冥府の門〈タルタロス〉

登録日:2016/05/08 Sun 13:24:04
更新日:2023/07/29 Sat 09:17:38
所要時間:約 33 分で読めます






この世には決して踏み込んじゃいけねぇ世界がある 


冥府の門のむこう側だ 


テメエらは今その入り口に立ってんだわ





「冥府の門〈タルタロス〉」とは、真島ヒロの漫画作品『FAIRY TAIL』に登場する組織の一つである。


【概要】

六魔将軍〈オラシオンセイス〉」・「悪魔の心臓〈グリモアハート〉」と共に、闇ギルドの最大勢力であるバラム同盟の一角を占める。
冥界島(キューブ)というその名の通り巨大な浮遊する立方体の島に居城を構えており、中にあるラボのヘルズ・コアを使うことにより構成員は死んでも復活することが可能である。
幹部のほぼ全員がゼレフ書の悪魔「エーテリアス」で構成されており、ギルドマスターのEND(イーエヌディー)はゼレフ書最凶最悪とさえ言われている。
X784年時点で存在は触れられていたが表立った活動は一切なく沈黙を続け、評議会でも正体は掴めず棚上げの状態となっていたが、7年後のX791にてついに動き出す。

マスターENDの復活を目論み、「フェイス計画」を始動させ元含む評議員を次々と皆殺しにして行く最中、そのたくらみを知った「妖精の尻尾」と交戦する。



呪法

「冥府の門」のメンバーが使う力。
恨み・妬み・憎しみといった負の感情から来る力を源としており、魔法の上位に位置すると称する力。
魔法とは違って魔力ではなく呪力を用いるため、魔力を封じる道具は効果を成さない。


フェイス

評議員の保有する兵器の一つで白き遺産とも呼ばれている。本当に厄介な遺産になってしまったが。
そのまんまの名前通り天辺が顔になっている巨大な白い柱だが、その正体は大陸全ての魔力を消滅させる「大陸全域魔導パルス爆弾」。
3人の評議員(元含む)との生体リンク魔法で封印されていたが、その内の2人は既に殺され、最後の1人だったジェラールも後述の方法によって生体リンクを奪われ、その姿を現す。
当初は1機だけと思われていたが実は後に3000機も大陸中に埋まっていたことが判明する。
本体の強度はとても高く、魔導士達の一斉の攻撃にも傷一つつかない*1程であり、備えられている自爆コードを使う以外で破壊する方法はまずない。


エーテリアス

ゼレフ書の悪魔達の正式名称。
ガルナ島の住人のような本当の悪魔という種族ではなく、大気中に存在する魔力の微粒子「エーテルナノ」を元にゼレフが作り出した人工生命体である。
本一冊につきエーテリアスを一体召喚でき、その力は一国の軍隊にも匹敵するほど。
真の力を解放することで、エーテリアスフォームと呼ばれる悪魔としての真の姿を現す。
元々はゼレフが不老不死となってしまった自分を殺すために作ったためか、エーテリアスの大半はゼレフの元に還ることを遺伝子レベルで刷り込まれている。


【メンバー】

九鬼門

  • キョウカ
「身動きのできない気分はどうだ? あの拷問部屋を思い出すだろ?」
CV:茅野愛衣

「隷星天」の異名を持つ女幹部。九鬼門の中ではリーダー兼参謀の役割を持つ司令塔。
鳥のような足と鋭く尖った指、目と口以外を覆う仮面を付けており、仮面の下は人間と同様の顔がある。
捕らえた人間を拷問にかけたり甚振ることを楽しむ極度なサディストであり、ガチのレズビアン
セイラとは恋人関係であり、打算もなく純粋に愛している。エルザにちょっと浮気しかけたのは内緒だ!!

名前の通り自身や他者を強化する呪法を使い、肉体だけでなく感覚のみを過剰に強く弄ることも可能。ただしこの力に耐えきれない者は黒ずんだ紙人形のようになってしまい、選別からこぼれた配下の闇ギルドのメンバー達がそのような姿に成り果てた。
エーテリアスフォーム時は体の各所に羽が生えた姿となり、1秒ごとに力が増していく。(ついでに壊れた仮面も元に戻る)

戦力増強のために配下の闇ギルドから人員を接収しようと上述の通り選別するも誰も力に耐えきれず失敗するが、唯一耐えきれたミネルバをギルドへと連れ帰り悪魔へと改造する。
そして元議長に捕らえられたエルザに対して 全 裸 にしてからのSMプレイもとい拷問および軟体生物による触手と電撃攻めというエロ同人もかくやと言わんばかりの大活躍仕打ちをする。(アニメ版では最低限の服を着せられている)ありがとうございます。
その裏でフェイス計画を同時に進行させており、生体リンクをジェラールから一時的に自分に移した元議長を殺すことでついにフェイスを目覚めさせるが、冥界島に乗り込んで来た「妖精の尻尾」の迎撃に追われる。さらに、同じく捕らえられていたが脱獄したナツとリサーナによりエルザを解放され、先程の仕返しと逆に捕まってしまうが、魔法を封じる拘束具は呪法を使う自身には効果はなく隙を見て脱出、そのままエルザと交戦する。
戦闘の最中、魔力が消滅しないことから作戦が失敗に終わったと察知し、ミネルバに後を任せENDを無理にでも覚醒させようとする。
その件でマルド・ギールに謁見するが、エゼルとフランマルスだけでなくセイラとヘルズ・コアまでもが落ちたことを知らされ、さらに虫けら同然である人間(エルザ)で遊んでいたことを不快に思った彼により、茨で拘束される緊縛プレイ罰を受ける。

