バトルスピリッツ ダブルドライブ

登録日:2016/07/03 Sun 11:02:54
更新日:2024/04/15 Mon 18:20:58
所要時間:約 26 分で読めます





ビビッと!ズバッと!

W勇者の大冒険!!

●目次

概要


バトルスピリッツダブルドライブとは、2016年4月6日から放送中の、TCG・バトルスピリッツのアニメシリーズの8作目である。

前作は放送時間が水曜午後6時30分-午後6時58分だったが、今作ではまた枠が移動し、水曜午後5時55分-午後6時25分となった。
その結果、地味に2分ほど放送時間が伸びている。
また、ネット配信も引き続き行われている。
今作ではニコニコ動画での無料配信も行われているが、コメントができないという斬新な仕様となっていた。

前作が(オーバーテクノロジーがあるとはいえ)現実世界の話であるのに対し、本作ではダンさんシリーズ以来となる異界召喚モノ。

メインキャラの原案は岩本直輝氏。
前作の篠原健太氏同様、週刊少年ジャンプでの連載経験を持つ漫画家である。
最強ジャンプでの漫画連載も行われているが、そちらの作画は覇王ソードアイズ最強銀河究極ゼロを手掛けた一式まさと氏が担当している。

放送終了後、バトスピ新作アニメは再び休眠状態となっている。
だが、カードではまだ新展開が続いており、CMは駿太役の小市眞琴氏が引き続き担当している。
また、最強ジャンプで連載されている漫画では新シリーズ「六大輝石編」および「プロジェクト・キマイラ編」という、ダブルドライブの世界から続く新たなストーリーが連載された。

OP主題歌:FRONTIER DRIVE(大木 貢祐)

ED主題歌:FRIEND WIND(大木 貢祐)

前作では後期からEDテーマは変更されたが、今作では映像のみ一部差し替えでEDテーマも変更されない模様。

あらすじ

全てのバトスピの始まりと言われる、ソウルコアでできた異世界、スピリッツワールド。
かつてその世界を破滅の危機に追い込んだ「邪神皇」は、その世界の勇者と「十二神皇」により封印されたのだった。
しかし、今その邪神皇を復活させるべく暗黒バトラーたちが暗躍していた……

一方、全国バトスピチャンピオンシップで優勝を果たした少年、「茂上駿太」。
優勝商品である「午の十二神皇エグゼシード」との出会いによって、彼の運命は大きく変わる。
彼はスピリッツワールドを救う勇者として、十二神皇の巫女である「エト・エトシンモリ8世」に召喚されるのだった。

そして、別の異世界にて十二神皇のカードを持つ少年「ヨク・アルバトロサ」も召喚される。
最初は戦いに乗り気ではない二人だったが、スピリッツワールドが崩壊すれば他の世界も危険が及ぶと知らされる。
こうして、エトの付き人「キノト」、スピリッツワールドの少年「メイ・メリーハッダ」、エトのペットの「モフモフ」と共に、十二神皇を探し、邪神皇復活を目論む暗黒バトラーとの戦いに挑むのであった。


キャラクター

モチーフが十二支であるためか、各登場人物の名前は、十二支に関連する語句を連想させるものが多い。
前述の通り、キャラクターデザインの原案は、漫画家の岩本直輝氏。

勇者一行

  • 茂上 駿太(もがみ しゅんた)
CV:小市眞琴
「ビビッと、ビクトリー!」
本作の主人公その1。小6。
バトスピが大好きで元気のいい少年。
元の世界ではバトスピチャンピオンシップ・ジュニアクラスのチャンピオンで、それを誇りに思っている。
典型的な現代っ子で何かと不便なスピリッツワールドの生活にブーたれる事も多い。
使用デッキは。チャンピオンという経歴は伊達ではなく、赤だけにこだわらず、他の色のデッキを使って戦う事もできるらしい。
またプレイングスキルも高く、スピリット・マジック・ブレイヴ・バーストを駆使した攻防を自在に使いこなす。
キキ戦においては二大キースピリットと異魔神ブレイヴの合体初披露というアニメの絵面に映える選択ではなく、サブアタッカーのドラリオンを合体先に選ぶことでキキがどんな対策を取ろうとも確実にライフを0に出来る布陣を組み上げ、勝利した。

今スピリットワールドに持ってきているデッキは「エグゼシードを活躍させるために即興で組んだ赤単デッキ」のため、家に置きっぱなしのカードストレージを取りに帰りたがっている。
首にかけた大きなヘッドホンと、後ろ髪が三つ編みになっているのが特徴。
家族構成は両親と姉、弟が一人ずつで、3人兄弟の真ん中。

キースピリットはチャンピオンシップ優勝で手に入れた「午の十二神皇エグゼシード」で、異魔神ブレイヴはバトスピ市場で偶然手に入れた「炎魔神」。
シリーズ初のエースがドラゴンではない主人公である(炎魔神は一応機竜だが見た目は人型ロボ。なお事前に予想されていた辰年は紫が担当する)
エグゼシード入手前は「戦国覇王ギュウモンジ」「センゴクコンドル」等の皇獣を利用していた。
(皇獣デッキの使い手説と、前作最終キースピリット「戦国龍皇バーニング・ソウルドラゴン」や「剣武龍ムラマサ・ドラゴン」まで採用した【赤起導】説がある)
タツミとの勝負に敗れてエグゼシードは奪われてしまい、さらに元の世界のライバルである和巳にも敗北するが、その悔しさと恐怖を乗り越えて新たなる切り札「寅の十二神皇リボル・ティーガ」を手に入れた。そして和巳との再戦を制しエグゼシードを取り戻した。

