サトシのライバル(ポケモン)

登録日:2016/05/17 Tue 12:14:18
更新日:2024/03/23 Sat 18:41:12
所要時間:約 15 分で読めます




アニメ版『ポケットモンスター』シリーズに登場するサトシライバル達。
厳密に言うとサトシにとっては一度バトルした相手はみんなライバルのようなものなのだが、当項目ではその中でも複数回登場したキャラクターを紹介する。



無印(カントー、ジョウト編)


おなじみオーキド博士のお孫さん。
サトシとは幼馴染で同じ日に初めてのポケモンを貰って旅立った……といってもサトシの方は寝坊してきたが。
当初はオーキドの孫であるという立場故のプライドや祖父にやたらと構われるサトシへの対抗心からか嫌味な言動や傲慢さが見受けられた。
実際にリーグ開催までにポケモンを200匹以上ゲットしたうえにバッジを十個も集めてしまうほどでトレーナーとしての実力は兼ね備えている。
サトシとシゲルと同日に旅立ったフシギダネとヒトカゲのトレーナーは最初こそ順調だったらしいが結局リーグには出場出来なかった。

カントーリーグ四回戦でモブに負けて予選落ちをしてからはベスト16入りを果たしたサトシに対する驕りや慢心が消え、態度をあらためるように。
相当に修行を積んできたようでオレンジ諸島を旅してきたサトシを新たに育てたイーブイで圧倒し、颯爽とジョウト地方へと旅立っていった。
ジョウトリーグ決勝トーナメント一回戦にてサトシとフルバトルを行い、リザードンカメックスによる激戦の末敗れる。
その後はトレーナーとしての道には区切りをつけ、祖父と同じくポケモン研究家としての道を志すことに。

サトシがホウエン地方に旅立ってからは長らく出番がなかったが、サイドストーリーにて再登場。
ひみつのコハクとプテラの化石からプテラを復活させるのに成功した。
途中脱走したプテラがロケット団のヤマトとコサブロウに狙われるなどハプニングもあったが、無事プテラを守り抜いた。

AG編ではサトシに陣中見舞いの絵葉書を送るなど回想で度々出番があったが、最終回にて再登場。
この頃にはシンオウ地方に渡っており、一時的に帰省していた。
トレーナーとしての腕自体は衰えておらず、バトルフロンティアを制覇したサトシとピカチュウエレキブルで倒し、サトシがシンオウ地方へと旅立つきっかけとなった。

DP編でも準レギュラーとして登場。
ナナカマド博士の助手として行く先々でサトシ一行と出会ったがサトシとバトルをすることは少なく、あくまで協力者としての面が強かった。
ギンガ団の騒動ではリッシ湖に向かうがサターンと対峙した際にはあっさりと敗北してしまう。
事件の収束後はしらたまをカンナギタウンの博物館に返還するためカラシナ博士(シロナの祖母)に同行した。

新無印編で約12年ぶりに登場。
ポケモン研究者としてプロジェクトミュウに参加するべく各地でトライアルミッションに臨んでいる。
DP同様にサトシに対しては友好的に接する一方で、自身と同じくプロジェクトミュウへの参加を目指すゴウには挑発的な言動が目立つ。

最初のポケモンはゼニガメだが、これが判明したのはアニメがスタートしてから数年が経過したシロガネ大会でのこと。
ちなみに旅立つ前のサトシが一番欲しがっていたのもゼニガメだったり。




サトシがセキエイ大会で出会った少年。
サトシ同様にピカチュウを連れており、他にもヒトカゲやバタフリーと手持ちが当時のサトシに酷似している。
緑色の服にサトシと似た帽子を被っているあたり、別バージョンの主人公というコンセプトのキャラクターなのかもしれない。
ピカチュウには「レオン」、ヒトカゲには「ジッポ」とアニメでは珍しくポケモンにNNを付けているのが特徴。

嫌味なシゲルとは違い爽やかな性格でサトシとも出会ってすぐに意気投合。
しかし友情を育んだ直後、カントーリーグ第五回戦でのサトシとのバトルが決定。
3VS3での試合は一進一退の攻防で進んだものの、サトシのリザードンがやる気をなくして眠ったことから判定勝ち。
不本意な形ながらヒロシは第六回戦に勝ち進むもそこで惜しくも敗退、サトシ達に別れを告げ旅立っていった。

