても強くなっている。

新しく職に設定された回避役としての面は、まず防御力が落ちる代わりに敵のヘイトと回避率を上げるスキルを習得。
さらに回避したら敵に反撃を加えるスキルも持ち合わせており、攻防一体の回避盾運用が可能となっている。
また敵に盲目を付加する剣スキルや、味方に攻撃回避のバフを与えることもできるなどサブも充実。
これらをうまく使えば、敵の攻撃をひょいひょい避け味方を守ってくれるようになる。

ただし回避スキルはTP消費が重く、初期種族がTP低めのアースランなこともあって、序盤から思い切り回避盾として活躍していくのはちょいと困難。
回避盾としての本領を真に発揮していくのは、二つ名習得後からが本番になる。


ちなみに剣盾を持てる職はフェンサーだけなので、今作のししょーの職はこれと思われる。
あのてへぺろ顔で敵のヘイトを稼いでいるのだろうか。



『幻影の剣士』は、回避盾の面が発達しそのためのスキルがずらりと並ぶ二つ名。
ヘイト集めやもし攻撃が当たった時の保険、敵の命中率の低下のデバフや回避カウンターの強化など、回避盾のために必要なスキルがこれでもかと強化される。
一風変わったところでは、装備を減らせば減らすほど回避能力が高まる『持たざる者』。
攻撃を回避したら周囲の味方が攻撃する『誘い込み』。
それまで回避した分だけ火力が上がる『リベンジスラスト』などのスキルも習得する。
天寵シャーマンに回避力を高めるバフ『祈祷:脱兎』をかけてもらえれば、回避盾としてはほぼ完璧な存在へと変貌する。

欠点は回避盾という役割上、どうしても不安定さが残るのと範囲攻撃には無力という点。
特に範囲攻撃は、自分は避けるが味方は回避してくれないので、盾役としての役割を全うできない。
そのため、ピンポイントでずっと守らなければいけない衝撃セスタスや四天マスラオのお守りには向かない。
パーティ全体の回避力を一時的に高めるスキルもあるものの、消費が重く連発できないので、パーティにはそれなりに攻撃に耐えられる人材や回復役をちゃんと用意していきたい。
保険でアースランのユニオンスキル『トライシールド』をかけて、漏れた攻撃を防ぐのも有効。


全くの余談になるが、脱げば脱ぐほど避けるスキル『持たざる者』のインパクトのおかげで、一部では幻影フェンサーに妄想が蔓延しており
  • 持たざる者→貧乳・
  • プレディクト&レイオブライト&シャープスラスト→挑発
  • 幻惑の剣舞→剣を使ったポー○ダンス
  • 誘い込み→お誘い
などなど、あらぬことを想像する紳士なボウケンシャーが存在する模様。
♀フェンサーの全身タイツがエロイから仕方ないね。
なおこれに「リベンジスラスト→溜めたものを発射」をプラスして、ウホッな展開にハッテンさせる野郎共もさらに一部では存在するらしい。



『迅雷の剣士』は攻撃スキルが強化され、チェインのさらなる強化や新しく物理スキルを習得する。
目玉だったチェインはさらに強化され、火力が増強。
パーティ全体でチェイン発動に特化させれば、他シリーズのように圧倒的な火力が実現される。
また前のターンの攻撃回数に応じて火力が上がる攻撃スキル『レゾナンス』なども習得するため、仲間の支援が得られないときでも火力を落とさず攻撃できる。
弱点を高火力で突けるため、FOE戦やボス戦では非常に頼りになる前衛になってくれる。

欠点は、チェインの性質上パーティメンバーとの連携が必須になること。
どれだけ火力が出るかは他メンバーの属性攻撃や突攻撃の多さで決まるため、単体ではほとんど力を発揮できない。
なのでロクにチェインが反応する攻撃が無かったり、メンバーが敵の攻撃でバタバタ倒れていくような状況になると、一気に火力が減る。
他メンバーの協力あって初めて輝く二つ名なので、パーティに入れる時は他メンバーの選定は熟考したほうがいい。

またフェンサー全体の問題ともいえるのだが、完成するまでにも結構SPがかかる。
有用なスキルが多いため、役割を全うさせることそのものはそれなりにできても、完全に全て習得するには時間がかかる。
そのためある程度後回しにするスキルを決めておき、時には休養なども挟んで迷宮攻略に適応していきたい。



■代表的なスキル


基本スキル

  • 突剣マスタリー
剣装備時、物理攻撃力が上昇し、さらに剣による通常攻撃の属性が『斬』から『突』に変更されるスキル。
攻撃力UPもさることながら、斬が突に変わるのが重要。
つまり幻影フェンサーの反撃に、他のフェンサーのチェインが反応するようになる。
これにより、回避→反撃→チェインで攻撃を引き付けつつ大ダメージを与えることが可能に。

