ミルズ(ドリフターズ)

登録日:2016/07/01 Fri 01:23:05
更新日:2024/03/03 Sun 09:59:01
所要時間:約 5 分で読めます





つらい



童貞(ミルズ)とは平野耕太作の漫画『ドリフターズ』の登場人物(童貞)である。
CV.野島裕史


出身:オルテ帝国

所属:オルテ帝国エルフ族占領土政庁・執政代官城館「下見の塔館」→廃城・エルフ族物資集積地

役職:旧エルフ居留地税務計算官→物流管理・火薬増産取り締まり



黒髪を七三分けにし、メガネをかけた細身の若い男。
いかにも生真面目なデスクワーカーといった童貞ヅラ容貌であり、概ねその通りの性格。
再登場の度に、微妙に顔立ちが幼くなっている。


「下見の塔館」へと派遣されて早々に、漂流者(ドリフ)エルフの襲撃を受けた不運な男。
城館の兵が囚えたエルフの女性を慰み者にしていたために、激昂した豊久により兵達とともに撫で切りされそうになる。

ミルズ自身は派遣されたばかりだったこともあり、女性エルフに手を出していない。
漂流者たちの襲撃が遅れていたら、DTを捨てられていたかもしれない。
ただしその場合、確実に他の兵もろとも撫で斬りにされていただろうけど。


(汚れ仕事をさせないため)豊久を殴り倒した信長の号令で、エルフの男たちに矢を向けられる。
この際、自身の潔白を叫んだのが初登場。

「わッ 私は派遣されてきたばかりで なッ 何もしていないッ」

その直後、容赦なく矢を射掛けられて他の兵たちは皆殺しにされたが、
ミルズだけは泣きながらも文字通り必死で童貞無実アピールを続けていたため、
その様子にエルフの男たちも自分達の矜持のため彼のみ矢の標的から外し、唯一生き残ることとなる。

「やってないです なにも 何もッ」「まだ女と寝た事も 無いッ」

さすがの第六天魔王も彼のあまりに哀れな様子に憐憫の情を抱いたらしく、

「不憫なやつだ オルミー乳 おっぱいもませてやれ」 
と述べた。

「お前が射られろ」 



その後は廃城に連れて行かれ、物資や火薬増産の管理といった雑務に追われる日々を過ごす。
当然のごとく立場は低く、エルフの子供にも「童貞人間」と呼ばれナメられきっている。
子供相手ですら言い返すことすらできない…しかも童貞なのは事実だし。

サン・ジェルミ伯が廃城を訪れた際は自ら出迎え、「童貞くさいツラ」と見抜かれ言われる。
伯の嗜好は知っていたようで、伯が姿を現す前に「エルフの男の子はすく隠れろ!!」と忠告している。

その場にいなかった漂流者達の動向を、伯からほとんど脅迫に近い勢いで問いただされる。
彼から漂流者がドワーフを救い出し銃を作らせようとしていること、火薬は既に作っていることを伝えられ、
伯はオルテの終焉を確信した。

ちなみにこの世界では火薬はまだ知られていなかったので、当然ミルズもこの時点ではどういう物質なのかよく分かっていなかったりする。
サン・ジェルミ伯の来訪前後に初使用したため、恐らくその後エルフからの伝聞によって危険物であることを知ったと思われる。




次の出番までしばらく間が空いたが、黒王軍が進撃を始めたあたりで再登場。
原作第57幕はまさかの丸々ミルズ回となった。


廃城で働き続ける内に、信長にめんどくさそうな業務を丸投げされどんどん裁量の範囲を広げられていく。

つらい

新任1年目(恐らくオルテの役人として)の自分に、エルフ族の拠点で行う面倒くさそうな業務全部を投げてくる信長を「こわい」と評す。
豊久にいたっては考えも発言もまったく理解できないとして「超こわい」と評している。

一方で共に働いているエルフの男達とは次第に打ち解け始めている。
職務への忠実さ、エルフの人格や技能をまっすぐに評価する誠実さを認められたものと思われる。
火薬製造を分散化させるという意見に、「手先が器用で用心深いエルフでなければ(任せられない)」と答えた際は意見を出したエルフから笑顔を向けられた。
エルフ側もミルズを「童貞人間」ではなく名前で呼ぶことが多くなり、食事面などの待遇も微妙に向上しているようである。