その後、ジョウトのうずまきじまの近くでサトシと再会し、ルギアの親子を救うためにロケット団と戦った。
ジョウトリーグには出場しておらず、サトシとはこれ以降出会っていない。

サイドストーリーでは何度か主役を務め、『ポケモン捜査網!オーキド博士をさがせ!!』などでは某少年探偵を彷彿とさせる推理力を見せた。
その後『天駆ける伝説 ヒロシとファイヤー!』を最後に登場していなかったが、新無印編の116話で久々に登場した。
ちなみにレオンはBW編(エピソードN)の回想シーンにて改めて描かれている。当時はヒロシも映してよと思ったファンも多かったという。

使用ポケモン:レオン(ピカチュウ)、ジッポ(リザード)、パピー(バタフリー)、クルーズ(サナギラス)、ローズ(スバメ)


ジョウト地方で出会ったコガネ弁の少女。
チコリータを連れて旅立ったばっかりの新人トレーナー。
野球チームのコガネエレブース(モデルは勿論阪神タイガース)の大ファンで、スピアーエレキッドなど縞模様のポケモンがお気に入り。
バトルでもなにかと野球に例えた表現をしたり、応援歌を歌ったりする。
活発で男勝りな性格だが、あのタケシに「八年後が楽しみ」と言わせるほどの逸材。

サトシにエレブースの成績を煽られた(因みに放送当時の阪神はまさに暗黒時代といえる時期だった)ことからバトルをするも、ポケモンのレベルの差からあっさり敗北。
以後はむしとり大会などで再登場し、バッジ集めが間に合わずジョウトリーグに出場することはなかったが、トレーナーとして少しずつ成長している。

サイドストーリーにおいても登場し、カスミと再会したり、引退寸前のエレブースの投手と気弱なリザードンを立ち直らせる活躍をする。
ヒロシ同様にそれ以降は出番がない。

使用ポケモン:メガニウム、スピアー、エレキッド、コラッタポッポ


特別アニメ『ライコウ雷の伝説』にて登場したメガニウム使いの少年。
主人公のケンタ、ヒロインのマリナとは共にワカバタウンを旅立った友人。
マリナに惚れているものの当の本人からは相手にされていない典型的な三枚目キャラ。

バッジを集めるのが間に合わずケンタとマリナが出場した翌年のジョウトリーグに出場し、予選でサトシとバトル。
自分で大器晩成型というだけありサトシとは引き分けるもモエには敗北し、予選で敗退してしまった。

ちなみに名前の元ネタはあの増田順一氏。
CVを担当した阪口大助氏は本編でも他に様々な脇役を演じている(サトシのフカマル、タケシのウソッキーなど)。

使用ポケモン:メガニウム、レアコイルマリルリヌオーゴルダック、ニョロゾ


  • モエ(CV.前田このみ)
ジョウトリーグで登場したチョウジタウン出身の少女。
マグマラシやロコンなど炎タイプのポケモンを愛用している。
ロケット団 にロコンを奪われた際に助けられたのがきっかけでサトシに惚れてしまう。
予選ではサトシに敗北するも、ジュンイチには勝利。
総合勝ち点がサトシに一歩及ばず決勝トーナメントには進めなかった。

使用ポケモン:マグマラシロコンマグカルゴ、エレブー、スターミー


先行出演バシャーモカクレオンを連れてホウエン地方からやってきたお兄さん。
ミシロタウンの出身でオダマキ博士とは顔見知りらしい。

サトシ達とは大会直前に聖火の祠に住み着いたニューラを追い払う際に協力したことで知り合った。

サトシとはジョウトリーグの二回戦でぶつかり、バシャーモでリザードンを撃破し勝利を掴み取った。
続く三回戦ではサトシ戦のダメージからエースのバシャーモを使うことが出来ずに敗北してしまった。
その後はカントー地方のリーグに挑戦するためかセキエイ高原へと旅立った。