そのため幻影フェンサーと迅雷フェンサーは同職ながら実はかなり相性が良い。


  • チェインファイア&フリーズ&ショック
使用したターン、指定した敵1体が突・炎・氷・雷攻撃を受けるたびに追撃して近接突+炎・氷・雷攻撃を行う。
シリーズ恒例の追撃スキル。今回フェンサーの攻撃スキルはほぼこれ一本で、属性攻撃が基本となる。

なお、あくまでも味方が攻撃したときに追撃するので、のリンクスキルのようにスキルを選んだだけだと攻撃が発生しない。
しっかりと追撃が発生する攻撃を味方で行おう。


  • チェインブースト
チェインスキル使用時、追撃を発生させるたびに次の追撃のダメージが増えるパッシブスキル。
上昇量は少なめだが、チェインスキルのLVを上げきった後にさらに威力を底上げするのに使える。


  • チェインバースト
チェインスキルで敵に止めを刺した時、同じ属性で別の敵に攻撃する。
LVを上げると、バーストで倒した後にさらに別の敵に攻撃が連鎖するようになる。
雑魚戦でとても輝くパッシブスキル。


  • プレディクト
使用ターン、自分の防御力が下がる代わりに狙われ率と回避率を上昇する。
回避盾フェンサーの序盤の要。
回避するたびに狙われ率と回避率が減少するため、あまりに連続攻撃を受けると落ちるのはご愛敬。
さらに被ダメージが2.5倍になるので、やられないように回避型でも一発ぐらいは耐えられるようにしておきたい。


  • ウィンドカーテン
味方1列に、物理攻撃を一度だけ回避する効果を与えるバフスキル。
属性攻撃は回避できない代わりに、状態異常でも確実に1回回避してくれる。
味方をかなりの確率で守れるが、消費が重く連発は難しいので緊急時に。


  • ビジョンスラスト
敵1体に近接突攻撃し、さらに盲目を与える剣スキル。
かなりの高確率で盲目にするので、回避の補助に役に立つ。
味方を守るのにも有効。


  • シルフィード
敵の攻撃を回避するたびに、一定確率でその敵に所持武器で反撃を行うパッシブスキル。
覚えると回避しつつも敵へ攻撃することが可能になるため、回避フェンサーならぜひ習得したい。



幻影の剣士

  • レイオブライト
攻撃を回避する度に、狙われ率と防御力が上昇するパッシブスキル。
回避に失敗すると、上昇した狙われ率と防御力は元に戻る。
攻撃が当たった時の保険になるため、裸フェンサーでなければ優先的に習得したい。


  • カウンタブースト
シルフィード発動時の攻撃回数が増加する。
回避からの反撃がさらに強力になり、結構バカにできない火力になる。


  • 先制カーテン
戦闘開始時、一定確率で自身の列に『ウィンドカーテン』を使用する。
あまり発動確率は高くないが、『ウィンドカーテン』は消費が重いので発動すると結構お得。


  • アボイドアクセラ
敵の攻撃を回避する度に自身のユニオンゲージが上昇する。
初期種族のアースランはあまりユニオンスキルが強力ではないので、どちらかというと転職した他種族向け。


  • 持たざる者
装備枠に空きが多いほど、回避率が上昇する。
裸になればなるほど回避力が上がる、幻影フェンサー屈指のネタスキル
その効果に、某RPGの『粋の境地』を思い出すボウケンシャーが続出。
最大効果を発揮するのは、剣すらも装備しない完全な真っ裸状態。
ただし剣を装備しないと反撃とか後述する剣技とかわりと回避フェンサーにとって重要なスキル群が死ぬので、基本的に武器は固定で防具を外す形になる。
もちろん当たったらほぼ終了で、『レイオブライト』による防御アップを考慮しても一発耐えるのが限界。
また全裸にするとアクセサリーも装備できないので、状態異常で落ちやすくなるという弱点もある。

が、回避率の上昇はネタ抜きで有用であり、1つではあまり変わらないものの2~3枠外すと目に見えてひょいひょい避けるようになる。
何もスキルを使わなくても避けるので、他のスキルを使えるなど行動の自由度がグッと上がるのも嬉しい。
装備を外すというリスクがかなり高いので、使う場合は一気に全振りしたい。

今日もどこかの迷宮で、全裸に刃物持った幻影フェンサーは攻撃を避け続けている。きっと。


  • シャープスラスト
敵1体に近接突攻撃。さらにこのターンの狙われ率と回避率を上昇させる。
『プレディクト』に比べると狙われ率と回避率の上昇は低めだが、回避しても回避率が下がらないのと防御力も下がらないのが利点。
幻影フェンサーになったら、こちらをメインに使っていきたい。


