オビ=ワン・ケノービ

登録日:2016/09/05 Mon 20:57:48
更新日:2024/03/06 Wed 23:20:40
所要時間:約 15 分で読めます





「待っていたぞオビ=ワン・ケノービ。やっと再会できたな。これですべてが幕を閉じる。
かつてお前の弟子だったが、フォースの支配者になるのだ」

「そうはさせんぞこの悪魔め」


「力も衰えたようだな」

「わしには勝てんぞ。たとえ倒してもわしは無限の力を与えられて蘇るのだ」



オビ=ワン・ケノービ(Obi-Wan Kenobi)とは、映画「STAR WARS」シリーズの登場人物。またの名をベン・ケノービ(Ben Kenobi)。
同シリーズにおける重要人物の一人である。
エピソードⅠ~Ⅵまでの全てに登場する非ドロイド及び非クリーチャー(要するに人間)キャラは、彼とヴェイダー(ヴェイダーになる前も含む)のみ。
このことからも重要キャラであることがうかがえる。

演:ユアン・マクレガー(エピソードⅠ.Ⅱ.Ⅲ)/アレック・ギネス(エピソードⅣ.Ⅴ.Ⅵ)
吹替:森川智之(エピソードⅠ.Ⅱ.Ⅲ、クローン大戦、クローンウォーズ、反乱者たち)/納谷悟朗(THE STORY OF THE STAR WARS、ソフト版)、河原崎國太郎(劇場公開版)、滝田裕介(日本テレビ版)、宮川洋一(テレビ朝日版)(以上、エピソードⅣ.Ⅴ.Ⅵ)

●目次


【人物】

共和国末期から帝国期にかけて活躍したジェダイの騎士で、最高位はジェダイマスター。クローン大戦後期にはジェダイ評議会のメンバーも務めた。
性格は温厚、対話による交渉で物事を解決する事が多いが、対話ができない相手とは“ライトセーバーによる交渉(どぎつい交渉と訳されたことも)”を行う。
ジェダイ・マスターの中でも熟達した人物で、他のマスターも含め、多くのジェダイから敬意を払われ絶大な信頼を寄せられている。

ジェダイの規律には厳しい一方、法系がであるせいもあってかジェダイの教えに従いながらもその範疇においては柔軟。
日頃から非合法な裏世界との人脈なども持ち合わせて活用しており、時にはジェダイ内部の情報よりもそちらを信用することもある。
というか、優等生ぶってるわりには割と破天荒な行動に出ることが多い。恋愛遍歴もあったりする。

シリーズの主人公たち、スカイウォーカー親子の師であり、銀河の歴史に大きくかかわった人物でもある。


【経歴】

◇前歴

オビ=ワンの幼少時代についてはあまり知られていない。
しかし、ジェダイの中でも曲者のクワイ=ガン・ジンを師に持つことから、なんらかの才能を見出されたと思われる。

レジェンズ分類となった過去設定では、なかなか目が出ずあわや落第して集団農場に送られかけたが、無理やりクワイ=ガンについていった先でザナトスの陰謀を破るのに貢献したため、弟子になれたという。

クワイ=ガンの下で弟子として修業を積みながら、師匠とともに銀河の各地を飛び回っていた。
師弟の仲自体は良好であったものの、オビ=ワンはジェダイとしてはアウトローである師を真に理解していたとは言い難く、クワイ=ガンの行動や考えには眉根を顰めることも多かったという。
一方で自分を低く見ているのか、かねてからクワイ=ガンより「一人前」のお墨付きをもらいながらもいまだに修行不足と考えパダワンにとどまる等、なんだかんだ言って師匠離れできずにいた。

◇ナブー危機

そんなオビ=ワンの運命を変えたのが、通商連合ナブー封鎖事件であった。

元老院議長の要請を受けたジェダイ評議会により、クワイ=ガン・ジンとオビ=ワンはこの事件の調停役の特使として派遣されるも、通商連合はナブーの占領とジェダイの排除という強硬姿勢に出る。
二人はナブーのアミダラ女王らと共にナブーを脱出して共和国首都コルサントへ向かう途中、宇宙船の修理のために惑星タトゥイーンへ立ち寄ることになる。
そこで二人が出会ったのがアナキン・スカイウォーカーであった。

圧倒的なミディクロリアン値を持つアナキンをクワイ=ガンは「フォースにバランスをもたらす者」と確信、これを機にオビ=ワンをちゃんと独立させ、新しいパダワンとしてアナキンを迎えようとする。

