骨川スネ夫

登録日:2009/06/22 Mon 17:40:11
更新日:2024/02/02 Fri 13:16:17
所要時間:約 7 分で読めます





悪いけどのび太の分はないんだ。


骨川スネ夫とは、漫画『ドラえもん』の登場人物でのび太の同級生。通称・スネちゃま。


【配役】

CV:八代駿(日テレ版)/肝付兼太(大山版)・龍田直樹(大山版の1985年11~12月放送分代役)/関智一(わさドラ版)

演者:小林顕作(舞台版『のび太とアニマル惑星)/山下智久(トヨタ自動車CM)/楢原嵩琉(ソフトバンクCM・15歳版)/古市憲寿(ソフトバンクCM・未来版)

【概要】

藤子・F・不二雄漫画に欠かせない「ガキ大将の腰巾着」で、その容貌は狐や鳥、サメに喩えられたことも。
特に多いのは狐で、度々「キツネみたいな顔をした子」と呼ばれることがあり、「メルヘンランド入場券」で自分のイメージに合った動物になった時はキツネだった(本人は「白鳥がよかった」と不満気な様子)。
原作に於いてはのび太と正反対の性質のライバルキャラとして自信家・利発で芸術・思考・知識に優れ家庭環境にも恵まれ、出木杉登場以前には静香をめぐるライバルでもあった。
金持ちかつイヤミな性格で、のび太の知らない物事を見せる文化伝道者かつ(のび太の羨望を通じて)プロットを始動させる重要な役どころである。
ジャイアンが肉体的ないじめなら、スネ夫は精神的ないじめといったところであり、いずれにせよ性質が悪いことには変わりはない……が、アニメでは「清く正しく美しいのび太を不当に苛めるジャイアンとスネ夫に未来の道具できっちりと正義の鉄槌を下す」という単純化が図られていることが多いため彼の役割は矮小化されている。
なお、原作の初期中の初期や日テレ版ではのび太のライバルとして、ジャイアン以上にのび太をいじめていた。また、原作でズル木が登場していたところを、変わりにスネ夫に置き換えられていることが多い。

【人物】

性格はキザ・イヤミ・ナルシスト・ウソツキ・見栄っ張り・寂しがり屋。

ナルシストぶりに関しては超ド級であり、1日に1時間も鏡を見つめては「美しいとはぼくのためにあることばなんだなあ」などとほざいている。
ただし、自分の顔だという先入観を捨てて見た場合は「見るからにズルそうな感じの悪い奴」「キツネみたい」と嫌悪感を露にしている。現に作中で「美男子」「ハンサム」などと呼ばれたことは一切ない。
わさドラ版では頻繁に「ボクちゃん」という一人称を使うようになっている。

金持ちであることを鼻にかけており、

スネ夫がジャイアンたちに高級品を自慢する。
          ↓
スネ夫が「君たちにもそれを体験させてあげるよ」と言う。
          ↓
「悪いけどこの○○三人用なんだ!」と言ってのび太だけを除け者にする。
          ↓
その後、のび太がドラえもんに泣きついて秘密道具を出してもらう。

これはスネ夫によるのび太いじめの定番であり、王道パターンである。
要はスネ夫の自慢が話のきっかけである。
三人用なんだ」に関してはネット上でも度々ネタにされている。
はっきりいってやっている事は最低でゲスな行為そのものなのだが、こうしないと話が進まないのも事実ではある。
同じ小学館の漫画に登場する財閥令嬢とは真逆である。

ジャイアンと共によくのび太をいじめているがその反面、ジャイアンにおもちゃや漫画を取られたり殴られたりすることもある。と言うより、むしろスネ夫もジャイアンにいじめられることのほうが多い。
その上スネ夫もスネ夫で調子に乗ってジャイアンに仕返しをしようとすることもあるが、のび太と違いこっちは裏目に出る事の方が多い。
時折ドラえもんやのび太に直接ひみつ道具をせがむor略奪することもあるが、こちらもほぼ100%の確率で裏目に出る。
流行りものにはよく手をだしており、どれも本格的。マザコンで劇場版アニメでは「ママぁ~!!」と言ってヘタレるシーンもある。

自宅は池と庭とガレージ付きの豪邸。平屋根の2階建てというイメージが強いが、わさドラ版アニメでは同じ2階建てながら三角屋根の洋館となっている。そして作中では何らかの形で家が壊されることが多い。わさドラ版アニオリ「骨川マイスターの Do It Yourself」では勢い余って天守閣付きのお城に改装されてしまった。