明言されてはいないが年齢や出身地と異なるジョウトのリーグに出場していることを考えると既にホウエンは旅してきたのかもしれない。

使用ポケモン:バシャーモ、カクレオン、ニューラ、ミルタンクスリーパー、ヘルガー、ハガネール



AG(ホウエン編)


ホウエン地方での旅の終盤に登場した小太りで和装の少年。
出身はシダケタウンで、いなかっぺ口調。
相棒はダンバル、後にメタングへと進化。

非常に負けず嫌いな性格の熱血漢で、バッジの数で劣っていたことからサトシに対抗心をむき出しに。
大喰らいで野生的な面もあり、よく特大おにぎりを追いかけたりポケモン達と外で眠ったりしていた。
結局は互いの実力を認めて仲良くなるも、ホウエンリーグではそれが仇となり友人であるサトシ相手に全力を出せなくなってしまう。
本気での戦いを望むサトシに叱咤されたことでようやく正面からバトルに向き合うものの惜しくも敗れてしまった。

使用ポケモン:メタングラグラージ、ハガネール、ガーディ、キリンリキグライガー


ホウエンリーグにて登場した青年で同大会の聖火ランナーも務めた。
サトシのピカチュウを同じく、パートナーである長靴を履いたニャースを外に出して連れている。

怪我をしたニャースを助けたり有名店の食べ歩きをしたりと温和で優しい性格だが、バトルの実力は相当なもの。
マサムネに勝利したサトシと三回戦でぶつかり、ニャースでピカチュウを打ち破り勝利。
それ以降は、僅差の辛勝だったサトシ戦とは違って危なげなく勝ち進み、サイユウ大会で見事優勝に輝いた。
そのため、このテツヤと比較して、「この頃にサトシは地方リーグを優勝出来てもおかしくないレベルに到達した」と判断する視聴者も多い。


CVを担当した野島健児は他にも雷の伝説のケンタやDP編のカズナリなどを演じている。



DP(シンオウ編)


みんな大好き(?)ポケモン廃人。
サトシに対して友好的に接するライバルキャラが多い中で、シリーズを通じてサトシと対立し合うという非常に斬新なキャラクター。

トバリシティの出身だが、サトシと出会う前にホウエン、ジョウト、カントーのリーグに挑戦しているためキャリアもサトシとほぼ同等。
序盤はエレキッドやヒコザルをバトルで使用することが多かったが実は最初のポケモンはナエトルから育てたドダイトス。
高い潜在能力や強い技を持っているポケモン以外には関心がなく、サトシとの出会いもムックルの厳選をしている最中だった。
厳選行為は勿論のこと、捕まえたポケモンが期待外れならばあっさり逃がしたり勝利のためなら捨て駒戦法も平然と行ったりとドライな性格。
戦術の組み立て方に関しては、歴代ライバルの中でも目を見張るものがある。

物語当初から思想の違いからサトシとは険悪ムードだったが、シンジが逃がしたヒコザルをサトシがゲットしたことで因縁がより一層深まった。
行く先々でサトシやサトシのポケモンを容赦なく罵倒する一方で、サトシの精神論に対してまっとうな言葉を投げかけたことも。

育て屋を営む兄のレイジもかつては各地のリーグやバトルフロンティアに挑戦するほどのトレーナーであったが、旅立ったばかりのシンジの目の前でジンダイに惨敗。
自らの未熟さを思い知らされたレイジはジンダイに再挑戦することなくトレーナーを引退してしまった。
この出来事がきっかけとなりシンジは異様なまでに強さを追い求めるように。
サトシに対して過剰に辛辣な言葉を投げかけていたのはポケモンの絆を尊重するサトシとレイジの姿が重なって見えたことからである。
キッサキを訪れたジンダイに自分は兄とは違うことを証明するためにお互いに対等な条件でのフルバトルを挑むが、あくまでスズナ戦に向け調整した手持ちでドダイトスらが不在だったうえに兄への拘りや焦りから冷静さを欠き普段のバトルが出来ずに惨敗してしまう。
サトシがジンダイに何度も挑んだ末に勝利したことを知ってからはサトシを一人のトレーナーとして認識するようになり、友好的とまではいかないまでもこころなしか態度が軟化した。

