バットマン:キリングジョーク

登録日:2016/08/06 (土) 16:06:24
更新日:2023/03/18 Sat 21:19:08
所要時間:約 3 分で読めます




『Batman: The Killing Joke』は1988年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。

+ 作品情報
『Batman: The Killing Joke』
発売 1988年3月
脚本 アラン・ムーア
作画 ブライアン・ボランド

日本では2004年にJIVEからアラン・ムーアの他の名作と同時収録された『バットマン:キリングジョーク アラン・ムーア DCユニバース・ストーリーズ』が、2010年に小学館集英社プロダクションからブライアン・ボランドによって彩色し直された『バットマン:キリングジョーク完全版』が発売されている。
2016年にアニメ化されている。

『Detective Comics Vol.1』#168を下敷きにジョーカーのオリジンを掘り下げた作品。
狂気と笑いを併せ持つジョーカーに真逆の悲劇の要素を加えながらも、そのストーリーの完成度から高い評価を得ている。
当初は外伝として作られた作品だったがその評価の高さから正史のストーリーにも影響を与えている(ジョーカーのオリジンやバーバラの状況など)。



【物語】

ジョーカーの尋問に『アーカム・アサイラム』を訪れたバットマン。しかしそこに待っていたのは偽物で本人は脱走した後だった。
ジョーカーはバットマンに挑戦するために狂気に満ちた計画を実行する。果たしてバットマンはジョーカーを止めることができるのか。


【登場人物】

ゴッサムを守る闇の騎士。脱走しゴードン一家を傷つけたジョーカーの捜索を行う。ジョーカーに憎しみを覚えながらも、彼を救う道もあると信じている。
ジョーカーの回想では赤いマスクをつけた男を追い詰めている。

  • ジェームズ・ゴードン
ゴッサム市警本部長。バットマンの良き理解者。家で娘バーバラとくつろいでいると突如ジョーカーに襲われ遊園地に誘拐されてしまう。
遊園地では裸に剥かれさらにゴーストトレインに乗せられ傷ついたバーバラの写真を見せられ続ける拷問を受ける。

犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンのライバル。精神病院『アーカム・アサイラム』を脱走しバーバラを傷つけゴードンを誘拐し彼を狂わせようとする。
バットマンに執着しているのはいつも通りだが、一方で自分と違い狂気に負けない彼を羨んでいる節もある。

ジョーカーの回想に登場する人物。身重の妻を抱える売れないコメディアン。元研究所の助手で化学工場で働いていた。
心機一転するための資金調達に、自分が働いていた化学工場を抜ける強盗に協力する。正体を隠す目的で赤い円筒状のマスクをかぶる。
犯行当日に妻を失うも後には引けず強盗に参加、当時はいなかった警備員に見つかりさらにバットマンに追い詰められ川に飛び降りマスクを外すと……。


≪その他≫

  • ジニー
ジョーカーの回想に登場する人物で男の妻。お腹に子供がいる。仕事が上手くいかない夫を献身的に支えていたが、哺乳瓶用の電熱器に感電し死亡した。

  • アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。

  • バーバラ・ゴードン
ジェームズの義理の娘でバットガールとして活動している。呼び鈴に出た際、ジョーカーに腹部を撃たれ服を脱がされ写真を撮られた。
一命をとりとめ病院に入院するも弾が脊椎を貫通していたため下半身不随になってしまう。

  • ハービー・ブロック
ゴッサム市警の刑事でゴードンの部下。バットマンにジョーカーの情報を報告する。

ゴッサムの元地方検事。『アーカム・アサイラム』を訪れたバットマンを眺めていた。

  • ペンギン(オズワルド・コブルポット)
鉤鼻と小柄な体格が特徴的なギャング。捕まっていたがバットマンにジョーカーの居場所を聞かれる。



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最終更新:2023年03月18日 21:19