当然の事ながら、オビ=ワンにとっては面白い訳でもなく、評議会でこの件に関する報告を行うときは「覚悟はできています」と言いながらも語気がかなり荒く、
一応冷静になってからクワイ=ガンにナイト推薦への感謝は告げたものの、当初はアナキンを諸手を挙げて歓迎しているわけではなかった。
なお、この時評議会はアナキンの力や将来を不安視し、ジェダイへの加入を許可しなかったためオビ=ワンの独立も保留となった。


しかし、シスの戦士ダース・モールの出現によって状況はさらに変化を迎える。
ダース・モールの力は二人を圧倒するもので、特に年老いて持久力に欠けるクワイ=ガンには相当に厳しい相手であった。
再び訪れたナブーでの戦いにおいて二人掛かりで戦うも、シールドでクワイ=ガンとオビ=ワンが寸断された際にクワイ=ガンはダース・モールに敗北。
オビ=ワンは辛くもモールを倒してクワイ=ガンを看取り、今わの際のクワイ=ガンから彼が弟子にしようとしていたアナキンのことを託される。

師の遺志を継いだオビ=ワンは、事件後ジェダイ評議会によって正式にジェダイ・ナイトへ昇格。
同時にオビ=ワンとクワイ=ガンの意思を汲んだヨーダが評議会を説得する形でジェダイに迎えられたアナキンを弟子に取る。
これが銀河の未来を左右する師弟の誕生であることを予見できたのは極一握りの者だけであった。

以降約10年間、アナキンを指導すると共にオビ=ワン自身も修練を重ね成長を遂げ、パダワン時代の堅物な気風を残しつつも柔軟さも備えた先述のような性格へと変化していった。
ちなみに髪を伸ばし髭も蓄えるようになったのもこのころからである。


◇クローン大戦

クローン大戦がはじまる直前には、血気盛んなアナキンに振り回されつつも、いざとなれば呼吸がぴたりと合い、師弟というよりは歳の離れた兄弟、あるいは親子のような関係になっていた。
そのころ、パドメ・アミダラ議員の暗殺未遂事件が発生。オビ=ワンはアナキンとともに彼女の護衛任務に就くこととなる。
二人はなおもパドメの命を狙う暗殺犯を追跡するも、犯人は口封じのため殺害されてしまった。
しかしオビ=ワンは暗殺犯殺害に使われた武器が惑星カミーノ製であること突き止め、パドメの護衛をアナキンに任せてカミーノへ赴く。

そこで彼が見たものは、マンダロリアン出身賞金稼ぎジャンゴ・フェットのクローンを利用した120万人ものクローン軍団であった。
クローン軍団を発注したのがすでに死亡したジェダイマスター、サイフォ=ディアスであると知らされたオビ=ワンは恐るべき陰謀が進行している事を感じ、重要参考人であるジャンゴ・フェットを追って惑星ジオノーシスに向かう。
上手くジオノーシスに潜入し、そこで「腐敗した銀河共和国からの離脱」を訴える分離主義勢力の会合を目撃。そして通商連合が暗殺事件の黒幕であったことを知る。
オビ=ワンは一連の事実を報告し……たかと思ったが、シスに転向した元ジェダイ・マスターで分離主義者のリーダー、ドゥークー伯爵に発見され、捕らえられてしまった。
(余談だが、このときドゥークーから「元老院はすでにシディアスに支配されている」と割と重大な真実を打ち明けられ、仲間になるよう説得されている)
同じく捕らえられていたアナキンとパドメ共々処刑されかかるが、援軍にやってきたジェダイとクローン軍によって救出される。

その後はアナキンと共にクローン軍を率いて星々を飛び回り、紛争の解決に当たった。
武力ではなく、対話による解決を多く成功させたことから『調停者』と呼ばれるようになる。
このころにはナイトからジェダイ・マスターへと昇格している。
また、分離主義者のドロイド軍総司令官であったグリーヴァス将軍と幾度も相対し、ついに彼を討ち取るなど、大きな戦果も挙げている。

余談だが、ニモーディアンの故郷ケイト・ニモーディアではキノコ畑で胞子を吸い込みラリって騒いでた
これでしばらくアナキンからからかわれている。「ケイト・ニモーディアのことは忘れろ!」*1


