魔法つかいプリキュア!

登録日:2016/03/29 Tue 00:29:17
更新日:2024/04/04 Thu 02:55:20
所要時間:約 34 分で読めるモフ


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魔法のことば『キュアップ♡ラパパ!』で

ふたつの世界がいまつながる!


2016年に放送された『プリキュアシリーズ』第13作目で、チームとしては11代目。




概要モフ


テーマは「手をつなぐ」。モチーフは「魔法使い」
ひらがなが使われたタイトルは『ふたりはプリキュア Splash☆Star』以来で、漢字が使われたのはシリーズ初。

製作スタッフは、シリーズディレクターに歴代『プリキュア』作品で各話演出・絵コンテを手がけてきた三塚雅人。
シリーズ構成には初期シリーズや映画『プリキュアオールスターズ』のDX三部作の脚本を担当した村山功。
キャラデザ担当はこれまでも同シリーズで作画監督を度々担当しており『聖闘士星矢Ω』などでも作画を手掛けた宮本絵美子。
音楽は引き続き高木洋が担当。
前作プロデューサーの神木優が『美少女戦士セーラームーンCrystal』の製作に復帰する関係で、『ワールドトリガー』のアシスタントPを務めた内藤圭祐が新プロデューサーに交代した。


OPテーマ『Dokkin♢魔法つかいプリキュア!』を歌うのは前作のEDテーマを担当した北川理恵。
EDテーマ『CURE UP↑RA♡PA☆PA!~ほほえみになる魔法~』はプリキュア2人が歌うキャラソンとなっており、
テレビ本編でプリキュア本人がフルで歌うEDとしては初のものになる(ただし劇場版やバックコーラスのみも含めると前例が多数存在する)。
第22話からはOPが『Dokkin♢魔法つかいプリキュア! Part2』に、EDが『魔法アラ・ドーモ!』に変更された。
EDは追加戦士のフェリーチェも加えてプリキュア達が引き続き歌唱を担当している。

EDダンスも、『ドキドキ!』から『プリンセスプリキュア』まで務めたMIKIKOからジョイントアクションクラブの原ななえに交代。
ポップかつアクティブなダンスで楽しませてくれるだろう。
ちなみに後期EDは数話ごとに映像が微妙に変化する。注意して見ると面白いかもしれない。

前作の最終話では『ハピネスチャージプリキュア!』に続きバトンタッチ映像が流れ、主人公かつカラーリングの似たキュアフローラとキュアミラクルが共演した。

本作も次回予告と提供の後に視聴者のイラストコーナーが設けられている(告知に変わる場合もある)。
今回はハガキの周囲の絵が毎週コミカルに描かれ、実質的に過去作にあった遊び心溢れるエンドカードが復活した。
第23話はハガキの紹介がなく完全に、かつ斬新なエンドカードだった。
以降もハガキのないエンドカードがしばらく続いていた。


作風は前作が主に妖怪のせいで東映版権売上の最低値を更新してしまったせいか、徹底的に玩具販促を前面に押し出し、基本的に日常を重視したシンプルなものになっている。
そのため結果的に玩具の売れ行きは好調、版権売上も回復基調となり、以降HUGっとまでシリーズ全体で盛り返し時期を迎える。
特に「おしゃべり変身モフルン」は通年で女の子のおもちゃのAmazonランキング大賞2016で1位。おもちゃ総合でも20位という結果を残している。
一方で興行収入は前作での半減の煽りをもろに食らっており、劇場版限定のプリキュアという仮面ライダーとかなら食いつく要素もあって、
公開前は大分話題になったはずなのだが、最終的な成績は前作より少し回復した程度に留まってしまった。

ストーリー面では過去と未来、別の世界同士で友情や家族愛に近いものを育んだ仲間達を描いており、本編最終回の内容は話題を読んだ。
残り1話はコラボ回に費やされ、次回作のプリキュアと共演するという試みが取られた。

続編モフ

プリキュアシリーズも2023年で始まって20年。そのシリーズ20周年記念の一環として、大人向けのプリキュアシリーズの映像作品の制作が発表。
その一つとして本作品の続編である『魔法つかいプリキュア!2(仮)』が作られることになった。
所謂オタク人気が高いと言われるスマイルなどを差し置いての選出はフィギュアーツ等の大きなお友達向けの商品が企画倒れしたこともあり驚かれた。

ちなみに放送は2024年度中を予定。放送枠はなんとABC発・テレビ朝日系深夜アニメ枠「ANiMAZiNG!!!」で行う。まさかの深夜アニメ、どのようになるのだろうか?

あらすじモフ


もうすぐ中学二年生になる朝日奈みらいは春休みのある日、公園に謎の物体が落ちたのを見かけ、クマのぬいぐるみ「モフルン」を持って出かける。
そこでみらいは、ホウキに乗り魔法使いを名乗る少女・リコと出会うことになる。
「リンクルストーン・エメラルド」を探しているという彼女だったが、そこに闇の魔法つかいドクロクシーの部下・バッティが彼女達の前に現れる。
バッティの闇の魔法で生まれた怪物ヨクバールに追い詰められたみらいとリコ、そしてモフルンが手をつなぎ、
魔法の言葉「キュアップ・ラパパ!」と唱えると、2人のペンダントが光輝き「魔法つかいプリキュア」へと変身する。

ここに伝説の魔法つかい「プリキュア」が誕生するのであった。



キャラクターモフ


プリキュア


久しぶりとなる2人編成チーム(当初)で、2人とパートナー妖精であるモフルンがテーマの通り揃って手を繋ぐことで変身する、
フォームチェンジが序盤から4つ存在するという新しい要素や試みが組み込まれている。
変身後に大人びた姿になる演出を際立たせる為か、変身前の姿は歴代の中2プリキュアたちと比べても頭身が低めにデザインされており、顔つきも童顔気味となっている。
第22話より、成長したはーちゃんがキュアフェリーチェとして戦力に加わり、3人チームとなった。


