旧多二福(東京喰種:re)

登録日:2016/03/16 Wed 18:31:33
更新日:2020/11/23 Mon 22:22:37
所要時間:約 7 分で読めます





「あンのクソじょうひィ…」







東京喰種』の続編『東京喰種:re』の登場人物。
喰種対策局の喰種捜査官で、キジマ班班員。階級は一等捜査官。細身に華奢な体格の青年で、右の目元にある泣きぼくろが特徴。常に手袋をしている。
残虐な性格のキジマとは違い、気弱で温厚な性格。倫理的にアウトな行動を取りまくるキジマに対しても付き従い、サポートしている。しかし、喰種の捜査で酔っ払ったふりをした際には「クソ上司」呼ばわりするなどキジマに対する不満が無い訳では無い模様。それでも、酒の席で談笑したり、熟睡するキジマに毛布をかけてあげる等、師弟関係は良好。
一等捜査官であるのでそれなりに場数は踏んでいる筈だが、喰種との捜査では囮役にされたり、喰種との戦闘で怖気づいたりと、戦闘自体に不慣れである模様。
クインケは尾赫[ツナギ<custom>]。






































以下、ネタバレ注意

















ごめんね MMさん




道化師(ピエロ) 宗太







実は喰種集団道化師(ピエロ)の一員・宗太であり、カネキが巻き込まれた鉄骨落下事故を引き起こした張本人であり、カネキ半喰種化の間接的原因。
つまり、この物語の元凶そのものとも言える人物。大体全部コイツのせい。
ただし、これは喰種の世界においての彼の一面に過ぎず、本来はCCGの後ろ盾たる喰種集団「V」の一員。
その一方で、「V」の敵対組織であるはずの喰種集団「アオギリの樹」の嘉納教授とも個人的に繋がりを持っている。
ハイルと同じく白日庭出身で、和修の血を引いているらしいが、周囲にはその事を知られていない(逆に、和修家にとっても都合の悪い存在とも言える)。

普段の温厚な性格も演技に過ぎず、飄々とした態度で軽口を叩きながらも、ともすればキジマ以上に冷酷かつ残虐な本性を隠し持つ。
戦闘能力自体も非常に高く、少なくともSレート以上の実力を持つ松前を単騎であっさり駆逐する程。


人間か喰種か?

これまでの数多くの事が判明しているが、未だに人間か喰種なのかハッキリしていない。
彼を人間だと考える根拠は以下の通り。
  • キジマと酒の席に参加している
  • キジマのクインケ[ロッテンフォロウ]を使用可能だった→クインケは生体認証機能付きで、[ツナギ]の生体認証は解除していても[ロッテンフォロウ]は解除しようがないため
  • 喰種を「所詮人殺しの人喰い」と侮蔑
  • 人間の一族である和修の血を引いている
一方で、彼を喰種だと考える根拠は以下の通り。
  • レストランでの亜美の暴言→彼が人間ならば彼女の前で普通の食事をしない理由がない
  • レストランで体臭を判別されていない→喰種は鼻が利くため、人間ならば一発でバレる。
  • 松前の赫子を素手で剥ぎ取り、壁ごと人間の頭部を破壊するほどの腕力→赫子の摘出は原則CCGの専門機関でなければ行えないため
  • カネキとの格闘戦である程度渡り合う→赫子を出さずとも、有馬仕込みの戦闘術+喰種の体力を持つカネキに並の捜査官が渡り合えるはずがない。
また、彼を半喰種と考える向きもある。
  • 嘉納を襲って返り討ちにされたマダムAの発言「人間…!?それとも…」→半喰種特有の体臭を嗅ぎ取った?

そして、エトと対峙した際に見せたその正体は…………


<東京喰種>

月山登場編において、喰種レストランの常連・宗太として登場。レストラン内で完璧に喰種として振舞っており、亜美を言葉巧みに騙し、解体ショーに誘い込んだ。
アオギリ騒乱後、カネキ率いる反アオギリによるレストラン襲撃では多くの喰種が虐殺される中、マダムAやロウらと共に脱走に成功している。
上井大学で、後ろ姿をかつてのカネキに間違えられトーカと邂逅。彼女が“喰種”だと見抜きながらも、追及しなかった。


<東京喰種:re>

ロゼ編より登場。

ロゼ編

S1班の指揮の下、キジマ班班員として「ロゼ」の捜査を行う。
月山家殲滅戦では、ハイルやキジマと同じくルナ・エクリプスビルの先行隊として松前やマイロと対峙する。
S1班の同階級の捜査官からもキジマの腰巾着と見なされており、戦闘にも全く期待されていなかったが、キジマとハイルの死後にその本性を現した。
前衛を担当しようとした先輩を盾にして松前の攻撃を防ぎ、彼女の眼球を潰した上で[ロッテンフォロウ]で斬殺。そして松前の赫子を剥いでその一部始終を目撃した捜査官を口封じに殺害。
偽装工作と自作自演を整え、救援に駆けつけたS1班班長・宇井に虚偽報告を行った。


「隻眼の王」編

その後、高槻=芳村エトへの尋問で「王」が何者か聞き出そうとするが、「王は貴様らの腹の中にいる」と煙にまかれ、
それでも「おとなしく廃棄されてください」と余裕の態度を取るが、自分が和修家の人間であることを
「父を父と呼べない気分はどうだ」と嘲られると「死ね死ね死ね死ね」と吹き出し一杯に叫んだ。
金木がコクリアに乗り込んだ際に高槻のマネージャーである塩野を殺害し、パテに加工して彼女に差し入れた。
ヒナミを連れて脱出を図る金木達の前に現れて交戦するもヒナミに一方的にボコられてダウン。
松前や捜査官を殺害したような雰囲気が全くなかったため、これで退場とは思えないと考察する読者多数。
このまま退場なのか、本性を現して復活するかは……

アヤトたちがプレス場から脱出しようとしたその時、突如動き出す装置に潰される仲間たち――
そこに現れたのはVを引き連れた二福だった。潰される光景にわざと嘔吐しながらも高笑いする彼の前にパテとなった塩野を食べたエトが乱入。
プレス場を破壊し、二福を追い詰めるエト。特等クラスのVを次々と殺害するエトを眼前に、壁を背に二福は命の危機を感じる。

「もお 争いは嫌!!」
「なので」
平和的解決(一方的虐殺)しましょ☆」

その瞬間、自分の身体が切り裂かれることに驚くエト。二福を見ると「人間」だったら存在しえないものがそこにあった。
「赫子」――二福の腰部から生えたそれと右目の赫眼は彼が「半喰種」であることを表していた。








高槻さんさ、革命もいいけど

あなたが必死になにかを変えようとすればするほど、

悲しむ人や死体が増えますよ。お父上まで自分で殺めて……

いびつな形でも均衡がとれてたら、それでいいじゃあないですか。違いますか?








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最終更新:2020年11月23日 22:22