セイウチン

登録日:2016/04/22 Fri 16:22:13
更新日:2024/04/13 Sat 06:55:45
所要時間:約 5 分で読めます





「ガルル―― どこへでもまいります!」


セイウチンはゆでたまごの漫画作品『キン肉マンⅡ世』の登場人物。
初代キン肉マンより28年の月日を隔てて復活した若き正義超人たち、新世代超人(ニュージェネレーション)の一員である。



プロフィール


分類:新世代超人(正義超人)
出身地:アイルランド
超人強度:91万パワー
身長:193cm
体重:145kg
年齢:14歳~
好物:生魚、氷
趣味:万太郎Tシャツ集め
声:松尾銀三(劇場版第1作)、山崎たくみ(アニメ)
キャラクターソング:精一杯!セイウチン(歌:山崎たくみ)


概要

獣人タイプの超人でその名の通り海獣・セイウチの化身超人。セイウチマンじゃなくてセイウチン
どうもリングネームでなくこれが本名らしく、家族からは「セイちゃん」とも呼ばれている。
一人称は「ワシ」「オラ」「ボク」など安定していない。
彼の種族は「セイウチ族」と呼ばれるらしく、超人レスラーでない者は漁業で生計を立てているようだ。
家族構成は「おがぁ」こと肝っ玉母さんのスージーと妹のドロシー。
ロバートという父もいるが、セイウチンが幼いころに時化の海に漁に出て亡くなっており、物語開始時点ではすでに故人。
なお、なぜ彼だけまんまセイウチな名前なのかは謎である。

ずんぐりとした全身をモフモフした毛皮で覆い、口からはみ出した2本の牙とつぶらな瞳という
北国のゆるきゃらのようなルックスが特徴(実物のセイウチはそんなにモフモフしてないが)。
この顔は正真正銘の素顔だが、ボディの毛皮は人間そっくりの素体(こっちはすべすべ)の上から着込んでいるだけ
……と超人によくあるボディとコスチュームの境界が曖昧なタイプ
後に因縁が生じるマンモスマンと、記号的にはよく似た要素を持つ。

元々あまり裕福ではない家庭の生まれだったが、立派な正義超人となるべく一念発起しキン肉万太郎テリー・ザ・キッド、ガゼルマンらと同じ正義超人養成学校ヘラクレス・ファクトリーの一期生として入学。
地道な努力が実を結び、ガゼルマンに1点劣っての2位=次席という好成績で卒業し、日本駐屯超人として北海道地区の防衛を任じられる。

……しかし、デーモン・メイキング・プラント(通称d.M.p)の
新世代悪行超人 が東京を襲撃した際、万太郎の援護に駆け付けて以降はそのまま居着いてしまい、
同期の鹿の悪友トリオと一緒に夜遊びにうつつを抜かしていたせいで素行不良のレッテルを貼られ、
超人委員会からは「Team-AHO」とひとくくりにされてしまっている。
(都会の誘惑に負けてしまったのは事実だが、実は彼のみ人知れず善行も積んでいた)

チームの仲そのものは良好で、特に万太郎のことは「アニキ」と呼んで本気で慕っている。

ゆで漫画の世界にまでイケメン至上主義の嵐が押し寄せる(まあ、美形でも割を食う奴もいるが)恐ろしいご時世を反映し、
野暮ったい外見が災いしてギャル人気はワースト2らしい(ワースト1は万太郎だと思われる)。
「マスコットみたいでカワイイ!」とかの見方は……無いんだろうなあ……!

登場当初はキャラが固まっておらず、冒頭のような気性の荒い獣のような台詞廻しだったが、
レギュラー化以降は「縁の下の力持ち」を地で行くベビーフェイスに落ち着いた。
いつも素直で穏やかな心の持ち主で、他者に対しても世話好きで思いやりのあるところを度々見せており、
基本「俺が俺が!」と尖った部分を前面に押し出していく傾向の強い新世代超人の中では
地味ながら人間が出来すぎている。
家事も得意で、バトルとは別の方面でチームをサポートする場面も多く、
一時期は万太郎の舎弟を通り越して完全に嫁状態だった。そして旦那はろくでなし。

反面、何だかんだで正悪を問わず、強烈なエゴが強さの原動力となる超人レスリングの過酷な世界においては
「あまりにもおひとよしがすぎる」という部分が大きな弱点となっている感もあり、
実力的には勝ちを収められたはずなのに非情に徹しきれない甘さから不覚を取り、卑劣・冷酷な敵のペースに陥ってしまうことも多かった。
そういう意味では技術の有無とは別に、本質的に「闘いには向いていない」人柄なのかもしれない。
当人もそれを気にしており、究極の超人タッグ編では自身の非力さを理由にサポーターとして同行したものの自主的に戦おうとはしなかった。