喜び(アレグリア)〟発動からしばらくして、管制室に辿り着いたエルザ達の前にセイラと共に再び現れる。
セイラも彼女が操っていた元議長の死体も倒れるが、マルド・ギールからフェイス発動を急かされ、フェイス制御用魔水晶と同調してエーテリアスフォームとなりエルザと交戦する。
拷問時と同じくエルザの感覚を過剰操作し、さらに五感まで剥奪するが、それでもまだ屈しなかったエルザに反撃されて倒され、自身が拾ってきたミネルバにトドメを刺されるという皮肉な結末となるが、ぎりぎりでフェイスの発動には成功しており、笑みを浮かべながら死亡する。

アルバレス編ではナインハルトの魔法により斑鳩とアズマと共にヒストリアとして再現されエルザの前に再び立ちはだかる。(ただし、本人が復活した訳ではなく、エルザの記憶を元に作り上げた紛い物である)
3人がかりで重傷を負ってたこともありエルザを追い詰め、拷問部屋の再来と言わんばかりに再び拷問するが、エルザの気魄に恐怖し3人揃って消滅する。



  • ジャッカル
「地獄で思い出せや 評議員を皆殺しにした男の名をな」
CV:寺島拓篤

名前の通りジャッカルのような獣人の姿でマフラーをした関西弁の男。
関係ないものを無意味に巻き込んで面白がる、目障りなら味方すらも攻撃するなど、九鬼門の中でも残虐な性格をしている。

自身の体に触れたものを爆弾に変える呪法を使い、その威力や規模は任意で変えられる。また、直接触れずとも一定の距離ならば間接的に爆発させることも可能のようである。(自身に触れている空気を爆弾にしているのかもしれんが)
エーテリアスフォーム時は巨大な獣のような姿となり、身体能力や爆発の威力も格段に上がっている。

評議院を襲撃し現評議員を皆殺しにした張本人。
その後、元評議員のミケロの命を狙うべく彼の家を襲撃するが、警護のために訪れていたナツルーシィウェンディと交戦する。
ものも言わせぬナツの猛攻に押されるものの上述の呪法を使いナツを返り討ちにし、
逃げたミケロを追い町中へと行き、追ってきたルーシィに対しミケロと居合わせただけの一般人の妊婦を人質にし、どちらを助けるかを選ばせて嘲笑う。
しかし復活したナツにより人質は解放させられ、再びナツを爆発させようとするも爆発する瞬間に爆炎を食べるという常識外れなコツにより無効化されてしまう。
その光景に驚愕と恐怖、そして怒りを表しエーテリアスフォームとなって襲い掛かるものの、ナツの〝〟により倒される。
そして道連れに町を巻き込んで自爆しようとするもハッピーによって空高く上空まで運ばれて阻止されたため失敗する。この時服とマフラーを掴んで、直接触れていなかったからかハッピーを爆弾化することはできなかった。(ただ至近距離で巻き込まれたはずのハッピーが何事もなく戻ってきてるし、意外と言うほどの威力でもなかったのかもしれんが・・・)
その後はテンペスター共々「冥府の門」本部のヘルズ・コアにて再生される。

喜び(アレグリア)〟発動後、唯一無事だったルーシィをラミーやトラフザーと追い詰めるが、ルーシィをワザと嬲って痛めつける光景でトラフザーは嫌気がさして立ち去り、ラミーにはウザイという理由で爆発させ消し飛ばすといった暴挙に出る。
アクエリアスの犠牲での星霊王の召喚によって本拠地を破壊し一時的に難を逃れたルーシィを再び襲撃するが、アクエリアスが残した水のバリアに阻まれ、〝ウラノ・メトリア〟の一撃により敗れ呪力が消えた



  • テンペスター
「我に名は無い 九鬼門の一人…… 人類は我を厄災と呼ぶ」
CV:水島大宙

「不死」の異名を持つ獣人のような姿をしており、ローブやフードで全身を隠している。
この不死の異名の由来は、本来の肉体の頑丈さと冥王からの呪力の供給による他のエーテリアスの倍の回復力によるものだということがアニメ版で判明する。
呪法の具体的な能力は定かではないが、擬音を口ずさむことで、その音から連想できる事象や現象を起こす能力を持つ。
また、肉体が人間特に魔導士にとっては毒である魔障粒子で構成されており、自爆することでその魔障粒子を広範囲に巻き散らすことができる。
ちなみにテンペスターという名は正式名称ではなく、通称のようなものである。

元評議員のヤジマの命を狙い、彼の店に襲撃。ちょうど一緒に働いていた雷神衆を圧倒し、ヤジマの命を奪おうとするが、ちょうど用事から戻ってきたラクサスにより阻止される。
この時ラクサスに一瞬で倒されるものの、上述の自爆によってラクサスや雷神衆、ヤジマを再起不能にする。(この出来事で町は魔障粒子で汚染され、100人を超える死者が出てしまった。ただしこの件でラクサスを責めるのは酷であろう。)
その後は「冥府の門」本部のヘルズ・コアにて再生したが、ラミーの好みで美青年の外見へと作り変えられている。

喜び(アレグリア)〟発動後、それぞれの残ったメンバーが集結し、自身は復活したナツと交戦する。
キースが倒されたことによりナツ達を本気で潰すためトラフザー共々エーテリアスフォームへと変身する。なお、エーテリアスフォームは再生前の獣人姿に近いが、腕と下半身が黒い毛皮でおおわれたような悪魔のような姿となっている。
トラフザーが全員を引き受けたことにより一人静観して、ガジルにトラフザーが倒された後、疲弊した彼を奇襲しようとしたがそこに駆けつけたグレイの滅悪魔法により氷漬けにされ、ラクサス達へのワクチン用の血清として血液を採られる。氷漬けにした後でどうやって採ったか謎である
原作では以上の通りだがアニメ版では展開が変わっており、ガジルを庇ったのは無理を押して復帰したラクサスとなり、再び彼と戦闘することになる。
前回と違いエーテリアスフォームになっているだけでなく、ラクサス自身が魔障粒子に侵されていることもあって有利に立ち回るが、自身の回復力を上回る絶大の一撃を食らわされたことにより再び敗北、戦闘の際の吐血がラクサスのコートに付いたことで血清の元も採られることになった。
最後の足掻きといわんばかりに前回同様に自爆して魔障粒子を巻き散らそうとするが、そこに現れたグレイに魔障粒子全てを凍らされてしまい消滅同然となった。



