りんね(プリティーリズム・レインボーライブ)

登録日:2016/04/08 (金) 7:25:00
更新日:2021/05/19 Wed 00:22:38
所要時間:約 9 分で読めます





プリズムの煌めきを、あなたに





◆概要
りんねはプリティーリズム・レインボーライブの登場人物。CV:佐倉綾音

プリズムストーン所属
誕生日 不明
星座  不明
血液型  不明

マイソング「gift」
りんね&ジュネ「SEVENDAYS LOVE,SEVENDAYS FRIEND」






プロフィール一切不明の謎の少女。彩瀬なるのプリズムストーン職場体験面接にて、突如彼女のステージに乱入しそれまで天羽ジュネしか飛べなかった
4連続ジャンプを披露。そのまま消えてしまうものの以後もプリズムストーンに居ついた。

その正体は人間ではなくプリズムワールドからやってきたプリズムの煌めきを伝える使者。ただしりんねはあるアクシデントにより、この世界に来る際に記憶を失ってしまっている。
プリズムの使者はかつて伝説のプリズムジャンプや伝説のプリズムアクトを伝えた存在とされており、プリズムショーにおいても非常に優れた技量を持つも、なぜかプリズムストーン・オーナーの荊千里に表立ってのショーを禁じられている。
しかし彼女の命令を聞くかどうかは割と気分次第。自在に空間をワープできるようで捉えどころのない性格と併せて神出鬼没。
また記憶喪失ではあるものの頭脳は明晰なようだ(基本感性で動いてるから大して活用してないけど)。

こちらでCooさんが作った戸籍上の名前は「荊りんね」
好物はホットミルクとジンギスカン。なる曰くホットミルクは幸せの味なんだとか。
プリズムライブで使う楽器はギター。





◆性格
記憶が無いので感情表現も薄く、何事にもあまり関心を見せない。だが本能的に「人の心の煌めき」に惹かれ、煌めきが失われることに心を痛め、悩める人に抽象的な助言を施すことが多々ある。冷たいわけではなく、むしろとても感受性豊か。ただ空気が読めず色々と経験不足なため天然ボケ属性。
なるたちとの関わりで成長し、徐々に記憶を取り戻してもその根本は変わらず、一歩後ろからみんなを見守るポジションにいる。
劇中のある事件をきっかけに「約束」を大切にするようになっていく。






◆来歴
1話から登場。前述した通りなるのステージに乱入し「持って行った」。そのため主人公のプリズムショーは次回以降にお預けに…

9話でプリズムストーンは蓮城寺べるにエーデルローズのショーにゲストとして招待されるが、「4人で来てください(=りんねを連れてこい)」と条件を出す。
しかしなるたちは4人目に見当を付けられずにいた。わかなの煽りにあんが乗りかけ勝負が始まりそうだった所に突然の大嵐が来て観客は全員避難、勝負は中止となったのだが、突然りんねがステージに登場。千里に止められたものの意に介さず雨によってできた水たまりをステージとして使用し、雨を晴らすかのような幻想的な光景を作り出した。
ドリーミングセッションには出場しなかったものの、3連続ジャンプに失敗し、険しい表情のまま舞台袖に戻ったあんを優しく抱きしめ、張りつめた感情を決壊させた。


べるに対しては12話で「心の花は、愛がないと咲かない」という謎めいた言葉を残し、24話で独りプレッシャーに追い詰められた彼女の前に突如現れ、悲痛な表情で「心の花、泣いてる」と呟く。躍起になって自分にプリズムライブを教わろうとする(りんねがべるにとって敵でも味方でもない『よくわからない存在』であることも理由だと思われる)べるに「愛はあなたのすぐ傍にある」と彼女なりの助言を与えるのだが…


26話ではコウジの想いを知り、いとを送り出した後不意に涙を流してしまったなるを抱きしめたことも。ちなみに37話ではいとを抱きしめている。
あんと併せて3人は同様にりんねの胸を借りているが、りんねの行動は全て同じく「ここでなら泣いてもいいんだよ」という意図であり、感情の発露を促している。
この役は隣にいるようで、同時に俯瞰でみんなを見ている、近くて遠い存在であるりんねにしかできないことだと思う。


