宇宙の無法者デスガリアン

登録日:2016/08/12 (金) 11:57:00
更新日:2024/04/19 Fri 13:28:08NEW!
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DQN ※日曜朝7時30分です。 ひどい動機 やべーやつら エゴイスト クズ クズ野郎 クソ野郎 ゲゲル ゲス ゲーム ゲーム脳 サディストの集まり ジニス様大好きクラブ ジュウオウジャー スーパー戦隊シリーズ スーパー戦隊悪の組織項目 チームワーク皆無 デスガリアン ド外道 パワーストーン ブラッドゲーム マジキチ 下衆 人類の敵 共存不可能 動物戦隊ジュウオウジャー 壊滅組織項目 外道 宇宙グロンギ 宇宙人 心ない悪党 悪党 悪趣味 悪辣 悪魔 愛せない馬鹿 戦隊悪役 敵勢力 敵組織 極悪非道 残忍 残虐 殺人鬼 殺戮 滅びるべき悪 滅ぶべき存在 狂気 狩猟 生きている者の敵 生態系の敵 純粋悪 絶対悪 腐れ外道 自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪 課金 豪華声優陣 通り魔 邪悪 邪悪の権化 非情 非道 香村純子の本気 黒い東映



ジャグド、つまらぬ星ならさっさと破壊しておいで。

何せ次の“遊び場”が、記念すべき100個目の星になるのだから……。




動物戦隊ジュウオウジャー』に登場する敵組織。

【概要】

ジニスが率いる邪悪な宇宙人達で構成された無法者の集団。
弓矢を模した巨大宇宙船・サジタリアークを母船として宇宙を流離い、
「ブラッドゲーム」と呼ばれる殺戮ゲームを娯楽にしながら、これまでに99の惑星を滅ぼしてきた。
そして記念すべき100個目の遊び場(ターゲット)として、生命豊かな惑星・地球に狙いを定めた。

宇宙征服や地球征服、大規模犯罪、地球侵略の下準備をしているとかそういうわけでもなし、地球や地球文明を資源として活用するわけでもない。
宇宙の征服や支配といった壮大な野望さえ持たない。
彼らの目的は、ただ「人間や生物に悲鳴を上げさせ、苦しませたり嬲り殺したりして遊ぶこと」だけである。
そのため容赦なく都市をぶっ壊したり、多くの人間を殺害したり*1と、破壊活動が近年に無く激しい。
そのあまりの暴虐さから、劇中の世界では国際問題になっているらしく、第30話に出てきた新聞ではG5サミットの議題の中に「デスガリアン対策」も含まれてる事を記述してる記事があった。

他シリーズでたとえるならば「ギャグ要素が一切無いボーゾック」とか「幽魔獣の知能を持ったウォースターとでもいうべきか。
地球を狙ったのも、「生命が豊かな星」と噂で聞いたというだけであり、特に地球を特別視している訳でもない。
最早狂人の域に両足を突っ込んでると言っても過言ではないだろう。
がデスガリアンの悪行を知ったらどんな顔するだろうか…。

過去の戦隊にも
など経歴だけならもっとヤバそうな奴らがいたが、デスガリアンが滅ぼした星の数が過去の敵組織に劣っているのは、上記の目的をなるべく長く楽しむために時間をかけているからに過ぎない。
更に言えば幾つもの星が滅ぼされたのも、あくまで生物を甚振って遊んでいる過程でターゲットの星が最終的に滅んだのであり、「星を滅ぼすこと」が組織の主目的な訳ではない。

このように倫理観絶無のデスガリアンにとって『生命』というものは、敵味方問わず大して価値のないものらしく、
第1話でチームリーダーのジャグドが死んだのにその死を全く意に介さず、それどころか「最近の遊び場(星)は歯ごたえがなさ過ぎた」と対抗勢力の存在を喜ぶ余裕を見せている。
またゲーム中にジュウオウジャーが現れて障害になるのを知っても、ゲームは手応えがある方が面白いという理由から放置されており、
ゲーム開始前にジュウオウジャー達が現れても、「ゲームが始まったら相手をしてやる」と述べ適当にあしらう等、幹部達でさえ積極的にジュウオウジャー達を排除しようという気は皆無
かつての戦隊シリーズでは、敵が率先してヒーローを潰しにかかるのが多かったので、こういうのは結構珍しい。