なお、主人公が女性声優なのはソードアイズのツルギ・タテワキ以来。
また、中の人はリアルバトルスキー先生こと杉田智和から「お前にバトスピを仕込んでいくからな」と、直々にレクチャーを受けたらしい。自重しろ杉田。

名前の由来はフランス生まれの競走馬「モガミ」+駿足。または草原をイメージさせる「茂」+馬の鬣からか。
因みに中の人は後にダルメシアンの消防犬を演じることになる。

  • ヨク・アルバトロサ
CV:田村睦心
「ズバッとビシッと大勝利!」
本作の主人公その2。
駿太とはまた別の世界「バルガルド」から召喚された少年。
バトスピの名門アルバトロサ家の本家の子であるが、それ故に他の家の子からは疎まれ、狙われていたためか、警戒心が強い。
高潔な性格で、バトスピに対する姿勢はいつも真剣そのもの。
そのため、元の世界での経験もあり、遊びでバトスピをする駿太やスピリッツワールドの子供とは反発する事も多いが、なんだかんだで駿太の実力は認めており、自分を慕うメイにも優しく接する。要するにツンデレ。

長いマフラーを巻いており、いざと言う時にはパラシュート代わりにもできる。
使用デッキは
キースピリットは「酉の十二神皇ゲイル・フェニックス」で、異魔神ブレイヴはソウルスポットの試練を乗り越え手に入れた「風魔神」。
亥の十二神皇を手にしたイヌイ将軍とのバトルに敗れた事で、ゲイル・フェニックスは奪われ、さらにそれを手にしたヨロイにも敗北してしまう。
だが兄との思いと緑使いとしての誇りを胸にヨロイとの再戦を制し、ゲイル・フェニックスを奪い返した。
その後ソウルスポットで新たなる緑の十二神皇「ミストラル・ビット」を手に入れた。

声を演じる田村氏は前作の蘭丸、そして初代主人公バシンからの継続出演。
(別人の)主人公を二度演じるのはシリーズ初。

名前の由来は「翼」+「アルバトロス」(アホウドリの英名)。

  • エト・エトシンモリ8世
CV:秦佐和子
本作のヒロインその1。
十二神皇を祀っている司祭の一族で、十二神皇やソウルスポットの力を感知できたり、バトルで傷ついたバトラーを癒したりという、不思議な巫女の力を持っている。
穏やかな性格で、ワガママを言う駿太をなだめる姉のような存在。
ライフに封印したソウルコアが破壊されれば命に係わる事や、非常食は一粒食べれば十分な事をたらふく食べた後に言うなど、いう事が一々遅い困ったお方。
バトルの実力に関しては未知数。
身長が駿太・ヨクよりも高いが、これはエトが特別大きいというよりは男女の二次性徴の時期の違いによるもの……というのが杉田氏の主張。自重しろ杉田。
なおバストサイズは……誰だエト様を絶甲氷盾だの絶望壁の要塞だの言うのは!

名前の由来はそのまんま「干支」。

  • キノト
CV:大森日雅
本作のヒロインその2。チャイナ風のお団子ヘアが特徴。
エトの付き人をしており、彼女の身の回りの世話や、船の操舵、買い物の荷物持ちを務める。
おっとりしたエトとは対照的にしっかりもので、勇者である駿太のわがままやヨクの身勝手に呆れる姿を隠さずに表に出す。
作中では特に言及されていないがとんでもない怪力で、自分の体ほどもある水瓶を軽々と頭の上に抱えて運んだりもできる。
名前の由来は十干の一つ「乙(きのと)」。

  • メイ・メリーハッダ
CV:小岩井ことり
本作のヒロインその3。異論は認めない。
スピリッツワールドに暮らす、ごく普通の少年。一人称は「おいら」。
村に伝わる十二神皇のカードを護る一族だが、まだ父からカードを受け継いだばかりの頃にタツミに村を襲われ、十二神皇を巡る戦いに巻き込まれる。
後にその村が、かつての白の勇者が築いた村で、メイ自身も勇者の末裔であることが明かされた。
グロリアス・シープを奪われた事で一度は村に戻るが、駿太やヨクと出会い、彼らのように強くなるため、旅に同行するようになった。
世間知らずで人を疑う事をせず、知らないおじさんことサンドラットに騙されそうになる危うい場面もあった。
また、心優しい性格で、たとえバトルでも相手を傷つける事を嫌い、攻撃をしないで戦おうとしたが、ヨクとの戦いの中で自分も強くなることを選ぶ。
まぎれもなく男の子のはずなのだが、声やしぐさが一々可愛らしく、何かに目覚めそうになる大きなお友達が続出。
モフモフした帽子や服が特徴だが、荒野が続くスピリッツワールドでは見てるだけで暑そう。だから早く脱ごうメイ君(提案)