あまり知られていないが連載初期はおねしょ癖があり、寝るときでもオムツが必要なほど。 
なお、なぜ髪型の先端が360度何処から見ても山切りカットなのかは永遠の謎である*1
わさドラ版アニメでは美容師に前髪のとんがりを3つから4つに増やされた時に泣きわめいていたのでかなりこだわりはある様子。
ちなみに、コロコロコミックの読者投稿では、このスネ夫の髪の構造に突っ込む読者の声があふれ、
ついに「掲載された漫画のおかしな所を突っ込むコーナー」として「スネカミコーナー」が新設され、その後十数年に渡って継続した。
おかげでキャが「 スネオヘアー 」という風評被害を受けることに

またかなりの嘘つきでもあり、実は作中での自慢は事実を大幅に脚色した大ウソであることが大半である。口がうまく先生を言いくるめて自分だけ罰を逃れたり、ジャイアンや女の子たちにお世辞やおべっかを使って気分良くさせる話術に長けている。
『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』では、これらが原因で「ウソツキ性」と判定されてしまっている。

レギュラーメンバーの中では思考力はダントツで冴えているが、学業成績は振るわない描写が多い。一応静香ちゃんより低く、ジャイアンとのび太よりいいが、のび太とジャイアンが低すぎるだけで、結局は悪い部類である。100点を取ったのは「大ピンチ!スネ夫の答案」くらいしかなく、話によっては24点だったり、0点を取ったこともある。母親が教育ママなので家庭教師をつけられていたり塾にも通ったりしているがサボりの場面も多い。
日テレ版では1学期の成績が1と2しかなかった。

力はジャイアンより弱いがしずかとのび太より強いようだ。
しかし、持久力については脇役の安雄・はる夫以下(多分のび太よりは上だろうが)で、町内一周マラソンでばてていた。
ジャイアンズではキャッチャー。

ヘタレだけどいざという時は勇気と機転を見せるのび太、いじめっ子だけど場合によっては男気を見せるジャイアン、デフォルトで誰にも優しく他人を思いやることのできる静香ちゃんと比べて、
イマイチ長所のない性格で、劇場版でもあまり見せ場がない(足を引っ張るというほどではなくちゃんと戦力にはなっているのだが、ヘタレで後ろ向きな発言が多いせいで悪いイメージを持たれがちである)。
だが、スネ夫がいるおかげで事の重大さが分かるという意見もある。
むしろ非正史の学習漫画などでのほうが、その知識と頭脳を生かして活躍する機会が多い(出木杉が出ないからだろ、とか言ってはいけない)。

手先が器用であり、とくに絵が上手く粘土細工などの工作も得意。また、のど自慢大会に出れるほど5人の中では歌もうまい。
ジャイアン&静香ちゃんと一緒に短編アニメを作ろうとしたこともある。
将来はファッションデザイナーを夢見ており、家業を継ぐべきかどうか悩んでいたこともある。
プラモはスネ吉の教授もあって小学生離れした腕前を持ち、『宇宙小戦争』や『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』ではひみつ道具を借りて兵器に改造し、悪と戦った。
アニメやSFにも造詣が深く、読者にも分かるようにウラシマ効果を説明したこともある。
お決まりの「○○とお友達なパパ」がいろいろ試し刷りのマンガや映画のゲラフィルムなんかを持ってきてくれるからでもあるらしい。

ちなみに、レギュラーメンバー5人の中では唯一と言っていいまともな音感の持ち主。コネもあっただろうが、テレビの歌番組に普通に出演して「上手い」と称賛されたこともある。
ご存じジャイアンは言わずもがな、しずかのバイオリンも公害レベルであり、ドラえもんとのび太はいずれも ジャイアン以下 と評されている*2ので本当にまともな音感を持っているのはスネ夫だけである。

意外と酒癖が悪く「ホンワカキャップ」で擬似的に酔ったときにはジャイアンに罵倒をくりかえしたほか、「まほうのじゃぐち」で秘密道具で出したお酒を飲んだ際にはジャイアンと一緒に半裸で踊っていた。

【骨川一族】

スネ夫の係累は、ごくわずかな例外はあるが、みな一様に顔がそっくりである。
近親婚を繰り返してきたのか、スネ夫がナルシストなことを考えると同じタイプの顔ばかり選んで結婚してきたのか、あるいは先祖が犬神憑きだったのかもしれない。
CVは日テレ版/大山版/わさドラの順

  • ママ
CV:高橋和枝/鳳芳野→横尾まり/高山みなみ

ザマス。

原作では典型的な金持ちの奥さんといったキャラ。
スネ夫を溺愛している、というか過保護気味。その一方、後述のスネツグを養子に出していたりする。
大山版アニメでは眼鏡をかけている。と言っても、原作の目に横線(眼鏡のつる)が入っただけだが。

