伊賀崎旋風

登録日:2016/01/31 Sun 23:29:28
更新日:2023/05/04 Thu 01:14:29
所要時間:約 6 分で読める…かもしれない





「胸を張って戦え! お前達こそ……忍者だ!」


伊賀崎旋風(いがさき つむじ)とは、手裏剣戦隊ニンニンジャーに登場する人物の一人である。

演:矢柴俊博、萱翔悟(少年時代)


【人物・性格…かもしれない】

伊賀崎天晴、風花の父にして、ラストニンジャ伊賀崎好天の息子。
そして、八雲、凪、霞のおじにあたる。
公式のキャラ紹介によると、好天の長男らしい。
作中には姉で八雲の母である春風しか登場していないため、凪、霞の親は同様に姉だったか、もしくは弟か妹だったと推測できる。
また、彼の妻、天晴と風花の母についてもTV本編中では語られなかったが、桜子という名前で番外編Vシネマに登場する。
本作のメガネ枠。
他の皆が黒い忍び装束の姿の中、一人だけネズミ色なのが特徴。

一人称は基本的に「俺」。
性格は温厚で優しく、特に娘の風花の事は甘やかしている様子。
また、いじめられっこを救う為に普段は使用を禁じられている忍術を使う一面も持っていた。
伊賀崎家の主夫も務めており、よくスーパーに買い物などに行っては晩御飯を作っている。

好天がかつて牙鬼幻月を倒して以降、平和な世界が続いていたためか、忍術の知識はあるが、実際に扱う事はできず、今では術の一つも満足に発動できない。
現在ではその知識を生かして、天晴たちに忍術を教えて過ごしている。
彼曰く「幼少の頃は忍術の才能に秀でていたが、風花くらいの歳の時にその才能も枯れ果てたために好天から見切りを付けられた」とのこと。

彼が忍術を使えなかった事の真相は物語中盤、十六夜九衛門との戦いの中で明かされる。
かつて九衛門は、好天の弟子として共に忍術を学んだ仲だった。
だが、敵として現れた忍に命乞いをされ、そこで迷いが生まれたために逆に危機に陥り、九衛門に助けられた事があった。
その時に好天から、その優しすぎる性格は忍者には向いていないと言われてしまう。
九衛門はショックを受けていた旋風から忍タリティと、一連の記憶を奪ったのだった。

これ以上、旋風を傷つけないために好天はその事実を伏せていた。
だが、旋風はその事実を知ってもなお乗り越え、天晴達を立派な忍者にすることを新しい夢として立ち上がった。
そして、九衛門の出現と好天の叱責で夢を諦めかけていた自分を悔やんだ。


「ライバルが現れようが、じいさんになんて言われようが、諦めちゃいけなかったんだ! 反論して、戦うべきだったんだ!」
「夢なんて、最初から真っ暗で見えない……」
「だから自分で切り拓くしかないじゃないか!!」

この言葉は、天晴達の心に大きく残り、夢を目指す決意を新たに固めさせた。
そして、その決意が、物語終盤で久右衛門を倒し、好天を乗り越えるための重大なきっかけとなるのだった。
なお、忍タリティを奪われても完全に忍術が使えなくなったというわけではない。
その証拠に、忍びの16で一度だけ竜巻の術を自ら発してニンニンジャーのピンチを救った事がある。
更に、普段でもそよ風程度の風を出す事は出来ていたため、新たに忍タリティは芽生えていたのかもしれない。


【人間関係…かもしれない】

実の息子。彼からは「親父」と呼ばれる。
誰よりも旋風の強さを信じており、旋風が危機に陥っても、「親父なら大丈夫」と、他の仲間の時と同じくらいの信頼をしていた。

実の娘。彼女からは「お父さん」と呼ばれる。
ドジではあるが基本的にしっかり者な性格のため、尻に敷かれ気味。
旋風としても風花を溺愛してる節がある。

実の父。彼からは「旋風」と呼び捨てで呼ばれる。
強い忍者となるために修行を課していたが、その中で見せた優しさから、いざという時に非情に徹しきれない甘さに繋がるとされニンジャには向いていないと言われてしまう。

