雪風(艦これ)

登録日:2016/01/23 Sat 02:14:20
更新日:2024/04/01 Mon 22:37:11
所要時間:約 8 分で読めます




ここでは、艦隊これくしょん -艦これ-における駆逐艦、雪風について解説する。
陽炎型駆逐艦の項目はこちら、史実項目もあるのでこちらを参照のこと。
雪風の場合単体項目を立てる価値は十分ありと考え、独立項目を立てることとした。
史実項目・陽炎型どちらの項目も充実しているので、ぜひご一読を。


概要

太平洋戦争に参加した陽炎型駆逐艦の8番艦。陽炎型駆逐艦は艦隊決戦随伴用として作られた。
日本が敗戦を繰り返し、前線に出ない輸送任務をしていた駆逐艦や巡洋艦も次々と潜水艦などに撃沈されまくる中で艦隊決戦に出まくっていたら、沈められて当たり前である。
18隻又は19隻*1いる中、生存したのは雪風ただ一隻。
ただ雪風の場合、「戦場に出なかったから生き残った」のではなく、「戦場に出まくって生き残った」ということもあり、艦これ開始以前から非常に有名であった。*2*3
その一方、日本の敗戦で連合艦隊の主だった船がほとんど沈んだ中、雪風はほとんど傷を負わずに生き残ったため、死神扱いされるという不遇な面もある。
だが、こんだけ沈んでる中で生き残ったら、誰が生き残ったってそうなってしまう。
雪風自身は日本がぼろぼろに敗れていく中で任務失敗をやらかしたことも一緒に出撃した仲間が被害を受けたこともほとんどない超優秀艦である。
尚、雪風を死神扱いする人によると、その理由はおおよそ「一緒に出撃した仲間は必ず沈んだり損傷したのに雪風だけ生き残ったから」と言うものだが、
この理由が雪風の戦歴と全然合致しない、実際に死神と呼んだ兵隊の証言が見つからない、確認できる死神説の初出が2006年の著書*4*5
やっと見つかったと思った証言が改竄されたものだった*6ことから、死神扱いやその理由は戦後の創作だろうと見られている。

宇宙戦艦ヤマトにも「ゆきかぜ」が登場したり、その幸運ぶりを買われてか賠償艦として渡った先の中華民国で旗艦をも務めるなどものすごく有名な艦であった。

確かに、雪風には運に恵まれたとしか言えないエピソードも多くあった。

だが、艦これでの雪風を見る前に知っておいて欲しいのは雪風乗員の練度や整備の充実である。
戦場に出まくって、苛酷な戦いを経験すればそれは練度も上がることだろう。
訓練をすればいつも雪風の処置が一番早くて正確であったと評されていた。そして、日本が苦心しつつ開発していた最新鋭装備も、雪風に優先的に回されていた。*7
賠償艦として中華民国に渡されても、「敗戦国の船でこんなに整備されている船は見たことがない」と称賛されている。
雪風の雰囲気は「和」で歴代の艦長と乗員の意思疎通にも苦労しなかった、というエピソードが数多くある。

さて、これ以上の詳細を全部書いたら史実項目その2になってしまう。これ以上の詳細は史実項目や艦これwikiの雪風の項目に委ねることにしたい。


ゲーム中において

絵師はしずまよしのり、声優は藤田咲

駆逐艦としては屈指のレア枠。通常海域でも手に入りはするが、後半海域でもボスマスS勝利限定が常識である。
ベテラン提督になるとそれなりに手に入れられたりするが、ただ攻略しているだけではなかなか手に入らないかもしれない。

250/30/200/30を中心とした建造レシピで出るので、どうしても狙うならそこだろう。
島風潜水艦なども出るので当然これを狙って多くの提督がレシピを回す。
雪風をはじめとする陽炎型駆逐艦の建造時間は24分。