しょっちゅう金持ち自慢をしている割には、バッグをボロッボロになるまで使い込んでいたり、
その辺に落ちてた新品のヤカンや愛犬が拾ってきた骨を持ち帰るなど、ヤケにケチくさい一面がある。
特に家族旅行では
  • ヨットを借りて九州に向かうが、一番安いヨットを借りたため船底に穴が開いており、スネ夫は水汲みに駆り出されていた(「ペタリ甲板」)
  • 軽井沢に貸別荘を借りたが、一番安い所を借りたために雨漏りや蚊に悩まされた(「サハラ砂漠で勉強はできない」)
  • ブラジルまで飛行機のエコノミークラスで向かう(わさドラ版アニオリ「地球エレベーター」)
…と、見栄っ張り甚だしく、スネ夫はママのケチぶりに不満を愚痴ることもしばしば。

アニメ版ではそこまで上流階級を鼻にかけるようなイヤミなところはなく、のび太のママやジャイアンのママらとも屈託なく交際したり、スネ夫の友人ののび太たちにも嫌味なく普通に接している。
時には子供陣営と母親陣営に分かれて、のび太のママらと共闘することもあるほど。
また基本的にはスネ夫を溺愛しているが、必要な時にはしっかり叱る。
以上から、原作よりは親しみやすい人物になっている。

スネ夫のことをスネちゃまと呼ぶのは有名だが、かなりレアだが「海底鬼岩城」ではドラえもんのことは(多分)勝手にドラちゃまなどと呼んでいるシーンもある。
また、わさドラではしずかをしずかちゃまとよんでいるシーンも。
その呼び方じゃないといけないのか?なお、後述のスネツグのことをなんと呼んでいるのかは不明。 
日テレ版ではスネ夫のことを「坊や」と呼んでいた。
ちなみに、日テレ版では学生時代に空手をやっており、分厚い木の板を真っ二つにしたりしていた。

  • パパ
CV:はせさん治→加藤治/加藤治(一時期緒方賢一や肝付兼太が代役を務めたことも)/田中秀幸
スネ夫の存在意義の基盤その1。異常なまでに顔が広い。
「会社の社長」としか紹介されないため、何の会社かは不明だが、芸能界やおもちゃ業界などとコネがあるところからするとマスコミや広告関係だろうか。
時には海外などにも出張に行くこともあるなど、スネ夫の見えないところでは結構多忙な様子でもあるようだ。
出番は極端に少ないが、スネ夫を叱る時にはちゃんと叱るなど、甘やかしてばかりではない様子。
ただ札幌ラーメンが食べたいと思ったらわざわざ北海道まで行く謎の行動力もあるが。
趣味は骨董品の収集だが、よくドラえもんたちに破壊されたりする。
四畳半島に別荘を持つ。
ちなみに、日テレ版から大山版になる際に声優が変わらなかった唯一の人物である。

  • スネツグ
CV:未登場/龍田直樹/甲斐田ゆき
弟。原作初期は家族として登場していた(プラス2巻『アリガターヤ』など)が、現在はアメリカ在住の叔父に養子に出されニューヨークに暮らしている。
母親が長男を溺愛する一方外国に養子に出されてしまった不幸な子供である。
この養子に出された設定は、原作者に長年存在を忘れられてしまっていたため、再登場に際して出番がなかった理由付けとして用意されたものである。
スネ夫の盛りまくった手紙のせいで、スネ夫のことを完璧超人だと思い込んでおり、そのせいでのび太たちまで巻き込まれる羽目に。
日本在住時は(兄譲りなのか)態度が悪かったが、アメリカに行った後に礼儀を学んだのか、日本を訪れた際には人格者に描かれている。
パパと違い普段言及されることもなく、出番はてんとう虫コミックス版では1回だけ、原作全体でも4回しかないレアキャラ。