そんな価値観故に、組織内での幹部間の関係は結構ドライ。
同時に組織内のメンバーは、揃って侵略する星の住人を「ゲームの敵キャラ」「スコア稼ぎのアイテム」としか認識していないため、「下等生物」と蔑み、露骨に見下している。それは人間やジューマンも例外ではなく、過去作の宇宙人系の敵組織のように「地球人」ではなくあくまで「地球生物」と呼んでいる。
比較的コミカルな印象が強いドロボーズはおろか冷静なナリアですら例外ではなかったことからも、どれほどのものかがうかがえる。
加えて自分達は死んでもコンティニューメダルで1度はあっさり蘇生できたり、蘇生系能力を持つ宇宙人も多いのも組織内での命の軽視に拍車を掛けている。
クバルに至っては、ジニスによって滅ぼされた故郷の星の仲間達を想っていた一方で、ジニスへの復讐という目的を果たすためには多くの星々やそこに住まう生物がどうなろうが構わないと考えていた事が作中の言動・行動から推測できるため、命の重さを誰よりも知っているはずの人物にあるまじき外道に成り果ててしまった。

【組織構造】

一方で組織の風土や規律は基本的には緩め。
バングレイの様に自分勝手に組織を離反したり、クバルのように反逆行為に出たとしてもジニスから処罰が下されることもない。
上下関係に厳しい訳でもなく、プレイヤーが基本的にノリの軽い性格が多いこともあって所属する分には気楽な組織と言える。
ただしこれは組織の構成員全員が「自分達はジニスを楽しませるためのゲームの駒である」という大前提の上に成り立っている構図。
ジニスが己と対等或いはそれ以上の存在を一切許さない性格であるため、仮にジニスにとっての「駒」や「遊び道具」の領分を超えてしまえば、たとえ関係が良好な間柄にあった幹部であろうと即座にジニスに切り捨てられる対象となる。
ナリアが切り捨てられたアザルドに語った「ブラッドゲームからは絶対に逃れられません」という言葉がデスガリアンという組織の実情を分かり易く表している。

ブラッドゲーム自体も「友人二人をタイマンさせて勝った方を開放、負けた方は宇宙追放」などがあるように、
単なる殺戮ではなく「原住生物を弄ぶ遊び」が目的のためゲーム内容次第では侵攻は半端ではなく遅い。
ただし、後述の「ギフト」など惑星文明破壊級の兵器や、地球の文明社会を壊滅させかねない能力を持つプレイヤーさえも気分次第で投入されるため、それこそゆっくり対抗チームを作っていては、いつ人類や地球が滅んでいてもおかしくはなかった。

デスガリアンがこのような異質な組織となったのは作劇上の事情でもあり、「命の大切さ」をテーマにした『ジュウオウジャー』の中で、ヒーローが敵を躊躇なく倒せるよう、面白半分で命を弄ぶ根っからの極悪人として設定されたのがきっかけ。
また「生活」のために狩猟をするのではなく、「娯楽」で動物の命を奪う人間もイメージに含まれている。

総じて、組織としての悪質さは歴代戦隊シリーズに出てきた敵組織の中でも最低最悪レベルである。
むしろ特撮史上でも類を見ないほど悪質。


【ブラッドゲーム】


ジワジワ甚振って弄ぶ。これがブラッドゲームの醍醐味だ!


ターゲットとした生命豊かな惑星を『遊び場』として選んで侵攻し、その惑星内で「どれだけ生き物を苦しめ、弄び、甚振れたのか」を競う、ジニスが考案した最低最悪の『遊び』
同時に、デスガリアンの侵略行為の目的そのものでもある。
これにより今までに99個の星々が滅ぼされており、最近では獲物をいたぶって遊ぶ前に星が壊滅するため歯ごたえがなく退屈だったらしい。

勝利条件は「ジニスを最も楽しませた者」であり、勝者にはジニスから褒美が与えられる。
勝利条件が非常に緩いため、生物を甚振ってジニスを喜ばせさえすれば、どんなゲーム内容であろうと問題はなく、厳格なゲームのルールが定められている訳ではない。
故に行われるゲームも、都市の破壊や都市機能の混乱といった大規模な破壊活動や殺人行為を齎す残虐非道なゲームもあれば、ボンタン狩りをするだけだったりただ人間を極端に太らせ動けなくさせるだけなどのあんまり人命被害の大きくないゲームもあったりと、その内容は千差万別。
ただし勝利条件の「ジニスを最も楽しませる」という条件がミソで、たとえチームリーダーが1人だけになったとしても、その者が自動的にゲームの勝者になれる訳ではない。
チームリーダー達はジニスを喜ばせてゲームの勝者となるべく、地球にプレイヤーを送り込み破壊や殺戮を繰り広げる。