さあ建造したら24分が出た!!
そして……


陽炎 「やっと会えた!!」
不知火「ご指導ご鞭撻」
黒潮 「よろしゅうな~♪」


おかげで陽炎型の長女陽炎、次女不知火、三女黒潮が風評被害をこうむるハメに……*8*9
もっとも、この3人は現在改二も実装されているし、性能は基本的に優秀であるし、3人もなかなかの人気者である。着任したらちゃんと育ててあげよう。

そんな雪風の性能はと言えば、これがめちゃくちゃに強い。駆逐艦どころかそこら辺の軽巡洋艦を軽々凌駕できるレベルのチート性能。
改の時点で改二組と互角の火力と雷装を誇り、回避値で上回る駆逐艦娘はいない。
太刀打ちできるのは島風くらいだが、島風と違って燃費もいいときている。

あえて欠点を挙げるとすればこの時点では対潜・対空・索敵はそこらの駆逐艦改と同じ。
対潜値は素の対潜値より装備に依存するため、対潜予想海域には専用装備をつければ実際にはそこまで気にならなかったが、後述の通り長らく雪風の数少ない弱点の一つだった。
索敵も電探などに依存する場合が多く、素の索敵値が問題になる場合はさほど多くない。
史実における練度の高さが反映されていると考えれば、実は決して知名度補正のみに頼ったスペック上昇ではない。

そして最大の特徴は何といっても
素で運が50、改装して60
カットイン装備をして夜戦の攻撃順まで大破せず残れば、カットインを出さない方が珍しい勢いでカットインを飛ばす。
というか、運60というのはカットインに影響する運そのものの値としては上限値であり、運が実力に直結する水雷系の艦としては文句なしの高スペックであることから、艦これ世界における幸運の代名詞と言っていい立場を確立している。
そこからさらに中破補正、旗艦補正、夜戦装備補正などが乗る形。

ちなみに夜戦装備のうち見張員は運+20効果なので雪風には必要なく*10、魚雷を3積みでカンストを狙える。
また取り巻き排除後のフィニッシャー役として後方に配置する、カットイン率上昇のために旗艦補正はまるゆ無し阿武隈に分ける事でカットイン役を増やす、といった戦術もある。
(連合艦隊での退避役という立場や、逆に比較的脆いが故に強制退避や連合での退避不能枠になる駆逐を置かないという事情もあるが)
こうした要素から、素撃ちができる雪風はカットイン役として採用される率が高いと思われる。

火力も雷装値も高いので、イベントにおける連合艦隊、第2艦隊の駆逐艦枠2には雪風を投入する提督が多いだろう。*11
単なるゲージ削りや周回なら安定性ある連撃が優先されることも多い*12が、ゲージ削りの最終段階については大ボスを吹っ飛ばす大火力が求められる場合が多い。
となるとカットインの優先度が上がり、そうするとカットイン率の高い雪風の方を指名する、という提督が多くなってくると思われる。
史実で駆けずり回ったこともあってイベントでは史実艦特効の対象になることも少なくない。
イベントの止めは雪風でした、という提督も少なくないんじゃなかろうか?

とはいえ夕立などとはシナジーがない訳ではない。むしろ改修した強い魚雷2つで火力をカンストできる夕立などは、先に運を上げれば見張員なしにすることも出来る。
そこで照明弾を持たせることで、両者カットインを出し易くできるとも言える。
(それを言えば夕立と綾波のコンビでも、と思うかも知れない。が、4nを考えない場合の装甲を含めた強度の問題や、支援艦隊に用いる駆逐艦の火力の優先度などもある。このため提督の考え方次第で見方は多少異なってくる所はある)

ただし、この時点では改二ではない事もあって上記の通り対潜だけは駆逐艦の改の平均レベル…というか、実は陽炎型姉妹の後発組は対潜値がそこそこ高いメンバーが大半であるため、
天津風と並んで陽炎型姉妹最下位だった*13。つまり先制対潜との相性は悪い。
また総合火力のうち雷装値が高いため、閉幕雷撃は強いが魚雷の効かない陸上型との相性もよくはない。改二で陸上型特攻の大発系装備が使える駆逐が増えたため、この傾向はより強い。
ただし単なる雪風冷遇というよりは、数が最も多い駆逐艦内での戦力的住み分けの配慮という面が大と思われる。
むしろ、たったレベル20で他の駆逐艦の改二相当のパラメータになる事ができる雪風と島風の方が普通に考えなくてもおかしい
潜水艦ボス、水上艦ボス、陸上型ボス、それぞれ得意な相手を殴るのだ。