  • スネ吉
CV:未登場/井上和彦→二又一成→緑川光/山崎たくみ
上の二人よりも遥かにインパクトのある親類。
スネ夫の従兄。スネ夫の存在意義の基盤その2。
大学生でスネ夫からは「スネ吉兄さん」と呼ばれている。
多趣味であり、アウトドアのようなリア充系の趣味とラジコン・ジオラマ作りというオタク系趣味を両立させている偉大なる趣味人。サーフィンの腕も天才的。
愛車はポルシェやランボルギーニ、マツダのRX-VISION*3などの高級スポーツカー。モーターボートの操縦免許も取得してる模様。
スネ夫の「三人用」攻撃が行われるときには高確率で登場するのだが、大学生にもなって小学生への嫌がらせに加担するとはいかがなものか……
しかしのび太以外には基本的にラジコンを貸したりしている。 
ただしドラえもんのことも知っており、「どうせのび太くんにはドラえもんがいるんだから」と思っているフシもある。
更にわさドラでは、ドラミの道具を使ってアニメを作る話も存在する。
その技術は明らかに趣味の領域を超えており、プロとしても規格外。1/150スケール*4戦艦大和を作ったり、
ゼロ戦のラジコンに実際に発射できる魚雷を取り付けたり、周波数を変えることで4機のゼロ戦を同時に動かしたり
挙句の果てには二足歩行および飛行が可能な人型ラジコンロボットを製作している。これは2023年現在の技術でさえ実現していないオーバーテクノロジーである。

  • ひいおばあちゃん
CV:未登場/堀絢子/真山亜子
スネ夫パパの祖母。甘党で親族では数少ない非キツネ顔。
「しつけキャンディー」に登場。迷信で子供をしつけようとするクセがあり、そのことをスネ夫に馬鹿にされていたが、「年寄りをバカにするのはよくない」と怒ったドラえもんにより
言った迷信が現実になる「しつけキャンディー」を食べさせられ、わがままなスネ夫に様々なバチを与える。わさドラでは「スネ夫 美容院へ行く」で再登場。スネ夫の誕生日を祝った。

  • 珍しくキツネ顔じゃない従兄弟
「Yろう大作戦」に登場。物凄く野球が上手い少年。
キリリとした眉のイケメンで、2軍落ちを危惧したスネ夫が賄賂としてジャイアンに紹介しようとした。

  • カナダ在住の従姉妹
CV:不明
大山版アニオリ「ビデオレターは大変だ」に登場。三つ編みをしている。

  • おじさん
スネ夫パパにそっくりな叔父。外国船の船長。骨川家がマリンレジャー大好きな原因の一人かもしれない。
そのため結構裕福なのかもしれない、つまり息子がバカみたいに趣味に金をかけても(以下、推論のため省略)わさドラではひいおばあちゃん同様「スネ夫 美容院へ行く」で再登場。仕事着のままスネ夫の誕生日を祝った。

骨川家のペット

スネ夫の虚栄心を満たすために飼われることも多々あるものの、基本的に世話やしつけもしっかり行われている。

  • チルチル
顔がどことなく骨川一族に似たシャムネコ。スネ夫曰く「ぼくに似て上品」らしい。
負けん気が強く、ジャイアンの愛犬・ムクを追い払ったこともある。ちなみにわさドラの「ほんもの3Dテレビ」では、しずか不在時に三人用のトリガーにされたことがある。

  • アンナ
別の猫。やっぱりスネ夫そっくり。ママの無くした指輪を探してきたこともある。

  • エカテリーナ
これも別の猫。スネ夫によくしつけられており芸が上手い。

初期のエピソードで飼っていた。中国犬のようなフサフサした毛並みが可愛い。

  • 錦鯉
池にいる。のび太とドラえもんに盗まれたことがある。

  • イグアナ
のび太に自慢するためだけに買ってきた。

  • 庭石「サムソン」
「ペットクリーム」を分けてもらい生み出したペット。
のび太が小石、しずかが水晶玉、ジャイアンが漬物石をそれぞれペットにしたのに対し、大きな庭石をペットにした。
大山版アニメでは石灯籠をペットにしており(本編では庭石と呼称)、名前も「ロッキー」に変わっている。
しかし、大きな身体の上に獰猛な性格らしく一晩中庭中を駆け回り庭を破壊しまくった挙句、その巨大な体躯からでる大きな鳴き声(夜中にのび太の家まで響いてきた)で
母親に捨てるように言われたらしく、どこでもドアを借り青森の山奥まで捨ててくる。
しかし1週間後、そこには青森からはるばると東京まで戻ってきてスネ夫にしがみつく(押しつぶす?)サムソンの姿が!
しずか「青森から1週間かけて帰ってきたのね」のび太「感動的だなぁ…」


【以下名言、迷言、暴言】

「いつ見ても……。いつまで見てもあきないなあ、ぼくの顔は。美しいということばは、ぼくのためにあるんだなあ」


「もともとおかしいんだよ、きみの顔は」

「のび太のくせに、えらそうな!! キーッ」


「ポケットのないドラえもんなんて、ただの中古ロボットじゃんか!!!」


「食べるならジャイアン 食べるならジャイアン」


【余談】

代名詞ともいえる名台詞「のび太のくせに生意気だ!」は肝付氏のアドリブが発端。
このことから近年では関智一氏も「何かわさドラらしいアドリブのセリフを作ってほしい」とスタッフから言われており、それが若干プレッシャーになっているとも心境を吐露したことがある。

