巌窟王 エドモン・ダンテス(Fate)

登録日:2016/03/23 Wed 00:22:20
更新日:2024/03/29 Fri 16:33:26NEW!
所要時間:約 18 分で読めます





「我が黒炎は、請われようと救いを求めず!」

「我が怨念は、地上の誰にも許しを与えず!」

「“虎よ、煌々と燃え盛れ。汝が赴くは恩讐の彼方なれば”」

「我が名は巌窟王(モンテ・クリスト)! 人類史に刻まれた悪鬼の陰影、永久の復讐者である!」


出典:FGO公式サイト サーヴァント紹介頁(2018年1月2日閲覧)
http://www.fate-go.jp/servant/extra.html



Fate/Grand Order』に登場するサーヴァントの一人。
クラスはエクストラクラス、アヴェンジャー。同作でアヴェンジャークラスとして実装された初のキャラクターでもある。
ちなみに真名はそのまま「巌窟王 エドモン・ダンテス」である。


イラスト:小松崎類
CV.島﨑信長
設定作成:桜井光

身長:185cm
体重:75kg
出典:デュマ著『モンテ・クリスト伯』?
地域:フランス
属性:混沌・悪


◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
B A+ C B A


◆スキル
○クラス別スキル
復讐者:A
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。

忘却補正:B
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。

自己回復(魔力):D
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。


○保有スキル
鋼鉄の決意:EX
この世の地獄とさえ呼ばれた牢獄シャトー・ディフから脱獄し、復讐の人生を歩んだ鋼の精神と行動力がスキルとなったもの。
痛覚の完全遮断、超高速行動にさえ耐えうる超人的な心身などが効果となる。
複合スキルであり、本来は勇猛スキルと冷静沈着スキルの効果も含む。
ゲーム的には無敵貫通・攻撃力アップ・弱体耐性アップの3つの効果を併せ持つ。

黄金律:A →モンテ・クリストの秘宝:A+
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
ファリア神父から伝えられたモンテ・クリスト島の「隠された財宝」を手に入れ、
尽きぬ財力と権力を得た彼はまず金に困ることがない。
ゲーム中では黄金律のままだとNP獲得量UPのみだが、強化クエストをこなす事でNP増加とクリティカル時に敵の強化状態を解除する状態を付与できるようになる。

窮地の智慧:A
危機的な局面に於いて優先的に幸運を呼び込む能力。
ファリア神父から授かった多くの知識と天性の知恵によるもの。
エクストラクラスの特殊性が合わさることで、本来はキャスターのクラススキルである「道具作成」スキルのBランク使用が可能となる。
パラメーターの幸運が?となっているのはこのスキルの影響と考えられる。


宝具

巌窟王(モンテ・クリスト・ミトロジー)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人

彼は復讐の化身である。
如何なるクラスにも当てはまらず、エクストラクラス・アヴェンジャーとして現界した肉体は、その生きざまを昇華した宝具と化した。
(一説では、生前に邂逅したという「14の遺物」が関係しているとも)
死に至る毒炎を怨念の魔力として行使する他、あらゆる毒を受け付けず、精神干渉系の効果を軽減する。
自らのステータスやクラスを隠蔽、偽の情報を見せることも可能。
巌窟王は時折黒炎の如き姿へと変貌するが、恐らくこの宝具によるもの。
真名解放すれば溜め込んだ怨念が周囲へと撒き散らされ、敵は疑心暗鬼に陥って同士討ちを始めることになる。
(『FateGO』では真名解放は行われない)


虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)
ランク:A 種別:対人/対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1~100人 


我が往くは恩讐の彼方…

虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)』!!

