禁断(デュエル・マスターズ)

登録日: 2016/02/01 Mon 01:06:33
更新日:2022/08/13 Sat 01:04:30
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The world will come to end when the forbidden seal becomes unlocked.




禁断はデュエル・マスターズの特殊タイプである。
また、同名の禁断を持たないクリーチャー《禁断》及び背景ストーリーにおける敵クリーチャーについても解説する(ややこしい)。
後に《禁断》をカード名に持つカード群(名称カテゴリ)が登場したり、
禁断という名前の種族が登場したり、そのせいで「禁断」が種族カテゴリとなったりしてますますややこしくなっている。

ちょっとした前置き

DMR-18で新たに登場した特殊タイプ。
特殊タイプとはカードタイプにつく、特殊なルールを持つカードへの標識のような言葉である。
今まで「進化」「サイキック」「スーパー」「エグザイル」「ドラグハート」が存在していた。

禁断を持ちえるカードタイプには、DMR-18で同時に登場した「鼓動」と、特殊タイプを基本持ちえるカードタイプの「クリーチャー」が存在する。

当初から、プロモ及びDMR-17で収録されたカード、《禁断》において、その時点では全く意味をなさないルール文章があったことから、
プレイヤーの間では話題となっていた。

禁断 火文明 (9)
クリーチャー:(種族なし) 9999
クリーチャーは攻撃できない。
クリーチャーの封印を外せない。

このカード自体は先述の通り特殊タイプ「禁断」は持たないが、後述の禁断の解説では不可欠であることから解説する*1
このカードは最初からこの形で公開されていたわけではなく、コロコロコミックのプロモ版において、「禁断文字」と呼ばれる謎めいた文字で書かれていた。
おそらくは背景ストーリーやアニメの展開での禁断文字と合わせた展開でもあり、またネタバレ防止もあったのだろう。

…が、実際に使えるカードを「禁断文字版」として刷るのだから、「読めない暗号を適当に書いたのではなく、なんかしらの換字式暗号ではないか」と
考えたプレイヤーもいた。そして、「おそらくこれは英語だろう」と推測し、限られたヒント(クリーチャー/Creatureのスペルとか)を参考に、対応表を作成して解読されることになる。
正直頭が下がる。

KNDN Fire (9)
Creature 9999
Creatures can't attack.
Seals can't be removed from creatures.

その結果、効果だけは判明していたのだが、この時点でもまだ「Seals(封印)」の意味はわかっていなかった。
しかし、「can't be removed from creatures」という文章から、「クリーチャーの上になんか載せてる」ことはわかる。
「まさか初のカード以外の物品を解禁か」とプレイヤーたちは騒いだ。
…なんでうちわや金属板をデュエマプレイヤーはカード扱いしてるんだとかツッコミは置いといて。

その後アニメで赤城山バサラが禁断クリーチャーを手に入れるためにザキラと戦い、その後ルシファーや勝太と戦う中で、
禁断の詳細がはっきりとわかるようになる。


背景ストーリーにおける禁断

革命編及び革命ファイナルの文字通り
「禁断クリーチャー」を中心とした敵対勢力及び、クリーチャー郡。本格的な登場はドキンダムが収録された、「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」からだが、2章「時よ止まれミラダンテ!!」の時点で上記の禁断のが収録されていた。

背景ストーリーではドルマゲドンXを母体にして遥か昔から存在しており、目的は不明だが全世界を滅ぼす為に生み出され各次元で活動している。

ドキンダムや禁断の力を影響を受けて生まれた侵略者、イニシャルズはドルマゲドンに無意識、無自覚に利用される傀儡であり、力の影響を受けた者さえ生き残れば、何度でも復活或いはドキンダムを倒されても活動を辞めることはない。またアニメや漫画ではドルマゲドンにより解き放たれた禁断の力で大量のドキンダムが量産されていた。

革命編シリーズ以前のドラゴンサーガの世界において、無数に存在する内の1体のドキンダムXと禁断機関 VV-8が遥か昔に劇中時のランド大陸にあたる地域を襲撃するが、何者かの手によりドキンダムは壁の雪山にVV-8は海底遺跡に封印されていた。

