速水ヒロ

登録日:2016/3/9 (水) 16:05:00
更新日:2024/02/06 Tue 04:08:15
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見たかコウジ、お前の歌を一番上手く表現できるのは・・・俺だ!!





◆概要
速水ヒロはプリティーリズム・レインボーライブの登場人物。CV:前野智昭
女児アニメの男キャラながら、おそらく本作で1、2を争う人気キャラ。



華京院学園高等部2年生
誕生日 10月10日
星座 天秤座
血液型 AB型

マイソング「pride」
Over The Rainbow「athletic core」



エーデルローズに所属するプリズムスタァ。ルックスや競技者としての実力だけでなく、周囲に分け隔てなく優しく接し丁寧で柔らかい物腰からアイドルとして極めて高い人気を集めている。
同じくエーデルローズに所属する蓮城寺べるらはもちろん、彩瀬なるをはじめとしたプリズムストーンのメンバーにも好意的。

だがその一方で神浜コウジに対しては並々ならぬ執着心を見せ、彼に関わる出来事では紳士的な態度を捨て、時にはなるたちを卑劣な企みに陥れることさえあり…












コウジとは共にエーデルローズに籍を置いていて、かつては親友関係だった。当時周囲から認められていなかった彼の作曲の才能を誰よりも高く評価し、コンビとしてデビューする事も決まっていた。
しかし土壇場でコウジが作ったデビュー曲を自身の名義による曲だと発表してしまう。これは正確にはヒロが自発的に起こした行動ではなくエーデルローズが決めたことで、ヒロはデビューするためにその指示に従ったまでと主張し、口論の末に二人は決別。これがきっかけでコウジはプリズムショーを嫌うようになった。


しかし今でもヒロはコウジの曲を求めており、度々絡みに行っては拒絶されている。



幼い頃は母(cvみおん様)と共にボロアパートで貧乏暮らしをしていたが、母もヒロの面倒よりも自分のことを第一で考えていて、「ちょっと外で遊んできな(男が来るから家から出て行け)」と言ってのけるほど。その度にヒロは公園で当時から憧れていたプリズムショーを独自に特訓しており、その様子をエーデルローズの理事長である法月皇に見染められ、母親にあっさり身売りされてエーデルローズに入団した経緯を持つ。現在は寮暮らしであるが、時折一人で誰もいないボロアパートに帰っている。




◆来歴
6話で華京院学園の学園祭に出張ライブに訪れたなるの前にファンの女の子に囲まれながら登場。コウジとなるの会話を耳にして彼がなるのために曲を作ったことを知り、深く動揺する。そしてなると対面しフラグが建ったと思うじゃん?
8話では福原あんのマイソングを巡ってコウジをおびき出すため仁科カヅキとダンスバトルを行う。

10話では軽い気持ちでプリズムショー大会ドリーミングセッションに参加しようとしてべるから軽蔑を受けたなるの元へ現れ、べるのプリズムショーに対する意識の高さを教えると共に、なるが大会に出場するよう促した。しかしその行動はなるを徹底的に叩き潰すためにべるから依頼されたことであり、同時にコウジに歌をもらったなるを勝負の世界に引きずりこむことで、コウジの歌を表舞台に誘う策謀でもあったのだ。

ドリーミングセッションではコウジが会場に現れるのを待ち、ステージ上で雰囲気に気圧され泣き出してしまったなるを見て憤ったコウジに対して、コウジの歌はみんなを不幸にすると語り…


「僕はただ教えてあげたかっただけさ、お前の作った歌で輝けるのはこの世でたった1人…」

「速水ヒロだけだってことをなァ!!」


ものすごい顔と声で迫った。なるが折れてしまえばコウジに責任を押し付け、彼がその罪悪感からまた以前のように1人になること(最高は自分だけに曲を提供してくれること)を狙っていたのだ。
しかしコウジのある行動によってなるは立ち直り、ヒロはそれに大きなショックを受ける。