使用デッキはで、キースピリットは「未の十二神皇グロリアス・シープ」。
タツミに敗北したことで一時的に奪われてしまうが、駿太の手によって取り返してもらった。
しかしキキとの勝負に敗北し、またも奪われることに……
その後駿太がキキを倒したことにより、再び取り返してもらった。
他には己械人アイベリクセン、ブリッツラクーン、鉄壁ウォールなど、典型的な白属性デッキとなっている。
だがまだまだ未熟なのか、グロリアスシープの効果に頼っている節があり、あっという間に山札がなくなってしまうことも。
ちなみに、メイのバトルアーマーのみ、鎧の他に羊のような丸みを帯びた土台も付属する。

その後バトラーとして成長し続け、ヨクを一度は倒したイヌイ将軍を倒すという大金星を上げた。

名前の由来は羊の鳴き声「メー」+童謡の「メリーさんのひつじ」から。


  • モフモフ
CV:和多田美咲
エトのペット。
砂ウサギという種族で、白い毛玉に小さい口、長い耳のような物の生えた不思議な生き物。
泣き声は「うーうー」。

暗黒バトラー

  • タツミ
CV:福山潤
邪神皇復活を目論む暗黒バトラーの筆頭。
かつてスピリッツワールドを救った勇者の長の末裔だが、長く続いた平和によって堕落した世界を正すため、邪神皇の復活を狙う。
使用デッキは
十二神皇でも最強と言われる「辰の十二神皇ウロヴォリアス」と、異魔神ブレイヴ「龍魔神」を使いこなす。

番組放送当初にはヨクを差し置いて構築済みデッキが発売されたが、バトスピ構築済みデッキの例に漏れずかなり完成されたデッキだったとか。
ちなみに、福山氏が歴代シリーズで担当したキャラはテガマルハガクレソルトに続き4人目だが、全員属性が異なっている。

名前の由来は男性名や苗字に使われる『辰巳』。何気に二つ十二支の名を冠している。この法則が該当するのは他にイヌイ将軍がいる。

  • シシ
CV:真堂圭
タツミの側近の褐色美女。巨乳
彼女もまたエトと同様、不思議な力を持っているらしく、予言によって十二神皇を探す事が出来る。
かつて邪神皇を封印したクリスタルタワーにてタツミと出会い、邪神皇を支配下に置く方法を教えた。
その素性は謎。
傍から見るとタツミや和巳を暗黒バトラーに引きずり込んだのは、他でもない彼女なのだが……。

+ その正体
大体の視聴者の予想通り、彼女こそが邪神皇復活の黒幕であった。
曰く、邪神皇が封印された際に切り離した一部。

本体が力を蓄える間、封印を解くために異世界に散った十二神皇を集める手段を長い間研究し続けていた。
そして勇者の末裔である愚かな男(タツミ)を囃して十二神皇をひとつにまとめさせる。
彼と十二神皇がアルティメットであった邪神皇に敗れたのを見届けると正体を表し、暗黒バトラーに潜ませていた自身の配下を連れて組織を離脱、バトスピで繋がるすべての世界の支配を宣言する。

  • イヌイ将軍
CV:杉田智和
イノシシの仮面をつけた暗黒バトラー。
言葉の頭に「俺」をつける事が多く、カタコトで喋る。
タツミへの絶対的な忠誠心を持っており、そのおかげでソウルスポット「ガイオーの壁」の試練に耐えぬき、「亥の十二神皇カラミティ・ボア」を手に入れた。
そんな人柄のためか、部下からも慕われている良き上司。
カラミティ・ボアを手に入れた後は、ヨクに勝利しゲイル・フェニックスを奪った。
その後ヨロイに勝利しゲイル・フェニックスを取り戻したヨクに敗北しリベンジを果たされた。
当初の使用デッキはで、黒皇機獣ダークネス・グリフォンや黒天狐ネガ・ナインテイルがキースピリットだった。
カラミティ・ボアを手に入れてからはデッキをに組み替え、キースピリットにもカラミティ・ボアを使用。
白のマジック「絶甲氷盾」も入れていたが、白と青の混成デッキか、それとも単に絶甲が使いやすくて残しただけかはまだ判断できない(ちなみに公式サイトのデッキ紹介では青単+絶甲という構築)
その後もカラミティ・ボアとともに戦い続け、いつしか新たなる青の勇者として認められるに至った。パネェ。

名前の由来は「戌」+「亥」。別に薄汚いオルフェノクではない。


  • 赤騎士カブトー
CV:稲田徹
どたまかなづちを装備したガチムチ戦士。「であーる」が口癖。
立場的にはイヌイ将軍と同じくらいだったようだが、イヌイ将軍がカラミティ・ボアを手に入れた事で差をつけられてしまった。
使用デッキはで、キースピリットは「天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード」。ヨロイほどではないが、暗黒バトラーの中では腕が立つ方。
赤の使い手である事に誇りを持っているといい、イヌイ将軍からカラミティ・ボアをかけた勝負を持ちかけられても「青属性は使わない」と言って勝負を避けた。
(どう見ても十二神皇と戦いたくなかっただけというのはスルーしてあげよう)
だが、身内バトルで勝ったものに与えられると聞いたグロリアス・シープやゲイル・フェニックスは普通に欲しがる辺り、勝てそうな時は率先して戦うちゃっかりした性格。

