めぐみん(この素晴らしい世界に祝福を!)

登録日:2016/03/06 Sun 00:24:00
更新日:2024/04/13 Sat 01:01:37
所要時間:約 6 分で読めます






我が名はめぐみん。紅魔族随一の天才にして、爆裂魔法を操る者……!




めぐみんは『この素晴らしい世界に祝福を!』の登場人物であり、スピンオフ『この素晴らしい世界に爆焔を!』の主人公を務める。
ちなみに本名である。

CV:内田真礼(ドラマCD)/高橋李依(アニメ)

概要

高い魔力と紅の瞳、そして中二病なセンスと名前を持つ種族、紅魔族の少女。開始当初の年齢は13歳。現在14歳。
カズマからロリ枠扱いされる程の幼児体型。生来の喧嘩っ早さからその事を馬鹿にされるとすぐにキレる。
ちなみに冒頭の名乗りは紅魔族の常識的な挨拶であり、紅魔族は全員が自分で付けた二つ名を持っている。



「我が名はあるえ。紅魔族随一の発育にして、やがて作家を目指す者……!」

「我が名はこめっこ。家の留守を預かる者にして紅魔族随一の魔性の妹……!」

「わ、我が名はゆんゆん……やがては紅魔族の長となる者……///」


くどいようだが全員本名である。
また、紅魔族は始祖の名残で体に特殊な刺青を持っているのだが、アルカンレティアでのダクネスとの会話内容によるとめぐみんの場合はにある模様。

実家は大変貧乏であり、学生時代はライバルのゆんゆんから弁当を巻き上げていた。
本来紅魔族の作る魔道具は高値で取引される希少な品が多いのだが、めぐみんの父のひょいざぶろーはその高い魔力が災いして上手く魔道具を作る事が出来ないため、
その商品を買いに来るのはどこぞのリッチーしかおらず、全く売れない。
ちなみにめぐみんも魔力が高いため、学校を卒業してしばらくはろくに働く場所もなかった。


職業は「アークウィザード」。魔法使いの上級職であり、多種多様な魔法が使える事が出来る魔法のエキスパートである。


が、


めぐみんは爆裂魔法しか使えない。というか使わない。
爆裂魔法とは人類が行える中で最も強力な攻撃手段と言われる究極の攻撃魔法である。
しかし、その威力の分消費魔力が尋常ではなく、並の魔法使いでは習得しても一発も撃つ事が出来ず、
紅魔族の中でも特に高い魔力を持つめぐみんですら一発撃てば魔力はおろか体力まで全て消費され、体を動かすことが出来なくなってしまう。*1
他作品で分かりやすく言うならマダンテしか使えない魔法使い。めぐみんの場合やってることはほぼメガンテだが。
そのうえ威力が高すぎてダンジョンや街中では被害がでかくなりすぎる為撃つ事が出来ず、
平原などでぶっ放してもその爆音に引き寄せられたモンスターに袋叩きにされる可能性もあり、
唯一の長所ともいえる威力に関しても大抵のモンスターに対しては超オーバーキルになるため、わざわざ爆裂魔法を使うくらいなら普通に上級魔法を使った方が遥かに役に立つという、
スキルポイントを持て余しているリッチー等がなんとなく習得しているネタ魔法とまで言われている。


そんなネタ魔法をめぐみんが習得した理由は、幼少期に遡る。

めぐみんの故郷である紅魔族の里には幾つかの観光スポットがある。
斧を投げ入れると女神が現れたりコインを入れると願いが叶ったりする、という噂の泉とか、抜いた者に強力な力を与える、という触れ込みの聖剣が刺さった岩とか。
明らかに胡散臭いが、まだ信憑性があるように感じるのはアクシズ教のせいだろう。

その中にわざわざ別の場所にあった邪神の封印を里に移してきた邪神の墓があり、本来その封印は賢者でも解けない厳重なものであったが、
家が貧乏で玩具を買ってもらえなかった幼いめぐみん(当時5歳)はパズルのようになっている邪神の封印で遊んで、高い知力によりあっさりとその封印を解いてしまった。

そして封印が解けた邪神ウォルバクに襲われそうになったが、ウォルバクは、巨大な漆黒の魔獣の半身と、
女性の姿の半身に分かれており、女ウォルバクが爆裂魔法によって魔獣ウォルバクを撃退したことで命を救われる。

その爆裂魔法の威力…ではなく、女ウォルバクの抜群のスタイルに魅せられためぐみんは、
「どうすればお姉さんのよう(な巨乳)になれますか?」と質問し、女ウォルバクは「大魔法使いになれば(今の魔法が使えるように)なれる」と答えた。
それは奇しくもめぐみんが母のゆいゆいから「うちは代々慎ましやかな家系だから早めに諦めるのよ」と諭された頃の事であった。

