キバットバットⅢ世

登録日:2016-02-28 23:33:05
更新日:2024/02/24 Sat 20:24:05
所要時間:約 6 分で読めるぜ!






みんな~、知ってるか?

オタク』って言葉はな、
元々アニメや漫画のマニアが、
互いのことを『お宅は~』って呼び合っていたことから
そう呼ばれるようになったんだぜ?

この言葉が生まれたのは80年代初頭だって言われてるな。

じゃあお宅……じゃない。
みんな、オレの記事見てくれよな!


キバっていくぜ!!


キバットバットⅢ世とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーキバ』に登場するモンスターである。




概要♯ 前奏~小悪魔の魅力~

彼やその父親・キバットバットⅡ世「キバット族」と呼ばれる13魔族の一角であり、掌に載るほどの大きさのコウモリに似た姿をしている。
キバット族は13魔族の中で最も魔皇力の制御に長けた種族であり、ファンガイアの王の証である「キバの鎧」のベルト、
キバットベルトに泊まり、エネルギーを調節する役割を担う。
魔族である以上「生物」のため、人間と同じく食事をする必要があり、風邪を引く事もある。体調が悪いと魔皇力の調整が鈍くなる。


キバットバットⅢ世は本作の主人公・紅渡の親友であり、彼が仮面ライダーキバに変身する際には掌に噛みついて魔皇力を注入する役目がある。
その後渡はキバットを掴んで掲げ、ベルトに装着することで変身が完了する。
キバットはただ漫然とベルトに装着されているだけではなく、セコンドとしてアドバイスを送る他、キバの力を引き出す魔笛「フエッスル」を吹く役目も担っている。
また、アームズモンスターが憑依したガルルフォームバッシャーフォームドッガフォームにおいては、
彼らの肉体が変化したアームズの柄を噛んで魔皇力を注ぎこむことで必殺技を発動する。
その際には「○○(名前)、バイト!!」と叫ぶのも特徴。

また、戦闘時にずっとベルトに留まる必要はなく、勝手に動き回って相手に攻撃する事もある。

キメ台詞は項目冒頭の「キバって行くぜ!!」


解析♪ 本邦初公開 これがキバットだ

  • 耳 ~キバットソナー~
可愛らしい金色の両耳。キバット族は耳が良く、超音波によって50㎞四方の情報を探知することが出来る。

  • 目 ~キバットスコープ~
赤く爛々と輝く眼。耳が非常に発達している分、視力は良くないらしい。
ガルル、バッシャー、ドッガの3人がキバに憑依した際にはキバの鎧の仮面「キバ・ペルソナ」同様、そのイメージカラーに準じた色になる。

  • 額 ~魔皇石~
祖父であるキバットバットⅠ世の形見である緑の宝石。これにより、魔皇力を増幅させるぞ。

  • 口 ~キバットマウス~
ベラベラとおしゃべりな口。
こんな体だが、前述の通り食事もするようで、かなりのグルメでもある。
キャラソンでは血を呑んでみようとしたが、やっぱり口に合わなかった。
本気を出せば噛む力は1tにも及ぶ。これはライオンゴリラホッキョクグマを上回り、大型のカバに匹敵する。
人間の手など簡単に食いちぎれるレベル。劇中でも敵ファンガイアの振り回す剣にかじりついて止めたりしているほど。

  • 牙 ~アクティブファング~
上あごに備わった銀色の犬歯。キバの鎧の着用に必要な起爆剤となる魔皇力「アクティブフォース」を注入する役目を果たしている。
アームズをバイトした時もここでアクティブフォースを流し込み、必殺技の発動を可能とする。

  • {顔 ~キバット・ペルソナ~
キバットバット家に伝わる金色の鉄仮面。}
素材は超合金ルシファーゴールドで、マグナム弾を弾き返すほど頑丈。

  • 翼 ~キバットウィング~
可愛らしい翼。折り畳むことにより、普段はバイオリンケースの中で逆立ちして眠っている。
展開する事で時速70kmもの飛行が可能となり、ネガタロスの銃撃を躱すなどすばしこく動く。
翼の金色の骨(もちろんルシファーゴールド)で斬り付ける「キバットカッター」はファンガイアにも十分ダメージを与えられるレベル。
羽の関節部分(人間でいう手首に当たる所)から生えた親指「ウイングクロー」はキバの鎧にも使われたルシファーメタルで作られており、ココでの斬り付けも強力だ。

