ドワーフ(ドリフターズ)

登録日:2016/04/30 Sat 01:09:48
更新日:2024/02/01 Thu 16:53:19
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ドワーフは野卑で乱暴で ひげぼうぼうで汚くて野蛮で
大酒飲みで大飯食らいで くさくておっかなくて

ぶっとい腕で岩を砕き鉄を叩き
ぶっとい足で大地をふみしめ

大斧を振るって敵を真っ二ツ

そんでまた大酒飲みながら笑ってガハハと歌う









ここでは、平野耕太作の漫画『ドリフターズ』に登場する亜人の一種族について解説する。



【特徴・来歴】

外見は極端に背が低いながらも、男女ともに非常にガッシリとした体格を持つ。
男はほとんど全員がたっぷりとヒゲをたくわえており、また一様に老けた見た目のため、人間視点だと若者と年寄りの区別がつきづらい。信長曰く「何かの呪い?」

鍛冶の技術に極めて秀でており、現物があるとはいえ初めて見た火縄銃をその翌日に作り上げてしまった。
戦闘技術としては斧を用いた白兵戦に長けており、一撃必殺の闘法に豊久は示現流との類似を見出している。

エルフや他の亜人諸族と同様に、オルテ帝国の侵攻を受け国を滅ぼされる。
以来、オルテ最大の兵器廠であるガドルカ鉱山で鉱奴として働かされる。
エルフよりも長く抵抗を続けていたため、支配後の扱いはより過酷なものであったとされている。

エルフとははるか昔から種族間で確執があり、オルテからの侵攻の際も助け合うことはなかった。
エルフからドワーフに対する敵対心・差別感情も強く描写されている。


【作中では】

第13幕でオルテに支配された諸族の一つとしてオルミーヌに名を挙げられたのが初出。
後に信長が火薬の量産を始めた際に、銃を作れる可能性がある者達として注目を寄せる。

豊久らがガドルカ鉱山を襲撃した際に救助され、初めて実際に姿を見せる。
工房とは名ばかりの収容所に押し込められ、過酷な労働や劣悪な環境により見る影も無くやつれきっていた。
しかしそうした状態でありながら、また助けに来た相手が宿敵のエルフであることも構わずに共闘を願い出る。

「誰でもええわい 解いてくれ もううんざりじゃ」
「解いてくれ 頼む たとえお前らがエルフだとしても 解いてくれワシらも戦える!!」

だが解放後に食事を与えられたことで、ガドルカ陥落時には体格と気力をすっかり万全に戻してしまうという驚異的な回復力を見せる。
食べたそばからモリモリになっていく様子にエルフたちは若干ヒキ気味であった。


「なぁにい?てぽう? てぽうってなんじゃあ 食えんのかそれ」

信長「鉄砲だッ鉄砲ッ!!もうずっと食いっぱなしじゃねえか」
  「んで食ったら元気になりすぎだろお前ら」

「ああ?やんのかコラア」
「もっと酒とメシをもってこんかあ」ギンッ


その後、信長が持っていた銃を見て、翌日には実際に作り上げてしまう。
更に慣れれば日に10丁は作れるという目算を立て、信長を驚嘆・歓喜させる。
一方で若い衆は自身の闘法を豊久に披露しており、早くも意気投合する様子を見せた。

帝都ヴェルリナに侵入する際はエルフ達と共に馬車の中でギチギチに詰め込まれ、不満をこぼしていた。
またその時点で100丁の鉄砲を揃えている。加えて自分達用に太筒の銃を用意していた。
それを見た豊久と共に大声で笑い合い、信長やサンジェルミ伯を呆れさせている。
サンジェルミ伯の配下である男同士のつがいだけで出来た軍を見た時は「すまん便所はどこじゃ 吐いてくる」とこぼしている。

土方率いる黒王軍との戦いでは、豊久の指揮で歩卒として参戦。
鉄砲衆と弓兵による先制で足止めされた敵の陣列を突き崩す。豊久を先頭に斧を振り上げ突撃する様はかなりおっかない。
その時は「50年の鬱憤 晴らしに晴らしてくれるわ」と非常に楽しげな様子であった。

豊久が土方の能力で追い詰められた際には、先述の太筒で釘や小石の散弾を打ち出し、新選組隊士の幻影を掻き消した。豊久も思いっきり喰らってはいたが
しかし豊久と土方が取っ組み合いを始めてしまうと加勢もできず傍観することになってしまう。
また同じく手持ちぶさたになった幻影の隊士にお辞儀をされ、ついお辞儀で返している。

「あ、ども」


戦闘が終わった後、土方に折られた豊久の刀(日本刀)を検分するが、その構造や材料をみて変態の所業と評する。

「大体見れば見る程なんじゃこの剣 どうやって作っとるんじゃコレ……」
「見てみいコレ折り返しか? 何層あるんじゃコレ 2万とか3万とか? きもいわー」
「変態じゃ 変態の所業じゃ…」
「そもそも鋼もなんじゃコレ…」
「研ぎも一体何がここまでさせるんじゃ…」
「変態じゃ 変態の国の所業じゃ」

一度は修理は無理だと断ずるが、豊久に

「なんじゃどわあふは鍛冶の匠ち聞いとったが 出来んがか

と言われ、青筋を立てつつ奮起する。
その様を見たエルフたちはまたもヒキ気味になっていた。


黒王軍に追われヴェルリナに流れ込んだ人民とは、信長の命でエルフとともに完全に分断されることとなる。
存亡の危機だからさすがに空気を読むと反論するも、永年の軋轢や不和は必ず取り返しのつかない事態を引き起こすと返された。

すると顔を背けつつ、「エルフきもいとか人間死ねとかもう思っておらんじゃヨ」とこぼし、
「思ってるな!!」とツッコまれていた。



追記・修正はメシ食って体をモリモリにしてからお願いします。

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最終更新:2024年02月01日 16:53