「ふたりの奇跡!キュアミラクル!」
CV:高橋李依

6月12日生まれ。13歳(1話時点)。
口癖は「○○っていいました!?」「ワクワクもんだぁ!」
家族構成は父親の大吉、母親の今日子、祖母の結希かの子。
津成木第一中学校1年生(10話以前)→2年生(11話以降)

天真爛漫で好奇心が強く、不思議なことや面白いことが大好きでいろんな事に興味を示す性格で、未知の物事にも物怖じせずに首をつっこんで行くが、それらを不思議がることがあっても拒絶するような態度を見せることはない。
母親のセリフから勉強にはあまり興味が持てない様だが、実際はそれなりに興味を持っているし成績も良い(ただし数学以外は)。
テンションが上がると一方的に質問攻めにしたり、まくしたてたりしてしまう癖がある。
また、意外と食欲旺盛のところがあり、魔法学校の食堂の様に食べ放題といった場合には山の様に積んだたくさんの料理を口にするという食べっぷりを見せる。
実家はパワーストーンを扱うアクセサリーショップを経営しており、母からのプレゼントという形でリンクルストーン・ダイヤを手に入れている。
また、祖母から貰ったモフルンというクマのぬいぐるみを兄妹同然に大切にしており、出かける時にも籠に入れて持ち歩く程である。

春休みのある日リコと出会い、のちに親友となる。
共にプリキュアとして覚醒し学校を守った活躍もあってか、校長からの勧めにより(春休みの間だけとはいえ)魔法学校へ体験入学。リコと共に魔法について学んでいき、はーちゃんをはじめ様々な人々と出会っていく。
その後体験入学が終了しナシマホウ界へと帰るが、リンクルストーンがナシマホウ界にあることを知らされ、追いかけて来たリコと再会し共に向かってゆく。

魔法のは先端にハート型の透明な宝石が付いたタイプ。
初めて魔法界を訪れた際に魔法学校の老木から杖を授かったことにより、魔法使いの仲間入りを果たすことになる(校長はこれを「この世界そのものが(みらいを)受け入れた」と解釈している)。

戦闘スタイルは従来のプリキュア同様徒手空拳での格闘である。
また、考えるより行動するタイプであり、戦闘でもそれを現してか常に敵に対し真っ向から当たっていく。
爆裂魔法は使わないし、使えない。と思ったら向こうがBDでネタにしやがった。*1

桃キュアではあるが、変身前から金髪、主役キュア初めての6文字の名前、と黄キュアの要素が強く出ている。
また、『フレッシュプリキュア』以来の変身後に胸が少し膨らんだデザインとなっている。


「二人の魔法!キュアマジカル!」
CV:堀江由衣

11月12日生まれ。13歳(1話時点)。
口癖は「計算通りだから!」「○○してないし」
家族構成は考古学者である父・リアンと料理研究家である母・リリア、魔法学校の教師である姉・リズ。

魔法界の住人で「魔法学校」に通う少女。勉強はとても良くできるものの、魔法の実技は少々苦手。
意地っぱりで素直に自分の気持ちを表現することが苦手かつプライドが高い、という典型的なツンデレ気質で、素直で天真爛漫なみらいとは対照を成している。
それでもいつか立派な魔法使いになることを夢見ており、「努力と根性」をモットーに懸命に魔法の習得に取り組んでいる。
また、料理研究家の母親の影響か料理が上手な一面も持っている。

上述の通り魔法の実技が苦手で春休みに補習を受けることになっていた。
だが、ある日校長の話を立ち聞きして、伝説の秘宝である「リンクルストーン・エメラルド」を見つけたら先生達も自分を認めてくれて補習は免除になるだろうと考え、無断で人間界(ナシマホウ界)へと飛び出してしまう
そこで出会ったみらいと共に、伝説の魔法つかいプリキュアに覚醒した。
襲撃してきたバッティからプリキュアに変身し学校を守った活躍が校長に認められ、無事退学を免れた。ただし当初の目的だった補習の免除はかなわず、改めてみらいと一緒に受けることになったが。
その後、リンクルストーンを探す為にナシマホウ界に滞在することになり朝日奈家に同居、みらいと同じ津成木第一中学校のクラスに転入することになる。
苗字を尋ねられた際、前日のみらいとのやりとりからとっさに「十六夜」と名乗り、十六夜リコとして学校生活、もといナシマホウ界生活を送っていく。
最初の頃は世界観の違いによる戸惑いもあったものの、元々勉強が得意で努力家だからかナシマホウ界にも次第に馴染んでいき、その勉強においては学年で1位を取る程にまでなっている。

代々リンクルストーン・ダイヤの片割れを継承していた由緒正しき魔法つかいの一族の生まれで、本来なら姉のリズがリンクルストーンの本来の継承者だったが、後述の理由もあってリコの可能性を信じ、妹に所有権を譲っているなど、姉妹仲は良好なようだ。

魔法の杖は先端に星型の透明の宝石が付いたタイプ。
なお杖の誕生と同時にリンクルストーン・ダイヤが共鳴現象を起こしているが、リズ以外は誰も知らない。

戦闘スタイルはこちらも同様徒手空拳での格闘中心だが、時には魔法のホウキを使っての飛行や3次元的な戦闘も展開する
こちらも変身後に胸が少し膨らんだデザインとなっているが、胸を強調させないデザインなのでキュアミラクルほどには変化が目立たない。

2年前は人形の国でバレリーナをやっていたとか。
シリーズ初の桃キュアの最初のパートナーとなった紫プリキュアで、初登場時点で変身前の名前が歴代最短の2文字というキャラである。