30話では北海道にて念願のジンギスカンを食べられてご満悦。締まりのない顔で調子よく歌を口ずさんだり、2つ並んだ親子の木と呼ばれている針葉樹を見て「べる…」と呟いたりとても楽しそうでした。またなるもりんねに同意した。お前らはべる様をなんだと思ってるのか。
その他いとと弟の結の間を取り持つ架け橋にもなった。




32話で天羽ジュネのショーを見た際はなるたちとは別の感情から涙を流す。


「それが、あなたの幸せ…?」

「(そう。これが私の幸せ…)」


ジュネとの邂逅から明確に記憶が戻り始めていたようで、当初に比べて感情表現も豊かになった。同時にジュネの内に秘めた想いも理解してしまい…




34話でなるの請け負ったチャリティーショーにいつものように乱入し今度はなると一緒に4連続ジャンプを披露を披露。
氷室聖にインスピレーションを与え、デュオ大会を開催させるきっかけを作った。
この話は監督曰く、りんねがなるという、この世界にいる実在の人間を使って「お前に対抗するのはこの子だ」とジュネに宣戦布告する回である。
りんねはプリズムワールドの使者として規律を守り、煌めきを広めるのをこの世界の人間の手に任せ、自身はその援助という役割に徹する。
それがりんねの一貫したスタンスであり、使者としての禁忌を犯したジュネをりんねは許容できないのだ。


「今日のショーとっても楽しかったねえ!皆の笑顔がとっても嬉しかった!」

「ハピなる…」

「うん!…あのね、私今日りんねちゃんとショーをしてわかったの」

「私、プリズムショーでもっともっとみんなをハッピーにしたい!そうすれば、きっともっと私のハートもハピなるだと思うの!」

「りんねちゃん、ずっとずっと一緒だよ。約束」

「約束は、大事」



39話はキャッキャウフフ温泉回かと思いきや突如岩陰から出現したヒロ様が全てを持って行ったかと思いきやラストでとんでもない事態に。
デュオ大会におけるジュネのパートナー発表会を旅館のテレビで見ていたなるたちは、それがりんねであることを知る。それまで一緒に旅館にいたりんねがいきなりディアクラウンにワープしたことにはもはや誰もツッコまない9話以来のソロショーで5連続ジャンプを成功させる。
りんねとジュネという作中最高クラスが組んだ事実に対して、「こんなの勝てるワケないニャ!」「と叫んだのはわかなだけではないはず。



それからりんねがプリズムストーン、そしてなるの家に帰ることはなかった。
大会当日は控室に訪れたなるに対し険しい表情で、さよならを告げ面会を終えてしまう。そのショックでなるは傷つき、心の煌めきを失ってしまうのだが、べる、ヒロの助けを借りて持ち直しショーに臨む。ショーを終えたなるはステージに向かう途中のりんねに声をかけるのだがやはり無視されてしまう。だが…



「私、待ってるから!…きっと帰ってくるって信じてるから!だからさよならなんて言わないで!」

「さよならなんて言ったら、もう二度と会えなくなる。そんなの…絶対に、絶対に嫌だから!」


「私、待ってるから!ずっとずっと、待ってるから!!」


「……」

「行ってきます」


一瞬ジュネを見た後なるに向き直り、厳しい表情は変わらないもののそう答えて、りんねはステージに歩いて行った。


「あ……行ってらっしゃい…!」



あの時のりんねちゃんは
どこか悲しそうで
どこか厳しくて
それでいて優しくて
そして、何か強い決意をしているように見えました






そしてジュネとともに壮大なデュオプリズムショーを披露。観客を圧倒する。

聖「とてもこの世の物とは思えない」
Cooさん「もはや人の為せる技ではないYO…」
カヅキ先輩「これはもう男子レベルどころじゃないぞ!」←!?

