天魔王ゴッド・ゼクス(Battle Spirits)

登録日:2016/08/31 Wed 23:25:56
更新日:2022/10/10 Mon 08:51:24
所要時間:約 32 分で読めます





強さとは何だ!?


強さとはゴッド・ゼクス!


強さとは【六天連鎖(ろくてんラッシュ)】!!


天魔王ゴッド・ゼクスとはTCGバトルスピリッツにおいて、構築済みデッキである「メガデッキ【魔王襲来】」にて登場したXレアのスピリットカード。


●目次

◇天魔王ゴッド・ゼクス

天魔王ゴッド・ゼクス

スピリット
8(白2紫2赤2)/赤紫緑白黄青/天魔王
<1>Lv1 10000 <2>Lv2 12000 <5>Lv3 18000
Lv1・Lv2・Lv3
このスピリットは、相手のスピリット/マジックの効果を受けない。
【六天連鎖:条件《シンボル3色》】
自分のシンボルが3色以上ある間、相手のスピリットとアルティメットすべては回復できない。
Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
このスピリットに[ソウルコア]が置かれている間、色を2色以上持つ自分のスピリットがアタックしたとき、
相手のスピリット/アルティメットのコア2個を相手のトラッシュに置く。
シンボル:白

コンセプト:黒銀
イラスト:安達洋介

フレーバーテキスト:
「この六天に仇す者は、森羅万象、全て滅すべし!!」

その強力な効果でアニメバトルスピリッツ 烈火魂内だけでなく現実の環境中でも暴れるまさにボス格的な立ち位置を築いている。


まず第一に、このスピリットは六色のフレームを持ったの全ての色を持つカードである。
全ての色を持つということは全ての色のサポートを受けられるということ。
どの色のデッキでも採用が想定されるが、軽減シンボルは赤、紫、白の3色のみなのでコストを軽減できるこれらのシンボルを確保できるデッキでないと余計に重い。
また、このスピリット自身のシンボルは白のみである点にも注意が必要。【六天連鎖】の運用を考える時に特に重要になる。


そして効果。
1つ目の効果「このスピリットは、相手のスピリット/マジックの効果を受けない。」というのは誰がどう見ても非常に強い耐性である。
バトルスピリッツ、その主役は何と言っても多彩なスピリットカード。
その根本であるスピリットの効果が効かないのだから除去や抑制系のカードの大半から自身を守ることができる。
また、バトスピで相手ターンに能動的に使用できるのは基本的に「フラッシュタイミング」で使えるマジックカードのみ。
そのため、アタック中に除去されるという心配がなく、安心してアタックを行える。
レベル1から常時発揮され続けるため、一度場に出てしまったら場から離すのはなかなかに困難。
もちろんこれ以外のカードは効くのだが、このサイズのスピリットを除去できるブレイヴは紫のごく一部のみ、またネクサスは除去能力を持ったものが少ない。
必然的に弱点はアルティメットとなるのだがそれを補う相性の良いカードが存在し、このスピリットを使用するならば構築の段階でそれらを採用するのが常識となっている。


そして最大の特徴は天魔王のみが持つことを許されている能力、【六天連鎖】


既存のキーワード能力【連鎖(ラッシュ)】に似ているが効果上は別の能力として扱い、【連鎖】のサポートを受けることもない。
【連鎖】と同じく「条件を満たしたとき」、「その直前の別の能力に付加される形で発揮」する性質を持つ。
このスピリットの持つ【六天連鎖】の条件は「シンボル3色」、このスピリット自身が白のシンボルを持つため、他に2色のシンボルを持ったカードを場に置けばよい。

条件を満たした時の効果、それは

相手のスピリットとアルティメットすべては回復できない。」

この効果は前述の耐性効果に付随する効果である。耐性効果には発揮する期間が記されていない。
つまり、「条件を満たしている間」ならばどのステップでも関係ない。
全てのコアをトラッシュから戻し、フィールドのカードを回復させるリフレッシュステップでも、ガンディノスが【強襲】を発揮したとしても、ガイ・アスラが【超覚醒】を発揮したとしても、回復することはない。

一度でもアタック/ブロックを行えばどんな強力なスピリットも、アルティメットもそれ以降はただの置き物になり果ててしまう。


そして第2の効果がコア除去。
自身が6色のスピリットであり条件を満たしている、単体でも完結した能力である。
送り先はトラッシュ。そのため使用されるとスピリットが除去されるだけでなく防御用のカードを使用することもできなくなる。
付与対象の「2色以上を持つスピリット」は後述するサポートカードのそれがほとんど当てはまっているだけでなく、ソードールのような最軽量級スピリットまでもが恐ろしい除去持ちアタッカーになってしまう。
効果の性質上、相手の1体目のアタックの時に防御用のコアが足りなくなってしまえば、2体目以降を止めることも不可能になってしまうというフィニッシャー級の除去効果である。


このように発揮できればいずれも強力な効果だが、実は明確な弱点が存在する。
それは【装甲】を一色でも持っていればコア除去も回復封じも効かないという点である。
理由は明白、このスピリットが6色を持っているため、6色のどの色の【装甲】にも引っかかってしまう。
コア除去効果も、あくまでこのスピリットが発生源であり、アタックしているスピリットの色は関係がない。
そのため、特に白相手には苦戦を強いられる。