スラングとして、大型艦建造やドロップであっという間にお目当ての艦を引き当てたりする幸運な提督を「雪風提督」と呼ぶこともある。*14

改二

2020/11/13、遂にこの伝説の駆逐艦にも第二段階以降の改装が実装された。

まずLv71で、戦後台湾へと渡った姿となる「丹陽(タンヤン)」へと生まれ変わることが可能となる。
時勢と移籍先の事情で、魚雷を降ろして対空兵装を充実させた史実を反映し雷装が大きく下がるがその分対空が大幅にアップする。
また、各種装備ボーナスの補正がえげつない上昇量となっており、持参する現地改装した高角砲を装備することで特化すると火力が90代半ば。
夕立、長波、綾波と言った高火力駆逐艦を楽々凌駕するとんでもない数値に跳ね上がる。
雷装値が低下したため夜戦能力は減じているものの、昼間における戦闘能力は攻防両面で頼もしく、この時点で既に数ある駆逐艦娘の中でオンリーワンの性能となっている。
また、いわゆる交戦遠征では参加艦の火力を高めないと成功しないため高火力駆逐艦が求められることも多く、遠征要員としても独自の地位を築いていると言える。
服装も相変わらずワンピースであるが、スカート丈が(二次元絵としては)標準的な長さになっており、赤い上着のセーラー服もあいまって大人びた清楚感が感じられる姿となっている。

そして、リアル異能生存体とも呼ばれる伝説の駆逐艦がこのまま終わるわけがない。*15

Lv88にまで育成し、改装設計図を二枚使うことで台湾から日本へと帰ってきたifの姿「雪風改二」へと改装可能となる。
「帰還した」というコンセプトのため「丹陽」→「雪風改二」は一方通行な改装であり、元に戻すことは不可能なことに注意したい。

一度は降ろした魚雷兵装を再び積み込んだのか、雷装が艦隊決戦用の甲型駆逐艦にふさわしい数値に戻っており高い夜戦能力を取り戻している。
そのうえで対空能力はさほど減じず、各種装備ボーナス補正の種類がさらに増える凄まじいスペックを誇る。
対潜値も他の改二勢とほぼ互角程度になっており少なくとも弱点とは言えなくなった。
とくに通称「秋月砲」と称される10cm連装高角砲+94式高射装置を装備した時の補正が非常に高い。
さらには増設にバルジや特二式内火艇を装備可能などの特性も付いている。
結論から言うと砲撃能力、防空能力、夜戦能力、個艦生残性全てにおいて高い能力を保持するレジェンドデストロイヤーと言う他ない。

ただし、丹陽の段階で設計図一枚と貴重な新型兵装資材を使い、雪風改二ともなると設計図二枚がプラスされるため合計勲章12個分*16という非常にお高い女である。
設計図の使用枚数だけで言えば武蔵改二と同等。帝国海軍最強の秘密兵器戦艦と同量の設計図を使う駆逐艦である。
それだけの価値はあるというものの、勲章の総量に自信のない駆け出し提督は今まで通りの姿でも十分役立つので余裕ができてから改装してもらいたい。

期待された運については初期値は丹陽で60で改から変化なし、改二で63と微増に収まり、トップの座は奪えなかった。*17

キャラクター紹介

歴戦・熟練の駆逐艦とは思えないほど幼く、純粋。
口が空いていて歯が見え、大きな双眼鏡を持っている様子がどんぐりを抱えているリスにでも見えるのか、げっ歯類やらビーバーなるあだ名も。
自分が「幸運」「不沈艦」であることは自覚を持っているが、「奇跡じゃないです!!」というあたり、自分の実力に対する自信もある様子。
実際、セリフの内容をよく見ると子供っぽいばかりじゃなく、普通に駆逐艦の精神年齢相応に感じられる。
提督のお触りにも割と敏感で小動物のような警戒心バリバリの反応をする。
それとミニスカ(というかワイシャツのみにも……)でよく見ると透けている。中破では更に濡れ透け赤面フィヒt憲兵さんこっちです