しかしクローン大戦末期
任務で離ればなれになっている間にアナキンはシスの誘惑に曝された末に暗黒面へ堕ちてしまい、
あまつさえパルパティーン最高議長によってジェダイは「共和国の敵」に仕立て上げられ、ジェダイへの大虐殺・オーダー66が実行されてしまう。
オビ=ワン自身は間一髪のところで生存するが、その後アナキンが幼い訓練生たちを含む大勢のジェダイを手にかけたことを知ってしまう。
当初は信じようとしなかった(信じたくなかった)が、ジェダイとして使命を果たすべく奮起。
単身ムスタファーの戦いに臨み、最後は自らの手でかつての弟子ダース・ヴェイダーを打ち倒し、去っていった。

その後、ともにジェダイの数少ない生き残りとなったヨーダやオーガナ議員の力を借り、帝国の監視から逃れる。
そして、アナキンの息子であるルーク・スカイウォーカーを連れて惑星タトゥイーンへ向かい、アナキンの異父兄弟であるオーウェンとベルー夫妻にルークを預け、自身もタトゥイーンでの長い隠遁生活に入りルークの成長を見守り始める。


◇戦後/帝国期

時期は定かではないが、隠遁中にオーガナ議員のルート等から「オビ=ワンは死んだ」という偽の情報を流してもらい、自身は「ベン・ケノービ」と名乗るようになる。
ヴェイダーやウィルハフ・ターキンもそれを信じるようになった一方、タトゥイーンの元締めジャバ・ザ・ハットと小競り合いを起こしたこともあるらしい。
また、隠遁中にフォースの霊体となった師クワイ=ガンから、死後の霊体化の術を学んだ。

その頃の一部を描いたドラマ「オビ=ワン・ケノービ」では日雇いの精肉工場員として時に肉の一部をちょろまかし、ペットに与えながら世捨て人の如き生活を送るという、かつての誇り高きジェダイ・マスターだった頃の面影は殆ど無いうらぶれた姿は多くの視聴者に衝撃を与えた。
ジェダイ騎士団の壊滅、アナキンとの決裂、そして未だに引きずっていたクワイ=ガンの落命が彼の心に深い影を落としてしまった故であり、フォースとの縁も絶ってしまってジェダイとしての能力も見る影もない程に弱くなってしまっていた。

それでも最後の希望たるルークを数少ない心の拠り所として陰ながら見守り続けていたが、ある日オーガナ議員からレイアが誘拐され、助力を求められた事に応じて救助に向かった結果尋問官達や、弟子であったアナキンことベイダーまで巻き込んだ事態に発展していき、その中でベイダーがサイボーグと化して尚生き延びていたアナキンだと知ることになる。

オーウェンからはジェダイの存在がアナキンを暴走させた原因であるとして嫌われてしまったらしく、ルークとの接触を禁じられてしまう*2
オビ=ワンも思うところがあってか、なるべく接触しないようにしていた。


◇新たなる希望とともに

かつて自分が連れてきた少年ルークが、タスケン・レイダーによって襲われているのを見つけて救出。
この時ルークと同行していたR2-D2から反乱同盟軍への助力を乞うレイア・オーガナのメッセージを見せられ、二十年来止めていた歯車を動かすことを決意。
ルークに父親の事やジェダイについて話し、かつてアナキンが使っていたライトセーバーを授ける。
ただしこの時、アナキンの現在の動向については言葉のあやで誤魔化している。

自分の助けを必要とする反乱同盟軍に協力することを決め、オーウェン夫妻を喪ったルークたちと共に宇宙へ出ることにし、モス・アイズリーの酒場では宇宙への足としてハン・ソロを雇った。
そして同盟軍の拠点がある惑星オルデランに向かう途中、急場ではあるがルークにジェダイとしての基礎的な手ほどきをした。
しばらくするとオルデランの座標に到着するが、オルデランは既に存在せず、近くにあったデス・スターに引き寄せられてしまう。

そしてデス・スター内で、かつての弟子ダース・ヴェイダーと9年ぶりに再会(冒頭の会話はこの時のもの*3)。
既に肉体の全盛期を過ぎていながらなんとかヴェイダーの剣撃に持ち堪え渡り合うが、別行動をしていたルークが脱出可能となったことを悟ると構えを解き、ヴェイダーのセーバーの一閃を受けた。
しかしその瞬間、死と共に肉体を消失させ意識のみのフォースの霊体へと変化。ルークに助言を与え続ける意志となり、ヤヴィンの戦いにてデス・スターの破壊に導いた。