なおゲームの仕組み上、チームリーダーが全滅すればゲーム自体が成り立たなくなるため一応ドローの概念は存在する。
劇中ではアザルドの戦死に伴い全チームリーダーが消えてしまったため、地球でのブラッドゲームは『ドロー』扱い。
ブラッドゲームを行うことが目的であるデスガリアンはそのまま地球から撤退する……かと思いきや、「せっかくだから」というジニスの鶴の一声により地球でのブラッドゲームは続行が決定。
地球滅亡を賭けたジニス主催の最後のゲームが行われることとなった。


【関連用語】

  • コンティニューメダル
ジニス様の細胞から抽出したエネルギーです。無駄遣いせぬよう励みなさい

プレイヤー「サンキュー、ナリアー!!」

メーバメダルにデスガリアンオーナーのジニスの細胞から抽出されたエネルギーを宿すことで作られる「コンティニューメダル」を、ナリアが敗れたプレイヤーの身体にあるコインの投入口に課金投入することで復活・巨大化する。
その欲望、開放しろとは言わない。
プレイヤーのように投入口を持たない相手にも使用できるが、使用するには食べるなどして体内に摂取しなくてはならない。
1人に複数枚のメダルを一度に投入することで、その相手の巨大化に加えて能力のパワーアップを果たせる「チェーンコンティニュー」という派生パターンもある。
巨大化はジニスのエネルギーが作用しているため、ジニスから直接エネルギーを流し込まれた場合でも巨大化可能。


  • サジタリアーク
デスガリアンが拠点としている弓を模した巨大宇宙船。作中では地球近くの宇宙空間で静止していた。
金色の弓矢とカジノのルーレットが合わさったような外見が特徴。
内部のチームリーダー達が集うフロアはルーレットのような床となっており、
ダーツの的らしきものやバーカウンターもあるなど遊技場を連想させるデザイン。
他にも、ギフトなどブラッドゲーム用の道具を保管した倉庫や、人間やジューマンなどの捕獲した生物を閉じ込める牢獄用の部屋も存在する。
47話ではジニス主催の最後のブラッドゲームの舞台装置として使用。
中心部に装填された矢を地球に撃ち込み、矢に接続されたパイプを介しジニスの細胞エネルギーを注ぎ込むことで地球を崩壊させる役目を担ったが、
サジタリアークと地球に撃ち込まれた矢がパイプにより繋がっているという構造上の特性を逆手に取られ、
ジュウオウジャー6人が極限まで振り絞ったジュ―マンパワーのバックアップを受けたドデカキングのフルパワーにより地球の地表に無理矢理叩き落されたことで大破炎上した。


【構成員】

【首領】

オモチャだよ!諸君のような下等生物に、それ以上の価値など無い。
せいぜい、この私を愉しませたまえ。

デスガリアンの首領(オーナー)にして、命を弄ぶ最低最悪の遊び「ブラッドゲーム」の考案者兼主催者。
鉱物的な外見の鬼めいた銀色の魔人のような外見が特徴。
常に優雅で穏やかな口調や態度を崩さないが、その本性は自身を最強生物と自称して他の生命を「下等生物」「オモチャ」と称して見下し、暇潰しに他の生命を甚振り弄ぶことを娯楽とする冷酷非道で傲慢なサディスト。
殺戮や侵略行為も「自らを愉しませるゲーム」としか捉えていない。
詳細は個別項目にて。


【幹部】

私はジニス様のご意志に沿って行動するだけです。

ジニスの秘書。デスガリアンの紅一点。
ジニスを最上の存在として崇拝しており、普段はジニスの傍で収集した情報を報告したり、チームリーダーやジニスが飲む酒を運んでいる。
またジュウオウジャーに敗れた(ゲームオーバーになった)プレイヤーにコンティニューメダルを与えて巨大化させるのがお仕事。
基本裏方担当だが戦闘もこなせ、ジニスの命令次第では作戦指揮を執ることもある。
淡々とした冷静沈着な性格で、秘書という立場からデスガリアン内でジュウオウジャー達を危険視している唯一の人物。
詳しくは個別項目を参照。


分かってねぇなナリア!ゲームってのはな、障害がある方が盛り上がんだよ!!

