エキドナ(DMC)

登録日:2016/03/10 Thu 23:07:01
更新日:2024/03/08 Fri 22:46:17
所要時間:約 7 分で読めます







My children! You bastard!
(わらわの子を! 貴様!)

Sorry, but having you around is more than enough.
(ハタ迷惑な子作りだな。)

Your insignificant insults have no effect on me. Though I will tear your body to shreds!
(侮辱する気か小僧め! その体、八つ裂きにしてくれる!)


カプコンのスタイリッシュアクションゲーム『Devil May Cry4』の登場人物。

CV :メアリー・エリザベス・マクグリン
 (4SEの日本語吹替):高乃麗

フォルトゥナ島のミティスの森に出現する女の上級悪魔であり、魔界の密林において植物の女王として君臨している。
口調はどこか貴族っぽく、一人称も「わらわ」である。

見た目は10メートル以上の蔦が絡み合った巨体の蛇龍のような姿をしているが、口の部分が花弁のように開くと中から植物と融合したような女性の上半身のような本体が姿を現す。本体は身体のラインがよくわかる胸まで大きく開いた服を着ており、貴族のような首飾りも着けている。また胸が大きく、くびれもあるなどスタイルが良い。ムービーでのけぞる時にそのスタイルの良さが如実に現れている。公式画像では胸や腋を強調したポーズを取っているためエキドナ自身もスタイルに自信を持っている。
女性らしい特徴を持つ一方で肌が白い、体液が半透明な黄緑色、頭部の髪は蛇状態の舌が変化したもの、といったように悪魔らしい特徴も持つ。腹部から下は花弁に隠れており見ることはできないが、蛇状態でのバスターや死亡時に尻までは確認できる。普段は分かりにくいが実は口が裂けている。ダウンし気絶している時や挑発で油断している時などに確認できる。
怒りの表情をしているイメージがあるが意外にも表情豊かであり、挑発時でのドヤ顔や、産卵時の笑顔、ダメージ時の苦悶の表情など悪魔の中では1,2を争うほど表情に種類が存在する。
蛇龍は飛行能力を持ち、高速で空中を飛び回る他、尻尾部分はいくつもの触手として展開させることもできる。

作中では、子宮を思い切り殴られる、剣を胸に刺される、命乞いの間も無く殺されるなど散々な目にあう。特に剣を突き刺される時のエキドナの悲痛な表情と声は可哀想になるほど。胸が見える服でセクシーポーズをしてやられる事が剣を突き刺すとは、女性であっても悪魔には容赦がない。

同じ女悪魔のネヴァンと比べるとネヴァンは優雅で落ち着きがあるのに対して、エキドナはかなり高飛車でヒステリックな性格である上、非常にプライドが高く挑発にも過敏に反応する。激昂のあまり本体を晒したまま突進するほど冷静さを失うこともある。ネロに子を殺されると問答無用で攻撃を仕掛けてきたが、ダンテに子を蹴り飛ばされ顔面に直撃した時は怒りは見せるも話し合いの余地がある程度の怒りであった。エキドナはヒステリックではあるものの、全てに対して怒るわけではないことがうかがえる。この性格故に相手を下に見ることが多く、戦闘時でもセクシーポーズや高笑いといった誘うような挑発を行う。

植物悪魔の女王だけあって自分の勢力の拡大と種の繁栄のことばかり考えており、他の悪魔を宿主にして自分の子と称するキメラシードを寄生させることで、宿主の養分を吸い取って魔界の森の一部へと変えてしまう。
エキドナをよく見るとキメラシードとの共通部分は多く、寄生し成長すればエキドナのような悪魔が大量に発生する可能性も考えられる。
他の悪魔はエキドナにとっては自分の子と森を繁栄させるための養分でしかないため、他の勢力の上級悪魔とは敵対していると思われる。傲慢な性格のエキドナが他の悪魔に身体を許すとは思えないため、無性生殖でも子を産めるのかもしれない。上級悪魔の中でも生命力に優れた悪魔であり、ラスボスの次に体力が多い。

ミティスの森は本来、普通の針葉樹林であったはずだがエキドナが魔界の植物を繁栄させたことによって亜熱帯を思わせるような、奇怪なジャングルへと変貌してしまった。
エキドナ曰く、どこであろうと子が繁栄すればエキドナの森となるらしく元あった生態系への配慮は一切ない。森の主、植物の女王という立場であるが、見た目の毒々しい色合いの通り生態系の破壊者である。
エキドナの森はそれ自体が生きているため、森に入り込んだ者を迷わす特徴がある。そして、エキドナの森内部の天候を操る能力も持っているため、エキドナとの戦闘が佳境に差し掛かると雷がなり始める。しかしこの森はエキドナがいなければ維持できないようで、エキドナが魔界へ逃げ帰るだけで緩やかに針葉樹林へと戻りはじめ、天候も落ち着いていく。

蛇龍の鱗部分はキメラシードの種子であり、これを飛ばすことで標的に寄生させる。また、触手を地面に刺しドーム型に変化し露出したピンク色の子宮からキメラシードを生み出すことも可能となっている。後者の繁殖方法ではエキドナ本体がつわりで口を押さえる→腹部が大きくなる→出産とかなり作り込まれている。子宮口は血管が見えるほど皮膚が薄く、無防備なため完全な弱点部位になっている。
そのため子宮に一定量ダメージを与えるとエキドナが悲痛な声をあげ小さく怯む。攻撃被弾時や産卵時には子宮から大量に体液が飛び散る。エロい。同じく大量に体液を飛ばすバエルは臭いと言われていたが、エキドナは言及されていないため匂いはないと思われる。自分の子と呼んでいるだけあって種子やキメラシードを倒されると激怒するなど、自分の子に対する愛情はある模様。

キメラシードは単体では非常に弱い能力しか持たないが、他の悪魔に寄生することで本体とは独立して攻撃を行う非常に厄介な存在と化す。
(ただし、大型の悪魔にはさすがに寄生できない模様)

ちなみにキメラシードはネロダンテに寄生することこそないが、仮に寄生してきた場合はより厄介な難敵になっていたと思われる。



You may jest, but the kindest fate I offer is to unify and spend eternity with a child of mine!
(わらわの子と一体となり、平穏な余生を送れば良いものを!)