  • ケンゴー
CV:遊佐浩二
暗黒バトラーの一人。
属性の使い手で、バイキングレイヴや氷の覇王ミブロックバラガンを扱っている。
メイから奪った「未の十二神皇グロリアス・シープ」を託されるが、駿太に敗北したことにより、グロリアス・シープは奪い返されてしまった。
その名の通り胸に刀をつけたバトルアーマーを装着する。
顔もイケメンで声もイケメンだが、キャラクターデザイン曰く「一人くらいイケメンを入れておきたいというのでイケメンにした」という程度で扱いは大して良くない。

  • ワビー/サビー
CV:川津泰彦/北沢力
太った双子の暗黒バトラー。
2人とも12宮Xレアの使い手で、ふたご座の魔導双神ジェミナイズをキースピリットに、光龍騎神サジット・アポロドラゴンなどを展開して戦う。
駿太・ヨクと同時に戦っていたが、何故か2人ともドローカードや盤面が全く同じだった。

  • アザス
CV:うえだゆうじ
アラビアンな暗黒バトラー。面倒事は嫌いな性格。
怪盗バトラーの異名も持っており、変装が得意。
属性の使い手で、青のスピリットとマジックを使いこなす。
キースピリットは「異海神ディスト・ルクシオン」

  • ズッチー
CV:志賀克也
小ズルい性格の下っ端暗黒バトラー。
口癖の「ゲス」と出っ歯が特徴。
属性の使い手。
キースピリットは「甲殻剣士ラミニフェンサー」だが、なんとこのカードのレアリティは最低のコモン。
後に登場するヨロイも普通に召喚するスピリットであるあたり、下っ端暗黒バトラーの悲哀が見て取れる。

  • ノブシー
CV:竹田雅則
武蔵坊弁慶のように通行止めとカード狩りを行う暗黒バトラー。
属性の使い手。
キースピリットは「超覇王ロード・ドラゴン・セイバー」で、他にも英雄龍ロード・ドラゴンや爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル、ドスモンキに多数のバーストを使いこなすなど、覇王の主人公デッキのようである。
「そのデッキ、ハジメデッキに勝てるの?」を体現しているのだろうか。


  • キキ・ベーレシア
CV:佐倉綾音
黄色の十二神皇に選ばれた、ベーレシア家の末裔。ボーイッシュな俺っ娘。
幼い頃から勇者としての生き方を強いられていた
だが、邪神皇の脅威が去った平和な世で、忘れ去られていく勇者のあり方に疑問を感じ、かつての勇者の栄光を取り戻すべく邪神皇復活に力を貸す。

属性の使い手で、『天魔神』をベースに、バーストやモンスター効果を巧みに操って戦う。
後に黄色の勇者にゆかりのある地で、「申の十二神皇 ハヌマーリン」を手にし、新効果「アクセル」を使った苛烈な攻めを身に着けた。
駿太と戦い、一度は敗北するも、「十二神皇を手に入れた時は勝つ」と負け惜しみを言い、無駄に洗練された無駄のない無駄な動きで撤退していった。
ハヌマーリンを手に入れた後は、メイを撃破しグロリアス・シープを奪うことに成功。
だが、慣れない白属性を使ったせいか、駿太には返り討ちにあって二度目の敗北、グロリアス・シープを奪い返された。
本編を見ればわかるが、彼女のバトルアーマー装着シーンには特に力が入れられている。スタッフGJ。

名前の由来は猿の鳴き声「ウッキッキ」。黄色使いなので黄黄にも掛けているのだろう。


  • ヨロイ
CV:喜山茂雄
キキの相棒。
全身を緑の鎧で包んだ謎の多い男。茶髪のちょんまげが特徴。
使用デッキもで、巨蟹武神キャンサードや蜂王フォンニードなど、甲殻類や昆虫類系のスピリットを多用する。
赤騎士カブトーを打ち倒したことで、イヌイ将軍から酉の十二神皇ゲイル・フェニックスを託された。
十二神皇の有無の差はあれど、ヨクを打ち倒せるほどの実力者で、キキからも真の戦士だと認められている。
だが、後にヨクとの再戦に敗れ、崖の底へと消えていった。
その後大分経ってからシシに救われ、戌の十二神皇グリードッグを手に入れた事が判明。同時にシシに洗脳される。サンドラットを倒し辰の十二神皇ウロヴォリアスを奪還した。
邪神皇復活後はシシの部下となり、一度は石になったグリードッグを再び手にしたのに加えカラミティ・ボアまで手にし、駿太とバトルし追い詰めるが、午の十二神皇エグゼシードが進化した超・十二神皇エグゼシードFの前に敗北した。同時に、シシの洗脳も解けた。