ちなみに歴代担当声優たち4人の共通点として、「『スーパー戦隊シリーズ』に悪役の声で出演経験がある(特に肝付・関は同じ組織)」なんてのがあり
肝付・関に関しては他にも「自分で劇団を持ち、ドラえもんレギュラーになった後劇団の舞台へジャイアンの担当声優を呼んでいる」という共通点もある。
大山版でスネ夫の声優を務めた肝付氏は藤子・F・不二雄原作アニメの常連として知られており、以前はパーマンのカバオやおばQのゴジラのようなガキ大将を演じてきたがスネ夫役を演じてからはガキ大将以外が中心となる。
関智一氏は2005年の声優交代前にも一度「おばあちゃんの思い出」で幼少期のスネ夫を演じている*5

また1996年の紅白歌合戦でドラえもんキャラがゲスト主演したことがあり、その中で「着ぐるみのスネ夫」が出てくる直前になぜか中居正広(SMAP)がスネ夫コスで登場した(他にジャイアン役が桑野信義・しずか役が松田聖子)。
それから15年後の2011年、トヨタのCMでドラえもんキャラが実写で登場した時、スネ夫役は中居の後輩にあたる山下智久が担当した。

大山版アニメで登場する「スネ夫が自慢話をするときに流れている曲」が、「おれはジャイアンさまだ!」と同様のテーマ曲として扱われており、動画サイトでは様々なアレンジが公開されている。
実はこの曲、サントラで「ドラえも~ん!」のタイトルがついている*6のだが、2017年に開催された菊池俊輔音楽祭では『スネ夫の自慢話テーマ』『スネ夫のテーマ』のタイトルが使用された。
2019年に発表された『ぼくドラえもん 40th』にも間奏の一部分で使用されている。

同じ作者かつ同じ放送局である『エスパー魔美』のアニメ第22話にゲスト出演したことがあり*7、そのときは一人称が「俺」だった。尤もスネ夫よりも隣にたたずむ無表情のジャイアンの方が某大喜利サイトで使われ有名になったが

ジャイアン役のたてかべが2015年6月に他界し、通夜の弔辞の際、肝付は上記の名台詞を使い「ジャイアーン、ジャイアンのくせになぜ先に逝っちゃうんだよ」と別れを惜しんだ他、告別式の弔辞で感謝の念を述べた後、最後はやはりスネ夫の声で「ジャイアーン!」と絶叫して締めくくった。しかしその後、肝付氏も後を追うように2016年10月に肺炎により他界した。

台湾鉄路管理局の普通列車用EMU700型電車は先頭車の特徴的な連結器カバーがスネ夫のとがった口のような形をしていることから、「小夫號・阿福號(スネ夫号)」の愛称がある。

メインキャラクター五人の中でスネ夫だけが自分が主役を務める短編映画が存在しない*8



ぼくのWikiのほうが閲覧数も追記と修正の数も桁違いなんだ。
うらやましいだろう。

あ、悪いけどのび太の分はないんだ、うん。じゃあな。

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  • 模型オタク
  • 愛すべきバカ

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最終更新:2024年02月02日 13:16

*1 『ドラえもん 深読みガイド』では「少しでも身長を高く見せるため」と推測されている

*2 ただし、ドラえもんが本当にひどいのは不調時の時であり(平常時でも音痴ではあるが随分とマシなレベル)、のび太の場合は「ジャイアンよりひどい」と言われる割には周りに被害が出ることが無い。

*3 ロータリーエンジンのコンセプトカー。ナンバープレートもロータリー車でお馴染み7が揃うなど、スタッフに好きな人が居るのだろう。

*4 全長1.75m

*5 わさドラメインメンバー担当声優の何人かは大山ドラにも参加しているが、同一人物を担当している数少ない声優である。

*6 実際、アニメ初期回ではスネ夫が未登場のシーンでも使用されることもあった。

*7 他のメンバー4人も登場しているが、台詞があるのはスネ夫のみだった。

*8 ドラえもんは『2112年ドラえもん誕生』、のび太は『ぼくの生まれた日』と『おばあちゃんの思い出』、静香は『のび太の結婚前夜』、ジャイアンは『がんばれ!ジャイアン!!』がそれぞれ自身が主役を務める短編映画として存在する