竜胆ほのか

登録日:2016/06/12 (日) 00:27:40
更新日:2020/09/19 Sat 21:54:10
所要時間:約 7 分で読めます



*1
「C'est super! とっても楽しみ!」


竜胆ほのか(Honoka Rindo)とは、ういんどみるOasis制作のエロゲー、ウィザーズコンプレックスに登場するヒロインの1人。

CV:春乃いろは
身長:158cm
3サイズ:88(F)/56/85
国籍:日本
所属:国立御久仁学園東学舎塔1年1組
   東学舎塔生徒会会長
趣味:お茶会
特技:マルチリンガル(4ヶ国語)
苦手:人混み
欠点:さみしがり屋、世間知らず


主人公の蒼が学園生活初日の登校中に出会った少女。
満開の桜並木の下で大きく両手を広げながら全身で感動を露わにしている所を見られるという、
さながら映画のワンシーンみたいなちょっと変わったファーストコンタクト。
環境の激変に戸惑いが隠せずナーバスな状態にあった蒼の質問に対し、
「これから巡り逢う全てが未来のわたしの宝物です」と、真っ直ぐに答えてみせていた。

……ただまあ、直後の学園での一悶着では蒼のことをテロリストだの変態さんだの誤解しまくったり何だかんだあったりしたが。
(すぐに解消されたため特にわだかまりは残らなかった)

世界的に有名な実業家の父親と、欧州において名門魔女一族である母親との間に生まれた疑う余地なしのお嬢様。
マンションのワンフロアを丸々所有している辺り、相当なお金持ちでもある。
欧州に住んでいた頃からの口癖で、何か嬉しいことがあると発する「C'est super!(セシュペール、意訳で素晴らしいといった意味合い)」が口癖。
かといって金持ち属性にありがちな高飛車とか見下し系な空気は皆無であり、
両親の愛を一身に受けて育った箱入りな天然ほんわか系の温和で優しいお嬢様である。
いつか自分の手を引っ張ってくれる白馬の王子様の登場に憧れているなど、恋愛観もかなりロマンチック且つピュア。

前年の生徒会長である氷室舞生の指名により東塔校舎の新規生徒会長に指名される。
当初はあまり乗り気では無かったのだが舞生の説得口先三寸にも見えるにより受諾。
持ち前の一生懸命さと他メンバーの協力も合わせて生徒会の活動、そして西塔との魔法生徒会大戦に臨むことになる。

箱入りということでプロフィールにもある様に天然すぎ且つ世間知らずな一面もあり、
その素直さが逆に災いして他人の心を傷つけてしまうといったことも。
この辺りはほのか自身も自覚している一面もあったり。

魔女としての属性は火。
簡単な意思疎通すら可能なマスコット的な火の玉であるポムちゃん(CV:成瀬未亜)を相方に様々な魔法を駆使する。
単純な炎の放出による蹂躙や熱量操作、本気を出せば周囲の空気そのものを炎上させて結界染みた広範囲攻撃も可能とその実力は最上位クラス。
前年の魔法生徒会大戦において魔王と称された実力者である舞生すら「自分より実力が上」と語る程。

以下、ネタバレ含む。




















2戦目終了後の西塔生徒会による通称MSC宣言により東西の対立構造が益々激化していく中、
自身の個別ルートではその不安とプレッシャーに折れそうになるアイリスとの仲が急接近していき、
同時に一緒に彼女を支えようとする蒼の優しさにも段々と惹かれていくようになる。

東塔生徒会メンバーによる中間試験対策の勉強会において、ひょんなことから蒼と2人きりになったほのかは、
自身のアルバムを持ち出し、自分にとって親友の一葉はナイト様みたいだったという思い出を語る中で、
蒼からほのかにとっての理想の王子様とはどんな人物なのかという質問をされた際、
唐突に自分の中の王子様像と蒼の姿がダブったことにより、蒼への意識を一気に高めていくことになる。

そんなもやもやした気持ちを抱えたまま3戦目でいつもの調子を発揮できずに惨敗を喫してしまったり、
休日に生徒会メンバーで集まった際に蒼を意識し過ぎでぎこちない態度を取りまくった挙げ句に、
鳴から蒼のことを異性として意識していることを突きつけられて己の恋愛感情をはっきりと自覚することに。

