帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャー ニンニンガールズVSボーイズ FINAL WARS

登録日:2016/06/22 Wed 22:22:22
更新日:2019/04/21 Sun 01:26:15
所要時間:約 9 分で読めます




『ラストニンジャ』を超えるため、旅に出ていた孫と弟子!
それぞれの道を追い求め、久方ぶりの再開果たす!
夢への途中の若きニンジャは、

忍 び な れ ど も 忍 ば な い ! !


ニンニンジャー!!

ニンニンガールズ、対!
ボーイズ!
ファイナルウォーズ!!

【概要】

スーパー戦隊シリーズ恒例のVシネマ、帰ってきたシリーズ。
脚本は下山健人氏、監督はTV本編でも何度か担当した竹本昇氏で、ニンニンジャー本編から引き続いての担当となる。
初回生産限定で、毎度おなじみ超全集の同梱版と、超全集に加えてここでしか手に入らないミドニンジャー忍シュリケンも同梱された限定盤が発売された。


【あらすじ】


牙鬼軍団との戦いから2年。
好天の孫「伊賀崎天晴」が三回忌のために帰って来たところ、彼の家である道場が牙鬼軍団の残党に襲われてしまった。
修行の旅を経て実力を付けた天晴と、同じく道場に帰ってきた八雲、凪、キンジも合流する。
そして、残る風花と霞もかけつけるが、二人はなんとアイドル忍者となって更なる力をつけていた。

超手裏剣忍法、衣装一新の術!

2人が忍術を発動すると、風花と霞はヒラヒラのアイドル衣装に包まれる。
更に続けて、ある術を発動した。

超シュリケン忍法、2ディメンションの術!

なんと二人はアニメの姿に変身
強力なエネルギー波を放ち、ガシャドクロを撃退した。
風花と霞の元に殺到するファンに、あっけにとられる天晴達だった。

再び道場に戻った天晴達の前に現れたのは、天晴と風花の母にして旋風の妻、伊賀崎桜子。
風花と霞のアイドル化は、彼女のプロデュースによるものだった。
風花と霞の世界進出を目指し、忍者のブランドのために、桜子はなんと伊賀崎流忍術の特許を取得し、天晴達男子メンバーに伊賀崎流を名乗る事を禁止するのだった。
勿論男子メンバーはそんな提案に乗るはずが無い。

こうして、伊賀崎流はニンニンボーイズとニンニンガールズに別れ、更にニンニンガールズには新メンバー(&数合わせ)が加わり、流派を賭けた真剣勝負をする事となってしまうのであった。



【主な登場人物】

◆ニンニンボーイズ

天晴、八雲、凪、キンジの男子メンバー。
ニンニンガールズがバッチリ決めたアイドル衣装なのに対し、簡素なスーツのみであり、あからさまに力の入れようが違う。

ニンニンボーイズの筆頭。
久しぶりに母と再会するも、母の事はどことなく苦手だったらしい。

お馴染みの魔法忍者。
最後に桜子の口からとんでもない秘密を暴露される事となる。

相変わらずのおぜん立て忍者。
道場に残っていたためか、風花と霞のアイドル忍者っぷりも受け入れていた。
終盤、7人で戦うニンニンジャーで一人だけコンビ技からあぶれてしまうが、他のコンビに負けないほどに成長を遂げていた。

帰ってきたロックスター。
おでんの屋台は置いて来たらしい。



◆ニンニンガールズ


忍ばないにも程がある!
ニンニンガールズ!!

風花、霞の二人に、新メンバーの九重ルナと、数合わせの旋風が加わったメンバー。
進化した超手裏剣忍法により、手裏剣変化をしなくてもかなりの実力を誇る。

「白銀のワンナイトドリーム! ニンニンホワイト!」
ホワイト担当。
本編ではドジッコ担当だったが、今作では超絶変化した天晴にも互角以上に渡り合うという成長ぶりを見せつけた。

「桃色のガールズビーアンビシャス! ニンニンピンク!」
ピンク担当。
相変わらずの高い実力で、変化なしでもアオニンジャーを圧倒する。

  • ミドニンジャー/九重ルナ(ここのえ るな)
「緑のアイドルオブアイドル! ミドニンジャー!」
ニンニンガールズに急遽加わった緑の新星。20歳。
忍者育成所にて桜子の目に留まり、スカウトされた。
初対面のはずのキンジの事を知っているようなそぶりを見せるが……?
名乗りポーズは中の人が中の人だけに天空に舞う蒼き風と同じ。
恐らく名前の元ネタは中の人の母が演じた有明の方に仕える黒猫からだろう。


