欲望

登録日:2011/08/28(日) 11:31:19
更新日:2023/05/06 Sat 20:52:52
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この飽和し伸び悩む世界も、欲望で一変する。欲望が新たな文化、さらなる高みへと導く。

進化するのだ。

◇「欲望とは、生物が生きていく為に」◇

◇「生まれた時から備わっている意思であり」◇

◇「生きるエネルギーそのものである」◇





◆欲望とは
「欲し」「望む」事。つまり『求める』事である。

「欲しい」「望む」の言葉が入る通り、その多くは欠乏した状態、もしくは満たされない時に湧き上がるものである。
そして前述の通りその多くは生まれた時から備わっており、また全ての生物に共通するものでもある。

生物とは「死に逝く生き物」である。その多くは『生誕』から『滅び』の道へと向かう。
その中で自分という存在や、種を保つ要足る存在を護り後世に残し存続させるのが生き物の役目であり目的であり、美徳とも欠点とも取られるものなのである。
我々人間は特にそれが多岐に渡る。後世に残すのが子孫ではなく、作品であったり名前であったり所業であったり、多くの形があるだろう。

だがどんな形であれ全ての生物に共通するであろう欲求が存在する。
それが



「生きたい」



である。


欲望とは生きる為の、存在する為の、死なない為のものなのである。

そして最も強い欲望、欲求は3つに大別され3大欲求とそれらは呼ばれる。
この3つは特に根強く欠く事の無いもの、つまり本能から来るものである。


その3つとは

一つ、食欲

二つ、性欲

三つ、睡眠欲

この3つであり、どれか一つが欠ければ生物としての役割を放棄したとも言うる事態となる。

●食欲
これは生物がものを食べることによって肉体を構成するのに必要な栄養素を補給する以上欠かせない、欠くことができないものである。
これを欠く時はすなわち死を意味する。当然である。


●性欲
性欲とは異性を持つ生物にとって、他者と交配し、後世に残る子孫を残す為に必要な異性を求める欲求である。
上の食欲と下の睡眠欲でどれだけ自分の肉体が維持できても、自分が死んだ後に残る種がなければ意味はないからだ。












え?生涯童貞?オナニーしてれば奇跡が起きて子孫が残せるかもね




●睡眠欲
睡眠欲とは生物の活動を全て司るを休息させる為の欲求である。
平時から脳とは外部からの多大なストレスに圧迫されており、その処理による負担は甚大である。
肉体と感情を維持する為に脳は一日に一回の休息をとる。
この休まり、脳の情報が整理される時間、それが睡眠である。

脳に休息を与える為の行為ではあるが、一度や二度睡眠を取らなくてもすぐ命を落とすことはしない。
が、それだけでも確実に脳の細胞を破壊する状態になる為、やはり睡眠は肉体と感情の維持には不可欠なのだ。


●分岐化した人間の欲求
人間とは感情・価値観が多岐に渡る生き物であり、それぞれ個人で求めるものが変わる。

例えば森に生きた生き物は身を隠すものを望み平野で生きる獣は見渡せる見通しの広い場所を欲しがる。

人間も同じように生まれた場所、生まれ持った能力で欲しがるものが大きく変わる。


●物的欲求
これは物的な、形あるものをのぞむ欲求である。

  • 美味しいものが食べたい…味覚による満足感と満腹による幸福感は食欲と密接に関わる為根強い

  • 愛玩物が欲しい…玩具やゲーム、視覚を通して精神を安らがせるDVD等を欲しがる

  • 飾るものが欲しい…物件や衣服、ブランドもの等他者を示威できる、もしくは憧憬を集められるほどのステイタスのあるものが欲しい。

  • 武器が欲しい…正義感といった、自分の欲求を押し通す為の力が欲しい。もしくは障害となるものを排除したい。

等、こういうものが物的欲求である。


●精神的欲求
こちらは形の無い、自己満足感を得る為の欲求である。

  • 自分を肯定して欲しい…支持を多く受けることで自分が排除されないという安心感が欲しい。

  • 優越感が欲しい…他者より自らが優れていると実感することで自分が劣っている、何かを失敗することは無いと確信したい。

  • 愛して欲しい…ある意味究極の精神的欲求。
    他者に愛され、さらに愛するということは『必要とされること』で自己の肯定を行うだけでなく『自分が他者の肯定も行っている、必要とされている』という、
    ある種究極的な社会との繋がりを確認できる感情である。


これが精神的欲求と言えるだろう。
物的欲求と精神的欲求は基本的には満たされる事はあまりない。

というのも、特に人間は手に入らないものほど強く求める生物であるからだ。

そう、生き物はそうそう満足はしないものなのである。

この必要以上を欲しがる欲求の根幹は「他者のエリアのものまで奪い自分の範囲を拡大する事で滅ぼされる可能性を減らす」事だと思われる。

その為、この欲求は時として暴走し、果てには自らの安定すら滅ぼしてしまう。


●欲望の暴走
例えば3大欲求なら食欲が行き過ぎれば不摂生となり能力・容姿の劣化から社会的な地位・対人関係に支障が出る。同じように他の欲求も考えられる。

そして性欲なら人命や多くの他人の生活を修復できなくなるまで壊し、社会というコミュニティを失う。
睡眠欲は生活の時間が狂う事で社会生活にも精神的にも実害が及ぶ。また、怠惰な性格が助長した場合尊厳も失う。


同じように力と侵攻を進めれば虐殺・戦争に繋がるのは解るだろう。
苦痛から逃れようと楽を求め続ければ能力は衰え、やがて壊死する。
欲望のバランスとは保つのは非常に難しい。生涯どころか数世代かけたところで制御できるものではないかもしれない。

しかし欲望を満たす方法はある。それが欲望の大元を振り返る事だ。
もし気付かないうちに、本当は欲しかったものがあるのなら、生き物はそこで「満足」し、大きな暴走はなくなるのだ。
それは果たして自分の大切なものを護る事にも繋がる。

欲望が暴れそうになった時は、その時こそ改めて見直してみよう。


欲望ある限り、何かが変わり、生まれる

今日という日を明日にする事さえ、欲望だ

HAPPY BIRTHDAY!!




追記が生まれ・修正が終わる。

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最終更新:2023年05月06日 20:52