  • イオ
CV:高橋研二
異世界バスチャーナから現れた白の勇者。逞しい体格の戦士。
バスチャーナに伝わる「龍の戦士」であるタツミを認めて彼の盾として暗黒バトラーに加わる。
高い実力を持つ男で、キキに勝利した際も彼女の誇りであるハヌマーリンを受け取らない度量を見せた。
その後、駿太と戦うも敗北し、あっさりとアバランシュ・バイソンを奪われる。

名前の由来はギリシャ神話に登場する「牛」に変えられた女性「イーオー」。

+ しかし……
その正体は、勇者でありながら邪神皇に仕える一族の末裔。
邪神皇の一部であるシシ曰く「かつてわたくしが異世界に撒いた種のひとつ」
邪神皇復活の際に正体を表し、シシとともに邪神皇の元へ向かった。

  • 大牙 和巳(たいが かずや)
CV:小平有希
バトスピチャンピオンシップ全国決勝で駿太と戦った少年。
駿太とは何度も戦い、一度も負けたことがないほどの実力者。
だがよりにもよって決勝の舞台では駿太に敗れてしまい、「今回は運が良かっただけだ」とリベンジを誓っていた。

そして、その怒りに目を付けたシシによりエグゼシードの担い手としてスピリッツワールドに召喚された。
用意周到な性格で、服の下に様々な属性のデッキを仕込んでいる。
決勝大会では青と緑の混成デッキ(所謂【緑青連鎖】で現実におけるガチデッキ中のガチデッキ)、赤のデッキはムサシード・アシュライガーをキーとした覇王系デッキを操る。
ダメージを負うとわくわくしたり、バトルは勝たないと意味がなく、「いいバトル」を嫌悪し、おまけに顔芸も披露するあたり、なかなか将来有望なバトルジャンキー。

一度はエグゼシードで駿太に勝利するも、その後新たな赤の十二神皇「リボル・ティーガ」を手に入れた駿太に敗北し、エグゼシードも取り戻されてしまった。
シシの予言の通りにソウルスポットに向かい、そこで異魔神ブレイヴ「海魔神」を手に入れて、出会ったヨクとバトルし追い詰める。
しかし十二神皇をバトルの駒としか考えていないとヨクに非難され、本当の意味で十二神皇と共に戦っているヨクに敗北。

その後タツミにバトルを挑むもウロヴォリアスの前に敗北。荒れ続け、テーブルや椅子を破壊しまくるが、シシの導きでスピリッツワールドでは禁断とされているアルティメットに手を伸ばす。
ここでの回想シーンで、父親が蒸発しそのせいで母親が家に不在がちとなった事、バトスピの大会に行く途中で両親や姉や弟に囲まれて楽しく過ごしている駿太を見てそれを妬んでいた事、強くなれば父親が戻ってくると考えを起こしその為勝利にこだわるようになった事が明らかとなった。
一度はアルティメットの意思に「人間ごときの手に負える力ではない」と力の譲渡を拒まれるも、それでもアルティメットの力を渇望。
そして、アルティメットに「魂を差し出せば望みは叶う」と迫られ、迷わず自らの魂であるソウルコアを砕いてアルティメットを入手した。

アルティメット入手後は両目にアイシャドウが入ったかのような容姿となり、衣装も変更されイヌイ将軍曰く「まるで氷」のような状態となった。
イヌイ将軍にバトルを挑まれ、「邪神像バーゴイル」を召喚した後「獄炎の四魔卿ブラム・ザンド」を召喚。
アルティメットの力を見せつけて圧勝した。カラミティ・ボアを手に入れるが、「自分には十二神皇など不要」とすぐに手放す。
そして駿太を襲撃し、ブラム・ザンドを倒されるもお互いにマジックの応酬の末に真の切り札「獄風の四魔卿ヴァンディール」を召喚、そのソウルドライブ効果でまさかの三龍神を一斉展開。
駿太を倒して赤の十二神皇を全て奪う。

そして正体を明らかにした邪神皇……最強のアルティメットをカードバトラーとして扱うべく、シシとともに邪神皇の元へ向かった。

名前の由来はトラ(英:Tiger)。ただし、肝心のトラは逆恨みしている主人公が使っている。

その他

  • サンドラット
CV:諏訪部順一
本作の諏訪部。メガデッキが出るかは不明。
ドでかいアフロが特徴。某戦闘メカは関係ない。
そのアフロの中には様々な物が入っている四次元空間。
口癖は「○○だっちゅーの」で、モフモフに似た黒い毛玉「シャウシャウ」(CV:真堂圭)をつれている。
十二神皇や異魔神ブレイヴを狙って暗躍するが、典型的な報われない小悪党キャラで、作戦に失敗しては空の彼方に吹っ飛んでいくことが多い。
イヌイ将軍のスパイとして勇者一行に同行し、なんと「子の十二神皇 マウチュー」を手に入れる事に成功した。
その後の駿太たちとのバトルの際にインチキをしてマウチューを速攻で召喚する事で、駿太とメイとヨクに十二神皇を出させる暇を与えずに三連勝するが、
インチキへの対策を練ったデッキを組んだ駿太とのバトルに敗北。マウチューが駿太たちの手に戻る。*1
だが、駿太たちに泣きついたことでメイがかばってくれたり、何より駿太たちに黄属性使いがいないことから、めでたくマウチューはそのまま使わせてもらえることとなった。
しかしキキに勝負を挑まれ善戦するも敗北し、マウチューは奪われてしまう。
同時に暗黒バトラーとは袂を分かち、完全に勇者一行の仲間となったようだ。
しかし和巳のアルティメットの力を見るや再び小悪党な一面を出しヨクから渡された「辰の十二神皇 ウロヴォリアス」を持ち逃げしようとする。
その道中でヨロイに挑まれたバトルに敗北し、ウロヴォリアスを奪還されてしまう。