上記のような事情で劇中ではとにかく戦績が振るわず、ことあるごとに性根の腐った悪行超人に痛めつけられる場面が目立つセイウチン。
しかしレスリングの技量自体は本物で、ストイックな努力家である彼は恵まれた体格から繰り出す怪力殺法にとどまらず、
サブミッションや空中殺法などの高度なテクニックを体得するに至っている。タフネスとテクニックに関しては誰もが認めるレベル。
また、その潜在能力の高さと「強さ」に対する執着は、作中屈指の実力者ネプチューンマンに見初められるほどのものがあるのだが……。



作中での活躍(Ⅱ世)

ヘラクレス・ファクトリー卒業後、d.M.pの襲来時に再登場。
新世代超人たちの中で、唯一万太郎の作ったクッソダサいTシャツを着てくれた。
しかも同情とかじゃなく普通に気に入っているようで、プロフィールにも堂々と書いてある。
テルテルボーイ戦を終えた万太郎に代わって、MAXマンと対決。
最初はテクニックを活かして攻めるも、弱ったふりをして同情を誘う狡猾な戦術にはめられ形勢逆転を許してしまう。
相手の強さを感じ、万太郎に後を託すことに決めたセイウチンは、必殺技「ビッグブーツ・インパクト」をあえて受けて敗北した。

その流れのままに万太郎の舎弟になってしまい、
ヘラクレス・ファクトリー一期生・二期生入れ替え戦編ではd.M.p壊滅後、ドレッドヘアに鼻ピアスという恰好にイメチェン。
他のメンバーともども、毎晩女性をナンパしては居酒屋で豪遊するようになってしまう。
王様ゲームでは万太郎が出した「万太郎の尻を舐める」命令が女の子ではなくセイウチンに当たってしまい、そして本当に尻を舐めるなどというふざけた生活態度が上にバレ、後輩である二期生・ジェネレーションEX(エクセレント)と日本駐屯超人の座をかけて戦うことに。


セイウチンの相手は流氷の妖精と呼ばれるクリオネの化身超人・クリオネマン
試合前にニューセイウチンになったと宣言し、いつになくシビアで激しいファイトを見せる。
しかし、クリオネマンは単にセイウチンの実力を見極めるために防戦に回っていただけであり、徐々にその本領に押され始める。

折しも応援に駆け付けてきてくれた家族の目の前で、入れ替え戦の実態が職務怠慢をしていた万太郎たちへの処刑であることや夜遊びをしていたことを暴露されてしまう。
一生懸命育ててきた息子がこの体たらくなのは母の逆鱗に触れ、「いっそのこと死んでしまえ」とまで散々罵倒されるが、そこに「セイウチンに救われた」と証言する少年や老婦人が現れる。
実は彼はTeam-AHOの夜遊びに付き合う裏で夜の街のパトロールをしており、それで多くの人が救われたことが明らかになった。
セイウチンも、彼なりに人間を守る正義超人の模範を目指して活動していたのだ。

しかし、対するクリオネマンの掲げる正義超人観は
「超越的な力を持つ自分たちが劣った人間どもを庇護してやる」
「力は大局的に振るわれるべきものであって、ささやかな親切など評価に値しない」
「一度悪の道に走った者は遠からずまた罪を犯す。ゆえに問答無用で処断あるのみ」
という、一面の真理こそあれあまりにも過激かつ傲慢なものだった。

己の歪んだ正義に酔うクリオネマンは事もあろうに観客の元・不良少年らまでも粛清しようとするという大暴挙をしでかすが、
それを見たセイウチンは、身を挺して彼らを庇い、致命的なダメージを負ってしまう。
全身を火だるまにされた挙句、巧妙な罠によってクリオネマンのゼリーボディ内に閉じ込められたセイウチンに
クリオネマンのフェイバリット・ホールド「XYZクラッシュ」が炸裂、勝負は決着した。


口の中がズタズタになったため喋ることはできなかったが、筆談で万太郎にメッセージを送り、決勝戦にも他のメンバーと応援に来た。



これ以降も不遇な扱いは加速する一方で、
火事場のクソ力修練編では駐屯超人として北海道に来たノーリスペクトNo.1のフォーク・ザ・ジャイアントを拘束するも
キレたフォークの必殺技・「串刺し昆虫採集」の餌食にされて負傷してしまい、万太郎には同行せず。