コンセプトデザインを担当した黒銀氏が「ラスボスとしてデザインした」というだけあってイラストも力強い。
イラスト違いの再録も多いが、どのイラストでも独特の威厳とカッコ良さがある。


サポート及び相性の良いカード


◆イチバンスピアー
名指しで天魔王ゴッド・ゼクスをサポートする、頼れる相棒。
最初のターンにこのスピリットを召喚できれば、ボーン・ダイルなどと組み合わせ第4、5ターンくらいからの早期召喚まで視野に入る。

◆ボーン・ダイル
天魔王ゴッド・ゼクスの軽減になるシンボルを3つも供給してくれる【白紫連鎖】でのおなじみスピリット。
ゴッド・ゼクスの召喚を大きく早め、相手が対処できる前に制圧してしまえる。


カードの評価、デッキ構築


登場当初はある程度ロマンカードとして受け止められていた側面も多い。
色拘束の概念が薄いバトルスピリッツではあったが、3色も混ぜるとなると流石に構築が難しい。
更に、「2色として扱うシンボルは1度に1色ずつにしか数えられない」という点も【六天連鎖】発揮の難易度を上げていた。

しかしながらその【六天連鎖】に魅力を感じ、爆発的な人気を得たこのカードは様々なデッキタイプが考察されて行った。

そしてカードバトラー達はある一つの事実に気づく。


「これ、【六天連鎖】を使わなくても十分強いんじゃね?」


以前からワルキューレシリーズなどゴッド・ゼクスと同様のスピリット/マジックへの耐性を持ったスピリットは存在していた。
しかしそれらのスピリットは現環境ではBPが低く、せっかく耐性があってもバトルで負けてしまうため積極的にはアタックを行えなかった。
そして効果も防御向きだったり、耐性以外の効果がない、といった具合だった。

だが天魔王ゴッド・ゼクスはその耐性に加え、単体で完結した除去効果、コストに見合う高いBPを持ちアタッカーとして申し分のない素質を秘めていた。
加えて軽減の配色と数の多さ及びイチバンスピアーの存在から、構築次第では同コストの単色スピリットよりも軽く召喚できる

加えてこのスピリットのアタッカー能力に磨きをかけているのがブレイヴとの相性の良さ。
合体しているブレイヴを除去できるカードの大半がスピリット/マジックであるため、ゴッド・ゼクスと合体しているスピリットは除去される危険性が低い。

そして次第に「【六天連鎖】はできるなら狙う程度、基本はその強力な耐性でアタッカーとしてゴリ押ししていく」という運用が確立されて行く。


こうしてこのスピリットは【白紫連鎖】のフィニッシャー枠として、黒皇機獣ダークネス・グリフォンなどを押しのけて採用されるスピリットとなっていった。
基本は白と紫の2色、3色目となる赤はイチバンスピアーなどだけに留め、あまり多くは採用しない。
それでも3色のシンボルは揃うときはあっさり揃うため、【六天連鎖】による回復妨害は強大な拘束力を発揮する。
このような構築は烈火伝末期に流行し、環境でも一定の成果を上げることとなった。


時は流れ十二神皇編。
2016年6月18日、ドリームブースター【炎と風の異魔神】発売。

その発売よりわずか半日。
ゴッド・ゼクスはついに環境を制圧する。

同弾収録のXレア「炎魔神」。
このブースターのトップレアであるが、このカードの存在がゴッド・ゼクスを環境トップに押し上げることになる。

そのデッキの名は「炎魔神ゼクス」。
【白紫連鎖】をベースに赤を追加。白紫連鎖の弱点を補ったデッキで、十二神皇編第四章の発売まで、
長く環境トップに君臨することになる。


アニメにおいて


仮面を被った謎の男、大六天魔王(天魔信長)の使用する切り札。

初登場は烈火魂第23話「戦慄! ゴッド・ゼクス!」
幸村のアタックを絶甲氷盾で躱し、場にイチバンスピアー、さまよう甲冑、ソードールがいる状態で召喚される。
ソウルコアを乗せず、コア除去効果を使用しないナメプをしながら攻撃を仕掛け、幸村のブロッカーが全て疲労したタイミングであえてターンエンド。
次のターン、【六天連鎖】で幸村の切り札「戦国竜ソウル・ドラゴン」を鎖による緊縛プレイで回復できない状態にし、圧倒的強さを見せつけた。

「己の無力を呪いながら散るがいい!」

そしてこのバトルのフィニッシャーとなる。

幸村はその後しばらく【六天連鎖】への対抗手段を模索し、「周りのスピリットを倒し、シンボルを供給させなければよい」という結論にたどり着く。
ネクサスやブレイヴによってシンボルを維持されてしまうこともあり、あまりよい手段とは言えない。事実として大六天魔王は1枚で青と緑のシンボルを供給できる「魔王蟲の根城」を採用していた。
その手段を実現するためのスピリットが【無限刃】を持つサムライ・ドラゴン・天であるが、発売自体はメガデッキ【魔王襲来】よりも先というややこしい事態が生じてしまった。


その後は大六天魔王がしばらくバトルをしなかったため出番がなかったが、第36話のバトスピ戦国チャンピオンシップ1回戦で約3か月ぶりに召喚される。
【六天連鎖】で白蛇帝アルデウス・バイパーを押さえつけ、白伊紫 勝家から勝利をもぎ取った。