シンオウリーグではジュンをはじめとした対戦相手に大差で勝利し、準々決勝でついにサトシと激突。
サトシのやり方を認めた一方で自分の非情とも言える戦法も曲げることはせず、ドラピオンのどくびしやエレキブルの尻尾を活かしたバトルでサトシを容赦なく追い詰めた。
この戦いでのゴウカザルVSエレキブルは歴代シリーズでも屈指の名バトルとして有名。サトシ役の松本梨香氏も印象に残っているエピソードと語っている。
サトシに敗北後はゴウカザルの成長を認めるとともにサトシとの再戦を誓い、ジンダイへのリベンジのためにキッサキへと旅立っていった。

上記のようにDP編のストーリーにおけるキーパーソンであることからサトシや他のキャラクターとバトルをした回数が非常に多い。
そのため作中において使用したポケモンの種類も豊富で、サトシやゴウ、ムサシ、コジロウ以外ではトップクラスと言える。
同時に十数年続いているアニメシリーズにおいてサトシと二度フルバトルを行った唯一のキャラクターでもある。

BWのデコロラアドベンチャーのEDにもチラリと登場したが、他のキャラが笑顔な中でこいつだけムッスリ顔だった。

新無印にて12年ぶりに再登場。
マスターズトーナメントを控えたサトシの前に姿を現し、3VS3のバトルを行った。


ムックル×3、オドシシマリルリヒコザルは旅の途中でリリース。

CVを担当した古島清孝氏は本編でも様々な脇役を演じている(サトシのブイゼル、ヒカリのマグマラシなど)。


  • ジュン(CV.鈴木達央)
ゲーム版DPtのライバル。
性格は短気で喧嘩っ早いが、明るくすぐに周囲と打ち解けてる。
ゲーム同様に罰金が口癖で最初のポケモンはエンペルト
同じ街の出身であるヒカリのことは知らなかったが、あちらは騒がしいジュンのことを知っていた。
なんでもフタバ祭りでバクオングと一緒に歌っていたらしく、本編でもポケモン音頭を熱唱していた。
ヒカリの幼馴染であるケンゴとも面識はなかったようだが、出会った際にはすぐに意気投合していた。
父親であるタワータイクーンのクロツグのことは「ダディ」と呼び、とても尊敬している。

メリッサに挑むためにヨスガシティを再び訪れたサトシ一行と遭遇。
タッグバトル大会を見ていたためサトシ達のことを知っており、シンジの強さに憧れる一方でサトシのことは当初は軽視していた。
ポケモンを強く育てているシンジに憧れてはいるものの、単純で明るい性格からかシンジのような非情な戦法を使うことはない。
その反面新人ゆえにサトシやシンジに比べデリカシーに欠けているのか、デンジが無条件で配布していたバッジを嬉々として受け取ってしまうこともあった。
かつてのサトシのような無鉄砲さが目立つ直情的なバトルをするものの、ポケモンの鍛え方はなかなかのもので、特にエースのエンペルトに関してはサトシやシンジも一目置くものがあった。

リーグの三回戦でシンジ相手に堅実なバトルを繰り広げるもシンジのポケモンの圧倒的な強さには歯が立たず、結局一体も倒すことが出来なかった。
しかし結果に悔いはなく、シンジからも健闘を称えられた。
実際シンジが堅実なバトルスタイルだったとはいえ、交代させていなければブーバーンやリングマはエンペルトに倒されていたかもしれない可能性があり、この試合でのダメージが大きかったのか手の内がばれているからかは不明だが、続くサトシ戦でこの2体は選出されていない。

その後はサトシの試合を観戦し、リーグ終了後は一旦フタバタウンに戻ったが、その後すぐ旅立ったことが語られている。


CVを担当した鈴木達央は、後に『新無印』でキバナを演じることに。


スボミーと共にシンオウ地方を旅する吟遊詩人。
諍いを好まない穏やかで落ち着いた性格。
ハクタイシティで一度ロケット団にこんごうだま窃盗の濡れ衣を着せられ逮捕されたがその際も取り乱す様子がなかった。

リーグとグランドフェスティバルのどちらを目指すべきか迷っていたが、サトシとヒカリの情熱にあてられて両方を目指すことに。
アニメではいづれの大会も出場までの期間が定められており、バッジやリボンを期間内に集められずに夢を諦める者も少なくない中で、リーグにもグランドフェスティバルにも見事出場した何気にすごい人。