幹部(チームリーダー)の一人。
無数の青いキューブが寄り集まった屈強な怪物のような外見で、物事を深く考えず「細けぇこたぁいいんだよ」を地で行く脳筋。
力づくで生物を痛めつけて苦しめることを得意とする宇宙人集団「チーム・アザルド」を率いている。
ターゲットに力ずくで苦痛を与える事を好み短気で粗暴な面こそあるが、自身を破った大和を賞賛する潔さやドジを踏んだ配下の面倒を最後まで見るリーダーとしての責任感も持ち合わせており、良くも悪くも体育会系気質と言ったところ。
デスガリアン内では古参に位置し、他の幹部たちが、ジニスのことを「ジニス様」と呼んで敬語を使っているのに対し、アザルドは「オーナー」と呼んでタメ口で接している。

力自慢の武闘派で不死身の肉体の持ち主でもあるが、同時にデスガリアンに入る以前の記憶を持たず、全身のキューブ状の肉体がジュウオウキューブと互換性を備える等謎の多い存在。
終盤にて、その正体と真実が明らかとなる。
詳しくは個別項目を参照

ゲームジャンルはフローライト(蛍石)。
中の人は宇宙のハンター大教授を経験し、1時間後の世界でも悪役の幹部を演じていた今期ニチアサの悪役二冠。


貴方に残された道は2つ。今ここで仲間を殺すか、仲間に殺されるかです。

幹部(チームリーダー)の一人。
金色のマント状のパーツを装備した細身のロボットのような身体に、電球のような丸みを帯びた頭部が特徴。
精神的に生物を甚振り苦しめる宇宙人集団「チーム・クバル」を率いている。
自らを「賢しきチームリーダー」と自称する慇懃無礼で丁寧口調な頭脳派。
貴族めいた優雅な言動や態度が特徴的な陰険且つ陰湿な性格で、ターゲットを精神的に甚振る事を好む。
短気なアザルドとは反対に気が長いタイプな様で、「じっくり作戦を練ってから実行する」というゲームスタイルを取る。
しかし知性的な反面プライドも高く、ルールに拘ったりと若干神経質気味な一面があり、豪快なアザルドとはそういった意味でも正反対な気質。
中盤ではバングレイの暗躍によりデスガリアンの面々にも秘匿し、誰にも知られたくなかった隠された過去と本当の目的があることが明かされることになる。
詳しくは個別項目を参照

ジャンルは人工鉱物。


この星は今日から、俺たちの遊び場だ!
そう…『ブラッドゲーム』だ……下等共ォ!ヒャッハハハ!ヒャッハァー!!

幹部(チームリーダー)の一人。
黒く刺々しい鉱物で覆われたプロテクターを装備した姿が特徴。
興奮すると「ヒャッハー!!」と叫んではしゃぎながら暴れ回る、テンションの高い好戦的で残忍な性格。
サジタリアークが地球に着いた途端、歓喜のあまりテーブルのボードゲームやグラスを払い除けるなど、アザルド以上に乱暴な一面が見受けられる。
朝っぱらから暴虐と非道の限りを尽くし、『デスガリアン』という集団がどんな奴等なのかを分かりやすく視聴者に知らしめた。
詳しくは個別項目を参照。

ジャンルはスティブナイト。
「星に願いを」とかめっちゃ言いそう。あと3年前刻闘士だったという噂が…。
番組上はゲスト怪人であるが、設定上は幹部と同格のため、ゲスト怪人担当の豊田幸秀ではなく幹部担当の篠原保がデザインしている。


【プレイヤー】

今作の怪人枠であり、ブラッドゲームの実行者達の総称。
肉体的に生物を痛めつける「チーム・アザルド」と、精神的に生物を苦しめる「チーム・クバル」の2チームに分かれ、ブラッドゲームを実行する。
上記の2チーム以外にも、リーダーのジャグドが死亡し解散してしまった「チーム・ジャグド」に所属していたプレイヤーや、そもそもチームに所属していないプレイヤーも存在する。
詳細は個別項目にて。


【その他戦力】

デスガリアンが切り札として送りこむロボットや強制的な生体改造で生み出した戦士。

レベルが違うんだよ!