続くバトスピ戦国チャンピオンシップ2回戦、大六天魔王の相手は「ハマの鬼姫」群青早雲。
今までの戦いを見てゴッドゼクスの強さを実感していた早雲には、対ゴッドゼクスの秘策があった。
大六天魔王がゴッド・ゼクスを召喚した次のターンの出来事である。
蓮華王センジュの【起導】によって周囲のスピリットはすべて破壊されてしまった。
加えて自身の効果によりシンボルが4つに増えたセンジュのアタックをライフで受けては負けてしまうという状況、ゴッドゼクスはブロッカーとしてセンジュとバトルを行う。
しかしここで早雲はマントラドローでセンジュのBPをアップ
ゴッドゼクスにいくら耐性があろうと、BPで上回る相手には勝つことができない。

無敵に思われたゴッド・ゼクスがついに破られた瞬間である。
























マジック、天魔王降臨!


魔界に生まれし無双の勇者よ。無限なる天の力もて現れ出でよ!


召喚、天魔王ゴッド・ゼクス -破ノ型-!


◇天魔王ゴッド・ゼクス -破ノ型-

天魔王ゴッド・ゼクス -破ノ型-

スピリット
10(赤1紫1緑1白1黄1青1)/赤紫緑白黄青/天魔王
<1>Lv1 12000 <2>Lv2 14000 <5>Lv3 20000
手札/トラッシュにあるこのスピリットカードは、自分の[天魔王ゴッド・ゼクス]のアタック終了時、
自分の[天魔王ゴッド・ゼクス]1体を手札に戻すことで、コストを支払わずに召喚する。
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
相手のバースト1つを破棄する。
【六天連鎖:条件《シンボル4色》】
自分のシンボルが4色以上あるとき、このスピリットに[ソウルコア]が置かれていたら、
自分のシンボルと同じ色の相手のスピリットかアルティメット1体ずつを破壊する。
シンボル:赤白

コンセプト:黒銀
イラスト:安達洋介

フレーバーテキスト:
「有象無象の雑兵ども、我が六天連鎖の贄となるがいい!!」

天魔王ゴッド・ゼクスがさらなる進化を遂げた化け物。
コストはさらに重くなり、BPが上昇、そしてダブルシンボルを持っている非常に攻撃的なスピリットとなった。
収録は烈火伝 第4章でレアリティXXレア
1カートン(12BOX)に3枚しか収録されていない特殊なレアリティで、2種類あるためこのスピリットの当たる確率は8BOXに1枚

コストが10と重く、軽減もバラバラ。コストを支払っての召喚は難しいため、自身についている召喚効果もしくは専用サポートの「天魔王降臨」で召喚するのが基本となる。
通常のゴッド・ゼクスと同じく6色全てを持つため、ナウマンシティーや偽りの地下帝国といったサポートも受けられるが、ただでさえ事故率の高いこのデッキでそれらを採用することは厳しい。
破ノ型の持つ召喚効果は通常のゴッド・ゼクスのバトル終了時に入れ替わる、というもの。
トラッシュからの召喚ならばカードアドバンテージ的には+1であり、さらに回復状態で場に出ているためそのままダブルシンボルで追撃可能。

アタック時の効果はバースト破棄。相手の対抗手段を削り、安全にアタックを通すことが可能。
特に同時に発揮される【六天連鎖】でスピリットを破壊しても【バースト:相手による自分のスピリット破壊後】を発動されないという点で単体で完結した効果となっている。

そして最大の特徴である【六天連鎖】も進化している。
条件は4色と厳しく、更にはソウルコアまで要求される。
だがこのスピリット自体がを持つため、通常のゴッド・ゼクスと同じく必要なシンボルは他2色で良い。
色さえあってればBPやコストに上限がなく、条件を満たした状態では最大4体、シンボルを揃えれば最大6体までスピリット/アルティメットの種類を問わず破壊する。
ただ、相変わらず6色を持つせいで【装甲】ではあっさり防がれる。


コンセプトデザインを担当した黒銀氏は前述の通常ゴッド・ゼクスをデザインした段階ではこのスピリットの存在を知らされていなかった。
そのため、通常形態ですらラスボス然としていたのに更に派手にするため、「やたら大仰なデザイン」にしたとtwitterで明かしている。


サポート及び相性の良いカード -破ノ型-


◆天魔王降臨
「破ノ型」専用の召喚サポートマジック。通常時でも腐らないよう、トラッシュからスピリットを回収する効果がついている。
「破ノ型」召喚のためにはトラッシュに通常のゴッド・ゼクスが落ちている必要があり、少々難易度が高い。
利用するのであれば通常ゼクスを「破ノ型」もろともデッキから直接トラッシュへ落とし、「破ノ型」を回収しながら召喚、という流れが理想的。


カードの評価、デッキ構築 -破ノ型-


と、ここまで読んでいて気づいた人はいるかもしれないが実はこのスピリットは


通常のゴッド・ゼクスとイマイチ噛み合ってない微妙なカードと評されている。


まずその召喚条件。
通常のゴッド・ゼクスは「場持ちの良いアタッカー」という運用が基本であるため、バトル終了時まで生き残ることは簡単。
しかしながら、通常ゼクスの効果はどれも「場に維持することで意味のある制圧/サポート効果」である。
その通常ゼクスをわざわざ手札に戻すということは制圧力自体を手放すことに他ならない。
そのターンで決め切れるならともかく、防がれる可能性が少しでも残っているのならこのスピリットを召喚せず、場に通常ゼクスを維持した方が良い。