◇死後

以後も霊体としてルークを導き続け、惑星ホスにおいてルークに惑星ダゴバへ向かうよう指示し、彼をジェダイとして成長させるためにヨーダの下へと導く。
ルークの態度に落胆するヨーダをなんとか説得し修行にこぎ着けたものの、ルークは仲間たちの危機を予感して修行の途中に飛び出したうえ、ヴェイダーに敗北するとともに父親の真実を聞かされてしまう。
オビ=ワンは絶望の淵に立たされたルークの呼び掛けには応えず、以後ルークが一人前に成長するまでは姿を見せなかった。

その後、修行を終えたルークの前に再び現れ、ヴェイダーとの対決が避けられないこと、双子の妹が居ることを告げ、彼に未来の選択を委ねた。


そして、ルークが父アナキンを救った後、戦勝パーティーが開かれている惑星エンドアにヨーダ、そしてライトサイドへ帰還したアナキンと共に姿を見せ、ルークたちを見守った。


ライトセーバー

ライトセーバーはほぼ一貫して青色のライトセーバーを使用している。

最初のライトセーバーはダース・モール戦にて喪失、モールへのとどめは師匠のセーバーを使用した。
2本目のライトセーバーはジオノーシスで捕まった際に取り上げられ、そのまま行方不明となった。
ジオノーシスの戦いでは援軍でやってきたジェダイたちから、スペアのセーバーを受け取っている。これはドゥークー戦でアナキンに手渡した直後に破壊された。
ちなみにこの1本目と2本目はデザインの差異がほぼ無い。
3本目のライトセーバーはクローン大戦から帝国期まで使用した。肉体の死後は行方不明となっている。

ライトセーバーを「洗練された武器」と考えており、逆にブラスターなどは「野蛮」「こんな武器」ということも。
そのためアナキンに「ライトセーバーはジェダイの命だ」と言っており、EP2ではセーバーの扱いでアナキンに説教する一幕もあった。
……が、その割には当の本人もセーバーを落とす描写が多い。


また、エピソードⅠのカットされたシーンでは、ライトセーバーを故障させている。


【ジェダイとしての強さ、能力】

ジェダイには、それぞれ得意分野や苦手分野が存在することが多い。その中にあってオビ=ワンはアナキンのような圧倒的なフォースや操縦技術も、ヨーダのような膨大な知識も、メイス・ウィンドゥのような卓越した剣技の才も持っていない。
しかし、それらを全てハイレベルでこなすことの出来る稀有な存在であることは間違いない。実際、アナキンをして「マスターヨーダのように賢く、マスターウインドゥのように強い」と言わしめている。
戦闘機の操縦技術も本人曰く「飛ぶのは嫌いだ」と言いながらも、シリーズ最強のパイロットアナキンと肩を並べることが出来るだけのものを持っている。
(ちなみに、本人的には戦闘機よりも動物のほうが好みらしい。逆にアナキンは動物に乗るのは嫌がるとのこと)
フォース自体も修練によってかなり強力な力を持ち、怒りで冷静さを失っていたとはいえアナキンとのフォースのぶつけ合いで引き分ける程の能力を発揮した。
体術も優れており、手錠をさせられた状態で猛獣や番兵を圧倒している。
上述通り野蛮と嫌うブラスター銃撃もかなりの腕前で、片手で落ちぬように崖っぷちを掴んで身体を支えながらという極めて苦しい状態から的確にグリーヴァス将軍を仕留める、賞金稼ぎに扮しての任務では(フォースの加護も多少はあるものの)ブラスター・ライフルを用いた狙撃で一発も外さないと寧ろシリーズ中でも上位レベルの射撃の腕前である。

上述のように性格も基本温厚で冷静沈着かつ慎重、人望もあって交渉を得意とするのも彼の優れた点を象徴する例の一つ。
彼の弟子であるアナキンが暗黒面に落ちたことについては、多少の要因(特にパルパティーンの陰謀)もあるが、
なによりもアナキンは才能面は飛びぬけている一方で明らかにジェダイの騎士に向いていない精神の持ち主で、問題行動も結構していたことも描かれており(最後の行動のように実のところシスの暗黒卿にも向いていなさそうだが)、そこから脱却できなかったアナキン自身の問題が大きい。
オビ=ワンはむしろアナキンが真っ当な道を歩めるようにかなり頑張っていたと言える。

