学園革命伝ミツルギ

登録日:2010/02/26 Fri 17:26:47
更新日:2024/01/18 Thu 22:43:06
所要時間:約 5 分で読めます





僕らはあの日あの時駆け出して、
怒って笑って涙して、
いつか終わりをとげるだろう。


少しの後悔抱きながら、
今日が日暮れて明日が来る。


今日に起こった出来事は、
いつになれば終わるのだろう。


道に咲いたあの花は、
明日には枯れて散るのだろうか。


今日に温もりを運んでくれた。
あの風も。


夜には冷たい雨を呼び、
朝には足下をさらう。
嵐を運ぶかもしれない。


でも大丈夫。
だいたい家にいるから。


今日に育んだ友情が、
明日には僕に裏切りの意味を、刻むかもしれない。


でも大丈夫。
だいたい家にいるから。


あと友達いないから。





でも大丈っ
ドン



























作:河田雄志
画:行徒


ビッグガンガンにて連載されたギャグ漫画。
若干シリアスな絵と不条理なギャグのミスマッチが特徴。

毎回、タイトルの後ろに〇〇〇5人と付く。


現在は月刊コミックラッシュで連載されていた単行本が10巻、ヤングガンガン編集部がそれらを再編集した新装版が7巻、
ヤングガンガンに移籍しタイトルになかよしを加えた単行本が2巻まで刊行されている。




■あらすじ

少子化の影響により、
世の中の高校が廃れていく中、
私立波亜怒雲(パードゥン)高校(以下パー高)の校長は生徒会長である美剣散々に学園の改革を命じる。
生徒数増加に向けて、
日々奮闘する生徒会の物語である。


■登場人物


美剣散々(みつるぎ ちるちる)


生徒会長3年生、友達は5人以下。
中性的で綺麗な顔立ちだが、
それをぶち壊すほどの思考能力を持っている上に極度のナルシスト。
日頃の行いのせいか人望は全くない。
基本的にボケ担当だが、中二階堂に対してはツッコミ側に回る事も。
学問、運動のどちらも下の下で、
マラソンの限界距離は500m。
尚、御剣の性別について作中では一切言及されていない。


中二階堂三一(なかにかいどう さぶいち)


生徒会副会長3年生、メガネ。
美剣とは小学校からの仲。
自他共に認める変態であり、かなりの巨乳好き。

毎日周りの女の子達へのアプローチのおかげかバレンタインデーの日には靴に大量の砂を入れられた事も。
初デートをするも釣り橋で怖がる娘を見て興奮し、更に揺らしたりして失敗に終わる。
かなり打たれ弱く、会計(緑川)の家にいたいとこのチカちゃんを彼女と勘違いし絶命した。
生き返ったけど。

トラックに轢かれてもメガネがクッションになって無傷など。
なかなかしぶとい人物。
小学生の頃、リトルリーグでキャッチャーをしていた。
その時の通り名は、
「八王子の天かける毒の虹」



姫宮京(ひめみや みやこ)


生徒会書記2年生。
裕福な家庭に生まれ育ったせいか、一般常識が皆無。
美剣を慕っており、美剣の奇行を助長している。
天然な発言も多く、緑川をよく失言させる。
口さえ開かなければかなりの美少女で、結構ファンがいる。
が、やはり奇行が目立つせいか友達はいない。


緑川青羽(みどりかわ あおば)


生徒会会計1年生。
生徒会唯一の常識人、美少年。
美剣の予言の人物という理由で生徒会に入らされる事に。
日々ツッコミ担当で、生徒会一同の奇行に悩まされる苦労人。
可愛いと上の学年からは評判も良く、モテる。
中二階堂からはよく嫉妬の対象にされている。
ぺロという犬を飼っていたが、
姫宮のライオンに噛まれて絶命。
その後、よく写真に映る様になる。


妻先ドリル(つまさき)


生徒会会計監査1年生、ツインテール。
校内変な人アンケートで栄えある1位に輝く。
壁のシミと会話したり、
リコーダーで大量のカラスを呼んだりと美剣達ですら引く行動の数々。
いつも何かを食べている。
好物はスルメとたこ焼き。
寝ていたら浮いて天井にめり込んだり床にめり込んだりそこから温泉が沸いたりカニまみれになったりと、
確実に何かに憑かれている。
ステルスという常識人な双子の妹がいる。


権堂木目(ごんどう もくめ)


帝海大付属帝海第三高校の生徒会長、3年生。
とても真面目な性格で人望もあった事から生徒会長になる。
小学生の頃、リトルリーグで強打者として活躍していたが、
中二階堂の付けた「うんこ弁慶権堂」というあだ名が広まり中学卒業まで呼ばれ続ける事に。
ファッションセンスが全くなく、常識人の緑川や米谷にまでダサいと言われるほど。
自転車で走行中に余所見してコンビニに突っ込むなど初登場時からどんどんとバカ扱いされている。
だがしょう子という可愛い彼女がいる。



人物紹介だけを見ると「なんだ、単なるギャグ漫画か」と思ってしまいそうだが、これはそんじょそこらのマンガとは一線を画している。
その原因として、私を含む読者の弁に耳を傾けると良く挙がる要因が、



絵 が 濃 い


ということである。

画力が高く、むしろ美しいと言えるレベル。一部では大暮維人みたいとも。
ジョジョとかバキとかシグルイだといった濃さとは違うベクトルである。

百聞は一見にしかずとはよくいったもので、見てもらった方が早いだろう。

こんな絵で淡々とギャグが紡がれているせいで、シュールさが大変な事になっている。

個人的には、表紙と中身のギャップがこれ程まで(良い意味で)酷いマンガを見たことがない。

書店に行っていて、売れ筋な萌え絵のマンガの中で一際異彩を放つこのマンガを見たら、騙されたと思って手にとってレジに持って行こう!
店員の冷たい視線を恐れるな!

このたびコミックラッシュからヤングガンガンへと移籍した。
コミックラッシュ掲載分でコミック未収録分はどうなるか不明。



彼こそは追記・修正ともにWikiを超越した。
超人類三一人だ!

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最終更新:2024年01月18日 22:43