地獄の如きシャトー・ディフで培われた鋼の精神力が宝具と化したもの。
肉体はおろか、時間、空間という無形の牢獄さえをも巌窟王は脱する。
超高速思考を行い、それを無理矢理に肉体に反映することで、主観的には「時間停止」を行使しているにも等しい超高速行動を実現するのである。
FGOゲーム中ではクイックの全体攻撃。防御低下(3T)と呪い(5T)の追加効果を持つ。
巌窟王が軌跡しか見えないような高速で攻撃していき、やがて幾人にも分身した状態でとどめの一撃を放つ、という演出がされる。
3周年の折に追加された強化クエストで火力の強化と相手に受ける呪いダメージを増やす呪厄状態という初出の状態異常を付与する効果が追加された。
この呪厄状態は呪いと同じターン続き、重ね掛けもできるため、宝具を何度か撃てば今までオマケ程度だった呪いによるスリップダメージにも期待できるようになった。


待て、しかして希望せよ(アトンドリ・エスペリエ)
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人

悪逆と絶望と後悔に満ちた暗黒の中にあってまばゆく輝く、一条の希望。
人間の知恵はすべてこの二つの言葉に凝縮される。すなわち。
“待て、しかして希望せよ―――”
まさかの回復宝具。自陣のうち一名を瀕死(戦闘不能状態)からでも完全回復させる上に、
全パラメーターを一時的にランクアップさせる。
(『FateGO』では基本的に使用されない)


真名:巌窟王エドモン・ダンテス

世界で最も高名な復讐劇である『モンテ・クリスト伯』(邦題『巌窟王』)の主役。
復讐者として世界最高の知名度を誇る。


元々はマルセイユの一等航海士であったエドモン・ダンテスは、恋人メルセデスとの結婚を控え、幸福の中にあった。
しかし、エドモンは、ある日突如として無実の罪で捕らえられた。

浅ましき私欲、横恋慕から来る嫉妬心、それによって罠にかけられたエドモンは、
保身のために無実を知りながら敵に回った検事の手によって、地獄のごとき監獄塔シャトー・ディフへと投獄されてしまう。

日々繰り返される拷問、収監された者どもによる死にかけの大合唱、絶えぬ死臭。
この世の地獄にあって飢えによる死さえ望んだ彼は、しかしそこでファリア神父という老人と出会う。

ファリア神父の導きによってささやかな希望を得たエドモンは、ファリア神父が衰弱し、息を引き取った後、その遺体と入れ替わる形でシャトー・ディフからの脱獄に成功する。
しかし、その頃には投獄されてから実に14年もの月日が流れ、20歳だった彼は34歳となっていた。

ファリア神父から託されたモンテ・クリスト島の財宝を手に入れたエドモンは、それをもって投獄されてから現在に至るまでの出来事を調査し、
かつてファリア神父が推測した通りに3人の男によって陥れられたことと、彼らがそれぞれ自らの望んだものを手に入れ(権力、メルセデス、保身)、今や時の人となっていることを知る。
復讐を決意したエドモンは、9年の準備期間を経て『モンテ・クリスト伯』を名乗り、その3人の男に富、権力、そして知恵を駆使した復讐を開始する。

全ての善性を捨て去り、容赦なく3人の男を社会的にも精神的にも追い詰め、破滅させていったモンテ・クリストだったが、
その過程で無関係の幼子の命を奪ってしまった事を悔い、最後の仇だけは見逃した。
そして復讐劇の過程で救い出した少女・エデから告白された愛を受け入れ、共に旅立ったという。

善性を捨て、復讐を選んだ男は、最後に失った筈のものを再びその手にしたのだ。




これが、『モンテ・クリスト伯』の大筋であり、そのモデルとなったエドモン・ダンテスの人生である。

エドモン・ダンテスは最後には救われた。しかし、それは巌窟王たる彼、アヴェンジャーの結末ではない。

一人の男の人生は、物好きな小説家によって物語となった。
その物語を人々は喝采した。正当なる憤怒を叩き付ける男を賛美し、世界最高の復讐劇だと賞賛した。

その結果、男は復讐鬼として人類史に刻まれた。
そう在れかしと誰もが言う。憎め、殺せ、敵の悉くを屠り尽くせと期待し続ける。


故に巌窟王(モンテ・クリスト)。エドモン・ダンテスが復讐のために自らに名付けたその名こそ我が真名。
愛を知らず、情を知らず、憎悪と復讐のみによって自らを煌々と燃え盛る怨念の黒炎と定め、すべてを灰燼に帰すまで荒ぶるアヴェンジャー。
愛しきエデはなく、尊きファリア神父もなく、ただ永久に復讐鬼であれと望まれ続ける「復讐鬼の偶像」である。
彼の真名が「エドモン・ダンテス」ではなく「巌窟王 エドモン・ダンテス」となっているのも、恐らくそういった経歴が関係しており、
事実本人は「エドモン・ダンテス」という名に対して「その名は相応しくない」としている。