そして最大の問題点、それは「このスピリットは何の耐性も持たないこと」である。
先ほど「防がれる可能性が少しでもあるなら」と前置きしたが、実際このスピリットのアタックは防がれてしまうことが多い。
なぜなら相手は通常ゼクスに効かずに腐っていたマジックをたんまりため込んでいるから
しかもダブルシンボル、これは天火烈刀斬でどうぞ除去してくださいと言ってるようなものである。


続いてアタック時のバースト破棄効果について。
非常に強力な効果な上、とても希少な除去とこの効果自体はとても優秀。だが噛み合っていない。
それは通常ゼクスがアタックした後ならば、その時点でバーストが発動していることが多いからだ。
通常ゼクスのアタックの後に召喚、そのアタックでわざわざ破棄しにいっても恩恵は少ない。


そしてそれに付随する【六天連鎖】。
まず4色という時点で発揮できない。先ほどまでの解説のとおり、通常の【ゴッド・ゼクス】デッキは白と紫の2色の連鎖を基本として赤を少し混ぜ込む。
4色ということは更にもう1色必要で、この時点で破ノ型の専用デッキにしなければまず条件はクリア出来ないだろう。
何より、発揮ができても悪い意味で難易度に見合ってない
バトスピのデッキの構成は1色~2色でまとめるが普通、だからこそ【六天連鎖】は難易度が高い。
つまり、苦労して条件を満たせても破壊できるのはせいぜい2体が限度ということ。
また、相手の場にこちらのシンボルと同じ色のスピリット/アルティメットがいるとは限らない。
これは相手のデッキが特にゴッド・ゼクスデッキでは色を揃えにくい、またはだった場合に起こる。
苦労して揃えて破壊対象なし、こんなに悲しいことはない。

どの効果も単体で見れば悪くはないのに噛み合わない、そしてただでさえ高いデッキ事故率を一層高めなければならない構築を要求してくることが問題なのだ。

それでも、ロマンの塊である性能、XXレアという特殊仕様、そしてアニメでの圧倒的ラスボスっぷりから人気及びシングルカードの価格は非常に高い。


アニメにおいて -破ノ型-


出れば大活躍、現実での評価に反し圧倒的な性能により対戦相手に絶望を振りまくまさにラスボス。

初登場は44話、戦国チャンピオンシップ2回戦の群青早雲戦。前述の流れで通常のゴッド・ゼクスを破壊された後、「天魔王降臨」により召喚。
その姿はあまりにも大きく、そして召喚する際にはスタジアムを大きく超えて天に届くような光を発した。

場にはネクサス「魔王蟲の根城」があり、自身の、そしてネクサスのにより4色を揃えた。
その【六天連鎖】は劇中では【六天連鎖・破ノ型】と称される。
効果により早雲の切り札「蓮華王センジュ」を破壊した。
なおも反撃する早雲を龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード (Battle Spirits)により潰し、次のターンにフィニッシャーとなる。
このアタック時、巨大なレーザーが六天連鎖で破壊されるスピリット、そして早雲の乗っているバトルマシンを貫くのだが


物理的にマシンが破損した。


どう見ても質量を持った立体映像である。


続く炎利家との準決勝でも登場。
やはり通常のゴッド・ゼクスが破壊された後に「天魔王降臨」の効果で召喚される。

この時は利家のマシンを粉々に破壊した。

更に、このスピリットによって敗北した二人は盛大に吹っ飛び、病院送りとなっている。

間違いなく危険な代物で、何故このカードだけがダメージが実体化するのかという点に関しては劇中で語られることはなかった。

幸村との決勝戦でもそれまでと同様に「天魔王降臨」で召喚される。
結局一度も自身の効果による召喚効果は使用されることがなかった。
この時は【六天連鎖】でサムライ・ドラゴン・天を破壊、アタックはドラマルに防がれたためダメージはなし。
そのため幸村のマシンも無事だった。
そして返しのターンに炎龍刀オニマルと合体したセンゴク・タイガー(BP25000)のアタック時効果で破壊されることとなる。
耐性がないのが悪い。

利家、早雲の無念を晴らす一撃は大六天魔王に届いたように見えたが…























我は天魔信長にして、6色全ての属性を操る大六天魔王なり!!



◇天魔王ゴッド・ゼクス -終ノ型-

天魔王ゴッド・ゼクス -終ノ型-

スピリット
12(赤1紫1緑1白1黄1青1)/赤紫緑白黄青/天魔王
<1>Lv1 14000 <2>Lv2 18000 <5>Lv3 27000
フラッシュ『お互いのアタックステップ』
手札にあるこのスピリットカードは、カード名に「ゴッド・ゼクス」と入っている自分のスピリットと同じ状態で入れ替えることができる。
Lv3『自分のターン』
自分のスピリットすべては、相手のスピリット/マジックの効果を受けない。
【六天連鎖:条件《シンボル6色》】
自分のシンボルが6色ある間、アタックしている自分のスピリットのシンボルを[赤][紫][緑][白][黄][青](赤、紫、緑、白、黄、青1つずつ)にする。
シンボル:白