実力はどちらにおいても伊達(中の人だけに)ではなく、ジム戦ではサトシが一度敗れたナタネに勝利し、コンテストではヨスガ大会でノゾミに勝利するなど高い実力の持ち主。

手持ちは主に草・虫タイプが中心で歌に関する技が多く、コンテストにも取り入れている。

グランドフェスティバルでは初出場ながらにセミファイナルに進出するも、かつて勝利したノゾミに僅差で敗れた。
シンオウリーグでは一回戦からサトシとぶつかり、うたうによる状態異常でサトシを苦しめるもヘラクロスの寝言とパワーを前に敗れ去った。
その後はサトシやヒカリと再戦を約束し、再び修行の旅に出る。



  • コウヘイ(CV.三戸耕三)
タッグバトル大会でヒカリとコンビを組んだメガネ。
一見不気味なオタク青年だが、信頼の大切さを説いたりポケモンを労わるなど紳士的な性格。
ポケモンに関する知識は豊富だが、運動は苦手。
メガネを外すとなかなかのイケメン。

手持ちは鈍足系のポケモンが中心で、トリッキーな戦法を駆使する。

かなりの策士でタッグバトル大会の決勝では守る対策のフェイントや技を受けてからのリベンジでシンジを翻弄したことも。
ヒカリのことをよほど気に入ったのか、サマースクールやリーグの最中にも執拗に追い掛け回していた(一時的にムサシが対象になったことも)。
リーグの三回戦でトリックルームを駆使した戦法でサトシを追い詰めるものの、データでは測れないサトシの勢いに逆転されてしまった。

因みにサマースクールでは悪霊にとりつかれ、危うく死にそうになった。
スタッフ頑張りすぎ。

使用ポケモン:ヤドキング、ヘラクロス、ボスゴドラツボツボベロベルトヨノワール


サトシがシンオウリーグで最後に戦ったトレーナー。
シンオウ地方のジムリーダーとリーグでのサトシ以外の対戦相手全てをダークライのみで倒してきた凄い人。
サトシは3匹のポケモンを失いつつもなんとかダークライを撃破したものの……。

色んな意味で衝撃的すぎるお方。

使用ポケモン:ダークライラティオス


BW(イッシュ編)


新人トレーナーのカメラ小僧。
初期のシゲルを彷彿とさせる自信家で生意気な性格。
口癖は「基本だろ?」

初めてのポケモンをアララギ研究所に貰いに来た際にサトシと出会う。
幼い頃からチャンピオンアデクに憧れているだけありバトルの基本は抑えており、貰ったばかりのツタージャでサトシを負かした。
その反面でプライドの高さや融通の利かなさが目立ち、油断や慢心から敗北してしまうことも。
旅の道中参加したドンバトルやドンナマイトでもそうした弱点からか一回戦落ちという結果に終わっている。

新人でありながらサトシや他のトレーナーを小馬鹿にした態度が余程不評だったのかは定かではないが、物語中盤から出番が激減。
ポケモンワールドトーナメントでアデクに敗北した後は肩の力が抜けたのかサトシ達への態度は改善されたものの、その後の再登場はイッシュリーグが始まってから。
リーグではなんと予選でサトシとぶつかり、シゲルやシンジとは異なり一対一でのバトルという形でサトシとの決着がついてしまった。
結果は勿論サトシの勝利、リーグ後のストーリーで彼が登場することは一切なかった。



カノコタウン出身の新人トレーナー。
天然ボケ且つおっちょこちょいな性格でサトシをやたらと水没させる。
作画にもよるがやたらと身長が高く、デントより頭一つ大きいことも。
父親が過保護な性格でなかなか旅に出るのを許してくれなかったそうなので、もしかするとサトシ達よりかなり年上なのかもしれない。
ちなみにゲームで幼馴染のチェレンとは特に絡みもなく、あちらは既にジムリーダーになっている。

可愛い外見とは裏腹にパワフルなバトルを好み、パートナーも格闘タイプのチャオブー。
ドンナマイトでは筋肉フェチなことが判明し、ダゲキやケニヤンの筋肉に興奮していた。