名前の由来は「スナネズミ」。勇者ではないが、珍しく干支の名前が付いている。


  • 茂上 年男/バトルスキー先生
CV:杉田智和
駿太の父。イヌイ将軍との兼役。将軍が仮面を脱ぐと彼が出てくるわけでは決してない。
髪型は子供たちに遺伝している。
駿太のバトルのコーチでもあるようで、彼曰く駿太はまだまだ甘いらしい。
番組最後のおまけコーナー「バトスピ」講座ではバトルスキー先生と名乗って教鞭を振るう。
息子が知らない異魔神や四魔卿アルティメットなどについても知っているし息子が敵の新カードに殺されかけた回でそのカードを笑顔で解説したりするが、番外編なのであまり気にしないでおこう。
放送終了後もバトスピのユーザー開催による公認大型大会「バトルスキー大会」の景品として彼のイラストのマジックカードが配布されているので、登場人物の中でも息が長い。

名前の由来はその年の干支に付く接尾語「〇〇年」。

  • 茂上 ひのえ
CV:うえだ星子
駿太の母。
髪の色は子供たちに遺伝している。
バトスピフリークな駿太達を見守るが、勉強もしっかりしてほしいという母親らしい心配も。

名前の由来は十干の「丙(ひのえ)」から。

  • 茂上 卯咲
CV:真堂圭
駿太の姉。
肩の出た服が妙にセクシー。
バトスピの話題には興味が無いらしく、バトスピ好きの父と弟達には呆れているようだ。
駿太に「子供は早く寝ろ!」と言った時に「自分だって子供じゃん…」と返されていた事から、駿太とは年子で中1と思われる。
名前からして兔が関わりそうで、卯の十二神皇ミストラル・ビットのソウルスポットが動き出したときに何やら異変が……?
そして、次の回で案の定ヨクに試練を与える役割で登場。この回のバトスピ講座でも父を差し置いてバトルウサギー先生と名乗りつつ教鞭を取っていた。*2
それ以外にもバトスピ講座にはちょくちょく登場している。かわいい。
何故か父を演じる杉田氏から「居間ではおそ松さん最終回見てた」「部屋に声優のポスターとか貼ってある」と執拗にネタにされている。自重しろ杉田。

名前の由来はそのまんま「ウサギ」。


  • 茂上 健斗
CV:和多田美咲
駿太の弟。
まだバトスピの知識は浅く、バトスピ講座では生徒役としてバトスピの疑問をぶつける。可愛い。
兄が殺されかけエトが恐怖に慄いたソウルドライブを笑顔で「僕も使ってみよー!」と言ったりもするが、やっぱり番外編なので気にしないでおこう。

名前の由来は「ケンタウロス」。


  • ザルク・アルバトロサ
CV:村田太志
ヨクの兄。
ヨクと同い年の頃に、歴代でも最強を呼ばれる父に打ち勝った実力者で、ヨクの目標とする人物。
彼もスピリッツワールドを訪れており、終盤に助っ人として参戦する。

  • ロン・ガイ
CV:高橋広樹
暗黒バトラーを倒すために旅をしている正義のバトラー。
一応カブトーには勝てる程度の実力はあるが、タツミには遠く及ばず、凡骨にもなれなかった模様。
ていうかまあ、名前からしてお察し。





用語

  • スピリッツワールド
本作の舞台となる異世界。
全てのバトスピの始まりの世界と言われており、他の世界のバトスピは全てスピリッツワールドから伝わって生まれたものと言われている。
邪神皇の復活が近いせいか、世界は荒れつつあり、荒野が広がり、空には常にオーロラが浮かんでいる。
そして、アルティメットのカードは禁断の力とされている(駿太の世界やバルガルドには、前々作や前作と同様普通にアルティメットが存在している)


  • ソウルスポット
ソウルコアのエネルギーにより不思議な力が満ちた場所。
そのエネルギーによって強力なカードが集まり、それぞれの試練に打ち勝つ事でカードを手に入れる事が出来る。
しかし、敗北すれば石にされてしまったり、そもそもダンジョン内に殺しにかかってるトラップが設置されていたりと、やたらと危険であり、好き好んで近づく者は少ない。
試練の内容は1:3で戦える代わりにライフを削れば強力なXレアを無数に展開してきたり、10ターン(自分と相手でそれぞれ5ターン)耐え抜くなど、一癖も二癖もある特殊なルールでのバトルである。
ちなみにカードでも同名の「ソウルスポット」という設定のネクサスカードが存在するが、これらは日本の都道府県をモチーフとしたものでアニメのものとは無関係。