「男子レベルってなんだよ!」って疑問に思った方はキンプリを見てください。
そしてりんねは6連続ジャンプでジュネと対決するも、引き分けに終わる。
大会自体は優勝を手にしたが、体力を激しく消耗するレインボー・フェザーの影響で数日眠り続けた。




デュオ大会後に一時的にジュネのスタンを加えたなるたちのペアともたちを本来の姿であるピコックに戻す。
デュオ大会にジュネと出場したのはプリズムの煌めきの枯渇原因であるジュネを破るため、負けた方が勝った方の身体に吸収されるという命をかけた勝負を行ったこと、そしてプリズムショーを守るために協力してほしいと懇願した。ジュネを誰かが上回り、最終進化させた7つのペアともを用いてりんねと共にプリズムライブをすること。それがりんねをプリズムワールドに返すための条件。




オーバー・ザ・レインボー・セッションでは出場はしなかったものの、みんなのセブンスコーデの最終覚醒を見守りつつショーを見ていた。

ジュネのショーの前には「4連続以上のジャンプはペアとも無しでは不可能である」とスタンを彼女に贈った。
それは、りんねがジュネの聖への想いを知り、せめて尊重しようとしていることの顕れなのか。


「プリズムワールドの使者は世界を移動する度に記憶がリセットされてしまう」

「なる。ずっと一緒。約束」






しかし、ジュネは己の全てをプリズムショーに込め、結果力尽き消滅しかけてしまう。りんねはジュネを救うために自分の体を分解しジュネに明け渡してしまうが、なるの力で復活したプリズムの煌めきに合わせ、ジュネとセブンスコーデを最終段階まで覚醒したなるたちのプリズムライブによって取り込まれていたジュネの体から復活。みんなに別れを告げる。しかし…


「待ってりんねちゃん!行かないで!りんねちゃんもこの世界に残って!」

「だって、りんねちゃんの記憶の中からみんなが消えちゃうなんて、絶対にやだもん…!」




しかし、りんねは答える。彼女のマイソング「gift」に乗せて。


胸に手をあててみて なんにもないなんて間違い
感じるでしょ確かな リズム鼓動



確かに記憶は消えるけれど、それですべてが失われるわけじゃない。大切なものは心に刻まれるのだから。
そしてりんねはまたプリズムの煌めきを伝える旅に出発した。



















「ハピなる」

「どこで覚えたのかは忘れてしまったの。でも、とっても素敵な言葉でしょう」

「新しい世界にたくさんのハピなるを届けに行くわよ!」



りんねから記憶はなくなってしまったが、なるから教わった「ハピなる」は胸に残っており、煌めきと共に伝えるべく旅を続けている。













Rinne will come…next to you…























◆使用したジャンプ
・スタースプラッシュ
・スターダストシャワー
・ゴールデンスターマジック
・はばたきレインボーテイル
・きらめきフューチャースター

(デュオ大会時)
・シャイニースターファンタジア



プリティーシリーズの後継作品におけるりんね
その出自上からか、プリパラおよびキラッとプリ☆チャンの時空においてもプリリズとクロスオーバーするたびに登場している。

プリパラ時空ではプリリズとの劇場版にて登場。自然発生的に生まれたりんねとでも言うべき存在ファルルと交流する様子が描かれている。

プリチャン時空においては幸瀬なるの描いた絵本『ジュエルのくにのおひめさま』のイラストにいるRLキャラモチーフのキャラの中にりんねに似た人物がいる。
これだけならただの小ネタだったが、118話のオールフレンズ回には本人が登場。あいらの飛んだ「あの」ジャンプに合わせて召喚され、さらなる奇跡を生み出した。


流石に男子スタァ中心の『KING OF PRISM』には登場しないが、好物とかがよく似た謎の少年がいたりする。


◆余談
中盤までは接した人の口癖を真似している描写が多く、彩瀬なる、DJ.Coo、仁科カヅキの言葉をよく真似していた。
たぶん最多はカヅキの「よっ」


きらめきフューチャースターは上葉みあのジャンプだが、やはりりんねは初期バージョンしか飛べないらしい。


オーロラライジングやグレイトフルシンフォニアを伝えたのはおそらく本編の「りんね」とは別個体のプリズムの使者。
でもケイコーチっていったい何者だったんだろうね。

世界を渡るたびに記憶をリセットされることを酷とするか慈悲とするかは人次第。
しかし感受性に富んだ使者が多くの世界の記憶を累積したら、遠からず壊れてしまうのではないだろうか。

そして、RL放送から6年、この記憶リセットに意味があったことが明らかになる。


中の人が大学で英語科に通っていた学歴だったので作詞家が得意と解釈して英語の歌詞が多い曲を歌わせたら、本人は別にそんなことはなく、giftの仮歌を初めて聴いた際は歌詞に追いつけなかったというエピソードがある。それでも形にするんだからさすがプロである。







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最終更新:2021年05月19日 00:22