ただしエルフの女性には彼女らが囚われていた時に受けていた陵辱行為もあり、当然未だに激しい嫌悪感を向けられている。
通りかかる度にものすごい目つきで睨まれたりする様子。我々の業界ではご褒美です。
自身は何もしてないので納得はしかねているものの、口には出せずにいる。

「ボカァ何もしとらんじゃあないですかぁ」


つらい



業務が増えすぎてエルフの補助があっても限界が来たところに、見計らったように信長から追加要員を2人送られる。
いずれもメガネのヒョロ男、そして童貞であったためエルフの子供らに囃し立てられていた。

「ドーテー人間が増えた」HAHAHAHAHAHA

「増えた増えた 怪奇!!」HAHAHAHAHAHA


つらい


後輩達にはエルフやドワーフに決して逆らってはいけないと、これでもかと実感をこめて忠告している。

「ここは彼らの支配地のド真ん中だ」
「殺されても誰も何も言わない」

「ちなみに僕の元いた代官所の人間は 僕以外全員皆殺しにされたよハハハ」
「いやーもう目の前で矢がブスブス」


つらい


グ=ビンネンからの物資供給も始まったことで手狭となった集積地拡大のため、エルフに廃城周辺を調査させる。
廃城が400か500年あるいは更に昔のものであり、大きな戦で滅んだことを知り、また調査の結果想定よりもかなり大規模であったことが判明する。

それ以上詳しいことがわからないため、長老の昔話や伝説の書物などが無いかエルフらに尋ねるも、

「お前ら帝国がメチャクチャしたから残ってねーよ」シャー
「長老も殺されて残ってねーよ あ゛!?」クワッ
「あ゛あ? やんのか? あ゛あ゛?」カカア

「ごめんなさい ごめんなさい」
「コロサナイデー コロサナイデー」スンマセン スンマセン


と、本人としては何の悪気もない発言だったが、めっちゃくちゃに怒られた。


しかし、元の城の縄張を少しずつでも使えるようにするため、壁や堀・井戸の修復を決める。
エルフに必要性を問われた時は、わからないと言いつつも、

「念のため」「出来る事は何でもやっておいた方がいい」

と返した。

ちなみに廃城に残された石柱の一つには、「築 織田信秀 島津家久」と刻まれており───


都合よく扱き使われてるようだが、信長は「仕事はできる奴にしか任せない」主義であり、実際なんだかんだで役目はこなしてるので、能力はある。
そのせいで仕事を押し付けられ、こなすとさらに押し付けられるのだろう。
黒王達の脅威をそこまで知らないはずなのに自発的に廃城を修繕しようとする辺りも出来る男臭が半端ない。

原作者は「実質今宰相ですこの眼鏡」とツイートしている。

つらい



しばらく後、サルサデカダンで漂流者(ドリフ)軍が黒王軍に敗退した報せが廃城に届く。
エルフや補佐の文官らが慌てふためく中、自身も大きくショックを受けながらも伝書から読み取れる事を周囲に片っ端から意見させることで落ち着きを取り戻させるという手腕を見せる。
加えて自分たちが取るべき対策を述べさせ、それらを取りまとめて敗軍らが廃城に立てこもるための準備を始める。

ここに及んでその仕事っぷりをエルフの女性らにも認められたようで、ぶっきらぼうな態度ながらもご馳走を用意され激励されている。
もっとも当人や人間の文官らはその意図を読み取れず怯えていたが。

「やめてーッ いやーーッ」
「だっだれかーーッ 男のエルフの人呼んでーッ」

こわい


漂流者(ドリフ)軍の残党らが廃城にたどり着いた頃には準備が功を奏し、
相応の拠点を作り上げている。


「不憫な項目だ。オルミー乳 追記・修正しておっぱい画像載せてやれ」

「お前が削除されろ」


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 平野耕太
  • ドリフターズ
  • オルテ帝国
  • 官僚
  • 役人
  • 実は優秀
  • 眼鏡
  • 童貞
  • 童貞人間
  • 雑用
  • 社畜
  • DT
  • チェリー
  • つらい
  • 不運
  • 強運
  • まさかの主役回
  • レッツゴーDT
  • 童貞無罪
  • 宰相
  • ミルズ
  • 野島裕史

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月03日 09:59