妖精


「甘い匂いがするモフ~」
CV:齋藤彩夏

ピンクの蝶ネクタイをつけたクマのぬいぐるみ。一人称は「モフルン」で、語尾に「モフ」と付ける。また、自分専用の魔法学校征服やおでかけポシェットは魔法界で入手した。
元はみらいが祖母からもらった普通のぬいぐるみだったが、みらいとリコがプリキュアに覚醒した影響で意思を持ち動き喋り出すようになるという、歴代の妖精とは違い主人公の持ち物が後天的に妖精化し誕生した経緯を持つ
魔法界においても「命を持たない物が自我を持って動いたり喋ったりする」ことは魔法でも不可能と考えられているので、出会った魔法つかいたちさえ大体驚く。
また、人間だけでなく他の生き物とも意思疎通ができるので、間に入って通訳することで周りに伝える役割も担う。
加えて、リンクルストーンをはじめアイテムや人物を「甘い匂いがする」と感知する力がある。ただし、お菓子などの普通の甘い匂いとは区別がつけられない。

2人がプリキュアに変身する時には、蝶ネクタイの部分にリンクルストーンをセットして2人と手を繋ぎ、ストーンの力を解放して変身させる役割を持つ。
つまりそのままの姿で妖精兼変身アイテムで、みらいとリコが揃うだけではまだ足りず、モフルンがいなければ二人は変身自体全くできないのである
その為、みらい、リコ、リンクルストーン、モフルンのどれか一つでも欠けると完全に詰む


「あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!」
CV:早見沙織

迷宮書庫「知識の森」で手に入れた本が変化したリンクルスマホンから生まれた、手の平サイズの妖精の赤ちゃん。
みらいとリコが親代わりとなって育てており、名付け親も彼女達(「はー!」としか喋れなかった為、この名前になった)。
成長型の妖精で四段階の形態を経て素敵な女の子へと成長していくようであり、実際に話数を経ることに体が大きく成長している。
ついに第11話では少々ぎこちないが言葉を話せるくらいまで大きく成長する。成長後の一人称は「はーちゃん」。
第15話にてリンクルストーンの力で変身(コスプレ)できることが判明。
21話ではドクロクシーの消滅とともに行方不明になるが、第22話でミラクルとマジカルのピンチに現れ、リンクルストーン・エメラルドの力によりキュアフェリーチェに変身
ヤモーが生み出したスーパーヨクバールをあっという間に倒し、初戦闘にして勝利を飾った。
なお、変身には誰かを守りたいという強い気持ちが必要である模様。

変身すると等身が伸びるのは他のプリキュアと同じ。一方はーちゃんは、精神年齢まで成長し敬語で話す、という大人びた性格になるためちょっとした二重人格状態である。
戦闘スタイルは見た目とは裏腹に格闘戦が中心のほか、手から風を起こして相手の攻撃を無効化することもでき、22~26話までのスーパーヨクバール戦ではミラクル、マジカル以上の実力を見せている。
ただ本人はどちらかといえば積極的に攻撃することは少なくカウンター攻撃が中心。
補助技も他の二人と違い防御技しか使わない。つまり今作の[盾]]枠。

ドクロクシー消滅の原因であり、エメラルドを保持していることから、復讐に燃えるヤモーにとっては因縁の相手となっている。

不遇なイメージのある緑キュアの汚名返上が期待されたものの、登場2回で4人目のプリキュア・キュアモフルンの情報が公開されてしまい、早くも話題をさらわれてしまったのだった。

人間界(ナシマホウ界)


みらい達普通の人間が住む世界。魔法が存在しないためか、魔法界の住民からは「ナシマホウ界」と呼ばれている。
魔法界の人間はナシマホウ界と行き来することを特例が無い限り禁止されている。

……だが許可さえ貰えば比較的自由に行き来しており、ナシマホウ界では多数の魔法界のスパイが潜伏人間が暮らしている。
逆にナシマホウ界の人間が魔法界へは基本行き来できない。正直ズルい。
魔法が使えないことで実は遠回しにバカにされていたりする(こちらの世界で例えればケータイやスマホを持たない人間のようなもの。事実、リコもナシマホウ界で生活するまで、ナシマホウ界の事を少々嘗めていた節もあった)。
が、向こうが魔法が発達している代わりにこちらは機械文明が発達している為、実際はどっこいである。


  • 朝日奈大吉
CV:青木強

みらいの父親で家電メーカーに勤めている。温厚で優しいマイペースな性格。
職業上新しい家電に目がないほか、ものによっては自身で修理をすることもでき、25話では海の家の冷蔵庫を修理した。
ちなみに、かの子から聞いた「魔法学校」を「作法学校」と勘違いしている、というちょっと天然な面も。


  • 朝日奈今日子
CV:加藤有生子

みらいの母親でアクセサリーショップを経営している。
中の人は実は先輩プリキュアの母親も演じている(その当時は「加藤優子」名義だった)。


  • 結希かの子
CV:太地琴恵

みらいの母方の祖母。
おっとりした性格で、みらいが魔法や魔法つかいの話をしたり、魔法学校に体験入学するといった事を伝えたりしても全く疑わずに信じ、「みらいの両親には自分から話しておく」と背中を押す。
実は少女時代に魔法使い校長に会った事がある。


  • 高木先生
CV:藤沼建人

津成木第一中学校の教員で、みらいとリコの担任。担当教科は数学。
余談だが、主人公達の男性担任が登場するのは3年前の『ドキドキ!プリキュア』の城戸先生に次いで2人目。