やたらと通る声でいつも大声を張り上げるような話し方をする。雪風が幼く感じられるのはむしろこの話し方に由来すると思われる。
その一方で微妙に舌足らず。提督を司令と呼ぶ艦娘は珍しくもなんともないが、雪風の場合どこに行っても「しれぇ」と表記される。
公式漫画でまでしれぇと書かれている。
これで声帯の妖精さんがあの凛とした赤城さんと同じというのだから声優の本気ってすごい。

他の駆逐艦が連装砲などを持っていることが多い中、雪風は双眼鏡を持っている。
これは絵師によれば多くの艦の最期を見届けて来たことに由来し、雪風の涙が溜まっているという。*18
しかし、ゲーム中においてはそんな様子を感じさせない明るくて元気で純粋な子である。
なお、丹陽になると双眼鏡が消えるが、改二になると年季の入った姿になって復活する。

意外にも?時報は未実装。季節ボイスはちゃんとあるのだが……
ただ、ちゃんと個性化ができているためか、時報がない故の掘り下げ不足、という感はない。

2019年夏には水着modeと夏のお嬢さんmodeが実装された。しずま氏の画風の進化もあり、「これは完全に幼女ではなく少女」「男を知った可愛さ」と提督から好評を得た。


二次創作での扱い

二次創作での出番も当然非常に多い。
純粋な性格はそのままだが、純粋すぎて提督や他の艦娘が言われたくないことをキンキン響く大声でずばっと言ってしまったり、ちょっと知識が足りないように描かれることも多い。
史実における練度の高さや戦闘経験が反映される例は僅かで、下手するととんでもないヘマをしていたのに幸運で解決していることも。
運だけじゃないんだ! 実力もあるんだ!!

雪風が出番の場合スポットをあてられるのがやっぱりその「幸運」。
くじを引けば必ず一等賞を引き当てる。本人的にはわけもわからないまま周囲が勝手に自滅しおこぼれを手に入れることがしょっちゅう。
ちなみにその幸運の反動の不幸を押し付けられるのはなぜか扶桑・山城姉妹であることが多い。もっと運の低い大鳳陸奥を差し置いて扶桑姉妹。史実で特に絡んだわけでもないのに、不幸だわ……*19
しかも純粋で全く悪意がなく周囲に不幸を押し付けているのである意味タチが悪い。わざと声帯の声優さんが同じにされてるから仕方ないか…
もっとも、不幸と言っても戦場でガチで周囲に不幸を押し付けているような描かれ方をされることはほとんどない。
雪風の幸運に皆が助けられることだってしばしばあるので、その辺はどっこいどっこいだろう。

幸運と言えば、公式家具として机に「麻雀卓」があることから二次でも艦娘麻雀が描かれることがある。よくネタにされるが執務室とは一体
運が絡むゲームなので、やはり雪風はその中でも最強の一角として時雨など他の幸運艦と共に君臨しているのが定番。
脱衣麻雀!ヨイデワナイカ・パッション重点!フィーヒヒヒ!と調子こいてる提督=サンを大破させる存在である。
またこうした場面では扶桑姉妹も「配牌が悪すぎるため国士無双や十三不塔を出す」という麻雀漫画キャラみたいな扱いになる事があるので、卓上ではむしろ補完し合う面もある。

スペックの面で近いや恰好がどっちもエロい事やデザイナー繋がりからか、雪風島風の絡みというのも珍しくない。
そうしたイラストを見て提督を志した紳士も存在することと思われる。なおレアリティからくるコレクションのし辛さ。
史実絡みのキャラ関係性が増えてからは減少した感もあるが、それでも過去絵を含めた総量は結構なものがある。
公式4コマでもある事情というか雪風のうるさすぎる寝言のせいで初風との相部屋を解消した雪風がルームメイトになったのはぼっちなのが寂しくて仕方ない島風だった。
後述の事情でルームメイトを解消した後もイベント回では一緒に出撃している事が多く、仲の良さは変わっていない模様。