  • アカニンジャー旋風/伊賀崎旋風(いがさき つむじ)
数合わせの父。
当然と言えば当然なのだが、他のメンバーの対決に比べて、あきらかに観客の反応が少なかった。
桜子と出会った当時は忍術が使えなかったが、その事を隠して結婚したらしい。
中々したたかではあるが、やっぱりと言うかなんというか、そのせいで尻に敷かれていたようだ。
しかし、忍術が使えるようになったおかげで桜子から少しは見直されたようだ。

  • 伊賀崎桜子
伊賀崎旋風の妻にして、天晴と風花の母。ニンニンガールズのプロデューサーでもある。
破天荒かつ大胆な性格で、口癖は「燃えるでしょ~」、更にとんでもない忍者フリークと、女版天晴と言っても過言ではない女傑。
ちなみに演者は元アイドルな中山


◆牙鬼軍団

やっぱりちゃっかり復活してた残党達。
ニンニンガールズとニンニンボーイズの抗争を好機ととらえ、彼らを分裂させるために暗躍する。

  • 有明の方(ありあけのかた)
何故か分からないが復活できた奥方。
現世への未練が最も強く、色濃く出ていたためであろうか。
恐れの力を集めて萬月を蘇らせるため奔走する。
九衛門と晦のストッパーが不在のせいで彼女の暴走っぷりは留まる所をしらない。
特に最期に見せた行動は一部のコアな嗜好を持つファンの度肝を抜いた。
本編での最後に捨て駒の様にされた割に、幻月に対しては特に何も言及していないが、特に恨んでもいないのか、それとも完全に冷めたのだろうか。
ただ、冷めていたとしても戦いの際、「御屋形様、わらわに力をお貸してくだされ」と言っているので完全には冷めていないと思う。
中の人も出るよ!

  • 弓張 重三(ゆみはり じゅうざ)
同じく何故か復活できた侍大将。
有明の方に協力し、恐れの力を集めるため、ニンニンガールズに勝負を挑む。
なお、蛾眉殿は今回は不在であるため、今回も師弟共演は叶わなかった。


◆巨大ロボ

オトモ忍と、それらが合体した巨大メカ達。
しかし、今回はなんとニンニンボーイズVSニンニンガールズの5番勝負のラストの為に呼び出されただけで、なんと怪人とは戦わない。
安定のフリーダムっぷりである。

  • シュリケンジン
好天が作り出したオトモ忍たち。
しかし、召喚用のオトモ忍シュリケンを勝手にとられたため、風花、ルナ、旋風が使う事に。
今回はTV本編で登場できなかったダイノマルを呼び出し、シュリケンジンダイノとしても活躍。

  • バイソンキング
ニンニンボーイズが操るスターニンジャーのオトモ忍。
もう1体のライオンハオーが天晴の1人乗りなせいで、ただでさえ狭いコクピットにキンジ、八雲、凪の3人乗りと、非常に狭い。

  • ライオンハオー
天空のオトモ忍、獅子王の真の姿。
獅子王も超絶ブレス状態で会話する。
一番使い慣れているためか、天晴が操縦する。

  • ゲキアツダイオー
ニンニンジャー6人の生み出した最強の切り札。
しかし、6人で変化するはずのロボを、なんと霞が単独で使用。もう何なのこの人。


+◎ネタバレを含んだ解説

【全体のあらすじ】

ボーイズとガールズに分かれて戦うニンニンジャー。
八雲VS霞、凪VS旋風、キンジVSルナ、天晴VS風花、そしてカラクリ戦で勝負を行う。
しかし、牙鬼軍団の横槍もあって、勝負はニンニンガールズ側の勝利となる。
敗北したニンニンボーイズは忍者一番刀とスターバーガーを没収され、伊賀崎流を名乗る事を禁じられるのだった。

一方、またまた町で牙鬼軍団の残党が暴れている所にニンニンガールズが駆けつけるが、助けた女性に襲われて傷を負ってしまう。
女性の正体は、人間に扮した有明の方だった。
まんまと勝負の妨害によってニンニンジャーの分裂が成功したと笑う有明の方の言葉に、風花はショックを受ける。

「お兄ちゃんに勝てたのは、実力じゃなかったんだ……」

失意の風花に、弓張重三の猛攻が襲いかかり、霞とルナが防御するも凌ぎ切れずに敗北。
ニンニンガールズを失った桜子からは、多大な恐れの力が生み出されてしまう。
その力で蘇った牙鬼萬月がニンニンジャーに牙を剥く。

世界を再び守るため、ニンニンジャ―は今、再び一つとなって妖怪に立ち向かう!