第18話では、涼野いとと彼女が気にしているコウジの関係を利用して、コウジから歌を奪うことに成功。「ゴメンねいとちゃん♪君の歌はいらなくなった」
コウジが動かなかったらいとの曲でメジャーデビューしたんだろうか。
そして集まったファンの前でデビューライブ、シリーズ初の男性ソロ3DCGプリズムショーを行った。


「この歌は今日のライブのために作った新曲です。作詞作曲は…?」

「「「\ヒロー♡/」」」

「そういうこと♪」


と最後の言葉は客席のコウジの方を見ながら当てつけた。そしてこの時、あくまで観客に言わせ自身が作詞作曲したとは言っていないことで周到に嘘をつき、コウジが作った「pride」でライブは大成功を収めた。

24話では伝説のプリズムダイブに立ち合いべるの姿に陰ながら涙を流した。
なおこのパーティーの入場料は90万円。ヒロは自腹で払ってまでべるの様子を見に来ており、更にわかなとおとはの分まで負担している。

翌日、べるの元に向かうが彼女から海外にバイオリン留学に行くことを聞き、引き留めようとするもその手を振り払われてしまう。


「高みを目指せば目指すほど、空気は薄くなり息苦しくなっていく…」

「だが、トップに立つ者は誰にも助けを求められない。わかるよ、べる…でも…」


ヒロは会場に走り、わかなおとはにべるが大会に出ずそのまま行ってしまうことを告げて彼女らの決断を待った。
そしてわかながべるの元に向かうことを宣言すると「ようし!俺についてこい!」とノリノリで楽屋の扉を開けた。彼はコウジが絡まないところでは本当に頼れるイケメンである。ちなみに当然だが別にヒロが車を出して運転したわけじゃなく助手席に座ってただけである。彼の活躍もあってべるたちはまた1つのチームに戻ることができた。べるたちのプリズムショーでは客席から掛け値なしの応援を送っていた。


その後、コウジがいとに告白し二人っきりでキスを交わす非常にロマンチックな場面があったのだが…
「フッ…これでますますコウジの歌にも磨きがかかるか…」
当然のように物陰に控え、したり顔で呟くヒロの姿があった。なんなんだこいつ…




「おめでとう、べる。君はたくさんの仲間に囲まれて天に羽ばたき始めたね」

「だが…道端に咲く名も無き花は、決して高貴な薔薇の園に咲くことはできない」

「ならば俺は、決して誰の手も届かない山の頂に咲く花になってやるまでさ」


薔薇はもちろんべるのこと、名も無き花はおそらくヒロ自身のことだろう。べると比べ自分を大きく卑下しているものの、彼女とは違う孤高の道でトップを目指すことを決意している。またこのセリフを言う前にヒロは道に咲く花を踏みつぶしているが、ヒロが足を退けるとその花はまた立ち上がっている。この暗喩が示すものは…





29話ではプリズムストーンの店番を引き受けたものの成果が振るわず落ち込んだべるに例のべるが泣き崩れた歩道橋で「一流のハードルが高いなら、ハードルを飛び越える手助けをすればいい」とアドバイス。反省による博愛だけでなく人を導く事のできるべる店長が誕生した。



第31話ではアバンからボロアパートのベッドに横たわり携帯でテレビを流し見るヒロの姿からはじまる。ストリートダンスを特集していたテレビで偶然コウジが映ったときのヒロの挙動がすごく気持ち悪い。
一方で法月仁にコウジのことを「小物」と馬鹿にされた際には怒りを抑えきれない様子を見せている。
ストリートのダンス広場を占拠したエーデルローズの生徒とカヅキ率いるストリートダンサーとの素行問題が起こった際に、前回決着をつけ損ねたカヅキとの再勝負を利用し、「お前が勝ったら二度とウチの連中をあそこに近寄らせない。だが俺が勝ったらコウジに歌をつくってくれるよう頼んでくれ」と条件を出す。