  • フランマルス
「私をお殴りになりましたね その罪はおいくらかおいくらか  てめえの魂1000個だコラァ!!!!」
CV:青山穣

「堅甲」の異名を持っており、一つ目と口の付いた球体ボディに手足が生え鎧を纏った姿という九鬼門の中でも異彩を放つ姿をしている。
事あるごとに「おいくらか」と物事を金勘定に絡める守銭奴的な性格で、普段は下品ながらも丁寧な口調だが、感情が高ぶるとヤクザのような言動になる。
魂を吸収して他者の能力を使う進化(レボリューション)〟という呪法を使う。この呪法は生き物の魂だけでなく、星霊や魔法といったエネルギーも吸収することができる。
エーテリアスフォーム時は鎧を全て脱ぎ捨て、背中から多数の棘を生やした姿となり、どこまでも伸びる腕での攻撃や魂の吸収といった戦法を取ってくる。

元議長を追って「冥府の門」本部に殴り込んで来たナツと交戦するもシルバーの乱入により水入りとなる。
その後、管制室でキョウカに代わりフェイスの遠隔操作をしようとするもうまくいかず、そこにルーシィとウェンディがやって来たため物陰に身を隠す。同じくやって来たキースと2人がかりでルーシィ達を排除しようとするが、ルーシィのアリエスとタウロスに足止めを食らい逃げられる。
しかしアリエスとタウロスを逆に吸収して先回りしてルーシィとハッピーを捕らえることに成功し、フェイスの元に行こうとするウェンディとシャルルも捕らえようとするが、そこに現れたナツにより阻止される。
吸収したアリエスとタウロスを盾にするもタウロスの時は殴れるというメチャクチャな理由によって攻撃を受ける。(一応タウロスに悪いとは言ってはいたが・・・)
それに激怒して、自身の取り込んだ中でも最高級の魂である「悪魔の心臓」のマスター・ハデスの魂を使い3人を追い詰めていく。(それでも外見はややデフォルメチックであり、実際に本人を見たナツ達からはなんか違う扱いされた)
改めて3人の魂を取り込むべく肉体を接続して捕らえ吸収しようとするが、アリエスとタウロスだけでも解放しようとしたルーシィによる強制閉門により肉体ごと星霊界に飛ばされそうになったため、やむなくアリエスとタウロスを排出する。
それを見たルーシィのひらめきによりナツを解放してしまい、魂が存在しない巨大な瓦礫片で何度も叩き潰されて敗れ、今まで取り込んだ魂も全て解放されてしまう。
その後傷ついた体を再生するためにヘルズ・コアのカプセルに戻るものの、ヘルズ・コア内の触手型悪魔を全て支配したミラによりカプセルを全て破壊されその巻き添えで消滅した・・・・・と思われたが大きく縮んで弱体化したものの、呪法によって自分自身を吸収させて〝喜び〟から復活したハッピーの頭にキノコの形となって寄生する。
しかし後にエルザ達と共にいたミネルバに正体を見抜かれ、ハッピーから無理やり引き抜かれ管制室への道案内を強制させられることになった。
最終的に「冥府の門」唯一の生き残りとなったが、現時点での消息は不明である。



  • エゼル
「悪魔に品格もクソもあるかよ!!!」
CV:土田大

「童子切」の異名を持ち、薄い青色の肌に4本の腕、タコのような複数の足を持つ異形の姿をしている。
品性も何も気にしない凶暴で好戦的な性格。
あらゆるものを切り裂く呪法を使い、その4本の腕で斬撃を放つ。
斬撃モードと呼ばれるエーテリアスフォームになると、腕がそのまま剣になり兜を被った姿となり、技の斬れ味がさらに高まる。

ドクゼリ渓谷大空洞にて封印が解かれたフェイスを直接起動させ、そこにやって来たウェンディを圧倒し返り討ちにするも、フェイス付近の高濃度のエーテルナノが混ざった空気を食べてウェンディがドラゴンフォースを発動させた事により逆転され次第に追いつめられていく。
斬撃モードになりさらに威力の増した攻撃を繰り出すも、空間の大気を支配したウェンディによって切り捨ててもそれ以上の風を纏わりつかされ、剣(腕)どころかフェイスを砕く程の全力の一撃で敗れる。さらにウェンディとシャルルがフェイスを自爆させたことによりそれに巻き込まれ肉体も消滅する。
その後ヘルズ・コアのカプセルに転送され復活しようとするが、ミラに全てのカプセルを壊されたことにより巻き添えで完全消滅した。
他の面子が〝喜び〟後も出番があったことに対し、一人はぶられる形となった。

しかしアルバレス編で再び登場。ナインハルトの魔法で再現され、ウェンディ達の前に立ちはだかる。
ディマリア戦での負傷もあってウェンディを一方的に追い詰めるが、戻ってきたシャルルと力を合わせた一撃によりまた敗北する。