コンセプト:黒銀
イラスト:安達洋介

フレーバーテキスト:
「六天連鎖は終に成った……。天下を薙ぎ払う覇者の剣に平伏すがいい!!」


もはや恒例となっている、次のアニメの1弾に収録されるラスボススピリット。レアリティは破ノ型と同じくXXレア。
禍々しかった破ノ型から一転、すっきりした形態に戻った。
デザイナーの黒銀氏いわく「まああれです、フリーザ様みたいなもんです。」とのこと。


「入れ替える」というバトスピにおいては前代未聞のテキストを持つ。
これは場の「ゴッド・ゼクス」を戻し、代わりに手札のこのスピリットを場に出すということ。
アタックしている状態ならそれを継続、合体しているなら代わりに合体、BPの±などのカードの効果を受けていればそれもそのまま引き継ぐ。
他のゴッド・ゼクスよりも格段にBPが高いため、バトルで負けそうな場合に逆転する、という使い方もできる。
この入れ替えは召喚ではないため、効果による召喚を阻害してくる紫煙獅子のような流行のスピリットにも強い。

効果はレベル3のみだが、通常のゴッド・ゼクスと同じ耐性を自分のすべてのスピリットに与える。
通常のゴッド・ゼクスは耐性が売りであった、その耐性をすべてのスピリットが持つなどといえば強力極まりない。

そして【六天連鎖】はついに6色全てを揃えなければいけなくなった。
その効果はアタックしているスピリットを6つのシンボルにする。
バトスピのライフダメージはそのスピリットの持つシンボルの数で決まる。つまり一撃で6点ダメージ。
初期ライフ5すら吹っ飛ばすまさに一撃必殺
耐性のおかげで除去はされないため、ブロッカーの数をこちらが上回っていれば確実に勝利をもたらしてくれる。


カードの評価、デッキ構築 -終ノ型-


と、ここまで煽っておいてなんだが、

やっぱりこのカードもロマンカードの域を出ない。


まず、【六天連鎖】だが、常識的に考えてフィールドに6つのシンボル、それも全ての色がバラバラという状況を作るのは非常に難しい。
6色のシンボルを1枚で供給できる「放浪者ロロ」も制限カードで、これだけに頼る構築にはできない。
そして何より重要なのはこの効果がレベル3から、耐性付与効果に付随するという点。まずレベル3を維持するにはコアが5個も必要になる。

つまり、並べるためにコアが必要なのにこちらにコアを取られて並べられないという大きな矛盾を抱えてしまっている。

【六天連鎖】も耐性バラマキもどちらも数が揃って初めて意味をなす効果であるにもかかわらず、である。
これを解消してくれるサポートカードが「オワリノセカイ」ではあるのだがこちらはこちらで弱点を抱えている。
このネクサスで最高レベルになれるのは自分のアタックステップのみ、返しのターンには無防備になってしまうという点だ。
効果を使おうと意識するほど、この効果の難易度の高さに眩暈がしてくる。
しかしそれでも惹きつけてやまないのは最高級のロマンを兼ね備えており、破ノ型と違ってリターンも相応にあるから、だ
今日もこのスピリットのために六色デッキを必死に組もうとしているバトラーがデッキを調整し続けているに違いない。


一方でこのスピリットの最大の利点は最速で第2ターン(後攻の1ターン目)に入れ替えで出せる点にある。
単にBPの高いだけのスピリットのように扱っても、バニラ以上の仕事は可能なためデッキに入れていても邪魔にはならない。
無理に効果は使用せず、入れ替わりをうまく利用した戦術で最低限の仕事はしてくれるだろう。


アニメにおいて -終ノ型-


前述の流れで破ノ型が破壊された後、手札からコストを支払って召喚された
この時、信長の場にはオワリノセカイ1枚しかなかったため、なんとコストを10も支払っていることになる。
返しのターンを絶甲氷盾で凌ぎ、次のターン

オワリノセカイ」、「ギュウキ」、「ボーグ」、「イチバンスピアー」、「妖術師ヤクモ

を並べることにより【六天連鎖】を達成する。

「これで、【六天連鎖-終ノ型-】の発揮条件は整った!」

この時、今まで畳まれていた6枚の翼が展開し、6色の宝石が中に浮かぶ演出が見られた。


アニメ本編では入れ替わる効果が使われたことはなかった。




◇その他のゴッド・ゼクス


アニメには登場していないが他にもゴッド・ゼクスは「型」を持つ。

天魔王ゴッド・ゼクス -零ノ型-

天魔王ゴッド・ゼクス -零ノ型-

スピリット
4(紫1赤1白1)/紫/天魔王
<1>Lv1 3000 <2>Lv2 5000 <5>Lv3 7000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
自分はデッキから1枚ドローする。
【六天連鎖:条件《シンボル2色》】
自分のシンボルが2色以上あるとき、疲労状態の相手のスピリット1体を破壊する。
シンボル:紫

イラスト:高坂巧

フレーバーテキスト:
「お屋形様」は紫霊の国において黄泉に住まうと信じられている、
六絶神の一柱、欲望のデス・ガル・ヴァドスを重視していた。

最軽量のゴッド・ゼクス。
これまでと違って単色のスピリットでシンボルも
白シンボルがメインのゴッド・ゼクスでは他のゴッド・ゼクスの【六天連鎖】にも貢献する。

召喚に成功した時にドローする効果を持つが、この効果だけで見れば紫のスピリットとしては重い。
しかし2色という非常に発揮しやすい【六天連鎖】を持ち、自身の軽減シンボルが多色に分かれていることから混色デッキでの使い勝手は良好。
疲労スピリットの破壊はゲーム後半ほど重要性が増し、相手のキースピリットを破壊できることもある。
何よりも第2ターンから終ノ型と入れ替わることが可能で、召喚時ドローの再利用にもなる一石二鳥のシナジーを持つ