コウジはその夜ある歌を作りながらかつての思い出を回想する。

「ヒロ、君は将来何を目指しているの?やっぱりプリズムキング?」


「俺が目指すのは勝者じゃない、勇者さ!」


「見てくれる人に明日を生きる勇気を与えてくれる…俺はそんなプリズムスタァになりたい」




翌日、コウジがカヅキのために曲を作ったことに苛立ちを隠せず、カヅキのショーの開始を待つが…
その歌詞はかつての自分がコウジに語った「勇者」のための歌だった…
そしてカヅキの3連続ジャンプ「バーニングソードブレイカー」によりPRIDEを真っ二つに切り裂かれ、バラバラに粉砕。自らの敗北を認めて去って行った。


「ヒロさんがどうして踊らなかったのかは分かりませんが…それぐらい、カヅキさんのプリズムショーは凄かったと思います!」




38話ではPRIDEを斬られたショックでちょっと前まで廃人だったはずなのに元気にエーデルローズにいた。
しかし2ndシングルがコウジの曲ではないことを明かしたべるにちょっと前まであれだけコージの曲に執着したのにどうしたのかと問われると

「俺はもう、そういう生き方しかできないんだ」

と何か思い詰めている様子で、最後は例の歩道橋でprideを流しながらべるに抱きついてた。


しかし39話では呼ばれてもないのにハッピーレイン、ベルローズの宿泊する温泉宿に先回りし、prideのイントロ流しながら温泉の岩陰から出現する。前の回での思い詰めた感はどうしたんだお前。

「いとと喧嘩したのか?…何かいいアドバイスができたらいいんだが…俺にできることなら何でも言ってくれよな!」

「サンキュ、カヅキ」

「恋のアドバイスなら俺がしてあげよう」

「「な!?」」

「フフフフフ…お湯加減はいかがかな?コウジ、仁科カヅキ君?」


ひとしきり自身のアイドル意識をカヅキ、コウジに語った後、満足したのか帰って行った。でもべるだけは気づいてくれました。よかったね。


42話ではまた性懲りもなくカヅキ、コウジのところに現れるが、カヅキからは「本当は助けを求めてるんじゃないか」と指摘されその場から逃走。

その後、りんねに「さよなら」されてショックを受けていたなると慰めていたべるのもとに現れ、彼女たちにアドバイスをした。さっきのヘタレぶりはどこへ行った
立ち直ったなるからは「本当は優しい人なんですね」と言われ、一瞬動揺したがいつものスタンスで去っていった。


44話ではべるの行く末を心配していた所でカヅキに遭遇。
カヅキをボロアパートに招待し、かつて行われたプリズムキング最強決戦の話をしていたが、話の流れでカヅキがエーデルローズをトップ成績で通過しながらも辞退した理由を聞くと、