  • セイラ
「人間の書く物語など退屈ですわね 私が物語を紡ぎましょう 悪魔の物語を」
CV:豊崎愛生

「涼月天」の異名を持つ和風姿の美女で、九鬼門の中ではシルバーに次いで人間に近い姿をしている。(角を取れば人間とほぼ変わらない外見になる)
物静かな性格であり、同格の九鬼門たちはおろか目下の部下にすら「様」付けで呼ぶほど礼儀正しい口調。
キョウカとは上述の通り相思相愛の恋人同士で、彼女のためなら自分の命すら惜しくない自己犠牲を見せるあたり深く彼女を愛している。
読書を好むものの人間の書く書物はつまらないと思っており、それに関係してか自身が画いたシナリオ通りに作戦を進めることを好む。
人間を言葉で操る〝命令(マクロ)〟という呪法を使い、他者だけでなく自分自身や死体相手にも使用できる。また、一度でも支配下に置いた者はいつでも遠隔操作が行える。
この呪法によって自分の全てのリミッターを外すことでエーテリアスフォームへと変貌し、黒い肌に波打つような髪、上半身を露出させた姿となり、掌に魔眼が開眼されたバーサーカーとなる。
他に通常の攻撃手段として、多数の本を相手に飛ばして攻撃する

元評議員の家を訪れたエルフマンとリサーナの前で、自分が殺した元評議員を操ってみせて姿を現す。そしてエルフマンを操りリサーナを人質にし、彼女の命と身柄と引き換えに「妖精の尻尾」のギルドを爆破してメンバーを皆殺しにするよう〝命令〟する。(ちなみにリサーナは本部へと連れて行かれのまま、同じく裸のナツと同じ牢に入れられた。ちなみにアニメ版では2人ともちゃんと服を着せられている)
描写こそ描かれてないが、この際キョウカの部屋で彼女とお楽しみしており、「事後」の姿がチラッと…。
本部の管制室でキョウカやフランマルスと共にギルドが爆破されるのを見届けるが、カナの機転によりメンバー全員は無事であり作戦は失敗する。
その後、脱獄したリサーナとヘルズ・コアで合流したミラの前に姿を現し、上記の作戦失敗を逆恨みや八つ当たり同然にエルフマンの姉であるミラに恨み言をぶつけ交戦する。
サタンソウルを使うミラ相手に互いに能力が通用しないまま膠着状態となるが、リミッター解除によるエーテリアスフォームで肉弾戦による直接戦闘に持ち込む。
圧倒的な力でサタンソウルを解除されるほどにミラを追い込むが、彼女の決死の覚悟により能力だけ接収(テイクオーバー)され、呼びつけたエルフマンの不意打ちの一撃により倒される。

〝喜び〟の解除後、ラミー軍団のどさくさに紛れて逃走し管制室でキョウカと合流、命令により元議長の死体を操りフェイスを起動させようとする。
しばらくして管制室にやってきたエルザ達の前にキョウカと共に姿を現し呪法で足止めするが、追ってきたミラの不意打ちにより力を使い果たしてしまい、キョウカに自身の残った全ての力を託して倒れる。
アルバレス帝国編にて、ミラによって本人曰く死にそうで可哀想だったからということで接収されていたことが判明する。



  • シルバー
「そんなビクビクするなや とって喰いやしねぇよ オレが喰うのは悪魔の魂だけだ」
CV:津田健次郎

「絶対零度」の異名を持った男で、鎧を纏った中年男性の姿という、人間と全く変わらない見た目をしている。
悪魔達のギルドでは珍しい大らかな性格。
悪魔(エーテリアス)で構成されたギルドにいるにもかかわらず、対悪魔用の魔法である〝氷の滅悪魔法〟を使う氷の滅悪魔導士(デビルスレイヤー)である。

どこかの廃村跡で墓参りをしている最中召集を受け本部へと帰還する。
ナツ達が冥府の門に関わるきっかけとなった太陽の村の一件を作った張本人であるが、実はそれは本人の勘違いが原因であり、後に本部に殴り込みフランマルスと交戦していたナツに対し、その件を解決したことに詫びと礼を言う。
しかし、ナツがシルバー自身からグレイと同じにおいを感じ取った途端に態度を一変させ、一瞬でナツを氷漬けにして捕らえる。
捕虜となったナツとリサーナの前に現れた時は元の性格に戻っており、裸体のリサーナにタオルを貸すといった紳士的な態度を見せるも(アニメ版では裸体ではないので、冷やした水を差し出し彼女の喉を潤おした)、ナツに対して何か気づいたようであった。

その正体はグレイの父親、シルバー・フルバスターの体に憑依したデリオラ
かつてグレイの故郷を滅ぼした際にたまたま体を見つけ、利用するために憑依した。
デリオラ自身は7年前にウルの〝絶対氷結(アイスドシェル)〟にて朽ち果てたが、ヘルズ・コアで肉体を再生、ウルの弟子達への復讐のために氷の耐性のある氷の滅悪魔法を習得し、マルド・ギールの気まぐれか他の九鬼門への抑止力として九鬼門に加わった。
グレイとの一騎打ちの際にそれらのことを告げて狼狽させ、彼の氷をすべて無効化し一方的に痛めつける。
氷ではなく周りの瓦礫を射出した攻撃によりダメージは受けるものの、一帯を全て凍らせて攻撃を封じ、それを逆手に取った「スレイヤー系魔導士は自分が出した魔法は食べられない」という弱点を突いた攻撃も、魔法の耐性により無効化する。
そうしてグレイを絶対氷結を使わせるまで追い詰めるものの、実はそれは氷によるフェイクであり、それに気を取られた隙に瓦礫の氷を解かされ*2
その中にあった砲弾の魔王の前腕甲(ヴァンブレイス)の全力投球で肉体を貫通させられ