その在り方は悪であれと望まれ、そのものに成り果ててしまったアンリマユに近い。

しかし、彼の源たるエドモン・ダンテスは最後に復讐を捨てた。
それは巌窟王たる彼もまた、復讐を完遂させる事が永遠に出来ない事を意味している。


そしてその属性故に怨念を持つ者に対して非常に好意的。
自身が復讐劇への賛美によって形作られる存在であるためか、正当なる憤怒は果たされて然るべきと考えている。

逆に憤怒を持って然るべきにもかかわらず、それを抱かぬ者には激怒する。
憤怒の否定は、彼自身の存在の否定であり、そも不当に裁かれ、報われる事もないまま消え去り、その上で尚憤怒を抱かぬなど間違っている。

つまりは彼なりの人間愛の形とも言える。

ちなみに宝具演出や台詞には『巌窟王』のオマージュ作品であるSF小説『虎よ、虎よ!』からの影響も窺える。
外見は絵師が同じ某ゲームに出てきそうだが……決め台詞の「待て、しかして希望せよ」とかけているわけじゃない。多分。



劇中での活躍

「空の境界/the Garden of Order」においては黒幕として登場。
魔術の王によって特異点を形成するサーヴァントの一角として選ばれたが、
魔術王の行動理念と相容れず、「怨念を持たない者に協力してやる義理はない」とオガワハイムを報われぬ怨念の集まる怨嗟の城へと作り変えた。
同じく魔術の王によってカルデアから見込みのある者をスカウトしてくる役目を担わされたメフィストフェレスによって送られてくるサーヴァント達を変質させ、
その怨念を発揮させていたが、の手によって消滅した。


「監獄塔に復讐鬼は哭く」ではメインサーヴァントとして登場。
何故か監獄塔へと囚われた主人公の前に現れ、仮初めのマスターと共に大罪の具現と化したサーヴァント達と戦うことになる。
そして最終的にシャトー・ディフから脱する事が出来るただ一人を決するため、主人公と戦うことになるのだが…


主人公に敗れた彼は語る。
主人公が監獄塔に囚われたのは魔術の王の邪視によって呪われたためである事、自分はそこで主人公を殺すために選ばれた事。

しかし彼は魔術の王を裏切った。
かつて悪辣な罠にかけられた自分を、ただ一人導いてくれたファリア神父のように、絶望に負けぬ誰かをせめてもの希望として送り出す事を望んだのだ。

そして主人公は見事全ての試練を乗り越え、最期まで絶望することはなかった。

主人公は勝利なき復讐者であるアヴェンジャーに導き手としての役割を与え、最後には決して得られぬ筈の勝利をもたらしたのだ。



「オレたちの勝利だ! 魔術の王とて全能ではないという事だ!」

「結果はこの通りだ! 残念だったな魔術の王よ!」

「貴様のただ一度の気まぐれ、ただ一度の姑息な罠は、ここにご破算となった!」

「俺なんぞを選ぶからだバカ者め! ざまあない!」



「歩むがいい! 足掻き続けろ! 魂の牢獄より解き放たれて―――おまえは!」

「いつの日か、世界を救うだろう!」



そして共に戦った相棒が消えていくのを悲しむマスターへと彼は言う。



「…再会を望むか、アヴェンジャーたるオレに?」

「はは、ははははははははは! ならばオレはこう言うしかあるまいな!」



「“―――――待て、しかして希望せよ”と!」


こうして、復讐に生きた男は勝利を胸にいずれ世界を救う者を送り出し、監獄塔の闇へと消えて行く。
かつて自分を導いた男と同じ結末を辿れたことに歓喜しながら……

そして最終特異点「冠位時間神殿ソロモン」にて


「ハ。ハハハ。クハハハハハハハハハ!」

「そうだ!この世の果てとも言うべき末世、祈るべき神さえいない事象の地平!」

「確かに此処は何人も希望を求めぬ流刑の地。人々より忘れ去られた人理の外だ。だが―――」

「だが! 俺を呼んだな!」

「ならば俺は虎の如く時空を駆けるのみ! 我が名は復讐者、巌窟王エドモン・ダンテス!」

「恩讐の彼方より、我が共犯者を笑いに来たぞ!」


特異点で縁を結んだ英霊達が立ち入れない廃棄孔アンドロマリウスにおいて、特異点とは別の場所で縁を結んだ英霊として、真っ先に飛んできた。
この統括局の不手際にはアンドロマリウスさんも激おこであった。
「監獄塔に復讐鬼は哭く」が期間限定かつ高難度イベントだったため、縁を結んだ記憶がなくて「誰こいつ!?」状態になるマスターもいる