  • バルガルド
ヨクの住んでいた世界。
この世界では交渉ごとなどは全てバトスピの勝敗で決められる為、バトスピは神聖な儀式の様になっている。
だがこのバルガルド、生まれた子供に真っ先にカードを持たせたりバトスピの訓練と称して体力づくりをしたりと、色々おかしい。
最も、カードゲームの世界でデュエルマッスルを鍛えるのはごく普通の事だが。
その一方で平和な部分もあり、なぜか絶滅危惧種となっているカニはこの世界のアイドルとなっている。
また、現実世界の価値観では気の抜けるような言葉が多く、ヨクの好物の家庭料理は「ウニャポンテ」、じゃんけんは「ガトジャンペ」と呼ばれる。文化が違う……。
なおこの世界では「スピリットの立体化は普通」だが「バトルダメージ発生しない」模様。

  • バスチャーナ
イオの住んでいた世界。
詳細は語られていないが、スピリッツワールドとそこまで変わらない模様。

  • 駿太の世界
読んで字の通りの彼の世界。
現実世界に近く、スピリットは実体化しないしバトルでダメージもなく、そして何よりバトスピは楽しい遊びである。

  • ソウルコア
前作で登場した一人一つ持つことができる特別なコア。カードバトラーの魂の結晶。
今回のアニメでも【封印】に使用するために重要視されており、バトルアーマーの召喚にもソウルコアを使用する。
そして同時に、ソウルコアを破壊する「ソウルドライブ」はアルティメットと並んで禁忌の力として、忌み嫌われている。

  • バトルアーマー
最強銀河究極ゼロから復活した、バトルの際に身にまとう鎧。ソウルコアを用いて召喚する。
召喚時の決め台詞は「バトルアーマー、オン!」
飛行能力を持っており、バトラーは宙に浮いて戦う。
その為、プレイシートが存在せず、展開したバトルフィールドの空中にカードを叩きつけて戦っている。
また、ライフで受ければ当然の様に激痛を感じる仕様。
デッキ切れによって敗北した際には装着者に電撃を与えるという隙のない設計。
そしてもしもライフに封印したソウルコアを破壊されると、放っておくと命に関わるダメージを受けてしまう。
そういうことは事前に教えてあげてくださいエト様。

ちなみにスピリッツワールドでバトルアーマーを使用するのは特別な勝負や決闘の際のみで、普通のバトルは普通に机の上でやる。

  • 決闘ルール
勝負に負ければ、自身の持つ十二神皇のカードを渡さなければならないという、いわゆるアンティ(賭け)勝負。
一度挑まれれば拒否権は無いというなんとも強引な勝負。
ただし賭けられるのはあくまで十二神皇だけで、異魔神ブレイブやほかのレアカードは奪われない様子。
スピリッツワールドではこのルールで勝負するとき、バトルアーマーを身に纏って戦う。

  • 十二神皇
かつて邪神皇を封印し、スピリッツワールドを救った12体のスピリット。
モチーフは十二支で、系統<神皇>を持っている。
同コスト帯のアルティメット並にBPが高いのが特徴。
指定アタックで勝利するとライフを破壊する午の十二神皇エグゼシード
不死鳥の如く連続アタックが可能な酉の十二神皇ゲイル・フェニックス
山札を消費してライフを守る未の十二神皇グロリアス・シープ
ステップごとに相手のコアを奪う辰の十二神皇ウロヴォリアス
スピリットが全滅するまでバトルを繰り返す亥の十二神皇カラミティ・ボア
アタック時に最大2ダメージを直接叩き込む寅の十二神皇リボル・ティーガ
自身の手札のアクセルをノーコストで使用し、戦いの嵐を呼ぶ申の十二神皇ハヌマーリン
相手のターン中でも神速で召喚可能で、その場で封印も出来る卯の十二神皇ミストラル・ビット
コストが少ない為に召喚しやすく、どの異魔神ブレイヴとも条件を無視してブレイヴ出来る子の十二神皇マウチュー
バーストで召喚され、味方全員に耐性を付与する丑の十二神皇アバランシュ・バイソン
相手の手札を全て確認しつつマジックを1枚破棄でき、さらに破棄したマジックの効果を使える戌の十二神皇グリードッグ
相手のブロック時にライフを削り、さらに手札とトラッシュの十二神皇をノーコストで召喚する巳の十二神皇ティアマドー
ただのカードではなくスピリッツワールドの環境にも影響を及ぼしており、暗黒バトラーの手にカードが渡れば土地はさらに荒れてしまう。
なお、乙女座、天秤座、牡羊座、魚座が可哀想なことになっていた十二宮Xレアやそもそも3枚しか出なかった裏十二宮ブレイヴと違い、12枚全てがアニメへ登場した。

なおアニメへの出演予定はないが、カードでは裏Xレアとして豹や鯨、ガルーダなどの海外における十二支も登場している。と言っても、該当動物が多い干支(辰ならカタツムリやワニなど)に関しては、特に強そうなものがセレクトされている様子。