  • 長瀬まゆみ
CV:多田このみ

津成木第一中学校の生徒で、みらいとは仲の良い友達。
クラス割りで中1の時と同じ、みらいと同じクラスになる。
親の都合で一人だけ離れた中学に進学することになったため、入学当時は周りと打ち解けずにいたが、お気に入りのヘアピンを失くした時にみらいが共に探してくれた事が切っ掛けで彼女と親友になった。
34話にて他校の男子生徒に恋心を抱き、みらい達の後押しや応援もあって勇気を振り絞り告白するも、美人の彼女がおり失恋してしまうが、
この時にかなに「(自分の恋が)決して無駄ではない」と涙ながらに慰められたことが切っ掛けで彼女と距離が縮まり、名前同士で呼び合う仲へと進展した。
ちなみにこの時、遠目とはいえ空を飛んでいく魔法使い達の姿をはっきりと見ており、ついにその存在を信じることとなる。


  • 大野壮太
CV:高橋幸治

津成木第一中学校の生徒でみらいとは小学校から一緒。
サッカー部の主将で、明るくやんちゃな性格。
クラス割りでみらいやまゆみと同じクラスになる。


  • 勝木かな
CV:菊地美香

津成木第一中学校でみらいやリコ、まゆみと壮太と同じクラス。
登校の時にみらいとリコがホウキで飛んでいるのを目撃する(ただし後ろ姿だけで、それが2人だとは気付いていない)。
それだけでなく教室を抜け出すモフルンとはーちゃんも目撃するが誰にも信じてもらえなかった。(しかし、魔法使いの存在、及びプリキュアの正体がみらいとリコであることを知ることになってしまうが、その後に「協力者」になる可能性が高くなっている。)
後に魔法使いの情報集めの過程でメモ帳を持ち歩いて日頃からあちこち出回っていたことが判明し、そのおかげか周りの情報についても詳しくなっている。
その内かつての経験で一気にスピード解決するのかも知れない。

そして新OPにて一瞬とはいえ出演することとなった。

34話にて魔法使い(リコ)を目撃し後を追ったことでみらいやまゆみ達と遭遇し、まゆみの恋を共に応援する。
初恋相手の制服の特徴を聞いて学校を特定する、帰り道に「どれだけ馬鹿にされても自分は(魔法使いを見た)自分を信じている」ことを彼女に打ち明けて勇気をあたえる等の後押しをする。
後にまゆみが失恋し「(自分の恋は)無駄だった」とつぶやく彼女に対し涙ながらにそれを否定する。
それが切っ掛けとなり、彼女とは互いに名前で呼び合う親友へとなった。
また、この時に共に空を飛ぶ魔法使い達の姿を目撃し、まゆみにも信じてもらえることとなった。

  • ネコ
CV:早見沙織
まあ名前の通り、ただの三毛……だが、実はこの猫、みらいとリコが初めて会った日にリコが喋らせようとしたネコ。
キャストのせいか妙な人気があり、その後もナシマホウ界の様子が描かれるたびにちょくちょく登場していたほか、後期OPにも出演している。
三毛猫なので♀とみられており*2、最終回で母親になっていたのでやはりそうだった。


魔法界


魔法使いたちが住む世界。
広大な海に多数の様々な島が点在しているといった世界であり、世界の中心にある巨木の上にはホグワーツ魔法学校や魔法商店街などがあり町として機能している。
他にも人魚の里やペガサスが住む森、特殊なパスで現れる魔法界とナシマホウ界を繋ぐ駅などが存在する。
「キュアップ・ラパパ」が共通の呪文となっており、住人達は皆、魔法の杖を用いて魔法を行使できる。
全てが魔法で補えるため、(インフラとしての)電気や機械が存在しない。その為、基本的な生活水準は中世のヨーロッパレベルである。あと、名字の概念も無い。
住人は日本語で話すが、独自の文字が使われている。
あと、便座のような星座が存在する。


魔法学校関係者

  • 校長
CV:内田夕夜

魔法学校の校長先生。本名は不明。傘やサーカステントを思わせる大きな帽子を被っている。
見た目は美青年だが実際はかなりの高齢で、口調も古めかしく老人のように話すこともある。
ただし歯は丈夫なようで、ほぼ氷状態の冷凍ミカンをそのまま齧って食べている。
上記にもある通り、(学校を守ってくれた活躍があったとはいえ)ナシマホウ界出身のみらいに春休み限定の魔法学校への体験入学を勧める、リコの校則違反を不問にする等寛大な面がある。
また、校長も自身も知らないプリキュアやリンクルストーンについて2人が解き明かしてくれるのを期待している。
実は何十年も前から魔法を一切使っていないらしく、外見は魔法で変えているのではないらしい。
謎が多いため、魔法学校の生徒たちの間には「校長先生の七不思議」というものが存在するほど。
過去にナシマホウ界に降り立ったことがあり、その時に猫を助けたのをきっかけに、ある人物と出会っている。その時にもらった煎餅は今もお気に入りのようである。
実は来たるべき災いに備えて力を使わずに貯めており、その力を使い過ぎてしまうと年相応の姿に老化してしまう。
ドクロクシーとの戦いで消耗し老人姿となってしまうが、その後は本人曰く薬膳茶のおかげで元の姿に戻っており、再び来たるべき災いに関する情報を集め続ける。


  • 魔法の水晶(キャシー)

校長の持つ喋る水晶玉で良き理解者。とある魔法の相談水晶。「キャシー」と呼んで欲しいらしい。
色々なことを教えてくれるものの、気分屋で高飛車なところがまさしく玉に瑕である。
当然真面目な教頭とはそりが合わず色々と毒舌を吐いていた。あと、水晶なのに何故か埃でむせる


  • 教頭
CV:鳳芳野

魔法学校の教頭先生。恰幅の良い中年女性。
生真面目な性格で規律と校則を第一に考えており、生徒には厳しく接し指導する方針を取っている。
校長室や学校を空ける校長に注意したり、水晶から毒舌を吐かれたり、同僚のアイザック先生には(ほぼツッコミ同然だが)質問をスルーされたりするなど、気苦労が絶えない様子。
しかしただ厳しいだけではなく、春休み間の体験入学を終えたみらいを魔法学校の生徒と認め、生徒手帳を渡すという粋な所もある。
リコがナシマホウ界で生活する為の必要な手続きを済ませたことをリコとみらいに伝え、
「こちら(ナシマホウ界)の人間に魔法使いだと知られてはいけない」という忠告をして帰っていった。
ただしその時に(夜とはいえ)思いっきり空を飛んで帰っており、リコに思いっきりツッコまれている。バレなきゃ問題無いのだろうか?