総じてゴッド・ゼクスデッキにおける潤滑油の役割を果たす重要なポジションを担う。

天魔王ゴッド・ゼクス -伍ノ型-

天魔王ゴッド・ゼクス -伍ノ型-

スピリット
5(白1赤1紫1)/白/天魔王
<1>Lv1 5000 <2>Lv2 7000 <4>Lv3 9000
Lv1・Lv2・Lv3
このスピリットの色とシンボルは緑/黄としても扱う。
Lv2・Lv3『このスピリットのアタック/ブロック時』
バトル終了時、ターンに1回、このスピリットは回復する。
【六天連鎖:条件《シンボル5色》】
自分のシンボルが5色以上あるとき、このターンの間、このスピリット以外の
カード名に「ゴッド・ゼクス」と入っている自分のスピリットすべてはブロックされない。
シンボル:白

イラスト:高坂巧

フレーバーテキスト:
「我の野望は、小さき島国だけでは収まりきらん!
世界だ! 我が手にするのは世界すべてだ!」

他のゴッド・ゼクスをサポートすることに特化したゴッド・ゼクス。
効果を考えると、特に同弾で収録された終ノ型を意識していると思われる。

しかし、その効果は悲しいほど噛み合って無い

になる効果はゴッド・ゼクスデッキでは不足しがちな色であるため、あって損はない。
しかしこの効果だけではより軽く他の色になれるスピリットより優先する意味がない。
同じコスト内には全色になれるムゲンドラゴン・ノヴァ及びメテオドライアンが存在し、あちらは軽減シンボルさえも変化するためどんな盤面でも腐りにくい。

そうなると活かすべきはレベル2からのアタック時効果だが、こちらも使い勝手の良い効果とは言えない。
その理由は発揮するタイミングがバトル終了時と非常に遅いためである。一度バトルを行い、生き残らなければならない。加えて【六天連鎖】も5色と非常に厳しい条件を要求するわりにはそこまでして欲しい効果出はない。
ゴッド・ゼクスデッキでブロックを阻害したければオワリノセカイをレベル2にすれば良い。
そして何よりの欠点は自身に対して効果がない
つまりこのスピリットの効果を活かすには「他のゴッド・ゼクスがいて、色のシンボルがフィールドに存在し、アタックしても無事に生き残れる」という状況でなければならない。

ここまでお膳立てするのは非常に難易度が高く、リターンも少ないためデッキ投入の優先順位は低い。

余談だが、背景世界では烈火伝シリーズから60年経った時代、極東の国「ジャパング」から飛び出し大陸に移ってきたかのような発言を行っている。
ゴッド・ゼクスは千鬼ヶ原の戦いで命を落としているため、このスピリットの存在は非常に謎が深い。

60年経っても何の変化もないトリックスター(Battle Spirits)みたいな存在もいる上、これまでも矛盾だらけだったフレーバーテキストについて考察するだけ無駄なことも多いが。

天魔王ゴッド・ゼクス -ソウルドラゴンノ型-

天魔王ゴッド・ゼクス -ソウルドラゴンノ型-

スピリット
9(紫2赤2白2)/紫赤/天魔王・武竜
<1>Lv1 11000 <3>Lv2 13000 <4>Lv3 19000
このスピリット/スピリットカードは[天魔王ゴッド・ゼクス]としても扱う。
Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
相手のスピリット2体のコア2個ずつを相手のトラッシュに置く。
【六天連鎖:条件《シンボル3色》】
自分のシンボルが3色以上あるとき、この効果で消滅したスピリット1体につき、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。
シンボル:紫赤

イラスト:hippo

フレーバーテキスト:
「戦国一の猛将揃いとうたわれる竜の一族。
その武力、我が野望のため六天連鎖の一型と成そう」

主人公とラスボスが合体した存在。
ゴッド・ゼクスでありながらソウルドラゴンでもあるためどちらのサポートも受けることができる。
特に系統:天魔王は系統サポートが皆無であるのに対し武竜の豊富なサポートを受けられるのはこのスピリットならではの魅力。
色はの2色のみであるため、ナウマンシティーのような白の召喚サポートを受けられない点が残念。

更に「天魔王ゴッド・ゼクス」そのものとしても扱えるため、イチバンスピアーなど固有名指定のサポートにも対応するという待遇の良さ。
デッキには天魔王ゴッド・ゼクスとは別に入れることが可能で、「天魔王ゴッド・ゼクス」が実質6枚になる。

効果はレベル2からしか持たず、元のコストも9と重いのでサポートカードを使用しなければ重い。
しかしその効果は非常に強力で攻撃的。どれほど攻撃的かというと、

攻撃形態といわれる破ノ型よりもよっぽど殺意が高い。

アタック時にはコア除去を行う。送り先はトラッシュで、しかも2体から2個ずつ、最大4個。
ブロッカー排除もさることながら、マジックを使うコアがなくなるため、安全にアタックを通しやすくなる。
そして【六天連鎖】はこの除去効果に付随したダメージ。
バトスピというゲームはアタックした後に初めて相手が効果を使用できるフラッシュタイミングが訪れる。
しかし召喚してからアタックまでのタイミングにはカードを割り込むタイミングがない。つまり除去が行えるタイミングを見計らって召喚すれば確定でダメージが与えられる
加えて、【六天連鎖】の達成難易度が非常に低い。このスピリットが既にのシンボルを持つため、あと1色、あと1枚カードを用意してやるだけで十分。