シューティーに勝利するなどある程度の実力はあり、バッジを八つ集めてリーグにもしっかりと出場。
予選は勝ち進んだものの決勝トーナメントでコテツに敗北した。



サトシが旅の道中でバトルをした筋肉質なトレーナー。
豪快そうな見た目だが、基本的に温厚で懐の大きいナイスガイ。
若干面倒な性格のキャラが多いBWの準レギュラー陣の中でも素直に性格の良い清涼剤と呼ぶべき存在。
名前のアクセントを間違えられてはそれをいちいち訂正するというのが持ちネタ。

初登場時はシママを使っていたが、再登場してからはダゲキがパートナー的存在に。
ドンナマイトで共に優勝を飾った他、リーグ三回戦でのサトシとのバトルでもエースとして活躍した。

使用ポケモン:ダゲキゼブライカレパルダス


一時的に同行していたヒカリと入れ替わる形で登場したバンダナ少年。
パートナーはリオル。

基本的に前向きな明るい性格でけっして悪い奴ではないのだが、おとぼけっぷりが些か度を越えているレベル。
サトシ達との出会いからしてジュニアカップの開催日を間違えて出場出来ない、イッシュリーグがジョウトで開催されると勘違いするetc……。
リーグでのやらかしっぷりはタクトとはまた別のベクトルでシリーズでもトップクラスの超展開として語り継がれている。




XY(カロス編)


番外編である『最強メガシンカ』シリーズの主人公。
元々はプラターヌ博士の研究所で助手をしていたが、フラダリとの出会いから最強を目指すようになった。
以降、フラダリへの恩返しの為のメガシンカエネルギー収集と修行を兼ねて、メガシンカ使いのトレーナーに勝負を挑み続けている。
無表情でクールな性格だが、意外と面倒見が良い部分があり、旅の途中で出会った新人トレーナーのマノンにもゲットを手伝ったのがきっかけで懐かれている。

パートナーであるリザードンはプラターヌ研究所時代からの付き合いで、バトルではメガリザードンXにメガシンカして活躍する。
初の四天王戦ではズミメガカメックス相手には接戦の末敗北したものの、数々のメガシンカ使いとの激戦を潜り抜け*1一般的なメガシンカ使いであれば敵無しのレベルにまで至っている。
XY&Z時点で、最強のライバルと冠されるだけのことはあり、チャンピオンや伝説のポケモンと渡り合い、激戦を潜り抜けた後には四天王パキラにも勝利したほど。

世界観は同じとはいえストーリーが本編から独立していることもありサトシ一行に遭遇することはなかったが、XY&Z編から本編に登場。
昏睡状態のマノンのハリさんを救いマノンの笑顔を取り戻すべく旅立ち、各地のメガシンカ使いを追い求めていたところでサトシに遭遇。
メガストーン無しで姿を変化させるサトシのゲッコウガに興味を持ち、サトシとサトシゲッコウガにバトルを挑んだ。
1戦目は完膚無きまでにサトシゲッコウガを叩きのめしたが、2戦目はサトシゲッコウガが慣れてきた影響で接戦に。
しかし、まだ不慣れでシンクロによるダメージを受け止めきれなかったサトシが気絶し、決着がつかなかった。

最初はリーグ戦にも興味は無くジム巡りもしていなかったが、サトシからの誘いもあって物凄いハイペースでバッジを8個集めてカロスリーグに出場。
準決勝のフルバトルでメタグロスを少し使った以外、リザードン1体のみで全対戦者を3タテする圧倒的な戦績で勝ち進み、決勝にてサトシと相対する。
ピカチュウがバンギラスとメタグロスを打ち破る猛攻を見せるも、アランもリザードンやキリキザンのパワーを活かしたバトルで負けじと反撃。
決着は互いのエースであるメガリザードンXとサトシゲッコウガに委ねられ、激戦の末にブラストバーンでタイプ相性をも覆して見事優勝をもぎ取った。

