アイゼルネ・ユングフラウ

登録日:2011/01/26(水) 02:05:41
更新日:2020/09/28 Mon 22:59:52
所要時間:約 5 分で読めます




アイゼルネ・ユングフラウとは同人ゲーム『うみねこのく頃に散』に登場する一部のキャラクターが所属する組織である。
EP5にて初登場。
ベルンカステルの駒、及び古戸ヱリカのサポーターとしてゲーム盤に表れた。


天界大法院直属の第七管区担当内赦執行機関。
分かりやすく言うなら『悪を成敗する天使の組織』。
一等大司教を始めとする七人の異端審問官とその補佐によって構成されている。
ノックスの十戒』に基づき、世界の掟に違反する邪悪を排除することを目的としている。

名前の由来は処刑具『鉄の処女』のドイツ語読み。


異端審問、処刑執行、もしくは名誉回復を主な任務としており、輝かしい実績が多く、すべての執行機関の中でも第八管区のSSVDと共にかなりの知名度を誇っている。
異端審問官らは皆、赤鍵(せきけん)や青鍵(せいけん)という武装の装備を許されており、
いずれも物理的な破壊による攻撃ではなく標的自体の存在否定を目的とした“概念武装”と呼ばれる特殊な武器である。
ただし青鍵が非常に扱いやすい審問官たちの主武装なのに対して赤鍵は非常武装であり、
使用には天界大法院による厳重な審査のみならず、元老院議員のラムダデルタによる使用・能力の制限も課されている。
これらの概念武装は作中においては異端審問の戒律「ノックス十戒」に則る形で使用され、十戒に反する異端の存在を禁じさせる。


まあ、簡単に言えばノックス十戒の言葉は全て、物語内で完全な真実であるということが保障される『赤文字』となっており、
これを応用することで十戒に反する全ての要素を否定できるということである。
十戒を繰り出せば、そこに禁じられたあらゆる要素は存在しないことが確定し、存在を主張することも許されない。


キャラクター

ドラノール・A・ノックス(Dlanor A. Knox)
アイゼルネ・ユングフラウ主席異端審問官。階級は一等大司教であり、通り名は「十の楔のドラノール」または「死刑宣告のドラノール」。
小柄で、聖職者を模した服装を着用し、薄紫色の髪に黄色の目を持つ少女。
淡々とした性格の少女で、常に丁寧語で喋る。 語尾が「~デス」「~マス」とカタカナになっている。
感情的な言動が少なく、任務中ではルールに則った性格であるが、任務以外の時にはより寛容な一面も見せている。
また、ワルギリアの旧友らしく、かつて天界の学問について物議を醸したことがあるという。
扱いやすい青鍵だけでなく赤鍵をも主武装としており、彼女の派遣は天界大法院にて厳重な審査が行われるため、
彼女の派遣そのものが死刑宣告と同義であるとされている。
十戒を作り出したのは彼女の父親だが、自らその禁を破ったことで彼女によって処刑されており、その時からドラノールの肉体の成長は止まっている。
その為味覚も「子供ですノデ」、紅茶にはミルクを入れ、酒よりもジュースを好む。
また、退屈なのか判子捺しなどのデスクワークが嫌いらしくガートルードが目を光らせている。

なお、彼女が異端審問を行うのは単に邪悪を排除する為であり、魔女・悪魔などの人外そのものを真っ向から全否定している訳ではない。
故に時として、悪ではない魔法的存在を肯定する者に対しては味方に付くこともある。

例えば、ワルギリアが魔法でカップとティーポットを取りだしお茶を淹れていても、
「紅茶を淹れる過程が装飾されただけで、マダムが淹れたお茶の味は変わらず美味しい」と肯定的。

この事から、最初はヱリカを「邪悪」と呼び、ゲーム盤に連れて来られたことが不服のようであったが、
EP6ではラムダデルタに「親友でしょ」と呼ばれる程の絆を築く。

ちなみに、原作Tipsでは『ある方法』を行うと眼鏡をかけた姿が見られる。

名前の由来は古典ミステリー小説界における『ノックスの十戒』の作者、ロナルド・アーバスノット・ノックス。



ガートルード(Gertrude)
アイゼルネ・ユングフラウ上級補佐官。階級は一等司祭。
ドラノール同様聖職者を模した服装を着用しており、黄色のロングヘアに赤色の目を持つ少女。
「~謹啓」「奉る」「~給え」「~なりや」などの「法語」と呼ばれる口調を用いる。
任務中は冷静沈着・完全無欠・無表情無感動であるが、本来は慈悲深い性格で、多くの後輩から慕われている。最近猫を飼い始めたらしい。
主な任務はドラノールの補佐であり、結界を張り退路を絶つことである。
審問官試験に既に合格済みであるため他の管区の正式な異端審問官として着任を依頼されたが、これを拒否した。
ガードレールでもガーターベルトでもない。



コーネリア(Cornelia)
アイゼルネ・ユングフラウ補佐官。階級は三等司祭。
ドラノールやガートルード同様聖職者を模した服装を着用しており、黄色のリボンで結った茶色のおかっぱに赤色の目を持つ少女。
ガートルードと同じく法語を用いて話す。正義感が強くガートルードを慕っており、彼女を真似て無表情無感動を装っているが、本来は熱血的な性格である。
机上演習では優秀な成績を持ち、ガートルードはこの仕事の適性を確かめるべく、わざと彼女をEP5で勤務させ始める。


ヱリカ「立って下さい。片足で。」






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最終更新:2020年09月28日 22:59