そうして爆裂魔法を習得して大魔法使いになって巨乳になるという夢を抱いためぐみんは、
普通なら爆裂魔法の前に覚える上級魔法等の過程を全てすっ飛ばし、爆裂魔法のみを極める爆裂魔法使いの道を歩み出したのである……!
とはいえ現在ではそれよりも「恩人に自分の成長した姿を見てもらいたい」という目標が先にある様子。
ただし巨乳を諦めたわけではない。何でもその後の彼女自身の独自調査による統計によれば魔力と血行には相関性があるため大魔法使いに巨乳が多いのは事実らしい。

ちなみにこの時魔獣ウォルバクは女ウォルバクによって子猫のサイズまで縮小され、再封印された。
しかし、7年後にめぐみんの妹であるこめっこさん(当時5歳)によって再度封印が解かれ、非常食としてこめっこさんが家に連れてきてしまい、猫のクロ(仮名)として飼われる事になった。
封印が緩んでいること気付いた大人達が封印を元に戻そうとするが、緩んだ封印から邪神の下僕である雑魚モンスターが大量発生してクロ(仮名)を取り戻そうと押し寄せる事態になってしまう。
最終的に邪神の下僕はスキルポイント50まで溜まっためぐみん(当時12歳 レベル4)の覚えたての爆裂魔法により一掃される。

この余波ですぐ下にあった「復讐と傀儡の女神」の封印が解けてしまい、学校の先生が爆裂魔法習得を秘密にしてくれたため、
里の人々の間で爆裂魔法の件は封印が解けた邪神と女神が戦った余波という説に落ち着ちついた。ウォルバクことクロ(仮名)はちょむすけと命名されてしまう。

爆裂魔法を習得して紅魔の里の学校を卒業しためぐみんは、普通に上位魔法を覚えた者と違って、
大量の魔力を全力で込める以外の魔力制御を知らないため魔導具制作のバイトも出来ず、かといって里周辺の凶悪なモンスターを倒す採集のバイトも出来ず、
冒険に出る資金を稼ぐ働き口がないまま数ヶ月をダラダラと里で過ごし13歳になり、
深夜ひっそり里の外れで爆裂魔法を撃っては魔王軍の嫌がらせかと殺気立つ里の人々の犯人探しを妹にソリで運んでもらってかいくぐり、妹からはニートお姉ちゃんと呼ばれてしまっていた。

ウォルバク配下の悪魔達が主の封印が解かれた事に気付き、
悪魔アーネスの襲撃により冒険に出るための近くの街アルカンレティアへの転送代30万エリスを得ためぐみんは、駆け出し冒険者の街・アクセルに向けて旅立つ。

悪魔に襲撃されながら駆け出し冒険者の街・アクセルへとやって来たが、いかんせん駆け出し冒険者の仕事では爆裂魔法を活かす機会がなく、
評判が広まるごとにパーティーに入れてもらう事も出来なくなり、ウォルバクの側近である上位悪魔・ホースト様の撃退を通じて上位パーティーへの誘いもあったのだが、
しばらくアクセルの街に残ることを選んだ結果、想像以上にパーティーへの誘いがなく、
めぐみんが冒険者ギルドに入るのを見ると魔法使いを募集していたパーティーが募集の張り紙を剥がすほどになり、貧困に喘ぐことになる。

その後、カズマ&アクアと出会い、パーティーを組む事になる。レベルは6。
まあカズマも最初は追い出そうとしていたのだが、めぐみんにヌルヌルプレイが好きな変態の評判を広げられそうになり、嫌々パーティーに入れる事になった。
結局別件で(ほぼカズマさんの自業自得)変態の評判は広がることになるのだが。

しかし、とにかくトラブルに巻き込まれやすいカズマ&アクアと組んだことによって爆裂魔法の活躍の機会を得る事が出来るようになった。


爆裂欲なる謎の欲求を持ち、一日一発爆裂魔法を撃たないと気が済まない。
クエストでモンスター相手に撃った日はいいが、仕事がない時はわざわざ遠出してまで爆裂魔法をぶっ放している。
しかし、一発撃つと動けなくなるため、毎度誰かに付き合ってもらわなければならず、カズマは連日それに付き合わされたおかげでその日の爆裂魔法の出来が分かるほどの爆裂ソムリエになった。