第22回超人オリンピック ザ・レザレクション編では第2競技「だるま落としでドン!」モブ共々失敗。
岩製だるま落としに潰されて隙間から血がドクドク染み出してくるという無駄にエグい演出で
各国の若き超人たちの闘志に盛大に冷や水をぶっかけた。

アニメでは第2競技が省略されたために、第3競技(アニメでは第2競技)のピーチフラッグスで、イリューヒンとパワージョーと同じ組になり、「飛行機遺伝子」を発動させたイリューヒンに弾き飛ばされ失格になるという、まだマシな退場となった。


その後は万太郎の応援に回るが、出身国が違うためにサポーターにはなれなかった。
後に万太郎のセコンドになったTHE☆農村マン
家族のために戦う田舎出身の地力の高いファイターとまんまセイウチンをハングリーにしたようなキャラクターであり、
出身国の問題さえクリアできていれば普通にセイウチンがこのポジションになれたかもしれない。


悪魔の種子編では他の新世代超人と共に与那国島のジェネラル・パラストに向かうが、
ゲートバリヤーを破れずに立ち往生。おかげでヘラクレスファクトリー組は軒並みお客さん扱いである。
パラスト分解後はハンゾウ対ゲッパーランド戦を見守る。
敵のゲッパーランドが水中戦を得意とする魚の超人ということで、もし海獣の超人であるセイウチンが戦闘可能なら中々面白いカードになっていたかもしれない(ハンゾウも頑張ったけど)。

悪魔の種子出現以前はTeam-AHOの面々と一緒に万太郎の修行のサポートもしていた。
ろくすっぽ準備もせず山奥の修行場で特訓をおっぱじめた(その割にロボットアームはあった)ものだから、
彼の作る食事は三食ともに近くの川で獲った魚のフライという胸ヤケ必至のレパートリーであった。

これはぶっちゃけ英国人のケビンマスクが魚のフライ大好きという小ネタにひっかけて
当時ケビンと絶交状態だった万太郎に「そういえば……」とケビンの顔を思い起こさせるためだけに用意された設定なので、
別にセイウチンのせいではないが。



作中での活躍(究極タッグ)


不遇を通り越して作者に愛されてないんじゃないかとすら思えるような冬の時代を経て
シリーズそのものを仕切り直して始まった新章・「究極の超人タッグ編」にて
セイウチンに大きな転機が訪れた。

時間超人の策謀で歴史から消滅しかかったケビンマスクを救うため、タイムワープの8超人に立候補。
しかし、タイムワープしてきた超人たちの影響で「最強の超人タッグチームはどれか?」という旧作での宇宙超人タッグトーナメントの結果にリセットがかかってしまい、若き日の伝説超人、時間超人、未来から来た新世代超人すべてを巻き込んでの究極の超人タッグトーナメントが開催される。

ケビン救出のためにはトーナメントに『世界五大厄(ファイブ・ディザスターズ)』としてエントリーした時間超人を撃破せねばならない。
かくしてタイムワープの8超人は身内同士で次々とタッグチームを結成し出場に向けて特訓を開始するのだが、連敗続きですっかり卑屈になってしまったセイウチンはあくまで仲間たちの身の回りの世話をするためにやってきたと覇気のない(家事はきちんとしてるけど)態度でチェック・メイトのタッグ要請を拒み続け、逆に「実力のあるチェックには自分でなく万太郎のパートナーになってほしい」とまで言い出す始末だった。

しかし近すぎて気づけないのは身内の真心、
当の万太郎もまたセイウチンを完全に戦力外の付き人扱いして顧みない態度をごく自然に取っており、
両者の絆には徐々に亀裂が入り始めていた。

そこに稲妻の如く現れた密航者、やさぐれ尻アゴ筋肉ダルマこと
21世紀のネプチューンマンがなんとセイウチンをパートナーに指名する。
ファクトリーにおける彼の好成績や奥底に秘めた猛々しい獣性を指摘し、
「俺と一緒にイチバンタッグを目指そう」と万太郎そっちのけで情熱的にセイウチンを口説きまくる光ファイバーおじさん。

最初は戸惑い敬遠するセイウチンだったが、万太郎がネプチューンマンに自分をパートナーとして売り込むために、
仲間であるはずの自分を「いつリストラされてもおかしくないお荷物」「ヘボ超人」と罵倒したことが致命的なスイッチとなりついに発奮。

万太郎と完全に決別したセイウチンは自らの奥底にある凄腕を引き出してもらうべく、ネプチューンマンについていってしまうのだった。
ゆでいわく、『巨人の星』で仲間だった伴宙太が敵として再登場したエピソードから着想したとのことだったが……


大荒れの別離とはいえ、これでハングリー精神を開拓して師匠・ネプチューンマンの指導のもと
一流超人としてタッグトーナメントに殴り込みをかけるのなら、それはそれで良かったのかもしれない。
しかし、野心に燃えるセイウチンを待っていたのは、力への渇望から闇に墜ちた男の毒牙だったのである……!