  • 封印
十二神皇が持つ特殊な効果。
ソウルコアを自分のライフに置くことで、強力な効果を発揮する事ができる。
実質ライフを1回復する上に、ソウルコアは通常のコアとは異なるため、ライフにソウルコアしか無い時には「ライフのコアをボイドに置く」効果を受けなくなるという特徴がある。
しかし、封印時の効果には大きな欠点を抱えている者もある。
また、ライフのコアをコストに使用できないように、封印中はソウルコアを用いた効果は使用できないといったリスクもある。
何より重要なのはソウルコアを封印したライフを失うと命を削るほどの傷を負うというトンデモ設定。
ダメージを受けた時に通常のコアとソウルコアのどちらを減らすかは任意で選択できるため、状況に応じた使い分けが重要となるのだが、そのためには相当の根性が必要。*3

  • 異魔神ブレイヴ(異魔神)
十二神皇と同様、本作より新登場したカード群。
2体のスピリットと合体でき、更にそのカードの配置によって異なる効果を与えられるという特徴を持つ。
しかし、合体が前提となっているためか、単体ではアタックもブロックもできない。
「合体アタック時」のテキストが廃止されたためか、アニメではアタック時に「追撃」として表現され、ブレイブしたスピリットの攻撃時に異魔神ブレイヴがロケットパンチなどで追加攻撃をしている。
アニメ的にはスピリット達の後ろから力を与える形となっており、ド派手な合体演出こそなくなったが、代わりにカードさえ合えばどんなスピリットとも合体できるようになり、ソードブレイヴ以上に作劇上の自由度が高くなった。
駿太とヨクのカードは異魔神ブレイヴは進化し、超・○魔神という呼称になった。
なお、名前はいかにも悪役チックだが勇者・暗黒バトラーの両勢力が使う。

  • ダブルドライブ
進化した異魔神である超・炎魔神と超・風魔神が持つ特殊効果。
2体の十二神皇と同時に合体している間のみ通常のブレイヴを超える強力な効果をスピリットに与える。*4
発動の際にはバトルアーマーが変形する。

  • アルティメット
スピリットを越えた存在。
第1話の駿太の世界におけるチャンピオンシップ決勝戦にて和巳がアルティメット・リーフ・シードラを召喚したことが語られたが、スピリッツワールドでは不自然なほど登場しなかった。
烈火魂と同じく中盤になってから満を持して登場。
駿太の世界及びバルガルドでは普通に使われているカードだが、スピリットの故郷であるスピリッツワールドではかつて世界を滅ぼしかけた禁断のカードとして語り継がれており、恐怖の対象となっている。*5
故に「元の世界じゃみんな持ってた」という駿太にキノトは唖然とし、ヨク曰くバルガルドにいたという「アルティメット使い」という単語にエトは卒倒、それぞれの世界のとんでもなさにサンドラットは戦々恐々としていた。
最強銀河究極ゼロと同じく自らの意思を持っており、自らのソウルコアを差し出した和巳を認め、その力を振るう。

  • ソウルドライブ
ソウルコアをゲームから除外することで使用できるアルティメットの専用効果。
前作では指で砕いたり燃やしたりと世界観を無視したぶっ飛んだ演出がされていたが、今作では魔法陣にソウルコアを捧げて発動する。
発動の度に世界に何らかの影響があるらしく、エトは過敏に反応していた。もっとやっていいぞ和巳君!

  • Uトリガー
元祖アルティメット専用効果。
烈火魂では登場しなかったが、2年ぶりに復活を果たした。

  • バトスピ市場
スピリッツワールドに点在するバザーのようなもの。
しかし偽物のカードをレアカードと称して他のレアカードを交換したりと、悪質な物も存在する。


余談(ダブルドライブ期のTCG環境)

TCGの売上を伸ばすなら強いカードを刷れば良い。というシンプルな理屈に基づいたのか、テレ東2作品時代からカード性能が1〜2ランク上げて作られるようになった。
烈火伝においてスピリットの基本BPが上昇した(アルティメットレベルまで引き上げられた)のは有名だが、
本作ではスピリットの効果が異様にインフレしている。
アタックステップ中にループを行いワンキルを完遂する黄色アクセル。相手のバーストと手札を使用不可能にして殴り切る爪鳥。相手のコアを使用して対応札を使用不可能にする死竜など、どれも駆け引きを無視して勝利するギミックを備えていた。
従来よりも引きの強さで勝敗が決まるようになった点が批判される一方、ヒリついた刺し合いが面白いという意見も有る為、賛否両論である。
(殺伐とした環境をよそに、アニメはさほど盛り上がりもなく静かに終わっていった)

追記・修正はウニャポンテを食べてからお願いします。


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最終更新:2024年04月15日 18:20

*1 なお敗北時には仲間達からも呆れられた様子で見限られてしまい、駿太にさえ「二度と嘘をつくな」とバッサリ切られるという、ズルをした報いを受ける自業自得の結果になってしまった。

*2 彼女本人ではなく、なんらかの形で卯の十二神皇が彼女の姿を借りたもの。

*3 封印を行うとダメージも回復する。

*4 特に超・風魔神のダブルドライブは実際のゲーム環境でもかなり強力なもの。

*5 アルティメット対策カードは存在していてもアルティメットそのものは存在しない