登録日:2016/04/09 (土曜日) 14:10:10
更新日:2024/03/27 Wed 19:31:10
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花輪線(はなわせん)は、好摩駅と大館駅を結ぶ
JR東日本の鉄道路線である。
「十和田八幡平四季彩ライン」の愛称が付けられている。
概要
全列車が
東北本線→
IGRいわて銀河鉄道線の
盛岡駅まで乗り入れており、好摩駅を始発・終着とする列車は存在しない。
また盛岡~荒屋新町/鹿角花輪、鹿角花輪~大館の区間列車も設定されている。また上りのみ東北本線の日詰駅まで直通する列車がある。
基本的に2~3時間に1本の運行となっているが、好摩~鹿角花輪駅間は4時間ほど時間が空くことがあるので要注意。
言うまでもなく好摩駅から盛岡方面へ行く場合、いわて銀河鉄道線の運賃が別途必要となる。
JRとの乗継割引運賃が適用されるのは滝沢駅までで、好摩~盛岡間の距離も長めである分、JR時代と比べて大幅に運賃が上昇している。
更に八戸方面に行く場合には途中で乗車券を買い直すか、車内精算をする必要がある。
使用車両
元々は
水郡線で使用されていたが、同線にキハE130形が導入されたことに伴い移籍し、キハ58系を置き換えた。
主な駅
盛岡…
東北新幹線・
秋田新幹線・
東北本線・
田沢湖線・
山田線乗り換え。
岩手県の県庁所在地&第1の都市である盛岡市の中心駅で、始発駅。
盛岡名物として冷麺、じゃじゃ麺、わんこそばが有名(駅構内で食べられる所がある)。
わんこそばは一度チャレンジしてみるのもアリか?
なお、一部の列車を除いてIGRのホームから発車するため、同じJRの路線に乗り換える際も改札外の乗り換えとなる。
好摩…IGRいわて銀河鉄道線分岐駅。
俳人石川啄木がこの駅から列車で上京したとか。
線路名称上の起点駅ではあるが、始発・終着の列車はない為、実質途中駅。
東大更…ここから八幡平市内の駅。
大更…八幡平市の代表駅で、市内の無人駅も管理する。みどりの窓口あり。
かつては
松尾鉱業鉄道が分岐していた。
平館…「ひらだて」ではなく「たいらだて」。地名は「平舘」と書く。
北森…元は約500m北西にあったが2012年に新市役所の隣に移動し、凄まじく立派な駅舎になった。
かつての松尾村の中心部に近い。
松尾八幡平…映画「同胞」のロケ地として使用された事がある。交換可能駅。
八幡平とあるが、市の中心駅というわけではない。観光地としての八幡平へのアクセスも微妙。
安比高原…牛山氏の全国秘境駅ランキング124位。
その名の通り、安比高原スキー場に近い。
荒屋新町…一部の区間運行はここで引き返す。
八幡平市安代地区の中心駅でみどりの窓口あり。
横間…牛山氏の全国秘境駅ランキング135位。
兄畑…ここまで岩手県八幡平市。
湯瀬温泉…秋田県最東端の駅。
駅名の通り湯瀬温泉の最寄駅。
八幡平…こちらが元祖八幡平駅。しかし八幡平市内にはないという罠。
鹿角花輪…鹿角市の代表駅でみどりの窓口あり。一部の区間列車はここで引き返す。
因みに路線名の「花輪」はこの駅付近で行われる花輪ばやしから来ている。東北の駅百選に選定。
十和田南…付近の勾配が厳しいわけでもないが、線内唯一のスイッチバック構造の駅。当駅で折り返す列車はありそうでない。みどりの窓口あり。
元々は三戸方面へ延伸する計画があった名残だとか。
「十和田」と名は付いているものの、ここから十和田湖はかなり遠い。
沢尻…これより大館市内。
大滝温泉…その名の通り、駅周辺には温泉旅館がいくつか存在する。交換可能駅。
扇田…この辺りから大館の市街地へ入っていく。
東大館…因みに「東大館」とあるが大館駅の「南」に位置し、大館市の「西」に位置する。
これは江戸時代宿場町だった現在の常盤木町が明治時代に東大館町になった事に由来する為。
大館…
奥羽本線乗り換え。終点駅。大館市の中心駅。
因みにあの有名な忠犬ハチ公の生まれ故郷でもある。
その為、渋谷駅と姉妹駅の関係にあり、渋谷駅と同じハチ公像があるばかりかJRハチ公神社何て物まである。
更には渋谷駅前にあった初代東急5000系も駅前の施設に移設されている。
追記・修正宜しくお願い致します。
- 大館駅の駅弁、鶏めしは絶品。旨い駅弁と言えばまず名前が上がるほど -- 名無しさん (2016-04-11 03:01:22)
最終更新:2024年03月27日 19:31