マックス・ギャラクティカ

登録日:2016/07/03 (日) 09:47:51
更新日:2024/04/22 Mon 01:49:30
所要時間:約 5 分で読めます





んゴオオォォージャスゴージャス!


逆転裁判シリーズ』の登場人物。


CV:浜添伸也(アニメ版)

タチミ・サーカスの花形スターで、世界的に有名な魔術師。年齢は21歳。
正確な名前は「マキシミリアン・ギャラクティカ」であるが、ファンからは「マックス」の愛称で呼ばれており、本人も「マックス・ギャラクティカ」と名乗る事のほうが多い。
シルクハット、マント、白い薔薇が彼のシンボル。
日本人離れした顔立ちに星のフェイスペインティングを施しており、露出の多いトランプ柄の衣装に身を包んでいる。
専用BGMは「ゴージャス!」。しかし、実は後の第4話冒頭でもこのBGMが使われていたりする。

口癖は「ゴージャス!」で、普段からキザな振る舞いでいる事が多い。
女性には基本優しく、出会ってすぐの綾里真宵の事を「ハニイ」と呼んでえらく気に入っていた。
反面、男性の事は見下す傾向があり、真宵と一緒にいた成歩堂龍一の事を「ハニイ(真宵)の運転手?」「ハリネズミ」などと呼び、終いには「マックス様と呼びたまえ」どっかのおば様のような事を言い出したため成歩堂を苛立たせていた(後に成歩堂に弁護を頼んだ際には彼の事も「ハニイ」と呼ぶようになった)。
タチミ・サーカスとは現在専属契約中であり、彼が得意とする「空中飛翔」マジックはサーカスの目玉となっている。
世界的に有名な魔術師なだけあって当然ファンも多く、真宵も彼の大魔術に魅了されて大ファンとなっている。
空中飛翔マジック以外にもカードマジックも得意で、会話をしている最中でも右手から絶え間なくトランプを出現させていた。
他にもオフィシャルファンブックによれば、箱の中からの大脱出やマントの中から女性が出現するマジックなどド派手なものもあるようだ。
そんな彼もステージに上がる前は緊張するらしく、緊張をほぐすために毎回牛乳を飲むようにしている。
頭の回転は結構早いほうで、小さい頃は魔術師になろうか総理大臣になろうか迷っていたらしい。

真相解明マニュアルによれば、5年間ほどマジックの修行を積んだらしく、国際マジック協会のコンテストで例の空中飛翔マジックを披露し見事グランプリを獲得。
この受賞がきっかけとなって一躍世界にその名が知られるようになり、「今世紀最高の魔術師」の異名を持つようになった。
そんな事があったため最近は少々(というかかなり)天狗になっており、同僚であるサーカス団員の事も「やつらのカビ臭い芸なんて時代が求めていない」と言いきり見下している。いわゆる自意識過剰。
それ故他の団員との折り合いも悪く、彼が事件の犯人として逮捕された際には他の団員から「いい気味だ」「あの人が殺されるくらいならかわりに‥‥」などと言われていた。
団長・立見七百人の一人娘で同サーカスの猛獣使いあるミリカこと里香を「スゥィートハニイ」と呼んで恋心を抱いており、彼女と結婚しようとまで考えている(七百人の了承も得ているらしい)。
そのため同じくミリカに好意を寄せているベンとは恋敵の関係であり、彼女を巡って激しい喧嘩を繰り広げた事もあった。


逆転裁判2』の第3話「逆転サーカス」で初登場。
団長の七百人がサーカスの敷地内で殺害され、七百人と最後に会っていた事、現場にマックスの衣装であるシルクハットが落ちていた事、そして現場で彼の姿が目撃されていた事などから殺人の容疑で逮捕されてしまう。
‥‥のだが、当初は逮捕されたという自覚はなく、「自分は参考までに話をしてやっただけだから何の問題もない」と高を括っていた。
しかし、面会に来た成歩堂から自分が今置かれている状況を説明されると途端に態度を翻し‥‥


以下ネタバレを含むけど、お付き合いよろしく頼むよハニイ。




















おねがいだあ!助けてけれ!
オラ、殺してねえよ?


オラ、ちょっとチヤホヤされて、
テングになってたかもしんね。

で、でもよ?殺人なんて‥‥


オラ、そんな、
オソロシげなコトよぉぉ‥‥!