従兄弟の一人で、甥に当たる。彼からは「おじさん」と呼ばれる。
魔法忍者を目指す彼の夢を、どうやったら叶うのかと問い詰め、見えない道を自分で切り開く結城を与えた。

従兄弟の一人で、甥に当たる。彼からは「おじさん」と呼ばれる。

従兄弟の一人で、姪に当たる。彼女からは「おじ様」と呼ばれる。
呼び方通り礼儀正しく、常に敬語。

  • 加藤春風
好天の娘にして、彼の姉。
春風には頭が上がらないらしい。

牙鬼軍団の小姓。彼からは「若」と呼ばれる。
かつて好天の弟子として、共に忍術を磨き合った。
だが、全ては彼の野望の為であり、彼によって忍タリティと、その時の記憶を奪われてしまうのだった。

  • 山地闘破/磁雷矢
世界忍者戦を勝ち抜いたレジェンド忍者。
九衛門率いる十六夜流忍者による忍者の風評被害を防ぐため立ち上げた、『忍者の名誉を守る委員会』の会長の名として記されており、彼の名は旋風の耳にも届いていた。
本人の断りもなく立ち上げたのに憤慨した闘破の乱入に思わず感激、握手もできて上機嫌だった模様。

  • 伊賀崎桜子
TV本編では登場せず、Vシネマにて存在が明らかになる、旋風の妻で天晴と風花の母親。
伊賀崎家と血のつながりはないが、天晴の破天荒さと風花のお茶目さは、彼女譲りのようだ。





アカニンジャーシュリケン!

ザ・変化!

ニンニンニン! ニンニニンニン!!(カポン)
ニンニンニン! ニンニニンニン!!(カポン)

「シュリケン変化!」

アカジャー、ニンジャー!!

「切り裂く、旋風っ! アカニンジャー!!」
「忍ぶどころか、暴れるよっ!!」


アカニンジャー(旋風)


天晴たちが「新たなるラストニンジャになる」という決意を固め、九右衛門を打ち倒した事で、奪われた忍タリティを取り戻した旋風。
更に封印の手裏剣の変化した「旋風忍シュリケン」を忍者一番刀にセットして、旋風が変身したのがこの姿。
天晴の変身するアカニンジャーと同じ姿をしているが、たすきの地が黒から銀に代わっている。

長いブランクがあったとはいえ、技の冴えは天晴たちに劣る事は無く、ガマガマ銃と忍者一番刀のコンビネーションで戦う。
なお、右手にガマガマ銃、左手に忍者一番刀であったが、左利きなのだろうか。
天晴と風花との「親子合わせ切りの術」、好天、天晴との「三代忍烈斬」、ニンニンジャー8人全員の「オール伊賀崎アッパレ忍烈斬」によって、牙鬼幻月を追い詰めた。
しかし、その戦いで負傷してしまった為、最終決戦には参加できず、一戦限りの変身となってしまった。


【メガネコマタ】

マタネコの「また似たような奴が出るぞ」の遺言通り、ネコマタ、マタネコに続いて新たに登場した3体目の猫系妖怪。
「メガ」とついているが、100万倍のハイテンションとか、特殊な石で進化したわけではなく、よく見ると眼鏡をかけている。
その正体は、八雲が魔法によって旋風を変身させた姿だった。
まさかのオッサンのにゃんにゃん声に全国のファンは度肝を抜かれた。
ネコマタが腕時計、マタネコはストップウォッチを憑代としていたが、メガネコマタは目覚まし時計をイメージしたらしく、魔法が切れそうになった時はアラーム機能によって更に窮地に陥る事となった。


おっ、忘れておった。

旋風。お前には、父親らしいことが出来ず、済まなかったな。
昔、『優しすぎる』とお前には言ったが、そのおかげでみなが助けられた……かもしれんな。

……後は頼む。頼むぞ……


父さん!!
……大丈夫だよ。
あの子たちなら……必ず勝つさ……!


追記・修正は忍タリティを取り戻してからお願いします。

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最終更新:2023年05月04日 01:14