新無印ではポケモンワールドチャンピオンシップスのランキング6位としてマスターズエイトに名を連ねている。

アニメオリジナルキャラクターであるが、『ORAS』においてダイゴが黒いリザードンを使うトレーナーとしてアランのことを仄めかしている。
一部では「ゲームとアニメの世界は実は繋がっているのでは?」と考察したファンもいるが、単純にファンサービスだと思われる。
もしくは、ORASの世界においてアニメとはパラレル的な存在のアランという人物がいるのだろう。

使用ポケモン:リザードン(メガリザードンX)、メタグロスバンギラス、マニューラ、ケンホロウキリキザンブリガロンカラマネロ


キモリを連れてホウエン地方からやってきた新人トレーナー。
チャンピオンであるダイゴに憧れている後輩ライバル……と書くとどこかの誰かさんを思い出すが、こちらは素直な性格。
「経験値いただきました」が口癖で、サトシや他のトレーナーのバトルから積極的に自分に足りない部分を学ぼうとしている。

登場当初は相性もいまいち把握しておらず、少し技が外れるだけで酷く動揺し、マーシュに一方的に敗北するほど未熟だったが、旅の中での経験を通して成長を続けた。
当初はサトシが挑戦していないジムでバッジをゲットしており、なかなか距離が縮む描写もなかったが、バッジ集め中盤からはサトシが苦戦したジムでも勝利を収め、なんとサトシよりも早く八つ目のバッジをゲットしてリーグへの出場権を手にした。
その頃にはかつてのすぐに動揺する新人らしさは完全に消え去り、技の選択や臨機応変な対応力といったトレーナーとしての地力も、サトシに見劣りしない程に劇的な成長を果たした。
サトシが初めて、追いつかれ追い抜かれる恐怖を体験したトレーナーである。
特にパートナーであるジュカインの能力は突出しており、スピードは勿論のことメガシンカした際のハードプラントの威力は圧倒的でティエルノ達を驚愕させた。

サトシとは度々バトルしては負けていたものの、バッジを8個集めた時点で正式な3対3で再戦。
サトシゲッコウガの突出した能力に依存しかけて指示に雑さが散見していた上、自分に憧れながらも驚異の成長を遂げたショータに焦るサトシは、精神の均衡が崩れた所為でショータに惨敗した。
しかし、ショータも本調子でないサトシに勝ったところで満足はせず、真の勝負はカロスリーグ準決勝戦に持ち込まれる。
前半はサトシのポケモンの長所を活かさせない地形利用や心理誘導でサトシ相手に優位に立ったが、サトシらしい機転と阿吽の呼吸で動くピカチュウによって潮目が変わり、2体抜きやダブルKOを経てゲッコウガVSジュカインの因縁の決戦に縺れ込んだ。
お互いの全力を出し尽くした手に汗握る激闘の末、ショータとジュカインはサトシゲッコウガの放った巨大水手裏剣によって敗れ去った。

使用ポケモン:ジュカイン(メガジュカイン)、ボーマンダギルガルドペロリームブロスターケッキング


ジュンやベル同様、ゲームからの出張キャラ。
ポケモンサマーキャンプにてサナトロバと共に登場した水風船のようなおデブもといぽっちゃり系男子。
三人の中でも最も腕の立つポケモントレーナー。
セレナの大ファンで出会う度にアピールをするが、その度にかわされる。
しかし、セレナと最初に出会った時には、同じくセレナに注目していたサナにセレナを紹介するのを優先して彼女を喜ばせようとしていた辺り、友人や周りへの配慮はちゃんと出来るデブである。

見かけに反して実に軽快なステップでのブレイクダンスを踊りこなし、ヘッドスピンもお手の物。
ポケモン達にもそれを修得させており、それを利用したダンスしつつ跳ねまわって相手を翻弄し、隙を見つけて攻撃を差し込むダンス戦法で相手を一方的に叩きのめす。
何かの拍子にダンスのリズムを崩されると立て直すのに少々時間がかかるという欠点はあるものの、
ダブルバトルでもこのダンスバトルによって流れるような連携を実現させており、ティエルノのゼニガメに対して当時のケロマツではまるで歯が立たなかった。

手持ちはカメックスをエースとした本格的雨パ
パワーだけならショータのジュカインにすら勝るこのポケモンをはじめ、他の手持ちもしっかり育て、チームでの連携を重視した立ち回りをする。