Though a fight every now and again does make life more interesting. Don't ya think?
(刺激があるから人生は楽しい。そうだろ?)


劇中ではネロがミティスの森に訪れた際に橋で襲撃を仕掛けてくる。その後、地獄門が設置された森の広場では自分の子を撃ち殺したネロに対して殺意を露にして襲ってくる。素早い動きと蛇龍形態の硬さでネロを苦しめるが、チャージショットの爆発により本体を晒した隙を狙われ、火に悶えるエキドナはショウダウンで容赦なく切り刻まれた。悲痛な叫び声をあげながら魔界へ逃げようとするものの、ネロに尻尾を掴まれ「人間ごときに何たる恥辱」と悔しがりながら体をねじらせなんとか逃げ帰った。

後に再び戻ってくると今度はダンテと遭遇し、
ばら撒いていた自分の種子をサッカーボールのように蹴り返された挙句にエキドナの顔面も的にされてしまった。その上「わらわの子と一体となり、平穏な余生を送れば良いものを!」と誘うが、刺激を求めるダンテに断られる。さらに地獄門の方はと歩き出しエキドナは無視される形となった。
怒りのままダンテに突進するも蛇龍部分にアッパーを貰い吹き飛ばされる。ダンテからの「刺激はどうだ。」という問いかけに答えられないほど、エキドナのダメージは大きく頭を押さえてフラフラとしていた。
刺激への返答を聞くためにしばらく待ってやるか悩むが、女悪魔に散々な目に合わされたダンテは、エキドナの脇腹に容赦なく蹴りを13発打ち込んだ。エキドナが命乞いのようにダンテに腕を伸ばすも、振り払われ銃弾によって完全に倒されてしまった。

エキドナは死亡すると草が急速に枯れるように茶色へと変化し、粉々に砕け散る。ムービーでは砕け散ったエキドナの頭部が手前側に飛んでくるホラーシーンを確認できる。

ちなみに上級悪魔は相手の力を認めたり魂を屈服させたりすると魔具と化すのであるが、
エキドナはそうなる前にダンテが銃をぶっ放して粉砕してしまったために魔具となることはなかった。
(イメージとしては鞭になったのだろうか?)


◆戦闘

エキドナとの戦闘では蛇龍が主体になって攻撃を行い、高速で飛び回りながら突進をしてきたり種子を飛び道具で飛ばしたり尻尾をなぎ払ったりしてくるが、逆に本体は髪の触手を振り回してくる程度のことしかしてこない。
他の上級悪魔であればバスターチャンスでないときにバスターすると反撃してくるが、エキドナはバスターを腕で弾くだけで何もしてこない。

本体である花弁の女性体部分が弱点であり、逆に蛇龍の体にはほとんど攻撃が通らないため、ジャンプをしながら上手く攻撃しよう。

また、たまに地上に降りてきてキメラシードを産卵しだすが、子宮部分をネロの場合はバスターによってサンドバッグのように殴ることができる。明らかにエキドナの大事な部分を攻撃しているが他のバスターに比べるとダメージは控えめ。

蛇龍を地面に完全に突き刺した時は地面から無数の触手を突き出して鞭のように振り回したりしてくる。エキドナ本体の脇や胸あたりに密着していれば当たり辛くなる。前述の通り本体は隙だらけなため、一方的にエキドナ自慢の身体を切り刻むことができる。

エキドナへダメージを与えていくと本体が大きく仰け反った後、頭を押さえてフラフラとダウンする。この時はエキドナが攻撃してくることはなく、攻撃を叩き込むチャンスなので一気に攻撃を叩き込もう。体力を4メモリほど削るとダウンするため、ある程度ダメージを与えた際には、地上形態でダウンが取れるように調整するとよりダメージを稼ぎやすい。
ネロであればダウン中に本体へバスターを行うことができる。バスターは飛び上がってエキドナの頭を掴み、空中から降りる力を使って肩から袈裟斬りにした後、腹部で剣をぐりぐり動かす。エキドナがなんとか捕まえようと腕を伸ばすが、今度は腹部から肩までを下から切り裂き大ダメージを与える。この時、イクシードボタンを連打することでダメージを増加させることができる。連打すると胸が揺れる。生命力の強いエキドナといえど、剣を突き刺されるのはダメージが大きいようで悲痛な叫び声を上げるだけでなく、バスターが終わった後も体勢を立て直すまでに隙が生じる。産卵モードで剣によるバスターを行ったときは、この隙の間に子宮へのバスターも行うことができる。子宮へのバスターや、カウンターバスターを入れるとダウンのためのダメージがリセットされるため注意。

体力が残り3メモリほどになると発狂モードへと移行する。ほぼ全ての攻撃に種飛ばしが追加され回避が困難になる。だが、突進攻撃中でも本体が剥き出しのままになるためタイミングを合わせてカウンターバスターやロイヤルリリースで大ダメージを狙える。



My forest……! My children……!
(わらわの森……! わらわの子……!)

I think that look suits you better.
(黙ってた方が美人だな)


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最終更新:2024年03月08日 22:46