  • アイザック
CV:桜井敏治

魔法学校の老教師。教師生活が何年かはその時によって変わる
入れ歯を飛ばしたり、学校が広くて迷ったため遅刻するなど結構お茶目。
実は校長よりも年下で、彼の教え子でもあった。


  • リズ

魔法学校の教育実習生でリコの姉。美人。
腰痛により休んだアイザック先生の代わりに3つ目の補習を担当した他、最終試験の試験官も務める。
魔法学校を首席で卒業しただけあって魔法、特に杖を使う魔法を得意としており、魔法学校在籍時でも上級者でも難しい凍らせる魔法を使えるというハイスペックぶり。
まだ教育実習生ではあるが、しっかりとした指導方針を持ち、ちゃんと手本を見せる、具体的なアドバイスを送る、生徒の成長をよく見て褒める等、早くも教師として高い能力を発揮しているので、きっと生徒思いの優しい先生になるだろう。
上記の通りリンクルストーン・ダイヤの本来の継承者ではあるが、リコの可能性を信じて彼女に所有権を譲っている。


  • ジュン
「覚えときな。泣く子も黙るジュンとはアタイのことだよ!」
CV:金田アキ

13歳。リコと同じ魔法学校の生徒。補修メイトその1。
ガサツで勝ち気で男勝りな娘(一人称は「アタイ」)で、誰に対しても物怖じしない。
ナシマホウ界に行く為にちょくちょく魔法界を抜け出そうとした結果、出席日数が足りなくなり、リコ共々補習を受けている。
上記の通り補習を受けた理由は出席日数が原因で、魔法の実力は補修メイツの中では優秀で、2年生に進級してから授業で習った高難易度の連写魔法をあっさり使えることからもそれがうかがえる。

使用する魔法の杖は先端に青いひし形の宝石がついている。
将来はナシマホウ界のファッションや文化を勉強して、アーティストとしての腕を磨きたいというを持っている。

4年後ネコの妖精へ転生した。


  • ケイ
「ホウキは~? どこ~?」
CV:吉岡麻耶

13歳。魔法学校の生徒で、補修メイトその2。使用する魔法の杖は先端に緑色の四つ葉型の宝石がついている。
おっとりしすぎて遅刻と物忘れの激しい筋金入りのドジっ娘で、試験当日にホウキと魔法の杖を忘れたため補修を受けることになった。何気に怪談系の話が大好き。
みらいがナシマホウ界に帰る前に作った持ち物確認用のポスターを貰ったおかげで、補習最終日には無事忘れ物をしなくなっている。
その後、手帳にメモをする習慣を身につけたことで、前述の欠点はほぼ克服できたようだ。更に、メモを取るようになって以来、人から何でも聞いた事をメモすることを楽しいと思うようになり、将来はそれを活かせるような仕事をしたいという夢を持つに至った。
モフルンのことを気に入っており、「モフちゃん」との可愛い愛称で呼んでいる他、夏休みの自由研究にて「モフちゃん大図鑑」という研究ノート(?)を作った。


  • エミリー
「あんな高いトコ、ムリ~~~~っ!」
CV:橋本ちなみ

13歳。魔法学校の生徒で、補修メイトその3にして今作のあざとい枠の可能性大。
使用する魔法の杖は先端にオレンジ色の三つ葉型の宝石がついている。
気弱で泣き虫なメガネっ娘で、高い所が苦手。
そのせいか特に、魔法のホウキが苦手で、試験に不合格だったせいで補習を受けることになった。
しかし今までの補習を経たおかげで次第に改善されており、最終試験の際には恐れることなく飛び回っている。
その後も成長を続け、進級後にはなんと魔法の絨毯の免許を取得した
また、子供の頃から色々な人の髪型を見て興味を持っており、魔法界一のヘアーメイクになりたいと思っている。


その他

  • リアン
CV:小原雅人

リコとリズの父親で考古学者。片眼鏡をかけ、髭を生やした紳士的な顔立ち。
校長とは旧知の仲で、大いなる災い(終わりなき混沌)についての調査を依頼されており、ナシマホウ界の遺跡を調査している。(魔法界の資料だけでは情報が不足しているため。)
校長との連絡でリンクルストーンやプリキュアのことも知ってはいるが、その時の伝聞からプリキュアの正体がリコであると推測し、校長を問いただした結果確信へと至っている。
プリキュア側から正体を明かされたり、直接間接問わず変身や解除の瞬間を見たりしたわけでなく、情報から正体を推測し特定したというパターンは初めて。

公私混同することなく仕事に対して強い責任感を持ち、また周りの人間に対しても人当たりが良い好人物ではあるが、仕事柄世界中を回っているせいで、あまり家族との時間は取れていない。
一応リコ自身は彼の仕事の重要さを理解しており、そんな仕事をする父を尊敬しているため、会えないこと自体は納得はされているものの、
33話で朝日奈家への挨拶の時には他愛もない会話もしていたのに、その後はずっと仕事の話しかせず「親子の会話」が取れなかったことから拗ねた態度を取られてしまう。
しかしこれは実は、プリキュアになった娘のためにそれに関わる知識の探求をすることで手助けしよう、という考えによるもので、後にリコもその思いを理解し父娘のわだかまりも解けることとなった。
そして笑顔のリコに送り出され再び遺跡調査へと戻っていくのだった。