ライトセーバー戦においては防御に重点を置いた型、フォーム3「ソーレス」を用いる。
彼が卓越している数少ない才能であり、メイス・ウィンドウから「ザ・マスター」の異名を賜ったソーレスの達人。
対ブラスター戦に強い防御型を極めただけあって、当然の様にブラスターによって傷つけられたことはなく、ライトセーバー戦でも多くのジェダイやシスが身体を斬られたり、刺されたりしているなか、オビ=ワンは「Ⅱ」のドゥークー伯爵戦を除いて、目立った外傷を負っていない。
さらにオビワンは弟子であるアナキンが用いる攻撃的なフォーム5「シエン」「ド・ジェムソ」から影響を受ける形で、ソーレスを更に発展・昇華させており、元来のソーレスの欠点である攻撃面を高いレベルで克服したものとなっている。

ソーレスを極めているだけではなく、冷静で慎重な性格を生かした心理戦も持ち味と言える。
不利な戦況でも忍耐強く戦い続け、地の利を生かしたり、危機的状況(何かにぶら下がる羽目になるなど)に陥っても、それを逆手に取り、機転を利かせた攻撃を行う事が多かったり、戦闘中の台詞や掛け合いに現れるように心理的な揺さぶりをかけて勝ち筋を開くこともある。

「反乱者たち」シーズン2でダース・モールとの決着をつける際、普段のソーレスの構えから弟子時代に使用していたアタールの構えに変えてモールを迎え討ったが
その際の剣技はアクティブに動き回るとされるアタールのそれではなく半歩引いて相手の攻撃をリーチギリギリで避け、返す一太刀で決めるというソーレスの主体である防御・カウンター重視の動きであった。
「Ⅳ」ではついに斬られたものの、その瞬間に霊体化を果たしたため結局「負傷」はしていないといえるかも。
むしろ老いて衰えた状態でヴェイダー相手に身を守りきれたというのも考えてみればすごいことだといえる。

ただ師匠筋であるドゥークー伯爵とは相性が悪いのか、「Ⅱ」では殺さない程度の優しさ交じりの剣術で打ち負かされ、「Ⅲ」ではアナキンと二人掛かりだったのにフォースの念力で吹っ飛ばされて敗北した。

以上のように、多くの分野でNo.1になることはなくても、それに準ずる能力を持ち合わせており、シリーズ屈指の優秀なジェダイであることに疑う余地はない。


【トリビア】

  • 新三部作で行動を共にしていたR2-D2やC-3POを、エピソードⅣでは初めて見る顔だと言っていた理由は、現在まで公式の回答は無い。
  • 新三部作でオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーは、旧三部作でウェッジ・アンティリーズを演じたデニス・ローソンの甥である。
  • エピソードⅦでは直接登場していないが、音声出演という形でアレック、ユアン二人の新旧オビ=ワンが共演している。つまり、声も含めればオビ=ワンはエピソードⅠ~Ⅶの全てに登場していることになる。
  • 旧三部作の制作当時と、新三部作の制作結果によって、大きな設定のズレが起きたキャラクターでもある。
    • 当初の設定では、オーウェン・ラーズはオビ=ワンと兄弟であった。しかし新三部作の流れで、オーウェンはアナキンの義理の弟(母の再婚先の連れ子)という結果になった。
    • 当初の設定では、EP4時点で65歳ぐらいという設定であった。白髪白鬚でやつれた老人であるのはそのため。しかしEP1時点で25歳と設定してしまったため、EP4時点で58歳になってしまい、どう見ても老けすぎとネタにされた。設定上EP1のクワイ=ガン(享年60)よりも年下なのである。
      ヴェイダーも同様で、旧三部作ではオビ=ワンとは五歳ぐらいしか変わらない設定だったらしい。邦訳でヴェイダーがEP5あたりから「わし」と老人のような口調(現行設定45歳)になったのはそのせいだとか。




追記、修正はチノ=リを得て、ブラ=サガリを決めてからお願いします。

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最終更新:2024年03月06日 23:20

*1 なお、実写でオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーは出世作兼初主演作である「トレインスポッティング」で、ラリパッパのジャンキーを演じていた

*2 細かな素性も明かされていないルークにとっては「砂漠に住む少し頭のおかしい面白老人」といった認識だった

*3 吹き替え準拠。原版では前半のやり取りが若干異なる。「待っていたぞオビ=ワン・ケノービ。やっと再会できたな。これで運命の輪が閉じる。かつての俺は未熟だったが、今はマスターだ。」「邪悪のマスターだがな、ダース」といった具合。もっともこれはこれで「シディアスが健在なんだからヴェイダーは(オビ=ワンを倒しても)マスターじゃないよね」という、のちの設定との矛盾も生じるが。