その後、天才過ぎて危険な為追放された《ギュウジン丸》が海底遺跡でVV-8を発見しVV-8を研究しつつ「侵略者ウイルス」を開発、更にギュウジン丸は壁の雪山の禁断も「音速」の火のコマンドを利用侵略者を利用してドキンダムを復活させる計画も練っておりレッドゾーンを生み出す。
(なお、この時点でドルマゲドンの「禁断の星」の封印を解放のためにレッドゾーンの存在そのものが本人の無意識のまま利用されていた)

ギュウジン丸がランド大陸にバイオハザードを発生させ侵略者を作り出し、革命軍vs侵略者との戦いが勃発し激しい戦いの中、ドキンダムが復活するが暴走し革命軍侵略者共々封印しギュウジン丸すら葬り去り、イニシャルズやD2フィールド、マスターイニシャルズを生みだしつつランド大陸を禁断の力が跋扈する「禁断の世界」へと変えた。

その後革命チェンジ、更に世界を滅ぼす程の力を持つファイナル革命を手に入れた革命軍の各団によりマスターイニシャルズは倒され、ドキンダムもドギラゴン剣とプチョヘンザのファイナル革命により倒されるが、禁断の性質故にイニシャルズの動きは止まることはなくWのイニシャルズ達は《改速4-W》を元に《Dの機関 オール・フォー・ワン》でVV-8が改造され復活、更にドキンダムの支配から解放されたレッドゾーンは残されていた禁断の力を全て取り込み《ZEROの侵略 ブラックアウト》へと変化し、革命軍とイニシャルズが熾烈な戦いを繰り広げる。

そんな中ドルマゲドンの「禁断の星」が飛来、倒されたマスター・イニシャルズ達を復活しつつドルマゲドン自身もブラックアウトを利用し遂に禁断爆発、世界を破壊するために暴れ圧倒的な力を前に革命軍達は全く手も足も出ない。最後の希望としてドレミ団とダママ団、そしてテック団が《ドギラゴン剣》に全ての力を結集させ《龍の極限 ドギラゴールデン》が誕生する。

《ドギラゴールデン》はファイナル革命を超えたファイナル革命、極限ファイナル革命を発動しドルマゲドンに立ち向かうが禁断コアのバリヤー(自身の破壊耐性効果)で決定打に至らず窮地に追い込まれるが、その時状況を打開する為にハムカツマンは宇宙一のカレーパンとなり全生命力をドギラゴールデンへと渡す。ハムカツマンの力を借りたドギラゴールデンにより遂にドルマゲドンXは撃破される。

しかしタダでさえ世界を滅ぼす力の極限ファイナル革命を持つドギラゴールデンとドルマゲドンXの力がぶつかりドラゴンが次々に破壊、世界からドラゴンはいなくなり新しい時代が始まるのであった……。

余談

冒頭の通り、後に《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の効果により、《禁断》を名前に持つカード群(名称カテゴリ)が誕生。

また、《伝説の禁断 ドキンダムX》がリメイクされた《伝説の禁断 ドキンダムX GS》の種族は無種族とはならず、
「禁断」という漢字2文字の種族が割り当てられた。*2
この時点で「禁断ソニック・コマンド」という種族も存在していたため、「禁断」は種族カテゴリとしても成立した。

よってデュエマで単に禁断と言うと
  • クリーチャー《禁断》
  • 上記のクリーチャーも属している名称カテゴリ《禁断》
  • 特殊タイプ「禁断」(禁断の鼓動、禁断クリーチャー、最終禁断フィールド、最終禁断クリーチャー)
  • 種族「禁断」
  • 上記種族が属している種族カテゴリ「禁断」
  • ルール用語としての用法から外れた、ドキンダムX、ドルマゲドン、侵略者、イニシャルズといった勢力の俗称(禁断勢力)
のいずれかを指すことになる。



追記・修正はドキンドキンな鼓動で胸をダムダム言わせながらお願いします。

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最終更新:2022年08月13日 01:04

*1 というか、こちらも同名の記事になるため、解説せざるを得ないという事情もある

*2 これは《禁時混成王 ドキンダンテⅩⅩⅡ》と《禁断英雄 モモキングダムX》の製作にあたって無種族のままだと種族に継承出来る要素がなくなってしまうため。