蛾眉雷蔵

登録日:2016/03/13 (日) 21:10:07
更新日:2019/04/27 Sat 22:20:29
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……飽きた。三下の戦いにはな


蛾眉(がび)雷蔵(らいぞう)とは、手裏剣戦隊ニンニンジャーに登場する人物の一人である。

演:松田賢二(声)
スーツアクター:岡元次郎

身長/201cm(肥大蕃息時身長/48.2m)
体重/236kg(肥大蕃息時体重/566.4t)
すきなもの/いっきうち
すきな場所/戦場(いくさば)
こうげき力/★★★★★
ふしぎな技/★★★☆☆
ひっさつ剣/★★★★★

【人物・性格】
牙鬼軍団の幹部の一人であり、一番槍を務める武人。
初登場は忍びの3(第3話)「強敵、蛾眉あらわる!」
左右に割れた「般若の面」を憑代として、九衛門が恐れの力を注ぐことで復活した。
その般若の面を左右に割ったような顔をしており、その面の下には青い異形の顔が覗いている。

物語中盤手前で天晴に敗北するが、その後時を経て復活。
何故か肌の色が赤くなったが、特に説明される事は無かった。

好きなものは一騎打ちで、好きな場所は戦場(いくさば)という、戦いの中で武功を上げることが生き甲斐な生粋の武人。
シュリケンジャー製の妖怪カルタでも、「いっきうち いのちのやりとり 蛾眉雷蔵」として紹介されるほど。
しかし、つまらない戦い方をする者は仲間の妖怪でも容赦なく斬り捨てる、残虐で非情な戦闘狂。
その一方で、戦いに関しては真面目で誠実なのか、戦いの約束をすれば何時間であろうと辛抱強く待ち続けることもある。
また、単純な猪武者というわけではなく、ある人物が不利な状況では撤退を進言するという冷静な判断力も持ち合わせている。

牙鬼幻月への忠誠心は高いものの、恐れの力を集めるよりも強敵との勝負を求めており、恐れ集めも九衛門に丸投げしようとしていた。
その為、ニンニンジャーにとっては九衛門より厄介な相手となる。
だが、「恐れを集めればニンニンジャーも出てくる」という九衛門の口車に乗り、恐れ集めにも積極的になる。
また、九衛門に見どころを見出してからはその考えを改め、彼に敬意を表したり力を貸すなど豪気な一面も持つ。


【作中での活躍】

復活を果たして早々に、戦いを求めて戦場へ向かう。
そこで、妖怪カシャと戦っていた八雲らと出会い、彼らを一蹴した。
その後、復活したてで本調子ではなかったとはいえ、自らに一撃入れた天晴に興味を抱く。

天晴との戦いを重ね、一時は天晴を倒したものの、仲間たちの信頼という更なる力を得た天晴の前に敗北。
それまでずっと「赤いの」呼ばわりしていた天晴を名前で呼び、武人らしく潔く散ろうとするも、九衛門の妖術によって無理やり巨大化させられ、戦わされてしまう。
巨大化時にはガシャドクロの剣によってシュリケンジン、バイソンキングの2大合体オトモ忍を圧倒するも、キングシュリケンジンのキング破天荒斬りによって、成仏させられた。

僅か12話というあまりにも早い退場だったためにファンから再登場を望まれていた。
その願いが通じたのか、44話にて復活した幻月の手により、天晴に折られた片方の角を媒介に赤くなって蘇る。
なお、この時の復活方法は九衛門の時の様に恐れの力を集めた水をかけるのではなく、他の妖怪同様に封印の手裏剣による復活だった。

幻月が復活したためか、恐れの力も不要となったため、思う存分に戦いに挑むようになる。
そして、八雲と戦う事となるが、長い戦いを経て成長した八雲の前に敗北を喫する事となった。


【人間関係】

ニンニンジャーの赤いの。彼からはオッサンと呼ばれる。
生身で蛾眉の一撃を受け止め、更に実力差を見ても果敢に挑んでくる姿に、「アッパレな奴よ!」を評した。
その後の勝負で角を片方奪われ、以後因縁のライバルとして、何度も勝負を繰り広げる。

ニンニンジャーの青いの。
蛾眉が青い時にはまだ未熟で敵わなかったが、赤くなった時には八雲も成長しており、蛾眉も3人目の強者と認めた。

かつてのラストニンジャ。
作中でははっきりと描かれていないが、かつて戦った事があり、初めて強敵として認めた相手のようだ。

牙鬼軍団の小姓。だが、蛾眉からは覚えられていなかった。
小賢しい性格の九衛門とは反りが合わなかったが、終わりの手裏剣を求める姿勢から彼を見直し、恐れの力を集める事にも協力的になる。
しかし、天晴に敗れた蛾眉を肥大蕃息の術によって巨大化させ、道具のように見切りをつけられた。
無理矢理巨大化させられて恨んでいるかと思ったが、復活後はある理由から、素直に九衛門に従っていた。

  • 弓張 重三(ゆみはり じゅうざ)
牙鬼軍団の侍大将。
蛾眉の上役であり、剣の師匠。
だが、残念ながら登場したのは劇場版とVシネマ「帰ってきた~」のみ。
テレビ本編では登場せず、蛾眉と関わる事は無かった。



【戦闘能力】

圧倒的な実力を持っており、長刀と脇差の二振りの刀から繰り出される斬撃は、苛烈の一言。
必殺技は二つの刀に電撃を込め、水平に交差させた後、縦に斬り裂いて十字の斬撃を与える「牙凌道・雷幻斬り」
また、妖術の扱いも心得ており、ヒトカラゲをジュッカラゲに強化したのも彼である。