  • リベンジスラスト
敵1体に近接突+雷攻撃。使用までに回避するほど攻撃力が増加する。
回避すると勝手にチャージが溜まっていき、使用すると元の威力に戻る。
最大チャージになると凄まじい高火力になるので、機を見て使っていこう。


  • ディバインガスト
使用ターン、味方全体の回避率を大きく上昇させる。
誰かが回避するたびに、回避率は落ちる。

消費が重く確実ではないが、パーティ全体を守ることができるスキル。
『ウィンドカーテン』とは違って属性攻撃も避けるので、総合的な安全性ではこちらの方が上。


  • 幻惑の剣舞
数ターンの間、敵1列の命中率を低下させるデバフスキル。
盲目ほどではないが、より安全に回避できるようになる。

なお『剣舞』なので剣を装備していないと使えない。
そのため素っ裸フェンサーだと使えないので注意。


  • 誘い込み
使用ターン、自分が敵の攻撃を回避すると同列の味方が所持武器で反撃するスキル。
攻撃はあくまでも仲間がするため、素っ裸フェンサーでも火力が出せる。
???「よかったのかホイホイついてきて。俺はモンスターだってかまわないで食っちまう人間なんだぜ」

このスキルを使うだけでは狙われ率が上昇しないのが難点。
『レイオブライト』の効果が上がるのを待つか、ドラグーンの『竜の咆哮』などを使って引き付けたい。


迅雷の剣士

  • シルフスクリーン
攻撃する度に同ターン内の防御力と回避率が上昇するパッシブスキル。
チェインの連続攻撃を自分の保険にでき、かなりやられにくくなる。


  • チェインダブル
一定確率で、チェインスキルによる追撃がもう一度発動する。
ちなみにこの追撃は「最大追撃回数」とは別。

発動率は結構高く、目に見えてチェインの火力が上がる。
『チェインブースト』の効果も乗るため、できるだけ上げておきたい。


  • チェインオール
次ターン、チェインスキルを全体化させ追撃回数を増加させる。
追撃回数が跳ね上がるが、チェインの追撃の仕様上、単体の敵に増加した追撃回数を全て当てるのはまず無理。
よって、雑魚戦用の殲滅スキルとしてみた方が良い。
1ターン使うため始動をは遅いが、全体属性攻撃と組み合わせると怒涛の連続攻撃が実現する。


  • チェインプラス
数ターンの間、自身のチェインスキルの追撃率とダメージを上昇させる。
ボス戦などではこちらの方が有効。
追撃率上昇と合わせて、大きくダメージが上がる。


  • チェインキラー
このターン、指定した敵1体がスタン・封じ・状態異常にかかった際、追撃して近接突攻撃を行う。
バステに反応する新しいタイプのチェインスキル。
条件が厳しめのためか、一発当たりの火力がかなり大きい。
またスタンにも反応するため、上手くいけば一方的に高火力を叩き込むこともできる。
バステ付与がメインのパーティにはぜひ。


  • レゾナンス
敵1体に近接突攻撃。前ターンの自身の攻撃回数が多いほど威力が上昇する。
チェインの連続攻撃の後などに効果を発揮する攻撃スキル。
仲間が攻撃できなくなってチェインの手が空いた時などに有効。



■転職

前衛なので、同じ前衛型であるセリアンじゃないと無理……と思いきや、幻影フェンサーなら結構どの種族でも光る点がある。
ルナリアなら攻撃面は一切期待できずどうせ一発当たったら落ちるので、『持たざる者』で全裸にして豊富なTPから回避補助スキルを使いまくるという道があり、
ブラニーなら結構固いので、鎧のみを装備して同じく補助と『誘い込み』を使いながら回避しつつ、『アボイドアクセラ』で強力なユニオンスキルを使うというやり方ができる。
ただしルナリアはAGI、ブラニーはLUKという幻影フェンサーにとってわりと重要な能力値が死んでるため過信は禁物。

セリアンはTP・STR・AGIが高く回避力を上げる種族スキルを多く持つため、一見アースランより幻影フェンサーとは高相性に見えるが、
LUCが低く状態異常に耐性をつける種族スキルがないため崩れやすく、回避盾としての安定性は実はそこまで変わらない。
それよりも高STRによる反撃火力アップに注目し、ユニオンスキルも含めた攻めの回避盾としての運用に目を向けるのが吉。


迅雷フェンサーは、火力が求められるので流石にルナリア・ブラニーでは運用は難しい。
セリアンだと防御が低くなる代わりに火力が上がるので、守りを捨ててでも火力に更に特化させたい場合にオススメ。





追記・修正は、素っ裸で踊りながら敵を挑発するフェンサーと、それに加えててへぺろ顔で敵を挑発するししょーを想像しながらお願いします。




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最終更新:2023年11月26日 12:51