  • リリア
CV:岩男潤子

リコとリズの母親で料理研究家。
魔法学校の食堂の監修に携わっているだけでなく、ナシマホウ界にいつからか滞在し、料理番組にレギュラー出演するほどの有名人となっている。
40話にて、リコの誕生日ということで朝日奈家へと一家総出で訪れ、リコや朝日奈家とはーちゃんだけでなくご近所の人々も参加する誕生パーティを開く。
毎年リコの誕生日には料理の腕を活かして豪勢にパーティー料理をふるまっているようで、他にもプレゼントとして魔法界に伝わるおとぎ話を読み聞かせてあげている。
家族がそれぞれ離れてはいるものの家族仲は良好で、特に夫のリアンとは「ハニー」「ダーリン」と呼び合うほど睦まじい。


  • マユ

38話にて、映画のプロモーションも兼ねてのゲスト出演をしたあざといの先輩シリーズ恒例の芸人枠。
劇中では「表の顔はナシマホウ界の人気アイドルで、実は魔法界出身の魔法つかい」という設定で、彼女をテレビで見ていたみらいとリコもこの事実を知って驚いた。(本人から口止めも頼まれている)
魔法界で年に1度行われる「カボチャ鳥祭り」のゲストとして呼ばれて校長と共に実況を行い、カボチャ鳥を捕まえたモフルンを表彰した。

なお、彼女がナシマホウ界の番組に出演していた際、その後ろにてどこかで見た妖精らしき着ぐるみが映っている。
余談だが、渡辺自身も『プリキュア』シリーズの大ファンとのこと。


  • チクルン(CV:ニーコ)
「いうこと聞いてくれないとチクチクしちゃうぞ!!」
蜂のような格好をした妖精の少年。一人称は「オイラ」。
デウスマストの眷属オルーバの下で密偵として働いていた。ただし、自身を下僕扱いするオルーバには不満を抱き愚痴る場面が多いなど忠誠心は皆無。
活発だが良くも悪くも子供っぽく、臆病で幼稚な性格の持ち主。
好物の蜂蜜や甘いものに目がくらんだり、ドジな失敗をしたりするほか、親しくなった相手には情をもつというお人好しな一面はあるも、悪事を行う際には悪知恵を駆使することで一応スパイとしての体裁は整っている。
元々は魔法界の「妖精の里」に住む妖精だったが、仕事をサボっていることをオルーバに弱みとして握られ、仕方なく彼の部下になって妖精の里を抜けだした経緯をもつ。ショボイ理由とか言わない。
オルーバの部下になった後は主にプリキュアの調査・潜入などを任されていたが、
交流を重ねていった結果親しくなり情がプリキュア達に移ってしまい、遂に終盤彼女達を助ける為シャーキンスにプリキュアの助命を懇願する。
……が、当然聞き届けてもらえるはずもなく、この事をきっかけにデウスマストの勢力に反逆。
その後はプリキュアと和解した後、妖精の里に帰郷して女王や仲間たちと再会し、みらいたちが魔法界へ帰る際に涙を堪え強がりながらも再会を約束して彼女たちと別れた。


闇の魔法つかい/終わりなき混沌

プリキュアと戦う今作の敵達。
今作は2部に分かれており、敵組織も複数いるのが特徴。
詳しくは個別項目にて。


アイテム類


・リンクルストーン
世界の誕生と共に現れたといわれる伝説の宝石。
全ての宝石を統べるエメラルドを中心に、ダイヤルビーサファイアトパーズの4つのストーンに守られ、
さらにアクアマリンピンクトルマリンタンザナイトムーンストーンペリドットガーネットアメジストの7つストーンによって支えられている。
元ネタは誕生石と思われる。また、本作では見られないオリジナル・リンクルストーンもある。
いずれもアクセサリーの形をしており、幸運の1つの石はピンクの士台=リンクルストーンのチームリーダー、守る4つの石は金の土台=チェンジ・リンクルストーン、支える7つの石は銀の土台=シルバー・リンクルストーン。

エメラルド以外のリンクルストーンは、闇の魔法使い達にとってはプリキュアに渡ると厄介だがあとはどうでもいい存在らしく、リンクルストーン発見→「エメラルドか?」→「なんだ、エメラルドじゃないのか?!イラネ」→11の石「解せぬ」とぞんざいに扱われてしまうのがお決まりのパターンとなっていた。
ぶっちゃけプリキュア達からリンクルストーンを奪えば彼女達を完封できるが、その事に気付いているのは当初スパルダだけだった。

リンクルスマホンにセットすることで、はーちゃんを育てる為の道具や食べ物を出すことができる。
守る石である4つは、プリキュアへの変身及び金魔法(浄化用の2人での必殺技)に使用され、
支える石である7つは銀魔法(プリキュア1人での通常技)に使用される。
第15話では、リンクルストーンの力を一時的に取り込んだはーちゃんをいろんな姿に変身させた。
変身できるものは想像上の動物、キャラクターなどになっている。(例としては前者はユニコーン、ドラゴン等、後者はUFO、スノーマンなど)

また、第31話にてミラクルとマジカル、フェリーチェの思いや絆の高まりに反応して13個目のリンクルストーン・アレキサンドライトが登場した。


・リンクルステッキ
プリキュア2人が使う戦闘用の杖で、魔法の杖がプリキュアに変身することで変化した物(変身を解くと元の魔法の杖に戻る)。
ステッキの先端がミラクルはハート型、マジカルは星型と元の魔法の杖と同じ形状をしている。
中央部に各種リンクルストーンを嵌め込む事で様々な金魔法や銀魔法を繰り出すことができる。
なお、玩具ではハート型と星型の両方の魔法の杖が付属しており、自由に差し替えて遊ぶことができるという親切設計である。