その後、蒼と共に魔法の覚醒により周囲と壁を作っていた少女、ミヨとの交流も経て、
相手のことを想いやっての優しさを振りまける蒼に対し益々惹かれていくと同時に、自身の優しさは自己満足であるという不安も吐露する。
そんな蒼はほのかに対しそんなことないと断言し、同時に素敵な女の子であるとも伝える。
そして翌日の4戦目での勝利後、激戦の末に倒れてしまった自分を見舞いに来てくれた蒼とお互いに告白し、晴れて恋人同士になる。

「わたしもだよ。わたしも、あなたのことが大好き。優しいあなたが好き」
「時々見せてくれる凛々しい横顔も、たくましい背中も好き」
「繋いだ手の平の温もりが好き」
「あなたのはにかんだ優しい笑顔が好き」

「……わたし、こんなにあなたのことが大好きだった。どうしよう、気持ちが溢れて止まらないよ」

お昼休みにお弁当をあーんしたり、お互いの自宅に呼んでみたり、
放送部の突撃インタビューにも真顔で蒼との関係を語って天然と称されたりと色々あった中、
2勝2敗の拮抗状態で最終戦を迎える魔法生徒会大戦へのプレッシャーに不安を大きくしていくアイリスに、
この戦いが終わればきっともっと仲良しになれるはずだと胸の内を明かす。

しかし、事態は良くない方向へと急転していき、西塔上級生の圧力を受けたアイリスは自身の心に重石をしてまでほのかや蒼たち東塔メンバーとの決別を突きつける。
納得のいかない2人は学園長であるマリアに事の次第を問い詰め、今日まで続く魔法生徒会大戦と東西の分裂による確執を知ることになるも、
飽くまでも生徒の自主性を尊重する、ともすれば無責任なマリアの態度に納得のいく回答を得られず、遂には最終戦をボイコットする事態にまで発展。
だが、この行動が不安定になっていたアイリスの怒りを更に買ってしまうことになる。
知らぬ間にアイリスの事を可哀想な女の子として見てしまっていたことを反省すると共に、ほのかはアイリスと全力で戦うことを決意し、蒼はそんなほのかを全力で守り抜くと宣言。

迎えた最終戦、ほのかとアイリスは文字通り次元違いの激戦を展開するも、
尚も溝を深めたままの周囲からの圧力に完全に飲まれたアイリスは暴走。ドス黒い感情に駆られるままにほのかは愚か周囲一体へと光の魔法を降り注がせ続ける。
自分よりもずっと遥か高みにいたアイリスの姿と、彼女の心を救えない自分の弱さにほのかは押し潰されそうになる。
が、その場に駆けつけた蒼は泣き崩れるほのかを叱咤しつつ、己の限界を超えてもアイリスを止めようとする。
蒼の姿を見て立ち直ったほのかは蒼を介して魔力のシンクロを決行、膨大な魔力を外部放出する形で暴走を鎮静化することに成功する。
全てが終わり放心状態のアイリスにほのかは手を差し伸べ、「友達になってほしい」と申し出、アイリスも満面の笑みでその手を握る。
止まることない喝采の拍手の中、東塔の勝利でその年の魔法生徒会大戦は幕を閉じた。

その後、実質御久仁学園の生徒たちのトップとなったほのかは翌日の閉会式において、魔法生徒会大戦そのものでなくそれを取り巻く環境が原因であると熱弁を振るい、
現状の東西による振り分け制度の廃止とクラスの再編を提言、全ての生徒たちがお互いの垣根を乗り越え理解し合うことのできる学園づくりを目指していくとした。

月日は流れ二度目の春、魔法生徒会大戦は生徒会長選挙を兼ねた新しい形式の物へと変わり、
勝者と敗者という対立構造も無くなったほのかが望んだ互いの研鑚の場という当初の理念を取り戻しつつあった。

1年前の魔法生徒会大戦の後に生徒会も一元化され、真に理解し合うことが出来るようになった生徒会メンバーとの日常を謳歌しつつ、
戦う側から見守る側へと変わった自身の立ち位置に不思議な気持ちを覚えつつも、
ほのかはすぐ横に立って自分を支えてくれる王子様である蒼との、今後の楽しい学園生活に思いを馳せるのであった。


「……繋いだこの手の温もりを感じていられる限り、ずっと、わたしは笑顔でいられると思う」

「ずっと、この手を離さないでね……わたしの王子様」






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最終更新:2020年09月19日 21:54
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*1 出典:ウィザーズコンプレックス ゲーム画面 ういんどみるOasis 有限会社アレス 2016年4月28日 ©Windmil / ARES Inc.