銀河眼の光波竜

登録日:2016/04/25 (月) 22:51:41
更新日:2024/04/07 Sun 21:48:08
所要時間:約 5 分で読めます






闇に輝く銀河よ
復讐の鬼神に宿りて 我がしもべとなれ!

エクシーズ召喚!
降臨せよ! ランク8!

銀河眼の光波竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)



銀河眼の光波竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)とは遊戯王ARC-Vにてカイトが使用するエースモンスターである。
フォトンタキオン(あとおまけにクラウド)に続く第三(四)のギャラクシーアイズ。


アニメにおけるテキスト

ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得ている間、その対象モンスターのカード名は「銀河眼の光波竜」として扱い、
攻撃力はこのカードと同じになり、直接攻撃できず、効果は無効化される。


初めての登場はARC-V101話にて、遊矢達に敗れ敗走したアカデミア兵を一瞬で倒したときに実体化していた。

デュエルでの初登場はそのあとの「沢渡&権現坂vsカイト」戦。

3体目の光波翼機(サイファー・ウィング)の効果でレベル8となった光波翼機(サイファー・ウィング)2体を素材としてエクシーズ召喚した。
その後、自身の効果で超重忍者サルト-Bを奪って「銀河眼の光波竜」扱いとし、そちらで沢渡さんを撃破。
続いて本体で男権現坂に直接攻撃してフィニッシャーとなった。

そして次の回ではまさかのエースモンスターなのに二枚積みされていた事実が発覚。
同名のエースモンスターが複数枚積まれている例は社長青眼の白龍やカイザー亮のサイバー・エンド・ドラゴンなど、
全く前例がないわけではないが、ワンオフモンスターであるNo.をエースとしていることが多かったZEXALのキャラでは珍しかったため、
自然に二枚目を取り出したカイトの行動に驚いた視聴者もいた。まさか三体合体とかするのだろうか……融合じゃないだろうけど

またカイトはこのカードを閃光弾代わりとしても使っている。


攻撃名は「殲滅のサイファーストリーム」
効果名は「サイファープロジェクション」

攻撃名はフォトンドラゴンを意識しつつも、『殲滅』とタキオンドラゴンの攻撃名も入っている。
デザイン面もバリアンや皇の鍵の様な意匠、希望皇ホープのような肩パッドなどがあり、旧銀河眼等をうまくまとめたようなものとなっている。
召喚時の演出も旧銀河眼と同様のものだが、銀河の眼が映るシーンでは銀河が現れた後、充血したかのような演出がなされている。


効果は同名カードを場に並べることがテーマの【光波(サイファー)】と合った、相手のモンスターを奪い、カード名を「銀河眼の光波竜」にするというもの。
このカード単体しかいなくても相手の場にモンスターがいれば強力な光波サポートを生かすことができ、
アニメでは永続魔法「光波干渉(サイファー・インターフィアー)」の効果で攻撃力を6000にするコンボを見せた(このとき直接攻撃できないコピー側の攻撃力を上げている)。

この時、ソリッドビジョンでは奪った相手モンスターの容姿が銀河眼の光波竜と同じ姿になり、攻撃名も光波竜のものとなっている。


召喚口上は銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)を意識したもの。だが、
銀河眼の光子竜が「闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が(しもべ)宿れ! 光の化身、ここに降臨! 現れろ、銀河眼の光子竜!」なのに対し
銀河眼の光波竜は「闇に輝く銀河よ。復讐の鬼神に宿りて我がしもべとなれ! エクシーズ召喚! 降臨せよ! ランク8! 銀河眼の光波竜!」
…と「宿る」と「なる」の位置が逆となっている。

(しもべ)「希望の光となった銀河を宿す」のではなく、「銀河を復讐の鬼神に宿し」(しもべ)とする。
この口上からは、作中でユートが言っていたようにカイトの強い怒りを感じられるものとなっている。
ちなみにこの口上についてデニスが感想を述べているが、これによってシリーズ史上二番目にして、アニメ作品では唯一の召喚口上に言及されたモンスターとなっている。*1

なお、ユートはこのモンスターの存在を知らないかのような反応をしていたが詳細は現状不明。
仮にユートたちと別れた後から使っているとした場合、名前を書き換える効果は現在他人を信じられないカイトの精神を表してるのかもしれない。
実際105話でカイトはこのカードを「俺の分身」と言っており、同時に「俺の場にいるのは俺だけだ」とも述べている。

