三池苗子

登録日:2016/06/18 Sat 21:37:49
更新日:2024/01/28 Sun 23:50:36
所要時間:約 6 分で読めます






出典:名探偵コナン、731話『現場の隣人は元カレ(前編)』、
1996年1月8日から放送中。TMS、読売テレビ、
(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996


名探偵コナン』の登場人物。



警視庁交通部交通執行課の婦警。当初は杯戸署勤務だったが、後に転属してきた。
階級は巡査部長。年齢は24歳くらい(26歳の小林澄子先生よりも2歳年下、23歳の米原桜子より1つ年上であることから)。
ツインテールとつり目が特徴。童顔かつ体格的に小柄だからか警察署内にいた時に「補導された中学生にしか見えない」と言われたこともある。本人も気にしているのか身長が高い小林先生を羨んだこともあった。
作中では、宮本由美の仕事上の相方(相勤)としてたびたび登場。パトカーの運転は専ら彼女の役目である。
名前の由来は「三毛猫ホームズ」。


千葉和伸と米原桜子の幼馴染(千葉は同級生、桜子は1歳下)であり、昔は桜子の近所に住んでいたらしい。桜子からは「苗ちゃん」と呼ばれている。
末っ子で親にかわいがられて育ち、親に怒られたことがなかったらしい。ちなみに今は実家暮らしのようで、部屋にはパトカーや熊のぬいぐるみが置かれている。
由美からは当初「新人ちゃん」と呼ばれていたが、現在は「三池」と呼ばれている。
徹夜で麻雀をして寝不足になる由美を注意するなど、しっかりとした一面もある。
アニオリ回の『ミニパトポリス大追跡』ではものすごい運転技術を発揮している。

13年前の小学校6年生の時に千葉達と特撮ドラマを作ることになり、作業で帰りが遅くなった際に信号無視をしようとしたら、千葉に厳しく叱責され、それ以降彼に好意を持つようになる。
彼女はその後転校することになってしまうが、千葉からのラブレターの返事を学校の視聴覚室にある形で残して転校することになる。

他の登場人物と同様にNext Conan's HINTに何回か登場しており、その時に千葉の事を和伸と呼んでいる回もある。


以下、メイン回での主な活躍


初登場。
少年探偵団がビデオの山の整頓をしていた折、苗子が視聴覚室に残した返事を探そうと千葉が帝丹小学校に来校する。
探偵団の協力もあり、彼女がビデオテープの側面に水性ペンで「私も好き♡」と書くという(普通の小学生が思いつくとは思えないような)形で返事を残していたことが判明。
なお、千葉が流した彼女の映像を見た少年探偵団は「かわいー♡」と評していたし、千葉も「クラスの男子はみんなこの子に夢中だった」とも振り返っている通り、
実際なかなか可愛らしく描かれている。
実はその日の夜に小学校の同窓会があり、彼女は千葉に電話で「来られる?」と聞いていたらしい(13年間音信不通だったのにどうやって電話番号を知ったのかは謎である)。

小林先生に後押しされ同窓会に行き、「彼女が好きな人と一緒になれた」という情報に落胆して車に戻る千葉の前に、
名前を名乗ることなく婦警として現れ、千葉の駐車禁止を取り締まることとなる(彼女は見逃そうとしたが、千葉がちゃんとした取締まりを望んだため)。

その後、前述の通り杯戸署から警視庁交通部交通課に転属、由美の仕事上のパートナーとなる。
「千葉と一緒の職場になれる」と喜んでおり、前述の「好きな人と一緒になれた」というのは、一緒の職場になれたという意味だったと思われる。
もちろん千葉は気づいていないが……


○75巻「初恋の共同捜査

千葉の車が車上荒らしの被害に遭い、非番の千葉は彼女と由美の捜査に協力することになる。
千葉に自分の名前を名乗るチャンスがなかった他、
彼女と千葉の関係を少年探偵団と阿笠博士から聞いて「自分だけ相手がいない!」と嫉妬した由美から千葉と一緒にいる時に妨害をされたりしている。

事件解決後は、葛藤を経た由美の計らいで千葉と一緒にミニパトに乗ることになり、
千葉からは「この前駐車禁止を取り締まった婦警だね?」と思い出してもらえたものの、名前までは思い出してもらっていない。

この巻では彼女が鍵穴キャラに選ばれている。


○89巻「千葉のUFO難事件

千葉が他の婦警に「メタボ」「早死にする」「間違っても彼氏にしたくない」とボロクソに評されていることに怒りを覚える。

その後、千葉の元には「宇宙で一番のあなたのファン」から小包が届き、
中に「メタボの危険性」「ダイエット方法」の資料が入っていたことにより、千葉がダイエットをするようになる。
ダイエットが順調に進んでいる千葉を見て、更に「メモリーダイエット」「食べる順ダイエット」「8時間ダイエット」の資料を送ろうと企むようになる。
しかし、格好良くなっていく千葉を見て、アタックを検討する婦警が続出するようになる…

数日後、早めのバレンタインチョコを大量に送られた千葉の体型が戻っているのを見て、婦警は再び幻滅。
そんな中彼女だけはガッツポーズをしていた。

なお、冒頭で、苗子に質問していた千葉に由美が「あんたの方こそ(おそらく苗子のことを)思い出しなさいよ!」と怒鳴っており、この頃には由美の嫉妬もすっかりなくなっている模様。


そして、ついに…

○95~96巻「標的は警視庁交通部
女性警官が相次いで殺害される事件が発生する。

被害者は、ある理由で交通違反をした男性を取り締まった交通執行課の女性警官2名で、
彼女たちの仲間と勘違いされた由美も犯人に狙われていた。2人を殺害後、犯人は由美を誘い出すべく苗子を拉致する。
命の危機にさらされる苗子だったが、千葉とコナンの活躍で軟禁場所が割り出され、犯人は身柄を確保され、苗子も無事保護された。
しかし犯人の仕掛けていたボウガンの矢が千葉を襲った瞬間、身を呈して彼を庇った苗子は足を怪我してしまった。

負傷した苗子を千葉が背負って病院に向かう途中、赤信号に捕まってしまう。
交通量も少なく負傷者がいる状況に信号無視を考える千葉を、幼いころに彼から言われた言葉で諌める苗子。
その言葉にようやく幼馴染と自分が同一人物と確信を得た想い人に、「遅いよ、もう」と頬を赤らめてより強く抱きしめるのだった…。


その後はラブラブな様子が描かれており、98巻「太閤名人の将棋盤」ではクリームシチューをご飯にかけるかかけないかで大喧嘩をしたという会話を由美の前でしており、それを聞いた由美は「ラブラブで何か悔しい」と思っていた。


【余談】
コラボ映画である『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』で2013年に劇場版デビューをしているが、コナン本編の劇場版には登場したのは、2021年公開の『緋色の弾丸』が初である。
ただし、『緋色の弾丸』では台詞がなく、次作の『ハロウィンの花嫁』で初めて台詞ありで登場した。


追記・修正はビデオテープの側面に水性ペンで「私も好き♡」と書いてからお願いします。

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最終更新:2024年01月28日 23:50