「祈り…… 囁き…… そして冥府の祝福あれ」
CV:中田譲治

「漆黒僧正」の異名を持つ骸骨の姿をした男で、チェック柄のマントを羽織り錫杖を持っている。
難解で独特な言い回しをする物静かな性格だが、人間を実験材料や道具としてしか見ないほど見下しており(ただ人間を見下しているのはこいつに限った話ではないが)、人間がもがき苦しむ様を見て「滑稽で興味深い」愉悦を感じる外道である。
死人を操る呪法を使う使(ネクロマンサー)であり、死体はもちろんのこと骨になった死者すらも大量に操ることができる。
セイラの命令とは比べ物にならないほどの精度や使役数をほこり、過去には「死人をどこまで生きた人間に近づかせるか」という実験で大量の死者を操っていた。
当然シルバーの正体や本心も知っているが、観察目的のためにわざと見て見ぬふりをしている。
テンペスター同様に肉体に魔障粒子を含んでおり、肉体を霧状にすることで攻撃を無効かしたり相手を体内に取り込むことができる。
九鬼門の中ではそんなに力は無い方だがこの能力ゆえに厄介な存在である。
また、冥界島には大量の骸骨が眠っているため、死者を操るキースにとってはまさしく武器庫にも等しい。

管制室に乗り込んで来たルーシィとウェンディをフランマルスと共に排除しようとし、アリエスとタウロスの足止めで逃げられるものの上述の能力で先回りするがそこに居合わせたグレイと戦闘し、一目見てグレイがシルバーの息子だと気づく。
〝喜び〟解除後はジュビアと戦い、シルバーの正体やグレイの末路を語ることで彼女を揺さぶって不利な状況へ追い込み、その片手間でルーシィを取り押さえ始末しようとすることや元議長の死体を操りフェイス計画を続行させる。
シルバーの消滅を躊躇うジュビアを追い詰め、肉体を霧状にして拘束、取り込んで消滅させたと思われたが、シルバーやグレイの思いのために覚悟を決めたジュビアにより
体を水にしてワザと体内に取り込まれるように入り込む→体内で自分の肉体を再構築→内側から破裂させる、というえげつない手段で粉砕され消滅した。
それによりシルバーは消滅し、元議長も動きを止めることになったが、キースの体内の魔障粒子に侵されジュビアは戦闘不能になった。

後にアルバレス編にて、キョウカやエゼル共々ナインハルトの生み出したヒストリアとして登場し再びジュビアと戦う。
ただし2人と違いそこまで追い詰めているわけではなく互角の戦いとなっており、メルディと力を合わせての合体技・マギルティ=ウォーターで倒される。

九鬼門のエーテリアスの中で唯一エーテリアスフォームを披露しないまま倒されることとなった。



  • トラフザー
「手柄に興味はない 任務を遂行するのみ」
CV:てらそままさき

「晦冥」の異名を持つ赤紫色の鮫の魚人のような姿をしたがたいのいい大男。
フランマルスの下品な笑い声に対し悪魔の品格を疑われると難色を示す、手柄よりも任務の遂行を第一に考える、敵をいたずらに嬲ることに関心はなく一思いに止めを刺す主義、敵であろうと強い相手ならば認める等の硬派な性格で、好戦的・嗜虐的な者が多い九鬼門の中では珍しく武人系。
その見た目や二つ名、がたいの通り水中戦や肉弾戦を得意とし、拳や両腕のヒレのような刃を武器にする。
毒を含んだ黒い水を操る呪法を使い、天地晦冥(てんちかいめい)という周囲一帯を海中同然に水で覆い尽くすダイナミックな技を使用する。
エーテリアスフォームに変身するとさらに一回り体が大きくなり、体の各所にフジツボのような噴出孔ができる。
また、九鬼門一の防御力をほこり、体の硬度を変えることでダイヤモンドにも似たメタリックな姿へと変化する。

〝喜び〟発動後、運よく一人無事だったルーシィを急襲しラミーやジャッカルと追い詰めるが、彼女をワザと嬲り続けるジャッカルに苦言するものの聞き入れるどころか逆に噛み付かれ、呆れと嫌気がさしてその場を立ち去る。
ジャッカルがルーシィに倒された後、再び戻り改めて彼女を葬ろうとするが、〝喜び〟から復活したガジルに阻まれ、ナツとテンペスター・ジュビアとキース・グレイとシルバーと並列して彼と戦闘する。
キースが倒された後、ガジルやナツを人に非ざる竜の魔導士と認め真の力で破壊すべくテンペスター共々エーテリアスフォームへと変身する。
天地晦冥によりガジル以外を戦闘不能にし、残るガジルも得意の水中戦で追い詰め窒息寸前にまで追い詰めるが、レビィによって空気を与えられたことで反撃に転じられる。
体を硬化させガジルの腕を逆に潰し、そのまま握りつぶそうとしたが、水に含まれていた炭素だけを吸収したことによりとなったガジルに防御力を破られ、〝鋼竜剣〟にて倒され水も消えた。