  • 足 ~キバットクロー~
握力500㎏を誇る爪。これで木の枝などにぶら下がる。


人(?)物像♭ 華麗なるトリビアコウモリ

年齢は不明だが、映画『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』同時上映の短編『モモタロスのキバっていくぜ!』によれば22年前には既に今と同じ姿であり、渡が赤ん坊の頃からずっと一緒に暮らしてきた事が窺える*1
キバの鎧自体、渡が生まれた時には既に存在していたので、そのキーとなるキバットバットⅢ世も同時期には存在していたと見るのが妥当だろう。
渡に対しては主従関係は無く終始対等であり、過保護なまでに付き従っている。
世間慣れしていない渡を時には厳しく、時には優しく導こうとするものの、一時期渡が重度の人間不信に陥った際にはタツロット共々鳥籠に投げ込まれていたこともあった。
キャラソンは杉田氏の大暴走もあって、ほぼデネブと化している。

途中で現れたタツロットに対しては邪険に扱う事も多いものの、終盤では「タっちゃん」と呼び、すっかり漫才コンビになっていた。

父親であるキバットバットⅡ世(声優は同じ杉田氏)の事は「父ちゃん」と呼んでおり、第1話時点で面識もあったようだ。
また、未来からやって来た紅正夫も相棒としてキバットバットⅣ世(これまた声優は杉田氏)を連れており、その性格はⅢ世以上にファンキーらしい。

性格はお調子者であり、とにかくおしゃべり。知識も造詣が深く、番組冒頭ではよく薀蓄を披露している。
特に風呂を嗜んでおり、風呂に入る際はご丁寧に手拭いを頭に置いてから入る
ただし番組が佳境に入ると「前回のあらすじ」をタツロットと一緒に語ることが多くなった。
一見誰に対してもフランクに見えるが、父親のⅡ世同様アームズモンスターを平然と使役するなど、人間とはやや物差しの異なる尺度を有している一面も見られる。
好みのタイプはイタリアの画家アメデオ・モディリアーニのジャンヌの肖像画のような首の長い女性で、
似ている麻生恵を「モディリアーニの姉ちゃん」と呼んで慕っている。


余談♮ フィナーレ~意外と書くことなかった~

CVを担当した杉田智和氏は後に映画『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』でシャドーイマジンを、『仮面ライダー鎧武』でデェムシュを演じることになり、
仮面ライダー龍騎』の海外リメイク作品『KAMENRIDER DRAGON KNIGHT』ではジェームズ・トレードモア/仮面ライダーストライク(原典における仮面ライダー王蛇)の吹き替えを行っている。

仮面ライダーディケイド』の『キバ』の世界においてもほぼ同じ役割で登場。声優も同じ。
王位強奪を目論んだビートルファンガイアにより洗脳され、ワタル(渡とは別人)から剥がされて彼をキバにしてしまった。
この世界においては妹のキバーラが登場しており、後にディケイド/門矢士の旅の仲間となる。

『キバ』放映当時にTVアニメ第3期が放送されていた『銀魂』では、杉田氏は主人公・坂田銀時を、タツロット役の石田彰氏は桂小太郎をそれぞれ演じており、
映画『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』ではさらに3次元で沖田総悟中の人東城歩中の人・ゲストキャラの声でとっつぁんの中の人が参加していた。
その縁もあってか『銀魂』112話は「ギンバット」なる杉田氏にめっちゃ声が似ているコウモリとそれを従えた青年が怪人に立ち向かい、
彼らの声を聴いた銀時は痩せ細り真っ白な灰になる(青年やギンバットは声のみの出演)というオチになっている。
当然、スタッフは東映にキツ~~~~~~く油を搾られたらしい。いつものことだが。
この約10年後、実写シリーズでフィリップ新八(菅田将暉)・流星沖田(吉沢亮)・瞬平山崎(戸塚純貴)、Webドラマ版でリアルマダオガイアメモリ音声・立木文彦)というライダー系3次元銀魂キャラが成立し、
さらにその後、ある世界で銀さんでキバットでギンガだからとキバ編仮面ライダーギンガになる未来が来るとは思わなかっただろう。


よみうりランドで開催された『仮面ライダードライブ スペシャルショー』にて、仮面ライダーイクサ名護啓介)と共にキバ(渡)がホースファンガイアロイミュード融合進化体*1と闘った際には、
同じく意思を持ったベルトである仮面ライダードライブの変身アイテムであるベルトさんと意気投合していた。
ショー終了後は『キバ』過去編の舞台である1986年の邦楽についてベルトさんと共に熱く語りまくり、会場のちびっ子とライダー4人を完全に置いてけぼりにしていた。






おいおい! 何だよこの項目!? スッカスカじゃねーか!!

仕方ねーな、タッちゃん! 追記・修正するぞ!

りょ~かい! キバって行きましょ~!

あーっ!それ俺の台詞ー!!


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最終更新:2024年02月24日 20:24

*1 ただし、後の『キバ』TV本編終盤で渡が推定6~7歳くらいの頃からは今の館で一人暮らししていた事が明かされており、矛盾が生じてしまっている。