ちなみに空の境界コラボの際に式が彼の人物評を語っていたのだが、
「基本的に人間大好き」「憎しみから生まれたものが愛を語り、愛から生まれたものが憎しみを語る。そういうあり方をするクラス」「一度転べば頼りになる味方になる」等…
実際その通りだったと言えるだろう。流石式さんは慧眼だぜ…

カルデア内では普段いるかいないか分からない神出鬼没さであり、
マシュの認識でさえ「いつの間にかいた黒衣の英霊さん」という程度に留まっている。
どちらかというと本人が特定の人物の前にしか姿を現さないらしい。マリー王妃や天草、メルセデスは貴重な会話する相手。

どうにも主人公が他の英霊でも対処のしようがない、介入が不可能な非常事態に限り真っ先に駆けつける傾向にある。
特殊な宝具と精神性を持つ彼らしいだろう。


英雄伝承異聞 エドモン・ダンテス

カルデアエースの特典ドラマCDに彼の生前の物語が語られる。

シャトー・ディフからの脱獄後、彼本来の復讐の前に大恩あるファリア神父を嵌めた三賢人への復讐が行われた。
だがこの時点の彼は精神こそ超人であるものの、あくまでも常人の範疇の能力しかない。
対して三賢人の内の2人は聖堂教会の代行者と、常人からすれば化け物と呼べる相手。
その壮絶な戦いの果てに『モンテ・クリスト伯』の話につながる。
これは語られることのない異聞。



ゲーム性能

最大HP  :12177 (LV90)~13340(LV100)
最大攻撃力:12641 (LV90)~13838(LV100)

レアリティは例にも依って最高レアリティの★5。
巌窟王の実装でFGOに登場したクラス「アヴェンジャー」、その特性は「ルーラーに強く、ムーンキャンサー*2に不利がつく」。
特にその強固さから厄介な壁として立ちはだかることの多いルーラーに有利が取れる点は大きく、
イベントなどでジャンヌ・ダルクの出現率がそこそこ多いことを考えると、今後彼女たちに対して高い能力を発揮することが期待できるだろう。
また一方的に不利となるムーンキャンサーは数が少なく出現率もかなり低いためそこまで気にしなくても良い。

して、巌窟王の性能だが、「非常に実戦級まで持っていくのは手間がかかるものの、ひとたび育ててしまえば最高クラスの活躍が期待できるサーヴァントと言える。
前述したアヴェンジャーの恵まれたクラス特性もさることながら、スキル群がとにかく強力で、Artsを1枚しか持たないにもかかわらず非常にNP回収効率が高い。
黄金律と復讐者により、攻撃を受けると恐ろしくNPを回収でき*3、また自身も各攻撃のモーションが強い(特にQuick)のでNPやスターを能動的に回収できる。
こうしてNPを貯めたら、鋼鉄の意志で強化され、滅多に出ないムーンキャンサー以外は半減できず無敵化で処理することも許さない宝具で相手をフルボッコにすることが可能。

その性質上、相手の攻撃を黄金律/モンテクリストの秘宝が効いている限りはある程度受ける方が望ましく、また鋼鉄の意志は1ターンの継続時間しかないのでブレイブチェインで攻めるのが望ましい。
よって、パーティ内での配備場所は最後尾が推奨される。

このように非常に強力なサーヴァントであるが、当然隙もある。
まず、エクストラクラスであるために前述の通り育成が手間。
オールクラスに対応する種火でなければ経験値ボーナスを得られず、
しかも再臨もピースとモニュメントばかり要求していたルーラーとは逆にレア再臨素材を大量(各10個ほど)に要求してくる。