構成員&協力者

  • ミネルバ・オーランド

元「剣咬の虎(セイバートゥース)」最強のお嬢。縞パン
過去の環境や自身の実力に裏付けされたからか、傲岸不遜で高圧的な性格をしている。

大魔闘演舞にてエルザに敗れ演舞終了後、父親兼マスターのジエンマと共に姿をくらますが、冥府の門の下部ギルド「夢魔の眼(サキュバスアイ)」に加入しており、太陽の村での初任務でエルザと再会する。
相方のドリアーテの魔法によって姿も力も子供になったエルザを大魔闘演舞での恨みを晴らすべく痛めつけ、ドリアーテが倒されて元に戻った際も戦いを続行しようとするも、村の巨人達が元に戻ったため撤退する。
夢魔の眼へと戻ったが他の全員はキョウカの選別により変わり果てた姿となっており、自身も選別を耐えられたことにより「冥府の門」本部に連れられヘルズ・コアにて悪魔の因子を注入され改造され、ネオミネルバとして転生する。
キョウカと入れ替わりでエルザと三度目の戦いとなり悪魔の力と元からの魔法〝絶対領土(テリトリー)〟で肉薄する(この時には憎しみ以上のヤンデレじみた感情を向けている)。しかし彼女と交戦するうちにジエンマによる虐待にも等しい扱きを受けた過去の出来事が次々とフラッシュバックしていき、今の自分がこうなったのもそれらの出来事や力へと逃げた自身の弱さが原因だったことを悟り、エルザの説得もあって戦意喪失する。
直後に現れたマルド・ギールに消されそうになるが、エルザの手紙によって駆け付けていたスティングとローグに間一髪で助けられ、自分を仲間だと受け入れる彼らによって心も救われる(ちなみにエルザの文章がとても酷いものだったらしく、解析するのに時間がかかった模様)。
その後はエルザやレクターとフロッシュと共に行動し途中ハッピーとリリーと合流、ハッピーの頭のキノコをフランマルスだと見抜き管制室に案内させる。
管制室にてキョウカの広範囲での呪法を受けたことにより倒れるものの、エルザがキョウカを倒すがトドメをさせず倒れた際に絶対領土で位置を入れ替え、近くにあった刀で代わりにトドメをさす。
冥府の門壊滅後、ポーリュシカの治療で出来る限り元の姿に戻りスティング達と「剣咬の虎」に復帰する。その際にギルドメンバーの温かい言葉に迎えられ涙して喜んだ。



  • ジエンマ
CV:宮下栄治

元「剣咬の虎」ギルドマスターだったミネルバの父親のマッチョな老人。
力のみを絶対のものとしており、仲間や絆といったものを弱者の戯言としか見ず、敗北者やギルドの名を汚すものは虫ケラと容赦なく切り捨てる等、娘以上の傲慢かつ冷酷な性格をしている。
「剣咬の虎」を大陸一のギルドへと躍進させた手腕はあるものの、周りにも自身の信条を絶対のものとして押し付けており、かつての「剣咬の虎」は他人はおろか身内すらも馬鹿にするような仲間意識の薄いギルドだった(ローグとフロッシュのみが例外であった)。
特に娘のミネルバには幼いころから、泣いたり許しを請う度に引っ叩く、果てには裸にして猛獣だらけの森に置き去りにする等の完全に虐待としか思えない扱きや教育を施しており、彼女の性格が形作られた原因でもある。
また、アニメ版では幼い彼女とギルドのメンバーを戦わせ、勝ちはしたが仲間にトドメをさせない彼女に怒り、彼女に代わり消し去るというギルドマスターとしてあるまじき行為を過去にもしていたことが判明した。

大魔闘演舞の最中、自分に意見してきたレクターを消したこと(実は裏でミネルバが助けていたがこの光景には流石に全員が恐れ引いていた)でスティングの逆鱗に触れ一撃で半殺しとなり失脚するが、演舞終了後ミネルバと共に行方をくらます。
その後自身の力のみで最強へ至るために自ら望んで「冥府の門」の一員となっており、マルド・ギールの調整により九鬼門を遥かに凌ぐ力を持つ悪魔へと転生を果たし、スティングとローグと交戦する。
この時、ミネルバを巻き込んで悪魔の力を与えさせ利用しようとしていたことや、ミネルバを自身の遺伝子を後世に残すためだけの存在ということを言い放ち2人の怒りを買い、挙句(自分から姿を消したにもかかわらず)「剣咬の虎」を乗っ取ったと逆恨み同然に2人をねじ伏せる。
しかし「妖精の尻尾」と出会い仲間との絆を見出して強くなったスティングとローグの〝白(あしぎぬ)〟にて倒れる。



  • ラミー
CV:麻倉もも

キョウカの直属の部下のウサ耳少女。こんなんでも一応はゼレフ書の悪魔である。
イケメン好きでありテンペスターを美青年な外見に作り変えたり、戦闘中でもイケメンさがしをする。
滑りまくる呪法という呪法を使え、回転攻撃や飛び道具を弾いたり水上を回りながら滑るといったことができるけれど他の呪法と比べるとしょぼい。受験生と芸人にとっては一番脅威かもしれんが
また効果音と共に奇妙な濃い顔になることもできるようである。

ヘルズ・コアにてミラとセイラが戦うのと同じくリサーナと戦うが、賑やかし要員ぐらいにしかなっておらず、それどころかヘルズ・コアの秘密をしゃべってしまいミラにカプセルを全て破壊される事態を作った戦犯になった。
〝喜び〟発動後、唯一無事だったルーシィを九鬼門への出世目的に襲撃、後に合流したジャッカルやトラフザーと共に追い詰め、ルーシィを痛めつけることを楽しむも、ウザいことが癇に障ったジャッカルに頭を爆破されて死亡する。
後に大量の同型の個体が現れ、その場にいたエルフマン達と交戦するが全員倒される。
ちなみにその時でもちゃっかりイケメンがいるかを聞いており、その時ウォーレンが「目の前を見ろ(意訳」と答えているがスルーしている。理由? お察し下さい・・・・・・



  • クロフォード・シーム
CV:木村雅史

元魔法評議院議長で恰幅のいい体と髭をしている。
温厚そうな見た目と性格をしているが、実態は「冥府の門」とグルで元評議員達の住所や情報を流していた張本人であり、フェイス計画成功後に再び評議員の議長となり世界を手に入れようと画策していた俗物であった。(魔力の消えた後の世界で評議員にどんな価値があるかは知らんが)
趣味の悪い金色の入れ歯をしている。

