R2-D2

登録日:2016/03/31 Thu 00:43:27
更新日:2023/05/13 Sat 17:16:24
所要時間:約 5 分で読めます







ピュイ~ン ピポピポ~ガ~~カカコココン...



R2-D2は映画『STAR WARSシリーズ』に登場するドロイド(ロボット)。
相方のC-3POと並んで、同シリーズ皆勤賞のキャラクターである。
演者については後述。


人物(?)

R2-D2は アストロメク・ドロイド というタイプのドロイドの一体である。
アストロメク(Astro-Mech)…つまり主に宇宙船をサポートするドロイドで、スターシップ(宇宙船)の修理や、スターファイター(宇宙戦闘機)の操縦サポートなどを主な役割としている。
主要キャラとして登場するアストロメクドロイドは少ないが、背景で活動しているアストロメクドロイドを見つけることは難しくないだろう。

R2は外見は人間の子供くらいの大きさの筒型の胴体、その両脇からローラーを内蔵した設地脚が生えたシンプルなドロイドである。
胴体上部には半球状の頭がついており、ここにいくつかの丸いカメラアイが付いている。
胴と脚は白、頭は銀に塗られており、各部のパーツに青色が入っている。

そして数少ない主要キャラ扱いであるこの個体はやや我が強く頑固者な性格で、時には大胆な行動に出ることがある。
体を左右に揺すったり、落ち込みや不機嫌を電子音で表したり、中々に感情豊かなドロイドでもある。危険にさらされた際には、まるで人間のような甲高い悲鳴を上げる事も。
主人には忠実だが、相方のC-3POには割と遠慮が無く、C-3POから突っ込みを受ける事もしばしば。

戦闘用ドロイドではないので脆く、壊れるシーンも多いが、この個体は致命傷には至らない悪運の強さを持っている。
本来のアストロメクドロイドは上記の通り宇宙船のサポートドロイドだが、R2-D2は改造によって様々な能力を持っており、
ハッキングを行ってロックされた扉を開けたり、ジェットホバーで宙を飛んだり、ライトセーバーの格納/射出スペースを備えたりと並のドロイドにないスペックを誇る。

彼は長きに渡りスカイウォーカー家をめぐる運命を間近で目の当たりにし、かつ記憶消去を経なかった生き証人であり、そしてジェダイとなったスカイウォーカー家を2代に渡って支えた相棒でもある。


経歴

エピソードⅠ

惑星ナブーの王室が所有するスターシップに配備された状態で(時系列上の)初登場。
通商連合に追われるスターシップが攻撃によって破損したため、修理のために船外活動を行い、逃亡のサポートを行う。
仲間のアストロメクドロイドがやられていく中、最後まで修理を行い、勇気あるものとして称えられる。
逃げ延びた先の惑星タトゥイーンでは長きに渡る相棒となるC-3POと出会う。

終盤ではアナキン・スカイウォーカーの乗るスターファイターに同乗、通商連合のドロイドコントロール艦を破壊し、ナブー軍の勝利に貢献した。


エピソードⅡ

ナブーの女王を退き、元老院議員として活動するパドメ・アミダラと共に宇宙を飛び回っていた。
中盤ではタトゥイーンでC-3POと再会したり、惑星ジオノーシスのドロイド工場で大冒険したり。
他エピソードと比べるとやや影が薄い。


エピソードⅢ

冒頭からアナキンの駆るスターファイターに同乗、グリーヴァス将軍の乗る戦艦へ乗り込む。
アナキンとオビ=ワンから置いてけぼりを食らうが、騒ぎを聞きつけてやってきたスーパーバトルドロイドを、自ら噴き出したオイルに着火させて焼き尽くすというファインプレーを見せる。

終盤、シスへと堕ちたアナキンことダース・ヴェイダーの惑星ムスタファー行きにも同行するが、最後は主人を残してムスタファーを離れる事になる。
その後は、オーガナ議員を介して反乱同盟軍の母体となった反帝国組織の所有となった模様。
相方のC-3POはお喋りなので記憶データを消去されたが、R2はそのまま記憶データを保持している。
つまり、数少ない歴史の生き証人である。


ⅢとⅣの間



エピソードⅣ

反乱同盟軍のレイア・オーガナから、デス・スターの設計図を託されるという重大な任務を任される。
相変わらずC-3POと一緒に行動する。冒頭数分で喧嘩別れしたが、何だかんだですぐ再会。
彼がデス・スターの設計図をタトゥイーンにもたらした事により、ルーク・スカイウォーカーの運命を大きく変えた。

終盤ではルークのXウィングに同乗、帝国軍の攻撃で中破するもデス・スターの破壊を成功させる。
ラストの祝勝会には元気な姿で出席した。


エピソードⅤ

反乱同盟軍が惑星ホスを脱出後、同盟軍と別れたルークと一緒に惑星ダゴバへと向かう。
ヨーダに叩かれたり、謎の生物に食べられたり、ルークのジェダイ修行の際に浮かされたり(そして落とされたり)地味に出番が多い。


エピソードⅥ

ジャバの宮殿へC-3POと共に訪れ、贈り物としてジャバに贈呈される。
セール・バージ(客船のようなもの)でウェイターとして活動していたが、ルークがやってきた際にはルークの合図でライトセーバーを射出し、ルーク達をサポートする。
壊れゆくセール・バージからの脱出の際には、犬神家状態で砂に突き刺さるコミカルな一面も。

惑星エンドアでは原住民のイウォーク族と一緒に陽動を行ったり、ロックされた扉を開けようとしてショートしたり。
戦勝会では再び無事な姿で出席、イウォーク族と楽しげに踊っている。


エピソードⅦ



トリビア

  • エピソード4では小人症の俳優ケニー・ベイカーが中に入って操作していた。エピソード5以降は一部を除きほぼラジコン操作となっているが、引き続きベイカー氏の名前がクレジットされている。プリクエル・トリロジーにおいては一部CGで描かれたカットもある。
    エピソード7ではケニー・ベイカーのクレジットはそのままながら、一部のシーンではジミー・ヴィーがR2を演じていた。2016年にベイカー氏が没した後、エピソード8以降はヴィー氏に完全交代している。
  • エピソード2と3の間を描いたアニメ『クローン大戦』では、アナキンとパドメがそれぞれの所有するドロイド(C-3POとR2-D2)を交換する場面が描かれており、エピソード3でそれぞれ付き添うドロイドが入れ替わっていた理由を描いていたが、設定整理の波に飲まれたため現在では非公式となっている。
  • エピソード1~3でR2とそれなりに一緒に居たオビ=ワンが、エピソード4で他人のように振舞っていた理由は公式発表が無く、謎となっている。
  • 相方のC-3POとあわせてモデルは隠し砦の三悪人の大平と又七。
  • あの独特な電子音はARP 2600というシンセサイザーを使って制作している。実はこのARP 2600、あのガンダムの効果音を作った機材としても有名で、この時代のSF映像作品を支えた名機である。
  • アメリカにおいてスター・ウォーズシリーズと並ぶ人気スペースオペラ/SFシリーズであるスター・トレックとその続編であるスター・トレック イントゥ・ダークネスにカメオ出演している。本当にチラッと映るので探してみよう!なお、両作を監督したJ・J・エイブラムス監督は、後にSWサーガ続三部作を撮った事は言うまでもない。

追記、修正はホワァァァアアアアオ!!してからお願いします。

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最終更新:2023年05月13日 17:16