「何故エーデルローズに入って、自分を貫かなかった?」

「お前ほどの力があれば、エーデルローズを変えられたかもしれないのに!」

と声を荒げる。

その後カヅキにはヒロのことを話すように言われたが、ヒロは巧妙にはぐらかしボロアパートを出ていった。

ヒロが出ていった後のボロアパートでカヅキは、コウジとヒロがデュオでデビューする予定だった時に作られたであろうポスターが、大事に貼られているのを見つけたのだった。





オーバー・ザ・レインボーセッションでは出番の前に不安を抱くべるに自身の胸の内を語り、激励の言葉を送った。


「見てみたいな、べるの夢ってやつを」

「初めて出会った頃のべるは本当に純粋で真っ白なお嬢様だった。可憐で、繊細で、触れたらすぐに壊れてしまうガラス細工のように儚くて…」

「僕とは生きる世界が違う人間だと思ったよ。いつまでもそのままでいて欲しい、そう思ってた」

「僕は君に薔薇を送り続けた。君の笑顔がいつまでも輝くように。でも、もう君にこの薔薇は必要なくなった」

「今の君はたとえ花びらが散っても、厳しい冬を乗り越え再び春に大輪の花を咲かせることができる。出会った頃の十倍も百倍も、強く気高く美しい」

「そんなべるが見る夢を僕は見てみたいな。もちろん、みんなもべるの夢を見たがっている」

「…なあに!べるならやれるさ!」


「ヒロ…ありがとう!」






べるが前人未到の7連続に到達し暫定1位を戴いたときは静かに涙を流し、彼女のその先を祝福した。


「おめでとう…ついに君は僕の手の届かない、高みへと昇ってしまったね


「さよなら…べる」






大会中にコウジとカヅキに会い、改めて2人にエーデルローズを任せて自分は責任を負ってエーデルローズから身を引く意思を伝えたが、それではファンを裏切ることになると2人に説得されて翻意。3人でプリズムショー業界を引っ張っていく決意をした。

最終回でエーデルローズに入団したコウジ、カヅキとともに「Over The Rainbow」を結成した。また、べるとともにエーデルローズのリーダーに任命されている。





そして、ボロアパートに帰ったヒロは戻ってきていた母親と再会し、涙を浮かべて母を抱きしめたのだった。


◆使用したジャンプ
・スタースプラッシュ
・情熱熱風スターライトキス
・絶対アイドル☆愛・N・G
・ライトニングスプラッシュ
・シャイニングスパイラル
・スターライトエクスプレス

45話から属性がスターからライトニングに変わっている。


KING OF PRISMにおいて

コウジとの関係が以前のように戻り、カヅキとともにOver The Rainbowとして活動するようになったことで憑き物が落ちたかのようにまともなイケメンになっている。

しかし、仲間とともにショーを楽しむその日々は、法月仁の陰謀と聖のガバガバ経営によるエーデルローズの凋落・シュワルツローズの台頭により暗雲が立ち込める。


そんな時にコウジにハリウッドへの話が持ちかかり、エーデルローズの経営が怪しいことも会ってコウジはこれを了承。
以前と異なり円満な形ではあるが、コウジと再び離れることになった矢先、カヅキも自らエーデルローズを離れ、更に頼みの綱の「pride」も仁に奪われてしまう

以前の所業のしっぺ返しのようなものとはいえ、流石にショックを受けたヒロに追い打ちをかけるかのようにコウジがシュワルツローズに楽曲を提供するという仁の触れ込みを聞き単身ハリウッドのコウジのもとに赴いたが、逆にコウジの嫁のジャンプで物理攻撃されつつコウジに叱咤される。

気落ちしたままのコウジのもとに聖が現れ、聖の想いを託され、再開した母からも思いを受け取り、ようやく大会に出る決意をしたヒロ。本調子ではないがレッスンに励むように。「pride」は使えないが、代わりに大会用にコウジのものを涼野姉弟でアレンジした曲を受け取る。

迎えたステージでは、ヒロのステージの前に会場が破壊され、危うくステージに上がれないところだったが、カヅキが会場を再生したのでその問題は解決。

何を言ってるかよく分からないならキンプリを見てください。

何だかんだあってヒロは大トリでのショーとなった。




◆余談
カヅキに真っ二つにされたのがPRIDEだったため勘違いされがちだが曲名は「pride」である。

最終話でなるに対して「フラれちゃった」と言っているが直接伝えたわけではなく勝手に諦めただけである。
曰く身分が違いすぎて自分は隣に立つに相応しくないと思ったからだとか…


人気が高いためか、キンプリ以外でも登場が多く、次作とのコラボ作品では当然のごとく出演するどころか次作メインキャラが割を食う始末。

ちなみにその次作主人公からは「なんか凄いの出たぁ!」と反応された。


実はプリズムワールドの使者である「りんね」を除いてフェザーによる補助無しで4連続ジャンプに成功した数少ない人間。
ただ作中に描写はないが、かつてのプリズムスタァ三強の1人である氷室聖は現役時代に何度か練習で4連続を成功させているらしい。
彼はある事故が原因でショー本番で飛ぶことは二度とできなくなってしまっている。



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最終更新:2024年02月06日 04:08