視聴者の一部からはカード名を書き換えることから前作で(事実上の人質作戦をとったとはいえ)唯一カイトに勝利しているトロンの戦い方を思い出した者もいた模様。
また「サイファー」に「0」の意味があり、一時的なコントロール奪取効果を持つことからFNo.0 未来皇ホープを思い出した人も一部いたとかいないとか。



OCG版



OCGにおけるテキスト

ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効化され、攻撃力は3000になり、カード名を「銀河眼の光波竜」として扱う。
この効果の発動後、ターン終了時までこのカード以外の自分のモンスターは直接攻撃できない。

『コレクターズパック-閃光の決闘者編-』にてOCG化。
アニメでは、直接攻撃できなくなるのはコントロールを奪ったモンスターだけであり、
攻撃力の変化は「このカードと同じ」になると書かれていたため少々弱体化しているとはいえるが、ほぼ完全再現なOCG化を果たした。

アニメ同様に相手モンスターを奪い一時的に銀河眼の光波竜にすることが可能。
奪ったモンスターは例え攻撃力が0だろうとも攻撃力3000になるため、アタッカーとして活用できる。
制約効果も直接攻撃の制限と効果無効だけなので効果は使いやすい。

また事実上のギャラクシーアイズモンスター化する効果でもあるため、エクシーズモンスターを奪った場合、
ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴンやNo.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴンを重ねることができる。
つまりエクシーズ素材にできないホープ・ザ・ライトニングのような例外を除けば、エクシーズモンスターならコントロールを戻すデメリットもなくすことができる。
光子竜と違いアニメで特に明言されていないものの、フォトンドラゴンが持つエクシーズキラーっぷりを疑似的に受け継いでいるとも言えるだろう。



進化形態




闇に輝く銀河よ
とこしえに変わらぬ光放ち未来を照らす道しるべとなれ!

ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!
降臨せよ! ランク9!

超銀河眼の光波龍(ネオ・ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)

ランク9/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3000
レベル9モンスター×3
(1):このカードが「サイファー」カードをX素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのX素材を3つまで取り除いて発動できる。
取り除いた数だけ相手フィールドの表側表示モンスターを選び、そのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得たモンスターの効果は無効化され、攻撃力は4500になり、カード名を「超銀河眼の光波龍」として扱う。
この効果の発動後、ターン終了時までこのカード以外の自分のモンスターは直接攻撃できない。

カイトがZEXALでも行っていなかったランクアップによって進化した銀河眼の光波竜。
進化形ではあるが、効果を得る条件はサイファーと名のつくカードであれば何でもいいので、強引だがレベル9まで跳ね上げたサイファー3体で出しても一応効果は使える。

4500打点のモンスターを一気に用意できるが、進化前同様ダイレクトアタックできるのは本人だけ。
以前は奪ったモンスターの処理に困ることも多かったがリンク召喚や極光波竜が登場したことにより、相手に返却してしまう可能性は低くなった。
しかもランク9でRUMが必要なネオギャラクシーには、強力な封殺効果を持つネオ・タキオンが既にいるためこっちは優先しづらい。
一番の問題はナンバーズでもカオスエクシーズでもないという点。

ZEXAL産のRUMはそのほとんどがナンバーズまたはカオスエクシーズに関連しており、こいつを出せるRUMは「RUM-光波昇華(サイファー・アセンション)」のみ。のだが、光波昇華はサイファーモンスターにしか対応しない、つまりギャラクシーデッキで採用する場合、ただでさえ事故率を高めるRUMを併用できないという欠点が露呈する。
なのでコイツを使用する場合は専用構築が必要となるが、その場合「ブラック・ガーデン」と併用するのがベスト。

出すまでのルートでローズ・トークン4体を相手フィールドに確保できるため、効果で2体をコントロール奪取すれば1キルクラスのダメージを叩き込める。

結局の所、進化前と根本的にやれることが変わっておらず悪い意味で派手になっただけという性能なので余程特化構築でもしないと扱い難い。
似たような奴にこいつがいる。



銀河眼の光波刃竜(ギャラクシーアイズ・サイファーブレード・ドラゴン)

ランク9/光属性/ドラゴン族/攻3200/守2800
レベル9モンスター×3
このカードは自分フィールドのランク8の「ギャラクシーアイズ」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚の素材にできない。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):X召喚したこのカードが相手モンスターの攻撃または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「銀河眼の光波竜」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

こちらはOCGオリジナルのRUM無しで重ねるタイプのエクシーズ。
出しやすさと打点はFA・フォトンの方が上だが、
こちらはセットカードも破壊出来る点で差別化は可能。
特に妨害を断つつもりで使った月の書で裏守備にしたモンスターをそのまま除去可能は偉い。