奥多摩山中の洞窟に縛り吊るされたセイウチンは全身を吸血コウモリにたかられながら、
ネプチューンマンから正義超人としての人格を全否定され「所詮セイウチは卑しいケダモノに過ぎない」と悪質なマインドコントロールを施される。
狂気の洗礼を受け獣性を解放されたことでその姿はかつての面影をとどめないほど凶暴化。
心配して後をつけてきたチェック・メイトをツープラトン「クロス・ボンバー」で仕留め、顔の皮を剥ぐという残虐な仕打ちでリタイアさせるのだった。

タッグトーナメントには「ヘル・イクスパンションズ」の名で出場し、完璧超人になったことを宣言。
獣性は暴走しきっており、ネプチューンマンから拘束具をつけられるくらいだった。
オプティカルファイバー・クロス・ボンバーを習得し、万太郎の救出に入ったイリューヒンとバリアフリーマンの顔の皮を剥ぐ。
その際に「この高みからみてよ~く分かっただ。お前らはどうしようもないヘボ超人だと」などと、とんだ暴言が飛びだした。

1回戦では「スーパー・トリニティーズ(スカーフェイス&ジェイド)」と対戦。
ベル赤が使えないジェイドと悪行超人に戻ったスカーフェイスをフルボッコ。
狂乱の仮面を装着したスカーフェイスもそれを上回る残虐戦法で戦い、あのアルティメット・スカー・バスターにもよくわからない理屈で耐える。
オプティカルファイバー・クロス・ボンバーでスカーフェイスの顔の皮は剥ぐが、ジェイドに放った際はドロシーより預かった手紙の存在を知って動揺し、顔の皮を剥ぐには至らなかった。


2回戦の相手は「ヘルズ・ベアーズ(21世紀ウォーズマン&マイケル)」。
「アニマル・チェンバー(野獣の檻)デスマッチ」のルールにより、セイウチンとマイケルのみが最初にリングインして戦うことになる。
ウォーズマンの指笛でコントロールされるマイケルは手強かったが、ネプチューンマンのリングインで形勢逆転。
そのままオプティカルファイバー・クロス・ボンバーで首をねじ切ると、マイケルの正体がマンモスマンであることが明らかに。
だが、フェアでない行動や残虐殺法に観客からブーイングが飛び、さらに観客に当時は存命していた父と母がいることに気づいて動揺する。

それでも迷いを振り切るべく戦い続け、さらなる研鑽を積んだウォーズマンをも苦しめていくが、マンモスマンとのツープラトン連打に苦戦。
観客から物を投げられた時、それを両親がかばい、さらに今まで顔を剥いだ仲間たちから激励をもらったことで吹っ切れる。
…なのだが、ここで唯一、チェック・メイトだけが終始無言を貫いている。内心では激怒していたのかもしれない…というか試合もさせてもらえずあんなことされたら普通は怒るだろう。*1
ネプチューンマンにここまで鍛えてもらったことに感謝しつつも、あくまで正義超人として堂々と戦うことを宣言。(顔だけが元に戻り、体はムキムキのままの姿となった)
マンモスマンやウォーズマンにもひるまずに立ち向かうが、真の境地に到達したパロ・スペシャルによって敗北した。

セイウチンが敗北した後、獣性が解放されたマンモスマンはウォーズマンを裏切ってネプチューンマンにつく。「ウメーウメー」
オプティカルファイバー・クロス・ボンバーでウォーズマンのマスクを剥ごうとするネプ&マンモス。だが、それを許せずに割り込んだセイウチンは、顔の皮を剥がされてしまった。
直後にウォーズマンもまた敗退し、ネプチューンマン&マンモスマンのタッグ「新星(ノヴァ)・ヘル・イクスパンションズ」が生まれることとなった。


後に、ネプチューンマンはタッグ結成後はマンモスマンの傷の手当や食事、子守歌など、まるで自分の子供のように世話をしていたことが明らかに。
一方でセイウチンにはそういったことはせず、むしろ理不尽な暴力をたびたび振るっていたため、ここでも不遇が際立つ結果に。


最後はピラリアの花の花粉によって新世代超人全員が復活することとなったが、この時に登場したのはスカーとジェイドのみ。
他3名とセイウチンは決勝戦終了後に現れ、 1ページと少し でセイウチンが謝罪して許されることとなった。