・魔法のホウキ
主に空を飛ぶのに使うホウキで、魔法学校の生徒の常備品。
手の平サイズに縮めることができ、必要な時に元の大きさに戻して使う(みらいは最初元の大きさに戻すことができなかったため、魔力によってサイズを変えるものと思われる)。
劇中ではもっぱら中~長距離の移動や高いところから降りるのに使われているが、プリキュアに変身しても使うことができ、空中での足場替わりや空中移動で使われた。
ちなみにこのホウキも玩具として発売されているが、当然玩具なので掃除用具としては使えない。

EDではこれを持って2人がギターを弾くようなモーションで踊るシーンも。


・魔法の絨毯/レジャーシート
アニメ童話の『アラジンと魔法のランプ』をモチーフした絨毯。魔法界では雲の精霊の運転手が使用している。
ちなみに「トイザらス」では“ランチグッズ”という名目でレジャーシートが販売された。


・リンクルスマホン
みらいとリコが魔法学校の「知識の森」で見つけた1冊の本が変化した手帳型のアイテムで、魔法の水晶曰く、伝説中の伝説の本らしい。
一見スマホ型のアイテムの様に見えるが、「Phone」ではなく「ホン(本)」である。
はーちゃんが生まれた後はこの中で過ごしている。
リンクルストーンをセットして浮かび上がった絵をタッチペンでなぞることで実体化する。
リンクルストーンごとにアイテムは決まっており、基本的には育児に必要な道具や食べ物である。
はーちゃんが成長しこの本から出てきてからは持ち歩いており、タッチペンを杖代わりに使用している。
この杖が戦闘時はフラワーエコーワンドに変化する。


・リンクルストーンケース
人間界から帰国したみらいとリコはみらいの家でやって来た教頭から貰ったリコのトランクの中で入っている宝箱型のアイテムで、
金魔法の宝石と銀魔法の宝石=名種類のリンクルストーンを入手した後に収納する事も出来る。
また、金のネックレスチェーンも収納することも可能である。


・魔法のトランク/キャリーバッグ
上記の人間界にて教頭から渡したみらいとリコの専用のトランク型のアイテムで、荷物や道具を収納したり、持ち歩いたりすることもできる。
魔法の呪文は「キュアップ・ラパパ、魔法のトランクを開けなさい!」と使用する。 


・魔法の手帳/プリキラシール手帳
上記の教頭から貰ったみらいとリコの専用の文房具型のアイテムで、手帳リボンバンドで保存してレターや塗り絵やシール台紙を収納できる。


・魔法のお家
魔法界の魔法商店街で「小さな建物」を発見した「秘密のお家」。
夏休みの期間だけに銀魔法=「リンクルストーン・アメジスト」によって光に変化にした秘密基地で、みらいとリコにまるでべースキャンプ風の気分で使用される。


・くるくるビーズメーカーとデコアクセサリー
上記の「魔法のお家」にて、人間界のみらいのお店・パワーストーン屋の道具と飾りが光に変化したみらいやリコが使用するアイテム。
自分好みのカラフルなビーズでアクセサリーを作って楽しめる。
また、4種類のピンク色の止めパーツや10種類のクリアラメプレートにラインストーンを貼ってアクセサリーを組み合わせて作ることもできる。


・マホカ~MAHOCA~
人間界と魔法界行き来する魔法のカード。
モードは二つあり、乗り物モードでは魔法界の列車「カタツムリニア」に乗る事ができる。
ショッピングモードではカタツムリニアの車内販売や魔法商店街での買い物ができる。


・べーカリーワゴン
人間界でみらいとリコがー緒にテーブルに椅子を座って食べたお馴染みの菓子パン。
オススメの菓子パンは「苺味のメロンパン(ピンク色)」(それは本当にメロンパンなのか?)、「クリームデニッシュ」、「サンドケーキ」の販売ワゴンである。
ちなみにアルバイトの募集もしていると思われる。


・冷凍ミカン/フルーツミックス
上記の人間界に存在する冷凍したてんこ盛りの果実で「冷凍フルーツ・500g(898円〔税込〕)」という食品。魔法商店街で冷凍ミカンは約半額の¥500で販売している。


・ミラクル☆マジカル♪ロリポップとくるくるっきー
上記の人間界に存在する「プリティストア」というお店で販売している。星形のキャンディは800円(税込)で、渦巻き形とプレーン味のクッキー10枚入りは972円(税込)で発売している。

・レインボーキャリッジ
屈指のカオス回モフデレラ回で生まれたプリキュアの強化アイテム。
普段はみらいの部屋の机の上に置かれているが必要な時にプリキュアのもとに転送される。
アレキサンドライトスタイルの必殺技のために必要なほか、未完成の魔法陣が描かれており、リンクルストーンに認められると徐々にそれが完成していく。

スタイル


リンクルストーンのダイヤ、ルビー、サファイア、トパーズをモフルンにセットして各スタイルへと変身できる(ただし、モフルンと離れてしまうと各スタイルへの変身ができなくなる)。
2人1組で変身するので両者とも同じフォームになる。
強化フォームではなく別フォーム扱いなのでどのスタイルでも強さは変わらず。
のちに特別なスタイルであるアレキサンドライトスタイルが登場した。
このスタイルは純粋な強化フォームであり他のスタイルとは一線を画した強さを誇る。


  • ダイヤスタイル
それぞれの家から手にしたダイヤのリンクルストーンで変身した姿。
ピンクというプリキュア伝統の色をした基本のスタイルで、光の属性のバランスの取れた万能型。

プリキュア・ダイヤモンド・エターナル
ダイヤスタイルの金魔法。
前方に出した魔法陣から召喚するダイヤモンドで敵を閉じ込め、宇宙の果てまで飛ばし破裂させて浄化する。
2年前のラスボスに使ったら考えるのを止めてしまうかもしれない。