これが原因で一度魔王軍の幹部・ベルディアに標的にされた事があり、その時に「毎日毎日人の城に爆裂魔法を撃ちこむ頭のおかしい奴」と呼ばれたのが広まり、いつの間にか「頭のおかしい」が通り名になってしまっている。なおベルディアはただアクセルの近所の廃城に引っ越してきただけであり、まだ何もしていなかった*2が、それを知らずに爆裂魔法を撃ちこみ続けた。
そしてカズマ達の評判と悪評が広まるうちにその喧嘩っ早さもあって「怒らせるとマジで爆裂魔法を撃ちかねない頭のおかしい娘」としてアクセルの街で恐れられている。
名実ともにアクセルの街随一の冒険者になるため後衛系とはいえ高レベル上級職なことによる高めな腕力で攻撃魔法禁止の街中で他の魔法使いに決闘をふっかけたり他職の主だった冒険者たちを襲っていく通り魔事件を起こすなど、問題を起こして牢屋にブチ込まれることもしばしば。

ちなみにやや腹黒く、拒否する相手には友情や仲間の絆を主張して無理矢理はいと言わせようとする一面もある。


好みの異性のタイプは甲斐性があり、借金なぞせず、気も多くなく浮気もせず、常に上を目指して日々努力を怠らない誠実で真面目な人。つまりカズマと逆のタイプ。
ただし、ゆんゆん曰く、その真逆のどうしようもないダメな人に引っかかりそうなタイプ。

その後、色々あって多額の借金を背負い、めぐみんルートとダクネスルートで迷うくらい気が多く、金が入ると途端に働かなくなるカズマに好意を抱くことになる。
一度はカズマのために爆裂魔法の使用を封印し、実は「爆裂魔法の威力向上」および「高速詠唱」中の人の熱弁は関係ないのスキルを取らずに溜め込んでいたスキルポイント30で上級魔法を覚えようとするほどだったが、
当のカズマが溜めていたスキルポイントを全て「爆裂魔法の威力向上」に突っ込ませた為、完全に吹っ切れて爆裂道を邁進する事を決意した。

そしてこれ以降思わせぶりな事を言ってはカズマをドキドキさせると同時に、
妹枠を脅かしそうなアイリスやカズマとエロい展開になったりするエロネスに突っかかっていくようになっている。
5巻での告白から約1年、12巻のめぐみんからの告白により、カズマが自分の思いに気づき、暫定的だが仲間以上恋人未満の関係となった。
ちなみにこの頃には既に15歳になっていて、この世界では結婚可能な年齢。

アニメ化記念の人気投票では見事一位を獲得している。

ちなみに「小説家になろう」で連載していたweb版(削除済み)のめぐみん通称webみんは、年齢17〜18歳、
腰まで届くロングヘアで前髪パッツンで帽子なし、紅魔族には魔力全快になっても魔力回復し続けてなにか魔法を使って消費しないと体がボンッとなって死ぬという設定があったため、
寝るときもパジャマではなく余分な魔力を散らしてくれる紅魔族ローブを着用、カズマとのエロいシーンなどもありweb版は割とめぐみんルート寄りの展開だった。

実はweb版ではキャラ付けが薄く*3物語中盤まではくっ殺が似合うドM女騎士のダクネスのほうが人気があったというのはweb版時代からのファンの間では有名な話。
web版ではダクネス編(嫁入り等のごたごた)、めぐみん編(紅魔の里初帰郷)、アクア編(セシルとの闘い)の順でヒロインが掘り下げられていったのだが、めぐみん編でツンデレ・甘えん坊・大胆な告白など様々な側面を見せ、友達以上恋人未満の関係になってから人気が爆発し、めぐみんルートに突入した。



光に覆われし漆黒よ、夜を纏いし爆炎よ。
紅魔の名の下に、軌跡の変革を顕現せよ。
禁忌の叡智眠りし地に真実の根源を陰匿せし者、我が前に統べよ!


エクスプローーージョン!!

この項目が面白かったなら……\エクスプロ-ジョン!/

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最終更新:2024年04月13日 01:01

*1 スマホゲーム『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』でもこの仕様は再現されている。この関係か、クラウン(他のソシャゲで言うクエストで条件を満たすと追加報酬が貰える星)は一般的なソシャゲと違い2人退場で一つ欠けるようになる。

*2 一応なにかしらの悪さはする予定だった模様。魔王軍幹部は結界維持の仕事を任せられただけでそれ以外はフリーダムな「なんちゃって幹部」なので、バニルのように独自の目的を持って魔王軍関係なく動く者や、ウィズのように人間の味方になるケースもありうる。

*3 活動報告 書籍化のお知らせhttps://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/290193/blogkey/737320/index.php?p=4