史実での第16駆逐隊における組み合わせから時津風・初風・天津風との組み合わせ、第17駆逐隊の磯風・谷風・浜風・浦風との絡みもしばしばみられる。
特に時津風は雪風と並んで幼い性格*20であるためか、しばしば雪風と組んでいる。
時津風は出撃時にも「雪風、先に行くよ」と言っていたり公式台詞でも相手を意識している事がはっきりしているのもあるだろう。
あと時津風は髪の毛が垂れ犬耳風なので、ビーバーと共にケモノ的デフォルメがしやすくそういう要素が好きな人に好まれると思われる。
なお、公式4コマでは時津風着任時に、相棒の時津風とルームメイトの島風の間で思い悩む雪風に見かねた島風が自らルームメイトを解消するという一幕があった。
まぁ、初風の陰謀で雪風・時津風と島風・天津風で相部屋となって丸く収まったのだが

他には坊の岬沖で共に戦った大和や霞や初霜などとの組み合わせもあり、大和とは概要にあるように宇宙戦艦ヤマトに同名艦が出ている事からヤマトネタでの絡みもある。
坊の岬沖組の中では、共に生還した幸運艦初霜との組み合わせ「ゆきしも」というのも。(公式4コマでもユニットネタの時に少し絡んだ)

他方、かつての大戦で生き残ったという過去は一つのトラウマらしく、その自沈に絡んだ比叡や磯風に引け目を持っているというネタは少なくない*21*22*23
中には、雪風が立ち会ってもいない沈没まで雪風立ち合いにされている公式アンソロネタも……おいやめろ
また、史実解説漫画などでもしばしば引き合いに出される。普段が明るくて純粋なだけに、史実ネタが絡むと読者の涙腺を刺激することも少なくない。
雪風で復員し、2015年に大往生を遂げた水木しげると一緒の絵も見られる。*24


追記・修正の女神のキスを感じちゃいます!!

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最終更新:2024年04月01日 22:37

*1 秋雲は陽炎型か夕雲型か説が分かれている。陽炎型に含めないなら18隻、含めるなら19隻。艦これでは陽炎型扱い。

*2 戦場に出なかったために生き残った例としてはミッドウェー以降練習空母となった鳳翔、国内で輸送に従事していた鹿島、戦時中就役で一度も戦場に出なかった葛城の例がある。

*3 このwikiでも、艦これサービス開始以前から雪風の項目は作られていたのだ。

*4 元軍人や研究者の本ではなく「真・女神転生」のシナリオライターが書いたコラムなので信憑性は保証できない。

*5 一応もう少し古いネタ元もあるにはあるが2ちゃんねるのコピペネタだったりする。

*6 雪風が第十七駆逐隊に入るのを谷風が嫌ったと言う証言。その前に雪風と谷風は同じ部隊になっていたので話が矛盾している。実際は雪風、谷風、信濃、夕暮、清波など複数のウィキペディアの記事で「雪風のせいで沈んだ」と言う印象操作を行っていたあるユーザーが証言を改竄していた。

*7 時雨など、他の生存艦・ギリギリまで生き残っていた艦にも優先的に回されていた。雪風なら、テスターとして装備を回しても、生きて帰ってきて再使用可能&使用感を伝えてくれるという信頼があったからだ。

*8 上のセリフの頭文字をとって通称yaggy。もっとも、レアレシピだとこの3人の出る可能性は雪風より低いと言われており、雪風狙いでのガッカリという可能性はあまりないことから、レシピ確立以前の風評被害が現在まで残っているのが実態である。また、Z3の建造狙いでのガッカリネタとしてもしばしば。