  • ルビースタイル
魔法商店街の守護神像の炎の中から現れたルビーのリンクルストーンで変身した姿。
全体的に赤を基調とした姿で、ツインテール・より胸を強調するようなデザイン・ガーターベルトと煽情的な格好となる。
炎の属性で戦う打撃や力に秀でたパワー型。

プリキュア・ルビー・パッショナーレ
ルビースタイルの金魔法。
上空に出した魔法陣から炎を纏って突撃し、相手をリボンで包み込んで浄化する。
描写だけなら一番穏やかそうに見える。

  • サファイアスタイル
人魚の里に祀られている大貝の封印が解かれて現れた、サファイアのリンクルストーンで変身した姿。
青を基調とした古代ローマを思わせる衣装に、ポニーテール・羽衣のようなストール・へそ出し・サンダルといった神秘的な格好となる。
スピードや飛行能力に優れた水属性のスタイル。

プリキュア・サファイア・スマーティッシュ
サファイアスタイルの金魔法。
下の魔方陣で敵の動きを止め、上の魔方陣から大量の水を放射して敵を包み込み、そのまま圧縮させて潰し浄化する
流麗さとは裏腹に、ある意味全スタイルの金魔法で一番エグイ。

  • トパーズスタイル
最終的に津成木第一中学校の校庭でモフルンが手に入れた、トパーズのリンクルストーンで変身した姿。
黄色を基調とした菓子をイメージしたデザインで、ドーナツ状に結った三つ編み・菓子型のデコレーションといったおかしいかわいらしい格好になる。
互いの体に光球が2個ずつ浮遊しており、この光球を自由自在に変化させて戦うというシリーズでも例を見ない能力のスタイル。雷属性にあたる。
初登場の第11話ではシールドにダブルブーメラン巨大なハンマーとロマンあふれる武器を披露した。

プリキュア・トパーズエスペランサ
トパーズスタイルの金魔法。
巨大化したかのような2本のリンクルステッキで敵を挟み、その間に生じた電磁波と魔法陣で相手を拘束し、ステッキをカタパルトにして相手を射出する。
つまりはレールガンである。これがほんとのとある魔法の超電磁砲
射出されたヨクバールはバウンドした後、地殻変動レベルのエフェクトで爆散し浄化される
黄色と天変地異は何か縁でもあるのだろうか……?


  • エメラルドスタイル
キュアフェリーチェの通常形態のことだが、便宜上この名前がついている。

プリキュア・エメラルド・リンカネーション
フェリーチェの必殺技、花魔法。植物のエネルギーを集めて敵に放つと敵は花に包まれ元の物質に戻り浄化される
命を司るプリキュアということもあってか、他の必殺技よりも描写は穏やかだが効果は金魔法よりも強く、スーパーヨクバールを単独浄化できる。

  • アレサンライトスタイル
第31話で登場した、13個目のリンクルストーン、アレキサンドライトスタイルで変身する強化形態。
各スタイルの状態からフォームチェンジするがどの場合も同じ姿になる。
この形態のみ、フェリーチェも同時に変身する。
ミラクルとマジカルはダイヤスタイルの純粋な進化といった風だが、フェリーチェのみロングドレスで元の面影がだいぶ少なくなっている。
通称「魔法つかいプリキュア オーバーザレインボー」。

プリキュア・エクストリームレインボー
アレキサンドライトスタイルの必殺技、虹魔法。
レインボーキャリッジを召喚し、その後3人の力を合わせることで巨大魔法陣が展開されシールドとなり敵を拘束・そこから虹色の光線が発射、敵を貫く。
その光線は虹の橋になり、光線を食らった敵はそのまま「虹の彼方」に追放・浄化される。
ヨクバールの素体となったものは同じ虹の橋を経由して帰ってくる。
非常に綺麗だが、後に「虹の彼方」の正体が判明したことで、サファイアスタイルどころか全てのプリキュア必殺技の中でもトップクラスにエグい必殺技であることが判明した。



映画


  • プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!
2016年3月19日公開。オールスターズ映画8作目。
Go!プリンセスと共にメインを飾る。また、『NewStage』シリーズのキュアエコーと初共演。


2016年10月29日公開。この映画のみモフルンがプリキュア(キュアモフルン)に変身する。


  • 映画 プリキュアドリームスターズ!
2017年3月18日公開。
前作『Go!プリンセス』と次回作『キラキラ☆プリキュアアラモード』と共演。キュアフェリーチェがクロスオーバー映画初登場。



漫画版


おなじみ上北ふたご先生により「なかよし」で連載。

2016年3月17日に発売された『上北ふたご オールプリキュアイラスト集 Futago Kamikita×All Precure』の表紙および折り込みポスターでもミラクルとマジカルを描き下ろしている。

2017年3月13日に発売された第2巻の特装版には、ドリームスターズ公開に合わせて『Go!プリンセス』と『アラモード』との共演を描いた描き下ろし漫画を収録した小冊子が付属。
これまでもコマの背景やイラストで新旧プリキュア同士が共演したことはあったが、小冊子内のコメント通りクロスオーバーが題材のストーリー漫画を描いたのは今回が初となる。

余談

OPにて歌詞に「犬喋ればワンだフルでしょ」とあるが、本作から8年後にまさにその犬喋ればワンだフルなプリキュアが放送された事で伏線回収として一部で話題になった。
そして映画予告にて「すてきなお友達の出番です!っていいました!?」というセリフが出てきている。ここ数年における映画シリーズにて、過去作のプリキュアとの共演も恒例となっているので、もしかすると…。



キュアップ・ラパパ!
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  • 宮本絵美子

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最終更新:2024年04月04日 02:55

*1 余談だが、『このすば』『まほプリ』共に放送年が同2016年であり、『このすば』3期と『まほプリ2』も同2024年放送である。何の因果なんだか…。

*2 三毛猫のオスは希少。