元評議員保護のため自宅を訪問してきたエルザとミラに紅茶を振る舞い、襲撃してきた「冥府の門」の兵士達から守られるが、紅茶に含まれていた睡眠薬で彼女らを眠らせて「冥府の門」の本拠地に連れ去る(自宅で栽培していたハーブで臭いをごまかし追跡を防ごうとする徹底ぶりである)。
当然この襲撃も、自分は「冥府の門」に捕まっていたというシナリオのための自作自演であった。
(ただしその件について自宅と議員年金を犠牲にしたことをフランマルスに文句を言っていた。まあその自宅もナツにハーブ諸共焼き飛ばされたわけだが。ザマァ)
その後、決死の追跡で本拠地を見つけたナツに侵入がてら殴り飛ばされて入れ歯を飛ばし気絶し、フランマルスに引きずられ管制室に運ばれる。
そこで自分の魔法である〝超古文書(スーパーアーカイブ)〟でジェラールを見つけ、彼からフェイスの封印の生体リンクを奪い自分へと移す。そして捕まった「妖精の尻尾」メンバーにその生体リンクを移し始末しようとするが、フェイスの封印を早急に解くためにキョウカに殺害される。
その後、彼の死体は大量のフェイスの起動のためにキースやセイラの呪法で操られる等まさしく死人に鞭を撃つかのように扱われた。今までの所業を考えると同情はできんが。



冥王

  • マルド・ギール
「いよいよ始まる…… 冥府の扉から闇があふれ出す」
「この世の全ての光を覆う冥府の闇が」
CV:森川智之

「冥府の門」を統括する帝王冥王の肩書を持つ男で、ウェーブのかかったポニーテールをしたスタイリッシュな青年の姿をしている。
自分の名前を一人称として使っているという浮世離れした面を持つ。
常にENDの書を抱えており戦闘中であろうと手を放すことは滅多に無く、自身も通常は奥の玉座に座して配下達に指令を出している。
常に余裕の笑みを浮かべる冷静沈着な性格ではあるが、自分を不快にさせたというだけで罰を与える等残酷な本性をしている。
「冥府の門」の中で唯一、ゼレフがエーテリアスを創造した理由が「不老不死の本人を殺す存在が欲しいから」という事を知っており、ENDを復活させるのもその願いを成就させるためであった。
また、契約によって配下の九鬼門達をヘルズ・コアで蘇生させることを可能としている。
他にも詳細は不明だが星霊王とも因縁がある。
植物を操る呪法だけでなく、後述の〝喜び(アレグリア)〟という呪法も使う。
エーテリアスフォーム時は巨大な翼を生やし、全身が漆黒に包まれたまさしく悪魔のような外見となる。

玉座からフェイス計画の遂行を見守っていたが、セイラとヘルズ・コアまで落ちたことについに腰を上げ、〝喜び〟を発動。冥界島を本来の姿である冥王獣(プルトグリム)に戻し、中にいた「妖精の尻尾」のルーシィを除いたメンバー全員を兵士諸共取り込み冥王獣の一部へと変え、マグノリアの町を破壊しながら進行を続ける。
ルーシィによって召喚された星霊王により冥王獣が破壊され、直に彼と対峙し互角に渡り合うが、星霊王のギャラクシアブレイドにより〝喜び〟を解除され、石化による一時的な足止めをくらうことになる。
石化が解けた後エルザとミネルバの前に現れミネルバを消そうとするが、後から駆け付けたスティングとローグによって阻止され彼らと戦う。
2人を余裕であしらう程の力を見せつけるが、ENDの目覚めを嗅ぎ付けたアクノロギアの襲来や、イグニールの出現といったさすがに想定外の出来事に驚愕し、イグニールの依頼を受けたナツの参戦を招くことになったため、キョウカにフェイスの発動を急がせる。
ナツとスティングとローグの3人相手でも余裕を崩さず手玉に取っていたが、滅悪魔法を受け継いだグレイの参戦により状況が一変し押され始める。悪魔に改造したジエンマによってスティングとローグを引き離し、エーテリアスフォームとなりナツとグレイと対峙する。
この時に真名である「マルド・ギール・タルタロス」を名乗っている。
更なる力で2人を圧倒し、ゼレフを滅ぼすために編み出した究極の呪法〝メメント・モリ〟で跡形もなく消し去ろうとしたが、半悪魔化したグレイに防がれ、ナツのドラゴンフォースでの〝滅竜奥義・不知火型 紅蓮鳳凰劍〟とグレイの〝氷魔零ノ破弓〟の連携で倒されるが、フェイスの起動には成功させておりENDの復活を確信する。


・・・・・・が、なんと滅竜魔導士達の中から出てきたドラゴン達により大陸中の全てのフェイスが破壊されるという事態になり、フェイス計画は完全に失敗に終わる。
そして突如現れたゼレフにより労いの言葉を受けるものの、捨てられるも同然に本に戻され、そのまま焼却されて滅びた。

余談だが、アニメ版でマルド・ギールを演じた森川智之氏は『RAVE』では主人公・ハル・グローリーの父・ゲイル・グローリーを演じていた。

実は偶然見つけたENDの書を使い、ENDの意思と言って悪魔たちをまとめて冥府の門を結成した。表向きはENDがマスターとなっているが、ギルドの組織運営や構成員への指令などはすべて自身がしているので実質的なギルドマスターはマルド・ギールといってもよい。