*9 最近この3人に秋雲が加わった。秋雲は「秋雲着任!」のためa枠に収まったのか、新しくyaggyに代わる言葉ができたりはしていない様子。

*10 と当初は検証されていたのだが、現在では単純にカットイン率に補正がかかると見られている

*11 もちろん、イベント海域だとお札こと出撃制限には注意。出撃制限対策で雪風を複数育てる提督もいる。

*12 連撃狙いなら、火力に優れた夕立改二や長波改二などが候補に挙がる。

*13 ケッコンカッコカリ後に天津風が申し訳程度にさらに下になる

*14 逆にいくらやっても引き当てられない提督を扶桑提督とよぶこともある。

*15 本家キリコに代表されるように、異能生存体はあくまで死なないだけで、倒されたり拷問を受けたりといった不幸は回避できないから、何度もボロボロになるのが定番だった。実在した駆逐艦雪風はどんな激しい戦闘でも殆ど損傷しないため、リアルがフィクションを超えている。

*16 月産勲章数が最大6個なので勲章2か月分である。

*17 最大値は改二で120まで上昇できるが、これも宗谷の改装後の姿や、Grecale改などが上回る。

*18 「停電した後の酒場の大騒ぎ」(アメリカ軍司令官評)に例えられた第三次ソロモン海戦の激闘、嘗て艦これwikiで「艦これ提督が孔明に見えるくらいのアホな作戦」とまで言われたダンピール海峡の悲劇(ビスマルク海海戦)、「一億総特攻の魁となって死ね」と命令された坊ノ岬沖海戦など、無茶苦茶な任務に何度も投入された挙句、妹の時津風や磯風、僚艦の比叡や朝潮を次々沈没させられ、その生存者たちを救助するなど、雪風自身辛い事態を目の当たりにし、辛い仕事を大量にやらされている。

*19 扶桑姉妹唯一の実戦となったレイテ沖海戦に出撃するため、日本からフィリピンまで移動する航海の護衛を雪風たちが任されたくらいの絡みである。ただ米軍の空母部隊や潜水艦が活発に行動していた海域だったのに、雪風の幸運の影響か、扶桑姉妹は何事もなくスイスイ突破できたとか。

*20 時津風も「しれぇ」呼びである。

*21 比叡の自沈については雪風が関与したかどうか説が分かれる。海軍の戦闘記録と戦場にいた兵の証言では比叡の注水弁開放による自沈とあり、戦場にいなかった海軍参謀と「比叡艦長が戦後唯一自分の取材に応じた」と主張した漫画原作者の著書では雪風が魚雷で沈めたとある。ただし海軍参謀は後に自説を注水弁開放へと翻した。

*22 ちなみに磯風の時は砲撃で沈めようとしたが戦闘の影響で照準器の方位盤と船の平衡が狂ってしまい命中せず。水雷長から「近すぎて深度調整できないから魚雷は当たらない」と言われたものの、照準器が壊れたのなら止むを得ないと魚雷を発射したがやはり外れ。そこで砲術長が照準の狂いを計算しながら的を合わせて主砲で磯風の魚雷を撃ち抜き撃沈させた。雪風側の事情を知らない磯風の砲兵は「俺たちに任せれば一発で命中するのだが」と胸中で思ったとか。照準が狂った砲で正しく的を狙ったから逆に外れたのだが。

*23 更にこの磯風砲兵によると、磯風乗員の間で「決死隊を磯風に戻らせて弾薬庫を自爆させる」案が検討されたらしい。 日本軍にも時限爆破の考えや時限信管の実用技術はあったが、この時磯風の士官が準備したのは30㎝程の導火線とマッチで、決死隊は死を覚悟したという。結局実行されずに済んだものの、集められた決死隊は総勢8名。磯風の操舵兵によれば、佐世保に帰った後の磯風生存者は、一般兵と士官に別れて固まり、口も聞かないほど嫌いあったというが、理由は察するに余りある。

*24 雪風の除籍日時は諸説あるが、その一つが11月30日。奇しくも水木しげるの命日であったため、「水木先生は雪風に乗っていった」と評する人たちも結構いた。