スキル上げも同様に、石を必要としない代わりにこれまたレア再臨素材の必要数がとんでもない。
ただし、巌窟王のスキル育成のための素材は各段階でそれぞれ別であり、要求量もそこまで多くないため、
SSRのスキル育成では特定の素材を大量に要求される場合が多いことを考えると、各素材が万遍なく存在しているならばそこまでスキル上げが難しいわけではない。
むしろ簡単に感じる人もいるだろう。

このように、その能力を存分に発揮させられるレベルにまで育成していくのは生半可な手間では無い。
しかし、HPこそSSRの中で低めでこそあるものの、攻撃力は実装当初は全サーヴァントの中でも金時に次いで第2位、
現在でも邪ンヌ、キングプロテア、オルタニキ、金時&水着武蔵に次ぐ第6位という高さを誇る。
アヴェンジャーのクラス特性である常時攻撃力1.1倍の特性と合わせると、等倍の攻撃であろうと相手のHPをゴリゴリと削ってくれる。
バーサーカー程の爆発力はないものの、弱点クラスがバーサーカーとムーンキャンサー以外存在せずバーサーカーのような脆さが存在しないため、
安定した高火力と安定した耐久で戦うことが可能である。

総じて汎用性の高いサーヴァントであるが、特にクイックパーティーや複数のクラスがバラバラに登場するクエストでは、
星出し性能の高さ、素の攻撃力の高さと弱点が存在しないことから活躍が見込める。
ただし、前述した通り、クラス特性上ある程度敵の攻撃を受けるのが望ましいのだが、
弱点がほぼないとはいえHPの値自体はSSRの中では低く、回復や無敵化のスキルは持っていないため、耐久面での過信は禁物である。
攻撃を受けたらそのままコロッと死んでしまった、ということが無いようにマスターや周りのサーヴァントでの補助はかけておきたい。

3周年の折に実装されたスカサハ=スカディとの相性はかなり良く、俗に言うWスカディシステムで敵が3体いれば宝具3連射できるサーヴァントの一騎でもある。
中でも自己バフとスカディのバフのみで相手がNP回収率の低いバーサーカー3体であろうと3連射できるのは、巌窟王、パールヴァティー、ワルキューレの3騎のみで、
素のATKの高さや直後に宝具強化を受けたことによる火力の高さから第一候補になりうる。
この編成の弱点はスキル上げが大変なこと、そして何より限定星5サーヴァント2騎*4を引き当てる運もしくは財力が必要なこと。
アペンドスキルや強化クエスト2で強化された第2スキルによって自前で初期NP50を確保可能になったことと水着スカディの登場で、
(強化は必須だし、相方は変わらず限定星5サーヴァントではあるものの)システムパーティ編成の幅も広がっている。

とまあ、なにかと大変なサーヴァントではあるものの、これらの手間以上の性能を持っていることは疑いようが無く、
もし幸運にも入手できたマスターであれば是非とも育ててみていただきたいサーヴァントである。


客演

  • 「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」
追加DLCキャラクターとして、2022年12月15日、牛若丸とともに参戦。
他のメルブラキャラのように武内社長寄りの画風になっている。


余談

彼を演じた島崎氏はこのキャラに対し非常に思い入れが強かったのか、実装直後に宝具レベル5まで上げていた事を暴露している。誰が呼んだか回す方のノッブ
それ以降もイベント等で度々巌窟王のコスプレを披露しており、リアル巌窟王とファンの間でネタにされている。
また、後年FGOがアニメ化された際の主人公の声も演じており、巌窟王の設定を考えると感慨深いものがあるかもしれない。



「“―――――待て、しかして追記せよ”」

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最終更新:2024年03月29日 16:33
添付ファイル

*1 リンク先の彼女の名誉のために断っておくと、この時は彼女の関係者による防御態勢が整っていた上、彼女自身も無自覚ながら危害を加える気に欠けていたため、エドモンが出張る必要は特になかった。……この辺の展開を見越して放置されていたというのも残念と言えば残念だが。

*2 2017年5月実装

*3 特に連続ヒットさせてくるギルガメッシュやドレイクに対してはNPの上がり方が明らかに異常。

*4 1ターンのから宝具を打ちたい場合はさらに凸カレスコやNP50礼装+オダチェン孔明など