ジニスがブラッドゲームを更に盛り上げるために用意した対ジュウオウジャー用のエクストラプレイヤー。
人間界で捕獲したサイ、ワニ、オオカミの3体のジューマンのジューマンパワーを、ナリアが拉致してきた適合者の人間である「門藤操」に強引に注入して完成させた。
2体分のジューマンパワーを使いこなす人間である風切大和の特性をコピーし、強化したデスガリアン版ジュウオウジャー。
スーツの胸にもサイ・オオカミワニが並んで描かれ、黒ベースに金と銀も加えて縦3色のカラーリング。
ジュウオウジャーと同型のスーツを身に纏っているが王者の資格は持っておらず、謎のキューブを内蔵した懐中電灯型変身アイテム「ジュウオウザライト」で変身する。
チームリーダーに使用権限が与えられ、ジュウオウジャーとプレイヤーの戦いに乱入し戦況を一変させる新たな手駒として投入され、ジュウオウジャーに拭えぬ恐怖を刻みつけた。
ジニスによる洗脳の影響で本来の弱気な性格も一変しており、相手を挑発したり情け容赦しない攻撃をするなど非常に攻撃的で、自身の力に絶対の自信を持つ。

能力としてはライノスフォームクロコダイルフォームウルフフォームの三種のフォームチェンジに加えて、3体分のジューマンパワーを同時に野生解放し使用する技「野生大解放」を保有。
巨大戦力として3体のキューブアニマルが合体するトウサイジュウオーも所有しており、
サイ・オオカミ・ワニの動物の力を自在に引き出す事の出来ることも相まって戦闘力、スペック共にジュウオウジャーの5人を遥かに上回る。
だが、最終的には洗脳が解けてデスガリアンと決別し、6人目のジュウオウジャーとなり反旗を翻すことになる。
より詳しくは個別項目を参照。


  • ギフト
ギフト。ジニス様より送られた、約束の『ご褒美』です

身長/210cm~50.4m
体重/567kg~1134.0t
オーナー/ジニス
対応機種/アブゾーションレールガン
ジャンル/ぶっ壊しアクション

かつてジニスが開発させたブラッドゲーム用の完璧な殺戮マシーン。
完成したその日のうちに10個もの星を滅ぼしてゲームバランスを著しく崩した事で「ゲームにならない」と判断され、強制終了コマンドにより封印されていた。
しかしジュウオウジャーの強さに興味を持ったジニスが封印を解放。
同時に「触れた者が消滅するドーム状のバリアが張られており、完全収縮するまでに解除装置を探す」という自身が企画したスペシャルゲームをクリアした地球人とジュウオウジャー達への『ご褒美(ギフト)』として地球に放たれた。
機体自体が高い耐久力を持つ他、コンティニューメダルを入れなくても自力で巨大化することが可能。

高性能レーダーカメラで相手の行動パターンを瞬時にアナライズすると、両腰のパワーノズルから自動追尾型ビームを連射。
胸部のアームに取り付けられた強化チタンドリルと3500mmディスクソーを高速回転させながらペンチのような巨大な両腕「グラップルハンド」の圧倒的パワーで獲物を追い詰める。
得意技は、グラップルハンドに内蔵された最大の武器「アブレーションレールガン」から発射する、約40万度にも匹敵する熱線で周囲一帯を焦土へと変えるコンボ技「オートコマンド・破壊」

戦闘面でもジニスのサディスティックな趣向が存分に反映されており、飛翔して接近するジュウオウイーグルを対空兵装を使わずわざわざ巨大な腕ではたき落としたり、サブアームを密着した相手に押し付けダメージを与えるといった行動を取る。
更に、機械故に「殺気」を放たないため、ジューマン達の気配察知能力を無効化可能。
遠近距離を問わない驚異的な火力を誇る高性能機だが、登場したのはなんと番組の1クール目という非常に早い段階。
ぶっちゃけ設定やスペック的に見て、番組序盤に出てきていいような兵器ではない。

ただし、戦闘力は絶大だが大量にエネルギーを消費すると一時的に機能が停止してしまう欠点を抱えている。
……が、そんな欠点もジニスにとっては「下等生物(人間)の不安と恐怖を煽る為のスパイス」という認識でしかない為、
大して問題視されていない(これはアザルド等チームリーダー達も同様の認識)。
その後、ワイルドジュウオウキングにより破壊されたが、それに対するジニスの反応は「全く、面白い星だよ…」という簡素なもので、彼の余裕を崩すには至らなかった。


  • ギフトカスタム
いいでしょう。ギフトカスタムの力、思い知りなさい!