このように非常に高い性能を持つため、

「天魔王ゴッド・ゼクスとソウルドラゴンノ型の2種さえいれば他のゴッド・ゼクスなんていらない」

とまで言われる始末。

このカードは最強ジャンプ連載の「バトルスピリッツ烈火魂」コミックス1巻の付属カードとして登場した。
しかし前述の人気からカード店やオークションで売ればコミックスの値段以上で売れてしまう
発行部数の少ない最強ジャンプのコミックスなため、現在は全国で品薄な状態が続いている。

余談だが、この漫画はアニメと設定が大きく違い、カード目当ての購入者たちを大いに驚かせた。
内容も非常に濃いため、まだ読んでない人はカードのおまけなどと思わずにきっちり読んでみよう。


天魔王ゴッド・ゼクス -ロロノ型-

天魔王ゴッド・ゼクス -ロロノ型-

スピリット
11(赤1紫1緑1白1黄1青1)/赤紫緑白黄青/天魔王・放浪者
<1>Lv1 10000 <6>Lv2 15000
Lv1・Lv2
このスピリットは、アタックと合体ができない。この効果は無効にされない。
Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』
このスピリット以外の自分のスピリットとネクサスすべてを破壊する。
【六天連鎖:条件《シンボル6色》】
自分のシンボルが6色あるとき、自分のトラッシュにある系統:「天魔王」を持つスピリットカードを、コストを支払わずに好きなだけ召喚する。
シンボル:

イラスト:高坂巧

フレーバーテキスト:
「世界創生の神秘、この世の始祖たる者の力。現世に再び返り咲くべし」

なんとあの放浪者ロロを取り込んだことで元から6色全てのシンボルを持つ
そのため、このスピリットを場に維持すればそれだけで【六天連鎖】が使いたい放題というまさにゴッドゼクスでは夢のようなサポート。
そして召喚時効果に付随する【六天連鎖】はトラッシュ(墓地)の天魔王を好きなだけ召喚でき、自身の6色シンボルで条件が満たされているため召喚すれば必ず発揮する。
全種類のゴッドゼクスを並べたうえで全ての六天連鎖を使用するというまさにやりたい放題な効果。

もちろんこんな効果がタダで使えるわけがなく、デメリットが課せられている。
まずこのスピリット自体はアタックができない。アタックできたら一撃で6点ダメージと初期ライフが一瞬で消し飛ぶので当然の措置である。
そして召喚すると自分のフィールドのスピリット、ネクサスをすべて破壊する。つまり場には天魔王だけが残るデザイン。
実はアルティメットとブレイヴが対象外なので合体スピリットが破壊されてもブレイヴは残る。

そして何よりも重いデメリットはこのスピリットがコスト11かつ軽減の色が全てバラバラという点だろう。
このスピリットを出すためにコアを獲られてしまっては他のゴッドゼクスを維持できない。
そのため、「いかにしてコストを節約しつつ場に出すか」が非常に重要となる。
召喚サポートとして最も実用的なものは「偽りの地下帝国」。ネクサスであるため使い捨てにはなってしまうがこれ1枚あればロロノ型のコストは5で済む。

以上のように、ゴッドゼクスのロマンを1枚で解決できる夢の詰まったカードだが、その入手難易度もXXレアの比ではない。
地方大会で行われるガンスリンガーバトルで7勝してポイント交換するという裏Xレア以上の難易度を誇る。
希少度が高く、地方では滅多なことではお目にかかれない正真正銘のレアカードなのだ。

とはいえ、ロマンを実現させてくれるとはいえロマンはロマン。
大会で勝ち進むためのガチデッキでは採用されることはないため、シングルカードでも高いことは高いが実用性があり需要の高い裏X、XXと比較して特別高いというほどではない。

◇詩姫化

やはりというか案の定というか、ディーバブースター【詩姫学園】にて詩姫化を果たす。
所属チームはその大半の元ネタがXレアのスピリットで構成される【アブソリューツ】。
バーニング・ソウルドラゴンを元にした詩姫「バンリ・ソラ」という後輩がおり、彼女からは「お姉さま」として慕われている。
この関係はかつての烈火幸村と天魔信長の関係を踏襲したもの。

[学園制服]ゼクシア・テンマ

スピリット
7(4)/黄/詩姫・制服・衣装
<1>Lv1 6000 <2>Lv2 8000 <4>Lv3 11000
【チーム:アブソリューツ】
Lv1・Lv2・Lv3【フレンド:7/8/9】『このスピリットのアタック/ブロック時』
自分のデッキを上から1枚オープンできる。
そのカードが系統:「詩姫」を持つコスト7/8/9のスピリットカードのとき、コストを支払わずに疲労状態で召喚できる。
残ったカードは破棄する。
Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
このスピリットの【フレンド】発揮後、同じ【フレンド】をもう1度だけ発揮する。
シンボル:黄

イラスト:真時未砂

フレーバーテキスト:
ソラ、詩姫学園では誰もがディーバであり、プリンセスなのよ。
あなたがディーバの天下を取るというのなら、覚悟はできていて?