彼の名前「マキシミリアン・ギャラクティカ」はステージネームであり、本名は「山田耕平(やまだ こうへい)」という、なんとも泥臭いものであった。
西洋人のような顔立ちをしているがれっきとした日本人であり、気が動転したり感情が高ぶると思わず東北訛りが出てしまう。
マックスとして振舞う時は高慢かつキザな態度だったが、素顔は小心者かつ人の心の温かさに感動を覚える素朴な青年であった。
ちなみに魔術師をやっている理由は、「田舎の父ちゃんが抱えている借金を返したかったから」。何とも親孝行な話である。
この事実を知るまで真宵は彼を外国人だと思っていたらしく、彼が田舎育ちの日本人だと知るとガッカリしたような表情を見せていた。
なお、耕平の地が出ている時に黒い涙が流れているように見えるが、あれはつけまつ毛である。

ちなみに、前述のようにサーカス団員を見下すような態度をとっていたのは「芸人は世界に目を向けるべき」との考えを持っていたから。
向上心を持たない団員が許せないと感じてそのような態度をとっていたらしく、グランプリを獲った時の感動を皆にも味わわせたいという一心で、団員たちに発破をかけていたようである。
実際ベンもそれに触発されている様子で、腹話術で輪唱を披露していつかグランプリを掴もうと燃えていた。
また、彼の言動に腹を立てていたトミーも「口は悪いけど言っている事は正しい気がする」と内心では思っており、売れないピエロなんかやめて七百人の後を継いで団長になろうかと思い悩んでいた。
他にも、第2回法廷の休憩時間に団員の皆から大量に牛乳が差し入れられていたため、本気で嫌われていたわけではないようである。よかったね。


留置所に来た成歩堂から、自分が置かれている状況を説明されると、を流しながら「自分はやっていない!」と容疑を否認。
そんな彼に迫られた成歩堂は、ウソをついているように見えない態度とその何とも言えない迫力に負けて弁護を引き受ける。
その後成歩堂は「人が空を飛ぶ」という前代未聞の謎を解き明かし何とか無罪判決を勝ち取り、マックスは晴れて自由の身となる。
しかし後味の悪い結末であったため素直に喜べないでいるとそこにトミーが登場。
トミーから「契約は解消する」と告げられると明日には出て行こうと言い出すが、これからサーカスはどうなるのかを聞いた時に「オレっちが継いで世界一のサーカスを目指す!」と宣言した事で考えを改める。
そして「世界一のサーカスには世界一のイリュージョンが不可欠」とサーカスに残る事を決意し、トミーやミリカ、他の団員たちと一緒にタチミ・サーカスを立て直す事を誓ったのだった。
エンディングでは、本人の口から世界進出が仄めかされている。
ちなみにエピソードの中でベンの頭をジュースのボトルで殴っていたが、その件で傷害罪に問われたかは不明となっている。もっともこの世界において殺人以外の罪の扱いが非常に軽いのは今に始まった話ではないが


『2』の第3話以降は今のところ彼本人の再登場はないが、『逆転検事』第3話「さらわれる逆転」で名前のみ登場している。
どうやら『逆転裁判4』に登場した或真敷一座とバンドーランドでマジック対決を行ったようである。
続編である『逆転検事2』第2話「獄中の逆転」に再登場したミリカの話では、タチミ・サーカス内で「大魔術課」が設立されたらしいので、恐らく彼が課長となって奮起しているものと思われる(なお、大魔術課には部下はついていないらしい)。
ちなみに今作ではタチミ・サーカスの新しいポスターが登場しており、それで彼の姿を拝む事が出来る。


アニメ版では原作とは様々な面で異なる描写をされており、

  • 現状に満足して努力しない団員達に呆れているという点でミリカも同一視しており、特別な好意を抱いていない。
  • 団長が事件現場に向かう前に、冷えるからと自分の衣装を着て行くことを自ら勧めた。
  • 成歩堂が事件の謎を解くために「魔術の専門家」として頼り、結果手がかりを聞いただけで一人で殺害のトリックを解明した。
  • やる気を出して貰うために自分の報酬アップの分を他の団員に回して貰うように団長に掛け合っていた。

など、プロとしてのストイックさや人格者的な面が強調されている。
もっとも、普段の空中浮遊のトリックは糸で釣っているだけであることを法廷でバラしてしまうというポカもやっているが‥‥。
またトリックを解明している
また「10年修行した」と語っており、原作の5年から倍に伸びている。
この点については小さい頃は魔術師になろうか総理大臣になろうか散々迷った、と語っている事もあるため、21歳という年齢も加味すればマジックに興味を持ちマジシャンを志そうとしたのが10年前であり、本格的な修行を始めたのが5年前と解釈すれば矛盾はないだろうか。
また前述の通りミリカへの好意こそ描写されていないが、原作通りベンをボトルでぶん殴るほどの大喧嘩はしていたようである。
描写されていないだけで恋愛感情はあったのかもしれない。もしくはよほどベンにやる気が見られなかったのだろうか


マックス「この項目を追記したことでアナタも、まんまと修正したわけだ‥‥
      この、マックス・ギャラクティカの項目を‥‥1ヶ。」

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最終更新:2024年04月22日 01:49