身長/50.4m
体重/1190.7t
オーナー/ジニス
対応機種/ビッグパイルランチャー、12連ミサイルポッド
ジャンル/フィッシング

キューブホエール捕獲のため、ジニスが改良を施したナリア専用機。
有人機になっているのが最大の特徴で、武装も殺傷ではなく、捕獲をメインとした堅実な中~遠距離用武装に換装されている。
詳細はナリアの項目を参照。


  • 量産型ギフト
身長/210cm~50.4m
体重/595kg~1190.7t
オーナー/ジニス
対応機種/ビッグパイルランチャー、12連ミサイルポッド
ジャンル/MMOアクション

ジニス主催の最後のブラッドゲームのために大量生産された量産型殺戮マシーン。
フォルムや武装自体はギフトカスタムのものと同様。ただしカラーリングはギフトカスタムの緑色部分が赤色に変わっている。
これまでの自律式戦闘システムに加えて、無数のギフト部隊が連携して無限に攻撃を継続するコンボ技「コマンド・無限ループ」を得意とする。
この技で地球を崩壊させる最後のブラッドゲームにエントリーし、ゲーム阻止のために立ち上がったジュウオウジャー達の障害兼無限湧きするザコ敵として立ち塞がった。



【下級兵士】

いわゆる雑魚キャラクター。

  • メーバ
下級戦闘員。ジニスが自身の細胞から作り出した銀色のメダル「メーバメダル」を投げると大量生成される。
名前はアメーバっぽいが、顔はゾーリ魔のようではなくカタツムリやナメクジに似て触角もある。
色合いは仮面ライダーデュークっぽい。
生まれ方も扱いも屑ヤミーみたいだが、武器として両刃の大剣を扱う。
また、飛行ユニットを装備した空戦用個体も存在したり、トライアングラーの操縦も担当するなど、そこそこ高性能。

  • トライアングラー
主にメーバが操縦する三角形の戦闘機。主に大量出撃して物量で攻めるのに使われる。
プレイヤーを地球へ送り届けることもある。
ジュウオウジャーがキューブ型なのに対し、デスガリアンはピラミッド型で対になっている。
君は誰とキスをするとか聞かない。


【外部勢力】

デスガリアンには所属していない第三勢力の邪悪な宇宙人。
バングレイ以外の面々の詳しい情報は個別項目を参照

“皆繋がってる”って?ハハハ!お前そういうタイプ~?
バリかゆ~……俺の嫌いなタイプだわ。バリバリ苛めたくなる!!

刺激を求めて宇宙を流離い、様々な惑星で巨大な珍しい生物をハントしてきた「巨獣ハンター」
これまでに仕留めた獲物は判明しているだけでも99頭。
青い体に六つの眼、鉄爪じみた左手と義足めいた右足を持つ海賊チックな外見。
性格は非常に荒っぽく好戦的で、ジニスを目の前にしても不遜な態度を崩さず、自分の都合や興味関心を何よりも最優先させる極めて自分本位で傍若無人な男。
気怠げでノリの軽いチンピラじみた態度が目立ち、単語の前に「バリ」と付けるのが口癖。
高い戦闘力を持つ他、右手で他者の記憶を実体化させる力を持つ。
詳細は個別項目を参照。


  • ドミドル(声/演:吉村崇(平成ノブシコブシ))
黙りなさい!仕付けのなっていない下等生物が!

映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』にて登場。
『宇宙大大大大大サーカス』の団長を名乗るサーカス好きの宇宙人。
禍々しいサーカスの猛獣使いの様な外見で、強調したい単語の前に「大大大大大」と付けるのが口癖。一見丁寧な口調が特徴的な明るく陽気な性格だが、その本性は残忍にして冷酷なド外道。
「宇宙を自分好みのサーカスステージに作り替える」という野望の元、
「無数の惑星を潰して玉乗り用の大玉に作り変え、玉乗り曲芸を行う」「無数の恒星の配置を弄り炎の輪になるよう並べ替え、その輪をくぐる」などの悪行を行い、多数の星々や生命をサーカスの道具として弄び最終的に滅ぼしている。
その思想はある意味デスガリアンの面々以上に狂気的。
ゲームジャンルはサーカスアクション。


一度芽生えた憎悪の炎は、簡単には収まらん……
ハーハハハハハハ!これで地球のヒーローは消え去った!!ミッションコンプリートだ!アハハハハ!!