ギルドマスター

  • END

ゼレフの書最凶最悪の悪魔といわれ、炎の悪魔ということ以外一切不明の謎の存在。
大陸中に魔力がある限り解けることのない封印を施されており、ずっと本の姿で眠っている。
この封印を解くために「冥府の門」はフェイス計画によって大陸中の魔力を消し去ろうとしたが、計画は失敗し「冥府の門」も壊滅したため封印は解かれることが無く、突如現れたゼレフにより本を回収される。
実は重大な秘密が隠されており・・・



結末・余談

  • フェイス計画は阻止され「冥府の門」も完全崩壊したのと同じく、イグニールとアクノロギアの戦いも決着を迎え、結果は腕を1本失ったもののアクノロギアの勝利となるが傷を負ったためその場から去っていった。
    また、時を同じくして破壊されたギルドや町の有様を見て一つの時を迎えたと感じたマカロフにより、「妖精の尻尾」の解散が言い渡されるのだった。(これ以外にもある理由が存在するが。)
    それにより各々に違う道を歩むことになる。

  • 最後のバラム同盟の敵だけあってか、作戦や活動の規模が大きく、最後のドラゴン達の手助けが無ければ間違いなく詰んでおり、また上述の件を含めこれらの計画によって様々な人物の心に影を落とすことになった。

  • 今までもあまり頼りなさそうな魔法評議院ではあったが、今回に至っては現評議員は皆殺し、所有していた兵器が敵に利用される、元議長が敵の内通者という今まで以上に散々な扱いであった。
    後に、評議院は聖十大魔道達によって無事再建されることとなる。

  • 46巻の巻末でカードゲームのルール風のメンバー紹介が載っており、それぞれ以下の通りとなっている。

マルド・ギール 
HP:9800 攻撃:6000 防御:6000 速さ:5600 知性:7000 呪力:6000
茨     呪1000 「攻撃した相手を次のターン行動不能にする」
アレグリア 呪5000 「敵全体を3ターン行動不能にする」

フランマルス 
HP:1200 攻撃:600 防御:600 速さ:500 知性:1800 呪力:1000
吸収       呪500  「相手の技をコピーして攻撃する」
レボリューション 呪2000 「相手のステータスと技を全てコピーする」

キョウカ 
HP:2600 攻撃:2700 防御:2500 速さ:3000 知性:2900 呪力:2700
鞭爪 呪1000 「敵単体に打属性で大ダメージ」
強化 呪2500 「1ターン毎に全ステータスが100ずつ上昇する」

ジャッカル
HP:1300 攻撃:1500 防御:800 速さ:1800 知性:300 呪力:600
爆砕  呪300  「ターン終了時、攻撃した相手に追加500ダメージ」
道連れ 呪1800 「全フィールド上のキャラカードを道連れに自爆する」 

シルバー
HP:2800 攻撃:3200 防御:2800 速さ:2000 知性:1500 呪力:2600
氷魔の激昂 600  「敵全体に氷属性で大ダメージ」
銀色の想い 2000 「戦闘不能になってもHP1で蘇生する」

テンペスター
HP:2000 攻撃:1800 防御:2200 速さ:1500 知性:100 呪力:1200
どどん 呪400 「敵全体に無属性で大ダメージ」
ヒュル 呪600 「敵全体に風属性で大ダメージ」
※戦闘不能になってもフィールド上にラミーがいれば何度でも蘇生可能

セイラ
HP:1600 攻撃:1200 防御:1000 速さ:800 知性:1800 呪力:2000
命令   呪2000 「1ターンにつき1体敵のキャラカードを味方に変える」
制限解除 呪4000 「攻撃以外行えなくなる代わりに攻撃力が2倍になる」

エゼル
HP:1800 攻撃:1900 防御:2000 速さ:800 知性:200 呪力:600
鬼丸  呪200 「敵単体に斬属性で大ダメージ」
三日月 呪300 「敵全体に斬属性で大ダメージ」


HP:1200 攻撃:400 防御:600 速さ:500 知性:2000 呪力:3000
凶星の裁き 呪1500 「敵全体に闇属性で大ダメージ」
死人使い  呪2000 「敵フィールド上の戦闘不能キャラをキースが破壊されるまで味方にする」

トラフザー
HP:2500 攻撃:1800 防御:2000 速さ:700 知性:1200 呪力:1000
スラッシュアーム 呪300  「敵単体に斬属性で大ダメージ」
超硬鎧      呪1000 「3ターンの間、防御力が3倍になる」 

ラミー
HP:600 攻撃:200 防御:100 速さ:300 知性:600 呪力:200
回転突き 呪100 「敵単体に打属性で大ダメージ」
増殖   呪200 「ラミーのカードを1体複製する」
※フィールド上にイケメンがいるとステータス1.5倍


当然実際にルールがあるわけではないので遊べない。






「げへへへへ 派手に作りましたな 立てた項目の価値はおいくらか?おいくらか?」
「汚ねぇ笑い方はよせ 我々の品格が疑われる」
「アニヲタに品格もクソもあるかよ! 次は俺に作らせろ!」
「項目の作成には順序があります これはまだ序章、いえ、前書きといったところ」
「その通りだ 案ずるな、そなたにはそなたの役目がある」
記 正 殿れ」



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • FAIRY_TAIL
  • フェアリーテイル
  • 冥府の門
  • タルタロス
  • ギルド
  • 闇ギルド
  • バラム同盟
  • 悪魔
  • ゼレフ書の悪魔
  • ゼレフ書架
  • 九鬼門
  • 呪法
  • フェイス計画
  • END
  • 冥王
  • エーテリアス
  • ゼレフ
  • 再生
  • 所要時間30分以上の項目
  • 特撮出演者率の高い面子
  • 冥界島
  • ギルド

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年07月29日 09:17

*1 聖十大魔道序列5位のジュラですら例外ではなく、クリスティーナによる砲撃でも効果は無かった

*2 太陽の村での方法と同じ