独自のリズムが通用しないからか、ジム戦ではゴジカには敵わなかったものの、8個のバッジをきっちりゲットしカロスリーグに出場。
メガシンカ持ちも複数居るこの魔境のようなリーグで、メガシンカ抜きで準々決勝まで進出。
ショータ相手に雨降らしを活かして渡り合うが、メガジュカインの特性でライチュウのかみなりを無効化され惜しくも敗北。以降はサトシの応援に徹した。




SM(アローラ編)


キャプテンとしてではなくポケモンスクールの生徒の一人として登場する。
基本的には冷静なツッコミ役の立場だが、バトルにおいては激情を露わにする熱血漢でもある。
そしてやたらと顔芸を披露したり、重度のシスコンだったりとゲームに負けず劣らずのネタキャラ。

サトシとは時間があれば特訓をし合う、身近なライバルで良き友人といったところ。
ポケモンスクールの生徒の中では唯一初登場時からZリングを所有しており、Z技使いとしての先輩でもある。
また島めぐりやカプ神に対する姿勢も真摯であり、サトシがデンキZを失くしたと聞いた際はとんでもない形相の怒りを見せていた。
SM編で初めてZ技を披露したのも彼である。



アローラ地方を旅する凄腕のトレーナーでリーリエの兄。
「謎のルガルガン使い」と噂され、ロケット団からは「金髪凄腕ジャリボーイ」と呼ばれたりと、アニメでは明確に凄腕のトレーナーとして描かれている。
ZリングとイワZを所持している。

第8話にて、幼少期の写真内で初登場。
この時は「別の場所にいる」と言及される程度で、具体的な情報は明かされなかった。

本格的に登場するのは第27話。
アニメ版ではスカル団との繋がりは無いようで、開幕早々因縁をかけてきた下っ端3人を容易く蹴散らし、更に野良バトルで相性で不利なカメックスをルガルガンで撃破している。
同話で早々にリーリエと兄妹であることが明かされ、いわく半年ほど前に家を出て行ってしまったという。
久し振りに再会したリーリエに対しては自宅への誘いを断ったりとどこか素っ気無いが、再びポケモンに触れるようになった彼女を気遣う場面もある。
カプ・コケコからZリングを授かったサトシに興味を抱き、サトシの誘いに乗る形でバトルを申し込む。
が、最終的にロケット団の妨害が入り、またリーリエがやってきたことでグラジオが立ち去ってしまったため、決着は着かずじまいとなった。

サトシのルガルガンを「良い目をしている」と実力を認めていた他、またサトシの方も「良いやつだよ」と評価したりと、友好的な関係を築いている。

使用ポケモン:ブラッキールガルガン(まよなかのすがた)、シルヴァディ、リーリエ(ウツロイド)


新無印


かくとうタイプのポケモンを扱うガラル地方の女性ジムリーダー。
自分にも他人にも厳しい非常にストイックな性格で、様々な土地を巡りながらポケモンと共に己を鍛えている。
その一方で甘いものには目が無いという意外な一面も。

チャンピオンのダンデとバトルするためにポケモンワールドチャンピオンシップスに参戦しており、同じ目標を持つサトシとは三度もの試合を行っている。
一戦目はサイトウが圧勝し結果サトシをスランプに追い込むことになったが、二戦目では引き分け。
三戦目ではサトシの実力を認めてエースであるカイリキーとキョダイマックスを解禁するもメガルカリオとの激闘の末に敗北した。

同じくかくとうタイプの使い手であるコルニに勝利しており、彼女を「甘い」と評していたことから険悪な関係と予想されていたが実際には仲が良い様子。
かつて父親の下で修行をしていたシジマとも親交がある。




なお、シゲル、シンジ、シューティー、ショータとシリーズを通してメインのライバルは全員名前が「シ」で始まるというジンクスがある。
ただしショータの初登場はシトロンがジムに復帰してから、サトシに出会ったのはクノエシティとストーリーの中盤を過ぎてからとかなり遅め。
公式サイトのキャラクター紹介でもアランが優先されており、ショータに関してはスルーされている。


追記・修正はズボンで汗を拭いてからお願いします。

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最終更新:2024年03月23日 18:41

*1 極一部がメガシンカ日記にて紹介されている。