初登場時には八雲、霞、風花を相手にしていた妖怪カシャを瞬殺、更に3人で相手をするも、まるで歯が立たなかった。
その後、天晴が一騎打ちで蛾眉を打ち倒すまで、キンジを含む他の5人ではまるで歯が立たないほどだった。
その天晴も、蛾眉相手には何度も苦戦を強いられており、必殺の忍烈斬ですらまともにダメージを与えられない程。
まさに強敵として幾度となくニンニンジャーの前に立ちはだかった。
巨大化時にはガシャドクロ2体の骨で作り出した巨大な大剣を使い、シュリケンジンとバイソンキングを圧倒する。

復活後はオボログルママーク2を使っての戦車戦もこなす。
また、天晴との再戦をしようとするも、九衛門との決戦に急ぐ天晴に変わり、八雲が戦いを挑む。
そして、八雲は見事に蛾眉に勝利し、蛾眉もまた八雲も強敵として認めるのだった。

かつては圧倒していた八雲一人に負けるようになったのは、見ようによっては再生怪人故に弱くなったというシリーズのお約束かもしれない。
だが、逆に考えると長い戦いを積み重ねることにより、八雲も……いや、ニンニンジャー全員が成長して、かつての強敵を乗り越えた証に他ならないといえよう。


【主なエピソード】

  • 忍びの3「強敵、蛾眉あらわる!」
初登場回。
部下であるはずのカシャを一太刀で斬り捨て、その圧倒的な実力を示した。
そして天晴と初めて出会い、蛾眉の攻撃をしのぐ天晴を、成長の余地のある好敵手として認めるのだった。

  • 忍びの5「宇宙忍者 UFOマル!」
またも天晴に勝負を挑む。
しかし、巨大化した妖怪ウンガイキョウの相手で忙しい天晴は勝負を後回しにする。
更にUFOマルと出会って宇宙までいった天晴は蛾眉の事をすっかり忘れてしまい、蛾眉はいつまでも天晴を待つハメに。

  • 忍びの6「テングの神隠し」
ここで初めて封印の手裏剣から妖怪テングを生み出す。
5話での鬱憤を晴らすべく、妖怪テングの術で作った空間で天晴と一騎打ちをする。
だが、テングの空間を打ち破られ、その隙を突かれて右の角を天晴に折られてしまう。
ここにきて、天晴との因縁が決定的な物となった。

  • 忍びの11「シノビマル、カムバーック!」
妖怪エンラエンラの術で自信を無くしたシノビマル。
そんなシノビマルを元気づけようとする天晴の前に現れ、またもや勝負を挑む。
そして、死闘の末に勝利したのは……

  • 忍びの12「最強決戦!奇跡の合体」
忍びの11で天晴との勝負という宿願を果たした蛾眉は、九衛門の望み通り、恐れの力を集める為に街を破壊する。
そこに、負傷しながらも天晴が現れ、再び戦いを挑んだ。
自分の為でなく、自分を待ってくれた仲間の為に戦う事で、新しい力を得た天晴は、見事蛾眉に勝利する。
蛾眉も武人としての死に満足するが、そこに九衛門が現れ、無情にも肥大蕃息の術を発動。
巨大化させられた蛾眉は自我をも奪われ暴走するも、ニンニンジャーの新しい力、キングシュリケンジンによって二度目の死を迎える。

  • 忍びの46「終わりの手裏剣、目覚める!」
復活を遂げた蛾眉も、牙鬼親子を守るべくニンニンジャーと戦う。
その中で八雲との一騎打ちをするも、成長した八雲の前に散った。


【その他】

名前の元ネタは、月の満ち欠けの1つ、「蛾眉」。
その名の通り、蛾の眉、つまり触角のように、細く湾曲した月の事を指す。

蛾眉雷蔵の声を演じた松田賢二氏は、かつて仮面ライダー響鬼仮面ライダー斬鬼や、仮面ライダーキバのガルル、牙狼の四十万ワタルなど、俳優として特撮作品への顔出し経験を複数持つ俳優でもある。
そのため、九衛門と同様、彼も元々は人間態としての登場を予定していたらしいが、残念ながらそれは叶う事なく終わった。
なお、氏のスーパー戦隊シリーズへの出演は、これが初めてとなった。

スーツアクターは特撮界の重鎮、岡元次郎氏。
その重厚感あふれるアクションで、歴戦の強者感を発揮した。
松田賢二氏とのタッグは、次狼(ガルル)の変身した仮面ライダーイクサ以来となる。
ちなみに、氏は同作でライオンハオーのアクターも担当している。

3DSにて配信されているゲーム「手裏剣戦隊ニンニンジャー ゲームでワッショイ!!」では、1面のボスと最終ボスを担当。
1面のボスにしては素早い動きでこちらを追い詰めてくる強敵。
最終戦では更に2体の分身を呼び、牙凌道・雷幻斬りでこちらの体力を容赦なく削ってくる。
正面から斬り合わずに、メンバーチェンジや、八雲、キンジの遠距離攻撃が可能な術で削っていきたい。



「アカニンジャー……いや、伊賀崎天晴……その名に違わぬ、天晴な内容よ……」
「悔しいが、この『投票』ボタンを押す権利をくれてやる……!」

「折角良項目も集まってきたのに何てことだ。」
「せめて最期に加筆していただきたく存じまする」

「や、やめろ九衛門! 俺の項目の出来は、俺が決める!!」

「妖術、追記・修正の術!」

「やめろぉぉぉぉぉっ!!」

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