エンジュシティ

登録日:2016/02/14 (日) 10:27:54
更新日:2023/09/29 Fri 08:35:27
所要時間:約 6 分で読めます





ここは エンジュシティ
れきしが ながれる まち



出典:Pokémon Generations 、Episode 6: The Reawakening、
製作委員・製作会社は不明、16年10月7日、(C)2016Pokemon



エンジュシティ(Ecruteak City)とは、『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』および、そのリメイク作である『ハートゴールド・ソウルシルバー』(以下HGSS)に登場する、ジョウト地方にある都市の1つである。
イメージカラーはエンジ色。
順当に進んでいれば、4番目に挑戦するジムがある街。
西へ進むとアサギシティ方面、東に進むとスリバチやま経由でチョウジタウン方面、南に進むとキキョウシティ・コガネシティ方面へ行くことができる。


概要

ジョウト地方の北部に位置し、古い町並みと碁盤目状になった道路が特徴的な美しい都市。
HGSSでは街の景観を損なわないために、ポケモンセンターとフレンドリィショップの屋根の色も落ち着いたものとなっている。
(これは同じく古い景観を持つキキョウシティでも取り入れられている)。

他にも、街中には灯篭が立ち並び、南の入り口には立派な門があるなど、HGSSではより古都らしい街となっている。
また、街の北部は紅葉で彩られており、スズのとうまで続く参道は「スズねのこみち」という名称で呼ばれるようになった。
ジョウト地方を代表する街の1つであり、古都を思わせる落ち着いた雰囲気のBGMも相まってプレイヤーの間でも人気が高い。
このBGMは金銀時代ではタンバシティでも使われていたが、HGSSでは専用BGMとして独立し、DSならではの和風アレンジが加えられたものへと生まれ変わっている。

街の北西にはやけたとうが、北東にはスズのとうがそびえ立っており、それぞれの塔には今作から登場した伝説のポケモンに関する言い伝えが残されている。
街中やそれらの塔では伝説のポケモンに関する様々なイベントが起きるため、図鑑完成のためにはシナリオ終盤まで何度も訪れることとなるであろう。

モデルは京都府京都市。


主な施設と名所


  • エンジュ踊り場(歌舞練場)
新トレーナーであるまいこはんが踊りの稽古に励んでいる。
中にいるまいこはん5人はそれぞれ金銀までのイーブイの進化系を1匹ずつ持っており、話しかけると勝負になる。
全員に勝つと客の1人であるサイドン(HGSSではコダック)連れのジェントルマンからひでんマシン03(なみのり)が貰える。
金銀では1人ずつ戦えるが、HGSSでは5連戦になるうえにレベルも高いため厳しい戦いを強いられる。
HGSSではジョウト編後半まで彼女達と戦う事ができず、その代わりに初めて来た時に騒いでいるロケット団員を追っ払うとひでんマシン03を貰う事ができる。

  • やけたとう
かつては「カネのとう」と呼ばれ、「銀色の羽を持ったポケモン」が舞い降りるために建てられた立派な塔であった。
だが落雷による火災で焼け落ちて以降は「やけたとう」と呼ばれるようになる。
この塔の火災はその後の大雨により鎮火したが、この火災により名も無き3匹のポケモンが焼死してしまう。
それを不憫に思い蘇らせたのが、空から舞い降りた虹色のポケモンである。
3匹のポケモンはそれぞれ「塔に落ちた雷」「塔を焼き尽くした火」「塔の火を消した雨」の力を与えられ、
それ以降自らの力を持て余し、ジョウト各地を風のように駆け巡ったという。
この3匹とはこの塔の地下で出会うことが出来るが、近づくといずこへと走り去ってしまう。

なお、金銀ではこの塔はスルー可能だったが、内部にはライバルがいるので忘れずに戦っておきたい。
また、クリスタルとHGSSではスイクンに関する特別なイベントが用意されているため、スルー不可能となった。
ちなみに、金銀での外見は普通の塔だったが、クリスタルとHGSSでは2階から上が焼け落ちた外見へと変更されている。


アニポケではこの塔がオリジナルのスズのとうだったという。
しかしホウオウの力を求め人間同士が争いだし、それに巻き込まれてスズのとうが燃えてしまう。
怒ったホウオウが姿を消してしまったため、戒めとしてやけたとうを残し、別の場所に改めてスズのとうを再建させたという。
つまりアニポケにはかねのとうは最初からなく、ルギアは特に関係ない。

ちなみに塔が焼け落ちホウオウが飛び去ったのは、無印では300年前とマツバは言っているが、
本編のパラレルである映画『キミにきめた!』ではソウジが150年前と言っており、
さらにやけたとうは、かねのとうが焼け落ちた姿とも言っているなど、本編とはやけたとうが出来た経緯が違うようだ。

  • スズのとう
スズねのこみちの先にある9階建て(HGSSでは10階建て)の塔。
極彩色の羽根を持った伝説のポケモンが舞い降りるために立てられた塔で、塔が揺れれば屋根にホウオウが舞い降りた証拠である。
しかし、先に「にじいろのはね」を入手していないと2階より上に進むことができない。
クリスタルでは「とうめいなスズ」を入手した上でここへ来ると、ライコウエンテイ、スイクンが現れ、スイクンとバトルになる。
ここでスイクンを捕獲し、更に逃げ去ったライコウとエンテイを捕獲するとぼうずから「にじいろのはね」を渡され、2階への階段が現れる。
GBシリーズ最高難易度のイベントであり、ライコウとエンテイが捕まえられずに挫折した人も多いはず。
塔内にはホウオウを模した石像が並べられており、最上階の屋根ではホウオウが待ち構えている。

  • スズのとうへの関所
スズねのこみちに通じる関所。
内部ではホウオウに会うために修行を行っているぼうずが3人おり、エンジュのジムバッジがないと先に進めない。
クリスタルではスイクンに関するイベントが追加されていて、「とうめいなスズ」を手に入れた上で持参し、
イーブイの進化系を使う3人のぼうずに勝利しないとスズのとうへは進めないようになっている。

  • スズねのこみち
スズのとうへ通じる、紅葉がとても美しい小道。
殿堂入り後の月、火曜日にはマツバがおり、話しかけると電話番号が交換できる。

  • エンジュジム
ジョウト地方4つ目のジム。ジムリーダーゴーストタイプ使いのマツバ
ジムの床の一部が見えない床になっており、足を踏み外すと入り口に戻される。
実はトレーナーの目の前に道があり、そこを辿れば無事にマツバの元へ辿り着くことができる。
クリスタルとHGSSでは、先にやけたとうでのイベントを済ませていないとマツバと戦えないようになっている。
やはり古都にあるジムだからか、中にいるトレーナーはぼうず・イタコといった和風トレーナーばかりである。

  • 民家
トレジャーハンターが住んでいて、話しかけるとダウジングマシンが貰える。
中にはエンジュの歴史について書き記された本があり、それで2つの塔や伝説の三聖獣についての言い伝えを知ることができる。
エンジュシティややけたとう、スズねのこみちには見えない道具が沢山落ちているので、ダウジングマシンを使ってくまなく探索してみるのもいいかも。

初めてここを訪れた時にはマサキと会話になり、金銀クリスタルでは翌日からセンター2階でタイムカプセルが使用可能となる。

  • フレンドリィショップ
特にイベントは起きないが、中にいる客からイーブイの新たな進化についてのちょっとした話が聞ける。


追記・修正はエンジュの歴史に思いを馳せながらお願いします。


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最終更新:2023年09月29日 08:35
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