フレーバーテキスト:(パラレル版)
私、買い食いなんてしたことないわ。ソラったら、いけない娘ね。ふふ。

持っている効果は詩姫共有のキーワード能力【フレンド】とそれが2回使用できるようになる効果のみ。
指定コストが高く、成功させるために高コスト帯を多くしてしまうと事故が起きやすくなってしまう。
「歌姫神」を召喚するのための効果であり、つなぎのスピリットであるが、これ自体が重いため使い勝手は良くない。

パラレル版のイラストではアイスを買い食いしている。そのくせこのフレーバ―テキストである。

[歌姫神]ゼクシア・テンマ

スピリット
9(3)/黄/詩姫・衣装
<1>Lv1 7000 <3>Lv2 12000 <5>Lv3 16000
【チーム:アブソリューツ】
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
このスピリットは回復し、このターンの間、このスピリットに黄のシンボル2つを追加する。
Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
このスピリットは、相手のスピリットの効果を受けない。
【詩姫連鎖:3チーム以上】
チーム名の異なる自分のスピリットが3体以上いる間、相手のスピリットすべてはブロックできない。
シンボル:黄

イラスト:真時未砂

フレーバーテキスト:
これがディーバの頂きに君臨するという事よ!

召喚時効果で回復、更に召喚ターンはシンボル3つでアタックしに行ける。
召喚時に自身が回復する効果は一見無意味に思えるが、これは疲労状態で召喚する【フレンド】との兼ね合いからつけられたもの。
学園制服の【フレンド】から突然3点ダメージのアタッカーが召喚されれば脅威。

元のゴッドゼクスを彷彿とさせる耐性を持つがあちらと違い、自分のアタックステップのみ、対象もスピリットのみ。
自分のアタックステップで使われる相手のスピリットの効果は【アクセル】が主。ようはアクセル耐性と割り切った使い方となる。
そしてこのスピリットの真価は【六天連鎖】を模した専用効果【詩姫連鎖】
読み方は「ディーバラッシュ」。シンボルの色数ではなく詩姫のチームの種類を参照する。
これにより相手はブロックが不可となり、自身の召喚ターンであれば3シンボルによる3点ダメージを与えることができる。

さて、このスピリットは非常に欠点が多い

まず【詩姫連鎖】はチーム数を要求されるが詩姫デッキは基本的にチームをまとめることで効果が発揮される。
それを散らすということは構築の難易度が跳ね上がることを意味する。
とはいえこれはそれほど大きい欠点ではない。
【百花繚乱】や【レジェンドール】のような他のチームや詩姫全体を支援する効果の多いチームでデッキを組めば自然と条件は満たすことができる。

最大の問題はこのスピリットのコストの高さ。
9コスト3軽減という激重コストは仕事をしないことで有名な混沌魔皇アザートゥースと同じ。
更に【詩姫連鎖】のための維持コアは3つ、更に他のチーム2体分の維持コアを用意しなければならない。
シンボル増強効果は召喚したターンのみであるため、全ての効果を使用するためには最大軽減でも11個のコアが最低必要となる。
ここら辺の欠点は終ノ型やロロノ型にも通じるものがある。

まともに使用するならアルティメット・ソフィア(通称プロデューサー)や歌姫トリックスター、[戦国艶姫]ブラックスターなどの踏み倒し効果を借りるほかない。
特に他チームに所属するトリックスターならば【詩姫連鎖】の参照元にも最適。
兎にも角にもコアの確保とチームの確保に特化した構築を求められるロマン全開なゴッドゼクス一族に連なる1枚となっている。

◇パロディカード


天魔王ペンタン-ゴッド・ゼクスノ型-

スピリット
8(5)/黄/天魔王・歌鳥
<1>Lv1 6000 <2>Lv2 8000 <5>Lv3 12000
Lv1・Lv2・Lv3
このスピリットは、相手のスピリット/マジックの効果を受けない。
【六ペン連鎖:条件《ペンタン6体》
カード名に「ペンタン」を含む自分のスピリットが6体以上いる間、このスピリットのシンボルを[黄][黄][黄][黄][黄][黄](黄6つ)にする。
Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
カード名に「ペンタン」を含む自分のスピリットがアタックしたとき、このターンの間、相手のスピリット1体をBP-6000する。
この効果でBP0になったスピリットを破壊する。
シンボル:黄

イラスト:ぽぽるちゃ

フレーバーテキスト:
「この六ペンに仇す者は、焼肉定食、全て食すべし!!」

バトスピ10周年記念 プレミアムペンタンBOXで登場したゴッドゼクスのコスプレをしたペンタン
系統:天魔王こそ持っていないもののゴッド・ゼクスの名称サポートはちゃっかり受けられるようになっており、伍ノ型や終ノ型の効果対象となっている。
その最大の特徴は【六ペン連鎖】
なんとペンタンが6体いれば自身のシンボルを驚きの6個へと増やしてしまう。
終ノ型の解説のとおり、シンボルが6個もあれば一撃でゲームエンドしてしまう、ペンタンシリーズにあるまじき必殺効果。
フレーバーテキストもパロディになっており、非常に面白い。
難易度は高いものの特に専用構築を求められることなく既存のペンタンデッキに入れられるものであり、実用性も高い。





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最終更新:2022年10月10日 08:51