【登場人物】

ガールズVSボーイズの勝負で、風花と当たる。
しかし、超絶変化までするも風花には及ばなかった。
最初は負けを信じられないと言った感じで呆然とするが、素直に妹の成長を認めて激励し、「それだけ強いなら自分の夢を目指せ」と元気づけた。

霞の対戦相手。
安定の天才忍者ぶりを発揮する霞にも互角に近い勝負をするが、牙鬼軍団の妨害による僅かな隙を付かれて敗北。

旋風の対戦相手。
やはり牙鬼軍団の妨害を受けるも、戦いの中で培った実力は揺るがず、危なげなく勝利した(ラッキーパンチにも見えたが)

ルナの対戦相手。
流石にビギナーのルナ相手では、牙鬼軍団の妨害があっても敗れる事は無かった。

天晴との勝負にて、分身してからカクレンジャー、ハリケンジャー手裏剣を使い、シロニンジャー、ニンジャホワイト、ハリケンブルーに変化する。
そして、それぞれの得意武器もつかいこなし、なんと天晴に勝利までするという成長を見せつけた。
兄を超えられた事に喜ぶ風花。
しかし、後にその勝負に牙鬼軍団の横槍が入っていたことを知ると自信を喪失してしまう。
だが、天晴との勝負で牙鬼軍団が仕掛けたバナナの皮を天晴は踏んでいなかったため、邪魔のない真剣勝負だったと認められた。
戦いの後、天晴の言葉通り、自分の夢を見つけるために再び歩み始めるのだった。

八雲とは互角の勝負をしていたものの、変身もせず、特に苦戦する様子もなかったため、やはり実力の底が見える事は無かった。

  • ミドニンジャー/九重ルナ(ここのえ るな)
彼女の正体は、忍者を目指している、ごく普通の少女……の体に、十六夜九衛門の魂が一時的に乗り移ったものだった。
ニンニンジャーに借りた恩を返すべく、ミドニンジャーとして戦う。
そして戦いの後、借りを返せた九衛門はやっと成仏するのであった。
十六夜九衛門の潘めぐみが顔出しで演じている上に、九重の字が九衛門と似ていることから九衛門の生まれ変わりではないかと予想するファンが多く、この偶然はミスリードであった。

  • 伊賀崎旋風(いがさき つむじ)
1つに戻ったニンニンジャーの前に、一話の時と同じように忍者一番刀を持って駆け付けた。
また、本人も忍タリティを取り戻して忍術を使えるようになったためか、桜子に見直してもらえたようだ。

  • 牙鬼 萬月(きばおに まんげつ)
有明の方の執念により復活した若君。
蘇っても母へのドメスティックバイオレンスっぷりは相変わらず。
バカ殿のふりも一切しないが、ルナに対してはあるボケをかました。


【余談】

本作の肝ともいえる2ディメンションの術のアニメパートを担当したのは、本家プリキュアシリーズのスタッフが担当。
原画は「フレッシュプリキュア!」のキャラデザを担当した香川久氏、作画を「映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」の作画も担当した小松こずえ氏と、気合の入れ所がおかしい。
金色の寿司屋が聴いたら血の涙を流して羨みそうなシチュエーションである。
特撮作品がアニメとコラボしたり、戦隊にアニメ作品がオジャマしたり、30分後のライダーの先輩プリキュアの世界にオジャマした事はあったが、戦隊キャラが変身前の素顔でアニメ化するのは今回が初。

ニンニンガールズの衣装は、竹本監督のイラストが元になっている。
監督曰く、鎖帷子をイメージした網の部分がこだわりらしい。
また、それぞれのブーツは変身後のスーツに使われている物と同じものを使用しており、霞を演じた山谷花純氏は慣れるのに苦労したそうな。

作中で忍者一番刀、スターバーガーを没収され、生身で戦うシーンがあるが、実はキンジはスターソードガンを没収されていない。
しかし、それだと一人だけ楽勝になっちゃうので素手で戦うように指示が出たとのことらしい。


追記修正は2ディメンションの術を身に着けてからお願いします。


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