総じて、活躍したにはしたものの、こんな形での活躍を読者が望んでいたかと言われたらまず否だろう。
セイウチンが活躍した裏で、
  • せっかくのチェック・メイトの試合が見れるチャンスを潰された(最序盤以降、全く試合が組まれたことがなかった)。
  • 人気キャラであるジェイド&スカーフェイスの出番が早期に潰された。
  • そもそも本編でセイウチンのまともな戦い方が描写されてないので、いきなりこのような凶暴な戦闘スタイルになっても違和感の方が強い。
  • 仲間に対して残虐な事をしてしまうというタブーを犯してしまったという烙印をおされてしまった。
と、様々な問題が発生する事になってしまったのも事実である。


作中での活躍(Vジャンプ版)

1話にて果敢にもプリプリマンに挑むが、キッドやガゼルマン同様に敗北。
おでん巨塔(タワー)での洗脳された二期生との戦いには参加し、バス・ザ・シャワーと戦う。
バスが自らにお湯を張ったことで誘い込まれ、カプサイシン風呂やツララシャワーに苦しめられたが、
あらゆる入浴剤を取り揃えないといけない几帳面な性格を突き、薬草の湯で回復したところをサーモンスプラッシュで勝負を決める。
超人一等祭にも参加するが、いつのまにか予選落ちしていた。



戦績

  • シングルマッチ
× MAXマン(ビッグブーツ・インパクト)
× クリオネマン(xyzクラッシュ)
○ シャークマン(STF)
○ シー・デビル(アームロック)
× プリプリマン(オケツ・ドライバー)
○ バス・ザ・シャワー(サーモンスプラッシュ)

  • タッグマッチ
○ スーパー・トリニティーズ(オプティカルファイバー・クロス・ボンバー)
× ヘルズ・ベアーズ(オプティカルファイバー・クロス・ボンバー)

やはり戦績は芳しくない。
しかし、成績1位のガゼルマンやテリーマンの息子であるキッドが極端にヘタれた一方で、
きちんと人助けをし、悪に染まっても最後には改心したのは褒められる……かもしれない。
そして、「究極タッグ編」では洗脳されたとは言え、ネプチューンマンの手によって彼の中に眠っていた潜在能力が完全に覚醒され、素の実力は新世代超人最強クラスになったと言っても過言ではない。
この時のセイウチンにはクリオネマンでももう勝てないのではとも囁かれている。


得意技

・ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロック(STF)
相手の頭を極めながら足首も攻める高等技。

・ダブリンのつむじ風/サーモンスプラッシュ
相手に肩車した後、肩を両脚でクラッチしてからブリッジして両足をつかむ。
そこから反転して頭をリングに叩きつける落下技。
後者はセイウチンの体勢が反転した技で、ほぼ同質なもの。

・アイスロックドライバー
ゲーム及びアニメ版オリジナル技。
サーモンスプラッシュと似ているが、こちらは両足で相手の首を絞めている。

・突起
究極タッグ編で使用。
相手の技で受けたダメージを溜めこみ、自分の体を内側から突きだすようにして四肢を使わずに反撃する奇怪な技。

・ニードルファー
究極タッグ編で使用。
全身の毛を鋭く逆立てる。いわばカービィのニードル能力。
そこから体を丸め、ネプチューンマンに投げ飛ばしてもらうツープラトン「ヘジホックボール」もある。
クリオネマン戦でこの技が使えてれば…

・セイウチ・トゥース
究極タッグ編で使用。
自身の大きな牙で食らいつく残虐技。獣性に目覚めてから多用していた技であり、
その強度は数々の超人を血に染めたあのマンモスマンの「ビッグ・タスク」と互角の打ち合いをするほど。

・マーダー・バイト
上記の技の発展系。回転することで相手の攻撃を回避しつつ牙で食らいつく。

その他、タッグ技として「マスク・ジ・エンド」「オプティカル・ファイバー・クロス・ボンバー」などを使っている。

余談

上述の通りセイウチのような姿をした獣人型の超人だが、究極の超人タッグ編冒頭ではギャルにスケベ行為を働いたジージョマンに毛皮を脱いで生身の肉体を見せて飛びかかる迷シーンが存在する。


「だども追記・修正スタイルは血みどろの荒らしスタイルではない」
「正々堂々の正義超人スタイルでいかせてもらうだ」

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最終更新:2024年04月13日 06:55

*1 スカーフェイスは、「(自分たちが顔を剥がれたのは)試合で真っ向から戦った結果だから恨むのは筋違い」と言っていたが、その理屈なら試合外での二人がかりで顔を剥がれたチェック・メイトは恨む権利があることになる・・・