映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVS手裏剣戦隊ニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』に登場。
「ヒーロー始末人」の異名を誇り、宇宙を股にかけて数々の惑星でヒーロー気取りの目障りな生物を滅ぼして来たフリーの抹殺専門エージェント。
兼ねてよりジュウオウジャーの存在を危険視していたナリアが彼らを抹殺する為に独断でサジタリアークに召集した。
花その物が人型になったかの様な外見が特徴。
ジュウオウジャーの敵では珍しい「仕事」目的で行動する宇宙人。
しかしギルマーダがヒーローを仕留める手口とは、善良でか弱い宇宙生物を装ってターゲットとは別のヒーローに接近し、「ターゲットが極悪非道の悪党である」という嘘を吹き込むことでそのヒーローの正義感を刺激してターゲットと戦わせ、同士討ちへ誘導してヒーロー達を共倒れさせるという、ヒーローの正義感や行動理念を嘲笑い踏み躙るような最低最悪の手段。
こんな策を平然と使う時点で性格も普通な訳が無く、自分の策にヒーロー達が嵌りヒーロー同士が互いにいがみ合って潰し合う光景を、自分は安全な場所に隠れて嘲笑いながら見物するド外道である。
ゲームジャンルはシミュレーション
中の人はかつてイヌ型ロボットとして多くの謎を解いてきたり、冥府神として暗躍していたのかもしれない。


【余談】

キャラクターデザインは、ゲスト怪人であるプレイヤーを豊田幸秀氏が、幹部陣を戦隊シリーズではお馴染の篠原保氏が担当している。
ジュウオウジャー側は動物がモチーフなのに対し、デスガリアンは無機物がモチーフとなっている。
このうち幹部陣は鉱物をモチーフとし、プレイヤーは「ファッション」「結晶体」「模様」の三要素を組み込んだデザインになっているとのこと。*3

ちなみに戦隊モノの敵組織では珍しく(と言うか久々に)物語開始時点で戦隊と敵組織の因縁が一切無い
最近はどこかで因縁めいたものが見られただけに新鮮である(因縁自体は後から発生こそしたが)。
てゆーか主役のジューマンたちがこっちの世界に来なかったら対抗手段ないから地球滅亡待ったなしだったのでは…。
と思いきや一応後の回から見て、ジューマンは迷い込んだ状態の4人以外にも一定数いる様子。
また地球で眠っているキューブアニマルもいるため、地球が無抵抗のまま滅びるという最悪の事態は無かったかも知れない。

組織名の由来は恐らく「デス(Death)」、「狩り」、「エイリアン」からだろう。

こんな最低最悪の敵組織であるが、なんと第2弾ミニアルバムにてデスガリアンのテーマソング「デスデスデスガリアン!」が収録された。しかも歌手はあの山形ユキオ氏である。
おどろおどろしいハードロック調の曲であるが、歌詞の内容は「星々は派手にぶっ壊すダンジョン」「命はゲームのポイント」「地球は活きのいい獲物の宝庫」「捧げ物は人々の未来」といった、デスガリアンの残虐性と生命に対する価値観がダイレクトに伝わる内容である。
ちなみに山形ユキオ氏初の「悪の歌」だとか。

ちなみに『トッキュウジャー』以降の作品は、敵組織の戦闘員が食玩のミニソフビ人形で商品化されるのが恒例となっているが*4、メーバはソフビ化されなかった。


期待しているよアザルド、クバル。私を最も愉しませてくれた追記・修正をした方には褒美を出そう。

さあ!wiki篭りの悶え苦しむ様。最初に見せてくれるのはどちらだい…?

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最終更新:2024年04月19日 13:28

*1 殺害の直接描写こそされてないが、劇中での描写や登場人物の言動から推測すると非常に多くの人々が死亡していることが推察される。

*2 地球を舞台にしたブラッドゲームで褒美が出る事にチームリーダーが驚いていたことから、ゲームの勝者に景品が出ること自体これまで殆ど無かった可能性もある。

*3 例として、槍の「雨」を降らせるハルバゴイは天気図をイメージした等圧線、投網を投げ放つアミガルドは網目模様など

*4 ニンニンジャーはジュッカラゲのみ