こっちの競合先としてはダークマターさんだが、あちらは除去が出来ない代わりモンスター限定で連続攻撃可能、こちらは除去が出来るのと条件次第で後続を残せる。
そしてそのダークマターは禁止カードとなったので競合を気にしなくても良くなった。
かつては「エクシーズ・シフト」を使用してブレードでセットカードを排除→シフトでネオ・タキオンになってタイム・タイラント→ダークマターになって攻撃、と繋げられた。

なおデュエルリンクスで「撃滅のサイファー・ストリーム」という必殺技名が追加されている。

銀河眼の極光波竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・エクス・ドラゴン)

ランク10/光属性/ドラゴン族/攻4000/守3000
レベル10モンスター×2
「銀河眼の極光波竜」は1ターンに1度、
自分フィールドの「サイファー・ドラゴン」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
自分フィールドの光属性モンスターは相手ターン終了時まで相手の効果の対象にならない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動できる。
自分の墓地のランク9以下のドラゴン族Xモンスター1体をEXデッキに戻す。
その後、そのモンスターを自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚できる。

こちらもOCGオリジナルかつRUM無しで重ねるタイプ。
地味に初のランク10ギャラクシーアイズでもある。
最大の特徴は「サイファー・ドラゴン」モンスターに重ねて出せると言う条件。
つまり、FAや光波刃竜と違いエクシーズモンスター以外にも重ねられるので銀河眼の光波竜や超銀河眼の光波龍で奪った相手のエクシーズ以外のモンスターに重ねて出す事でデメリットの回避が可能になる。
その代わり、X素材を2つ消費して自分の光属性モンスターに効果対象耐性を付与する効果は素材を持ったエクシーズモンスターを奪った時でないと使えないので注意したい。

更に、相手ターンを凌ぐ必要はあるが自分スタンバイフェイズに墓地のランク9以下のドラゴン族エクシーズを一度EXに戻してから自身の上に重ねてエクシーズ召喚が可能。
ギャラクシーアイズエクシーズは勿論、ランク9以下のドラゴン族エクシーズならなんでも良いので、
エヴォルカイザー・ラギアだろうが、
No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragonだろうが、
No.100 ヌメロン・ドラゴンだろうが、
No.17 リバイス・ドラゴンだろうが、
覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴンだろうが、
ヴァレルロード・X・ドラゴンだろうが、
一度墓地に落ちたのならこのカードに重ねて出せる。
何気に汎用ランク10なので専用デッキを組め、光波竜を採用した【ギャラクシー】以外でも活用出来るのも強み。


光波干渉(サイファー・インターフィアー)

永続魔法
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドに同名モンスターが存在する、自分の「サイファー」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。その戦闘を行う自分の「サイファー」モンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで倍になる。

アニメーションクロニクル2021で遂にカード化。光波デッキにおける最大のキーカードであったにもかかわらず長らくOCG化されないでいた。
アニメ版との効果の違いは、カード名でのターン1制限がついている事と、相手フィールドに同名モンスターがいても効果を発動できる点である。
光波異邦臣(サイファー・エトランゼ)》や《光波鏡騎士(サイファー・ミラーナイト)》の効果でサーチすることが出来たり、同パックに収録された《二重露光(ダブル・エクスポージャー)》を利用して自分の場にモンスターが1体しかいなくても、相手モンスターを同名にすることで発動条件を満たすことが出来る。
展開次第では、《RUM-光波昇華(サイファー・アセンション)》で出した《超銀河眼の光波龍》は攻撃力が5000を超えているので、攻撃力10000オーバーの攻撃でワンショットキルすら狙える。
攻撃力倍増の効果は現在の攻撃力を参照するので、攻撃力をダメージ計算直前に上げておく《オネスト》と組み合わせると、攻撃力2000以上のモンスターなら《銀河眼の光波竜》で8000LPを削り切れてしまう。

「光波干渉の効果で、追記・修正は二倍となる!追記・修正の用意はできているか!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 滅びの爆裂疾風弾リスペクト
  • 3000
  • ギャラクシー
  • ギャラクシーアイズ
  • ドラゴン族
  • サイファー
  • 光波
  • 光属性
  • 天城カイト
  • カイト
  • ランク8
  • 遊戯王
  • 遊戯王OCG
  • 遊戯王ARC-V
  • 銀河
  • 銀河眼の光波竜
  • 怒り
  • コントロール奪取
  • CP新規収録カード

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月07日 21:48

*1 漫画版を含めれば、ファイブディーズの「天刑王 ブラック・ハイランダー」が最初。